JPH0353104B2 - - Google Patents

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JPH0353104B2
JPH0353104B2 JP60188094A JP18809485A JPH0353104B2 JP H0353104 B2 JPH0353104 B2 JP H0353104B2 JP 60188094 A JP60188094 A JP 60188094A JP 18809485 A JP18809485 A JP 18809485A JP H0353104 B2 JPH0353104 B2 JP H0353104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
layer
pressure
affinity
sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60188094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6246624A (ja
Inventor
Toshimasa Oosaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP60188094A priority Critical patent/JPS6246624A/ja
Publication of JPS6246624A publication Critical patent/JPS6246624A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、接着剤、粘着剤層を設けた、表面
が改質されたオレフイン系樹脂発泡体の製造方法
に関する。
【従来の技術】
熱可塑性発泡樹脂シート、特にポリオレフイン
系樹脂の架橋発泡シート等は、優れた断熱性、衝
撃吸収性、クツシヨン性等を有し、且つ真空成形
等の二次加工が容易であるため、各種方面に活用
されている。 しかし、一般にこれらのオレフイン系樹脂の発
泡シートは、紙、木材、金属等の異種材料との接
着性が悪いため、発泡シートの被着面に予め接着
性プライマーあるいは硬化型接着剤を塗布した
り、コロナ放電処理等を行つて接着剤、粘着剤と
の親和力を向上させなければならない。 例えば、特公昭48−42706号公報においては、
ポリオレフイン系樹脂の発泡体シートを水溶性糊
剤特に澱粉系糊剤で接着し得るために、ポリオレ
フイン系樹脂の発泡体シートに、(a)酢酸ビニルを
10〜50%含むエチレン−酢酸ビニル共重合体10〜
60部と、(b)酢酸ビニルを10〜50%含むアクリル酸
エステル−酢酸ビニル共重合体40〜10部を主剤と
して含む組成物からなる下塗剤層を設けることが
提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
前記方法は、既に発泡体とせされた発泡体シー
トに下塗剤層を設ける物で、溶剤を使用するた
め、その溶剤を飛散するための乾燥設備を必要と
し、設備的に複雑になり、また安全、衛生的にも
問題がある。更に、下塗剤層の厚さを薄くするの
は限度があり、必要以上に厚くなり経済的でな
い。 この発明は、このような欠点を解決しようとす
るものである。
【課題を解決するための手段】
本発明方法は、発泡性オレフイン系樹脂組成物
からなるシートの片面もしくは両面に、接着剤、
粘着剤親和物質の層を形成し、これを加熱発泡さ
せることにより接着剤、粘着剤親和層を形成する
と共に、該親和層に接着剤あるいは粘着剤層を重
ねて形成してなることを特徴とする。 この発明において、発泡性オレフイン系樹脂組
成物は、オレフイン系樹脂に発泡剤及びその他必
要に応じて架橋助剤などの添加剤を混合したもの
であり、従来の発泡性オレフイン系樹脂シートの
製造に用いられる発泡性オレフイン系樹脂組成物
と特に相違ない。 そして、オレフイン系樹脂としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレンなどの単独重合体、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などの共重合体もしくはこれらの
重合体の二種以上の混合物が使用される。 また、発泡剤としては、アゾジカルボンアミ
ド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、P−
P′オキシビス(ベンゼンスルホニル)ヒドラジド
等が用いられる。 この発明において、接着剤、粘着剤親和物質と
しては、エポキシ樹脂、ポリサルフアイド−エポ
キシ樹脂、シリコン樹脂、ポリブタジエン、ニト
リルゴムなどのポリマーブレンド品やそのエマル
ジヨン、又はSBR、アクリル樹脂、ポリイソブ
チレンなどが挙げられる。 さらに、この接着剤、粘着剤親和物質の厚さ
は、発泡性オレフイン系樹脂組成物の発泡倍率に
より適宜決定されるものであるが、予め20〜
100μmの厚さに形成するのが普通であり、その後
の発泡により更に薄肉化され所望の厚さとされ
る。 尚、この接着剤、粘着剤親和層の形成にあたつ
ては、コーテイング法、予めフイルム状に成形し
たものを発泡性樹脂シートに接合する方法、接着
剤、粘着剤親和物質を押出ラミネーシヨン方式に
より接合する方法、多層押出金型を用いる共押出
法等が採用できるが、押出ラミネーシヨン方式が
特に好適である。また、架橋発泡シートの場合に
おいては、発泡性オレフイン系樹脂シートを架橋
させた後に前記接着剤、粘着剤親和層を形成する
のが好ましい。 次いで、加熱発泡の終了した発泡体シートに対
し、接着剤あるいは粘着剤の層を接着剤、粘着剤
親和層に重ねて形成する。接着剤あるいは粘着剤
の層形成の方法は、塗工、転写等種々選択でき
る。
【作用】
この発明方法においては、接着剤、粘着剤親和
層が発泡前の発泡性樹脂シートの表面に形成さ
れ、その後加熱発泡させるので、その加熱発泡の
際例えば20〜100μm程度の厚さの接着剤、粘着剤
親和層が延伸薄肉化され、数〜10μm程度の極め
て薄い層とされる。従つて、均一な接着剤、粘着
剤親和層となり、品質的にも優れたものとなり、
接着剤、粘着剤親和物質の使用量も極小単位に削
減でき、コストメリツトが非常に大きい。
【実施例】
発泡剤及びその他の添加剤を含むほヾ30倍に発
泡できる発泡性ポリエチレンシートに、電子線を
照射して架橋させた後、このシートの表面にエチ
レン−酢酸ビニル共重合体系ホツトメルト接着剤
を接着剤、粘着剤親和物質として80μmの厚さに
押出コーテイングした。このシートを加熱して発
泡させたところ、表面に5〜8μmの厚さのエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を主体とする接着剤、粘
着剤親和層を有する30倍発泡の発泡体樹脂シート
を得た。 この発泡体樹脂シートの接着剤、粘着剤親和層
に、離型紙付粘着剤シートを貼着し、50mm×500
mmのカツト品の作り、長手方向に離型紙を手早く
引き剥がしたところ、接着剤、粘着剤親和層の上
に強固に密着した粘着剤層ができた。 また、同じ発泡体樹脂シートを、発泡後3カ月
経過後に同様にして粘着剤層を転写ししたが、全
く異常無かつた。 比較のため、ポリエチレンの30倍発泡シート、
及びその発泡シートの表面にコロナ処理したもの
について、上記と同様にして粘着剤層を転写して
形成しようとしたが、前者の表面未処理のもの
は、粘着剤層が界面から剥離してしまい、後者の
コロナ処理品については、発泡後3カ月を経過し
た物ではやはり界面剥離を生じて、粘着剤層の密
着力が不足していた。
【発明の効果】
この発明方法によれば、接着剤、粘着剤親和層
が均一に極薄に形成され、接着剤、粘着剤に対す
る親和性としては極めて優れた、しかも経時変化
の少ない発泡体シートが得られる。 従つて、接着剤、粘着剤親和物質の使用量は、
極小に抑えることができ、コスト的なメリツトは
極めて大であり、しかも溶剤使用による問題点も
生じない。接着剤、粘着剤親和層の経時変化のな
さは、生産計画、在庫に対する柔軟性が得られ、
最終的に剥離のない密着性の良好な、接着剤、粘
着剤層付き発泡体シートが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発泡性オレフイン系樹脂組成物からなるシー
    トの片面もしくは両面に、接着剤、粘着剤親和物
    質の層を形成し、これを加熱発泡させることによ
    り接着剤、粘着剤親和層を形成すると共に、該親
    和層に接着剤あるいは粘着剤層を重ねて形成して
    なることを特徴とする表面が改質されたオレフイ
    ン系樹脂発泡体の製造方法。
JP60188094A 1985-08-26 1985-08-26 表面が改質されたオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 Granted JPS6246624A (ja)

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JP60188094A JPS6246624A (ja) 1985-08-26 1985-08-26 表面が改質されたオレフィン系樹脂発泡体の製造方法

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JPS6246624A JPS6246624A (ja) 1987-02-28
JPH0353104B2 true JPH0353104B2 (ja) 1991-08-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5535449B2 (ja) * 2008-05-21 2014-07-02 ブリヂストン化成品株式会社 発泡体積層体およびその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665070A (en) * 1979-10-31 1981-06-02 Nitto Electric Ind Co Ltd Adhesive expandable resin molded product
JPS5684947A (en) * 1979-12-12 1981-07-10 Furukawa Electric Co Ltd Manufacture of inorganic high filling resin foaming sheet

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