JPH0352851A - N,n,n’,n’―テトラアセチルエチレンジアミンの製造法 - Google Patents

N,n,n’,n’―テトラアセチルエチレンジアミンの製造法

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JPH0352851A
JPH0352851A JP1188105A JP18810589A JPH0352851A JP H0352851 A JPH0352851 A JP H0352851A JP 1188105 A JP1188105 A JP 1188105A JP 18810589 A JP18810589 A JP 18810589A JP H0352851 A JPH0352851 A JP H0352851A
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JP
Japan
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reaction
diacetylethylenediamine
tetraacetylethylenediamine
acid
acetic anhydride
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JP1188105A
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English (en)
Inventor
Takao Kashiwagi
柏木 孝雄
Hiroshi Imada
浩 今田
Tomoko Yasumasu
安増 知子
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L栗些立礼且立互 本発明は, N,N’−ジアセチルエチレンジアミンと
無水酢酸との反応を利用したN,N,N’,N’−テト
ラアセチルエチレンジアミンの製造法に関する。
夜』四月え姓 従来、N,N’−ジアセチルエチレンジアミンと酸無水
化合物である無水酢酸とを反応させると、求核置換反応
によりN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジ
アミンが得られることが知られている〔レクエイル・デ
ス・トラヴアウクス・キミクエス・デス・ペイスーバス
(Rec. Trav. Chim)1911,3仝,
183〜5頁参照〕。更に、この反応は平衡反応である
ので、反応率を向上させるため、N,N’−ジアセチル
エチレンジアミンに対して10倍モル以上の過剰の無水
酢酸を用いるか、あるいは分留塔を用いて副生酢酸を反
応系内から留去しながら反応を行なう必要があることが
、特開昭47−38916号公報、西独特許第2118
281号公報に記載されている。
また、N,N,N’,N’−テトラア℃チルエチレンジ
アミンを製造する方法として、N , N ’−ジアセ
チルエチレンジアミンとケテン化合物であるケテンとの
求核付加反応によるものも知られており、この反応では
触媒としてP−トルエンスルホン酸又はリン酸を用いる
ことが提案されている(米国特許第3223732号公
報、特公昭46−6966号公報参照)。
が  しよ゛と る しかしながら、先に述べたN,N’−ジアセチルエチレ
ンジアミンと無水酢酸とを反応させる方法においては、
反応速度が遅く、平衡状態に達するまでに約4〜5時間
と長時間を要する欠点がある。
更に、この反応では、分留塔を用いて副生酢酸を高純度
で(無水酢酸のロス分を低く)留去することで、N,N
’−ジアセチルエチレンジアミンに対する無水酢酸のモ
ル比低減は可能となるが,副生酢酸を留去しても反応後
半には反応速度が遅くなって反応液中の酢酸濃度が低く
なるので,留去する酢酸純度を高めるために還流比を大
きくし、かつ長時間をかけて反応を行なわなければなら
ず、工業的な不利がある。
一方、N,N’−ジアセチルエチレンジアミンとケテン
との反応の場合は,ケテンが化学的に不安定なガス状物
質であるため、貯蔵が難しいなど取扱い上の難点があり
、また設備負荷が天きく工業的に費用がかかるという問
題がある上、多くの場合には溶媒を用いるため、この溶
媒の除去、回収が非常に面倒であるという欠点がある。
従って、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレン
ジアミンを短時間で工業的に有利に製造し得る方法の開
発が望まれる。
本発明は,上記事情に鑑みなされたもので、N,N,N
’,N’−テトラアセチルエチレンジアミンを短時間で
、しかも高反応率で効率良く、工業的に有利に製造でき
るN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミ
ンの製造法を提供することを目的とする。
る めの   び 本発明者は、上記目的を達戒するため鋭意検討を重ねた
結果、N,N’−ジアセチルエチレンジアミンと無水酢
酸とからN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレン
ジアミンを合成する反応において、ルイス酸性を示す無
機ハロゲン化物又はプロトン酸を触媒として添加して反
応を行なうと、反応速度が高まって短時間で反応が平衡
に達する上、平衡状態に達した後に副生酢酸を留去しな
がら更に反応を進めることにより、小さな還流比で副生
酢酸を留去し得、反応時間を大幅に短縮して高反応率で
N , N , N ’ , N ’−テトラアセチル
エチレンジアミンを非常に高い収率において製造できる
ことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明のN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレン
ジアミンの製造法は、N.N’−ジアセチルエチレンジ
アミンと無水酢酸とを反応させてN,N,N’ , N
’−テトラアセチルエチレンジアミンを合成する際、触
媒としてルイス酸性を示す無機ハロゲン化物又はプロト
ン酸を使用するものである。
ここで、N,N’−ジアセチルエチレンジアミンと無水
酢酸との反応はN,Nj−ジアセチルエチレンジアミン
に対して無水酢酸を2〜10倍モル、特に3〜6倍モル
使用して行なうことが好ましい。
更に、触媒として用いるルイス酸性を示す無機ハロゲン
化物としては、例えば塩化アルミニウム,五塩化アンチ
モン,塩化亜鉛,四塩化スズ等が挙げられ、プロトン酸
としては、例えば硫酸,リン酸,p一トルエンスルホン
酸等が挙げられる。なお、これら触媒は1種を単独で又
は2種以上を混合して用いることができる。
また、触媒濃度は反応条件、触媒の種類等に応じて異な
るが、N,N’ −ジアセチル化合物に対して触媒を0
.01〜10モル%、特に0.1〜5モル%の範囲で用
いることが好適である。
本発明においては,例えば精留塔を備えた反応器にN,
N’−ジアセチルエチレンジアミン、無水酢酸及び触媒
を仕込み、副生酢酸を反応系外に留去しながら反応を進
めることが好ましい。
この場合、反応条件は別に制限されないが、まず100
〜160℃、特に130〜150℃の還流温度で約4時
間以内,特に0.5〜2時間全還流することが望ましい
. 次に、還流が終了して反応が平衡状態に達した後は、還
流比を0.5:20、特に1:10に調整し、副生酢酸
を0.5〜6時間、特に1〜4時間で留去することがで
きる。
更に、副生酢酸を留去後は、全還流に切換えて約5時間
以内、特に約3時間以内で熟或反応を行なうことが好ま
しく、これにより目的物質であるN,N,N’,N’−
テトラアセチルエチレンジアミンを非常に高収率で得る
ことができる。
見旦立豊果 本発明のN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレン
ジアミンの製造法によれば、触媒としてルイス酸性を示
す無機ハロゲン化物又はプロトン酸を使用したことによ
り,N,N’−ジアセチルエチレンジアミンと無水酢酸
との反応速度が高まり、短時間で反応が平衡に達するの
で,その後の酢酸分留において ■ 副生酢酸の留去速度を高めることができる、■ 還
流比を小さくすることが可能で、熱効率が向上する、 ■ 反応時間を大幅に短縮することができるという利点
がある。
従って、本発明の製造法はN,N,N″N +−テトラ
アセチルエチレンジアミンを短時間で効率良く合或する
ことができ、工業的に有利である。
以下,実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
〔実施例1〕 内径15nm、長さ700mmの充填塔を備えた500
mQ反応器にN,N’−ジアセチルエチレンジアミン7
0g、無水酢酸298g、塩化アルミニウムO.lgを
仕込み、反応温度140〜145℃で1時間全還流を行
なった。次に、還流比3に調整し、副生酢酸55gを1
時間で留出させた。
留出液の酢酸純度は97.2重量%であった。更に,全
還流に切換えて2時間熟戒反応を行なったところ、生成
率98.5a+ol%でN,N,N’,N’−テトラア
セチルエチレンジアミンが得られた。
〔実施例2〕 内径15nm、長さ700mmの充填塔を備えた500
d反応器にN,N’−ジアセチルエチレンジアミンl 
O O g.無水酢酸284g,リン酸0.34gを仕
込み、反応温度↓35〜145゜Cで1時間全還流を行
なった。次に、還流比4に調整し、副生酢酸78gを1
時間で留出させた,留出液の酢酸純度は98重量%であ
った。更に、全還流で2時間熟成反応を行なったところ
,生或率98.7mol%でN,N.N’,N’−テト
ラアセチルエチレンジアミンが得られた。
〔実施例3〕 内径15nn、長さ700mmの充填塔を備えた500
一反応器にN,N’−ジアセチルエチレンジアミン10
0g、無水酢酸284g、濃硫酸0.4gを仕込み、反
応温度135〜145℃で↓時間全還流を行なった。次
に、還流比3に調整し、副生酢酸78gを1時間で留出
させた。留出液の酢酸純度は97.5重量%であった。
更に、全還流で2時間熟或反応を行なったところ、生或
率98.0mo1%でN,N,N’,N’−テトラアセ
チルエチレンジアミンが得られた。
〔比較例1〕 実施例工と同様の反応装置にN,N’−ジアセチルエチ
レンジアミン70g、無水酢酸298gを仕込み、13
5〜145℃で1時間全還流を行なった。次に、還流比
4〜8に調整し、4時間で副生酢酸54gを留出させた
。留出液の酢酸純度は96.9重量%であった。更に、
全還流で4時間熟戒反応を行なったところ、生成率98
.0mol%でN,N,N″ N l−テトラアセチル
エチレンジアミンが得られた。
〔比較例2〕 実施例1と同様の反応装置にN,N’−ジアセチルエチ
レンジアミン70g、無水酢@298g、酸性白土(化
学用)1.4gを仕込み、反応温度L35〜145℃で
l時間全還流を行なった。次に、還流比3に調整し、1
時間で副生酢酸48gを留出させた。留出液のi!′酸
純度は97.0重量%であった。更に、全還流で2時間
熟戒反応を行なったところ,生成率85.3mol%で
N,N,N’,N′−テトラアセチルエチレンジアミン
が得られた。
〔比較例3〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、N,N’−ジアセチルエチレンジアミンと無水酢酸
    とを反応させてN,N,N’,N’−テトラアセチルエ
    チレンジアミンを製造する際、触媒としてルイス酸性を
    示す無機ハロゲン化物又はプロトン酸を使用することを
    特徴とするN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレ
    ンジアミンの製造法。
JP1188105A 1989-07-20 1989-07-20 N,n,n’,n’―テトラアセチルエチレンジアミンの製造法 Pending JPH0352851A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100749564B1 (ko) * 2005-12-27 2007-08-16 애경정밀화학 주식회사 테트라아세틸에틸렌디아민의 제조방법
JP2007291096A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 選択的逐次ポリアシル化法とその装置
JP2007297338A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 National Institute Of Advanced Industrial & Technology N−アシル化合物、その製造法及びその装置

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