JP2526782Y2 - ポリスチレン系樹脂押出発泡積層板 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂押出発泡積層板

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JP2526782Y2
JP2526782Y2 JP8042692U JP8042692U JP2526782Y2 JP 2526782 Y2 JP2526782 Y2 JP 2526782Y2 JP 8042692 U JP8042692 U JP 8042692U JP 8042692 U JP8042692 U JP 8042692U JP 2526782 Y2 JP2526782 Y2 JP 2526782Y2
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JP
Japan
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extruded
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heat
polystyrene resin
sensitive adhesive
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JPH0642152U (ja
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保信 八百城
和歌行 斉藤
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軽量盛り土、100m
mを超える厚い断熱材などに使用する熱可塑性合成樹脂
押出発泡積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より軽量盛り土及び100mmを超
える厚い断熱材などに使用する熱可塑性合成樹脂として
は、発泡ポリスチレン系ブロックなどが使用されてい
る。発泡体の成形方法としては、発泡剤を含むポリスチ
レン系樹脂又はポリオレフィン系樹脂等のビ−ズを金型
内において発泡成形するビ−ズ型内発泡成形方法と押出
発泡成形方法とがある。ビ−ズ型内発泡成形方法におい
ては、金型の厚み方向寸法を大きくすることは自由にで
き、目標厚みの成形体を得ることができるが、生産性が
必ずしも良好とは言えない。押出発泡成形方法は、一定
巾(特に900mm巾以上)で厚みを大きくするには、
金型のみならず押出機本体をも大型のものにする必要が
ある。現在の技術水準から、押出発泡生産方式で得られ
る巾900mm以上で厚み200mm以上の押出発泡板
を得ることは困難である。
【0003】そのため、従来、押出発泡成形によって得
られた発泡板をエマルジョン系接着剤若しくは溶剤系接
着剤を用いて接着・積層して目標厚みの成形体としてい
た。しかし、エマルジョン系接着剤を使用すると水を蒸
発乾燥させるのに数十分から数時間が必要となり長時間
を要し、また、溶剤系接着剤を使用した場合でも数分か
ら数十分の乾燥時間が必要であるのみならず、発泡板の
樹脂を溶解しない溶剤を選ぶことになるため、その選択
の範囲が狭くなる。更に、これら接着剤は臭いや安全衛
生上の観点からも使いづらい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案者は、この様な
欠点を改良すべく種々検討した結果本考案を完成したも
ので、本考案の目的は大きな金型を使用することなく、
目標厚みの厚さを有する発泡成形体を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、発泡剤
として炭化水素、弗化炭化水素等を使用した密度が10
〜100kg/m3のポリスチレン系樹脂押出発泡板
の、少なくともその一方の面に、オ−プンタイム10秒
以上、好ましくは30秒〜60秒の合成ゴム系感熱型接
着剤、または、合成ゴム系もしくはアクリル系感熱・感
圧型接着剤を塗布した面に、押出発泡板を順次重ね合わ
せて任意の厚みに圧着・接合したポリスチレン系樹脂押
出発泡積層板である。
【0006】すなわち、本考案においては接着可能なオ
−プンタイムが10秒以上の合成ゴム系感熱型接着剤、
または、合成ゴム系もしくはアクリル系感熱・感圧型接
着剤を使用することによって、瞬時に接着、積層が可能
となり、また、使用時に剥がれた場合でも感熱・感圧型
ではタック性があるため再接着も可能となる。そして、
感熱型接着剤とは一般にホットメルト型接着剤を言い、
感熱・感圧型接着剤とは常温では粘性のある塊であり、
加熱によってその粘性を下げて、被接着物に塗布するよ
うな接着剤即ち、粘着剤を言うのである。本考案におけ
るオ−プンタイムとは接着剤を被接着物に塗布してから
張りあわせるまでの張りあわせ可能な時間をいうのであ
って、その測定方法としては、日本接着剤工業規格JA
I7−1991に準じて測定する。
【0007】そして、具体的に本考案の積層体に用いら
れる感熱型接着剤とは、合成ゴムを50%以上含むオ−
プンタイムが10秒以上(常温25℃)、ポ−ルタック
No.15以上のものである。なお、ここで言うポ−ル
タックNo.とは傾斜角30度、助走路の長さ100m
mで、ボ−ル(鋼球)を転がし、長さ100mmの測定
部内に完全に停止(5秒間以上ボ−ルが動かないこと)
するボ−ルの最大径の大きさを32倍した値で表示した
数値を言い、例えば、18/32インチ径のボ−ルが停
止した最大径のものであれば、そのポ−ルタックNo.
は18と言うのである。
【0008】本考案で使用できる合成ゴム系感熱型接着
剤を例示すると、ヒロダイン5132S(商品名)であ
り、ボ−ルタック28、オ−プンタイム30秒の性状を
示し、また、合成ゴム系もしくはアクリル系感熱・感圧
型接着剤を例示すると、ダイアボンド、DH565、D
A3051J(商品名)などである。そして、これら接
着剤の塗布手段としては、ホットメルトアプリケ−タ−
等で溶解した後、ハンドガン、スプレ−、ロ−ルコ−タ
−などで塗布する。塗布は、押出発泡板の片表面または
両面のいずれでもよく、また、全面、点、線もしくは帯
状、またはこれらの組み合わせのいずれでも目的を達成
できる。全面塗布の場合は、ロ−ルコ−タ−とかカ−テ
ンコ−タ−等を使用することが好ましく、点、線、帯状
等の塗布の場合はハンドガンかスプレ−方式が好まし
い。塗布量は要求される接着強度に応じて選択される
が、通常20〜200g/m2の範囲が適している。
【0009】本考案に規定するポリスチレン系樹脂と
は、ポリスチレン系合成樹脂であってスチレン成分50
%以上の重合体、共重合体、混合物、などである。発泡
板としては、現状の押出発泡技術で無理のない条件下に
て製造できる押出発泡板であって、炭化水素、弗化炭化
水素などの単一または混合物を発泡剤とした独立気泡を
もつ密度10〜100kg/m3の押出発泡板で、その
厚さは通常100mm以下であり、これらを所望の厚さ
になるように接着・積層する。
【0010】本考案の実施例として具体的に図面をもっ
て説明する。図1及び図2は押出発泡板の平面図であ
り、図3は得られた製品の斜視図である。図において、
厚さ100mm、幅1000mm、長さ2,000mm
の押出発泡ポリスチレン板(商品名エスレンフォ−ムS
G)1の一方の面に感熱型接着剤(合成ゴム系接着剤:
商品名ヒロダイン5132S ボ−ルタック28、オ−
プンタイム30秒)2をホットメルトガンにて線状(幅
3mm)及び点状(径5mm)に塗布し、これらを5層
積層する。積層接着部を3で示す。得られた製品4の厚
さは500mmで、その特性は積層前と変化はなかっ
た。
【0011】
【考案の効果】以上述べたように、本考案は、接着層と
して感熱型または感熱・感圧型接着剤を介在させること
により、瞬時に接着・積層が可能となり、エマルジョン
系接着剤や溶剤系接着剤の場合に必要な蒸発、乾燥が不
要なため積層時間が大巾に短縮できる。また、蒸発する
溶剤がないため安全・衛生上の問題がなく、臭いの心配
もない。また、感熱・感圧型接着剤使用の場合、適量を
介在することにより、再剥離・再接着(積層)も可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案において使用する押出発泡ポリスチレン
板の表面に感熱型接着剤を線状に塗布した場合の平面
図。
【図2】本考案において使用する押出発泡ポリスチレン
板の表面に感熱型接着剤を点状に塗布した場合の平面
図。
【図3】本考案にかかる積層体の斜視図。
【符号の説明】
1 押出発泡ポリスチレン板 2 感熱型接着剤 3 接着・積層部 4 押出発泡積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 9:00 C08L 25:00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡剤として炭化水素、弗化炭化水素等を
    使用して押出発泡した密度が10〜100kg/m3
    ポリスチレン系樹脂押出発泡板の、少なくともその一方
    の面に、オ−プンタイム10秒〜60秒の合成ゴム系感
    熱型接着剤、または、合成ゴム系もしくはアクリル系感
    熱・感圧型接着剤を塗布した面に、押出発泡板を順次重
    ね合わせて任意の厚みに圧着・接合したポリスチレン系
    樹脂押出発泡積層板。
JP8042692U 1992-11-20 1992-11-20 ポリスチレン系樹脂押出発泡積層板 Expired - Lifetime JP2526782Y2 (ja)

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JPH0642152U JPH0642152U (ja) 1994-06-03
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