JPH0352572Y2 - - Google Patents

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JPH0352572Y2
JPH0352572Y2 JP1987006949U JP694987U JPH0352572Y2 JP H0352572 Y2 JPH0352572 Y2 JP H0352572Y2 JP 1987006949 U JP1987006949 U JP 1987006949U JP 694987 U JP694987 U JP 694987U JP H0352572 Y2 JPH0352572 Y2 JP H0352572Y2
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JP
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louver
vehicle
ventilation
water
car
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JP1987006949U
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JPS63114808U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、互いにほぼ平行に配列された複数の
フインを有し、各フイン間の通気スリツトを通し
て車内の換気を行う自動車の換気用ルーバに関す
る。
従来技術 上記形式のルーバを車体の適所、例えばクオー
ターピラーに取付け、車内の換気を行うことは従
来より周知である。ところが、換気用ルーバは車
内と車外を連通させるものであるため、このルー
バに向けて車外から高圧水、例えば高圧洗車水を
吹きかけた場合、一部の水が車内に入り込み、こ
れが車内の内装材を濡らしたり、板金の発〓を誘
発する恐れがあつた。
このため従来は、換気用ルーバの内側に網状の
フイルターや逆止弁(バタフライ)を付設して車
内への水の浸入を防止していたが、このような部
材を設ければ通気抵抗が増大して換気性能が低下
するだけでなく、部品点数の増加に伴うコストの
上昇を免れない。
また各フインの車内側端部に、上方と下方に突
出する第2のフインを設けて水の浸入を防止する
構成も提案されているが、上方だけでなく下方に
も突出する第2のフインを設ければそれだけ材料
費が嵩み、ルーバのコストが上昇する。
さらに、換気用ルーバの車内側に固定されたダ
クト部材に凸ビードを形成し、ルーバを通してダ
クト部材に進入した高圧水を凸ビードに衝突さ
せ、これによつてその水流を渦巻き状に変流さ
せ、車外に排出させる構成が提案されている。と
ころが、このような凸ビートだけでは高圧水が車
内に入り込むことを完全に防止することは困難で
ある。またダクト部材に進入した高圧水を凸ビー
ドに導くべく、ダクト部材に湾曲壁面を形成する
必要があり、かかる湾曲壁面を有しないダクト部
材を用いたときは、この提案に係る構成を採用す
ることはできない。
目 的 本考案の目的は、上述した従来の欠点を除去し
た、冒頭に記載した形式の換気用ルーバを提供す
ることである。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、車外からル
ーバに吹き付けられた水の流れを車外に向けて転
向させるガイド部を各フインの車内側端部に設け
た構成を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明し、
併せて前述した従来の欠点を図面に即してより具
体的に明らかにする。
第1図は自動車の後部を示す側面図であり、そ
の車体の一部、図の例ではクオータピラーのアウ
タパネル1に本考案に係る換気用ルーバ2が取付
けられている。
ルーバ2は第2図にも示すように合成樹脂又は
金属等から成る板状体として形成され、ねじ3又
はルーバ2と一体のクリツプ、あるいはその他の
固着手段によつてアウタパネル1に固定されてい
る。第2図に示したルーバ2はほぼ水平な方向に
延びる複数のフイン4を有し、これらのフイン4
は上下方向に間隔をあけて互いにほぼ平行に配列
されている。各フイン4の間には通気スリツト5
が形成され、ここを通して車外Oと車内Iが連通
する。これにより車内Iの空気は、アウタパネル
1よりも車内側のインナパネル6に穿設された通
気孔7を通つて第2図に破線矢印で示す如く両パ
ネル1,6間に至り、さらにダクト部材8にガイ
ドされながらアウタパネル1の排気孔9及びルー
バ2のフイン間のスリツト5を通つて車外Oに排
出される。
上述した構成自体は従来の換気用ルーバと相違
はない。異るところは各フイン4の車内側端部1
0に第3図に明示する如きガイド部11が設けら
れている点である。ここでこのガイド部11の詳
細を明らかにする前に、従来の換気用ルーバの一
例とその欠点を第8図を参照にして説明してお
く。
第8図から判るように従来のルーバ2も、第2
図及び第3図に示したガイド部11を除いて本考
案に係るルーバと同一構造を有している。
第8図に示すように自動車の車体に高圧洗車ガ
ン12からの高圧水を吹きかけ、車体を清掃する
場合、ガン12から噴出した高圧水の流れはルー
バ2にも吹き当る。このとき水の圧力が高いと、
その流れが第8図に実線矢印で示すようにルーバ
2のスリツト5を通してダクト部材8内に浸入
し、インナパネル6の通気孔7から車内Iに吹き
込むことがあり、場合によつては各フイン4が高
圧水を車内側へ誘導することすらある。車内Iに
浸入した水は図示していない内装材を濡らし、あ
るいは車体に〓を生ぜしめる原因を作る。この欠
点を除去するため、従来はルーバ2の車内側の部
位に網状のフイルタや逆止弁(共に第8図には示
さず)を設け、水の浸入を防止する等の先に説明
した各種構成を採用していたが、これに伴う前述
の欠点を避けられなかつた。
そこで本考案は、先に簡単に説明したガイド部
11によつて水の浸入を阻止する。各フイン4の
車内側端部10に付設されたガイド部11は、第
3図に例示する如く端部10から車外側へ向けて
傾斜しながら上方に突出し、その先端13と、こ
れよりも上方に位置するフインの後端部14、な
いしはルーバ部分2a(第2図)との間に前述の
通気スリツト5を区画している。
第3図に示すようにルーバ2に向けて高圧洗車
ガン(第8図参照)からの高圧水を吹きかける
と、その水の流れのうち第3図に符号S1で示し
た流れはフイン4のほぼ水平な平坦面4aに沿つ
て流れ、ガイド部11に当る。このとき水の流れ
は、ガイド部11に案内されながら車外O向きに
転向され、矢印S2で示す如き外向きの流れとな
る。一方、上述した流れS1よりも上方の領域を
通る水の流れS3は、スリツト5へ向けて進む
が、ガイド部11にて転向された前述の水の流れ
S2に打ち当り、流れS3の流速はここで急激に
低下し、スリツト5の入口領域に激しい乱流が生
じる。このため流れS3の水は殆んどスリツト5
を通過することはなく、また多少通過してもその
流速v2はスリツト5へ向かう流れS3の流速v1
りも著しく低下するので、水が車内にまで浸入す
ることはないか、浸入する水量は従来よりも大幅
に減少する。
上述の如く、フイルタや逆止弁を用いずに車内
への水の浸入を防止することができる。また各フ
イン4の車内側端部10には一方の側に突出する
ガイド部11が設けられているだけで、他方の側
に突出する部片(第2のフイン)が存在しないた
め、ルーバ2の製作に要する材料費を低減でき
る。
車内Iから通気スリツト5を通して車外Oに流
出しようとする空気は、第3図に破線矢印で示す
如く、ガイド部11の円弧状の背面11aにガイ
ドされながら円滑にスリツト5へ流れ込むため、
換気性能は全く損われないばかりか、むしろ空気
の流れが従来よりもスムースとなり、換気性能を
高めることができる。またガイド部11は各フイ
ン4の車内側端部10、即ち車外側から見て奥側
に設けられているので、ガイド部11によつてル
ーバ2の外観が害されることもない。
ガイド部11の採用によつて、高圧水だけでな
く自然降雨水やほこり等の侵入も防止し、ないし
は抑制できることは上述したところから明らかで
ある。
ガイド部11と各フイン4を別々に製作し、次
いでこれらを互いに固着してもよいが、第3図の
ようにガイド部11とフイン4を含めたルーバ2
の全体を予め一体に成形すればその製造コストを
低減でき有利である。
第3図に示した実施例ではフイン4の端部10
と、ガイド部11とがほぼU字形断面をなすよう
に形成されているが、他の形態、例えば第4図に
示すようにV字形断面、あるいは第5図のように
開きコの字形断面等に形成することもできる。
ルーバ2の外形形態も、例えば第6図及び第7
図に示すように適宜な形を採用でき、また各フイ
ン4の延在方向も水平方向に限らず、第6図のよ
うにほぼ垂直であつたり、第7図のように斜め方
向に延びるものであつてもよいことは従来のルー
バと変りはない。
効 果 本考案によれば、ルーバ自体にガイド部を設け
るという極く簡単な構成によつて車内への水の浸
入を効果的に防止でき、フイルタや逆止弁を設け
て水の浸入を防止する構成に比べて部品点数の減
少、コストの低減を図ることができる。しかもフ
イルタや逆止弁による通気抵抗の増大に関する欠
点も除去でき、換気性能を向上させることができ
る。またフインの端部に上下に突出する第2のフ
インを設けたルーバに比べ、材料費も減少でき、
コストを低減できる。さらに、いかなる形態のダ
クト部材を用いたときも、またダクト部材を用い
ないときにも本考案を適用でき、適用範囲を拡大
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る換気用ルーバを備えた自
動車後部の側面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は第2図の部分拡大断面図、第4図
及び第5図は他の実施例を示す、第3図と同様な
断面図、第6図及び第7図は他の形態のルーバを
示す斜視図、第8図は従来の構成例を示す、第2
図と同様な断面図である。 2……換気用ルーバ、4……フイン、5……通
気スリツト、10……端部、11……ガイド部、
I……車内、S1……水の流れ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いにほぼ平行に配列された複数のフインを有
    し、各フイン間の通気スリツトを通して車内の換
    気を行う自動車の換気用ルーバにおいて、 車外からルーバに吹き付けられた水の流れを車
    外に向けて転向させるガイド部を各フインの車内
    側端部に設けたことを特徴とする前記換気用ルー
    バ。
JP1987006949U 1987-01-22 1987-01-22 Expired JPH0352572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987006949U JPH0352572Y2 (ja) 1987-01-22 1987-01-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987006949U JPH0352572Y2 (ja) 1987-01-22 1987-01-22

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Publication Number Publication Date
JPS63114808U JPS63114808U (ja) 1988-07-23
JPH0352572Y2 true JPH0352572Y2 (ja) 1991-11-14

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ID=30789945

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS429697Y1 (ja) * 1964-08-31 1967-05-26

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JPS60166613U (ja) * 1984-04-16 1985-11-05 関東自動車工業株式会社 自動車のクオ−タベンチレ−シヨンダクト

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