JPH03505359A - 内燃機関用の始動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関用の始動装置 〔従来技術〕 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念部で規定された形式の内燃機関用の始動 装置に関する。

この形式の公知の始動装置、いわゆる偏心的に配置された内歯歯車伝動装置を備 えた伝動装置スタータでは（ＤＥ−０８３１００８６９）内歯歯車と一体のスリ ーブが急ピッチのねじ山を有し、このねじ山上に連行体がら合可能に配置されて いる。連行体はオーバーランニングクラッチを介して始動ピニオンと結合され、 始動ピニオンは回転可能かつ移動可能に伝動軸に配置されている。連行体は接合 リレーによって軸方向に移動可能であり、これによシ始動ピニオンがその移動距 離内に突入している内燃機関のりングギャヘ噛合うことができる。始動ピニオン が噛合うと駆動モータが接続される。駆動モータは減速機構、連行体およびオー バーランニングクラッチを介して始動ピニオンを回転させる。

始動すべき内燃機関の圧縮衝撃および減圧衝撃によって駆動モータのトルクを伝 達するパワートレーン内に衝撃が生じ、これはパワートレーン内の破損をもたら すおそれがある。この危険は減速機構によって増大する、それというのも減速機 構の変速により衝撃力が増強されるからである。

〔本発明の利点〕

それとは異なり請求の範囲第１項に記載された特徴を備えた本発明による始動装 置は、始動すべき内燃機関から生じる衝撃の頂点が緩衝部材として作用する弾性 的な結合部材によって取除かれ、したがって駆動モータのトルクを伝達する部材 における破損の危険が減少せしめられるという利点を有している。この場合緩衝 部材はパワートレーンの１部材自体である。

他の請求項に挙げられた手段によって請求項１に記載された始動装置の有利な構 成と改良が可能である。

本発明の優れた実施形によシ、結合部材が内歯歯車内に配置された、伝動軸を包 囲するリングとして構成され、リングが回転方向において一方では内歯歯車と、 他方では伝動軸と形状接続によって結合されていると、内歯歯車と伝動軸との弾 性的な結合を簡単な形式で実現することができる。この場合このような緩衝部材 を備えていない始動装置に比べて始動装置を延長する必要はない、それというの も弾性的なリングの衝撃吸収によシ内園歯車と駆動軸の内歯と外歯の歯の軸方向 の長さを小さくすることができ、これによりリング幅分の場所が得られるからで ある。

〔図面〕

図面に示された実施例に基いて本発明を以下で詳述する。

第１図は自動車用の伝動装置スタータの部分縦断面図、第２図は第１図のｆｆ− ＩＩ線に沿った断面図である。

〔実施例の説明〕

内燃機関用の始動装置の例として第１図に部分縦断面図で示された伝動装置スタ ータは電気式の駆動モータ１０と減速機構部１１と始動ｅニオン１２とを備えて おシ、始動ピニオンはここには示されていない接合リレーによって一部が示され た内燃機関のリングギヤ１３へ噛合うことができる。公知の構成の電気式の駆動 モータ１０に関してケーシング１４とロータ１５とロータ１５と固定的に結合さ れた駆動軸１６とが見られ、駆動軸はケーシングカバー１８内の軸受１γに支承 されていて、しかも端部で軸受１Ｔよシも突出している。駆動軸１６の端部部分 は外歯１９を有しておシ、この外歯は減速機構部１１の内歯歯車２１の内側の内 歯２０と噛合っている。内歯歯車２１は、ラジアルフランジ２２を介して一体に 形成されたスリーブ２３によって自在に回転可能に減速機構部１１の伝動軸２４ に配置されている。

内歯歯車２１はスリーブ２３およびスリーブ内に受容された伝動軸２４とともに 駆動軸１６に対して偏心的に配置され、かつ駆動軸に平行に整列せしめられてお り、しかも内歯歯車２１はスリーブ２３でもって軸受２５を介してケーシングカ バー１８に支承され、かつ伝動軸２４は前方で、ケーシングカバー１８に７ラン シ結合された伝動装置ケーシング２γ内の軸受２６に支承されている。伝ｍ軸２ ４に回転可能に、軸方向移動可能に嵌込まれた始動ピニオンにはオーバーランニ ングクラッチ駆動装置２８とトルクを伝達可能に連結されている。オーバーラン ニング駆動装置２８は伝動軸２４上の直線スプライン２９を介して相対回動不能 に伝動軸と結合されておシ、かつ接合リレーによって操作されるレバー３０を介 して伝動軸２４上を軸方向に移動せしめることができ、これによシ始動ビニオン １２は内燃機関のリングギヤ１３と噛合う。

伝動軸２４は端部の円錐部３１でもって内歯歯車２丁の内部内へ突入してお汐、 この場合に内歯歯車２１のラジアルフランジ２２が円錐部３１の直径の小さい方 の端面に設けられた環状肩３２へ当接している。

円錐台形状の円錐部３１０局面は軸方向の画形部３３を有している。円錐部３１ の最大直径は内歯歯車２１の内径よりも著しく小さい。円錐部３１の軸方向長さ は内歯歯車２１の深さの１４よシも小さい。更に外歯１９でもって内歯歯車２１ の全深さにわたって延びた内歯２０と噛合った駆動軸１６の端部部分の軸方向長 さは内歯歯車２１の深さのほぼ１４の大きさにすぎず、したがって駆動軸１６は 伝動軸２４０円錐部３１の自由端面の少し手前で終っている。円錐部３１と内歯 歯車２１の内面との間の中間空間内には弾性的な、例えばゴム製の緩衝リング３ ４が挿入されてお夛、この緩衝リングは内歯歯車２１と伝動軸２４とを相対回動 不能に連結している。緩衝リング３４は外歯形部３５でもって内歯歯車２１の内 歯２０へ形状接続によって係合している。緩衝リング３４の内周面は円錐部３１ に従って円錐台形状に構成され、かつ内歯形部３６を有しておシ、この内歯形部 は伝動軸２４０円錐部３１の局面の軸方向の歯形部３３内へ形状接続式に入って いる（第２図）。円錐部３１および緩衝リング３４（これは端面でもってラジア ル７ランゾ２２へ当接し、かつ安全リング３７によって保持されている）へ互い に係合した歯形部のかさ歯車様の経過のために緩衝リング３４の軸方向の移動は 阻止され、その結果内型歯車２１と伝動軸２４との間の相対回動不能な結合が確 実に得られる。緩衝リング３４は始動すべき内燃機関に起因する衝撃の頂点を取 除き、その結果駆動モータ１０のトルクを始動ピニオン１２へ伝達するパワート レーンにおける破損の危険は十分に回避される。

挿入されたイムリングとして構成された緩衝リング３４０代わシにこの緩衝リン グを射出成形によシ弾性−ぐ ｈ　　　　１／’ｌ　　　ｔｏｏ’ｌ　　　　　　　　ｍＭ国際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＤＥ　８９１００３３９ ＳＡ　　２Ｂ８７Ｂ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．内燃機関用の始動装置であつて、駆動軸を備えた電気式の駆動モータと、内 燃機関のリンギギヤヘ係合するための始動ピニオンと、駆動軸と始動ピニオンと の間で作用結合を形成する減速機構部とを備えており、減速機構部が駆動軸に対 して偏心的に配置された伝動軸と、一体に形成されたスリープでもつて伝動軸上 で自在に回転する、内歯を有する内歯歯車とを備えており、始動ピニオンが係合 のために軸方向に移動可能に伝動軸に配置されており、駆動軸の自由端が対応す る外歯でもつて内歯歯車に噛合つている形式のものにおいて、始動ピニオン（１ ２）が間接的にまたは直接的に相対回動不能に伝動軸（２４）と結合されており 、かつ内歯歯車（２１）と伝動軸（２４）とが弾性的な結合部材（３４）を介し て互いに結合されていることを特徴とする、内燃機関用の始動装置。
2. ２．結合部材が内歯歯車（２１）内へ挿入された、伝動軸（２４）を包囲するリ ンク（３４）として構成されており、リングが回転方向において形状接続によつ て一方で内歯歯車（２１）と、他方で伝動軸（２４）と結合されている、請求項 １記載の始動装置。
3. ３．リング（３４）が内歯歯車（２１）の内歯（２０）に相応して変形された外 歯形部（３５）を有しており、この外歯形部が内歯へ係合している、請求項２記 載の始動装置。
4. ４．伝動軸（２４）とリング（３４）とが対応する外歯形部と内歯形部（３３， ３６）とを介して互いに係合している、請求項２または３記載の始動装置。
5. ５．内歯歯車（２１）とスリープ（２３）とがラジアルフランジ（２２）を介し て一体に互いに結合されており、リング（３４）がラジアルフランジ（２２）に 当接しており、かつ伝動軸（２４）の外画形部（３３）もしくはリング（３４） の内歯形部（３６）がそれぞれ互いに平行な円錐周面に設けられており、この円 錐周面は伝動軸（２４）の端部へ向かつて傾斜している、請求項４記載の始動装 置。
6. ６．リング（３４）がゴムリングとして内歯歯車（２１）内に挿入されている、 請求項２から５までのいずれか１項記載の始動装置。
7. ７．プラスチツク製のリング（３４）が内歯歯車（２１）内へ射出成形される、 請求項２から５までのいずれか１項記載の始動装置。