JPH0645185Y2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

Info

Publication number
JPH0645185Y2
JPH0645185Y2 JP1989034883U JP3488389U JPH0645185Y2 JP H0645185 Y2 JPH0645185 Y2 JP H0645185Y2 JP 1989034883 U JP1989034883 U JP 1989034883U JP 3488389 U JP3488389 U JP 3488389U JP H0645185 Y2 JPH0645185 Y2 JP H0645185Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
groove
heat transfer
transfer plate
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989034883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02127960U (ja
Inventor
淳一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisaka Works Ltd filed Critical Hisaka Works Ltd
Priority to JP1989034883U priority Critical patent/JPH0645185Y2/ja
Publication of JPH02127960U publication Critical patent/JPH02127960U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0645185Y2 publication Critical patent/JPH0645185Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、化学・食品産業のような種々の産業におけ
る液体の熱交換に利用されるプレート式熱交換器に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、プレート式熱交換器は第9図に示すような伝熱
プレート(1)をガスケット(2)を介して交互に上下
反転させて所要枚数積層してその隣接する伝熱プレート
間に複数の媒体通路を形成し、この媒体通路の交互に相
異る2種類の熱交換媒体を通過してその熱交換媒体間で
伝熱プレートを介して熱交換する構成となっている。
第10図は上記プレート式熱交換器におけるガスケット装
着部の部分断面図であって、伝熱プレート(1)の周縁
部に形成されたガスケット溝(3)に嵌装されたガスケ
ット(2)をこれと相対する伝熱プレート(1)のガス
ケット溝(3)の底面に圧接することによってシール性
を保持するようになっている。
従来、上記ガスケット(2)は伝熱プレート(1)のガ
スケット溝(3)に対して接着剤で固定するのが普通で
ある。即ち、接着剤はガスケット(2)をガスケット溝
(3)内に適切に固定するとともに、ガスケット(2)
の交換が必要とされる場合にはガスケット(2)を比較
的容易に取外すことができるものを用い、ガスケット
(2)のガスケット溝(3)に対する固定に使用されて
いる。しかし、ガスケット(2)をガスケット溝(3)
に対して接着剤で固定する場合には、接着剤の塗布に先
立って伝熱プレート(1)を洗浄してその表面から接着
の妨げとなる油脂分などの付着物を完全に除去する必要
があるとともに、接着剤の塗布、乾燥養生などに時間を
要し、また、ガスケット(2)の交換時に新たなガスケ
ット(2)の接着に先立ってガスケット溝(3)内の古
い接着剤を入念に清掃して除去することが必要であるな
どメンテナンス上の作業性が非常に悪かった。これに加
えて、食品用の液体を熱交換する場合には、接着剤によ
る臭いが問題となることがある。そのため、接着剤を使
用しない伝熱プレート(1)のガスケット溝(3)に対
するガスケット(2)の固定が望まれている。
そこで、ガスケット(2)を接着剤を使用しないで伝熱
プレート(1)のガスケット溝(3)に対して固定する
ものとして、第11図ないし第13図に示す各種の固定方法
が存在する。先ず、第11図は、ガスケット(2)の外周
側面に適宜間隔で突片(4)を一体に突設するととも
に、これと対応してガスケット溝(3)の外周側面に突
片(4)が嵌合し得る凹部(5)を形成し、ガスケット
(2)の突片(4)の下面に一体に突設した突起(6)
をこれと対応してガスケット溝(3)の凹部(5)の底
部に穿設した嵌合孔(7)に圧入嵌合することにより、
ガスケット(2)を伝熱プレート(1)のガスケット溝
(3)に対して固定している。次に、第12図は、ガスケ
ット(2)の下面に適宜間隔で一体に突設した突起
(8)をこれと対応して伝熱プレート(1)のガスケッ
ト溝(3)の溝底に穿設した嵌合孔(9)に圧入嵌合す
ることにより、ガスケット(2)を伝熱プレート(1)
のガスケット溝(3)に対して固定している。次に、第
13図は、伝熱プレート(1)のガスケット溝(3)を台
形形状に形成するとともに、ガスケット(2)を前述し
たガスケット溝(3)と略同一形状の断面形状に形成
し、ガスケット(2)をその弾性を利用してガスケット
溝(3)に圧入嵌合することにより、ガスケット(2)
を伝熱プレート(1)のガスケット溝(3)に対して固
定している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記各固定方法によれば、接着剤を使用しな
いで伝熱プレート(1)のガスケット溝(3)に対する
ガスケット(2)の固定が可能になったが、それぞれ次
のような課題があった。先ず、第11図の場合には、ガス
ケット(2)の突起(6)をガスケット溝(3)の凹部
(5)に設けた嵌合孔(7)に圧入嵌合するとき、嵌合
孔(7)の位置を圧入側から確認することが難しく、こ
れがためにガスケット(2)の固定に手間を要するとと
もに固定不充分な箇所が発生し易い。また、ガスケット
溝(3)の凹部(5)に設ける嵌合孔(7)が大径のも
のを加工することができず、小径となるために、突起
(6)と嵌合孔(7)の圧入嵌合による固定力が小さく
てガスケット(2)が伝熱プレート(1)から脱落し易
い。また、伝熱プレート(1)に設けた嵌合孔(7)に
はエッジがあるために、ガスケット(2)の突起(6)
を圧入嵌合あるいは抜脱する際に、突起(6)が嵌合孔
(7)のエッジにより損傷されて切断し易い。また、伝
熱プレート(1)に嵌合孔(7)を設けた場合には、打
抜き時に嵌合孔(7)の周囲にカエリができるために、
カエリ抜き取り作業が必要である。また、第9図の
(a)で示す2重シール部には、嵌合孔(7)を設ける
ことが機能上できないために適用が不可能であった。
次に、第12図の場合には、第11図の場合の上述した課題
に加えて、ガスケット溝(3)の溝底に嵌合孔(9)を
設けるために、ガスケット(2)のシール性に問題があ
る。
次に、第13図の場合には、ガスケット(2)が伝熱プレ
ート(1)のガスケット溝(3)内に強固に固定される
反面、ガスケット(2)をガスケット溝(3)に圧入嵌
合あるいはガスケット(2)をガスケット溝(3)から
抜脱することが困難であり、作業性が非常に悪いなどの
不都合がある。また、ガスケット(2)とガスケット溝
(3)との間に浸入した液が抜け難くて分解洗浄でも充
分に洗い流せないために、コンタミネイションが生じ易
くて食品用などとして好ましくない。また、伝熱プレー
ト(1)の成形時に、大きな加工変形を生ずるため、ガ
スケット溝(3)の接液側の成形には、割れ等を考慮し
て強固な固定強度が得られる台形形状の採用が不可能で
あるとともに、難プレス材の適用が困難である。
この考案の目的は公知のプレート式熱交換器に認められ
た上記の如き課題を解決させるプレート式熱交換器を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記の目的に鑑み、複数の伝熱プレートをそ
の周縁部全周に亘って設けたガスケット溝に嵌装したガ
スケットを介して積層してなり、上記伝熱プレートのガ
スケット溝の接液しない周側面にガスケット固定溝を設
け、かつ、上記ガスケットの接液しない周側面の上記伝
熱プレートのガスケット固定溝と対応する位置に一体に
延びる固定片を設け、上記伝熱プレートのガスケット固
定溝に上記ガスケットの固定片を固定させて上記伝熱プ
レートのガスケット溝に上記ガスケットを固定させたプ
レート式熱交換器において、上記伝熱プレートのガスケ
ット固定溝の少なくとも一部分を、上記ガスケット固定
溝の台形部に圧入嵌合される台形形状に形成するとも
に、上記ガスケットの固定片の少なくとも一部分を台形
形状に形成したことを特徴とするプレート式熱交換器を
要旨とするものである。
〔作用〕
上記伝熱プレートのガスケット固定溝に、上記ガスケッ
トの固定片を押し込んで圧入嵌合すると、上記ガスケッ
ト固定溝の両側壁で上記固定片を挟持させて非常に強力
な固定力を得ることができ、上記ガスケットを上記伝熱
プレートのガスケット溝に強固に固定させる。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案の一実施例であって、
(11)は伝熱プレートで、周縁部全周に亘ってガスケッ
ト溝(12)を設け、このガスケット溝(12)の接液しな
い周側面の任意位置にガスケット溝(12)と直交方向に
連通開口する台形形状のガスケット固定溝(13)を折曲
形成して設けている。(14)は伝熱プレート(11)のガ
スケット溝(12)に嵌装された合成ゴムなどの弾性部材
からなるガスケットで、接液しない周側面に上記伝熱プ
レート(11)のガスケット固定溝(13)に対応して該ガ
スケット固定溝(13)と略同一形状の断面形状を有する
固定片(15)を一体に突設している。
上記ガスケット(14)は第1図に示すように、伝熱プレ
ート(11)のガスケット溝(12)に嵌装するとともに、
固定片(15)をガスケット固定部(13)に圧入嵌合する
ことにより伝熱プレート(11)のガスケット溝(12)に
対して固定される。
上記プレート状熱交換器においては、ガスケット(14)
を伝熱プレート(11)のガスケット溝(12)に対して嵌
装して固定するときに、伝熱プレート(11)のガスケッ
ト溝(12)の外周縁に設けたガスケット固定溝(13)を
嵌装側から確認することができるので、ガスケット(1
4)の非接液側周側面に設けた固定片(15)を圧入嵌合
させることが容易であり、しかも、ガスケット(14)の
固定片(15)はガスケット固定溝(13)の上方から押し
込むだけで圧入嵌合させることができるから、伝熱プレ
ート(11)のガスケット溝(12)に対するガスケット
(14)の固定が非常に簡単となる。また、ガスケット
(14)から延びる固定片(15)をその基部より多面で長
面積に亘ってガスケット固定溝(13)の両側壁により緊
締しているため、強固な結合が得られる。また、ガスケ
ット溝(12)の接液部以外でガスケット固定溝(13)を
形成したから、コンタミネイションの発生を防止するこ
とができるとともに、接液しないために極限に近い加工
度でも採用でき、難プレス材への適用も可能である。ま
た、2重シール部にも、適用することができ、より確実
な伝熱プレート(11)のガスケット溝(12)に対するガ
スケット(13)の固定が可能である。
第3図乃至第5図はこの考案の他の実施例を示すもので
あって、第1図および第2図の第1実施例と相異する点
は、ガスケット固定溝(13)の一部分のみを台形形状に
形成するとともに、固定片(15)のガスケット固定溝
(13)の台形部に対応する一部分のみも台形形状に形成
したことであり、他の構成は第1実施例と同様である。
第6図ないし第8図はこの考案の更に他の実施例を示す
ものであって、第1実施例と相異する点はガスケット固
定溝(13)の溝底に、プレス成形時の伸びなどを考慮し
てスリット(16)を形成したことであり、他の構成は第
1実施例と同様である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、伝熱プレートのガスケットの外周縁
に設けたガスケット固定溝をガスケットの嵌装側から確
認しながら該ガスケット固定溝にガスケットに設けた固
定片を圧入嵌合することができるから、ガスケットの固
定が非常に簡単であり、作業に手間がかからない。ガス
ケットから延びる固定片をその基部より多面で長面積に
亘ってガスケット固定溝の両側壁により緊締することが
できるから、大きな固定力を得ることができ、ガスケッ
トの耐久性が向上されるとともに、熱交換機器機能が安
定する。ガスケット溝の接液部以外のガスケット固定構
造を設けたから、コンタミネイションの発生を防止する
ことができるともに、充分な嵌合形状の採用や難プレス
材への適用にも可能である。また、2重シール部にも適
用することができてガスケットをより確実に固定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例であって、第
1図はガスケット固定時の一部斜視図、第2図はガスケ
ット固定部の一部斜視図である。 第3図ないし第5図はこの考案のほかの実施例であっ
て、第3図はガスケット固定時の一部斜視図、第4図は
ガスケット固定部の一部斜視図、第5図はガスケット固
定溝を端面からながめた図面である。 第6図ないし第8図はこの考案の更に他の実施例であっ
て第6図はガスケット固定時の一部斜視図、第7図はガ
スケット固定部の一部斜視図、第8図はガスケット固定
溝を上面からながめた図面である。 第9図および第10図はプレート式熱交換器の構成を説明
するための伝熱プレートの正面図および要部断面であ
る。 第11図ないし第13図は従来のガスケットの各固定方法を
示す要部断面図である。 (11)……伝熱プレート、 (12)……ガスケット溝、 (13)……ガスケット固定溝、 (14)……ガスケット、(15)……固定片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の伝熱プレートをその周縁部全周に亘
    って設けたガスケット溝に嵌装したガスケットを介して
    積層してなり、上記伝熱プレートのガスケット溝の接液
    しない周側面にガスケット固定溝を設け、かつ、上記ガ
    スケットの接液しない周側面の上記伝熱プレートのガス
    ケット固定溝と対応する位置に一体に延びる固定片を設
    け、上記伝熱プレートのガスケット固定溝に上記ガスケ
    ットの固定片を固定させて上記伝熱プレートのガスケッ
    ト溝に上記ガスケットを固定させたプレート式熱交換器
    において、 上記伝熱プレートのガスケット固定溝の少なくとも一部
    分を台形形状に形成するともに、上記ガスケットの固定
    片の少なくとも一部分を、上記ガスケット固定溝の台形
    部に圧入嵌合される台形形状に形成したことを特徴とす
    るプレート式熱交換器。
JP1989034883U 1989-03-27 1989-03-27 プレート式熱交換器 Expired - Fee Related JPH0645185Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989034883U JPH0645185Y2 (ja) 1989-03-27 1989-03-27 プレート式熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989034883U JPH0645185Y2 (ja) 1989-03-27 1989-03-27 プレート式熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02127960U JPH02127960U (ja) 1990-10-22
JPH0645185Y2 true JPH0645185Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31539745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989034883U Expired - Fee Related JPH0645185Y2 (ja) 1989-03-27 1989-03-27 プレート式熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645185Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356477A (ja) * 1986-08-27 1988-03-11 Nec Corp 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02127960U (ja) 1990-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6173966B1 (en) T-joint gasket assembly
US4671873A (en) Filter element with permanently applied sealing strips
JP3599751B2 (ja) 支承部材のための掻取りユニット
JP3069592B2 (ja) プレート式熱交換器
JPH0645185Y2 (ja) プレート式熱交換器
GB2028996A (en) Plate-type heat transfer apparatus
JPH0717956Y2 (ja) 改良伝熱装置
US6393676B1 (en) Picture frame corner clamp
JPH0619983Y2 (ja) プレート式熱交換器
JP2001272194A (ja) プレート式熱交換器
GB2078926A (en) Heat transfer plates and gaskets therefor
JPH0334250Y2 (ja)
JPH10331981A (ja) ガスケット
JP3665391B2 (ja) プレート式熱交換器のガスケット装着構造
JPH0350963Y2 (ja)
JPH0331361Y2 (ja)
JP3867754B2 (ja) ガスケット
JPH0212467Y2 (ja)
JPS6344698Y2 (ja)
JPH0614123Y2 (ja) ガスケット
JPH0255091B2 (ja)
KR960000929Y1 (ko) 다이어프램 조립체
JP3807569B2 (ja) コンクリート型枠用セパレーター
JPH10331979A (ja) ガスケット
JP2001108106A (ja) ハードディスクドライブ用ガスケットおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees