JPH035117B2 - - Google Patents
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- JPH035117B2 JPH035117B2 JP8082281A JP8082281A JPH035117B2 JP H035117 B2 JPH035117 B2 JP H035117B2 JP 8082281 A JP8082281 A JP 8082281A JP 8082281 A JP8082281 A JP 8082281A JP H035117 B2 JPH035117 B2 JP H035117B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/646—Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、入力NTSC信号の特定色相部分を検
出して、その部分を異なつた画像に変換するカラ
ーテレビジヨン信号合成装置に関し、特にクロマ
キーもしくは特定色部分の色変換において、はめ
こみ画像の不自然さを解消して合成画面の品質の
向上を図つたものである。
出して、その部分を異なつた画像に変換するカラ
ーテレビジヨン信号合成装置に関し、特にクロマ
キーもしくは特定色部分の色変換において、はめ
こみ画像の不自然さを解消して合成画面の品質の
向上を図つたものである。
従来、NTSC信号を入力とするクロマキー信号
発生器ならびに色変換装置としてラインクロマキ
ー装置があり、第1図に示す色識別回路が用いら
れている。この色識別回路では、NTSC信号入力
Sinをクロマ分離回路51に供給して得たクロマ
出力を2つの同期検波器52および53に導き、
それぞれの検波軸を決める色副搬送波信号φ1お
よびφ2によつて色復調信号を得る。これら色復
調信号をストレツチ回路54および55に供給し
て波形整形し、それらの出力をそれぞれ直接にお
よび反転回路56を介して論理和回路57に供給
し、この論理和回路57から所望の色相範囲にあ
る色識別信号を2値信号S2の形態で取り出す。こ
の色識別信号S2をキー信号として2つの画面を合
成したり、入力NTSC信号Sin上の任意の色を別
の色に変える色変換を行う。ここで、2値信号で
ある色識別信号には、ストレツチ回路54,55
や論理和回路57のスレツシヨールドレベルで信
号波形がストレツチされる際に、信号に含まれて
いるノイズやスプリアス信号成分の影響で出力信
号の立上りと立下りにジツターを生じる。このた
め合成画面の合成輪郭部分や色変換画像の色変換
部分に不自然なジツターを生じる。色信号に色の
濃淡、照明むら、影等があると、その現象がいつ
そう強調され、更に加えて、部分的に抜きとれな
かつたり色変換されなかつたりもするため、大変
見苦しい画像になる。さらにクロマキーにおい
て、はめ込み画像上の暗い部分の輪郭やホーカス
ぼけのある部分にはクロマキーバツクの色かぶり
が目立ち、画面の合成がいかにも不自然で、品質
は充分とは云えなかつた。
発生器ならびに色変換装置としてラインクロマキ
ー装置があり、第1図に示す色識別回路が用いら
れている。この色識別回路では、NTSC信号入力
Sinをクロマ分離回路51に供給して得たクロマ
出力を2つの同期検波器52および53に導き、
それぞれの検波軸を決める色副搬送波信号φ1お
よびφ2によつて色復調信号を得る。これら色復
調信号をストレツチ回路54および55に供給し
て波形整形し、それらの出力をそれぞれ直接にお
よび反転回路56を介して論理和回路57に供給
し、この論理和回路57から所望の色相範囲にあ
る色識別信号を2値信号S2の形態で取り出す。こ
の色識別信号S2をキー信号として2つの画面を合
成したり、入力NTSC信号Sin上の任意の色を別
の色に変える色変換を行う。ここで、2値信号で
ある色識別信号には、ストレツチ回路54,55
や論理和回路57のスレツシヨールドレベルで信
号波形がストレツチされる際に、信号に含まれて
いるノイズやスプリアス信号成分の影響で出力信
号の立上りと立下りにジツターを生じる。このた
め合成画面の合成輪郭部分や色変換画像の色変換
部分に不自然なジツターを生じる。色信号に色の
濃淡、照明むら、影等があると、その現象がいつ
そう強調され、更に加えて、部分的に抜きとれな
かつたり色変換されなかつたりもするため、大変
見苦しい画像になる。さらにクロマキーにおい
て、はめ込み画像上の暗い部分の輪郭やホーカス
ぼけのある部分にはクロマキーバツクの色かぶり
が目立ち、画面の合成がいかにも不自然で、品質
は充分とは云えなかつた。
色変換においては、色変換信号が一定振幅の色
副搬送波信号を単にスイツチングゲートしたもの
であるため、色の濃淡が出ず、しかも第2図にお
いて変換前の色信号Xを他の色に変換する場合、
色変換信号Yを発生させて、XとYとを混合する
ことにより、2つの信号のベクトル合成点Zに色
変換しているが、色変換信号の色相を変えて別の
色にしようとすると、合成ベクトルの軌跡は第2
図の円形で示すごとく変化し、従つて色相によつ
てクロマレベルが変動してしまう欠点があつた。
そして、色変換のための色調整機能は色相とクロ
マだけであり、輝度信号レベルを変えることはで
きないので、色変換で得られる色度範囲に限界が
あつた。
副搬送波信号を単にスイツチングゲートしたもの
であるため、色の濃淡が出ず、しかも第2図にお
いて変換前の色信号Xを他の色に変換する場合、
色変換信号Yを発生させて、XとYとを混合する
ことにより、2つの信号のベクトル合成点Zに色
変換しているが、色変換信号の色相を変えて別の
色にしようとすると、合成ベクトルの軌跡は第2
図の円形で示すごとく変化し、従つて色相によつ
てクロマレベルが変動してしまう欠点があつた。
そして、色変換のための色調整機能は色相とクロ
マだけであり、輝度信号レベルを変えることはで
きないので、色変換で得られる色度範囲に限界が
あつた。
本発明の第一の目的は、クロマキー合成に必要
なソフトキー信号および入力NTSC信号のキー色
を消した色消去NTSC信号を発生させ、これら信
号を効果増幅器に供給して、別の背景画像信号と
画面合成を行う際のはめ込みの不自然さを解消
し、以つて合成画面の品質を向上させるようにし
たカラーテレビジヨン信号合成装置を提供するこ
とにある。
なソフトキー信号および入力NTSC信号のキー色
を消した色消去NTSC信号を発生させ、これら信
号を効果増幅器に供給して、別の背景画像信号と
画面合成を行う際のはめ込みの不自然さを解消
し、以つて合成画面の品質を向上させるようにし
たカラーテレビジヨン信号合成装置を提供するこ
とにある。
本発明の第二の目的は、上述したソフトキー信
号を利用して色変換信号を発生させ、これを入力
NTSC信号と置換することによつて色変換を行う
際の変換画像の不自然さを解消し、以つて色変換
画像の品質を向上させるようにしたカラーテレビ
ジヨン信号合成装置を提供することにある。
号を利用して色変換信号を発生させ、これを入力
NTSC信号と置換することによつて色変換を行う
際の変換画像の不自然さを解消し、以つて色変換
画像の品質を向上させるようにしたカラーテレビ
ジヨン信号合成装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、
入力NTSC信号の特定色相部分を検出し、当該特
定色相部分を異なる画像に変換するカラーテレビ
ジヨン信号合成装置において、 前記入力NTSC信号から輝度信号および色度信
号を分離するY/C分離回路と、 前記色度信号を相異なる2つの色相軸でそれぞ
れ同期検波し、得られる2つの検波出力の瞬時レ
ベルの小さい方の信号を選択して出力し、その選
択出力の正振幅成分を直接におよび成形してそれ
ぞれリニア信号および2値信号を形成する色識別
回路と、 前記色度信号から前記2値信号の期間の信号部
分を除去して色除去色度信号を出力する色除去回
路と、 前記リニア信号の少くとも振幅に関する処理を
行う処理回路と、 前記輝度信号、前記色除去色度信号および前記
処理回路の出力信号を少くとも供給され、前記輝
度信号、前記色除去色度信号および前記処理回路
出力信号の合成処理を行う合成回路とを具備した
ことを特徴とするものである。
入力NTSC信号の特定色相部分を検出し、当該特
定色相部分を異なる画像に変換するカラーテレビ
ジヨン信号合成装置において、 前記入力NTSC信号から輝度信号および色度信
号を分離するY/C分離回路と、 前記色度信号を相異なる2つの色相軸でそれぞ
れ同期検波し、得られる2つの検波出力の瞬時レ
ベルの小さい方の信号を選択して出力し、その選
択出力の正振幅成分を直接におよび成形してそれ
ぞれリニア信号および2値信号を形成する色識別
回路と、 前記色度信号から前記2値信号の期間の信号部
分を除去して色除去色度信号を出力する色除去回
路と、 前記リニア信号の少くとも振幅に関する処理を
行う処理回路と、 前記輝度信号、前記色除去色度信号および前記
処理回路の出力信号を少くとも供給され、前記輝
度信号、前記色除去色度信号および前記処理回路
出力信号の合成処理を行う合成回路とを具備した
ことを特徴とするものである。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
る。
第3図は本発明カラーテレビジヨン信号合成装
置の基本的構成例を示し、ここで、101は入力
NTSC信号Sinを受信して輝度信号Syと色度信号
Scとに分離するY/C分離回路、102および
103はY/C分離回路101から分離された色
度信号Scおよび色副搬送波信号φ1およびφ2をそ
れぞれ供給され、色度信号Scを相異なる2つの
色相軸でそれぞれ同期検波する第1および第2同
期検波回路、104はこれら同期検波回路102
および103からの検波出力を供給され、これら
検波出力の瞬時レベルの小さい方の信号を選択し
て出力する−NAM(Non Additive Mixing)回
路(負非加算混合回路)、105は−NAM回路
104からの選択出力信号の正振幅成分を直接お
よび成形してリニア信号Sおよび2値信号S2とし
て出力する成形回路であり、これら回路102〜
103により色識別回路106を構成する。10
7はY/C分離回路101で分離された色度信号
Scおよび成形回路105からの2値信号S2を供
給され、色度信号Scから2値信号S2の期間の信
号部分を除去して色除去色度信号Sc′を出力する
色除去回路、108はリニア信号Slを受信して少
くとも振幅に関する処理を行う処理回路、109
は少くともY/C分離回路101からの輝度信号
Sy、色除去回路107からの色除去された色度
信号Sc′および処理回路108からの出力信号、
更にクロマキーのときには点線で示すような背景
信号SBを供給され、これらの信号の合成処理を行
う合成回路である。
置の基本的構成例を示し、ここで、101は入力
NTSC信号Sinを受信して輝度信号Syと色度信号
Scとに分離するY/C分離回路、102および
103はY/C分離回路101から分離された色
度信号Scおよび色副搬送波信号φ1およびφ2をそ
れぞれ供給され、色度信号Scを相異なる2つの
色相軸でそれぞれ同期検波する第1および第2同
期検波回路、104はこれら同期検波回路102
および103からの検波出力を供給され、これら
検波出力の瞬時レベルの小さい方の信号を選択し
て出力する−NAM(Non Additive Mixing)回
路(負非加算混合回路)、105は−NAM回路
104からの選択出力信号の正振幅成分を直接お
よび成形してリニア信号Sおよび2値信号S2とし
て出力する成形回路であり、これら回路102〜
103により色識別回路106を構成する。10
7はY/C分離回路101で分離された色度信号
Scおよび成形回路105からの2値信号S2を供
給され、色度信号Scから2値信号S2の期間の信
号部分を除去して色除去色度信号Sc′を出力する
色除去回路、108はリニア信号Slを受信して少
くとも振幅に関する処理を行う処理回路、109
は少くともY/C分離回路101からの輝度信号
Sy、色除去回路107からの色除去された色度
信号Sc′および処理回路108からの出力信号、
更にクロマキーのときには点線で示すような背景
信号SBを供給され、これらの信号の合成処理を行
う合成回路である。
クロマキー動作の場合には、処理回路108で
はリニア信号Slの振幅およびタイミング調整を行
い、合成回路109をリニアゲート回路で構成す
ると共に、第3図中に点線で示すように、背景信
号SBを第2の画像信号として加え、処理回路10
8の出力を制御信号として、輝度信号Syおよび
色除去色度信号Sc′と第2の画像信号SBとの合成
を行い、変換NTSC信号Soutとしてクロマキー
合成信号を得る。
はリニア信号Slの振幅およびタイミング調整を行
い、合成回路109をリニアゲート回路で構成す
ると共に、第3図中に点線で示すように、背景信
号SBを第2の画像信号として加え、処理回路10
8の出力を制御信号として、輝度信号Syおよび
色除去色度信号Sc′と第2の画像信号SBとの合成
を行い、変換NTSC信号Soutとしてクロマキー
合成信号を得る。
色変換動作の場合には、処理回路108は第4
図に示すように、任意の位相の色副搬送波信号
φ3をリニア信号Slで変調する平衡変調器110
と、リニア信号Slの振幅および極性を調整する利
得・極性制御回路111と、利得・極性制御回路
111の出力および可変抵抗113でレベル調整
した変調器出力を混合する混合回路112とで構
成され、その混合回路112から色変換信号Scc
を得、この色変換信号Sccを合成回路109に供
給し、ここで輝度信号Syおよび色除去色度信号
と合成し、色変換NTSC信号Soutを取り出す。
なお、114は利得・極性制御回路111の色変
換輝度調整用可変抵抗である。
図に示すように、任意の位相の色副搬送波信号
φ3をリニア信号Slで変調する平衡変調器110
と、リニア信号Slの振幅および極性を調整する利
得・極性制御回路111と、利得・極性制御回路
111の出力および可変抵抗113でレベル調整
した変調器出力を混合する混合回路112とで構
成され、その混合回路112から色変換信号Scc
を得、この色変換信号Sccを合成回路109に供
給し、ここで輝度信号Syおよび色除去色度信号
と合成し、色変換NTSC信号Soutを取り出す。
なお、114は利得・極性制御回路111の色変
換輝度調整用可変抵抗である。
次に、本発明カラーテレビジヨン合成装置の具
体例を第5図に示す。ここで、まず最初に、リニ
ア色識別回路の動作の詳細とソフトキー信号発生
系統の動作を説明する。NTSC信号入力Sinは映
像分配増幅器1で分配され、その一方は点線で囲
まれたリニア色識別回路106のクロマ分離回路
2に供給される。クロマ分離回路2は、くし形フ
イルタを有し、クロスカラー妨害を可及的少くし
てクロマ信号Sc1を得る。クロマ信号Sc1は第1お
よび第2同期検波器3および4にそれぞれ導か
れ、それぞれの検波軸を決める色副搬送波信号
φ1およびφ2によつて色復調信号を得る。ここで、
色副搬送波信号入力Sscは、色副搬送波移相器1
9の色相調整器20によつてその位相が0度〜
360度にわたつて調整され、キー色相を選定する。
その出力は、第1同期検波器3の検波軸を決める
色副搬送波信号φ1であり、かつ次の色副搬送波
移相器21の入力にもなる。この第2同期検波器
4の検波軸を決める色副搬送波信号φ2は、色副
搬送波移相器21でφ1に対して一定の位相差を
持つように定め、その位相差は色相幅調整器22
によつて0度〜200度程度変えることができる。
体例を第5図に示す。ここで、まず最初に、リニ
ア色識別回路の動作の詳細とソフトキー信号発生
系統の動作を説明する。NTSC信号入力Sinは映
像分配増幅器1で分配され、その一方は点線で囲
まれたリニア色識別回路106のクロマ分離回路
2に供給される。クロマ分離回路2は、くし形フ
イルタを有し、クロスカラー妨害を可及的少くし
てクロマ信号Sc1を得る。クロマ信号Sc1は第1お
よび第2同期検波器3および4にそれぞれ導か
れ、それぞれの検波軸を決める色副搬送波信号
φ1およびφ2によつて色復調信号を得る。ここで、
色副搬送波信号入力Sscは、色副搬送波移相器1
9の色相調整器20によつてその位相が0度〜
360度にわたつて調整され、キー色相を選定する。
その出力は、第1同期検波器3の検波軸を決める
色副搬送波信号φ1であり、かつ次の色副搬送波
移相器21の入力にもなる。この第2同期検波器
4の検波軸を決める色副搬送波信号φ2は、色副
搬送波移相器21でφ1に対して一定の位相差を
持つように定め、その位相差は色相幅調整器22
によつて0度〜200度程度変えることができる。
同期検波器3および4からの色復調信号は−
NAM回路5に供給され、これら2つの色復調信
号のうち、小さい瞬時レベルの信号を選択した信
号Snioを得る。この信号Snioを黒クリツプ回路6
に供給して正極性信号のみを取り出してリニア色
識別信号Slを得る。このリニア色識別信号Slは、
識別色信号の正側の直線性を保つた信号であり、
低レベルから最大レベルに至る原信号波形を忠実
に再現している。そして2つの同期検波軸の位相
差によつて、特定の位相幅のなかにある色信号だ
けを検出している。
NAM回路5に供給され、これら2つの色復調信
号のうち、小さい瞬時レベルの信号を選択した信
号Snioを得る。この信号Snioを黒クリツプ回路6
に供給して正極性信号のみを取り出してリニア色
識別信号Slを得る。このリニア色識別信号Slは、
識別色信号の正側の直線性を保つた信号であり、
低レベルから最大レベルに至る原信号波形を忠実
に再現している。そして2つの同期検波軸の位相
差によつて、特定の位相幅のなかにある色信号だ
けを検出している。
ここで、リニア色識別回路106の動作を判り
やすくするために、特殊な色信号を想定して説明
を加える。いま、第6図Aに示ようなベクトルス
コープ上で円形に分布して表示される色信号Aを
想定すると、これを入力信号としたときの2つの
同期検波器3および4からの出力信号は、同期検
波器3の出力がBのようになり、同期検波器4の
出力はCのようになる。これら2つの信号が−
NAM回路5を経て第6図Bの太線に示す信号出
力となり、黒クリツプ回路6でこの正極性信号の
みを取り出してリニア色識別信号Slが得られる。
これらをベクトル表示すれば、第7図に示すよう
に同期検波器3の検波軸φ1と同期検波器4の検
波軸φ2とによつて出力される色復調出力は、−
NAM回路5を経たあとで、その負極性信号が黒
クリツプ回路6により消去されるので、ここでは
正極性信号の出力領域のみを示す。第7図におい
て同期検波器3の色復調出力はDの矢印で示す位
相範囲にあり、同期検波器4の色復調出力はEの
矢印で示す位相範囲にある。そして、−NAM回
路5で2つの矢印が交差する位相範囲の色復調信
号だけが取り出されて、リニア色識別信号Slにな
る。検波軸φ1の位相を色相調整器20で変えれ
ば、2つの検波軸の位相差を保つたまま360度の
位相範囲すべてにわたつて色識別が可能であり、
検波軸φ2の位相を色相幅調整器22で変えれば、
検波軸φ1に対する検波軸φ2の位相差が変化して、
色識別範囲を変えることが可能である。このよう
にして得られるリニア色識別信号は、零レベルか
ら最大レベルに至る信号の直線性をよく保つてお
り、原信号の波形を忠実に再現している。
やすくするために、特殊な色信号を想定して説明
を加える。いま、第6図Aに示ようなベクトルス
コープ上で円形に分布して表示される色信号Aを
想定すると、これを入力信号としたときの2つの
同期検波器3および4からの出力信号は、同期検
波器3の出力がBのようになり、同期検波器4の
出力はCのようになる。これら2つの信号が−
NAM回路5を経て第6図Bの太線に示す信号出
力となり、黒クリツプ回路6でこの正極性信号の
みを取り出してリニア色識別信号Slが得られる。
これらをベクトル表示すれば、第7図に示すよう
に同期検波器3の検波軸φ1と同期検波器4の検
波軸φ2とによつて出力される色復調出力は、−
NAM回路5を経たあとで、その負極性信号が黒
クリツプ回路6により消去されるので、ここでは
正極性信号の出力領域のみを示す。第7図におい
て同期検波器3の色復調出力はDの矢印で示す位
相範囲にあり、同期検波器4の色復調出力はEの
矢印で示す位相範囲にある。そして、−NAM回
路5で2つの矢印が交差する位相範囲の色復調信
号だけが取り出されて、リニア色識別信号Slにな
る。検波軸φ1の位相を色相調整器20で変えれ
ば、2つの検波軸の位相差を保つたまま360度の
位相範囲すべてにわたつて色識別が可能であり、
検波軸φ2の位相を色相幅調整器22で変えれば、
検波軸φ1に対する検波軸φ2の位相差が変化して、
色識別範囲を変えることが可能である。このよう
にして得られるリニア色識別信号は、零レベルか
ら最大レベルに至る信号の直線性をよく保つてお
り、原信号の波形を忠実に再現している。
リニア色識別信号Slはソフトキー増幅回路8に
供給され、ここでソフトレベル調整器9により増
幅ゲインを変えることによつてクロマキー合成の
抜け具合や影の再現・非再現が調整される。この
ソフトキー増幅回路8の出力は白クリツプ回路1
0に供給され、ここで規定レベル以上の信号を制
限し、更に遅延線11によりクロマキー合成した
場合のはめ込み信号とソフトキー信号との位相合
わせがなされる。遅延線出力は、ソフトキー出力
増幅回路12を経てソフトキー信号出力Sskとな
り、この信号Sskをリニアゲート回路をもつて構
成できる効果増幅器30のキー入力端子に供給す
る。
供給され、ここでソフトレベル調整器9により増
幅ゲインを変えることによつてクロマキー合成の
抜け具合や影の再現・非再現が調整される。この
ソフトキー増幅回路8の出力は白クリツプ回路1
0に供給され、ここで規定レベル以上の信号を制
限し、更に遅延線11によりクロマキー合成した
場合のはめ込み信号とソフトキー信号との位相合
わせがなされる。遅延線出力は、ソフトキー出力
増幅回路12を経てソフトキー信号出力Sskとな
り、この信号Sskをリニアゲート回路をもつて構
成できる効果増幅器30のキー入力端子に供給す
る。
次に、はめ込み信号の色消去処理系統について
説明する。映像分配増幅器1からの出力を他方を
Y/C分離回路13に供給し、ここで輝度信号
Syとクロマ信号Sc2に分離される。輝度信号Syは
遅延線16で適切に遅延され、以てクロマ信号と
再び混合される場合の位相調整を行う。この遅延
線16からの遅延輝度信号を混合回路17に供給
する。クロマ信号Sc2はゲート回路15に供給さ
れる。このゲート回路15のキー信号入力として
は、−NAM回路5からの出力Snioをゼロクロスデ
イテクタ回路14にも供給し、ここで信号の正極
性時間幅のパルス信号に変換した2値信号S2を供
給する。このパルス信号S2は入力NTSC信号Sin
上のキー色の領域を示す信号であり、これによつ
てゲート回路15においてクロマ信号Sc2の一部
がゲートオフされ、そのゲート出力Sgが混合回
路17に供給されて再び輝度信号Syと混合され
る。その結果、入力NTSC信号Sin上のキー色だ
けが消去された色消去NTSC信号Selとなり、こ
の信号Selは映像出力増幅回路18を経た信号S′el
が効果増幅器30のはめ込み信号入力端子に供給
される。効果増幅器30には、背景画像信号であ
る背景信号SBも供給され、ソフトキー信号Sskに
よつて2つの映像信号はリニアゲートされてクロ
マキー合成信号Soutを得、以て、ジツターやク
ロマキーバツク色のかぶりがなく、クロマキーバ
ツク上の影を再現できて自然で現実感のある合成
画面を実現することができる。
説明する。映像分配増幅器1からの出力を他方を
Y/C分離回路13に供給し、ここで輝度信号
Syとクロマ信号Sc2に分離される。輝度信号Syは
遅延線16で適切に遅延され、以てクロマ信号と
再び混合される場合の位相調整を行う。この遅延
線16からの遅延輝度信号を混合回路17に供給
する。クロマ信号Sc2はゲート回路15に供給さ
れる。このゲート回路15のキー信号入力として
は、−NAM回路5からの出力Snioをゼロクロスデ
イテクタ回路14にも供給し、ここで信号の正極
性時間幅のパルス信号に変換した2値信号S2を供
給する。このパルス信号S2は入力NTSC信号Sin
上のキー色の領域を示す信号であり、これによつ
てゲート回路15においてクロマ信号Sc2の一部
がゲートオフされ、そのゲート出力Sgが混合回
路17に供給されて再び輝度信号Syと混合され
る。その結果、入力NTSC信号Sin上のキー色だ
けが消去された色消去NTSC信号Selとなり、こ
の信号Selは映像出力増幅回路18を経た信号S′el
が効果増幅器30のはめ込み信号入力端子に供給
される。効果増幅器30には、背景画像信号であ
る背景信号SBも供給され、ソフトキー信号Sskに
よつて2つの映像信号はリニアゲートされてクロ
マキー合成信号Soutを得、以て、ジツターやク
ロマキーバツク色のかぶりがなく、クロマキーバ
ツク上の影を再現できて自然で現実感のある合成
画面を実現することができる。
ここで、ゲート回路15に供給される他方の入
力は次に説明する色変換動作に必要なもので、ク
ロマキー動作のときには遮断されている。
力は次に説明する色変換動作に必要なもので、ク
ロマキー動作のときには遮断されている。
次に、色変換系統について説明する。平衡変調
回路路25の変調信号としてリニア色識別信号Sl
を供給し、被変調信号としては、色副搬送波信号
Sscを色副搬送波移相器23に通し、ここで色変
換色相調整器24により360度の範囲にわたつて
位相調整可能となした色副搬送波信号φ3を供給
する。
回路路25の変調信号としてリニア色識別信号Sl
を供給し、被変調信号としては、色副搬送波信号
Sscを色副搬送波移相器23に通し、ここで色変
換色相調整器24により360度の範囲にわたつて
位相調整可能となした色副搬送波信号φ3を供給
する。
第8図において、入力NTSC信号Sinよりリニ
ア色識別信号Slが得られ、これで色副搬送波信号
φ3を変調して平衛変調出力Sbnが得られる。この
ようにして得られた平衛変調出力Sbnはリニア色
識別信号Slと比例関係を保つた色信号であるた
め、色の濃淡の表現が可能になることがわかる。
ア色識別信号Slが得られ、これで色副搬送波信号
φ3を変調して平衛変調出力Sbnが得られる。この
ようにして得られた平衛変調出力Sbnはリニア色
識別信号Slと比例関係を保つた色信号であるた
め、色の濃淡の表現が可能になることがわかる。
平衛変調出力Sbnは、色変換クロマ調整器26
によりそのレベルを適切に変えてから混合回路2
9に供給される。混合回路29の他方の入力端子
には、リニア色識別信号Slが利得・極性制御回路
27を経て供給される。利得・極性制御回路27
は、色変換用の輝度変換信号を得るもので、掛算
回路で構成でき、色変換輝度調整器28によつて
正極性から負極性にわたつて電圧が変わる直流電
圧とリニア色識別信号入力Slとの積として輝度変
換信号Sycを得る。
によりそのレベルを適切に変えてから混合回路2
9に供給される。混合回路29の他方の入力端子
には、リニア色識別信号Slが利得・極性制御回路
27を経て供給される。利得・極性制御回路27
は、色変換用の輝度変換信号を得るもので、掛算
回路で構成でき、色変換輝度調整器28によつて
正極性から負極性にわたつて電圧が変わる直流電
圧とリニア色識別信号入力Slとの積として輝度変
換信号Sycを得る。
第9図において、リニア色識別信号Slと色変換
輝度調整器28で決まる直流電圧Vdcとの積は、
リニア色識別信号Slのレベルと極性が変化する輝
度変換信号出力Sycとなる。この信号Sycは混合回
路29に供給され、ここで平衛変調出力Sbnと混
合されて、色変換信号出力Sccが得られる。この
信号Sccは原信号レベルに比例し、輝度変換信号
を含むものである。
輝度調整器28で決まる直流電圧Vdcとの積は、
リニア色識別信号Slのレベルと極性が変化する輝
度変換信号出力Sycとなる。この信号Sycは混合回
路29に供給され、ここで平衛変調出力Sbnと混
合されて、色変換信号出力Sccが得られる。この
信号Sccは原信号レベルに比例し、輝度変換信号
を含むものである。
色変換信号Sccは、クロマキー動作時に開放
し、色変換動作時にのみ閉成するスイツチ31を
介し、色変換動作のときにのみゲート回路15の
一方の入力端子に供給され、色消去のためにクロ
マ信号がゲートオフされた領域にはめ込まれる。
次いで、混合回路17において輝度信号Syの遅
延線16の出力と混合される。色変換信号領域の
輝度信号は、2つの信号の加算によりレベルが上
下して変化し、色変換領域のクロマ信号は、ゲー
ト回路15の作用で色変換信号と置換されて変化
するので、ここに色変換NTSC信号Selが得られ
ることになる。この信号Selは映像出力増幅回路
18を経て信号S′elとして効果増幅器30に供給
される。色変換動作ではソフトキー信号出力はオ
フされているので、効果増幅器30のリニアゲー
トは動作せず、色変換NTSC信号はそのまま出力
信号Soutとして取り出される。
し、色変換動作時にのみ閉成するスイツチ31を
介し、色変換動作のときにのみゲート回路15の
一方の入力端子に供給され、色消去のためにクロ
マ信号がゲートオフされた領域にはめ込まれる。
次いで、混合回路17において輝度信号Syの遅
延線16の出力と混合される。色変換信号領域の
輝度信号は、2つの信号の加算によりレベルが上
下して変化し、色変換領域のクロマ信号は、ゲー
ト回路15の作用で色変換信号と置換されて変化
するので、ここに色変換NTSC信号Selが得られ
ることになる。この信号Selは映像出力増幅回路
18を経て信号S′elとして効果増幅器30に供給
される。色変換動作ではソフトキー信号出力はオ
フされているので、効果増幅器30のリニアゲー
トは動作せず、色変換NTSC信号はそのまま出力
信号Soutとして取り出される。
第10図において、リニア色識別信号Slにより
色副搬送波信号が変調されて平衡変調信号Sbnが
得られ、この平衡変調信号Sbnと輝度変換信号と
が混合されて色変換信号Sccが得られる。この色
変換信号Sccは、ゼロクロスデイテクタ出力パル
スでゲートオフされたクロマ信号にはめ込まれ、
輝度信号と混合されて輝度レベルと色相およびク
ロマレベルとが変わつた色変換NTSC信号Selを
得ることになる。これをベクトル表示すると、第
11図に示すようになり、ここで、もとの色信号
Pはゼロクロスデイテクタ出力パルスでゲートオ
フされて色消去されるので0となり、色変換信号
Qに置換される。ここで、Qの色相を変えた場合
にクロマレベルの変動はなく、図の円形で示すベ
クトル軌跡の如く一定のクロマレベルで変化す
る。
色副搬送波信号が変調されて平衡変調信号Sbnが
得られ、この平衡変調信号Sbnと輝度変換信号と
が混合されて色変換信号Sccが得られる。この色
変換信号Sccは、ゼロクロスデイテクタ出力パル
スでゲートオフされたクロマ信号にはめ込まれ、
輝度信号と混合されて輝度レベルと色相およびク
ロマレベルとが変わつた色変換NTSC信号Selを
得ることになる。これをベクトル表示すると、第
11図に示すようになり、ここで、もとの色信号
Pはゼロクロスデイテクタ出力パルスでゲートオ
フされて色消去されるので0となり、色変換信号
Qに置換される。ここで、Qの色相を変えた場合
にクロマレベルの変動はなく、図の円形で示すベ
クトル軌跡の如く一定のクロマレベルで変化す
る。
ゼロクロスデイテクタ回路14は他の波形整形
回路、例えばストレツチ回路等と置き換えてもよ
く、その入力としては−NAM回路5の出力では
なく、黒クリツプ回路6の出力を加えてもよい。
また、リニア色識別回路106において、いずれ
か一方の同期検波器3または4の検波軸を180度
ずらし、その検波出力を反転させても、本実施例
と同様の結果が得られる。
回路、例えばストレツチ回路等と置き換えてもよ
く、その入力としては−NAM回路5の出力では
なく、黒クリツプ回路6の出力を加えてもよい。
また、リニア色識別回路106において、いずれ
か一方の同期検波器3または4の検波軸を180度
ずらし、その検波出力を反転させても、本実施例
と同様の結果が得られる。
尚、リニア色識別回路106の構成を一部変更
することによつて、カラーカメラのR,G,Bの
3原色信号を入力として供給し、それにより上述
したところと同様のリニア色識別信号を発生させ
ることもできる。その一例を第12図に示す。
することによつて、カラーカメラのR,G,Bの
3原色信号を入力として供給し、それにより上述
したところと同様のリニア色識別信号を発生させ
ることもできる。その一例を第12図に示す。
第12図において、カラーカメラのR,G,B
信号を色相マトリツクス39および40に加え、
それぞれに対応する色相調整器45および46は
一定幅の位相差をもたせて設定し、マトリツクス
信号出力Sn1,Sn2,Sn3およびSn4を得る。マトリ
ツクス信号Sn1およびSn2は減算回路41に供給さ
れてSn1−Sn2信号Ss1を得、マトリツクス信号Sn3
およびSn4は減算回路42に供給されてSn3−Sn4
信号Ss2を得る。Sn1−Sn2およびSn3−Sn4信号を
−NAM回路43に供給して、各2つの信号の瞬
時レベルの小さい方を選択した信号を得て、これ
を黒クリツプ回路44に加え、ここで正極性信号
のみをとることによつて、リニア色識別信号Slが
得られる。更に、−NAM回路43の出力を波形
整形回路、例えばゼロクロスデイテクタ47にも
供給して、2値信号S2を得る。本例をソフトクロ
マキー方式に応用することによつて、その性能を
一段と向上させることが可能である。
信号を色相マトリツクス39および40に加え、
それぞれに対応する色相調整器45および46は
一定幅の位相差をもたせて設定し、マトリツクス
信号出力Sn1,Sn2,Sn3およびSn4を得る。マトリ
ツクス信号Sn1およびSn2は減算回路41に供給さ
れてSn1−Sn2信号Ss1を得、マトリツクス信号Sn3
およびSn4は減算回路42に供給されてSn3−Sn4
信号Ss2を得る。Sn1−Sn2およびSn3−Sn4信号を
−NAM回路43に供給して、各2つの信号の瞬
時レベルの小さい方を選択した信号を得て、これ
を黒クリツプ回路44に加え、ここで正極性信号
のみをとることによつて、リニア色識別信号Slが
得られる。更に、−NAM回路43の出力を波形
整形回路、例えばゼロクロスデイテクタ47にも
供給して、2値信号S2を得る。本例をソフトクロ
マキー方式に応用することによつて、その性能を
一段と向上させることが可能である。
以上に説明したところから明らかなように、本
発明をクロマキー方式に適用することにより、ど
のような対象のNTSC信号においても、たとえク
ロマキーバツクに近い色であつてもよく区別し
て、原信号の波形に忠実で、ノイズやスプリアス
信号を強調しないソフトキー信号を発生すること
ができる。そして、はめ込み画像上のクロマキー
バツクの色を消去した色消去NTSC信号を発生
し、これを別個の背景画像信号とともにソフトキ
ーでリニアゲートして合成することにより得た合
成画面の合成部分の輪郭には、ノイズやスプリア
ス信号によるジツターがなく、クロマキーバツク
のかぶりが目立たず、しかもクロマキーバツクの
影の部分も再現できて、自然で現実感のある合成
画面を実現することができる。
発明をクロマキー方式に適用することにより、ど
のような対象のNTSC信号においても、たとえク
ロマキーバツクに近い色であつてもよく区別し
て、原信号の波形に忠実で、ノイズやスプリアス
信号を強調しないソフトキー信号を発生すること
ができる。そして、はめ込み画像上のクロマキー
バツクの色を消去した色消去NTSC信号を発生
し、これを別個の背景画像信号とともにソフトキ
ーでリニアゲートして合成することにより得た合
成画面の合成部分の輪郭には、ノイズやスプリア
ス信号によるジツターがなく、クロマキーバツク
のかぶりが目立たず、しかもクロマキーバツクの
影の部分も再現できて、自然で現実感のある合成
画面を実現することができる。
また、本発明を色変換方式に適用することによ
り、どのような対象のNTSC信号においても、信
号のなかの色のひとつひとつをよく区別して、識
別色信号の波形に忠実で、ノイズがスプリアス信
号を強調しないリニア色識別信号を発生させるこ
とができ、この信号と比例関係を保つた色変換信
号を発生することができる。色変換信号には、リ
ニア色識別信号を利用して発生した輝度信号を含
んでおり、色相およびクロマとともに輝度レベル
の変換もなされ、もとの画像の質感を失わない自
然な色変換ができるうえ、色度変化範囲を無限に
広げることができる。さらに加えて、クロマ信号
の変換を、ベクトル合成によらず、信号を置換す
ることで行うので、微妙な調整は不要で、色相調
整によるクロマ変動を伴わず、操作性のよい装置
を実現することができる。
り、どのような対象のNTSC信号においても、信
号のなかの色のひとつひとつをよく区別して、識
別色信号の波形に忠実で、ノイズがスプリアス信
号を強調しないリニア色識別信号を発生させるこ
とができ、この信号と比例関係を保つた色変換信
号を発生することができる。色変換信号には、リ
ニア色識別信号を利用して発生した輝度信号を含
んでおり、色相およびクロマとともに輝度レベル
の変換もなされ、もとの画像の質感を失わない自
然な色変換ができるうえ、色度変化範囲を無限に
広げることができる。さらに加えて、クロマ信号
の変換を、ベクトル合成によらず、信号を置換す
ることで行うので、微妙な調整は不要で、色相調
整によるクロマ変動を伴わず、操作性のよい装置
を実現することができる。
第1図は従来の色識別回路の一例を示すブロツ
ク図、第2図はそのベクトル合成による色変換の
説明図、第3図は本発明カラーテレビジヨン信号
合成装置の基本的構成例を示すブロツク線図、第
4図はその処理回路の一例を示すブロツク線図、
第5図は本発明装置の詳細例を示すブロツク線
図、第6図AおよびBは本発明における色識別回
路の動作説明図、第7図は本発明における色識別
範囲の説明図、第8図は本発明における変換信号
のクロマ成分の説明図、第9図は本発明における
変換信号の輝度成分の説明図、第10図は本発明
における変換信号の説明図、第11図は本発明に
おける置換による色変換の説明図、第12図は本
発明における色識別回路の他の例を示すブロツク
線図である。 51……クロマ分離回路、52,53……同期
検波回路、54,55……ストレツチ回路、56
……反転回路、57……論理和回路、101……
Y/C分離回路、102,103……同期検波回
路、104……−NAM回路、105……成形回
路、106……色識別回路、107……色除去回
路、108……処理回路、109……合成回路、
110……平衡変調器、111……利得・極性制
御回路、112……混合回路、113,114…
…可変抵抗、1……映像分配増幅器、2……クロ
マ分離回路、3,4……同期検波器、5……−
NAM回路、6……黒クリツプ回路、7……黒ク
リツプレベル調整器、8……ソフトキー増幅回
路、9……ソフトレベル調整器、10……白クリ
ツプ回路、11……遅延線、12……ソフトキー
出力増幅回路、13……Y/C分離回路、14…
…ゼロクロスデイテクタ回路、15……ゲート回
路、16……遅延線、17……混合回路、18…
…映像出力増幅回路、19……色副搬送波移相
器、20……色相調整器、21……色副搬送波移
相器、22……色相幅調整器、23……色副搬送
波移相器、24……色変換色相調整器、25……
平衡変調器、26……色変換クロマ調整器、27
……利得・極性制御回路、28……色変換輝度調
整器、29……混合回路、30……効果増幅器、
31……スイツチ、39,40……色相マトリツ
クス、41,42……減算回路、43……−
NAM回路、44……黒クリツプ回路、45,4
6……色相調整器、47……ゼロクロスデイテク
タ回路。
ク図、第2図はそのベクトル合成による色変換の
説明図、第3図は本発明カラーテレビジヨン信号
合成装置の基本的構成例を示すブロツク線図、第
4図はその処理回路の一例を示すブロツク線図、
第5図は本発明装置の詳細例を示すブロツク線
図、第6図AおよびBは本発明における色識別回
路の動作説明図、第7図は本発明における色識別
範囲の説明図、第8図は本発明における変換信号
のクロマ成分の説明図、第9図は本発明における
変換信号の輝度成分の説明図、第10図は本発明
における変換信号の説明図、第11図は本発明に
おける置換による色変換の説明図、第12図は本
発明における色識別回路の他の例を示すブロツク
線図である。 51……クロマ分離回路、52,53……同期
検波回路、54,55……ストレツチ回路、56
……反転回路、57……論理和回路、101……
Y/C分離回路、102,103……同期検波回
路、104……−NAM回路、105……成形回
路、106……色識別回路、107……色除去回
路、108……処理回路、109……合成回路、
110……平衡変調器、111……利得・極性制
御回路、112……混合回路、113,114…
…可変抵抗、1……映像分配増幅器、2……クロ
マ分離回路、3,4……同期検波器、5……−
NAM回路、6……黒クリツプ回路、7……黒ク
リツプレベル調整器、8……ソフトキー増幅回
路、9……ソフトレベル調整器、10……白クリ
ツプ回路、11……遅延線、12……ソフトキー
出力増幅回路、13……Y/C分離回路、14…
…ゼロクロスデイテクタ回路、15……ゲート回
路、16……遅延線、17……混合回路、18…
…映像出力増幅回路、19……色副搬送波移相
器、20……色相調整器、21……色副搬送波移
相器、22……色相幅調整器、23……色副搬送
波移相器、24……色変換色相調整器、25……
平衡変調器、26……色変換クロマ調整器、27
……利得・極性制御回路、28……色変換輝度調
整器、29……混合回路、30……効果増幅器、
31……スイツチ、39,40……色相マトリツ
クス、41,42……減算回路、43……−
NAM回路、44……黒クリツプ回路、45,4
6……色相調整器、47……ゼロクロスデイテク
タ回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力NTSC信号の特定色相部分を検出し、当
該特定色相部分を異なる画像に変換するカラーテ
レビジヨン信号合成装置において、 前記入力NTSC信号から輝度信号および色度信
号を分離するY/C分離回路と、 前記色度信号を相異なる2つの色相軸でそれぞ
れ同期検波し、得られる2つの検波出力の瞬時レ
ベルの小さい方の信号を選択して出力し、その選
択出力の正振幅成分を直接におよび成形してそれ
ぞれリニア信号および2値信号を形成する色識別
回路と、 前記色度信号から前記2値信号の期間の信号部
分を除去して色除去色度信号を出力する色除去回
路と、 前記リニア信号の少くとも振幅に関する処理を
行う処理回路と、 前記輝度信号、前記色除去色度信号および前記
処理回路の出力信号を少くとも供給され、前記輝
度信号、前記色除去色度信号および前記処理回路
出力信号の合成処理を行う合成回路とを具備した
ことを特徴とするカラーテレビジヨン信号合成回
路。 2 特許請求の範囲第1項記載のカラーテレビジ
ヨン信号合成装置において、前記合成回路をリニ
アゲート回路で構成し、前記合成回路には他の画
像信号をも入力として供給し、前記処理回路は前
記リニア信号の振幅およびタイミングの調整を行
い、前記合成回路は、前記処理回路からの出力信
号を制御信号として、前記輝度信号および前記色
除去色度信号と前記他の画像信号との合成を行う
ことを特徴とするカラーテレビジヨン信号合成装
置。 3 特許請求の範囲第2項記載のカラーテレビジ
ヨン信号合成装置において、前記他の画像信号、
クロマキーの背景画像信号であることを特徴とす
るカラーテレビジヨン信号合成装置。 4 特許請求の範囲第1項記載のカラーテレビジ
ヨン信号合成装置において、前記処理回路は、前
記リニア信号の振幅および極性を調整する利得・
極性制御回路と、位相可変の色副搬送波信号を前
記リニア信号で変調する平衡変調器と、前記利
得・極性制御回路からの出力および前記平衡変調
器からの変調出力のレベルを調整した出力を混合
する混合回路とを有して色変換信号を形成し、該
色変換信号を前記合成回路により前記輝度信号お
よび前記色除去色度信号と合成することを特徴と
するカラーテレビジヨン信号合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8082281A JPS57196682A (en) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | Color television signal synthesizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8082281A JPS57196682A (en) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | Color television signal synthesizer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57196682A JPS57196682A (en) | 1982-12-02 |
JPH035117B2 true JPH035117B2 (ja) | 1991-01-24 |
Family
ID=13729119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8082281A Granted JPS57196682A (en) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | Color television signal synthesizer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57196682A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07203298A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | 画像合成回路 |
-
1981
- 1981-05-29 JP JP8082281A patent/JPS57196682A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57196682A (en) | 1982-12-02 |
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