JPH03539A - 車両用無段変速機の変速比制御装置 - Google Patents
車両用無段変速機の変速比制御装置Info
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- JPH03539A JPH03539A JP13407889A JP13407889A JPH03539A JP H03539 A JPH03539 A JP H03539A JP 13407889 A JP13407889 A JP 13407889A JP 13407889 A JP13407889 A JP 13407889A JP H03539 A JPH03539 A JP H03539A
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Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、車両用無段変速機の変速比制御装置に関する
ものである。
ものである。
従来の技術
エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する無
段変速機を備えた車両が知られている。
段変速機を備えた車両が知られている。
このような車両においては、たとえば、特開昭59−1
44850号に記載されているように、車両のスロット
ル弁開度と車速に基づいて決定された目標入力軸回転速
度と、無段変速機の入力軸回転速度とが一致するように
変速比が制御される。
44850号に記載されているように、車両のスロット
ル弁開度と車速に基づいて決定された目標入力軸回転速
度と、無段変速機の入力軸回転速度とが一致するように
変速比が制御される。
これにより、最適曲線に沿ってエンジンが作動させられ
、高い燃費率が得られるようになっている。
、高い燃費率が得られるようになっている。
ところで、上記無段変速機を備えた車両においては、特
開昭59−73651号に記載されているように、再発
進時の駆動力を得るために、車両の制動停止に際しては
無段変速機の変速比が最減速側へ変化させられるように
なっている。このため、路面摩擦係数が小さい走行路に
おける再発進時には、車輪の駆動トルクが大き過ぎて車
輪の空転(スリップ)が発生するので、たとえば圧雪路
などではその車輪の空転により路面摩擦係数が′極端に
小さくなったり、或いは路面が掘れて路面状態が変化し
、車両の再発進が困難となる場合があった。
開昭59−73651号に記載されているように、再発
進時の駆動力を得るために、車両の制動停止に際しては
無段変速機の変速比が最減速側へ変化させられるように
なっている。このため、路面摩擦係数が小さい走行路に
おける再発進時には、車輪の駆動トルクが大き過ぎて車
輪の空転(スリップ)が発生するので、たとえば圧雪路
などではその車輪の空転により路面摩擦係数が′極端に
小さくなったり、或いは路面が掘れて路面状態が変化し
、車両の再発進が困難となる場合があった。
発明が解決すべき課題
上記のような無段変速機の制御装置に対し、駆動輪およ
び非駆動輪の回転速度差の変化率を検出し、その変化率
が所定以上の場合には無段変速機の変速比を増速側へ変
化させるようにした制御装置が提案されている。たとえ
ば本出願人が先に出願し且つ公開された特開昭62−2
92535号に記載されたものがそれである。しかしな
がら、このような制御装置においても、車両の再発進時
には変速比が最減速側から変化させられるとともに、実
際に駆動輪のスリップが発生しないと変速比が増速側へ
変化させられないため、圧雪路などにおける車両の再発
進に際しては、駆動輪の空転により路面摩擦係数が極端
に小さくなったり、或いは路面が掘れて路面状態が変化
し、再発進が困難となる場合があった。
び非駆動輪の回転速度差の変化率を検出し、その変化率
が所定以上の場合には無段変速機の変速比を増速側へ変
化させるようにした制御装置が提案されている。たとえ
ば本出願人が先に出願し且つ公開された特開昭62−2
92535号に記載されたものがそれである。しかしな
がら、このような制御装置においても、車両の再発進時
には変速比が最減速側から変化させられるとともに、実
際に駆動輪のスリップが発生しないと変速比が増速側へ
変化させられないため、圧雪路などにおける車両の再発
進に際しては、駆動輪の空転により路面摩擦係数が極端
に小さくなったり、或いは路面が掘れて路面状態が変化
し、再発進が困難となる場合があった。
本発明者は上記の事情を背景として種々検討を重ねるう
ち、アンチロックブレーキ装置を備えた車両においては
、制動中にアンチロックブレーキ作動が行われている状
態、すなわち車輪のスリップ率が所定の範囲内となるよ
うに制動液圧が制御されている状態では、車両の減速度
と路面の摩擦係数とが一定の関係にあること、およびア
ンチロックブレーキ作動中の車両減速度から路面摩擦係
数に応じた車両再発進時の駆動力を得るための変速比が
決定され得ることを見出した。本発明は、かかる知見に
基づき為されたものであり、その目的とするところは、
路面摩擦係数が小さい走行路において車両が制動停止さ
せられた後、その路面摩擦係数に適した駆動トルクによ
って車両を容易に再発進させることができる車両用無段
変速機の変速比制御装置を提供することにある。
ち、アンチロックブレーキ装置を備えた車両においては
、制動中にアンチロックブレーキ作動が行われている状
態、すなわち車輪のスリップ率が所定の範囲内となるよ
うに制動液圧が制御されている状態では、車両の減速度
と路面の摩擦係数とが一定の関係にあること、およびア
ンチロックブレーキ作動中の車両減速度から路面摩擦係
数に応じた車両再発進時の駆動力を得るための変速比が
決定され得ることを見出した。本発明は、かかる知見に
基づき為されたものであり、その目的とするところは、
路面摩擦係数が小さい走行路において車両が制動停止さ
せられた後、その路面摩擦係数に適した駆動トルクによ
って車両を容易に再発進させることができる車両用無段
変速機の変速比制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
斯る目的を達成するための本発明の要旨とするところは
、エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
無段変速機と、車両の制動操作に関連して車輪のスリッ
プ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を
自動的に増減するアンチロックブレーキ装置とを備えた
車両において、咳アンチロックブレーキ装置作動中に前
記無段変速機の変速比を制御するための車両用無段変速
機の変速比制御装置であって、(a)前記アンチロック
ブレーキ装置の作動中において前記車両の減速度を検出
する減速度検出手段と、(b)再発進時に路面摩擦係数
に適した車両駆動力を得るための限界変速比と前記減速
度との間の予め求められた関係から、前記減速度検出手
段により検出された実際の減速度に基づいて限界変速比
を求める限界変速比決定手段と、(C)その限界変速比
決定手段により決定された限界変速比となるように前記
無段変速機の変速比を変化させる変速比制御手段とを、
含むことにある。
、エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
無段変速機と、車両の制動操作に関連して車輪のスリッ
プ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を
自動的に増減するアンチロックブレーキ装置とを備えた
車両において、咳アンチロックブレーキ装置作動中に前
記無段変速機の変速比を制御するための車両用無段変速
機の変速比制御装置であって、(a)前記アンチロック
ブレーキ装置の作動中において前記車両の減速度を検出
する減速度検出手段と、(b)再発進時に路面摩擦係数
に適した車両駆動力を得るための限界変速比と前記減速
度との間の予め求められた関係から、前記減速度検出手
段により検出された実際の減速度に基づいて限界変速比
を求める限界変速比決定手段と、(C)その限界変速比
決定手段により決定された限界変速比となるように前記
無段変速機の変速比を変化させる変速比制御手段とを、
含むことにある。
作用および発明の効果
このようにすれば、限界変速比決定手段において、再発
進時に路面摩擦係数に適した車両駆動力を得るための限
界変速比と前記減速度との間の予め求められた関係から
、前記減速度検出手段により検出された実際の減速度に
基づいて限界変速比が求められると、変速比制御手段に
よってその限界変速比となるように無段変速機の変速比
が変化させられる。このため、車両の制動停止後におい
ては無段変速機の変速比は上記限界変速比とされるとと
もに、車両再発進時においてはその限界変速比にて駆動
力が伝達される。前述のように、車輪のスリップ率が所
定の範囲内となるように制動液圧が制御されている状態
においては車両の減速度と路面の摩擦係数とが一定の関
係にあることから、上記限界変速比は、制動時において
アンチロックブレーキ作動によりスリップ率が制御され
る程の低い路面摩擦係数の路面において、車両のスリッ
プが発生しないような車両駆動力によって再発進し得る
ように決定される。したがって、路面摩擦係数に適した
駆動トルクによって車両を容易に再発進させることがで
きるのである。
進時に路面摩擦係数に適した車両駆動力を得るための限
界変速比と前記減速度との間の予め求められた関係から
、前記減速度検出手段により検出された実際の減速度に
基づいて限界変速比が求められると、変速比制御手段に
よってその限界変速比となるように無段変速機の変速比
が変化させられる。このため、車両の制動停止後におい
ては無段変速機の変速比は上記限界変速比とされるとと
もに、車両再発進時においてはその限界変速比にて駆動
力が伝達される。前述のように、車輪のスリップ率が所
定の範囲内となるように制動液圧が制御されている状態
においては車両の減速度と路面の摩擦係数とが一定の関
係にあることから、上記限界変速比は、制動時において
アンチロックブレーキ作動によりスリップ率が制御され
る程の低い路面摩擦係数の路面において、車両のスリッ
プが発生しないような車両駆動力によって再発進し得る
ように決定される。したがって、路面摩擦係数に適した
駆動トルクによって車両を容易に再発進させることがで
きるのである。
実施例
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図において、エンジン10の回転は、ロックアツプ
クラッチを備えたフルードカップリング12を介してベ
ルト式無段変速機(以下、CVTという)14へ伝達さ
れ、このCVT14により無段階に変速された後、図示
しない前後進切替装置および差動歯車装置を介して左右
の駆動輪(前輪)16および18へ伝達されるようにな
っている。
クラッチを備えたフルードカップリング12を介してベ
ルト式無段変速機(以下、CVTという)14へ伝達さ
れ、このCVT14により無段階に変速された後、図示
しない前後進切替装置および差動歯車装置を介して左右
の駆動輪(前輪)16および18へ伝達されるようにな
っている。
上記CVT14は、フルードカップリング12を介して
エンジン10に連結された入力軸と、前後進切替装置お
よび差動歯車装置を介して左右の駆動輪16および18
に連結された出力軸と、それら入力軸および出力軸にそ
れぞれ設けられた有効径が可変な一対の可変プーリ2o
および22と、それら一対の可変プーリ20および22
に巻き掛けられた伝動ベルト24とを備えている。この
ため、CVT用油圧制御回路26内の変速制御弁によっ
て、一対の可変プーリ20および22に挟圧力(推力)
をそれぞれ付与する一対の油圧シリンダの一方へ作動油
を供給し、且つ他方から作動油を排出させることにより
、変速比が変化させられるようになっている。
エンジン10に連結された入力軸と、前後進切替装置お
よび差動歯車装置を介して左右の駆動輪16および18
に連結された出力軸と、それら入力軸および出力軸にそ
れぞれ設けられた有効径が可変な一対の可変プーリ2o
および22と、それら一対の可変プーリ20および22
に巻き掛けられた伝動ベルト24とを備えている。この
ため、CVT用油圧制御回路26内の変速制御弁によっ
て、一対の可変プーリ20および22に挟圧力(推力)
をそれぞれ付与する一対の油圧シリンダの一方へ作動油
を供給し、且つ他方から作動油を排出させることにより
、変速比が変化させられるようになっている。
また、上記前後進切替装置は、遊星歯車機構、前進用ク
ラッチ、および後進用ブレーキを備えており、図示しな
いシフトレバ−のDレンジなどの前進レンジまたはRレ
ンジへの操作に連動して、前進用クラッチまたは後進用
ブレーキが選択的に作動させられることにより、車両が
前進または後進させられるようになっている。また、上
記シフトレバ−がPレンジ或いはNレンジへ操作されて
上記前進用クラッチおよび後進用ブレーキが共に作動さ
せられない場合には、前後進切替装置内における動力伝
達が遮断されるようになっている。
ラッチ、および後進用ブレーキを備えており、図示しな
いシフトレバ−のDレンジなどの前進レンジまたはRレ
ンジへの操作に連動して、前進用クラッチまたは後進用
ブレーキが選択的に作動させられることにより、車両が
前進または後進させられるようになっている。また、上
記シフトレバ−がPレンジ或いはNレンジへ操作されて
上記前進用クラッチおよび後進用ブレーキが共に作動さ
せられない場合には、前後進切替装置内における動力伝
達が遮断されるようになっている。
エンジン10に対する要求出力を検出するためのスロッ
トルセンサ30からはスロットル弁開度θいを表す信号
が、車体の減速度或いは加速度を検出するためのGセン
サ32からは車体の減速度αを表す信号がそれぞれCV
T制御装置34へ供給されている。また、CVT14の
入力軸回転速度およびCVT14の出力軸回転速度が回
転センサによって検出され、CVT制御装置34へ供給
される。このCV T I+御装置34は、CPU、R
OM、RAMを含む所謂マイクロコンピュータであって
、そのCPUはRAMの記憶機能を利用しつつ予めRO
Mに記憶されたプログラムに従って5人力体号を処理し
、図示しないCVT用油圧制御回路にロックアツプクラ
ッチの係合状態、CVT14の変速比などを制御させる
。
トルセンサ30からはスロットル弁開度θいを表す信号
が、車体の減速度或いは加速度を検出するためのGセン
サ32からは車体の減速度αを表す信号がそれぞれCV
T制御装置34へ供給されている。また、CVT14の
入力軸回転速度およびCVT14の出力軸回転速度が回
転センサによって検出され、CVT制御装置34へ供給
される。このCV T I+御装置34は、CPU、R
OM、RAMを含む所謂マイクロコンピュータであって
、そのCPUはRAMの記憶機能を利用しつつ予めRO
Mに記憶されたプログラムに従って5人力体号を処理し
、図示しないCVT用油圧制御回路にロックアツプクラ
ッチの係合状態、CVT14の変速比などを制御させる
。
たとえば、CVT制御装置34において、C■T14に
関しては、上記CVT14の出力軸回転速度から駆動輪
車速Vが算出される一方、燃費および運転性能を考慮し
た最適曲線に沿ってエンジン10を作動させるための予
め記憶された関係から、実際のスロットル弁開度θいお
よび車速■に基づいて目標エンジン回転速度値N =
n が決定され、この目標エンジン回転速度値N i
n と実際の入力軸回転速度N i hとが一致す
るようにCVTI4の変速比が調節される。或いは、入
力軸回転速度N i nおよび出力軸回転速度N。ut
から実際のCVT14の変速比R(=N、、、/N、、
t)が算出された後、最適曲線に沿ってエンジン10を
作動させるための予め記憶された関係から、実際のスロ
ットル弁開度θいおよび車速■に基づいて目標変速比R
′″が決定され、この目標変速比R”と実際の変速比R
とが一致するようにCVT14の変速比が調節される。
関しては、上記CVT14の出力軸回転速度から駆動輪
車速Vが算出される一方、燃費および運転性能を考慮し
た最適曲線に沿ってエンジン10を作動させるための予
め記憶された関係から、実際のスロットル弁開度θいお
よび車速■に基づいて目標エンジン回転速度値N =
n が決定され、この目標エンジン回転速度値N i
n と実際の入力軸回転速度N i hとが一致す
るようにCVTI4の変速比が調節される。或いは、入
力軸回転速度N i nおよび出力軸回転速度N。ut
から実際のCVT14の変速比R(=N、、、/N、、
t)が算出された後、最適曲線に沿ってエンジン10を
作動させるための予め記憶された関係から、実際のスロ
ットル弁開度θいおよび車速■に基づいて目標変速比R
′″が決定され、この目標変速比R”と実際の変速比R
とが一致するようにCVT14の変速比が調節される。
変速比R1入力軸回転速度N i n、および車速Vに
対応する出力軸回転速度N。utO間には、R=Nい/
Noutなる関係があるから、上記の前者の制御と後者
の制御とは実質的に同じである。
対応する出力軸回転速度N。utO間には、R=Nい/
Noutなる関係があるから、上記の前者の制御と後者
の制御とは実質的に同じである。
一方、本実施例の車両には、制動操作に関連して車輪の
スリップ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ
液圧を自動的に調節するアンチロツクブレーキ装置が設
けられている。すなわち、車両の左右の前輪16および
1日と左右の後輪36および38とには、それぞれの回
転速度を検出するための車輪回転センサ40.42.4
4.46が設けられており、それら車輪回転センサ40
.42.44.46からは各車輪16.18.36.3
8の回転速度を表す信号SRI、SR2、SR3、SR
4がABS制御装置48へ供給されている。また、その
A B S flilJ御装置48には、ブレーキペダ
ル50の操作を表す信号SBがブレーキセンサ52から
供給されている。ABS制御装置48も、CPUSRO
M、RAMを含む所謂マイクロコンピュータであって、
そのCPUはRAMの記′憶機能を利用しつつ予めRO
Mに記憶されたプログラムに従って入力信号を処理する
。上記CPUは、例えば推定車体速度■SΦを算出する
とともに、この推定車体速度■SΦに対応する車輪回転
速度と制動時の各車輪の実際の回転速度とからスリップ
率を算出し、そのスリップ率が所定の範囲内となるよう
にABS用油圧制御回路54を作動させる。上記所定の
範囲とは、路面摩擦係数μが大きく且つコーナリングフ
ォースも確保できる予め定められた領域である。よく知
られているように、ABS用油圧制御回路54は、ポン
プ、ダンパ、リザーバ、制御弁などを備えて、マスクシ
リンダ56と各車輪に設けられたホイールシリンダ60
.62.64.66との間に配置され、ABS制御装置
48からの指令に従って各ホイールシリンダ60.62
.64.66への油圧を減圧、増圧、或いは保持するこ
とにより各車輪の制動力をそれぞれ調節するように構成
されている。
スリップ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ
液圧を自動的に調節するアンチロツクブレーキ装置が設
けられている。すなわち、車両の左右の前輪16および
1日と左右の後輪36および38とには、それぞれの回
転速度を検出するための車輪回転センサ40.42.4
4.46が設けられており、それら車輪回転センサ40
.42.44.46からは各車輪16.18.36.3
8の回転速度を表す信号SRI、SR2、SR3、SR
4がABS制御装置48へ供給されている。また、その
A B S flilJ御装置48には、ブレーキペダ
ル50の操作を表す信号SBがブレーキセンサ52から
供給されている。ABS制御装置48も、CPUSRO
M、RAMを含む所謂マイクロコンピュータであって、
そのCPUはRAMの記′憶機能を利用しつつ予めRO
Mに記憶されたプログラムに従って入力信号を処理する
。上記CPUは、例えば推定車体速度■SΦを算出する
とともに、この推定車体速度■SΦに対応する車輪回転
速度と制動時の各車輪の実際の回転速度とからスリップ
率を算出し、そのスリップ率が所定の範囲内となるよう
にABS用油圧制御回路54を作動させる。上記所定の
範囲とは、路面摩擦係数μが大きく且つコーナリングフ
ォースも確保できる予め定められた領域である。よく知
られているように、ABS用油圧制御回路54は、ポン
プ、ダンパ、リザーバ、制御弁などを備えて、マスクシ
リンダ56と各車輪に設けられたホイールシリンダ60
.62.64.66との間に配置され、ABS制御装置
48からの指令に従って各ホイールシリンダ60.62
.64.66への油圧を減圧、増圧、或いは保持するこ
とにより各車輪の制動力をそれぞれ調節するように構成
されている。
そして、各車輪16.18.36.38の実際の回転速
度を表す信号SRI、SR2、SR3、SR4、ABS
制御作動中を表す信号5AIS、およびブレーキ操作中
を表す信号SBが、上記ABS制御装置48からCVT
制御装置34へ供給されている。
度を表す信号SRI、SR2、SR3、SR4、ABS
制御作動中を表す信号5AIS、およびブレーキ操作中
を表す信号SBが、上記ABS制御装置48からCVT
制御装置34へ供給されている。
以下、上記CVT制御装置34およびABS制御装置4
8の作動の要部を、第2図のフローチャートに従って説
明する。
8の作動の要部を、第2図のフローチャートに従って説
明する。
第2図は、CVT制御装置34において所定の周期、た
とえば8ms周期で繰り返し実行されるルーチンを示し
ている。先ず、図示しないステップにおいて、回転速度
を表す信号SRI、SR2から、前輪16.18の回転
速度(駆動輪速度)、および実際の車速(駆動輪車速)
■が算出されるとともに、回転速度を表す信号SR3、
SR4から後輪36.38の回転速度(非駆動輪速度)
が算出される。ステップS1においては、燃費率および
運転性を考慮した最適曲線に沿ってエンジン10を作動
させるために予め記憶された関係から、実際の車速■お
よびスロットル弁開度θいに基づいて基本変速比R13
1!が決定される。第3図は、上記関係を示すデータマ
ツプの一例を示している。
とえば8ms周期で繰り返し実行されるルーチンを示し
ている。先ず、図示しないステップにおいて、回転速度
を表す信号SRI、SR2から、前輪16.18の回転
速度(駆動輪速度)、および実際の車速(駆動輪車速)
■が算出されるとともに、回転速度を表す信号SR3、
SR4から後輪36.38の回転速度(非駆動輪速度)
が算出される。ステップS1においては、燃費率および
運転性を考慮した最適曲線に沿ってエンジン10を作動
させるために予め記憶された関係から、実際の車速■お
よびスロットル弁開度θいに基づいて基本変速比R13
1!が決定される。第3図は、上記関係を示すデータマ
ツプの一例を示している。
このような関係を用いる場合には、補間計算により上記
基本変速比R□、が求められる。
基本変速比R□、が求められる。
次いで、ステップS2においてブレーキ操作中であるか
否かが信号SBに従って判断されるとともに、ステップ
S3においてアンチロックブレーキ作動中であるか否か
が信号5AIISに従って判断される。ブレーキ操作中
であり且つアンチロックブレーキ作動中でない場合には
、ステップS4において限界変速比RLIMが最減速側
の値、たとえば2.5とされる。しかし、上記ステップ
S2およびS3において、ブレーキ操作中であり且つア
ンチロックブレーキ作動中であると判断された場合には
、ステップS5において車体の減速度αがGセンサから
の信号に従って検出された後、ステップS6において第
4図に示すデータマツプから上記車体の減速度αに基づ
いて限界変速比RLIMが求められる。第4図は、実験
的に求められたものであって、アンチロックブレーキ作
動中における減速度αと、その減速度αを発生させる路
面摩擦係数を有する走行路において、スロットル全開と
したときでも駆動輪16.18のスリップがそれ程発生
しないような車両駆動力を駆動輪16.18へ伝達する
限界変速比RLI1.Iとの関係を示している。本実施
例では、アンチロックブレーキ作動中においては、路面
摩擦係数が小さくなる程車体の減速度が小さくなる事実
を利用して、路面摩擦係数が小さくなるに従って、限界
変速比RLIMを小さい値、換言すれば増速側の値とす
ることにより、車両再発進時の駆動輪のスリップを抑制
する。
否かが信号SBに従って判断されるとともに、ステップ
S3においてアンチロックブレーキ作動中であるか否か
が信号5AIISに従って判断される。ブレーキ操作中
であり且つアンチロックブレーキ作動中でない場合には
、ステップS4において限界変速比RLIMが最減速側
の値、たとえば2.5とされる。しかし、上記ステップ
S2およびS3において、ブレーキ操作中であり且つア
ンチロックブレーキ作動中であると判断された場合には
、ステップS5において車体の減速度αがGセンサから
の信号に従って検出された後、ステップS6において第
4図に示すデータマツプから上記車体の減速度αに基づ
いて限界変速比RLIMが求められる。第4図は、実験
的に求められたものであって、アンチロックブレーキ作
動中における減速度αと、その減速度αを発生させる路
面摩擦係数を有する走行路において、スロットル全開と
したときでも駆動輪16.18のスリップがそれ程発生
しないような車両駆動力を駆動輪16.18へ伝達する
限界変速比RLI1.Iとの関係を示している。本実施
例では、アンチロックブレーキ作動中においては、路面
摩擦係数が小さくなる程車体の減速度が小さくなる事実
を利用して、路面摩擦係数が小さくなるに従って、限界
変速比RLIMを小さい値、換言すれば増速側の値とす
ることにより、車両再発進時の駆動輪のスリップを抑制
する。
上記の関係は、この際に用いられるのである。
続くステップS7においては、上記のように決定された
基本変速比RBJEおよび限界変速比RLIHのいずれ
か小さい方の値を選択することにより目標変速比R7が
決定される。そして、ステップS8において、上記目標
変速比R3と実際の変速比Rとが一致するように、CV
T14の変速比が制御される。
基本変速比RBJEおよび限界変速比RLIHのいずれ
か小さい方の値を選択することにより目標変速比R7が
決定される。そして、ステップS8において、上記目標
変速比R3と実際の変速比Rとが一致するように、CV
T14の変速比が制御される。
しかし、前記ステップS2においてブレーキ操作中では
ないと判断された場合、換言すれば再発進を含む加速走
行あるいは定速走行中などである場合には、ステップS
9において実際のスリップ率Sが次式(1)に従って算
出された後、ステップS10においてスリップ率Sが所
定の判断基準値、たとえばr 0.14以上であるか否
かが判断される。
ないと判断された場合、換言すれば再発進を含む加速走
行あるいは定速走行中などである場合には、ステップS
9において実際のスリップ率Sが次式(1)に従って算
出された後、ステップS10においてスリップ率Sが所
定の判断基準値、たとえばr 0.14以上であるか否
かが判断される。
S=(駆動輪速度−非駆動輪速度)
/非駆動輪速度 ・・・(1)
上記所定の判断基準値は、駆動輪16.18がスリップ
しているか否かを判断するためのものである。ステップ
SIOにおいてスリップ率Sがro、IJ以上でないと
判断された場合、すなわち、駆動輪16.18がスリッ
プしていないと判断された場合には、ステップ311に
おいて、それまでの限界変速比RLIM(i−11の値
に所定値、たとえばro、oIJが加えられることによ
り限界変速比RLIDが減速側へ変化させられた後、前
記ステップ37以下が実行される。このため、そのよう
なフローの繰り返しにより、車両の再発進時において駆
動輪16.18のスリップが発生していない状態では、
限界変速比RLIMが急速に減速側へ変化させられて、
充分な車両の駆動力が得られることになる。
しているか否かを判断するためのものである。ステップ
SIOにおいてスリップ率Sがro、IJ以上でないと
判断された場合、すなわち、駆動輪16.18がスリッ
プしていないと判断された場合には、ステップ311に
おいて、それまでの限界変速比RLIM(i−11の値
に所定値、たとえばro、oIJが加えられることによ
り限界変速比RLIDが減速側へ変化させられた後、前
記ステップ37以下が実行される。このため、そのよう
なフローの繰り返しにより、車両の再発進時において駆
動輪16.18のスリップが発生していない状態では、
限界変速比RLIMが急速に減速側へ変化させられて、
充分な車両の駆動力が得られることになる。
しかし、上記ステップSIOにおいてスリップ率Sがr
O,I 4以上であると判断された場合、すなわち、
駆動輪16.18がスリップしていると判断された場合
には、ステップ311が実行されることなくステップS
7以下が実行される。これにより、基本変速比Rll5
Eおよび限界変速比RLIMのいずれか小さい方の変速
比にて動力が伝達されるので、制動停止後の再発進時に
おいてスロットルが全開操作状態となっても、駆動輪1
6.18のスリップをそれ程発生させることなく車両を
容易に再発進させることができる。
O,I 4以上であると判断された場合、すなわち、
駆動輪16.18がスリップしていると判断された場合
には、ステップ311が実行されることなくステップS
7以下が実行される。これにより、基本変速比Rll5
Eおよび限界変速比RLIMのいずれか小さい方の変速
比にて動力が伝達されるので、制動停止後の再発進時に
おいてスロットルが全開操作状態となっても、駆動輪1
6.18のスリップをそれ程発生させることなく車両を
容易に再発進させることができる。
上記のように、本実施例によれば、限界変速比決定手段
に対応するステップS6において、再発進時に路面摩擦
係数に適した車両駆動力を得るための限界変速比RLI
Mと減速度αとの間の予め求められた関係から、車体減
速度検出手段に対応するステップS5によって検出され
た実際の減速度に基づいて限界変速比RLl、4が求め
られ、変速比制御手段に対応するステップS8により上
記限界変速比RLIMとなるようにCVT14の変速比
Rが変化させられる。このため、車両の制動停止後にお
いては、無段変速機の変速比は上記限界変速比とされる
とともに、車両再発進時においてはその限界変速比にて
駆動力が伝達される。前述のように、車輪のスリップ率
が所定の範囲内となるように制動液圧が制御されている
状態においては車両の減速度と路面の摩擦係数とが一定
の関係にあることから、上記限界変速比は、制動時にお
いてアンチロックブレーキ作動によりスリップ率が制御
される程の低い路面摩擦係数の路面において、車両のス
リップが発生しないような車両駆動力によって再発進し
得るように決定される。したがって、路面摩擦係数に適
した駆動トルクによって車両を容易に再発進させること
ができるのである。
に対応するステップS6において、再発進時に路面摩擦
係数に適した車両駆動力を得るための限界変速比RLI
Mと減速度αとの間の予め求められた関係から、車体減
速度検出手段に対応するステップS5によって検出され
た実際の減速度に基づいて限界変速比RLl、4が求め
られ、変速比制御手段に対応するステップS8により上
記限界変速比RLIMとなるようにCVT14の変速比
Rが変化させられる。このため、車両の制動停止後にお
いては、無段変速機の変速比は上記限界変速比とされる
とともに、車両再発進時においてはその限界変速比にて
駆動力が伝達される。前述のように、車輪のスリップ率
が所定の範囲内となるように制動液圧が制御されている
状態においては車両の減速度と路面の摩擦係数とが一定
の関係にあることから、上記限界変速比は、制動時にお
いてアンチロックブレーキ作動によりスリップ率が制御
される程の低い路面摩擦係数の路面において、車両のス
リップが発生しないような車両駆動力によって再発進し
得るように決定される。したがって、路面摩擦係数に適
した駆動トルクによって車両を容易に再発進させること
ができるのである。
第5図のCVT制御装W34内には、上記車体減速度検
出手段、限界変速比決定手段、変速比制御手段にそれぞ
れ対応する機能ブロック68.701.72が示されて
いる。
出手段、限界変速比決定手段、変速比制御手段にそれぞ
れ対応する機能ブロック68.701.72が示されて
いる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。
第5図において、車両の傾斜角を検出してその傾斜角θ
を表す信号をCVT制御装置34へ供給する傾斜角セン
サ74が設けられている。本実施例のCVT制御装置3
4では、限界変速比RL1.4の決定に際して車両の走
行路の勾配、すなわち車両の傾斜角θを考慮に入れるた
めに、第6図のフローチャートに示すように、前述の実
施例のステップS6に替えて、ステップS12乃至31
5が設けられている。すなわち、ステップS12におい
ては、車両の実際の傾斜角θが傾斜角センサ74からの
信号に基づいて検出された後、ステップS13において
、たとえば第7図に示す予め記憶された関係から実際の
傾斜角θに基づいて減速度補正量αSが決定される。車
体傾斜角θは、それが零であるときには車両の減速度或
いは加速度に影響を与えないが、第8図に示すように、
正または負であるときには重力の作用により次式(2)
に示す減速方向または加速方向の勾配抵抗Rsが発生し
、この勾配抵抗Rsに対応する減速度αの変化量αSは
次式(3)のようになるので、第7図は、θが小さい範
囲において(3)式の関係を近似的に示している。車体
傾斜角θに関連して発生する上記減速度変化量αSを車
輪の回転に基づいて実測された車両減速度αから差し引
くことにより、アンチスキッドブレーキ作動中における
路面摩擦係数に対応した減速度αを求めることができる
。
を表す信号をCVT制御装置34へ供給する傾斜角セン
サ74が設けられている。本実施例のCVT制御装置3
4では、限界変速比RL1.4の決定に際して車両の走
行路の勾配、すなわち車両の傾斜角θを考慮に入れるた
めに、第6図のフローチャートに示すように、前述の実
施例のステップS6に替えて、ステップS12乃至31
5が設けられている。すなわち、ステップS12におい
ては、車両の実際の傾斜角θが傾斜角センサ74からの
信号に基づいて検出された後、ステップS13において
、たとえば第7図に示す予め記憶された関係から実際の
傾斜角θに基づいて減速度補正量αSが決定される。車
体傾斜角θは、それが零であるときには車両の減速度或
いは加速度に影響を与えないが、第8図に示すように、
正または負であるときには重力の作用により次式(2)
に示す減速方向または加速方向の勾配抵抗Rsが発生し
、この勾配抵抗Rsに対応する減速度αの変化量αSは
次式(3)のようになるので、第7図は、θが小さい範
囲において(3)式の関係を近似的に示している。車体
傾斜角θに関連して発生する上記減速度変化量αSを車
輪の回転に基づいて実測された車両減速度αから差し引
くことにより、アンチスキッドブレーキ作動中における
路面摩擦係数に対応した減速度αを求めることができる
。
Rs=’tM−sin θ −・・(2)αs
= Rs / W =sin θζθ ・・・(3)そして、ステ
ップS14においては、ステップS5にて求められた実
際の減速度αからステップ313にて決定された減速度
補正値αSを差し弓くことにより補正後の減速度α゛が
求められ、ステップS15において、前述のステップS
6と同様に限界変速比RLIMが求められる。
= Rs / W =sin θζθ ・・・(3)そして、ステ
ップS14においては、ステップS5にて求められた実
際の減速度αからステップ313にて決定された減速度
補正値αSを差し弓くことにより補正後の減速度α゛が
求められ、ステップS15において、前述のステップS
6と同様に限界変速比RLIMが求められる。
本実施例によれば、前述の実施例の効果に加えて、アン
チスキッドブレーキ作動中における路面摩擦係数に対応
した減速度が、車体の傾斜角θに拘わらず正確に求めら
れるので、正確な限界変速比RLIMが車両の再発進時
に得られる利点がある。
チスキッドブレーキ作動中における路面摩擦係数に対応
した減速度が、車体の傾斜角θに拘わらず正確に求めら
れるので、正確な限界変速比RLIMが車両の再発進時
に得られる利点がある。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても適用される。
本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、第4図に示す関係
からアンチロックブレーキ作動中における減速度αに基
づいて限界変速比RLIMが求められていたが、アンチ
ロックブレーキ作動中の減速度と路面摩擦係数との関係
から実際の減速度に基づいて路面摩擦係数が一旦求めら
れ、その路面摩擦係数と限界変速比RLIDとの関係か
ら上記により求められた路面摩擦係数に基づいて眼界変
速比RLIMが求められてもよい。
からアンチロックブレーキ作動中における減速度αに基
づいて限界変速比RLIMが求められていたが、アンチ
ロックブレーキ作動中の減速度と路面摩擦係数との関係
から実際の減速度に基づいて路面摩擦係数が一旦求めら
れ、その路面摩擦係数と限界変速比RLIDとの関係か
ら上記により求められた路面摩擦係数に基づいて眼界変
速比RLIMが求められてもよい。
また、前述の実施例では、ステップS5において車体の
減速度αがGセンサからの信号に従って検出されている
が、前輪16.18および後輪36.38のうちの最も
高い車輪回転速度から良く知られた方法によって制動時
の推定車速を算出し、この推定車速の変化から車体減速
度を算出してもよいし、超音波などの反射波のドツプラ
効果を利用して対地速度を検出する車体速度センサによ
り車両の実際の減速度を検出してもよいのである。
減速度αがGセンサからの信号に従って検出されている
が、前輪16.18および後輪36.38のうちの最も
高い車輪回転速度から良く知られた方法によって制動時
の推定車速を算出し、この推定車速の変化から車体減速
度を算出してもよいし、超音波などの反射波のドツプラ
効果を利用して対地速度を検出する車体速度センサによ
り車両の実際の減速度を検出してもよいのである。
また、前述の実施例では、エンジン10に対する要求出
力を検出するためにスロットルセンサ30が用いられて
いたが、それに替えて、アクセルペダルの操作量を直接
検出するセンサや、ディーゼルエンジンを搭載した車両
においては燃料噴射ポンプのガバナに設けられたコント
ロールレバーの変位を直接検出するセンサが設けられて
いてもよいのである。
力を検出するためにスロットルセンサ30が用いられて
いたが、それに替えて、アクセルペダルの操作量を直接
検出するセンサや、ディーゼルエンジンを搭載した車両
においては燃料噴射ポンプのガバナに設けられたコント
ロールレバーの変位を直接検出するセンサが設けられて
いてもよいのである。
また、前述の実施例のCVT14はベルト式無段変速機
であったが、他の形式の無段変速機であってもよいので
ある。
であったが、他の形式の無段変速機であってもよいので
ある。
また、前述の実施例ではFF車両の場合について詳述し
たが、FR車両の場合についても同様に本発明が適用さ
れ得る。
たが、FR車両の場合についても同様に本発明が適用さ
れ得る。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
第1図は、本発明の一実施例を示す車両のCVT制御機
構およびブレーキ制′4TA機構を示すブロック線図で
ある。第2図は、第1図の実施例における制御作動の要
部を示すフローチャートである。 第3図は、第2図のフローチャートのステップS1にお
いて基本変速比を決定する際に用いられる関係を示す図
である。第4図は、第2図のフローチャートのステップ
S6において限界変速比を決定する際に用いられる関係
を示す図である。第5図および第6図は、本発明の他の
実施例における第1回および第2図に相当する図である
。第7図は、第6図のフローチャートのステップS13
において用いられる関係を示す図である。第8図は、第
7図の関係を説明する図である。 14:CVT(無段変速機) 68ニブロツク(車体減速度検出手段)70ニブロツク
(限界変速比決定手段)72ニブロツク(変速比制御手
段)
構およびブレーキ制′4TA機構を示すブロック線図で
ある。第2図は、第1図の実施例における制御作動の要
部を示すフローチャートである。 第3図は、第2図のフローチャートのステップS1にお
いて基本変速比を決定する際に用いられる関係を示す図
である。第4図は、第2図のフローチャートのステップ
S6において限界変速比を決定する際に用いられる関係
を示す図である。第5図および第6図は、本発明の他の
実施例における第1回および第2図に相当する図である
。第7図は、第6図のフローチャートのステップS13
において用いられる関係を示す図である。第8図は、第
7図の関係を説明する図である。 14:CVT(無段変速機) 68ニブロツク(車体減速度検出手段)70ニブロツク
(限界変速比決定手段)72ニブロツク(変速比制御手
段)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
無段変速機と、車両の制動操作に関連して車輪のスリッ
プ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を
調節するアンチロックブレーキ装置とを備えた車両にお
いて、該アンチロックブレーキ装置作動中に前記無段変
速機の変速比を制御する車両用無段変速機の変速比制御
装置であって、 前記アンチロックブレーキ装置の作動中において前記車
両の減速度を検出する減速度検出手段と、再発進時に路
面摩擦係数に適した車両駆動力を得るための限界変速比
と前記車両の減速度との間の予め求められた関係から、
前記減速度検出手段により検出された実際の減速度に基
づいて限界変速比を求める限界変速比決定手段と、 該限界変速比決定手段により決定された限界変速比とな
るように前記無段変速機の変速比を変化させる変速比制
御手段と、 を含むことを特徴とする車両用無段変速機の変速比制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13407889A JP2527034B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 車両用無段変速機の変速比制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13407889A JP2527034B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 車両用無段変速機の変速比制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03539A true JPH03539A (ja) | 1991-01-07 |
JP2527034B2 JP2527034B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=15119886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13407889A Expired - Fee Related JP2527034B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 車両用無段変速機の変速比制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527034B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157558A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-05 | Aisin Aw Co Ltd | 無段変速機の制御装置 |
WO2001048399A1 (fr) * | 1999-12-24 | 2001-07-05 | Aisin Aw Co., Ltd. | Controleur automatique de selecteur de vitesse, procede de controle automatique de selecteur de vitesse, et support d'enregistrement muni d'un programme relatif au procede enregistre dans le support |
WO2010061889A1 (ja) | 2008-11-26 | 2010-06-03 | 日本電気株式会社 | 携帯端末装置、画像表示システム、画像表示方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2015137704A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13407889A patent/JP2527034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157558A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-05 | Aisin Aw Co Ltd | 無段変速機の制御装置 |
WO2001048399A1 (fr) * | 1999-12-24 | 2001-07-05 | Aisin Aw Co., Ltd. | Controleur automatique de selecteur de vitesse, procede de controle automatique de selecteur de vitesse, et support d'enregistrement muni d'un programme relatif au procede enregistre dans le support |
WO2010061889A1 (ja) | 2008-11-26 | 2010-06-03 | 日本電気株式会社 | 携帯端末装置、画像表示システム、画像表示方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2015137704A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2527034B2 (ja) | 1996-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |