JPH0350963Y2 - - Google Patents
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- JPH0350963Y2 JPH0350963Y2 JP1987039830U JP3983087U JPH0350963Y2 JP H0350963 Y2 JPH0350963 Y2 JP H0350963Y2 JP 1987039830 U JP1987039830 U JP 1987039830U JP 3983087 U JP3983087 U JP 3983087U JP H0350963 Y2 JPH0350963 Y2 JP H0350963Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、フイルタープレスの圧搾濾板に関
する。
する。
従来の技術
従来、フイルタープレスの圧搾濾板は、基板
と、これの前後両面に被せられたゴム板とを備え
ており、各ゴム板の周縁部の所要箇所にゴム板取
付用薄肉突片が外方突出状に設けられ、基板の額
縁状凸部に突片に対応する突片嵌込み用凹溝が額
縁状凸部を横断するように設けられており、基板
の前後両側にそれぞれ被せられたゴム板の薄肉突
片が互いに基板の凹溝に嵌め込まれた状態でボル
ト・ナツトで基板に固定されることにより、両ゴ
ム板が基板に取り付けられていた。
と、これの前後両面に被せられたゴム板とを備え
ており、各ゴム板の周縁部の所要箇所にゴム板取
付用薄肉突片が外方突出状に設けられ、基板の額
縁状凸部に突片に対応する突片嵌込み用凹溝が額
縁状凸部を横断するように設けられており、基板
の前後両側にそれぞれ被せられたゴム板の薄肉突
片が互いに基板の凹溝に嵌め込まれた状態でボル
ト・ナツトで基板に固定されることにより、両ゴ
ム板が基板に取り付けられていた。
考案が解決しようとする課題
しかしながら、このような従来の圧搾濾板で
は、金属製のボルト・ナツトを使用しているため
に、耐食性に難点があるうえに、圧搾濾過作業の
さい基板に設けられた額縁状凸部を横断する突片
嵌込み用凹溝から液が漏洩するという問題があつ
た。
は、金属製のボルト・ナツトを使用しているため
に、耐食性に難点があるうえに、圧搾濾過作業の
さい基板に設けられた額縁状凸部を横断する突片
嵌込み用凹溝から液が漏洩するという問題があつ
た。
また従来のフイルタープレスの圧搾濾板はゴム
板の取付作業が非常に面倒で、手間がかかり、圧
搾濾板の製造が容易でないという問題があつた。
板の取付作業が非常に面倒で、手間がかかり、圧
搾濾板の製造が容易でないという問題があつた。
ところで従来、方形基板のゴム板取付け側面の
周縁部に、横断面蟻形の環状凹陥部が設けられ、
ゴム板の周縁部にこの環状凹陥部に嵌まり込む横
断面蟻形の環状凸部が設けられたフイルタープレ
スの圧搾濾板は、既に公知である(例えば実開昭
62−24907号公報参照)。
周縁部に、横断面蟻形の環状凹陥部が設けられ、
ゴム板の周縁部にこの環状凹陥部に嵌まり込む横
断面蟻形の環状凸部が設けられたフイルタープレ
スの圧搾濾板は、既に公知である(例えば実開昭
62−24907号公報参照)。
しかしながら、この従来の圧搾濾板では、横断
面蟻形の環状凹陥部と横断面蟻形の環状凸部とが
基板とゴム板のそれぞれ全周にわたつて設けられ
ているため、フイルタープレスの圧搾濾板の製造
が容易でないという問題があつた。とくに基板側
の横断面蟻形の環状凹陥部は、成形後、製造ダイ
スの対応部分が抜けにくいため、基板の製造が非
常に面倒であるという問題があつた。
面蟻形の環状凹陥部と横断面蟻形の環状凸部とが
基板とゴム板のそれぞれ全周にわたつて設けられ
ているため、フイルタープレスの圧搾濾板の製造
が容易でないという問題があつた。とくに基板側
の横断面蟻形の環状凹陥部は、成形後、製造ダイ
スの対応部分が抜けにくいため、基板の製造が非
常に面倒であるという問題があつた。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解
決し、基板の表面にゴム板をボルト・ナツトを用
いることなくワンタツチで取り付けることができ
て、基板とゴム板との組合わせを、作業性よく、
きわめて簡単に行なうことができ、またゴム板の
取付けに金属製ボルト・ナツトを使用しないため
に耐食性にすぐれているとともに、ゴム板を基板
の周縁部の内側に完全に収めることができて、圧
搾濾過のさいの液洩れを確実に防止することがで
きるうえに、基板自体およびゴム板自体の製造が
容易であり、ひいてはフイルタープレスの圧搾濾
板の製造を容易かつ安価になし得る、フイルター
プレスの圧搾濾板を提供しようとするにある。
決し、基板の表面にゴム板をボルト・ナツトを用
いることなくワンタツチで取り付けることができ
て、基板とゴム板との組合わせを、作業性よく、
きわめて簡単に行なうことができ、またゴム板の
取付けに金属製ボルト・ナツトを使用しないため
に耐食性にすぐれているとともに、ゴム板を基板
の周縁部の内側に完全に収めることができて、圧
搾濾過のさいの液洩れを確実に防止することがで
きるうえに、基板自体およびゴム板自体の製造が
容易であり、ひいてはフイルタープレスの圧搾濾
板の製造を容易かつ安価になし得る、フイルター
プレスの圧搾濾板を提供しようとするにある。
課題を解決するための手段
この考案は、上記の目的を達成するために、方
形基板と、これの前後両面のうち少なくとも一方
の面に被せられた同じく方形のゴム板とを備え、
方形基板のゴム板取付け側面の周縁に、環状凹陥
部が設けられ、ゴム板の周縁部にこの環状凹陥部
に嵌まり込む厚肉部が設けられているフイルター
プレスの圧搾濾板であつて、ゴム板の4つの隅角
部のうち、基板の濾液排出孔に通じる濾液出口の
無い隅角部に、基板側に突出したゴム板固定用蟻
形凸部が連結片を介して設けられ、基板の額縁状
凸部の対応部分に蟻形凹部とこれに連なる連結片
嵌込み用凹部とが設けられ、基板の濾液排出孔の
無い隅角部において、ゴム板側の蟻形凸部と連結
片とが、基板側の蟻形凹部と連結片嵌込み用凹部
とに嵌め込まれることにより、ゴム板が基板に固
定されている、フイルタープレスの圧搾濾板を要
旨としている。
形基板と、これの前後両面のうち少なくとも一方
の面に被せられた同じく方形のゴム板とを備え、
方形基板のゴム板取付け側面の周縁に、環状凹陥
部が設けられ、ゴム板の周縁部にこの環状凹陥部
に嵌まり込む厚肉部が設けられているフイルター
プレスの圧搾濾板であつて、ゴム板の4つの隅角
部のうち、基板の濾液排出孔に通じる濾液出口の
無い隅角部に、基板側に突出したゴム板固定用蟻
形凸部が連結片を介して設けられ、基板の額縁状
凸部の対応部分に蟻形凹部とこれに連なる連結片
嵌込み用凹部とが設けられ、基板の濾液排出孔の
無い隅角部において、ゴム板側の蟻形凸部と連結
片とが、基板側の蟻形凹部と連結片嵌込み用凹部
とに嵌め込まれることにより、ゴム板が基板に固
定されている、フイルタープレスの圧搾濾板を要
旨としている。
作 用
上記フイルタープレスの圧搾濾板によれば、ゴ
ム板の4つの隅角部のうち、基板の濾液排出孔に
通じる濾液出口の無い隅角部においては、ゴム板
側の蟻形凸部と連結片とが、基板側の蟻形凹部と
連結片嵌込み用凹部とに嵌め込まれることによ
り、ゴム板が基板に固定される。
ム板の4つの隅角部のうち、基板の濾液排出孔に
通じる濾液出口の無い隅角部においては、ゴム板
側の蟻形凸部と連結片とが、基板側の蟻形凹部と
連結片嵌込み用凹部とに嵌め込まれることによ
り、ゴム板が基板に固定される。
これに対し、基板の濾液排出孔に通じる濾液出
口の有る隅角部においては、ゴム板側の濾液出口
の周縁部が、基板側の濾液排出孔の周縁部に固定
されることにより、ゴム板が基板に固定されてい
る。
口の有る隅角部においては、ゴム板側の濾液出口
の周縁部が、基板側の濾液排出孔の周縁部に固定
されることにより、ゴム板が基板に固定されてい
る。
なお、方形基板のゴム板取付け側面の周縁に
は、環状凹陥部が設けられ、この環状凹陥部にゴ
ム板側の周縁部の厚肉部が嵌まり込んでいるの
で、ゴム板を基板の周縁部の内側に完全に収める
ことができ、圧搾濾過のさいの液洩れを確実に防
止することができる。
は、環状凹陥部が設けられ、この環状凹陥部にゴ
ム板側の周縁部の厚肉部が嵌まり込んでいるの
で、ゴム板を基板の周縁部の内側に完全に収める
ことができ、圧搾濾過のさいの液洩れを確実に防
止することができる。
実施例
つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
この明細書において、前後、左右は第1図を基
準とし、前とは第1図図面紙葉の表側、後とは同
裏側をいゝ、左とは同図左側、右とは同右側をい
うものとする。
準とし、前とは第1図図面紙葉の表側、後とは同
裏側をいゝ、左とは同図左側、右とは同右側をい
うものとする。
第1図〜第3図において、この考案によるフイ
ルタープレスの圧搾濾板1は、基板3と、基板3
の前後両面に被せられかつ濾過面14に濾液溝1
5を有するゴム板4を備えている。そして基板3
周縁部の前後両面に額縁状凸部5が設けられ、各
額縁状凸部5の外周縁部の内側に環状凹陥部6が
設けられている。一方、ゴム板4の周縁部に環状
凹陥部6に一部嵌まり込みかつ額縁状凸部5の外
周縁部の表面より所要高さ突出する厚肉部8が設
けられている。
ルタープレスの圧搾濾板1は、基板3と、基板3
の前後両面に被せられかつ濾過面14に濾液溝1
5を有するゴム板4を備えている。そして基板3
周縁部の前後両面に額縁状凸部5が設けられ、各
額縁状凸部5の外周縁部の内側に環状凹陥部6が
設けられている。一方、ゴム板4の周縁部に環状
凹陥部6に一部嵌まり込みかつ額縁状凸部5の外
周縁部の表面より所要高さ突出する厚肉部8が設
けられている。
圧搾濾板1のゴム板4周縁部の四隅のうち、基
板3の濾液排出孔17に通じる濾液出口21の無
い隅角部、すなわち左側上部と同下部の隅部に、
基板3側に突出したゴム板固定用蟻形凸部10が
連結片11を介して設けられ、基板3の額縁状凸
部5の対応部分に、蟻形凹部12とこれに連なる
連結片嵌込み用凹部13とが設けられている。
板3の濾液排出孔17に通じる濾液出口21の無
い隅角部、すなわち左側上部と同下部の隅部に、
基板3側に突出したゴム板固定用蟻形凸部10が
連結片11を介して設けられ、基板3の額縁状凸
部5の対応部分に、蟻形凹部12とこれに連なる
連結片嵌込み用凹部13とが設けられている。
そして、基板3の前後両面にゴム板4がそれぞ
れ被せられて、各ゴム板4の周縁部の厚肉部8が
基板3の環状凹陥部6に嵌め込まれ、この状態で
各ゴム板4の左側上部と下部の蟻形凸部10が基
板3の対応する蟻形凹部12にそれぞれ嵌め合わ
されるとともに、基板3の濾液排出孔17部分に
おいてゴム板4の厚肉嵌合部20が基板3に固定
されることにより、前後両ゴム板4が基板3にそ
れぞれワンタツチで取り付けられている。
れ被せられて、各ゴム板4の周縁部の厚肉部8が
基板3の環状凹陥部6に嵌め込まれ、この状態で
各ゴム板4の左側上部と下部の蟻形凸部10が基
板3の対応する蟻形凹部12にそれぞれ嵌め合わ
されるとともに、基板3の濾液排出孔17部分に
おいてゴム板4の厚肉嵌合部20が基板3に固定
されることにより、前後両ゴム板4が基板3にそ
れぞれワンタツチで取り付けられている。
なお、圧搾濾板1の原液導入孔26は、基板3
の額縁状凸部5の下方張出部25に設けられてい
る。
の額縁状凸部5の下方張出部25に設けられてい
る。
また圧搾濾板1の濾液出口部分の構造は、つぎ
のとおりである。すなわち第4図と第5図に示す
ように、圧搾濾板1の基板3の前後両面の濾液排
出孔17の周辺部に凹陥部18がそれぞれ設けら
れ、各ゴム板4の凹陥部対応箇所に、濾液排出孔
17に連なる濾液出口21を有しかつ凹陥部18
に嵌まり込む厚肉嵌合部20が設けられている。
厚肉嵌合部20には鉄または合成樹脂等の硬質芯
材19が埋め込まれている。また厚肉嵌合部20
の先端部周縁に凹陥部18の内周面より外方に突
出した環状のシール用凸部22が設けられるとと
もに、シール用凸部22の上側において厚肉嵌合
部20の週側面に横断面略コ形のシール用凸部逃
し用環状凹溝23が設けられており、シール用凸
部22の外周面にはテーパー面22aが設けられ
ている(第4図参照)。
のとおりである。すなわち第4図と第5図に示す
ように、圧搾濾板1の基板3の前後両面の濾液排
出孔17の周辺部に凹陥部18がそれぞれ設けら
れ、各ゴム板4の凹陥部対応箇所に、濾液排出孔
17に連なる濾液出口21を有しかつ凹陥部18
に嵌まり込む厚肉嵌合部20が設けられている。
厚肉嵌合部20には鉄または合成樹脂等の硬質芯
材19が埋め込まれている。また厚肉嵌合部20
の先端部周縁に凹陥部18の内周面より外方に突
出した環状のシール用凸部22が設けられるとと
もに、シール用凸部22の上側において厚肉嵌合
部20の週側面に横断面略コ形のシール用凸部逃
し用環状凹溝23が設けられており、シール用凸
部22の外周面にはテーパー面22aが設けられ
ている(第4図参照)。
基板3の凹陥部18にゴム板4の厚肉嵌合部2
0がワンタツチで圧入せられることにより、シー
ル用凸部22が凹陥部18の内周面に沿うように
変形せしめられて、該凸部22先端部のテーパー
面22aが素材の弾性により凹陥部18内周面に
圧接せしめられる(第3図および第5図参照)。
0がワンタツチで圧入せられることにより、シー
ル用凸部22が凹陥部18の内周面に沿うように
変形せしめられて、該凸部22先端部のテーパー
面22aが素材の弾性により凹陥部18内周面に
圧接せしめられる(第3図および第5図参照)。
基板3の周縁部には額縁状凸部5が設けられ、
これに対し、ゴム板4の濾液出口21周縁部の額
縁状凸部対応部分に、濾液出口21に通じる多数
の濾液溝15が設けられるとともに、濾液溝15
同志の間にその表面がゴム板4周縁部の締付面と
同一高さとなされた濾液案内凸部24が形成せら
れている。これらの濾液案内凸部24の表面およ
びゴム板4周縁部の締付面は基板3の額縁状凸部
5の表面より所要高さ突出している。このため、
交互に並んだ圧搾濾板1と普通濾板(図示略)
を、普通濾板周縁の額縁状凸部が圧搾濾板1のゴ
ム板4周縁部の締付面に当接するように重ね合わ
せて締め付けると、普通濾板の額縁状凸部によつ
てゴム板4の濾液出口21周縁の濾液案内凸部2
4が基板3側に押圧され、これによつて厚肉嵌合
部20が凹陥部18内にしつかりと嵌まり込む。
この状態で基板3とゴム板4との間に圧搾流体を
導入してケーキを圧搾した場合には、圧搾流体の
一部がゴム板4の厚肉嵌合部20の方へ滲出し
て、これのシール用凸部逃し用環状凹溝23内に
侵入することがあつても、この凹溝23内の圧搾
流体の圧力によりシール用凸部22のテーパー面
22aがいわば背面側から凹陥部18の底部内周
面に押圧されて密着せしめられるため、一層確実
なシール作用を果すことができ、濾液排出孔17
側に圧搾流体が流出するのを完全に防止すること
ができるものである。このようなゴム板4の濾液
案内凸部24とシール用凸部22の圧縮変形は永
久歪を生じない弾性限界の範囲内のものであるた
め、濾板1の締付けを繰り返し行なつても、常に
濾液出口21の周縁部を確実にシールすることが
できる。
これに対し、ゴム板4の濾液出口21周縁部の額
縁状凸部対応部分に、濾液出口21に通じる多数
の濾液溝15が設けられるとともに、濾液溝15
同志の間にその表面がゴム板4周縁部の締付面と
同一高さとなされた濾液案内凸部24が形成せら
れている。これらの濾液案内凸部24の表面およ
びゴム板4周縁部の締付面は基板3の額縁状凸部
5の表面より所要高さ突出している。このため、
交互に並んだ圧搾濾板1と普通濾板(図示略)
を、普通濾板周縁の額縁状凸部が圧搾濾板1のゴ
ム板4周縁部の締付面に当接するように重ね合わ
せて締め付けると、普通濾板の額縁状凸部によつ
てゴム板4の濾液出口21周縁の濾液案内凸部2
4が基板3側に押圧され、これによつて厚肉嵌合
部20が凹陥部18内にしつかりと嵌まり込む。
この状態で基板3とゴム板4との間に圧搾流体を
導入してケーキを圧搾した場合には、圧搾流体の
一部がゴム板4の厚肉嵌合部20の方へ滲出し
て、これのシール用凸部逃し用環状凹溝23内に
侵入することがあつても、この凹溝23内の圧搾
流体の圧力によりシール用凸部22のテーパー面
22aがいわば背面側から凹陥部18の底部内周
面に押圧されて密着せしめられるため、一層確実
なシール作用を果すことができ、濾液排出孔17
側に圧搾流体が流出するのを完全に防止すること
ができるものである。このようなゴム板4の濾液
案内凸部24とシール用凸部22の圧縮変形は永
久歪を生じない弾性限界の範囲内のものであるた
め、濾板1の締付けを繰り返し行なつても、常に
濾液出口21の周縁部を確実にシールすることが
できる。
また第1図と第3図において、27は圧搾濾板
1の基板3の右側張出部にあけられかつ濾液排出
孔17に連なる上下一対の濾液通路、28は同基
板3左側張出部にあけられた上下一対の濾液通路
で、各濾液通路28の内周面には略筒形パツキン
29が嵌め込まれている。30は圧搾濾板1の上
位右側張出部に設けられた圧搾流体排出孔で、こ
れは圧搾流体排出口通路31に連通している。
1の基板3の右側張出部にあけられかつ濾液排出
孔17に連なる上下一対の濾液通路、28は同基
板3左側張出部にあけられた上下一対の濾液通路
で、各濾液通路28の内周面には略筒形パツキン
29が嵌め込まれている。30は圧搾濾板1の上
位右側張出部に設けられた圧搾流体排出孔で、こ
れは圧搾流体排出口通路31に連通している。
なお上記実施例においては、ゴム板4の厚肉嵌
合部20に異種素材よりなる硬質芯材19が埋め
込まれているが、このような硬質芯材19を用い
ることなく、厚肉嵌合部20の部分をそのシール
用凸部22を除いて硬質ゴムにより一体に成形し
ても勿論よい。また図示のものは、凹陥部18と
これに嵌まり込む厚肉嵌合部20とが平面よりみ
て円形であるが、これらは角形であつてもよい。
合部20に異種素材よりなる硬質芯材19が埋め
込まれているが、このような硬質芯材19を用い
ることなく、厚肉嵌合部20の部分をそのシール
用凸部22を除いて硬質ゴムにより一体に成形し
ても勿論よい。また図示のものは、凹陥部18と
これに嵌まり込む厚肉嵌合部20とが平面よりみ
て円形であるが、これらは角形であつてもよい。
また上記実施例では、圧搾濾板1の前後両面に
ゴム板4が設けられているが、この考案はゴム板
4が前後両面のうち一方の面に被せられている圧
搾濾板にも同様に適用されるものである。
ゴム板4が設けられているが、この考案はゴム板
4が前後両面のうち一方の面に被せられている圧
搾濾板にも同様に適用されるものである。
考案の効果
この考案は、上述のように、方形基板と、これ
の前後両面のうち少なくとも一方の面に被せられ
た同じく方形のゴム板とを備え、方形基板のゴム
板取付け側面の周縁に、環状凹陥部が設けられ、
ゴム板の周縁部にこの環状凹陥部に嵌まり込む厚
肉部が設けられているフイルタープレスの圧搾濾
板であつて、ゴム板の4つの隅角部のうち、基板
の濾液排出孔に通じる濾液出口の無い隅角部に、
基板側に突出したゴム板固定用蟻形凸部が連結片
を介して設けられ、基板の額縁状凸部の対応部分
に蟻形凹部とこれに連なる連結片嵌込み用凹部と
が設けられ、基板の濾液排出孔の無い隅角部にお
いて、ゴム板側の蟻形凸部と連結片とが、基板側
の蟻形凹部と連結片嵌込み用凹部とに嵌め込まれ
ることにより、ゴム板が基板に固定されているも
のであるから、基板の表面にゴム板をボルト・ナ
ツトを用いることなくワンタツチで取り付けるこ
とができて、基板とゴム板との組合わせを、作業
性よく、きわめて簡単に行なうことができる。
の前後両面のうち少なくとも一方の面に被せられ
た同じく方形のゴム板とを備え、方形基板のゴム
板取付け側面の周縁に、環状凹陥部が設けられ、
ゴム板の周縁部にこの環状凹陥部に嵌まり込む厚
肉部が設けられているフイルタープレスの圧搾濾
板であつて、ゴム板の4つの隅角部のうち、基板
の濾液排出孔に通じる濾液出口の無い隅角部に、
基板側に突出したゴム板固定用蟻形凸部が連結片
を介して設けられ、基板の額縁状凸部の対応部分
に蟻形凹部とこれに連なる連結片嵌込み用凹部と
が設けられ、基板の濾液排出孔の無い隅角部にお
いて、ゴム板側の蟻形凸部と連結片とが、基板側
の蟻形凹部と連結片嵌込み用凹部とに嵌め込まれ
ることにより、ゴム板が基板に固定されているも
のであるから、基板の表面にゴム板をボルト・ナ
ツトを用いることなくワンタツチで取り付けるこ
とができて、基板とゴム板との組合わせを、作業
性よく、きわめて簡単に行なうことができる。
またゴム板の取付けに金属製ボルト・ナツトを
使用しないために耐食性にすぐれているととも
に、ゴム板を基板の周縁部の内側に完全に収める
ことができて、圧搾濾過のさいの液洩れを確実に
防止することができる。
使用しないために耐食性にすぐれているととも
に、ゴム板を基板の周縁部の内側に完全に収める
ことができて、圧搾濾過のさいの液洩れを確実に
防止することができる。
そのうえ、基板側の周縁部の環状凹陥部と、ゴ
ム板側の周縁部の厚肉部とは、横断面略U形の通
常の断面形状を有し、これに対して、基板の濾液
排出孔の無い隅角部におけるゴム板側の蟻形凸部
と基板側の蟻形凹部とが、蟻形を有しているか
ら、従来の圧搾濾板のように、横断面蟻形の環状
凹陥部と横断面蟻形の環状凸部とが、基板とゴム
板のそれぞれ全周にわたつて設けられている場合
に比べて、基板自体およびゴム板自体の製造が容
易であり、ひいてはフイルタープレスの圧搾濾板
の製造を容易かつ安価になし得るという効果を奏
する。
ム板側の周縁部の厚肉部とは、横断面略U形の通
常の断面形状を有し、これに対して、基板の濾液
排出孔の無い隅角部におけるゴム板側の蟻形凸部
と基板側の蟻形凹部とが、蟻形を有しているか
ら、従来の圧搾濾板のように、横断面蟻形の環状
凹陥部と横断面蟻形の環状凸部とが、基板とゴム
板のそれぞれ全周にわたつて設けられている場合
に比べて、基板自体およびゴム板自体の製造が容
易であり、ひいてはフイルタープレスの圧搾濾板
の製造を容易かつ安価になし得るという効果を奏
する。
第1図はこの考案の実施例を示す圧搾濾板の部
分切欠き正面図、第2図は第1図−線に沿う
拡大断面図、第3図は第1図−線に沿う拡大
断面図、第4図は第3図の要部拡大断面図で、基
板にゴム板を被せる前の状態を示している。第5
図は同拡大断面図で、基板にゴム板を被せた後の
状態を示している。 1……圧搾濾板、3……方形基板、4……方形
ゴム板、5……額縁状凸部、6……環状凹陥部、
8……厚肉部、10……ゴム板固定用蟻形凸部、
11……連結片、12……蟻形凹部、13……連
結片嵌込み用凹部、17……濾液排出孔、21…
…濾液出口。
分切欠き正面図、第2図は第1図−線に沿う
拡大断面図、第3図は第1図−線に沿う拡大
断面図、第4図は第3図の要部拡大断面図で、基
板にゴム板を被せる前の状態を示している。第5
図は同拡大断面図で、基板にゴム板を被せた後の
状態を示している。 1……圧搾濾板、3……方形基板、4……方形
ゴム板、5……額縁状凸部、6……環状凹陥部、
8……厚肉部、10……ゴム板固定用蟻形凸部、
11……連結片、12……蟻形凹部、13……連
結片嵌込み用凹部、17……濾液排出孔、21…
…濾液出口。
Claims (1)
- 方形基板3と、これの前後両面のうち少なくと
も一方の面に被せられた同じく方形のゴム板4と
を備え、方形基板3のゴム板取付け側面の周縁
に、環状凹陥部6が設けられ、ゴム板4の周縁部
にこの環状凹陥部6に嵌まり込む厚肉部8が設け
られているフイルタープレスの圧搾濾板であつ
て、ゴム板4の4つの隅角部のうち、基板3の濾
液排出孔17に通じる濾液出口21の無い隅角部
に、基板3側に突出したゴム板固定用蟻形凸部1
0が連結片11を介して設けられ、基板3の額縁
状凸部5の対応部分に蟻形凹部12とこれに連な
る連結片嵌込み用凹部13とが設けられ、基板3
の濾液排出孔17の無い隅角部において、ゴム板
4側の蟻形凸部10と連結片11とが、基板3側
の蟻形凹部12と連結片嵌込み用凹部13とに嵌
め込まれることにより、ゴム板4が基板3に固定
されているフイルタープレスの圧搾濾板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987039830U JPH0350963Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987039830U JPH0350963Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149206U JPS63149206U (ja) | 1988-09-30 |
JPH0350963Y2 true JPH0350963Y2 (ja) | 1991-10-31 |
Family
ID=30853371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987039830U Expired JPH0350963Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0350963Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6224907B2 (ja) * | 1979-10-22 | 1987-05-30 | Nippon Telegraph & Telephone |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335366Y2 (ja) * | 1985-07-29 | 1991-07-26 |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP1987039830U patent/JPH0350963Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6224907B2 (ja) * | 1979-10-22 | 1987-05-30 | Nippon Telegraph & Telephone |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149206U (ja) | 1988-09-30 |
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