JPH03157558A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

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JPH03157558A
JPH03157558A JP29670289A JP29670289A JPH03157558A JP H03157558 A JPH03157558 A JP H03157558A JP 29670289 A JP29670289 A JP 29670289A JP 29670289 A JP29670289 A JP 29670289A JP H03157558 A JPH03157558 A JP H03157558A
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variable transmission
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史郎 榊原
Yukihiro Osada
長田 幸広
Kazuo Kamiya
神谷 一夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、車両に搭載さね トルクコンバータを備えた
無段変速機に関し、特に車両の発進加速性能を向上させ
るようにした無段変速機の制御装置に関するものである
[従来の技術] 従来、 トルクコンバータを備えた無段変速機において
は、車両の発進加速性能を高めるために、ストール時の
エンジントルクと無段変速部のトルク容量とアンダード
ライブU/D側の変速比とから求められたトルク比を上
限のストールトルク比とすることにより、車両の駆動力
を増大させて車両の発進加速性能を高めるようにする方
法が行われている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、車両の発進加速性能を従来よりも更に高める
ためには、第13図に示すようにスト−ルトルク比をよ
り一層大きくし、発進装置の効率を高めることが考えら
れるが、単純にストールトルク比を大きくするようにし
たのでは、第12図に示すように無段変速部のトルク容
量の限界及びタイヤスリップの限界を超えてしまう。こ
のため、無段変速機におけるVベルト及びタイヤのスリ
ップ等が生じて、入力されたトルクが確実に伝達するこ
とができなくなってしまい、発進加速性能を十分大きく
向上させることができなくなる。
また、Vベルトがスリップすること等により、無段変速
部の耐久性が著しく悪化するという問題もある。
本発明は、このようなFjlI題に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、車両の伝達駆動力を確実に増大
させることにより、車両の発進加速性能をより一層大き
く向上させることのできる無段変速機の制御装置を提供
することである。
また本発明の他の目的は、無段変速部の耐久性を向上さ
せることのできる無段変速機の制御装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するために、本発明は、例えば第1図
ないし第3図を参照して示すと、車両駆動力を所定の変
速トルク比に基づいて変速制御する無段変速[(4)の
制御装置(6)であって、駆動輪に伝達される駆動力が
前記必要駆動力となるような前記変速トルク比(To)
を設定するトルク比設定手段(628)を備えているこ
とを特徴としている。
[作用及び発明の効果] このような構成をした本発明に係る無段変速機(4)の
制御装置(6)においては、駆動輪に伝達される駆動力
が前記必要駆動力となるように前記変速トルク比(T・
)を設定するトルク比設定手段(628)を備えている
ので、駆動輪に伝達される駆動力は前記必要駆動力とな
るように制御される。
すなわち、例えば無段変速機(4)がトルクコンバータ
等の発進装置(22)を備えている場合には、その発進
装置(22)のトルク比及び無段変速機(4)における
トルク容量に基づいて変速トルク比(To)が設定され
る。また、車輪のスリップ限界に基づいて変速トルク比
(T・)が設定されるようにすることもできる。このよ
うに、無段変速機のトルク容量や車輪のスリップ限界に
基づいて制御しているので、大きな車両駆動力となる発
進時においても、前記無段変速部(4)のトルク容量に
よって決まる最大駆動力が得られるようになり、あるい
はタイヤのスリップ限界によって決まる最大駆動力が得
られるようになる。したがって、発進時における車両の
駆動力を増大させることができるようになり1発進加速
性能が向上する。
しかもその場合、無段変速機がベルト式無段変速機(4
)により構成されているとすると、発進時においてはア
ンダードライブ状態ではないので、ベルトの挟持力が小
さくて済むようになる。したがって、ベルト式無段変速
部(4)の耐久性が向上するようになる。また、発進時
においても無段変速機のトルク比をU/D状態よりアン
プシフト側にシフトすることから、制御における最低回
転数を下げることができるようになる。したがって、低
速域での減速時に、スムーズな減速感が得られるように
なる。また、低速域での燃費が向上するようになる。
更に急停止時にアンダードライブ状態までダウンシフト
しなくても済むようになるので、車両の再発進に確実に
備えることができるようになる。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためのものであ
って、本発明の構成を同等限定するものではない。
[実施例コ 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例が適用されるトルクコンバ
ータを備えたVベルト式無段変速機(CVT)の−例の
断面図、第2図はこの実施例のシステム構成図である。
図中、1はエンジン、2は発進装置、3は前後進切換装
置、4はVベルト式無段変速機装置、5は油圧制御装置
、6は電子制御装置、 7はパターン選択装置、8はシ
フトレバ−19はブレーキである。
第1図及び第2図に示すように、エンジン1には発進装
置2が連結されており、この発進装置2には前後進切換
装置3を介してVベルト式無段、変速部(CVT)4が
連結されている。更にこのVベルト式無段変速部4は、
カウンタギヤ機構103を介して差動歯車機構104に
連結されている。
エンジン1にはスロットル開度検出手段11及びエンジ
ン回転数検出手段12が配設されている。
これらのスロットル開度検出手段11及びエンジン回転
数検出手段12はそれぞれ電子制御装置6に接続されて
いて、スロットル開度検出手段11はスロットル開度信
号を、またエンジン回転数検出手段12はエンジン回転
数を、それぞれ電子制御装置6に出力するようになって
いる。
発進装置2は、ロックアツプクラッチ21付のトルクコ
ンバータ22から構成されている。このロックアツプク
ラッチ21及びトルクコンバータ22は、ともに油圧制
御装置5によって制御されるようになっている。
前後進切換装置3はフォワードクラッチ31及びリバー
スブレーキ32を備えており、これらフォワードクラッ
チ31及びリバースブレーキ32はそれぞれ油圧制御装
置5によって制御されることにより前後進の切換制御が
行われるようになっている。また、この前後進切換装置
3にはオートマチックトランスミッション(A/T)油
温検出手段33が設けられている。このA/T油温検出
手段33も同様に電子制御装置6に接続されていて、A
/T内の作動油の油温信号を電子制御装置6に出力する
ようになっている。
■ベルト式無段変速部4はプライマリシーブ41と、セ
カンダリシーブ42と、これらの両シーブ41,42に
巻回されたVベルト43とを備えている。そして、CV
T変速用モータ44によって両シーブの可動シーブが適
宜制御されることにより、自動変速制御が行われるよう
になっている。
またこのCVT変速用モータ44の保持用ブレーキ45
が設けられている。これらCVT変速用モータ44及び
ブレーキ45はそれぞれ電子制御装置6からの制御信号
に基づいて作動制御される。
更にCVT変速用モータ44にはモータ回転数検出手段
46が設けられており、モータ回転数検出手段46はC
VT変速用モータ44の回転数を電子制御装置6に出力
するようになっている。更に。
プライマリシーブ回転数検出手段47及びセカンダリシ
ーブ回転数検出手段48が、それぞれ電子制御装置6に
接続されており、これらの検出手段47.48は、それ
ぞれ対応するシーブ41,42の回転数を検出してその
回転数信号を電子制御装置6に出力するようになってい
る。
油圧制御装置5は、ポンプ51.ライン圧制御装置52
、ロックアツプ制御装置53、選速装置54及び背圧制
御装置55を備えている。ロックアツプ制御装置53は
電子側(耳装置6からのロックアツプ制御信号によって
オン・オフ制御されるソレノイド56で作動されて、ロ
ックアツプクラッチ21を制御するようになっている。
また1選速装置54はフォワードクラッチ31及びリバ
ースブレーキ32を制御するようになっている。
パターン選択手段7は、エコノミーモードEまたはパワ
ーモードPを選択設定するためのものであり、その選択
信号が電子制御装置6に出力するようになっている。ま
た、背圧制御装置55昼上電子制御装置6からの背圧制
御信号によってオン・オフ制御されるソレノイド57で
作動されてフォワードクラッチ31とリバースブレーキ
32とのアキュムレータの背圧を制御するようになって
いる。
自動変速のためのシフトレバ−8には、シフトポジショ
ン検出手段81及びが設けられている。
このシフトポジション検出手段81は、シフトレバ−8
のシフトポジションを検出してその検出信号を電子制御
装置6に出力するようになっている。
更に、ブレーキ9は車両を制動するブレーキであり、こ
のブレーキ9にはブレーキ信号検出手段91が設けられ
ており、このブレーキ信号検出手段91からのブレーキ
信号が同様に電子制御装置6に入力されるようになって
いる。
したがって、電子制御装置6は、スロットル開度信号θ
、A/T油温信号1.  エンジン回転数信号n、、モ
ータ回転数信号n1、プライマリシーブ回転数信号輌、
セカンダリシープ回転数信号n、、シフトポジション信
号S、及びブレーキ作動信号すに基づいて、ロックアツ
プ圧制御信号Pt信号、背圧制御信号P6、CVT変速
用モータ44制御信号m、及びモータ保持用ブレーキ信
号す、をそれぞれ出力して、油圧制御装置5及びCVT
4を制御する。
第3図はその電子制御装置6が行う機能のブロック図で
ある。
第3図に示すように、電子制御装置6は入力部6a、演
算部6b及び出力部6Cから構成されている。
入力部6aは、モータ回転数検出手段46からの信号n
、が入力されるモータ回転速度算出部611、スロット
ル開度検出手段11からの信号θが入力されるスロット
ル開度検出部612、ソフトタイマーを勘案してこのス
ロットル開度検出部612に入力されたスロットル開度
0に基づいてスロットル変化率を検出するスロットル変
化率検出部613、プライマリシープ回転数検出手段4
7からの信号n、が入力されるプライマリシープ回転数
検出部614、セカンダリシープ回転数検出手段48か
らの信号n、が入力されるセカンダリシープ回転数検出
部615、このセカンダリシープ回転数検出部615に
入力されたセカンダリシープ回転数n−に基づいて車両
速度Vを検出する車速検出部616.エンジン回転数検
出手段12からの信号n6が入力されるエンジン回転数
検出部617、このエンジン回転数検出部617に入力
されたエンジン回転数n0に基づいてエンジン回転数変
化率を検出するエンジン回転数変化率検出部643、パ
ターン選択手段7からのエコノミーモードEまたはパワ
ーモードPの信号psが入力されるパターンスイッチ検
出部618、シフトポジション検出手段81からの信号
Sが入力されるシフトポジション検田部619、このシ
フトポジション検出部619に入力されたシフトポジシ
ョンSに基づいてシフトポジション変化率を検出するシ
フトポジション変化率検出部620、ブレーキ信号検出
手段91からのブレーキ作動信号91からのブレーキ信
号検出部621、バッテリー電圧検出手段101からの
バッテリー電圧信号vatが入力、されるバッテリー電
圧検出部622.モータ電流検出手段102からの信号
i、が入力されるモータ電流検出部623.及び油温検
出手段33からの信号tが入力される油温検出部624
からなっている。
演算部6bは、加速要求判断部625、実際のトルク比
算出部626、最良燃費及び最大動力判断部627、目
標トルク比上、下限算出部628、CVT部変速判断部
629、CVT部変速速度算出部630、及びトルクコ
ンバータ22のトルク比算出部642からなっている。
目標トルク比上、下限算出部628は、この実施例にお
ける本発明のトルク比設定手段を構成する。
出力部6Cは、CVT変速用モータ44の制御信号出力
部6c、、CVT4における油圧制御装置5のアキュム
レータの背圧制御信号出力部6c2、及びロックアツプ
制御信号出力部6c3からなっている。
CVT変速用モータ44の制御信号出力部6C1は、変
速用モータ制御部631、モータ部異常検出部632、
ドライバ駆動信号発生部633、モータブレーキ駆動信
号発生部634、及びモータブレーキ異常判断部635
からなっている。
CVT4における油圧制御装置5のアキュムレータの背
圧制御信号出力部6C2は、背圧制御部636、背圧制
御用ソレノイド駆動信号発生部637、及び背圧制御用
ソレノイド異常判断部638からなっている。
ロックアツプ制御信号出力部6C3は、ロックアツプ圧
制御部639、ロックアツツプ用ソレノイド駆動信号発
生部640、及びロックアツプ用ソレノイド異常判断部
641からなっている。
そして、加速要求判断部625は、スロットル開度検出
部612からの信号、スロットル変化率検出部613か
らの信号、及び車速検出部616からの信号がそれぞれ
入力さね これらの各信号に基づいて加速要求がされて
いるかを判断し、その判断結果を最良燃費及び最大動力
判断部627に出力する。
実際のトルク比算出部626は、プライマリ回転数検出
部614からの信号及びセカンダリ回転数検出部615
からの信号が入力さ札 これらの各信号に基づいて実際
のトルク比を算出してその算出結果をCVT部変速判断
部629に出力する。
最良燃費及び最大動力判断部627は、加速要求判断部
625からの信号、パターンスイッチ検出部618から
の信号、及びシフトポジション検出部619からの信号
がそれぞれ人力さ江 これらの各信号に基づいて最良燃
費特性で制御するかあるいは最大動力特性で制御するか
を判断し、その判断結果を目標トルク比上、下限算出部
628に出力する。
目標トルク比上、下限算出部628は、最良燃費及び最
大動力判断部627からの信号、スロットル開度検出部
612からの信号2 車速検出部616からの信号、及
びトルクコンバータのトルク比算出部642からの信号
が入力さね これらの各信号に基づいて目標トルク比の
上、下限値Ts拳X!Tll+。°を算出し、その算出
結果をCVT部変速判断部629に出力する。
CVT部変速判断部629は、目標トルク比上、下限算
出部628からの信号、モータ部異常検出部632から
の信号、実際のトルク比算出部626からの信号、シフ
トポジション検出部619からの信号、スロットル開度
検出部612からの信号、及び車速検出部616からの
信号が入力さねこれらの各信号に基づいてCVT部のベ
ルトトルク比を変更すべきか否かの判断を行い、その変
速信号をCVT部変速速度算出部630、ドライバ駆動
信号発生部633及びモータブレーキ駆動信号発生部6
34にそれぞれ出力する。
CVT部変速速度算出部630は、CVT部変速判断部
629からの信号、シフトポジション変化検出部620
からの信号、シフトポジション検出部619からの信号
、車速検出部616からの信号、スロットル変化率検出
部613からの信号、及びブレーキ信号検出部621か
らの信号が入力さ札 これらの各信号に基づいて現時点
での要求を実現するためのCVT部変速速度を算出して
変速用モータ制御部631に出力する。
トルクコンバータのトルク比算出部642は、第3図(
a)に示すブロックの場合には、プライマリ回転数検出
部614からの信号、また同図(b)に示すブロックの
場合には、スロットル開度検出部612からの信号、及
びエンジン回転数検出部617からの信号が入力さね 
これらの信号に基づいてトルクコンバータのトルク比を
算出し、その算出信号を目標トルク比上、下限算出部6
28に出力する。
変速用モータ制御部631は、モータ回転速度算出部6
11からの信号、バッテリー電圧検出部622からの信
号、及びCVT部変速速度算出部630からの信号に基
づいてドライバ駆動信号発生部633に信号を出力する
。この信号により、要求されているCVT4部の変速を
実現するためにモータ44回転方向とモータ44にかけ
る電圧が制御される。
モータ部異常検出部632は、モータ回転速度算出部6
11からの信号、バッテリー電圧検出部622からの信
号、モータ電流検出部623がらの信号、及びモータブ
レーキ異常判断部635からの信号に基づいて、モータ
44の過電丸 モータ44の速度の飽私 及びモータ4
4のロック状態等の異常を検出し、その検出信号をCV
T部変速判断部629に出力する。
ドライバ駆動信号発生部633は、変速用チータ制御部
631からの信号及びCVT部変速判断部629からの
信号に基づいて、CVT変速用モータ44に変速指令が
あった場合にモータ駆動用ドライバーに与える電圧信号
を発生させ、CVT変速用モータ44に出力する。
モータブレーキ駆動信号発生部634は、CvT部変速
判断部629からの信号に基づいて、CVT変速用モー
タ44に変速指令があった場合にモータ保持用ブレーキ
45を解放するように信号を出力する。また、この信号
はモータブレーキ異常判断部635にも出力される。
モータブレーキ異常判断部635は、モータブレーキ駆
動信号発生部634からの信号に基づいて、ブレーキ動
作電圧を監視し、断線及び短絡等の異常を検出すると共
に、その信号をモータ異常検出部632に出力する。
背圧制御部636は、スロットル開度検出部612から
の信号、シフトポジション検出部619からの信号、シ
フトポジション変化検出部620からの信号、及び油温
検出部624からの信号、及び背圧制御用ソレノイド異
常判断部638からの信号に基づいて、N −D、  
N−4R切換時のシフトフィーリングの制御行うべく、
背圧制御用ソレノイド駆動信号発生部637に制御信号
を出力する。
背圧制御用ソレノイド駆動信号発生部637は、背圧制
御部636からの信号に基づいて、背圧制御用ソレノイ
ド57にソレノイド駆動用信号を出力すると共に、背圧
制御用ソレノイド異常判断部638にも信号を出力する
背圧制御用ソレノイド異常判断部638は、背圧制御用
ソレノイド駆動信号発生部637からの信号に基づいて
、背圧制御用ソレノイド57の断線または短絡等の異常
を判断検出し、その信号を背圧制御部636に出力する
ロックアツプ圧制御部639は、スロットル開度検出部
612からの信号、プライマリ回転数検出部614から
の信号、エンジン回転数検出部617からの信号、油温
検出部624からの信号、及びロックアツプ用ソレノイ
ド異常判断部641からの信号に基づいて、ロックアツ
プのオン、オフ、デユーティのいずれかを決定し、その
結果をロックアツプ用ソレノイドオりJ信号発生部64
0に出力する。
ロックアツプ用ソレノイド駆動信号発生部640は、ロ
ックアツプ圧制御部639からの信号に基づいてロック
アツプ用ソレノイド56にソレノイド駆動用信号を出力
すると共に、ロックアンプ用ソレノイド異常判断部64
1にも信号を出力する。
ロックアツプ用ソレノイド異常判断部641は、ロック
アツプ用ソレノイド駆動信号発生部640からの信号に
基づいて、ロックアツプ用ソレノイド56の断線や短絡
等の異常を判断検出し、その信号をロックアツプ圧制御
部639に出力する。
次に電子制御装置6が行う制御について説明する。第4
図はその制御のメインフローを示す図である。
まず、ステップ1000において一定時間t、が経過し
たか否かの判定を行う。一定時間t1経過時にCVTの
制御を開始する。ステップ1001において各検出手段
からの入力データの読み込みを行う。これは、各検出手
段からの信号を、入力部6aが電子制御装置6で処理で
きるようにデジタル値として読み込む。次にステップ1
002で。
トルクコンバータT/C22のトルク比の算出処理を行
う。これは、第5図(a)に示すように、ステップ10
03においてT/C22の速度比e。
すなわちエンジン回転数n、に対するプライマリシーブ
41の回転数n、の比(e=n、/n、)を算出し、ス
テップ1004で同図(b)に示すような速度比eの所
定の関数で表されたトルク比T (T=f (e) )
から、その算出した速度比eに基づいたトルク比Tを求
める。あるいは、スロットル開度θ及びエンジン回転数
n、に対するトルク比Tを固定メモリに記憶させておき
、スロットル開度θとエンジン回転数n、どの値よりト
ルク比Tを求める。
次にステップ1005で、実際のトルク比の算出処理を
行う。これは、プライマリ回転数n0、セカンダリ回転
数n9、より、実際のトルク比(ベルト比)T、を、 
式 %式% に基づいて算出する。
次にステップ1006で、目標トルク比の上、下限算出
処理を行う。これは、実際のスロットル開度θ、車速V
、現在の走行モードps(パワーモードPまたはエコノ
ミーモードE)より、目標回転数の上、下限値を求め、
この目標回転数の上、下限値と車速Vとにより、目標ト
ルク比の上、下限値を算出する。すなわち、第6図(a
)に示すようにステップ1007で、ロックアツプがオ
フか否かを判断する。ロックアツプがオフであれば、ス
テップ1008で、目標トルク比T°を、エンジン回転
数n、と、スロットル開度0あるいはエンジン回転数n
0とプライマリプーリ回転数n、とより求められるT/
C22のトルク比Tと、車両及び駆動系の状態、例えば
あらかじめ固定メモリに記憶させであるエンジン回転数
n、及びスロットル開度θに対するエンジントルクT、
と、エンジン回転数変化率前、から算出するエンジン角
速度変化率二、と、エンジンやT/Cなどのインプット
系の慣性モーメントエと、゛無段変速部のトルク容量や
タイヤのスリップ限界から決まる必要駆動力から求まる
必要出力トルクT。UTとから、式%式%) で求められる係数にとの地 すなわち式T−=に/T から求める。
次にステップ1009で、求めた目標トルク比T゛がア
ンダードライブU/D状態のトルク比T。
7oより大きいか否かを判断する。目標トルク比T°が
アンダードライブU/D状態のトルク比T U / 。
より小さければ、ステップ1010で目標トルク比T°
の値を上限の目標トルク比T□つとして決定する(T□
工=T°)と共に、 目標トルク比T°の値と下限目標
トルク比を算出する係数△Tとの差を下限の目標トルク
比T @ l nとして決定する。また、ステップ10
07でロックアツプがオンのとき、及びステップ100
9で目標トルク比T°がアンダードライブU/D状態の
トルク比T g t D以上のときは、ステップ101
1でスロットル開度θ及び車速Vから目標回転数の上、
下限値n、・、n、°を算出する。次にステップ101
2で、n)1”、  nL″を用いて、上限の目標トル
ク比T。X及び下限の目標トルク比T 11 i nを
、それぞれ式%式% から求める。同図(a)に示す■、■及び■がそれぞれ
同図(b)に示す■、■及び■に対応する。
次に、第4図に示すようにステップ1013で、CVT
部変速判断処理を行う。これは、実際のトルク比、 目
標トルク患 車速、シフトポジション、ブレーキ、CV
T用モータ44、及び保持用ブレーキ45の状態から、
アップシフト方向、またはダウンシフト方向へどれくら
いの速さで変速するべきかを判断する。このCVT部変
速判断処理は、第7図に示すフローにしたがって行われ
る。すなわち、ステップ1017でCVT変速用モータ
44が正常であるか否かを判断する。CVT変速用モー
タ44が正常であれば、ステップ1018でシフトポジ
ションがり、  S、、  SLのいずれかであるか否
かを判断する。シフトポジションがり、  S□+SL
のいずれかであれば、ステップ1019で車速が0でな
いかどうかを判断する。車速が0でなければ、ステップ
1020で実際のトルク比T、が下限の目標トルク比T
°□、より小さいか否かを判断する。実際のトルク比T
、が下限の目標トルク比T″1.8より小さくなければ
、ステップ1021で実際のトルク比T、が上限の目標
トルク比T。
waxより大きいか否かを判断する。実際のトルク比T
、が上限の目標トルク比T ”@@により大きければ、
ステップ1022で変速方向をアップシフトに指令する
。またステップ1020で実際のトルク比T、が下限の
目標トルク比T°□。より小さければ、ステップ102
3で変速方向をダウンシフトに指令する。ステップ10
20でのアップシフト指令後またはステップ1023で
のダウンシフト指令後・ ステップ1042で目標変速
速度eを算出する。この目標変速速度;は、第8図に示
すように目標トルク比と実際のトルク比との偏差量Xと
現在の車速Vとの関数[e=f (x、v)lで表され
る。すなわち、これら偏差量Xと車速Vとにより、目標
変速速度eが設定される。
次にステップ1014で、モータ制御処理を行う。これ
は、CVT変速変速新判断処理算出された変速速度を実
現すべく現在のモータ回転数、バッテリー電圧に基づい
て、モータ駆動信号を制御する。すなわち、第9図に示
すフローにおいて、まずステップ1042でCVT変速
部にアラームが有りか否かを判断する。アラームがなけ
れば、ステップ1043で実際のモータ回転数MVPを
算出する。次いで、ステップ1044で変速速度ると実
際のトルク比T、とから目標モータ回転数MVTGTを
算出する。更にステップ1045で実際のモータ回転数
と実際のバッテリ電圧とから基本デユーティ比De−−
−(= f + (MV P、  Vl、) 1を算出
する。次に、ステップ1046で目標回転数と実際の回
転数との差と実際のバッテリ電圧とから補正デユーティ
比り。*t (= f 2 (MV T G T−MV
P、V、)l を算出する。そして、これらD・1.、
及びDc、lTから制御デユーティ比DCTL(=Ds
sss+Dc*r)を算出する。その場合、各デユーテ
ィ比を算出するにあたっては、第10図に示すモータ回
転数とデユーティ比との関係図が用いられる。また、ス
テップ1042でアラームがあれば、ステップ1048
で制御デユーティ比DCTL=Oに設定する。最後にス
テップ1049で、第11図に示すモータ駆動用ドライ
バ回路に制御デユーティ比が出力さ札 モータ44が駆
動制御される。
次にステップ1015で、背圧用ソレノイド制御処理を
行う。これは、スロットル開度O、シフトポジション、
及び油温に基づいて、アキュムレータの背圧を制御する
最後にステップ1016で、ロックアツプ用ソレノイド
制御処理を行う。これは、プライマリ回転数n、、エン
ジン回転数n6.スロットル開度θ、及び油温tに基づ
いてロックアツプ圧用ソレノイド56を制御する。
以上のように、本発明の無段変速機の制御装置によれば
、発進時にトルク容量を確保することができると共に、
無段変速部のトルク比を駆動力が大きくなるように制御
しているので、加速性能が大幅に向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる無段変速機の制御装置の一実施
例が適用されるトルクコンバータを備えた無段変速機の
一例を示す断面図、第2図はこの実施例のシステム構成
図、第3図は電子制御装置のブロック図、第4図は電子
制御装置による制御のメインフローを示す図、第5図は
トルクコンバータのトルク比の算出を説明し、 (a)
はそのフローを示す図、 (b)はトルクコンバータの
速度比とトルク比との関係を示す図、第6図は目標トル
ク比上、下限算出処理を説明し、 (a)は装置のフロ
ーを示す図、 (b)は車速と無段変速部の入力トルク
との関係を示す図、第7図はCVT部変速判断処理を行
うためのフローを示す図、第8図は目標エンジン回転数
と実際のエンジン回転数との偏差量Xに対する目標変速
速度eの関係を示す図、第9図はモータ制御処理を行う
ためのフローを示す図、第10図はモータ回転数とデユ
ーティ比との関係を示す図、第11図はモータの電気回
路を示す図、第12図は車速と車両駆動力との関係を示
す図、第13図は車速と、発進装置の効率及び発進装置
のストールトルク比の関係を示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両駆動力を所定の変速トルク比に基づいて変速
    制御する無段変速機の制御装置であって、車両の駆動輪
    に伝達される駆動力が必要駆動力となるような前記変速
    トルク比を設定するトルク比設定手段を備えていること
    を特徴とする無段変速機の制御装置。
  2. (2)前記車両の必要駆動力は、無段変速機のトルク容
    量から決定される最大駆動力であることを特徴とする請
    求項1記載の無段変速機の制御装置。
  3. (3)前記車両の必要駆動力は、車輪のスリップ限界か
    ら決定される最大駆動力であることを特徴とする請求項
    1記載の無段変速機の制御装置。
  4. (4)発進装置を備えていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1記載の無段変速機の制御装置。
  5. (5)前記発進装置は、トルク増大機能を有することを
    特徴とする請求項4記載の無段変速機の制御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62110536A (ja) * 1985-11-06 1987-05-21 Toyota Motor Corp 車両駆動系の制御装置
JPH03539A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Toyota Motor Corp 車両用無段変速機の変速比制御装置

Patent Citations (2)

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JPS62110536A (ja) * 1985-11-06 1987-05-21 Toyota Motor Corp 車両駆動系の制御装置
JPH03539A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Toyota Motor Corp 車両用無段変速機の変速比制御装置

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