JPH0352014Y2 - - Google Patents

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JPH0352014Y2
JPH0352014Y2 JP1986185049U JP18504986U JPH0352014Y2 JP H0352014 Y2 JPH0352014 Y2 JP H0352014Y2 JP 1986185049 U JP1986185049 U JP 1986185049U JP 18504986 U JP18504986 U JP 18504986U JP H0352014 Y2 JPH0352014 Y2 JP H0352014Y2
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JP
Japan
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antenna
filament
glass
surrounding
glass plate
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JP1986185049U
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JPS6390305U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、自動車電話用ガラスアンテナに関す
る。 [従来の技術] 近時、自動車による移動時において車内からの
通話を可能とすべく、自動車に電話を搭載する例
が多く見受けられるようになつてきた。 このような自動車用電話に用いられる電波は、
主に860〜940MHzの周波数帯に属するものが利用
されており、その場合の送受信のためのアンテナ
としては、一般にポールアンテナが用いられてい
る。 [考案の解決しようとする問題点] ところで、このようなポールアンテナについて
は、アンテナとしての十分な実用性能を得ること
はできるものの、通常、取付け車体面から棒状に
突き出したかたちで用いられることになる。この
ため、1つの突起物として走行中に不快な風切り
音を発生させたり、あるいは外観的にも煩雑で見
た目が悪いなどという問題があるのみならず、人
を傷つけるおそれがあるほか、駐車中にいたずら
される可能性もあるなどの問題があつた。 本考案は、従来からあるポールアンテナにみら
れた上記の問題点に鑑み、リアガラス等のガラス
板面に所定のパターンのアンテナ導体を配設する
ことで、ポールアンテナと同等の実用的なアンテ
ナ利得を得ることを可能とした自動車電話用ガラ
スアンテナを提供することを目的とするものであ
る。 [問題点を解決するための手段] このような目的を達成するため、本考案は次の
ようにして構成した。 すなわち、本考案は、無端である囲繞線条から
なる主アンテナ部と、この主アンテナ部における
相対向する線条部位の適宜の位置から引き出され
た一対の引出し線条をその開放端相互を近接さ
せ、かつ、これらの各開放端に給電点を設けてな
る補助アンテナ部とで構成したアンテナ導体をガ
ラス板面に配設したことに構成上の特徴がある。 [実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。 自動車のリアガラスやサイドガラスなど、適宜
の部位の窓枠に装着されるガラス板1には、自動
車電話用のアンテナエレメントとして、主に860
〜940MHzの周波数帯の電波に対するアンテナ利
得に優れた適宜のパターンでアンテナ導体2が配
設されている。 第1図は、この場合におけるアンテナ導体2の
代表的なパターン例を示すものであり、主アンテ
ナ部3は、上下に配置された水平部5と、その左
右に配置された垂直部6とからなる無端の囲繞線
条4により長方形形状を呈して構成されている。
この主アンテナ部3のパターンについては、図示
例のもの以外にも、正方形や菱形、平行四辺形、
楕円など、無端の囲繞線条4からなるものであれ
ば、適宜の形状で形成することができる。 補助アンテナ部10は、主アンテナ部3を構成
する前記囲繞線条4における相対向している線条
部位における適宜の位置から一対の引出し線条1
1を引き出すことにより形成される。図示例によ
れば、前記補助アンテナ部10は、長方形形状を
呈してなる囲繞線条4にあつて、上下両側に位置
する各水平部5の比較的右寄りの相対向する部位
からそれぞれ引出し線条11を引出すことで形成
されている。この場合の引出し線条11は、囲繞
線条4の内方へと垂直に引出された垂直線条部1
2と、左側方向に折曲させて相互に平行に配列さ
せた平行線条部13とからなる上下対称なパター
ンのものが示されており、この一対の引出し線条
11の開放端相互、即ち引出し線条11の平行線
条部13の開放端の相互は近接されている。そし
てこれらの平行線条部13における各開放端には
それぞれ給電点15が配設されている。 なお、補助アンテナ部10については、各引出
し線条11をそれぞれの開放端が近接するような
位置関係となるようにして囲繞線条4の内方へと
囲繞線条4の適宜の相対向する部位、例えば第1
図のように各水平部5から、あるいは、各垂直部
6から引き出すようにしたものであればよく、こ
れらの各開放端にそれぞれ給電点を配設すること
で形成される。また、この際における補助アンテ
ナ部10のパターンについては、第1図のように
各引出し線条11を対称となる位置関係で引き出
すようにしたもののほか、適宜の非対称な位置関
係で引き出すようにしたものであつてもよい。 なお、本考案においてアンテナ導体2は、ガラ
ス板1が合せガラスであるときは、その接合面の
いずれかの側の面、あるいは車内側もしくは車外
側に位置する表面に設けることができ、単板構造
の強化ガラスなどであるときは、車内側もしくは
車外側に位置する表面に設けることができる。 本考案におけるアンテナ導体2は、ガラス板1
面における配設位置に応じて、前記パターン例に
つき、その左右を対称に入れ代えることで変形さ
せたパターンのものを用いることもできる。第2
図によれば、デフオツガー20やテレビ等のため
の他のアンテナ導体30が設けられたリアガラス
としてのガラス板1に対し、その下側部における
左右もしくは中央部をアンテナ導体2の配設領域
17として設定した場合の実施例が示されている
が、配設位置や配設数などについてはアンテナ利
得との関係で適宜選定することができ、さらに
は、リアガラスのみならずサイドガラスなど、適
宜の部位の窓ガラスに設けることもできる。 また、本考案においてガラス板1面に形成され
るアンテナ導体2は、Ag,Al,Pd等の導電性金
属粉末あるいはその他の導電性物質粉末をガラス
フリツト、及び粘結剤その他所望の添加剤とを混
合して製造された導電性ペーストを所定のパター
ンで線状にプリントし、これを焼結して形成され
る導電性線条、あるいは銅線等からなる導電性金
属細線、もしくは銅箔等の導電性金属箔など、適
宜の導電性線条部材を用いて形成することができ
る。 次に、本考案に係るガラスアンテナにつき、そ
のアンテナ性能を確認すべく行なつた実験例につ
いて説明する。 ・ 実験例 ガラス板1面に設けられるアンテナ導体2は、
第1図に示したパターンのものとし、その際にお
ける構成各部の寸法は次のとおりである(第3図
参照)。 なお、第3図においてアンテナエレメントとし
ての各線条は、メツキを施した幅0.9mmのプリン
ト線条を形成することにより行なつた。また、図
中の符号35は、ガラス板1のエツジ部に黒セラ
ミツクスを焼結することで周設されている被覆部
を示す。 (1) 囲繞線条4(主アンテナ部3) 水平部5(線分A−D=B−C)=70mm 垂直部6(線分A−B=C−D)=67mm (2) 引出し線条11(補助アンテナ部10) 垂直線条部12(線分E−G=F−H)=
28.5mm 平行線条部13(線分G−I=H−J)40
mm なお、a=10mm、b=17.5mmとする。 その結果、表1,2に示す実験データが得られ
た。このうち、表1の各データは、垂直偏波面に
おけるアンテナ感度を、表2のデータは、水平偏
波面におけるアンテナ感度をそれぞれ示す。
【表】
【表】 また、第4図は、この場合における平均利得を
示すグラフ図、第5図は最小利得を示すグラフ図
である(図中の符号Xは垂直偏波面の特性を、Y
は水平偏波面の特性をそれぞれ示す)。 これらの実験データからも明らかなように、実
験例のアンテナパターンにより、従来から用いら
れているポールアンテナと同等な実用性能を有す
るアンテナ利得が得られることを確認することが
できた。 [考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、自動車電話
用に利用されている860〜940MHzの周波数帯の電
波に対するアンテナ感度を従来からあるポールア
ンテナのアンテナ利得と同等の水準を維持させた
ものとすることができることから、ポールアンテ
ナを不要とすることで自動車の車体面から突起物
をなくすることができ、したがつて、外観上の煩
雑感や不快な風切り音をなくし、かつ、いたずら
されることのない安全性の高い自動車電話用ガラ
スアンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の代表的なアンテナパターン
例を示す正面図、第2図は、本考案のアンテナ導
体のガラス板面への配設位置を示す正面図、第3
図は、実験例として形成したアンテナ導体の各寸
法を示す部分斜視図、第4図と第5図は、アンテ
ナ利得を示すグラフ図である。 1……ガラス板、2……アンテナ導体、3……
主アンテナ部、4……囲繞線条、5……水平部、
6……垂直部、10……補助アンテナ部、11…
…引出し線条、12……垂直線条部、13……平
行線条部、15……給電点、17……配設領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無端である囲繞線条からなる主アンテナ部と、
    この主アンテナ部における相対向する線条部位の
    適宜の位置から囲繞線条の内方へと引き出された
    一対の引出し線条をその開放端相互を近接させ、
    かつ、これらの各開放端に給電点を設けてなる補
    助アンテナ部とで構成したアンテナ導体をガラス
    板面に配設したことを特徴とする自動車電話用ガ
    ラスアンテナ。
JP1986185049U 1986-12-02 1986-12-02 Expired JPH0352014Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986185049U JPH0352014Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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JP1986185049U JPH0352014Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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Publication Number Publication Date
JPS6390305U JPS6390305U (ja) 1988-06-11
JPH0352014Y2 true JPH0352014Y2 (ja) 1991-11-11

Family

ID=31133314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986185049U Expired JPH0352014Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61244101A (ja) * 1985-04-23 1986-10-30 Asahi Glass Co Ltd 自動車の搭載テレビ用ガラスアンテナ
JPH0247609U (ja) * 1988-09-29 1990-03-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61244101A (ja) * 1985-04-23 1986-10-30 Asahi Glass Co Ltd 自動車の搭載テレビ用ガラスアンテナ
JPH0247609U (ja) * 1988-09-29 1990-03-30

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JPS6390305U (ja) 1988-06-11

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