JPH0353955Y2 - - Google Patents

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JPH0353955Y2
JPH0353955Y2 JP19751487U JP19751487U JPH0353955Y2 JP H0353955 Y2 JPH0353955 Y2 JP H0353955Y2 JP 19751487 U JP19751487 U JP 19751487U JP 19751487 U JP19751487 U JP 19751487U JP H0353955 Y2 JPH0353955 Y2 JP H0353955Y2
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valve
power piston
brake
valve plunger
engine vacuum
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関の吸気による負圧を利用
し、ブレーキペダルの踏み力を増加させて、ブレ
ーキニ油圧を伝えるマスターシリンダに加わる動
作力を増加し、軽い踏み力で強力にブレーキを動
作させるブレーキブースタの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のブレーキブースタを第3図〜第
5図に示し、以下これについて説明する。
1はフロントシエル、2はリアシエルで、両シ
エル1,2間にはパワーピストン3が挿入されて
いて、これに取付けられたダイヤフラム4が両シ
エル1,2間を遮断している。
このパワーピストン3内には一定距離、移動可
能にバルブプランジヤ5が収容され、このバルブ
プランジヤ5にはブレーキペダルに連結されるオ
ペレーテイングロツド6の先端が固着されてい
る。
このオペレーテイングロツド6は、パワーピス
トン3の筒状部3aの中心部を貫通し、この筒状
部3aに取付けられたポベツトアツセンブリ7と
オペレーテイングロツド6との間にはバルブリタ
ーンスプリング8が装架され、オペレーテイング
ロツド6をブレーキペダルの踏み力に抗する方向
に付勢している。
そして、筒状部3aのポベツトアツセンブリ7
より内側は、フイルタ9を介して大気に接続され
ている。
又、パワーピストン3には、フロントシエル1
側と筒状部3aとを連通するバキユーム通路3b
が形成され、このバキユーム通路3bの筒状部3
a側の開口は、筒状部3aとポベツトアツセンブ
リ7との間に開口している。
従つて、オペレーテイングロツド6がバルブリ
ターンスプリング8で押し戻されている時は、バ
ルブプランジヤ5がポベツトアツセンブリ7に接
して押し戻し、パワーピストン3のリアシエル2
側と大気の間を遮断すると同時に、リアシエル2
側とフロントシエル側とを連通させる。
そして、オペレーテイングロツド6がバルブリ
ターンスプリング8に抗して押されると、ポベツ
トアツセンブリ7はポベツトスプリング10に押
されてパワーピストン3のバキユーム通路3bよ
りも内側に接し、フロントシエル1側とリアシエ
ル2側を遮断する。
それと同時に、バルブプランジヤ5とポベツト
アツセンブリ7とが離れ、パワーピストン3のリ
アシエル側は大気に接続される。
パワーピストン3とフロントシエル1間にはピ
ストンリターンスプリング11が架設され、パワ
ーピストン3をブレーキペダル側に押戻すべく付
勢している。
又、パワーピストン3には、ブレーキのマスタ
ーシリンダに連結されるプツシユロツド12が可
動的に取付けられ、このプツシユロツド12が押
されると、このプツシユロツド12の背面に取付
けられたリアクツシヨンデイスク13がバルブプ
ランジヤ5を押すようになつている。
更に、フロントシエル1には、内燃機関の吸気
側に接続され、その負圧を導入するチエツクバル
ブ14が取付けられている。
次に、このブレーキブースタの動作について説
明する。
このブレーキブースタは、ブレーキペダルが踏
まれていない時には、第3図のように、オペレー
テイングロツド6がバルブリターンスプリング8
に押されて同図の左方に位置している。
従つて、バルブプランジヤ5がポベツトアツセ
ンブリ7に接してこれを押し戻し、バキユーム通
路3bとパワーピストン3のリアシエル2側とを
連通させる。
この時、前述のように、パワーピストン3側の
リアシエル2側と内筒部3a内の大気圧側とは、
バルブプランジヤ5とポベツトアツセンブリ7の
接触で遮断される。
そのため、パワーピストン3のフロントシエル
1側とリアシエル2側とは同一の負圧となり、パ
ワーピストン3はリターンスプリング11の押圧
でプツシユロツド12がブレーキのマスターシリ
ンダを押圧することはない。
従つて、ブレーキは解除状態である。
次に、ブレーキペダルをバルブリターンスプリ
ング8の付勢に抗して踏むと、第4図のようにオ
ペレーテイングロツド6は左方に移動し、これに
伴つてバルブプランジヤ5も左方に移動する。
そのため、ポベツトアツセンブリ7はポベツト
スプリング10に押されてパワーピストン3に接
し、バキユーム通路3bとパワーピストン3のリ
アシエル2側とが遮断される。
同時に、ポベツトアツセンブリ7とバルブプラ
ンジヤ5との間が離れるので、内筒部3aの大気
圧側とパワーピストン3のリアシエル2側とが連
通し、これに大気圧が導入される。
これにより、パワーピストン3の両側では圧力
差が生じ、その圧力差によつてリターンスプリン
グ11に抗してパワーピストン3は左方に移動
し、プツシユロツド12によつてブレーキのマス
ターシリンダを押し、ブレーキ状態とする。
このようなブレーキ状態になると、マスターシ
リンダによつて生ずる反力が第5図のように、プ
ツシユロツド12を白矢印のように右方に移行さ
せる。
その移行がリアクシヨンデイスク13を押し、
リアクツシヨンデイスク13はバルブプランジヤ
5を押して、これを第5図のように右方に移動さ
せる。
すると、バルブプランジヤ5はポベツトアツセ
ンブリ7に接して、ポベツトスプリング10に抗
してこれを押し戻し、第3図と同様な状態とする
ため、パワーピストン3のフロントシエル1側は
内燃機関で生じた負圧、リアシエル2側は中間圧
に保たれ、ブレーキペダルの踏み加減に対応した
位置にパワーピストン3は保たれる。
この位置は、即ち踏み力と、マスターシリンダ
に生ずる反力と釣り合う黒矢印の力の方向とな
る。
斯くして、パワーピストン3の面積に応じた比
にブレーキペダルに対する踏み力が拡大されて、
ブレーキのマスターシリンダに伝達されるもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の前述のようなブレーキブースタにおいて
は、ブレーキペダルを踏んだ時にブレーキのマス
ターシリンダがブレーキをかけるように動作する
ようになつている。
これに対して、エンジン始動後、変速ギヤをド
ライブに入れる際に、ブレーキペダルを踏んでい
なければならない欠点があつた。
これを解決するための手段として、従来の前述
のブレーキブースタのパワーピストンに設けられ
たバキユーム通路を遮断し、この通路の出口側に
エンジンバキユームと大気の何れかに切換えられ
る電磁弁を設置し、この電磁弁を大気側に切換え
ることによつて、常にリアシエル側に大気圧を導
入し、ブレーキ状態とすることが考えられる。
しかし、この場合には電磁弁、若しくは電磁弁
の回路が故障し、大気側に切り換えられたまゝと
なつてしまうと、自動車はブレーキ状態となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述の電磁弁を設けたブレーキブー
スタの欠点を解消し、電磁弁、電磁弁回路が故障
した際でも、自動車のブレーキ状態を解除するも
ので、その手段は、フロントシエルとリアシエル
間を移動可能なパワーピストンと、フロントシエ
ルに設けられ、エンジンバキユームに接続される
チエツクバルブと、リアシエルに大気、エンジン
バキユームの何れかを導入すべくポベツトとの間
でバルブを形成するバルブプランジヤと、該バル
ブプランジヤを押すオペレーテイングロツドと、
ブレーキのマスターシリンダに連結され、マスタ
ーシリンダの反力でバルブプランジヤを押し返す
プツシユロツドと、前記ポベツトとバルブプラン
ジヤで形成されたバルブに連通する接続パイプ
と、エンジンバキユームと大気とに切換えられる
電磁弁と、エンジンバキユームと前記電磁弁の出
力側の何れかに切換え可能で、その出力側を前記
接続パイプに接続した手動切換弁を備えたブレー
キブースタによつてなされる。
〔作用〕
本考案のブレーキブースタは、通常は手動切換
弁を電磁弁の出力側に切り換えておき、電磁弁を
エンジンバキユーム側に切り換えた時には、ポベ
ツトとバルブプランジヤで形成されたバルブにエ
ンジンバキユームが導入され、通常のブレーキブ
ースタとして使用される そして、常にブレーキ状態とするような時、例
えばエンジン始動時、変速ギヤをドライブに入れ
る時等には、電磁弁を大気側に切り換えることに
よつて前記のバルブに大気が導入され。パワーピ
ストンがブレーキ方向に移動づるものである。
このような状態から普通のブレーキブースタの
状態に戻そうとしても、電磁弁、或いはその回路
が故障し、電磁弁が戻らなくなつた時には、手動
切換弁をエンジンバキユーム側に切り換える。
すると、前記のバルブにエンジンバキユームが
導入され、普通のブレーキブースタとなり、ブレ
ーキ状態が解除される。
〔考案の実施例〕
本考案の実施の一例を第1図、第2図について
説明するが、同図中、バキユーム通路3bを除い
て他の符号1〜14は第3図〜第5図の従来のブ
レーキブースタと同一の構成である。
そして、バキユーム通路3bのフロントシエル
1側の入口が閉鎖され、これに代つてパワーピス
トン3の移動に従つて伸縮する接続パイプ15が
バキユーム通路3bに代る通路3cに接続され
る。
この接続パイプ15には手動切換弁16の出力
側が接続され、この手動切換弁16の入力側は電
磁バルブ17の出力側とエンジンバキユームとに
接続され、手動操作でその何れかが出力側と接続
される。
電磁バルブ17の入力側の一方は大気中に開口
し、他方はエンジンバキユームに接続され、電磁
バルブ17がスイツチ18のON,OFFで動作し
た時、入力側の何れかが出力側に接続されるもの
である。
そして、スイツチ18はエンジンの始動、変速
ギヤのドライブへの投入等と連動して動作するも
のである。
第1図は通常の走行で非ブレーキ状態を示して
おり、電磁バルブ17はエンジンバキユーム側に
切り換えられ、手動切換弁16は電磁バルブ17
側に切り換えられている。
従つて、接続パイプ15にはエンジンバキユー
ムが導入され、従来の第3図、第4図のブレーキ
ブースタと同様な動作をする。
しかし、エンジン始動、変速ギヤのドライブへ
の投入等によつてスイツチ18が開くと、電磁バ
ルブ17が大気側に切り換えられるので、接続パ
イプ15には大気圧が導入される。
この大気圧は、オペレーテイングロツド6が動
作されなくとも、パワーピストン3のリアシエル
2側に導入されてしまうので、パワーピストン3
の両側に圧力差が生じ、パワーピストン3が動作
してブレーキ状態となる。
然るに、電磁バルブ17の故障で動かなくなつ
たり、或いは回路の故障でスイツチ18が開いた
まゝとなつたりすると、自動車は前記のブレーキ
状態が解除されなくなる。
このような時に、第2図のように手動切換弁1
6を手動で操作して、エンジンバキユーム側に切
換えれば、接続パイプ15にはエンジンバキユー
ムが導入され、第1図と同様に、従来のブレーキ
ブースタと同様な動作をさせることができるもの
である。
〔考案の効果〕
本考案は叙上のように、電磁バルブ又はその回
路の故障で前記ブレーキ状態となつた時に、手動
切換弁の操作により、エンジンバキユームに切り
換え、ブレーキ状態を解除することができる。
従つて、普通のブレーキブースタとして自動車
の走行を可能にすると共に、ブレーキペダルの操
作によつて、自動車にブレーキをかけることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の通常のブレーキブ
ースタとした時の断面図、第2図は同上の電磁ブ
レーキ故障、手動切換弁操作時の断面図、第3図
は従来のブレーキブースタの非作動時の断面図、
第4図は同上の作用時の断面図、第5図は同上の
保持状態の断面図である。 1……フロントシエル、2……リアシエル、3
……パワーピストン、3c……通路、5……バル
ブプランジヤ、6……オペレーテイングロツド、
7……ポベツトアツセンブリ、12……プツシユ
ロツド、14……チエツクバルブ、15……接続
パイプ、16……手動切換弁、17……電磁バル
ブ、18……スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントシエルとリアシエル間を移動可能なパ
    ワーピストンと、フロントシエルに設けられ、エ
    ンジンバキユームに接続されるチエツクバルブ
    と、リアシエルに大気、エンジンバキユームの何
    れかを導入すべくポベツトとの間でバルブを形成
    するバルブプランジヤと、該バルブプランジヤを
    押すオペレーテイングロツドと、ブレーキのマス
    ターシリンダに連結され、マスターシリンダの反
    力でバルブプランジヤを押し返すプツシユロツド
    と、前記ポベツトとバルブプランジヤで形成され
    たバルブに連通する接続パイプと、エンジンバキ
    ユームと大気とに切換えられる電磁弁と、エンジ
    ンバキユームと前記電磁弁の出力側の何れかに切
    換え可能で、その出力側を前記接続パイプに接続
    した手動切換弁を備えたことを特徴とするブレー
    キブースタ。
JP19751487U 1987-12-28 1987-12-28 Expired JPH0353955Y2 (ja)

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JPH01102066U JPH01102066U (ja) 1989-07-10
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