JPH035250A - ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置 - Google Patents

ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置

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JPH035250A
JPH035250A JP1138548A JP13854889A JPH035250A JP H035250 A JPH035250 A JP H035250A JP 1138548 A JP1138548 A JP 1138548A JP 13854889 A JP13854889 A JP 13854889A JP H035250 A JPH035250 A JP H035250A
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JP
Japan
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headrest
switch
auto switch
counter
auto
Prior art date
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Application number
JP1138548A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Ogasawara
紘充 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヘッドレストを格納位置に移動させて、ド
ライバーの後方視界およびリヤシート着座者の前方視界
を確保するヘッドレスト制御システムおよびヘッドレス
ト制御装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、乗用車用シートに代表されるように、各種自
動車のシートの7−トバツク上端に、着座者の頭部を支
持するヘッドレストが配設されている。
ヘッドレストとして、たとえば、着座者の頭部を支持す
る支持位置と、ドライバーの後方視界線、または、リヤ
シート着座者の前方視界線より下方の格納位置との間を
、された情報によって揺動される構成が知られている。
このような構成において、された情報は、たとえば、 ワンタッチ式のオートスイッチによって制御される。こ
のようなヘッドレストによれば、オートスイッチの操作
によって、リヤシートのヘッドレスト、アシスタントシ
ートのヘッドレストが後方、前方のそれぞれの視界線の
下方に格納できる。そのため、バック走行時でのドライ
バーの後方視界、通常走行時でのり中シート5座者の前
方視界が対応するヘッドレスI・に妨げられることなく
確保できる。
ここで、このようなヘッドレストにおいて、リヤシート
、アシスタントシートへの着座者の有無を検出し、着座
者の有無に対応してヘッドレストの格納を規制する着座
検出手段を46 、tた構成が知られている。このよう
な着座検出手段は、たとえば、シートベルトのタングを
ベルトアンカーに挿着することによってオンとなるよう
なスイッチをベルトアンカー内に設け、ベルトアンカー
スイッチのオン、オフによって、着座者の有無を検出可
能に構成されている。
また、着座スイ・ツチを7−トクツシヨン内に設けた構
成も知られている。着座スイッチとして、たと尤ば、着
座者の重量によって着座者の有無を検出する圧力式(重
量式)スイッチや、人体による静電容量の変化によって
着座者の有無を検出する静電容量式スイッチ等が利用さ
れている。
上記のような着座検出手段を備えた構成によれば、ヘッ
ドレストは、着座者のいないときのみ格納可能となり、
着座者のいるとき、オートスイッチ等を誤って操作して
も、ヘッドレストは格納されないため、着座者の安全性
が確保される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、公知のヘッドレスト制御システムにおい
ては、ベルトアンカースイッチや着座スイッチ等からな
る着座検出手段によって着座者の有無を検出し、着座者
の安全性を確保している。
しかし、ベルトアンカースイッチによって着座者の有無
を検出する構成においては、シートベルトの装着時のみ
着座者の存在が検出される。つまり、シートベルト装着
を義務付けられない妊婦や病人等の場合は、ベルトアン
カースイッチが操作されないため、着座者の存在が検出
できない。また、リヤシート着座者はシートベルトをし
ない場合が多いため、リヤシートにおいては、着座者の
検出が非常に困難となる。
また、圧力式スイッチ、静電容量式スイッチ等の着座ス
イッチによる構成においては、着座者がソート(二着座
することによって、着座スイッチがオンとなり、着座者
の存在が検出される。しかし、圧力式スイッチにおいて
は、子供等の体重の軽い着座者や、着座姿勢によっては
、着座者を検出できない場合がある。また、ンートクッ
ンヨンに荷物等を載置した場合においても、圧力式スイ
ッチがオンとなるため、誤った判断をする虞れがある。
他方、静電容量式スイッチにおいては、人体の有する高
誘電率に対して変化する静電容量によって着座者の存在
が検出されるため、着座者の重量、着座姿勢とは無関係
に、着座者の存在が検出できる。しかし、着座者が、座
布団、クツション等を介して、リヤシート、または、ア
シスタントシートに着座した場合、座布団等に妨害され
て、静電容量式スイッチが静電容量の変化を検出しにく
くなるため、誤動作を生じる虞れがある。
また、シートクツジオン上への荷物の載置に対しては、
静電容量変化が人体と大きく異なるため、静電容量式ス
イッチは作動しない。そのため、荷物がシートクツショ
ンに載置されていた場合でも、へ・1ドレストが格納方
向に揺動される。しかし、大きな荷物、たとえば、ヘッ
ドレストの格納位置より高い荷物の積載された場合にお
いてもヘッドレストは格納方向に揺動するため、格納方
向への揺動途中で、荷物によってヘッドレストの揺動が
阻止される。このような場合においては、ヘッドレスト
が格納方向への揺動途中であるため、リミットスイッチ
等も作動せず、モータは継続して駆動される。そのため
、揺動用モータは、過負荷によって発熱する虞れがある
上記のように、ベルトアンカースイッチ、圧力式スイッ
チ、静電容量式スイッチ等からなる着座検出手段におい
ては、いずれも誤動作が生じやすく、着座者の安全性が
1−分に確保できない。
この発明は、着座検出手段を設けることなく、着座者の
安全性、快適性を確保するヘッドレスト制御システムお
よびヘッドレスト制御装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明のヘッドレスト制
御システムによれば、誤操作は1回の操作により生じる
ことに着目している、そして、ヘッドレストの格納位置
への格納、支持位置への復帰を行なうオートスイッチが
、予め設定されたオートスイッチ内に、格納方向に少な
(とも2回連続して操作されたときのみ、ヘッドレスト
が格納可能に構成されている。また、復帰方向へのオー
トスイッチの1回の操作によって、ヘッドレストは支持
位置に復帰される。
ここで、ヘッドレストの格納可能なオートスイッチは、
表示手段によって表示可能に構成されている。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この発明に係るヘッドレ
スト制御装置10は、オートスイッチ12と、マニュア
ルスイッチ14と、スイッチコントロール回路16と、
表示手段lδと、中央処理ユニ、ト20とを具備してい
る。また、ヘッドレスト制御装置IOは、揺動用モータ
22と、昇降用モータ24とを更に具備し、揺動用モー
タ、昇降用モータのそれぞれの駆動1こよって、ヘッド
レスト26の格納、復帰、または、前後位置、上下位置
を制御可能に構成されている。揺動用モータ221.昇
降用モータ24として、たと丸ば、DCギャードモータ
がそれぞれ利用できる。
ヘッドレスト26の動作の概略を述べると、ヘッドレス
トは、第3図に実線で示す初期支持位置(支持位置での
下限位置、および、後限位置と一致する)から二点鎖線
で示す格納位置まで揺動する。この揺動角度αは、たと
えば、80°程度とさレル。また、ヘッドレスト26は
、初期支持位置から、−点鎖線で示すように、前方に角
度βの範囲で揺動でき、ヘッドレストの支持位置がこの
N11fflで前後に、igl整されて、着座者の好み
の支持位置が任意に設定される。
前後調整角度β、つまり、前後調整範囲は、たと尤ば、
18°程度とされる。前後調整角度βを含む角度α内で
のヘッドレスト26の揺動動作は、揺動用モータ22の
駆動によって制御される(第1図参照)。
また、ヘッドレスト26は、前後調整範囲のどの位置に
おいても、距離Δ11昇降でき、上下方向における着座
者の好みの支持位置が任意に設定される。昇降距離6社
は、たとえば、40m程麿上古れ、ヘッドレスト26の
昇降動作は、昇降用モータ24の駆動fこよって制御さ
れる(第1図参照)。
ヘッドレスト26の、前後調整範囲での支持位置の前限
位置(支持部限位置)、後限位置(初期支持位置と一致
する、支持後限位M)を第4図に、格納位置を第5図に
、初期支持位置での上限位置(支持−上限位置)を第6
図に示す。
第5図に示す格納位置において、たとえば、アンスタン
ドシート28では、リヤシート着座者の目線とフロント
ガラスとの下縁、または、ボンネットの縁とを結ぶ、い
わゆる前方視界線30の下方にヘッドレスト26は揺動
し、ヘッドレストが格納位置に揺動することによって、
リヤシート着座者の前方視界が確保される(第1図参照
)。
第1図Iこ示すように、オートスイッチ12は、リャシ
ート32への着座者の操作可能な位置、たとえば、リヤ
ドア34の内壁と一体的に形成されたアームレスト36
に設けられている。そして、オートスイッチ12は、揺
動用モータ22の駆動を制御して、ヘッドレスト26の
格納位置、支持位置をワンタッチで設定可能に構成され
ている。しかし、オートスイッチ12の配設位置は、ア
ームレスト36に限定されず、リヤシート着座者の操作
可能な位置であれば、他の部材に配設してもよい。オー
トスイッチ12として、たとえば、ニュートラル位置と
2ボジンコンの接点とを持つ自動復帰形のシーソー式ス
イッチが利用できる。
また、オートスイッチ12は、たとえば、スイッチ操作
、および、操作方向を記憶するメモリー機詣を備えたワ
ンタッチ式に構成するとよい。このような構成では、揺
動用モータ22の駆動中に、オートスイッチ12をオフ
としても、された情報はスイッチ操作方向に継続される
ため、オートスイッチのワンタッチ操作が可能となる。
そして、オートスイッチ12は、第2図に示すように、
後述するようなスイッチコントロール回に’Fr16(
後述する)を介して、中央処理ユニット20に接続され
、オートスイッチが操作されると、信号がスイッチコン
トロール回路で処理されて、中央処理ユニットに出力さ
れる。
中央処理ユニット20は、マイクロコンピュータ(マイ
コン)38をm tて形成され、マイコンは、記憶され
たプログラムに従って入力を処理し、適当な制御信号を
発生する。制御信号は、第1図に加えて第2図を見ると
わかるように、たとえば、揺動用モータ制御リレー40
.42 、昇降用モータ制御リレー44.46にそれぞ
れ出力されて、揺動用モータ22、昇降用モータ24の
駆動をそれぞれ制御する。
ここで、たとえば、アシスタントシート24に着座者が
あるとき、リヤシート着座者が不注意によってオートス
イッチ12に接触し、オートスイッチが誤って格納方向
にオンとされると、ヘッドレスト22が不意に格納され
るため、アシスタントシート着座者が思わぬケガをする
虞れがある。そこで、この発明のヘッドレスト制御装置
ff1Gによれば、スイッチの誤操作が、通常、1回の
操作であることに着目している。そして、スイッチコン
トロール回路1Gによって、予め設定されたオートスイ
ッチ内に、オートスイッチ12が格納方向に少なくとも
2回連続して操作されたときのみ、揺動用モータ22の
駆動を制御して、ヘッドレスト26を格納可能に構成さ
れている。
スイッチコントロール回路16は、たとえば、第7図に
示すように、カウンタ48と、タイマー50とを備えて
形成されている。カウンタ48は、たとえば、2進カウ
ンタとして形成され、ゲート52.54゜56を介して
、オートスイッチ12の格納方向の接点12aに接続さ
れている。た七えば、オートスイッチ1zを格納方向に
オンとすると、信号がゲート54.56を介して、カウ
ンタ50に人力され、その操作回数がカウンタにカウン
トされる。そして、入力信号がカウンタ50によってカ
ウントされた後、信号がゲート5δに出力される。ゲー
ト58は、中央処理ユニット20に接続され、ゲート5
&から信号が出力されたときのみ、中央処理ユニット1
こ信号が人力される。
また、タイマー50は、第7図に示すように、たとえば
、ゲート52.54間で、並列に接続され、格納方向へ
のオートスイッチ12の操作による信号によって、予め
設定されたオートスイッチだけ駆動される。
タイマー50の設定時間は、たとえば、5抄上度に設定
される。ここで、ゲート54は、たとえば、^NDゲー
トとされ、ゲート52からの信号と、タイマー50から
の信号とが、ともに発生された状態においてのみ、信号
を出力可能に構成される。
ここで、スイッチコントロール回路16は、たとえば、
タイマー50の駆動開始、および、駆動停止を検出する
エツジ検出回路60を備えている。エツジ検出回路60
は、第7図に示すように、たとえば、タイマー50、カ
ウンタ48間に接続され、タイマーの駆動開始時、駆動
停止時の信号によって、カウンタにリセット信号を発生
するように形成されている。また、スイッチコントロー
ル回路taは、パワーオンリセット回路62を備え、′
:4源がオンとなったとき、たとえば、イグニションス
イッチ64をオンとしたときに、カウンタ48をリセッ
ト可能に構成されている。このような構成によれば、タ
イマー50されたときのみ、信号経過後、または、イブ
ニシジンスイッチ64のオンによって、カウンタ50の
カウントがすべてリセットされるため、カウンタの誤動
作が十分に防止できる。
また、第2図、第7図に示すように、この発明によれば
、タイマー50の駆動を表示する表示手段1δが設けら
れている。表示手段18として、たとえば、発光ダイオ
ード(1、F、D )が利用でき、LEDは、第7図に
示すように、LEDを点滅させるフラッシング回路66
を介してタイマー50に接続され、タイマー50の駆動
中にのみ、LEDを点滅可能に構成されている。LED
 IJIは、たとえば、着座者(操作者)の確認の容易
な位置、たとえば、オートスイッチ12に一体的に設け
られる。しかし、l、ED18の配設位置は、オートス
イッチ12に限定されず、着座者の確認可能な位置であ
れば足り、オートスイッチと別体に設けてもよい。
たとえば、第5図に二点鎖線で示すヘッドレスト26の
任意の支持位置において、オートスイッチ12を格納方
向にオンとすると、第7図1こ加えて第8図を見るとよ
くわかるように、Llに信号が発生し、タイマー50の
駆動が開始されて、Llにタイマー50からの出力信号
が発生する。タイマー50からの出力信号は、タイマー
が停止するまで継続される。また、ゲート52、タイマ
ー50からの出力信号はゲート54にそれぞれ入力され
る。ゲート54は、たとえば、ANDゲートとされ、ゲ
ート52、タイマー50からの信号がともに入力された
ときのみ、1,3に信号が出力される。つまり、第8図
に示すように、タイマー50が駆動し、Llに信号が出
力された状態においては、Ll、L3の信号は同期して
発生する。
また、オートスイッチ12が格納方向に操作され、L3
にタイマー50からの出力信号が発生すると、その出力
信号が、エツジ検出回路60、フラッシング回路66に
それぞれ人力される。タイマー50が駆動を開始し、タ
イマーからの信号がエツジ検出回路60に入力され、エ
ツジ検出回路がタイマーの駆動開始を検出すると、L6
にリセット信号が発生し、リセット信号が、ゲート68
を介してカウンタ48に入力され、カウンタがリセット
される。つまり、カウンタ48は、常に、リセットされ
た状態から、カウントが開始される。
また、タイマー50が駆動し、タイマーからの出力信号
が、フラッシング回路S6に入力されると、Llに点滅
信号が発生し、1、EDをタイマーの駆動時間中、点滅
させる。
そして、1.3に発生した信号が、ゲート56を介して
カウンタ48に入力し、カウントされた後、L4に信号
が発生し、ゲート58に入力される。ここで、ゲート5
8は、たとえば、ゲート54七同様に、ANDゲートと
されるため、L3.L4において、出力信号がともに発
生したときのみ、信号がゲート58から出力される。し
かし、第8図に示すように、オートスイッチ12の1回
の操作においては、 L3.L4の信号が同期して発生
されないため、信号はゲート58から出力されず、L5
に信号は発生しない。つまり、格納方向へのオートスイ
ッチ12の1回の操作においては、信号が中央処理ユニ
ット20に出力されないため、揺動用モータ22は駆動
されず、ヘッドレスト26の格納動作は生じない。
そして、タイマー50の駆動時間中、つまり、Llでの
信号の発生時に、オートスイッチ12が格納方向に、再
度、オンとされ、Llに信号が発生すると、ゲート54
から信号が出力されて、L3に信号を発生させる。する
と、ゲート54からの信号が、ゲート56を介してカウ
ンタ48に入力されるとともに、ゲート5δに人力され
る。このとき、格納方向へのオートスイッチ12の1回
目の操作によって、L4に信号が発生されている。その
ため、ゲート56からの信号によって、ゲート58から
信号が出力され、L5に信号が発生され、中央処理ユニ
ット20に出力さされる。
中央処理ユニット20に信号が入力されると、中央処理
ユニットからの信号によって、第2図に示すように、揺
動用モータ制御リレー40.42が付勢され、対応する
リレー接点40a、42aが切換えられる。この切換え
によって、揺動用モータ22が、たとえば、逆転方向に
駆動され、ヘッドレスト26が、第5図Jこ示すように
、支持位置から格納位置に揺動して、格納される。
そして、設定時間の経過によって、タイマー50が停止
すると、Ll、Llでの信号が消滅され、LED18が
消灯されるとともに、エツジ検出回路60がタイマーの
駆動停止を検出してL6に、リセット信号を発生させ、
カウンタ48に出力して、カウンタをリセットする。
また、オートスイッチ12を格納方向に1目操作した後
、タイマー50の駆動中に、オートスイッチが格納方向
に再度操作されず、設定時間が経過したとすると、第9
図に示すように、L4での信号発生時に、L3に信号が
発生されないため、ゲート58からの信号は出力されな
い。そして、タイマー50の駆動停止とともに、Ll、
L4.Llの信号は消滅すると七もに、エツジ検出回路
60からの信号によって、IJにリセット信号が生じ、
カウンタ48をリセットする。そのため、タイマー50
の設定時間内に、オートスイッチ12が格納方向に少な
(とも2回連続して操作されない場合は、中央処理ユニ
ット20への出力信号は発生せず、ヘッドレスト26に
格納動作を生じさせることな(、スイッチコントロール
回路16は、初期状態に戻される。
このように、オートスイッチ内における、格納方向への
オートスイッチ12の少なくとも2回の連続した操作に
よって1.ヘッドレストz6が格納される構成では、オ
ートスイッチが格納方向に誤ってオンとされても、1回
の操作においては、ヘッドレストは格納されない。その
ため、オートスイッチ12の誤操作に対する、アンスタ
ンドシート着座者の安全性が、確保される。
そして、たとえば、アシスタントシート28のヘッドレ
スト26においては、リヤシート32への着座者がオー
トスイッチ12を操作して、ヘッドレストの格納、復帰
を制御する。つまり、リヤシート着座者は、目視によっ
て、アシスタントシート着座者の存在を、1・分に確認
することができるとともに、オートスイッチ12の誤操
作が防止されるため、着座検出手段によって、着座者の
検出を行なう必要がない。
また、タイマー50の駆動中においては、LED Hが
点滅される。つまり、LED Hの点滅によって、格納
方向へのオートスイッチ12の操作が確実に遂行された
ことが判断できるとともに、タイマー50の設定時間が
明確化されるため、操作性が向上される。また、LED
 1gの表示が着座者への警告となるため、誤操作の防
止がはかられる。
表示手段18は、点滅されるLEDとして具体化されて
いるが、これに限定されず、たとえば、タイマー50の
設定時間を数字によって表示する構成としてもよい。ま
た、表示手段18をアラーム等から形成し、音lこよっ
て、タイマー50の設定時間を明確化する構成としても
よい。
また、第7図に示すように、オートスイッチ12の復帰
方向の接点12bは、ゲート70を介して、中央処理ユ
ニット20に接続される。つまり、復帰方向へのオート
スイッチ12の操作においては、1回の操作によって、
中央処理ユニット20への信号が出力可能に構成されて
いる。
たとえば、第5図に示すヘッドレスト26の格納位置に
おいて、オートスイッチ12を復帰方向にオンとすると
、中央処理ユニット20にオートスイッチからの信号が
入力される。そして、中央処理ユニット20からの信号
によって、揺動用モータ制御リレー40.42が付勢さ
れ、対応するリレー接点40a、42aが切換えられる
。この切換えによって、揺動用モータ22が、たとえば
、正転方向に駆動され、ヘッドレスト26が格納位置か
ら初期支持位置に復帰する。
なお、オートスイッチ12は、リヤシート着座者の操作
可能な位置に加えて、ドライバーの操作可能な位置、た
とえば、ドライバーシートサイドのフロントドアのアー
ムレスト等に設けてもよい。
また、オートスイッチ内でのオートスイッチ12の必要
な連続操作は、通常、2回とされるが、少なくとも2回
であれば足り、3回以上としてもよい。
ここで、オートスイッチ12は、あと操作を優先する構
成とされる。たとえば、オートスイッチ内にオートスイ
ッチ12を格納方向に連続して2目操作し、ヘッドレス
ト26の格納動作の途中に、オートスイッチを復帰方向
に操作すれば、揺動用モータ22の回転方向が切換えら
れ、ヘッドレストが直ちに復帰方向に揺動される。この
ような構成によれば、たとえば、リヤシート着座者の誤
判断によって、アシスタントシート28に着座者のある
ときにヘッドレスト26が格納方向に揺動されても、リ
ヤシート着座者、または、ドライバーがオートスイッチ
12を復帰方向に操作すれば、ヘッドレストは直ちに、
支持位置に復帰される。そのため、アンスタンドシート
着座者の安全性が、より1−分に確保できる。
第1図、第2図に示すように、たとえば、スイ、チコン
トロール回路16、中央処理ユニット20は、内部回路
用電源回路711こそれぞれ接続され、内部回路用電源
回路は、バッテリー72に接続されている。
マニュアルスイッチ14は、第1図、第2図に示すよう
に、たとえば、前後調整スイッチ73と上下調整スイッ
チ74とを有して形成され、アシスタントシート着座者
の調整可能な位置、たとえば、アシスタントシートサイ
ドのフロントドア76の内壁と一体のアームレスト78
に配設される。前後:A整スイッチ73、上下調整スイ
ッチ74として、たとえば、ニュートラル位置と2ポジ
シヨンの接点とを持つ自動復帰形のシーソー式スイッチ
が利用できる。しかし、これに限定されず、たとえば、
押力を解除すると初期位置に復帰する自動復帰形のブツ
シュボタンスイッチ等を利用してもよい。また、マニュ
アルスイッチ14の配設位置は、アシスタントシ−ト着
座者の操作可能な位置であれば足りるため、フロントド
アのアームレスト78に限定されず、他の部材、たとえ
ば、コンソールボックス等にマニュアルスイッチを配設
してもよい。
前後調整スイッチ73、上下調整スイッチ74は、第2
図に示すように、中央処理ユニット20にそれぞれ接続
され、前後調整スイッチ、上下調整スイッチが操作され
ると、それぞれの信号が中央処理ユニットに出力される
たとえば、ヘッドレスト26の支持位置において、前後
調整スイッチ73を前方、または、後方に操作すると、
中央処理ユニット20に、前方、または、後方への調整
信号が入力される。すると、中央処理ユニット20から
の信号によって、揺動用モータ制御リレー40.42が
付勢されて、対応するリレー接点40a、42aが切換
えられる。これによって、揺動用モータ22が対応する
方向に駆動され、ヘッドレス!・26が前後調整角度β
内で揺動される(第3図参照)。そして、着座者が任意
の位置で前後調整スイッチ73をオフとすると、リレー
接点40a、42aが切換えられて揺動用モータ22が
停止され、ヘッドレスト26の前後方向での好みの支持
位置が任意に設定される。
ここで、ヘッドレスト26の前後方向での揺動範囲、つ
まり、第3図に示す揺動角度α、前後調整角度βは、た
とえば、揺動リミットスイッチδ0によって、それぞれ
限定可能に構成される。揺動リミットスイッチ80は、
たとえば、第2図に示すように、揺動角度αを限定する
格納リミットスイッチδ2と、前後調整角度βを限定す
る調整リミットスイッチ84とを持ち、中央処理ユニッ
ト20にそれぞれ接続されている。このような揺動リミ
ットスイッチδ0は、たとえば、ヘッドレスト26が揺
動し、格納リミットスイッチδ2、調整リミットスイッ
チ84がそれぞれの位置でオンとなると、揺動用モータ
22が自動的に停止し、ヘッドレストの揺動が直ちに停
止される。そのため、ヘッドレスト26の格納、復帰時
、前後調整時のいずれにおいても、ヘッドレストの過剰
な揺動が阻止され、アシスタントシート着座者のケガ等
が十分に防止できるとともに、着座者に不安感を与える
ことがない。
また、たとえば、ヘッドレスト26の任意の支持位置に
おいて、上下調整スイッチ74を上方、または、下方に
操作すると、中央処理ユニット20に、上方、または、
下方への調整の信号が入力される。
すると、中央処理ユニット20からの信号によって、昇
降用モータ制御リレー44.46が付勢され、対応する
リレー接点44a、46aが切換えられ、これによって
、昇降用モータ24が対応する方向に駆動され、ヘッド
レスト26が昇降される。そして、着座者が任意の位置
で上下調整スイッチ74をオフとすると、リレー接点4
4a、46aが切換えられて昇降用モータ24を停止し
、第3図に実線でそれぞれ示す上限位置、下限位置間の
距離Δ11の範囲で、上下方向でのヘッドレストの好み
の支持位置を任意に設定できる。
ここで、ヘッドレスト26の初期支持位置、支持上限位
置を規定し、ヘッドレストの昇降範囲を限定する昇降リ
ミットスイッチ86が、第2図に示すように、たとえば
、昇降用モータ24、昇降用モータ制御リレーのリレー
接点46a間に設けられている。昇降リミットスイッチ
86として、たとえば、ダイオード付のブツシュボタン
スイッチが利用でき、昇降リミットスイッチは、ヘッド
レスト内に配設される。そして、ヘッドレスト26の初
期支持位置、支持上限位置において、昇降リミットスイ
、チが操作されると、昇降用モータ24の駆動、つまり
、ヘッドレストの昇降を直ちに停止するように構成され
ている。このような構成では、ヘッドレスト26の過剰
な昇降が阻止されるため、アシスタントシート着座者の
ケガ等が十分に防止できる。
また、第1図、第2図に示すように、バッテリー72か
らの電圧を制御して、揺動用モータ22の回転速度を切
換える電圧制御回路88が備えられている。電圧制御回
路88は、たとえば、高圧回路δ8a、低圧回路111
1bを有し、揺動用モータ22、バッテリー72間に配
設され、オートスイッチ12、マニコアルスイッチ14
の操作に対応する中央処理ユニット20からの信号によ
って、揺動用モータへの印加電圧を制御可能lこ構成さ
れている。つまり、オートスイッチ12の操作による信
号に対しては、高圧回路8δaからの高電圧が揺動用モ
ータ22に印加されて、揺動用モータが高速で回転駆動
されるようになっている。また、マニュアルスイッチ1
4の操作による信号に対しては、低圧回路S8bからの
低電圧が揺動用モータ22に印加されて、揺動用モータ
が低速で回転駆動されるようになっている。
そのため、オートスイッチ12の操作によるヘッドレス
ト26の格納、復帰においては、揺動用モータ22が高
速回転して、格納、復帰時のヘッドレストの揺動が迅速
に行なえる。また、マニュアルスイッチ14の前後調整
スイッチ73の操作による、支持位置でのヘッドレスト
26の前後調整においては、揺動用モータ22が低速回
転されるため、微調整が可能となり、ヘッドレストの前
後位置の適確な微:A整が容易に行なえる。
なお、昇降用モータz4は、ヘッドレスト26の上下方
向での微調整時にのみ、駆動されるため、低速で回転駆
動されるように、電圧制御回路の低圧回路88bに接続
される。
また、この発明のヘッドレスト制御装置IOは、第1図
、第2図に示すように、たとえば、対応するフロントド
ア76の開放を検出するドア検出手段90を更に具備し
ている。ドア検出手段9aは、対応するドア、たとえば
、アシスタントシートサイドのフロントドア76の開放
と同時にオンとなるように作用し、たとえば、ドアの開
放によって点灯するルームランプ用のドアスイッチが利
用できる。
しかし、ドアスイッチに限定されず、他の手段から、ド
ア検出手段90を構成してもよい。そして、ドア検出手
段90は、中央処理ユニット201こ接続され、中央処
理ユニットからの信号によって、揺動モータ2zを制御
可能に構成されている。
たとえば、ヘッドレスト26が格納位置にあるとき、フ
ロントドア76が開放され、ドア検出手段90からの信
号が中央処理ユニッ)20に入力されると、揺動用モー
タ制御リレー40.42が付勢されてリレー接点40a
、42aが切換えられる。すると、これによって、揺動
用モータ22が、たとえば、正転方向に駆動され、オー
トスイ・yfL2とは無関係に、ヘッドレスト26が格
納位置から支持位置に自動的に復帰される。このような
構成では、へ、ラドレスト2Bが格納位置にあるときに
、アシスタントシートに着座者が乗車しようとして、対
応するフロントドア76を開放すると、ドアの開放と同
時に、へ・ラドレストが自動的に支持位置に復帰するた
め、着座者の乗車が妨害されない。そして、着座前に、
へ・yビレスト26が格納されていても、着座時にはヘ
ッドレストが支持位置に常にあるため、着座後、オート
スイッチ12を操作して、へ・、ドレストを格納位置か
ら支持位置に復帰させる必要がない。
また、たとえば、第1図、第2図に示すように、不グニ
ションスイッチ64が中央処理ユニット20に接続され
、中央処理ユニットによってイグニションスイッチのオ
ン、オフを検出し、中央処理ユニットからの信号によっ
て、揺動用モータ2zを制御可能に構成してもよい。た
とえば、ヘッドレスト2Gが格納位置にあるとき、イグ
ニションスイッチ64をオン、または、オフとすると、
イグニションスイッチからの信号が中央処理ユニット2
0に人力され、揺動用モータ制御リレー40.42が付
勢されてリレー接点40a、42aが切換えられる。す
ると、これによって、揺動用モータ22が、たとえば、
正転方向Iこ駆動され、オートスイ・yチ12とは無関
係に、ヘッドレスト26が格納位置から支持位置に自動
的に復帰される。このような構成においても、ヘッドレ
スト26が格納位置にあるとき、自動車を駐車しようと
しても、イグニションスイッチ64のオフと同時に、ヘ
ッドレストが支持位置に復帰するため、駐車時における
、アシスタントシート28への着座者の乗車を妨げない
また、たと丸ば、自動車の駐車時で、イグニションスイ
ッチ64のオフの状態で、リヤシート着座者のオートス
イッチ12の操作によって、ヘッドレスト26が格納さ
れていても、イグニションスイッチのオンと同時に、ヘ
ッドレス、トが支持位置に復帰する。そのため、この場
合においても、アシスタント7−トへの着座者の乗車が
、ヘッドレスト26に妨害されない。
ここで、第2図の参照符号92.94は、揺動用モータ
22、昇降用モータ24への過電流を防止する過電流検
出抵抗をそれぞれ示している。過電流は、た七えば、揺
動用モータ22、昇降用モータ24の過食荷時に発生し
、過電流検出抵抗92.94を介して中央処理ユニット
20が揺動用モータ、昇降用モータへの過電流を検出す
ると、中央処理ユニットからの信号によって、揺動用モ
ータ、昇降用モータの駆動が停止される。つまり、たと
えば、ヘッドレスト26の揺動時、または、昇降時に、
ヘッドレストが障害物に接触したり、着座者がヘッドレ
ストを強制的に押さえつけたりして過電流が生じると、
揺動用モータ22、昇降用モータ24は直ちに停止され
るため、各モータの過熱、破損等が確実に防止できる。
ヘッドレスト26を揺動、昇降させるためのへ。
ドレスト駆動機構96は、概略、以下のように構成され
る。
ヘッドレスト26は、第4図、第10図を見るとわかる
ように、一対のステー98を介して、ジードパ・7り1
00に連結されている。ステー98は、たとえば、バイ
ブ等から形成され、下端が、シャ71・102に固着さ
れた一対のステーホルダー104に挿通され、たとえば
、ステーホルダー ステーの各切溝106への略Ω形形
状のスナ、ブI08の嵌着によって、ステーがステーホ
ルダーに固定される。そして、シャフト102は、シー
トバック100に固定された一対のブラケットito間
に、回動可能に架設され、たとえば、左端部が、ヘッド
レスト26を揺動する揺動用モータ22の出力軸に連結
されている。揺動用モータ22は、たとえば、モータブ
ラケット112を介して、シートバック100に固着さ
れる。また、ステー98が挿通され、ステーの前後方向
への移動を許容するスリyト114が、ステーの移動範
囲にわたってシートバック100の表皮上端に設けられ
ている。
このような構成では、揺動用モータ22の駆動によって
、シャブト102が回動され、シャフトの回動に伴なっ
て、ヘッドレスト26が揺動される。たとえば、第4図
に示すヘッドレスト26の支持位置において、中央処理
ユニット20から揺動用モータ制御リレー40.42に
信号が出力されてリレー接点40a、42aが切換えら
れると、揺動用モータ22は、シャフト102を伴なっ
て逆転方向に駆動される。
すると、ンヤフト102の回動によって、ヘッドレスト
26が前方に倒され、第5図に示すように、リャンート
着座者の前方視界線30より下方に揺動されて、格納さ
れる。
また、第5図に示す格納位置において、中央処理ユニッ
トzOから揺動用モータ制御リレー40.42に信号が
出力されてリレー接点40a、42aが切換えられると
、ヘッドレスト26が時計方向に揺動されて、第4図に
示すように、初期支持位置に復帰される。
ここで、第1O図に示すように、ヘッドレスト26の初
期支持位置、格納位置、および、支持前隅位置をそれぞ
れ限定する揺動リミットスイッチ80が、揺動用モータ
22の駆動に伴なう可動部材に隣接した部材、たとえば
、シャフト102の右端でブラケット+10に固着され
ている。このような構成では、ヘッドレスト26が初期
支持位置、格納位置、または、支持位置の前後調整範囲
を越えようとすると、揺動リミットスイッチ80からの
信号により、中央処理ユニ、ト20を介して揺動用モー
タ22の駆動を直ちに停止するため、ヘッドレストの過
剰な揺動が防止される。
また、第10図に示すように、昇降用モータ24がヘッ
ドレスト26に内蔵されている。昇降用モータ24は、
たとえば、ステー98の上端に固着されたベースブラケ
ット11Gに、モータブラケット118を介して固定さ
れている。ペースブラケッl−116は、たとえば、略
コ字形形状に形成され、両サイドに、一対の4節リンク
120.122の一端が、たとえば、枢支ピン124に
よって枢着されている。枢支ピン124は、Eリング等
で取付けられる。たとえば、4節リンク120は、一端
に、昇降用モータ24の出力軸のピニオンギヤ12Bに
噛合するセクターギヤ1211をそれぞれ有して形成さ
れている。
また、4節リンク120.122の他端は、連結バイブ
130の両端に固着、連結され、連結ピン132によっ
て、フロントブラケット134に揺動可能に取付けられ
る。第10図かられかるように、連結ピン132は、ヘ
ッド132aを有し、フロントブラケット134の一サ
イドから、挿通孔136.138を介して、連結バイブ
130内に挿通され、他サイドの外方に延出された延出
部に、たとえば、ワッシャ140を介してEリング14
2を嵌入して、離脱不能に支持される。
そして、フロントブラケットの取付片144に、ヘッド
レスト26の本体を形成するカバーのフロントハーフ1
411i 、リヤハーフ148がねじ等で固着され、ヘ
ッドレス!・本体をバッド152、表皮154で覆って
、ヘッドレストが構成される(第4図参照)。ここで、
リヤハーフ1Hの下部に切欠き150を設け、ヘッドレ
スト26の昇降の際の、ステー98との接触を防止する
構成とされる。また、昇降用モータ24の配線コードは
、たとえば、保護部材であるハーネス等で保護し、ステ
ー98内に挿通して、配線される。
このような構成では、昇降用モータ24が駆動すると、
ピニオンギヤ126を介して、4節リンク120、12
2が、枢支ピン124を揺動中心として揺動され、4節
リンクの揺動に伴なって、フロントブラケット134、
つまりは、ヘッドレスト26が昇降される。たとえば、
第4図に示すヘッドレスト26の初期支持位置において
、中央処理ユニット20からの逆転信号によって、昇降
用モータ制御リレー44.46が付勢され、リレー接点
44a、46aが対応して切換えられると、昇降用モー
タ24は、逆転方向に駆動される。そして、昇降用モー
タ24の駆動に伴なってピニオンギヤ12Bが反時計方
向に回転し、セクターギヤ128とともに4節リンク1
20.122を時計方向に揺動させて、第6図に示すよ
うに、ヘッドレスト26が上昇される。
また、たとえば、第6図に示すヘッドレスト26の支持
上限位置において、中央処理ユニット20からの正転信
号によって、昇降用モータ制御リレー44.46が付勢
され、リレー接点44a、46aが対応して切換えられ
ると、昇降用モータ24は、正転方向に駆動される。そ
して、昇降用モータ24の駆動に伴なってピニオンギヤ
126が時計方向に回転し、セクターギヤ12gを介し
て4節リンク120.122を反時計方向に揺動させて
、ヘッドレスト26が下降される。
ここで、ヘッドレスト26の支持上限位置、初期支持位
置(支持下限位置)を限定し、ヘッドレストの昇降範囲
Δ11(第3図参照)を規定する昇降リミットスイッチ
86が設けられる。第1O図に示すように、ヘッドレス
ト26の支持上限位置、初期支持位置で、たとえば、フ
ロントブラケット!34の上下の取付片144が昇降リ
ミットスイッチの操作片116aを抑圧可能なように、
昇降リミッ]・スイッチ8Gはベースブラケット11B
に固定される。しかし、これに限定されず、昇降リミッ
トスイッチ86を他の位置に配設し、他の部材によって
昇降リミットスイッチの操作片δ6aを押圧する構成と
してもよい。
このような構成において、ヘッドレスト26が支持上限
位置、または、初jUI支持位置まで昇降し、昇降リミ
ットスイッチ86がオンとなると、中央処理ユニット2
0からの信号によって、昇降用モータ制御リレー44.
46が付勢され、リレー接点44a、46aがそれに対
応して切換えられる。すると、昇降用モータ24は直ち
に停止され、ヘッドレスト26の過剰な昇降が防止され
る。
実施例においては、昇降リミットスイッチ86によって
、ヘッドレスト26の昇降範囲を規定している。しかし
、これに限定されず、たとえば、ヘッドレスト26の支
持上限位置、初期支持位置でヘッドレスト駆動機構96
を停止可能なストッパを設け、ヘッドレスト停止時にお
ける、昇降モータ24の電流値の上昇を、第2図に示す
過電流検出抵抗94で検出して、昇降用モータを停止す
る構成としてもよい。
ヘッドレスト駆動機構9Gは、ヘッドレスト26を揺動
1E11能、または、昇降可能に構成されれば足りるた
め、図示の構成に限定されない。
なお、上記構成のヘッドレスト制御装置lOにおいて、
たとえば、中央処理ユニット20を制御ボックス15B
内に収納し、制御ボックスを、たとえば、ノートバック
100内に配設するとよい(第1図参照)。
上記のように、この発明のヘッドレスト制御システムに
よれば、予め設定されたオートスイッチ内に、オートス
イッチエ2が格納方向に少なくとも2回連続して操作さ
れたときのみ、ヘッドレスト26が格納される。つまり
、たとえば、アシスタントシート28への着座者がある
ときに、リヤシート着座者が不注意でオートスイッチ1
2に接触し、復帰方向に誤って操作しても、1回の誤操
作においては、ヘッドレスト26は格納されない。その
ため、オートスイッチ12の誤操作に対する、アシスタ
ントシート着座者の安全性が1−分に確保される。
そして、たとえば、アシスタントシート28への着座者
の有無を、リヤシート着座者が目視によって検出し、オ
ートスイッチ内における格納方向へのオートスイッチ1
2の少なくとも2回の連続した操作によって、ヘッドレ
スト26の格納を手動制御している。そのため、着座検
出手段のような誤動作を生じることがなく、ヘッドレス
ト22の適格な制御が容易に行なえる。
また、ヘッドレスト26の格納操作の可能なオートスイ
ッチを表示する表示手段(+、ED)1Mが、スイッチ
コンi・ロール回路16に接続されて設けられている。
つまり、1、HD+8によるオートスイッチの表示によ
って、格納方向へのオートスイッチI2の操作が確実に
遂行されたことが判断できるとともに、タイマー50に
設定された格納可能な時間が明確化されるため、操作性
が向上される。そして、表示手段lδによる表示が、オ
ートスイッチ12の操作者(リヤシート着座者)への警
告となるため、誤操作の防止が1・分にはかられる。
更に、着座検出手段を設けることがないため、構成が簡
素化される。
また、ドア検出手段90によってフロントドア7Gの開
放を検出するとともに、中央処理ユニット20によって
イグニションスイッチ64のオン、オフ操作を検出し、
オートスイッチ12とは無関係に、ヘッドレスト26を
自動復帰可能に構成してもよい。
このような構成によれば、乗車前にヘッドレスト22が
格納されていても、フロントドア76を開放するか、イ
グニションスイッチ64をオン、または、オフとすると
同時に、ヘッドレストが自動的に支持位置に復帰するた
め、アシスタントシート着座者の乗車が妨げられない。
そして、着座前に、ヘッドレスト26が格納されていて
も、着座時にはヘッドレストが支持位置に常にあるため
、着座後、オートスイッチ12を操作して、ヘッドレス
トを格納位置から支持位置に復帰させることもない。
なお、実施例において、ヘッドレスト26は、アシスタ
ントシート28に装着されているが、リヤシート32に
装着されるヘッドレストも、アシスタントシートのヘッ
ドレストと同様に構成できる。この場合、ヘッドレスト
のマニュアルスイッチI4はリヤドアのアームレスト3
6等に、オートスイッチ12はドライバーが操作可能な
位置に、または、ドア検出手段90はリヤドア34の開
放を検出可能な位置にそれぞれ設けられる。そして、ヘ
ッドレスト26は、第4図、第5図に示すドライバーの
後方視界線31より下方に格納可能な構成とされる。
また、実施例においては、リヤドアを有する4ドアタイ
プの乗用車として具体化しているが、これに限定されず
、たとえば、2ドアタイプの乗用車のアンスタンドシー
ト、リヤシートに、この発明ノヘットレスト26を装着
し、ヘッドレスト制御システムによって制御する構成と
してもよい。また、乗用車に適するとはいえ、これに限
定されず、たとえば、パン等に装着してもよい。
また、ヘッドレスト制御袋ff1Gは、揺動用モータ2
2、昇降用モータ24を備えて、支持位置でのヘッドレ
スト26の前後位置、」二下位置をそれぞれ調整可能と
した構成に限定されず、たとえば、揺動用モータのみを
備え、ヘッドレストの前後位置のみを調整可能とした構
成にも応用できる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
上記のように、この発明に係るヘッドレスト制御システ
ムによれば、予め設定されたオートスイッチ内に、オー
トスイッチが格納方向に少なくとも2回連続して操作さ
れたときのみ、へ/ドレストが格納される。そのため、
オートスイッチの誤操作に対する、着座者の安全性が1
・分に確保される。
そして、着座検出手段を設けることなく、ヘッドレスト
の格納を手動で制御しているため、着座検出手段のよう
な誤動作は生じることがなく、ヘッドレストの適格な制
御が容易に行なえるとともに、借成が簡素化される。
また、ヘッドレストの格納操作の可能なオートスイッチ
を表示する表示手段が設けられている。つまり、表示手
段によるオートスイッチの表示によって、格納方向への
オートスイッチの操作の確実な遂行が判断できるととも
に、予め設定されたヘッドレストの格納可能なオートス
イッチが明確化されるため、操作性が向上される。そし
て、表示手段による表示が、オートスイッチの操作者へ
の警告となるため、誤操作の防止が1・分にはかられる
そして、この発明のヘッドレスト制御装置によれば、上
記の”%yドレスト制御システムが適切に遂行でき、着
座検出手段を設けることなく、手動Iこよって、ヘッド
レストの格納が適格に制御できる。そのため、着座者の
安全性、快適性が1・分に確保できるとともに、構成の
簡素化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るヘッドレスト制御装置の概略
ブロック図、 第2図は、中央処理ユニットを中心とした詳細なブロッ
ク図、 第3図は、ヘッドレストの動作を概略的に示す模式図、 第4図、第5図、第6図は、初期支持位置、格納位置、
支持上限位置でのヘッドレストの各縦断面図、 第7図は、スイッチコントロール回路のブロック図、 第8図、第9図は、スイッチコントロール@路のタイム
チャート、 第10図−は、ヘッドレスト駆動機構の一部破断の部分
分解斜視図である。 lO:ヘッドレスト制御装置、12:オートスイッチ、
I4:マニュアルスイノチ、16ニスイツチコントロ一
ル回路、If表示手段(LED) 、 20 :中央処
理ユニット、22:揺動用そ−2,24:昇降用モータ
、26:ヘッドレスト、30:前方視界線、31:後方
視界線、38:マイクロコンピュータ(マイコン)、4
0.42  :揺動用モータ制御リレー、44.46 
 :昇降用モータ制御リレー、48:カウンタ、5o:
タイマ、60:エツジ検出回路、62:パワーオンリセ
・シト回路、64:イグニションスイッチ、73:前後
調整スイ・ノチ、74:上下調整スイッチ、9oニ ド
ア検出手段、96:ヘッドレスト駆動機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)視界を確保する格納位置と、着座者の頭部を支持
    する支持位置との間でヘッドレストが移動されるヘッド
    レスト制御システムにおいて、 ヘッドレストの格納位置への格納、支持位置への復帰を
    行なうオートスイッチが、予め設定された所定時間内に
    、格納方向に少なくとも2回連続して操作されたときの
    み、ヘッドレストが格納されるとともに、 復帰方向へのオートスイッチの1回の操作によって、ヘ
    ッドレストが支持位置に復帰され、ヘッドレストの格納
    可能な所定時間が、表示手段によって表示されるヘッド
    レスト制御システム。
  2. (2)格納方向へのオートスイッチの操作によって、タ
    イマーが作動して、タイマーに予め設定された所定時間
    だけ、表示手段が表示されるとともに、スイッチ操作の
    回数がカウンタにカウントされ、所定時間内に、再度、
    オートスイッチが、格納方向に少なくとも1目操作され
    て、その操作がカウンタによってカウントされると、所
    定の信号が出力されて、ヘッドレストが格納されるとと
    もに、オートスイッチの格納方向への操作がカウンタに
    カウントされずに、所定時間が経過すると、表示手段の
    表示が消滅するとともに、カウンタがリセットされる請
    求項1記載のヘッドレスト制御システム。
  3. (3)シートバック上端に設けられ、着座者の頭部を支
    持する支持位置と、後方視界、または、前方視界より下
    方の格納位置との間を揺動可能なヘッドレストと、 ヘッドレストを揺動させるための揺動用モータと、リヤ
    シート着座者、または、ドライバーの操作可能な位置に
    設けられ、揺動用モータの駆動を制御して、ヘッドレス
    トの格納、復帰を行なうオートスイッチと、 リヤシート、または、アシスタントシートへの着座者の
    操作可能な位置に設けられ、揺動用モータの駆動を制御
    して、ヘッドレストの前後位置の調整を行なうマニュア
    ルスイッチと、 格納方向へのオートスイッチからの信号を処理して、オ
    ートスイッチが少なくとも2回連続して操作されたとき
    のみ、信号を出力可能なスイッチコントロール回路と、 オートスイッチに近接して設けられ、格納方向への操作
    の所定時間を表示する表示手段と、オートスイッチ、マ
    ニュアルスイッチから入力された情報を所定のプログラ
    ムに従って処理して、揺動用モータの駆動を制御する中
    央処理ユニットと、 を具備し、 表示手段に表示された所定時間内における、格納方向へ
    のオートスイッチの少なくとも2回の連続した操作によ
    る揺動用モータの駆動によって、ヘッドレストが格納さ
    れるとともに、復帰方向へのオートスイッチの1回の操
    作による揺動用モータの駆動によって、ヘッドレストが
    支持位置に復帰可能に構成されたヘッドレスト制御装置
  4. (4)スイッチコントロール回路が、 格納方向へのオートスイッチの信号の入力回数を、2進
    法によってカウントするカウンタと、格納方向へのオー
    トスイッチの操作可能な所定時間が予め設定され、オー
    トスイッチの操作によって駆動が開始されるとともに、
    所定時間の経過に伴なって駆動が停止されるタイマーと
    、 タイマーの駆動開始、駆動停止を検出し、駆動開始時、
    停止時において、カウンタにリセット信号を入力して、
    カウンタをリセットするエッジ検出手段と、 電源のオンを検出し、電源のオンによって、カウンタに
    リセット信号を入力して、カウンタをリセットするパワ
    ーオンリセット回路と、 を具備し、ヘッドレストの格納可能な所定時間を表示手
    段が表示可能な請求項3記載のヘッドレスト制御装置。
  5. (5)表示手段がLEDであり、LEDがオートスイッ
    チの格納方向への操作による所定時間だけ、点滅可能に
    構成されている請求項3または4記載のヘッドレスト制
    御装置。
  6. (6)ヘッドレストを昇降させるための昇降用モータを
    更に具備し、 マニュアルスイッチの操作による昇降用モータの駆動制
    御によって、ヘッドレストの上下位置の微調整が行なえ
    る請求項3ないし5のいずれか記載のヘッドレスト制御
    装置。
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