JPS645655Y2 - - Google Patents

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JPS645655Y2
JPS645655Y2 JP1983137729U JP13772983U JPS645655Y2 JP S645655 Y2 JPS645655 Y2 JP S645655Y2 JP 1983137729 U JP1983137729 U JP 1983137729U JP 13772983 U JP13772983 U JP 13772983U JP S645655 Y2 JPS645655 Y2 JP S645655Y2
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JP
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panel
cowl
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wall
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JP1983137729U
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JPS6045278U (ja
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Publication of JPS645655Y2 publication Critical patent/JPS645655Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、オープンカウルタイプの自動車の前
部車体構造の改良に関するものである。
(従来技術) 自動車の前部車体構造には、たとえば、実開昭
57−53971号公報に開示されているように、ワイ
パー等を駆動するモータの取付けに便利であるこ
と、衝突対策上すぐれていることなどの利点があ
ることから、フロントウインドの下部を形成する
カウルパネルをオープンタイプとしたものがある
が、ダツシユアツパパネルとカウルフロントパネ
ルとカウルパネルとインナサイドパネルとで構成
されるベンチレータ空間に取入れられた空気が、
カウルパネルとカウルフロントパネルとの間の車
体幅方向に延びる隙間のうち、インナサイドパネ
ルに近い側から外部に向つて逆流し、空気の取入
れ効率がクローズタイプのものよりも低いという
問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑み
てなされたもので、空気取入れ効率の向上を図つ
た自動車の前部車体構造を提供することにある。
(考案の構成) 本考案の特徴は、車体幅方向に沿びる隙間のう
ち、インナサイドパネルに近い側の隙間を空気逆
流防止用カバーで覆つて、ダツシユアツパパネル
に形成されてインナサイドパネルに近い側のベン
チレータ空間に開口する空気取入口から効率よく
空気を取入れることができるようにしたものであ
る。
具体的には、車体幅方向の左右側壁を形成する
インナサイドパネルと、 車体前後方向に延接されて底壁を構成する延設
部を有し、後端部がフロントウインドガラスに向
かつて立ち上がつて延びる後壁とされたダツシユ
アツパパネルと、 前記ダツシユアツパパネルの前端部に接合され
て前壁を構成するカウルフロントパネルと、 後端部が前記ダツシユアツパパネルの後壁に接
合され、かつ、前記カウルフロントパネルに向か
つて延設されて上壁を構成し、しかも、前記カウ
ルフロントパネルとの間に車体幅方向に延びる隙
間を形成するカウルパネルと、 前記ダツシユアツパパネルと前記カウルパネル
と前記カウルフロントパネルと前記インナサイド
パネルとで前記フロントウインドガラス前方に形
成されたベンチレータ空間と、 前記インナサイドパネルに近い側であつて前記
ダツシユアツパパネルの底壁に、前記ベンチレー
タ空間に開口して形成された空気取入口と、 前記車体幅方向に延びる隙間のうち、前記空気
取入口近傍の隙間を覆う空気逆流防止用カバー
と、を有し、 該空気逆流防止用カバーは、前記インナサイド
パネルに当接するまで延設され、該空気逆流防止
用カバーの前端は前記カウルフロントパネルに当
接されて該カウルフロントパネルに固定され、該
空気逆流防止用カバーの後端は前記ダツシユアツ
パパネルの後壁から離間されている、ような構成
としてある。
このような構成とすることにより、オープンタ
イプとされて、カウルパネルとカウルフロントパ
ネルとの間に設けられた隙間のうち、空気取入口
近傍の隙間を覆う上記空気逆流防止用カバーがイ
ンナサイドパネルに当接するまで延設されている
ため、オープンタイプカウル内のベンチレータ空
間に取入れられた空気が空気取入口近傍の隙間か
ら外部に流出して、空気取入れ効率を低下させて
しまうという問題が解消されることとなる。
また、この空気逆流防止用カバーは、その後端
がダツシユアツパパネルの後壁から離間されてい
るため、換言すればカウルフロントパネルとダツ
シユアツパパネルとの間に張り渡されていないた
め、正面衝突時に圧縮変形して衝突エネルギを吸
収するというオープンカウルの利点を損なうこと
はない。
(実施例) 以下に本考案に係る自動車の前部車体構造の実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、自動車の全体構成を示す斜視図で、
この図において、1はボンネツト、2はフロント
ウインドガラス、3はサイドパネルであり、第1
図において、二点鎖線で囲つた部分が本考案に係
る自動車の前部車体構造に関係する部分であり、
第2図は本考案に係る自動車の前部車体構造の拡
大平面図を示すもので、4はカウルトツプグリル
を示している。サイドパネル3は、インナサイド
パネル5とアウタサイドパネル6とから構成され
て車体幅方向の側壁を形成しており、カウルトツ
プグリル4の下方には、第3図、第4図に示すよ
うに、ダツシユアツパパネル7が存在している。
このダツシユアツパパネル7は、車体前後方向に
延びて底壁を構成する延設部8を有しており、後
端部はフロントウインドガラス2に向かつて立ち
上がる後壁9とされ、後壁9には第3図に示すよ
うに、ダツシユアツパパネルメンバ10が接合さ
れており、ダツシユアツパパネル7の延設方向前
端部はダツシユロアパネル11に接合されてい
る。
ダツシユアツパパネル7の前端部には、前壁を
構成するカウルフロントパネル12が接合されて
おり、ダツシユアツパパネル7の後壁9には、カ
ウルフロントパネル12に向かつて延設されて上
壁を構成するカウルパネル13の後端部が接合さ
れ、カウルパネル13の前端とカウルフロントパ
ネル12との間には車体幅方向に延びる隙間14
が形成されている。ダツシユアツパパネルとイン
ナサイドパネル5とカウルフロントパネル12と
カウルパネル13とは、フロントウインドガラス
2の前方に存在するベンチレータ空間15を構成
しており、ダツシユアツパパネル7には、第2図
に示すように、インナサイドパネル5に近い側
に、ベンチレータ空間15に開口する筒状の空気
取入口16が設けられている。
カウルパネル13とカウルフロントパネル12
との間の隙間14には、空気取入口近傍の隙間部
分を覆う空気逆流防止用カバー17が設けられて
いる。この空気逆流防止用カバー17は、隙間1
4が延びる方向に沿つて延びる延設部18と、イ
ンナサイドパネル5が延びる方向に沿つて延びる
延設部19とを有しており、第2図に示すよう
に、空気逆流防止用カバー17は、その一部が空
気取入口16の上方からこの空気取入口16に臨
む構成とされている。空気逆流防止用カバー17
は、第2図、第4図に示すように、ドレイン通路
20を有しており、インナサイドパネル5には、
このドレイン通路に連通するドレイン孔21が形
成されて、空気逆流防止用カバー17の上面に溜
つたドレインがこのドレイン孔21から車体外部
に排出する構成とされており、空気逆流防止用カ
バー17には、インナサイドパネル5に当接する
当接壁22が形成されており、延設部18の延設
方向であつて当接壁22から遠い側には、第5図
に示すように取付部23,24が形成されてお
り、第6図に示すように、取付部23はカウルパ
ネル13に取付けられ、取付部24は、カウルフ
ロントパネル12に取付けられるものとされてい
る。空気逆流防止用カバー17は、その延設部1
8と延設部19とに溜つたドレインがドレイン通
路20に集中するように、延設部18と延設部1
9とがドレイン孔21に向かつて下方に傾斜する
構成として隙間14の部分に配設されるものとな
つている。以上の構成において、本実施例にあつ
ては、空気逆流防止用カバー17によつて受け止
められた雨水は、直ちに上記ドレイン通路20に
集まり、このドレイン通路20からインナサイド
パネル5に開口するドレイン孔21を通つて車体
外部に排出されるため、雨水が空気逆流防止用カ
バー17からダツシユアツパパネルの底壁へ流下
し、該底壁からはね上る水が空気取入口へ浸入し
てしまうという事態の発生を防止することができ
る。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、正面衝突時に圧縮変形し易いという衝突対策
上優れた利点を有するオープンカウルの特徴を損
なうことなく、空気取入れ効率を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の全体構成を示す斜視図、第2
図は本考案に係る自動車の前部車体構造を一部を
破断で示した拡大平面図、第3図は第2図のA−
A線に沿う断面図、第4図は第2図のB−B線に
沿う断面図、第5図は本考案に係る空気逆流防止
用カバーの側面図、第6図は本考案に係る空気逆
流防止用カバーの取付け状態を説明する説明図、
である。 2……フロントウインドガラス、5……インナ
サイドパネル、7……ダツシユアツパパネル、1
2……カウルフロントパネル、13……カウルパ
ネル、15……ベンチレータ空間、16……空気
取入口、17……空気逆流防止用カバー、20…
…ドレイン通路、21……ドレイン孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体幅方向の左右側壁を形成するインナサイ
    ドパネルと、 車体前後方向に延設されて底壁を構成する延
    設部を有し、後端部がフロントウインドガラス
    に向かつて立ち上がつて延びる後壁とされたダ
    ツシユアツパパネルと、 前記ダツシユアツパパネルの前端部に接合さ
    れて前壁を構成するカウルフロントパネルと、 後端部が前記ダツシユアツパパネルの後壁に
    接合され、かつ、前記カウルフロントパネルに
    向かつて延設されて上壁を構成し、しかも、前
    記カウルフロントパネルとの間に車体幅方向に
    延びる隙間を形成するカウルパネルと、 前記ダツシユアツパパネルと前記カウルパネ
    ルと前記カウルフロントパネルと前記インナサ
    イドパネルとで前記フロントウインドガラス前
    方に形成されたベンチレータ空間と、 前記インナサイドパネルに近い側であつて前
    記ダツシユアツパパネルの底壁に、前記ベンチ
    レータ空間に開口して形成された空気取入口
    と、 前記車体幅方向に延びる隙間のうち、前記空
    気取入口近傍の隙間を覆う空気逆流防止用カバ
    ーと、を有し、 該空気逆流防止用カバーは、前記インナサイ
    ドパネルに当接するまで延設され、該空気逆流
    防止用カバーの前端は前記カウルフロントパネ
    ルに当接されて該カウルフロントパネルに固定
    され、該空気逆流防止用カバーの後端は前記ダ
    ツシユアツパパネルの後壁から離間されてい
    る、 ことを特徴とする自動車の前部車体構造。 (2) 前記空気逆流防止用カバーの上面には、ドレ
    イン通路が形成され、前記空気逆流防止用カバ
    ーに当接するインナサイドパネルには前記ドレ
    イン通路に連通するドレイン孔が形成されてい
    る、 ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項の自動車の前部車体構造。
JP13772983U 1983-09-05 1983-09-05 自動車の前部車体構造 Granted JPS6045278U (ja)

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JP13772983U JPS6045278U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 自動車の前部車体構造

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JP13772983U JPS6045278U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 自動車の前部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPS6045278U JPS6045278U (ja) 1985-03-30
JPS645655Y2 true JPS645655Y2 (ja) 1989-02-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437656B2 (ja) * 1974-03-25 1979-11-16
JPS57104470A (en) * 1980-12-22 1982-06-29 Nissan Motor Co Ltd Construction of air box part

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624088Y2 (ja) * 1977-08-18 1981-06-05

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437656B2 (ja) * 1974-03-25 1979-11-16
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JPS6045278U (ja) 1985-03-30

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