JPH035251A - ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置 - Google Patents

ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置

Info

Publication number
JPH035251A
JPH035251A JP1138549A JP13854989A JPH035251A JP H035251 A JPH035251 A JP H035251A JP 1138549 A JP1138549 A JP 1138549A JP 13854989 A JP13854989 A JP 13854989A JP H035251 A JPH035251 A JP H035251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
switch
manual
control
auto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1138549A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Ogasawara
紘充 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP1138549A priority Critical patent/JPH035251A/ja
Publication of JPH035251A publication Critical patent/JPH035251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヘッドレストを自動制御、または、手動制
御によって格納位置に移動させ、リヤシート着座者の前
方視界およびドライバーの後方視界を確保するヘッドレ
スト制御システムおよびヘッドレスト制御装置に関する
〔従来の技術〕
たとえば、乗用車用シートに代表されるように、各種自
動車のシートのシートバック上端に、着座者の頭部を支
持するヘッドレストが配設されている。
ヘッドレストとして、たとえば、着座者の頭部を支持す
る支持位置と、ドライバーの後方視界線、または、リヤ
シート着座者の前方視界線より下方の格納位置との間を
、揺動用モータの駆動によって揺動される構成が知られ
ている。このような構成において、揺動用モータの駆動
は、たとえば、オートスイッチによって、手動制御され
る。このようなヘッドレストによれば、オートスイッチ
の操作によって、リヤシートのヘッドレスト、アシスタ
ントシートのヘッドレストが後方、前方のそれぞれの視
界線の下方に格納できる。そのため、バック走行時での
ドライバーの後方視界、通常走行時でのりャンート着座
者の前方視界が対応するヘッドレストに妨げられること
なく確保できる。
ここで、オートスイッチによる手動制御に加えて、自動
車の走行速度(車速)、対応するドアの開放等を検出し
て、自動車各部の状況、走行状況を判断し、その状況等
に応じてヘッドレストの格納、復帰を自動的に制御する
構成が知られている。
たとえば、ヘッドレストが支持位置にあるとき、自動車
が走行し、予め設定された所定の車速を越えたことが車
速センサー等によって検出されると、ヘッドレストが自
動的に格納するように構成されている。このような構成
では、オートスイッチを操作することなく、ヘッドレス
トが格納されるため、リヤシート着座者の前方視界、ま
たは、ドライバーの後方視界が、容易に確保される。
また、たとえば、自動車の駐車時で、ヘッドレストが格
納位置にあるとき、着座者が乗車しようとして、対応す
るドアを開放し、たとえば、ドアスイッチがドアの開放
を検出すると、ヘッドレストが自動的に復帰される。こ
のような構成では、乗車時において、ヘッドレストは常
に支持位置にあるため、着座者の乗車が妨げられない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、公知のヘッドレスト制御システムにおい
ては、車速、ドアの開放等の検出して、自動車各部の状
況、走行状態を判断し、その状況等に応じて、ヘッドレ
ストの格納、復帰を自動制御するとともに、オートスイ
ッチの操作によってヘッドレストの格納、復帰を手動制
御可能に構成されている。
しかし、このような構成において、ヘッドレストは、支
持位置、格納位置間を揺動するのみであって、アシスタ
ントシート着座者、または、リヤシート着座者の快適性
は考慮されていない。つまり、当該シート着座者は、ヘ
ッドレストの前後位置、および、上下位置の調整を行な
うことができないため、好みの位置を任意に設定するこ
とができず、快適な着座姿勢が得られない。
また、オートスイッチによるヘッドレストの手動制御中
に、たとえば、不用意に対応するドアが開放されると、
オートスイッチによる格納動作中においても、ドアスイ
ッチからの信号によって、ヘッドレストがオートスイッ
チとは11g関係に支持位置に復帰される。このように
、オートスイッチによる手動制御中における、自動制御
信号の出力時においては、ヘッドレストに誤動作が生じ
やすいため、ヘッドレストの適確な格納、復帰動作が得
られない虞れがある。
この発明は、手動制御によるヘッドレストの前後位置、
上下位置の調整を可能とするとともに、自動制御、手動
制御の適確な切換えの可能なヘッドレスト制御ンステム
およびヘッドレスト制御装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明によれば、ヘッド
レストの前後位置、上下位置の少なくとも一方が、マニ
ュアルスイッチの操作によって手動制御されるとともに
、自動制御、手動制御が、オートスイッチ、マニュアル
スイッチの手動制御操作によって、切換可能に構成され
ている。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この発明に係るヘッドレ
スト制御装置lOは、車速検出手段12と、ドア検出手
段14と、着座検出手段16と、オートスイッチ18と
、マニュアルスイッチ20と、中央処理ユニット22と
を具備している。また、ヘッドレスト制御装置10は、
揺動用モータ24と、昇降用モータ26とを更に具備し
、揺動用モータ、昇降用モータのそれぞれの駆動によっ
て、ヘッドレスト28の格納、復帰、または、前後位置
、上下位置を制御可能に構成されている。揺動用モータ
24、昇降用モータ26として、たとえば、 DCギャ
ードモータがそれぞれ利用できる。
ヘッドレスト28の動作の概略を述べると、ヘッドレス
トは、第3図に実線で示す初期支持位置(支持位置での
下限位置、および、後限位置と一致する)から二点鎖線
で示す格納位置まで揺動する。この揺動角度αは、たと
えば、80’程度とされる。また、ヘッドレスト28は
、初期支持位置がら、−点鎖線で示すように、ml方に
角度βの範囲で揺動でき、ヘッドレストの支持位置がこ
の範囲で前後に調整されて、着座者の好みの支持位置が
任意に設定される。
前後調整角度β、つまり、前後調整範囲は、たとえば、
18°程度とされる。前後調整角度βを含む角度α内で
のヘッドレスト26の揺動動作は、揺動用モータ24の
駆動によって制御される(第1図参照)。
また、ヘッドレスト28は、前後調整範囲のどの位置に
おいても、距離Δ11昇降でき、上下方向における着座
者の好みの支持位置が任意に設定される。昇降距離Δ1
1は、たとえば、4o■程度とされ、ヘッドレスト28
の昇降動作は、昇降用モータ26の駆動によって制御さ
れる(第1図参照)。
ヘッドレスト28の、前後調整範囲での支持位置の前限
位置(支持部限位置)、後限位置(支持後限位置、初期
支持位置と一致する)を第4図に、格納位置を第5図に
、初期支持位置での上限位置く支持上限位置)を第6図
に示す。
第5図に示す格納位置において、たとえば、アンスタン
ドシート30では、リヤシート着座者の目線とフロント
ガラスとの下縁、または、ボンネ、yトの縁とを結ぶ、
いわゆる前方視界線32の下方にヘッドレスト28は揺
動し、ヘッドレストが格納位置に揺動することによって
、リヤシート着座者の前方視界が確保される(第1図参
照)。
車速検出手段12は、たとえば、自動車の走行速度(車
速)を検出可能に設けられるとともに、中央処理ユニッ
ト22に接続され、車速が予め設定された所定速度を越
えると、信号を中央処理ユニットに出力可能に構成され
ている(第1図、第2図参照)。車速検出手段12とし
て、たとえば、車速が所定速度を越えると、ドアロック
機構を自動的にロックするオートドアロック装置が利用
でき、オートドアロック装置の作動時に生じた信号が、
中央処理ユニット22に出力されることによって、ヘッ
ドレスト28を格納可能に構成されている。
ここで、車速検出手段I2は、オートドアロック装置に
限定されず、たとえば、別体の車速センサー等によって
、車速を検出し、車速が所定速度を越えたときに、ヘッ
ドレスト28を格納する構成としてもよい。しかし、実
施例のように、オートドアロック装置12を利用すれば
、構成が簡素化できる。オートドアロック装置(車速検
出手段)12の作動される所定速度は、一般に、20k
m/b程度とされる。
中央処理ユニット22は、マイクロコンビ、−9(マイ
コン)36を備えて形成され、マイコンは、記憶された
プログラムに従って入力を処理し、適当な一制御信号を
発生する。制御信号は、第1図に加えて第2図を見ると
わかるように、たとえば、揺動用モータ制御リレー38
.40 、昇降用モータ制御リレー42.44にそれぞ
れ出力されて、揺動用モータ24、昇降用モータ26の
駆動をそれぞれ制御する。ここで、中央処理ユニット2
2は、たとえば、第1図、第2図に示すように、バッテ
リー45のプラス極に接続される。
たとえば、第5図に二点鎖線で示すように、ヘッドレス
ト28が支持位置にある状態において、自動車を発進し
、車速が所定速度を越えると、オートドアロック装置1
2が作動し、信号が中央処理ユニット22に出力される
。すると、中央処理ユニット22からの信号によって、
揺動用モータ制御リレー3L40が付勢されてリレー接
点38a、40aが切換えられる、そして、この切換え
によって、揺動用モータz4が、たとえば、逆転方向に
駆動され、ヘッドレスト26が支持位置から格納位置に
揺動して、自動的に格納される。このような構成では、
所定速度以上での走行時においては、着座者がスイッチ
操作による手動制御を行なうことなく、ヘッドレストが
自動的に格納されるため、たとえば、リヤシート着座者
の良好な視界が容易に得られる。
また、ドア検出手段14は、対応するドアの開放を検出
可能に設けられるとともに、中央処理ユニット22に接
続されている(第1図、第2図参照)。
ドア検出手段14は、対応するドア、たとえば、アシス
タントシートサイドのフロントドア46の開放と同時に
オンとなるように作用し、たとえば、ドアの開放によっ
て点灯するルームランプ用のドアスイッチが利用できる
。そして、対応するフロントドア46の開放によって出
力された信号が中央処理ユニット22に入力されると、
ヘッドレスト26を支I葦位置に復帰可tF:rこ構成
されている。
たとえば、第5図に示すように、ヘッドレスト28が格
納位置にある状態において、アシスタントシートサイド
のフロントドア46を開放すると、ドアスイッチ14が
オンとなり、信号が中央処理ユニット22に出力される
。すると、中央処理ユニットz2からの信号によって、
揺動用モータ制御リレー38.40が付勢されてリレー
接点38a、40aが切換えられ、この切換光によって
、揺動用モータ24が、たとえば、正転方向に駆動され
、ヘッドレスト28が格納位置から支持位置に、自動的
に復帰される。
このような構成では、着座者の乗車時においては、常に
、へ・ラドレスト28は支持位置にあるため、着座者の
乗車が妨害されない。
ここで、この・ような構成においては、たとえば、アシ
スタントシート着座者の安全性を確保するために、アン
スタンドシート着座者の有無を検出する着座検出手段1
6が、たとえば、アシスタントシートのシートクツショ
ン48に設けられている。着座検出手段16として、た
とえば、圧力センサのような圧力式の着座スイッチが利
用でき、着座スイッチは、中央処理ユニット22に接続
されている。
着座検出手段16は、圧力式の着座スイッチに限定され
ず、たとえば、静電容量式スイッチ等から構成してもよ
い。
着座スイッチ(着座検出手段)1Bが着座者による圧力
を検出すると、信号が中央処理ユニット22に出力され
、それによって、アシスタントシートへの着座者の存在
が検出される。そして、中央処理ユニット22に着座ス
イッチ16からの信号が入力されると、たとえば、オー
トドアロック機構12からの信号を遮断するように構成
されている。そのため、たとえば、アシスタントシート
30に着座者のあるときは、オートドアロック装置12
から中央処理ユニット22に信号が出力されても、ヘッ
ドレスト28は格納されず、アンスタンドシート着座者
に不安感を与えないとともに、着座者の安全性が確保で
きる。
また、ドライバーサイドのドアのロック機構に連動して
、他のドアのロック機構をロックする集中ドアロック装
置50を利用し、アシスタントシート30に着座者のい
ないとき、ドアロックと同時に、ヘッドレスト28を格
納する構成としてもよい。
第1図、第2図に示すように、集中ドアロック装置50
は、中央処理ユニット22に接続され、集中ドアロック
装置がドライバーサイドのロック機構の操作によって作
動すると、作動に伴なう信号が中央処理ユニットに出力
される。すると、中央処理ユニットからの信号によって
、揺動用モータ制御リレー38.40が付勢され、リレ
ー接点38a、40aが切換えられて揺動用モータ24
が逆転方向に駆動され、ヘッドレスト28が格納される
。このような構成では、たとえば、アシスタントシート
30に着座者のいない状態において、集中ドアロック装
置SOが作動されたとき、ヘッドレスト28が格納され
るため、着座者の有無の適確な判断が行なえる。
また、ヘッドレスト28は、オートドアロック装置12
、集中ドアロック装置50、または、ドアスイッチ14
によるヘッドレストの格納、復帰の自動制御に加えて、
オートスイッチ18の操作による着座者の手動制御も可
能に構成されている。
第1図に示すように、オートスイッチ1δは、リャンー
ト52への着座者の操作可能な位置、たとえば、リヤド
ア54の内壁と一体的に形成されたアームレスト56に
設けられている。そして、オートスイッチ18は、揺動
用モータ24の駆動を制御して、ヘッドレスト28の格
納位置、支持位置をワンタッチで設定可能に構成されて
いる。しかし、オートスイッチ18の配設位置は、アー
ムレスト56に限定されず、リヤシート着座者の操作可
能な位置であれば、他の部材に配設してもよい。オート
スイッチ18として、たとえば、ニュートラル位置と2
ポジシヨンの接点とを持つ自動復帰形の7−ソー式スイ
ッチが利用できる。
また、オートスイッチ18は、たとえば、スイッチ操作
、および、操作方向を記憶するメモリー機能を備えたワ
ンタッチ式に構成するとよい。このような構成では、揺
動用モータ24の駆動中に、オートスイッチ18をオフ
としても、揺動用モータの駆動はスイッチ操作方向に継
続されるため、オートスイッチのワンタッチ操作が可能
となる。第1図、第2図に示すように、オートスイッチ
18は、中央処理ユニット22に接続されている。
たとえば、オートスイッチ18が格納方向に操作される
と、中央処理ユニットからの信号によって揺動用モータ
制御リレーのリレー接点3.8a、40aが切換えられ
、この切換えによって、揺動用モータ24が逆転方向に
駆動され、ヘッドレスト28が格納される。また、オー
トスイッチ18が復帰方向に操作されると、中央処理ユ
ニット22からの信号によって揺動用モータのリレー接
点38a、40aが切換えられ、この切換えによって、
揺動用モータ24が正転方向に駆動され、ヘッドレスト
28が、たとえば、初期支持位置に復帰される。このよ
うな構成では、たとえば、自動束の所定速度以下での走
行時や、集中ドアロック装置のアンロック状態において
も、リヤシート着座者が、アシスタントシートのヘッド
レスト26の格納、復帰操作を任意に行なえる。
なお、オートスイッチ18は、リヤシート着座者の操作
可能な位置に加えて、ドライバーの操作可能な位置、た
とえば、ドライバーシートサイドのフロントドアのアー
ムレスト等に設けてもよい。
また、マニュアルスイッチ20は、第1図、第2図に示
すように、たとえば、前後調整スイッチ58と上下調整
スイッチ60とを有して形成され、アシスタントシート
着座者の調整可能な位置、たとえば、アシスタントシー
トサイドのフロントドア46の内壁と一体のアームレス
ト62に配設される。前後調整スイッチ58、上下調整
スイッチ60として、たとえば、ニュートラル位置と2
ポジシヨンの接点とを持つ自動復帰形のシーソー式スイ
ッチが利用できる。しかし、これに限定されず、たとえ
ば、押力を解除すると初期位置に復帰する自動復帰形の
ブツシュボタンスイッチ等を利用してもよい。
また、マニュアルスイッチ20の配設位置は、アシスタ
ントシート着座者の操作可能な位置であれば足りるため
、フロントドアのアームレスト62に限定されず、他の
部材、たとえば、コンソールボックス等に配設してもよ
い。
前後調整スイッチ5δ、上下調整スイッチ60は、第2
図に示すように、中央処理ユニット22にそれぞれ接続
され、前後調整スイッチ、上下調整スイッチが操作され
ると、それぞれの信号が中央処理ユニットに出力される
たとえば、ヘッドレスト28の支持位置において、前後
調整スイッチ58を前方、または、後方に操作すると、
中央処理ユニット22に、前方、または、後方への調整
信号が入力される。すると、中央処理ユニット22から
の信号によって、揺動用モータ制御リレー38.40が
付勢されて、対応するリレー接点3Jla、40aが切
換えられる。これによって、揺動用モータ24が対応す
る方向に駆動され、ヘッドレスト28が前後調整角度β
内で揺動される(第3図参照)。そして、着座者が任意
の位置で前後調整スイッチS8をオフとすると、リレー
接点:Ha、40aが切換えられて揺動用モータ24が
停止され、ヘッドレスト28の前後方向での好みの支持
位置が任意に設定され、良好な着座姿勢が容易に得られ
る。
ここで、ヘッドレスト28の前後方向での揺動範囲、つ
まり、第3図に示す揺動角度α、前後調整角度βは、た
と尤ば、揺動リミットスイッチ64によって、それぞれ
限定可能に構成される。揺動リミ・ットスイッチ8Gは
、たと尤ば、第2図に示すように、3ポジシヨンの接点
64a、64b、1i4cを持ち、中央処理ユニ・ノド
にそれぞれ接続されている。揺動リミットスイッチの接
点64a、64b、64cは、ヘッドレスト28の初期
支持位置、支持上限位置、格納位置で、それぞれ対応す
る接点を操作可能に設けられ、ヘッドレストが揺動し、
対応する接点がオンとなると、その位置において、ヘッ
ドレストの揺動が直ちに停止されるように構成されてい
る。
このような構成では、ヘッドレスト28が初期支持位置
、格納位置、支持部限位置まで揺動されると、揺動用モ
ータ24が自動的に停止し、へ・ラドレストの揺動が直
ちに停止される。そのため、格納、復帰時、前後調整時
のいずれにおいても、ヘッドレスト28の過剰な揺動が
防止され、アシスタントシート着座者のケガ等が1−分
に防止できるとともに、着座者に不安感を与えることも
ない。揺動リミットスイッチ64は、実施例のような3
ポジシヨンの接点を有し、対応する位置においてそれぞ
れ接点を操作可能な構成に限定されず、たとえば、揺動
用モータ24の回転角度から、ヘッドレスト28の位置
を検出するポテンションメータ等から構成してもよい。
また、たとえば、ヘッドレスト28の任意の支持位置に
おいて、上下調整スイッチ60を上方、または、下方に
操作すると、中央処理ユニット22に、上方、または、
下方への調整の信号が入力される。
すると、中央処理ユニット22からの信号によって、昇
降用モータ制御リレー42.44が付勢され1、対応す
るリレー接点42a、44aが切換えられ、これによっ
て、昇降用モータz6が対応する方向に駆動され、ヘッ
ドレスト28が昇降される。そして、着座者が任意の位
置で上下調整スイッチ60を特徴とする特許リレー接点
42a、44aが切換えられて昇降用モータ26を停止
し、第3図に実線でそれぞれ示す上限位置、下限位置間
の距離Δ11の範囲で、上下方向でのヘッドレストの好
みの支持位置を任意に設定でき、良好な着座姿勢が容易
に得られる。
ここで、ヘッドレスト28の初期支持位置、支持上限位
置を規定し、ヘッドレストの昇降範囲を限定する昇降リ
ミットスイッチ66が、第2図に示すように、たとえば
、昇降用モータ26、昇降用モータ制御リレーのリレー
接点44a間に設けられている。昇降リミットスイッチ
66として、たとえば、ダイオード付のブツシュボタン
スイッチが利用でき、昇降リミットスイッチは、ヘッド
レスト内に配設される。そして、ヘッドレスト28の初
期支持位置、支持上限位置において、昇降リミットスイ
ッチが操作されると、昇降用モータ26の駆動、つまり
、ヘッドレストの昇降を直ちに停止するように構成され
ている。このような構成では、ヘッドレスト28の過剰
な昇降が阻止されるため、アンスタンドシート着座者の
ケガ等が十分に防止できる。
また、第1図、第2図に示すように、バッテリー45か
らの電圧を制御して、揺動用モータ24の回転速度を切
換える電圧制御回路70が備えられている。電圧制御回
路70は、たとえば、高圧回路70a、低圧回路70b
を有し、揺動用モータ24、バッテリー45間に配設さ
れ、オートスイッチ18、マニュアルスイッチ20の操
作に対応する中央処理ユニット22からの信号によって
、揺動用モータへの印加電圧を制御可能に構成されてい
る。つまり、オートスイッチI8の操作による信号に対
しては、高圧回路70aからの高電圧が揺動用モータ2
4に印加されて、揺動用モータが高速で回転駆動される
ようになっている。また、マニュアルスイッチ20の操
作による信号に対しては、低圧回路70bからの低電圧
が揺動用モータ24に印加されて、揺動用モータが低速
で回転駆動されるようになっている。
そのため、オートスイ・フチ18の操作によるヘッドレ
スト28の格納、復帰においては、揺動用モータ24が
高速回転して、格納、復帰時のヘッドレストの揺動が迅
速に行なえる。また、マニュアルスイッチ20の前後調
整スイッチ58の操作による、支持位置でのヘッドレス
ト28の前後調整においては、揺動用モータ24が低速
回転されるため、微調整が可能となり、ヘッドレストの
前後位置の適確な微調整が容易に行なえる。
なお、昇降用モータ26は、ヘッドレスト28の上下方
向での微調整時にのみ、駆動されるため、低速で回転駆
動されるように、電圧制御回路の低圧回路70bに接続
される。
また、この発明のヘッドレスト制御袋MlOは、第2図
に示すように、たとえば、オートドアロック装置(車速
検出手段)12、集中ドアロック装置50、ドアスイッ
チ(ドア検出手段)14等の自動制御上、オートスイッ
チ18、マニュアルスイッチ20の手動制御とを適宜切
換える切換スイッチ72が設けられている。切換スイッ
チ72は、たとえば、中央処理ユニット22に接続され
た切換スイッチ制御リレー74によって制御される。た
とえば、切換スイッチ72は、通常、自動制御側接点7
2aに位置し、オートスイッチ18、マニュアルスイッ
チ20の操作を中央処理ユニット22が検出すると、切
換スイッチ制御リレー74が付勢されて、切換スイッチ
が手動制御側接点72bに切換えられるように構成され
ている。このような構成では、オートスイッチ18、マ
ニュアルスイッチ20の手動制御操作時において、切換
スイッチ72は、手動制御側接点72aに切換えられて
いるため、自動制御手段からの信号は遮断される。その
ため、自動制御信号に妨害されることなく、ヘッドレス
ト28の格納、復帰がオートスイッチ18による手動制
御で、または、ヘッドレストの前後調整、上下調整がマ
ニュアルスイッチ20による手動制御で、適確に行なえ
る。
ここで、第2図の参照符号76.78は、揺動用モータ
24、昇降用モータ26への過電流を防止する過電流検
出抵抗をそれぞれ示している。過電流は、たとえば、揺
動用モータ24、昇降用モータ26の過員荷時に発生し
、過電流検出抵抗76.78を介して中央処理ユニット
22が揺動用モータ、昇降用モータへの過電流を検出す
ると、中央処理ユニットからの信号によって、揺動用モ
ータ、昇降用モータの駆動が停止される。つまり、たと
えば、ヘッドレスト28の揺動時、または、昇降時に、
ヘッドレストが障害物に接触したり、着座者がヘッドレ
ストを強制的に押さえつけたりして過電流が生じると、
揺動用モータ24、昇降用モータ26は直ちに停止され
るため、各モータの過熱、破損等が確実に防止できる。
ヘッドレスト28を揺動、昇降さけるためのヘッドレス
ト駆動機構80は、概略、以下のように構成される。
ヘッドレスト28は、第4図、第7図を見るとわかるよ
うに、一対のステー82を介して、シートバック84に
連結されている。ステー82は、たとえば、バイブ等か
ら形成され、下端が、シャフト86に固着された一対の
ステーホルダー88に挿通され、たとえば、ステーホル
ダー ステーの各切溝90への略Ω形形状のスナップ9
2の嵌着によって、ステーがステーホルダーに固定され
る。そして、シャフトδ6は、シートバック84に固定
された一対のブラケット94間に、回動可能に架設され
、たとえば、左端部が、ヘッドレスト28を揺動する揺
動用モータ24の出力軸に連結されている。揺動用モー
タ24は、たとえば、モータブラケット96を介して、
シートバック84に固着される。また、ステー62が挿
通され、ステーの前後方向への移動を許容するスリット
98が、ステーの移動範囲にわたってシートバック84
の表皮上端に設けられている。
このような構成では、揺動用モータ24の駆動によって
、シャフト86が回動され、シャフトの回動に伴なって
、ヘッドレスト28が揺動される。たとえば、第4図に
示すヘッドレスト28の支持位置において、中央処理ユ
ニット22から揺動用モータ制御リレー38.40に信
号が出力されてリレー接点38a、40aが切換えられ
ると、揺動用モータ24は、シャフト86を伴なって逆
転方向に駆動される。すると、シャフト86の回動によ
って、ヘッドレスト2δが前方に倒され、第5図に示す
ように、リャンート着座者の前方視界線32より下方に
揺動されて、格納される。
また、第5図・に示す格納位置において、中央処理ユニ
ット22から揺動用モータ制御リレー38.40に信号
が出−力されてリレー接点38a、40aが切換えられ
ると、ヘッドレスト2δが時計方向に揺動されて、第4
図に示すように、初期支持位置に復帰される。
ここで、第7図に示すように、ヘッドレスト28の初期
支持位置、格納位置、および、支持前限位置をそれぞれ
限定する揺動リミットスイッチ64が、揺動用モータ2
4の駆動に伴なう可動部材に隣接した部材、たとえば、
シャフト86の右端でブラケット94に固着されている
。たとえば、シャフトδ6の右端に揺動リミットスイッ
チの各接点64a、64b、64Cに対応する抑圧片(
図示しない)が設けられ、ヘッドレスト28の初期支持
位置、格納位置、および、支持前限位置において、抑圧
片が対応する接点を押圧し、揺動用モータ24の駆動を
停止するように構成されている。このような構成では、
ヘッドレスト28が格納位置、または、支持位置の前後
調整範囲を越えようとすると、揺動リミットスイッチ6
4からの信号により、中央処理ユニット22を介して揺
動用モータ24の駆動を直ちに停止するため、ヘッドレ
ストの過剰な揺動が防止される。
また、第7図に示すように、昇降用モータ26がヘッド
レスト28に内蔵されている。昇降用モータ28は、た
とえば、ステー82の上端に固着されたベースブラケッ
ト100に、モータブラケット102を介して固定され
ている。ベースブラケット100は、た七えば、略コ字
形形状に形成され、両サイドに、一対の4節リンク10
4.106の一端が、たとえば、枢支ビン108によっ
て枢着されている。枢支ビン108は、Eリング等で取
付けられる。たとえば、4節リンク104は、一端に、
昇降用モータ26の出力軸のピニオンギヤ110に噛合
するセクターギヤ112をそれぞれ有して形成されてい
る。
また、4節リンク104.106の他端は、連結バイブ
l14の両端に固着、連結され、連結ビン11Bによっ
て、フロントブラケット11gに揺動可能に取付けられ
る。第7図かられかるように、連結ビン111iは、ヘ
プト116aを有し、フロントブラケット11gの一サ
イドから、挿通孔120.122を介して、連結パイプ
114内に挿通され、他サイドの外方に延出された延出
部に、たとえば、ワッシャ124を介してEリング12
6を嵌入して、離脱不能に支持される。
そして、フロントブラケットのIIt片lzsに、ヘッ
ドレスト28の本体を形成するカバーのフロントハーフ
130、リヤハーフ132がねじ等で固着され、ヘッド
レスト本体をパッド136、表皮138で覆って、ヘッ
ドレストが構成される(第4図参照)。ここで、リヤハ
ーフ132の下部に切欠き134を設け、ヘッドレスト
28の昇降の際の、ステー82との接触を防止する構成
とされる。また、昇降用モータ26の配線コードは、た
とえば、保護部材であるハーネス等で保護し、ステー8
2内に挿通して、配線される。
このような構成では、昇降用モータ26が駆動すると、
ピニオンギヤ110を介して、4節リンク104.10
6が、枢支ビン10gを揺動中心として揺動され、4節
リンクの揺動に伴なって、フロントブラケットIIδ、
つまりは、ヘッドレスト28が昇降される。たとえば、
第4図に示すヘッドレスト28の初期支持位置において
、中央処理ユニット22からの逆転信号によって、昇降
用モータ制御リレー42.44が付勢され、リレー接点
42a、44aが対応して切換えられると、昇降用モー
タ26は、逆転方向に駆動される。そして、昇降用モー
タ26の駆動に伴なってピニオンギヤ110が反時計方
向に回転し、セクターギヤ112と七もに4j85リン
ク104.106を時計方向に揺動させて、第6図に示
すように、ヘッドレスト2Rが上昇される。
また、たとえば、第6図に示すヘッドレスト28の支持
上限位置において、中央処理ユニット22からの正転信
号によって、昇降用モータ制御リレー42.44が付勢
され、リレー接点42a、44aが対応して切換えられ
ると、昇降用モータ26は、正転方向に駆動される。そ
して、昇降用モータ26の駆動に伴なってピニオンギヤ
110が時計方向に回転し、セクターギヤ112を介し
て4節リンク104.106を反時計方向に揺動させて
、ヘッドレスト28が下降される。
ここで、ヘッドレスト28の支持上限位置、初期支持位
置(支持下限位置)を限定し、ヘッドレストの昇降範囲
Δ11(第3図参照)を規定する昇降リミットスイッチ
66が設けられる。第7図に示すように、ヘッドレスト
28の支持上限位置、初期支持位置で、たとえば、フロ
ントブラケット11gの上下の取付片128が昇降リミ
ットスイッチの操作片Haを抑圧可能なように、昇降リ
ミットスイ。
チロ6はベースブラケット100に固定される。しかし
、これに限定されず、昇降リミットスイッチ66を他の
位置に配設し、他の部材によって昇降リミットスイッチ
の操作片68aを押圧する構成としてもよい。
このような構成において、ヘッドレスト28が支持上限
位置、または、初期支持位置まで昇降し、昇降リミット
スイッチ66がオンとなると、中央処理ユニット22か
らの信号によって、昇降用モータ制御リレー42.44
が付勢され、リレー接点42a、44aがそれに対応し
て切換えられる。すると、昇降用モータ26は直ちに停
止され、へ・ノドレスト28の過剰な昇降が防止される
実施例においては、昇降リミットスイッチ66によって
、ヘッドレスト28の昇降範囲を規定している。しかし
、これに限定されず、たとえば、へ。
ドレスト2δの支持上限位置、初期支持位置でヘッドレ
スト駆動機構80を停止可能なストッパを設け、ヘッド
レスト停止時における、昇降モータ26の電流値の上昇
を、第2図に示す過電流検出抵抗78で検出して、昇降
用モータを停止する構成としてもよい。
ヘッドレスト駆動機構80は、ヘッドレスト26を揺動
可能、または、昇降可能に構成されれば足りるため、図
示の構成に限定されない。
なお、上記構成のヘッドレスト制御装置IOにおいて、
たとえば、中央処理ユニット22を制御ボックス140
内に収納し、制御ボックスを、たとえば、シートバック
84内に配設するとよい(第1図参照)上記のように、
この発明のヘッドレスト制御ンステムによれば、ヘッド
レストz8の前後位置、上下位置がマニュアルスイッチ
の操作による手動制御によって調整可能に構成される。
そのため、アシスタントシート着座者、または、リヤシ
ート着座者は、マニュアルスイッチ20の操作による手
動制御によって、好みの支持位置を任意に設定でき、良
好な着座姿勢が容易に得られる。
そして、自動制御、手動制御が切換スイッチ72によっ
て切換え可能に構成されている。そのため、自動制御信
号は遮断され、自動制御信号に妨害されることなく、ヘ
ッドレスト28の格納、復帰がオートスイッチ18によ
る手動制御で、または、ヘッドレストの前後調整、上下
調整がマニュアルスイッチ20による手動制御で、適確
に行なえる。
また、着座検出手段16によって、着座者の有無を検出
するとともに、オートドアロック装ff12、集中ドア
ロック装置50からの信号によってヘッドレスト2δの
格納を自動制御する構成では、構成が簡素化されるとと
もに、着座者の安全性が1−分に確保できる。
更に、ドア検出手段I4によって、対応するドアの開放
を検出し、ヘッドレスト28の格納を自動制御する構成
では、着座者の乗車時においては、常に、ヘッドレスト
が支持位置にあるため、着座者の乗車が妨げられない。
また、着座前に、ヘッドレスト28が格納されていても
、着座時にはヘッドレストが支持位置に復帰されるため
、着座後、オートスイッチ18を操作して、ヘッドレス
トを格納位置から支持位置に復帰させることもない。
なお、実施例において、ヘッドレスト28は、アンスタ
ンドシート30に装着されているが、リヤシート52に
装着されるヘッドレストも、アシスタントシートのへ・
シトレストと同様に構成できる。この場合、ヘッドレス
トのマニュアルスイッチ2oはリヤドアのアームレスト
56等に、オートスイッチ18はドライバーが操作可能
な位置に、または、ドア検出手段14はリヤドア54の
開放を検出可能な位置にそれぞれ設けられる。そして、
ヘッドレスト28は、第4図、第5図に示すドライバー
の後方視界線34より下方に格納可能な構成とされる。
また、実施例においては、リヤドアを有する4ドアタイ
プの乗用車として具体化しているが、これに限定されず
、たとえば、2ドアタイプの乗用車のアンスタンドシー
t・、リヤシートに、この発明のヘッドレスト28を装
着し、ヘッドレスト制御/ステムによって制御する構成
としてもよい。また、乗用車に適するとはいえ、これに
限定されず、たとえば、パン等に装着してもよい。
また、ヘッドレスト制御装置lOは、揺動用モータ24
、昇降用モータ26を備えて、支持位置でのヘッドレス
ト28の前後位置、上下位置をそれぞれ調整可能とした
構成に限定されず、たとえば、揺動用モータのみを備え
、ヘッドレストの前後位置のみを調整可能とした構成に
も応用できる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
上記のように、この発明に係るヘッドレスト制御システ
ムによれば、ヘッドレストの前後位置、上下位置がマニ
ュアルスイッチの操作による手動制御によって調整され
る。そのため、アンスタンドシート着座者、または、リ
ヤシート着座者は、マニュアルスイッチの操作による手
動制御によって、好みの支持位置を任意に設定でき、良
好な着座姿勢が容易に得られる。
そして、自動制御、手動制御が切換スイッチによって切
換え可能に構成されている。そのため、自動制御信号は
遮断され、自動制御信号に妨害されることなく、ヘッド
レストの格納、復帰がオートスイッチによる手動制御で
、または、ヘッドレストの前後調整、上下調整がマニュ
アルスイッチによる手動制御で、適確に行なえる。
また、着座検出手段によって、着座者の有無を検出する
とともに、オートドアロック装置、集中F70ツク装置
からの信号によってヘッドレストの格納を自動制御する
構成では、構成が簡素化されるとともに、着座者の安全
性が1−分に確保できる。
更に、ドア検出手段によって、対応するドアの開放を検
出し、ヘッドレストの格納を自動制御する構成では、着
座者の乗車時においては、常に、ヘッドレストが支持位
置にあるため、着座者の乗車が妨げられない。また、着
座前に、ヘッドレストが格納されていても、着座時には
ヘッドレストが支持位置に復帰されるため、着座後、オ
ートスイッチを操作して、ヘッドレストを格納位置から
支持位置に復帰さすることもない。
そして、この発明のヘッドレスト制御装置によれば、上
記のヘッドレスト制御システムが適切に遂行でき、ヘッ
ドレストの前後位置、上下位置が、マニュアルスイッチ
の操作による手動制御によって調整される。また、オー
トスイッチ、マニュアルスイッチの操作が自動制御信号
に妨害されることなく、適格に制御できる。そのため、
着座者の安全性、快適性が1・分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るヘッドレスト制御装置の概略
ブロック図、 第2図は、中央処理ユニットを中心とした詳細なブロッ
ク図、 第3図は、ヘッドレストの動作を概略的に示す模式図、 第4図、第5図、第6図は、初期支持位置、格納位置、
支持上限位置でのヘッドレストの各縦断面図、 第7図は、ヘッドレスト駆動機構の一部破断の部分分解
斜視図である。 10:ヘッドレスト制御装置、12:車速検出手段(オ
ートドアロック装置ff)、14:ドア検出手段(ドア
スイッチ)、16:着座検出手段(着座スイッチ)、1
8:オートスイッチ、2o:マニュアルスイッチ、22
:中央処理ユニット、24:揺動用モータ、26:昇降
用モータ、28:ヘッドレスト、32:前方視界線、3
4:後方視界線、36:マイクロコンピュータ(マイコ
ン’) 、311.40 :揺動用モータ制御リレー、
42.44  :昇降用モータ制御リレー、50:集中
ドアロック装置、58:前後調整スイッチ、60:上下
調整スイッチ、7G=電圧制御回路、72:切換スイッ
f、14:切換スイッチ制御リレー、80:ヘッドレス
ト駆動機構。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車速、ドアの開放、および、着座者の有無を検出
    して、自動車各部の状況、走行状態を判断し、その状況
    等に応じて、視界を確保する格納位置と、着座者の頭部
    を支持する支持位置との間でヘッドレストが自動制御に
    よって移動されるとともに、オートスイッチの操作によ
    る手動制御によって、ヘッドレストが格納、復帰される
    ヘッドレスト制御システムにおいて、 ヘッドレストの前後位置、上下位置の少なくとも一方が
    、マニュアルスイッチの操作による手動制御によって調
    整されるとともに、 自動制御、手動制御が、オートスイッチ、マニュアルス
    イッチの手動制御操作によって、切換可能に構成された
    ヘッドレスト制御システム。
  2. (2)着座者の有無を検出し、 着座者のいないときのみ、所定の車速を越えるとドアロ
    ック機構がロックされるオートドアロック装置と、 ドライバーシートサイドのドアロック機構のロック操作
    によって全ドアのロック機構がロックされる集中ドアロ
    ック装置と、 のうちの、少なくとも一方からの作動信号によって、ヘ
    ッドレストの格納、復帰が自動制御される請求項1記載
    のヘッドレスト制御システム。
  3. (3)シートバック上端に設けられ、着座者の頭部を支
    持する支持位置と、後方視界、または、前方視界より下
    方の格納位置との間を揺動可能なヘッドレストと、 ヘッドレストを揺動させるための揺動用モータと、 リヤシート着座者、または、ドライバーの操作可能な位
    置に設けられ、揺動用モータの駆動を制御して、ヘッド
    レストの格納、復帰を行なうオートスイッチと、 リヤシート、または、アシスタントシートへの着座者の
    操作可能な位置に設けられ、揺動用モータの駆動を制御
    して、ヘッドレストの前後位置の調整を行なうマニュア
    ルスイッチと、 着座者の有無を検出する着座検出手段と、 オートドアロック装置、集中ドアロック装置、または、
    オートスイッチ、マニュアルスイッチから入力された信
    号を所定のプログラムに従って処理して、揺動用モータ
    の駆動を制御する中央処理ユニットと、 オートドアロック装置、集中ドアロック装置からの信号
    による自動制御と、オートスイッチ、マニュアルスイッ
    チからの信号による手動制御とを、オートスイッチ、マ
    ニュアルスイッチからの信号によって切換える切換スイ
    ッチと、 を具備し、 着座者がなく、オートスイッチ、マニュルスイッチが操
    作されないとき、自動制御によるヘッドレストの格納が
    可能となるとともに、 オートスイッチ、マニュアルスイッチの操作によって、
    切換スイッチが切換えられ、手動制御によるヘッドレス
    トの格納、復帰、または、ヘッドレストの前後位置が調
    整可能なヘッドレスト制御装置。
  4. (4)対応するドアの開放を検出するドア検出手段を更
    に具備し、 ヘッドレストが格納位置にあるとき、対応するドアの開
    放が検出されると、オートスイッチの操作とは無関係に
    、揺動用モータを駆動して、ヘッドレストが支持位置に
    復帰される請求項3記載のヘッドレスト制御装置。
  5. (5)ヘッドレストを昇降させるための昇降用モータを
    更に具備し、 マニュアルスイッチの操作による昇降用モータの駆動制
    御によって、ヘッドレストの上下位置の微調整が行なえ
    る請求項3または4記載のヘッドレスト制御装置。
JP1138549A 1989-05-31 1989-05-31 ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置 Pending JPH035251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1138549A JPH035251A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1138549A JPH035251A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH035251A true JPH035251A (ja) 1991-01-11

Family

ID=15224748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1138549A Pending JPH035251A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH035251A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2646379B2 (ja) シフトチェンジ連動のヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置
US5006771A (en) Method and device for controlling headrest
US5095257A (en) Method and device for controlling headrest in automotive seat
GB2403139A (en) Seat with adjustable side bolsters allowing easy access to or egress from the seat
WO2003016090A2 (en) Pivoting seating system
JP2844248B2 (ja) パワー回転シート制御方法およびパワー回転シート制御装置
US11738670B2 (en) Vehicle seating systems
JPH035251A (ja) ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置
JPH03540A (ja) ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置
JP2819138B2 (ja) ヘッドレスト制御方法、ヘッドレスト制御装置およびヘッドレスト駆動機構
JPH06211077A (ja) 車両のシート装置
JP2645578B2 (ja) ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置
JPH03221005A (ja) ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置
JPH03271031A (ja) パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置
JPH02290748A (ja) ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置
JPH035250A (ja) ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置
JP2589107B2 (ja) 車両用シートのサイドサポート制御方法およびサイドサポート装置
JP2772849B2 (ja) ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置
JPH02256531A (ja) 車両用シート装置
JPH02258436A (ja) ヘッドレスト制御システムおよびヘッドレスト制御装置
JP7420455B2 (ja) 車両用シート
JP4009573B2 (ja) 乗り物用座席
KR19990029173U (ko) 차량용 도어 암 레스트의 위치 조절 장치
JP2022133710A (ja) 車両用シート装置
KR20000005257U (ko) 자동 접이식 헤드레스트를 구비한 리어 시트