JPH0353006B2 - - Google Patents

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JPH0353006B2
JPH0353006B2 JP12234587A JP12234587A JPH0353006B2 JP H0353006 B2 JPH0353006 B2 JP H0353006B2 JP 12234587 A JP12234587 A JP 12234587A JP 12234587 A JP12234587 A JP 12234587A JP H0353006 B2 JPH0353006 B2 JP H0353006B2
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JP
Japan
Prior art keywords
upper wall
flange
square pipe
air filter
attached
Prior art date
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Application number
JP12234587A
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English (en)
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JPS63287519A (ja
Inventor
Kazuhiko Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP12234587A priority Critical patent/JPS63287519A/ja
Publication of JPS63287519A publication Critical patent/JPS63287519A/ja
Publication of JPH0353006B2 publication Critical patent/JPH0353006B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、クリーンルームにおけるエアフイ
ルタ取付用フレームに関するものであり、さらに
言えば被吊下物の吊下構造に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体工業、電子工業、精密機械工業、病院手
術室等で使用されるクリーンルームには、天井の
全面にエアフイルタを取り付けたものが見られ
る。エアフイルタを天井に取り付けるには、エア
フイルタ取付用フレームを使用し、天井に格子状
に組み立てられた同フレームにエアフイルタを置
き密着(シール)するものである。これによつ
て、エアフイルタの支持及びエアフイルタとエア
フイルタ取付用フレームとの間のシールを行う。
このエアフイルタ取付用フレームにはU型チヤ
ンネルと角パイプの2種類がある。U型チヤンネ
ル24は、第4図に示すように、深さ、幅のほぼ
等しいU字状チヤンネルであり、シール材12を
充填したシール部25にエアフイルタの枠に取り
付けたスカートを挿入し、エアフイルタの支持と
シールを行うものである。
これに対して、角パイプ26は、第5図に示す
ように、四角形断面のフレームにエアフイルタ1
9を置きコーキング材27等によつてエアフイル
タ枠とフレームとの間のシールを行うものであ
る。
ところでクリーンルームは照明器具、スプリン
クラ、煙感知器等を天井に取り付けなければなら
ないほか、ときには重量物、例えばウエハー搬送
装置パネル、つい立て、たれ壁等を天井から吊り
下げる必要がある。
従来のエアフイルタ取付用フレームは、照明器
具、スプリンクラ、煙感知器のような比較的軽い
物については、同フレームに直接的あるいは間接
的に取り付けることが行われている。例えば、第
4図のU型チヤンネル24は、強度及びシール性
の点から直接穴開けができないため、補助フレー
ム28を使つて煙感知器29を支持し、この補助
フレーム28を2本のU型チヤンネル24のシー
ル部25に挿入し、間接的に煙感知器29を取り
付けている。また、第5図の角パイプ26では、
下壁に直接照明器具、スプリンクラ、煙感知器等
を取り付けることができる(図示せず)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のエアフイルタ取付用フレ
ームは、取り付ける器具の重量をフレーム自体で
支えるので、軽い物を取り付けることはできても
重量物を吊り下げることはできない。重量物をク
リーンルームに吊り下げるには天井から吊ボルト
によつて直接吊り下げることが必要であり、その
ためには天井に取り付けた吊ボルトはエアフイル
タ取付用フレームを貫通して下方に突出させる必
要がある。しかしながら、穴開けのできないU型
チヤンネル24では貫通孔を設けることはでき
ず、また角パイプ26では、貫通孔を開けること
はできるが、コーキング材では十分なシールがで
きないため、事実上貫通孔を設けることができな
い。それゆえ、U型チヤンネル24も角パイプ2
6も吊ボルトを通すことができない。
そこで、この発明は、エアフイルタ取付用フレ
ームについて、大きな荷重をかけることなく且つ
シール性を確保しつつ重量物を吊り下げることが
できるようにすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
第1の発明は、エアフイルタ取付用フレーム
を、 上壁2a上に一対の突壁7を上方へ突設し、上
壁2aと一対の突壁7で囲まれた部分にシール材
12を充填してシール部8を形成し、この上壁2
aに貫通孔9を設け、下壁2bに切欠き部10を
設けた角パイプ本体2と、 上壁2aに取り付けられて貫通孔9を塞ぐフラ
ンジ4と、 フランジ4の上面に突出する接続手段3と、 フランジ4の下面に免震体5を介して取り付け
られた吊下手段6と、 から構成したものである。
第2の発明は、角パイプ本体2とフランジ4に
ついては第1の発明と共通するが、接続手段3が
フランジ4を貫通し、この接続手段3の下端に免
震体5を介して吊下手段6を取り付けたものであ
る。
〔作用〕
この発明は、接続手段3と吊下手段6が、フラ
ンジ4及び免震体5を挾んで(第1の発明)ある
いは免震体5を挾んで(第2の発明)、接続され
て一体となつている。従つて、接続手段3に天井
に固定した吊ボルトを接続し、吊下手段6に被吊
下物(第2図、第3図の18)を接続すれば、角
パイプ本体2に大きな荷重をかけることなく、被
吊下物18を天井から直接吊り下げることができ
る。
また、いずれの発明も、シール部8を設けてい
るので、エアフイルタの上流側とクリーンルーム
内を遮断することできる。従つて、上壁2aとフ
ランジ4の間、接続手段3がフランジ4を貫通す
る箇所(第2の発明のみ)から、汚染された送風
がクリーンルーム内に漏れることはない。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
この発明の第1実施例を第1図及び第2図に例
示する。第1実施例の被吊下物の吊下構造は、概
略、エアフイルタ取付用フレーム1の角パイプ本
体2内に、これを貫通するように接続手段3、フ
ランジ4、免震体5及び吊下手段6を一体に取り
付けたものである。
角パイプ本体2は、断面が四角形であつて、上
壁2aの両側縁に一対の短い突壁7を上方へ突設
し、上壁2a及び一対の突壁7で囲まれた部分に
浅いシール部8を形成している。角パイプ本体2
の上壁2aに貫通孔9を設け、下壁2bに長さ方
向全長にわたつて切欠き部10を形成している。
角パイプ本体2は、アルミニウム等の軽量板材
を溶接あるいは押出成形して製造される。
接続手段3、フランジ4、免震体5及び吊下手
段6は、第2図に示すように、順次接続された一
体物である。そして、フランジ4を角パイプ本体
2の上壁2aに取り付けて貫通孔9を塞ぎ、貫通
孔9周縁にコーキング材11を充填した後、シー
ル部8にシール材12を充填している。シール材
12には、シリコーン・ゲルあるいはこれと同等
の粘弾性を有する粘弾性シール材を使用する。シ
リコーン・ゲルを使用すれば、シリコーン・ゲル
が非流動性であるので、エアフイルタ取付用フレ
ームの製造時にあらかじめ充填しておくことがで
きる。他の流体シール材を使用するときは、流動
性を有するため現場で充填をしなければならな
い。
接続手段3と吊下手段6は、第2図に示すボル
トに限らず、雌ネジであつてもよい。
免震体5の材質は、ゴムその他の免震体であ
る。
次に、以上の構成から成るエアフイルタ取付用
フレーム1を天井に組み立て被吊下物を吊り下げ
る方法について説明する。
まず、エアフイルタ取付用フレーム1を天井に
組み立てる方法は、第1図に示すように、同フレ
ーム1を継手13で連結して格子状に組み立て、
この組立枠14を、吊ボルト15で天井側吊ボル
ト16のターンバツクル17に接続すればよい。
次に、被吊下物18を吊り下げる方法は、接続
手段3を天井側吊ボルトのターンバツクル(図示
せず)に接続し、吊下手段6にウエハー搬送装
置、パネル、つい立て、たれ壁等の被吊下物18
を接続する。
また、シール部8にエアフイルタ19を設置す
る方法は、従来のU型チヤンネル24と同様に、
エアフイルタ19の枠に取り付けたスカート20
をシール部8に挿入すればよい。
以上のように、第1実施例は、接続手段3と吊
下手段6がフランジ4と免震体5を挾んで接続さ
れているので、被吊下物18を天井から直接吊り
下げることができる。また、シール部8を設けて
いるので、上壁2aとフランジ4の間を完全にシ
ールすることができる。また、フランジ4を上壁
2aに取り付けているので、貫通孔9からシール
材12が流亡するのを防止することができる。
ところで、第1実施例は、上壁2aにフランジ
4を介して免震体5を取り付けているので、上壁
2aに荷重がかかることが考えられるが、免震体
5と被吊下物18の重量は天井に支持されてお
り、荷重がかかるとしてもわずかである。また、
このように上壁2aに免震体5を取り付けている
ので、吊下手段6の位置すなわち被吊下物18の
接続位置を高くできる利点がある。
この発明の第2実施例を第3図に例示する。第
2実施例は、第1実施例と同じ角パイプ本体2を
使用して角パイプ本体2の上壁2aにフランジ4
を取り付けたこと、免震体5の下面に吊下手段6
を取り付けたことは第1実施例と同じである。第
1実施例と異なるのは、上壁2aを貫通して接続
手段3を取り付け、この接続手段3を角パイプ本
体2内のソケツト22を介して免震体5に接続し
た点である。そして、免震体5を角パイプ本体2
の下位に配置すると共に免震体5の上面にフラン
ジ23を設け、このフランジ23が上壁2aに接
触するものとしている。
第2実施例のエアフイルタ取付用フレーム1に
被吊下物18を吊り下げる方法は、第1実施例と
同様に、接続手段3を天井側吊ボルトに接続する
と共に吊下手段6に被吊下物18を接続する。
以上のように、第2実施例は、接続手段3と吊
下手段6がソケツト22及び免震体5(フランジ
23を含む)を挾んで接続されているので、被吊
下物18を直接天井から吊り下げることができ
る。しかも、接続手段3は、フランジ4を貫通し
ているので、上壁2aには全く被吊下物18の荷
重がかからない。また、シール部8を設けている
ので、上壁2aとフランジ4の間、接続手段3が
フランジ4を貫通する箇所を完全にシールするこ
とができる。
また、以上の第1、第2実施例では工場におい
て接続手段3、フランジ4、免震体5、吊下手段
6等を角パイプ本体2に取り付けるので、現場で
の施工性が格段に向上する。また、シール材12
としてシリコーン・ゲルを使用すれば工場での充
填が可能になることも、施工性の向上に役立つ。
しかも、免震体5を介して被吊下物18を吊り下
げることにより、地震等による角パイプ本体2の
横ゆれが被吊下物18に伝わるのを防止すること
ができる。
尚、一対の突壁7は上壁2aの両側縁に限ら
ず、上壁2a上の適宜位置に突設することができ
る。
〔発明の効果〕
この発明は、上方の接続手段3と下方の吊下手
段6を角パイプ本体2内で接続しているので、被
吊下物を直接天井から吊り下げることができる。
また、シール部8を設けているので、接続手段3
と吊下手段6を角パイプ本体2内で接続するため
に起る、汚れた送風がクリーンルーム内に漏れる
事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の第1実施例を示
す図面。第1図はエアフイルタ取付用フレームの
組立状態を示す斜視図。第2図は第1図のA−A
断面。第3図はこの発明の第2実施例を示す図面
であつて、要部の断面図。第4図及び第5図は従
来技術を示す図面。第4図はU型チヤンネルの吊
下構造を示す断面図。第5図は角パイプの使用状
態を示す断面図。 1……エアフイルタ取付用フレーム、2……角
パイプ本体、2a……上壁、2b……下壁、3…
…接続手段、4……フランジ、5……免震体、6
……吊下手段、7……突壁、8……シール部、9
……貫通孔、10……切欠き部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上壁2a上に一対の突壁7を上方へ突設し、
    上壁2aと一対の突壁7で囲まれた部分にシール
    材12を充填してシール部8を形成し、この上壁
    2aに貫通孔9を設け、下壁2bに切欠き部10
    を設けた角パイプ本体2と、 上壁2aに取り付けられて貫通孔9を塞ぐフラ
    ンジ4と、 フランジ4の上面に突出する接続手段3と、 フランジ4の下面に免震体5を介して取り付け
    られた吊下手段6と、 から構成されたことを特徴とするエアフイルタ取
    付用フレーム。 2 上壁2a上に一対の突壁7を上方へ突設し、
    上壁2aと一対の突壁7で囲まれた部分にシール
    材12を充填してシール部8を形成し、この上壁
    2aに貫通孔9を設け、下壁2bに切欠き部10
    を設けた角パイプ本体2と、 上壁2aに取り付けられて貫通孔9を塞ぐフラ
    ンジ4と、 フランジ4を貫通した接続手段3と、 接続手段3の下端に免震体5を介して取り付け
    られた吊下手段6と、 から構成されたことを特徴とするエアフイルタ取
    付用フレーム。
JP12234587A 1987-05-18 1987-05-18 エアフィルタ取付用フレ−ム Granted JPS63287519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12234587A JPS63287519A (ja) 1987-05-18 1987-05-18 エアフィルタ取付用フレ−ム

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JP12234587A JPS63287519A (ja) 1987-05-18 1987-05-18 エアフィルタ取付用フレ−ム

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JPS63287519A JPS63287519A (ja) 1988-11-24
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JP12234587A Granted JPS63287519A (ja) 1987-05-18 1987-05-18 エアフィルタ取付用フレ−ム

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JPH0753215B2 (ja) * 1987-11-04 1995-06-07 高砂熱学工業株式会社 クリーンルームにおけるフィルタ取り付け用フレーム

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JPS63287519A (ja) 1988-11-24

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