JP3789641B2 - 内燃機関の絞弁制御装置 - Google Patents
内燃機関の絞弁制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3789641B2 JP3789641B2 JP14629598A JP14629598A JP3789641B2 JP 3789641 B2 JP3789641 B2 JP 3789641B2 JP 14629598 A JP14629598 A JP 14629598A JP 14629598 A JP14629598 A JP 14629598A JP 3789641 B2 JP3789641 B2 JP 3789641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core body
- valve
- combustion engine
- internal combustion
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1065—Mechanical control linkage between an actuator and the flap, e.g. including levers, gears, springs, clutches, limit stops of the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/02—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
- F02D2009/0201—Arrangements; Control features; Details thereof
- F02D2009/0261—Arrangements; Control features; Details thereof having a specially shaped transmission member, e.g. a cam, specially toothed gears, with a clutch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
- F02D2011/101—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
- F02D2011/102—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/107—Manufacturing or mounting details
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクセルペダルの操作量に応じたモータの回転を、太陽歯車と内歯タイプのリングギヤとこれらの歯車に噛合う遊星歯車とからなる歯車機構により、内燃機関への吸入空気量を調整する絞弁の弁軸に伝達する内燃機関の絞弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の内燃機関の絞弁制御装置を一部切欠して示す側面図である。この図7において、1は内燃機関、2は絞弁、3は絞弁2の弁ハウジング、4は弁ハウジング3の吸気通路、5は吸気通路4を横切りつつ弁ハウジング3に回転可能に装着された弁軸、6は弁軸5に取り付けられた弁体、7は吸気通路4を内燃機関1の図外の吸気孔に接続する吸気マニホールドのような吸気管、8は絞弁2に隣接配置されたDCブラシレスモータのようなモータ、9はモータ8のモータハウジング、10はモータハウジング9に内蔵されたステータ、11はステータ10と対を構成するロータ、12はロータ11が取り付けられた出力軸、13は出力軸12の一端をモータハウジング9に回転可能に支持したベアリング、14はステータ10のコイルに接続されかつモータハウジング9に組付けられた端子である。そして、モータ8と絞弁2との隣接配置は、出力軸12の回転中心と弁軸5の回転中心とが一点鎖線で示す1本の直線L1の上に位置する同軸状で、出力軸12の他端と弁軸5の一端とが隙間を置いて対向配置し、出力軸12の他端側周囲に環状に形成されたモータハウジング9の開口端面と弁軸5の一端側周囲に環状に形成された弁ハウジング3の開口端面とが突き合わされた形態である。この絞弁2とモータ8とが隣接配置された形態において、弁ハウジング3とモータハウジング9とにより密封状に形成された内部空間15には歯車機構16が組込まれている。歯車機構16は太陽歯車17と内歯タイプのリングギヤ18とこれらの歯車17,18に噛合う遊星歯車19とを備える。太陽歯車17はモータ2の出力軸12に一緒に回転するように設けられ、太陽歯車17の回転中心と弁軸5の回転中心とが同軸状に対向配置している。リングギヤ18の歯部18aが太陽歯車17の周囲に太陽歯車17と同心円状に配置され、リングギヤ18の中心孔部18bが出力軸12にベアリング20を介して同軸状にかつ回転可能に装着されている。リングギヤ18の歯部18a側の外周面18cが内部空間15を形成する弁ハウジング3の内周面3aとモータハウジング9の内周面9aとに接触して、リングギヤ18が弁ハウジング2とモータハウジング9とに固定している。遊星歯車19の回転中心が弁軸5の一端に一緒に回転し得るように固定された支持体21に支持軸22を介して連結している。このように歯車機構16が内部空間15に組込まれた後、弁ハウジング3とモータハウジング9とが図外のボルトのような固着具により互いに結合される。23はモータ2の端子14に電力を供給する制御部、24はアクセルペダル、25はアクセルペダル24の操作量を検出して変換した電気信号を制御部23に出力するアクセルセンサである。なお、この従来例の類似構造は、特公平6−65854号公報に開示されている。
【0003】
この絞弁制御装置の動作を説明する。アクセルペダル24が操作されると、その操作量を検出したアクセルセンサ25が電気信号を制御部23に出力し、制御部23がアクセルセンサ25からの電気信号に応じた電力をモータ2の端子14に供給する。そして、端子14からステータ10のコイルに流れる電力に応じてステータ10が回転磁界を発生する。このステータ10が発生した回転磁界とロータ11が所有する磁界とによる吸引と反発とにより出力軸12が回転し、太陽歯車17が出力軸12と一緒に回転する。すると、遊星歯車19が太陽歯車17を中心とした公転と支持軸22を中心とした自転とを行う。この遊星歯車19の公転により弁軸5が支持体21を介して回転する。この弁体6の回転により吸気通路4の通路断面積が調整される。つまり、太陽歯車17とリングギヤ18と遊星歯車19とからなる歯車機構16が、アクセルペダル24の操作量に応じたモータ2の回転を、内燃機関1への吸入空気量を調整する弁2の弁軸5に、支持体21を介して伝達する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の絞弁制御装置では、リングギヤ18が冷間鍛造により歯部18aや中心孔部18bおよび外周面18cなどを含む全体的な形状を形成後、ベアリング20への嵌め合いのために中心孔部18bの孔壁面が切削による仕上げ加工を施され、また、内周面3a,9aへの嵌め合いのために外周面18cが切削による仕上げ加工を施されるので、製造コストを低減するにも限度があった。
【0005】
そこで、本発明はリングギヤの嵌め合い精度とコスト低減との両立が図れる内燃機関の絞弁制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る内燃機関の絞弁制御装置は、内燃機関への吸入空気量を調整する絞弁の弁ハウジングとアクセルペダルの操作量に応じて出力軸を回転させるモータのモータハウジングとが突き合わされたことにより形成される内部空間に、出力軸の回転を絞弁の弁軸に伝達するための太陽歯車と内歯タイプのリングギヤとこれらの歯車に噛合う遊星歯車とからなる歯車機構を備えた内燃機関の絞弁制御装置において、リングギヤが剛性の有る芯体とこの芯体に対して型成形された合成樹脂製の歯部とを一体に備え、芯体は周壁を有する皿状の底部の中央に芯体を太陽歯車と同軸状に装着するために背面側に膨出した中心孔部と、底部の中心孔部の周囲に形成した貫通孔とを備え、歯部は芯体の周壁の内周面に沿い形成された内歯部と、内歯部より芯体の底部の前面に接触して延設された面部と、芯体の周壁の外周面に弁ハウジングまたはモータハウジングの少なくとも一方に嵌合収容されてリングギヤの周方向の回転を阻止するために突出されたストッパ部と、芯体の中心孔部の外周面にモータハウジングのロータを回転可能に格納した収容部の孔壁面に接触するために形成された嵌合部とを備え、芯体の周壁が内部空間を形成する弁ハウジングのモータハウジングと突き合わさる側の内周面とモータハウジングの弁ハウジングと突き合わされる側の開口内周面との双方に内接嵌合し、歯部の面部と嵌合部とが芯体の貫通孔に充填された歯部を構成する合成樹脂で互いに結合され、歯部の内歯部とストッパ部とが芯体の周壁を内側から外側に乗り越えた歯部を構成する合成樹脂で互いに結合されたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明に係る内燃機関の絞弁制御装置は、請求項1に記載の芯体が金属製であることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明に係る内燃機関の絞弁制御装置は、請求項1に記載の芯体が絞り加工により形成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明に係る内燃機関の絞弁制御装置は、請求項1に記載の芯体と歯部とが芯体を歯部の成形型の成形空間への配置後に歯部の成形材料を充填固化することにより一体化されたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図6は本発明の実施の形態1であって、図1は内燃機関の絞弁制御装置を一部切欠して示す側面図、図2は芯体31を示す斜視図、図3はリングギヤ30の成形工程を示す断面図、図4は図5のA−A線断面図、図5はリングギヤ30の正面図、図6はリングギヤ30の背面図である。
【0017】
図1において、実施の形態1では、リングギヤ30が、剛性の有る芯体31と、芯体31に対して型成形された合成樹脂製の歯部32と、を一体に備えたことに特徴があり、それ以外の内燃機関1、絞弁2、弁ハウジング3、吸気通路4、弁軸5、弁体6、吸気管7、モータ8、モータハウジング9、ステータ10、ロータ11、出力軸12、ベアリング13、端子14、内部空間15、歯車機構16中の太陽歯車17および遊星歯車19、ベアリング20、支持体21、支持軸22、制御部23、アクセルペダル24、アクセルセンサ25などの構成要素は従来と同一である。
【0018】
図2にも示すように、芯体31は、金属板素材に絞り加工を行うことより、周壁31aを有する皿状の底部31bの中央に中心孔部31cを背面側に膨出した形態に形成されている。底部31bには、複数の貫通孔31d,31eが、中心孔部31cの周囲で、中心孔部31cと同心円を描く半径を異にする仮想線で示す2つの円周L2,L3上に、周方向に等分配置に、形成されている。
【0019】
図3を参照し、リングギヤ30が芯体31をインサート部材として成形されるインサート成形について説明する。図2のように形成された芯体31が分割型からなる成形型40の成形空間41に格納された後、成形型40が型閉じされる。そして、射出成形機43より溶融された合成樹脂材料が、成形型40に形成された注入孔42を経由し、芯体31の内包された成形空間41に、充填固化される。それから、成形型40が型開きされる。この状態において、成形型40より図4に示す芯体31と歯部32とが一体となったリングギヤ30に相当する成形品が離型される。図3では図の明確化のために成形空間41に充填固化される合成樹脂材料の図示を省略した。
【0020】
図4〜図6にも示すように、リングギヤ30の歯部32は、内歯部32a、面部32b、貫通孔部32c、突起部32d、ストッパ部32e、嵌合部32f、ブリッジ部32g、充填部32hを有する。内歯部32aが芯体31の周壁31aの内周面に沿い形成されている。面部32bが内歯部32aより芯体31の底部31bの前面に接触して延設している。貫通孔部32cが面部32bの中央部に太陽歯車17を逃げるために形成されている。突起部32dがベアリング20のアウタリングに接触するために貫通孔部32cの背面で芯体31の底部31bと中心孔部31cとの連接部周りに環状に突設している。ストッパ部32eが芯体31の周壁31aの外周面に周方向に等間隔で点在して突出している。嵌合部32fが芯体31の中心孔部31cの外周面およびその周囲の底部31bの背面に接触して環状に形成されている。ブリッジ部32gが芯体31の貫通孔31dに充填固化して面部32aと嵌合部32fとを結合している。充填部32hが面部32aより膨出して芯体31の貫通孔31eに充填固化されている。
【0021】
図1を参照し、絞弁2とモータ8とが別体に形成され、それらが互いに隣接配置される際、弁ハウジング3とモータハウジング9とにより密封状に形成される内部空間15に、太陽歯車17とリングギヤ30と遊星歯車19とからなる歯車機構16を組込む作業について説明する。先ず、太陽歯車17がモータハウジング9よりモータハウジング9の開口内に突出した出力軸12の外周に出力軸12と同軸状に設けられた状態において、リングギヤ30の中心孔部31c(図4参照)が太陽歯車17の近傍に位置する出力軸12に外接嵌合されたベアリング20に外接嵌合され、リングギヤ30の突起部32d(図4参照)が太陽歯車17のアウタリングの環状の端面に当接され、リングギヤ30の周壁31a(図2参照)の外周面31a−1がモータハウジング9の開口内周面9aに内接嵌合され、リングギヤ30の嵌合部32fの外周面の一部がモータハウジング9のロータ11を回転可能に格納した収容部の孔壁面9bに接触される。上記太陽歯車17は出力軸12と別体に形成したものを出力軸12に嵌合して固定的に装着するか、または、出力軸12の外周面に太陽歯車17の歯を刻設しても良い。これと並行し、遊星歯車19が弁ハウジング3より弁ハウジング3の開口内に突出した弁軸5に支持体21および支持軸22を介して取り付けられる。この状態において、弁体6が吸気通路4の通路断面積を最小とする全閉位置または通路断面積を最大とする全開位置のいずれか一方の位置となるように、作業者が弁軸5を回転操作しておく。
【0022】
次に、弁ハウジング3の開口とモータハウジング9の開口とが内部空間15を形成するように合掌状に組合わされる。この場合、遊星歯車19が太陽歯車17とリングギヤ30との間に挿入されつつ双方に噛合せられる。それと並行し、弁ハウジング3の内周面3aとリングギヤ30の開口外周面31a−1とが互いに接触した状態で、弁ハウジング3がリングギヤ32の周壁31aに嵌合装着され、弁ハウジング3の開口端面がモータハウジング9の開口端面に突き合わされる。これにより、弁ハウジング3とモータハウジング9とがリングギヤ30を介して弁軸5の径方向および出力軸12の径方向への移動を阻止された固定状態となり、弁軸5の回転中心と出力軸12の回転中心とが一点鎖線で示す1本の直線L1の上に位置した同軸状でそれらの間に隙間を置いて対向配置する。また、出力軸12に同軸状に設けられた太陽歯車17の回転中心が出力軸12の回転中心と同様に弁軸5の回転中心と同軸状でそれらの間に隙間を置いて対向配置する。しかも、内部空間15が密封状に形成される。そして、その内部空間15に歯車機構16が組込まれた形態となる。なお、図1には図示を省略したが、弁ハウジング3をリングギヤ30に嵌合装着する際、リングギヤ30の図4〜図6に示すストッパ部32eが弁ハウジング3の内周面3aに形成された図外の凹部に嵌合収容される。これにより、リングギヤ30は周方向への回転が規制され、つまり、リングギヤ30が弁ハウジング3とモータハウジング9とに固定される。このように歯車機構16が内部空間15に組込まれた後、弁ハウジング3とモータハウジング9とが図外のボルトのような固着具により互いに結合されて図1に示す形態となる。
【0023】
この実施の形態1の構造によれば、リングギヤ30が金属製の芯体31の絞り加工された中心孔部31bにより太陽歯車17に対しモータ8の出力軸12およびベアリング20を介して同軸状に設けられ、芯体31の絞り加工された周壁31がモータハウジング9の開口内周面9aに内接嵌合し、遊星歯車19が絞弁2の弁軸5に支持体21および支持軸22を介して取り付けられた状態において、弁ハウジング3とモータハウジング9とが内部空間15を形成するように組合せられることにより、遊星歯車19が太陽歯車17とリングギヤ18とに噛合い、弁軸5の回転中心と太陽歯車17の回転中心とが同軸状で所定間隔を置いて適切に対向配置され、弁ハウジング3とモータハウジング9とが芯体31の絞り加工された周壁31aを介して適切に固定され、芯体31の中心孔部31cがリングギヤ30の合成樹脂成形された嵌合部32fを介してモータハウジング9に適切に固定された形態となる。よって、絞弁2とモータ8と歯車機構16とからなる内燃機関1の絞弁制御装置が自動車に搭載され、係る絞弁制御装置に振動が入力された場合でも、絞弁2とモータ8と歯車機構16とが個々ばらばらにがたつくことはなく、モータ8の出力軸12の回転が歯車機構16により弁軸5に適切に伝達される。
【0024】
また、この実施の形態1の構造によれば、リングギヤ30において、歯部32の内歯部32aより連接されて芯体31の前面側に設けた面部32bと芯体31の背面側に設けた嵌合部32fとが芯体31に合成樹脂結合用手段として設けた貫通孔31dに充填固化したブリッジ部32gを介して結合しているので、歯部32が芯体31に強固に結合している。また、歯部32の面部32bより充填部32hが芯体31に上記の貫通孔31dとは別に合成樹脂結合用手段として設けた貫通孔31eに充填固化しているので、芯体31に対する歯部32の回止防止が適切に図れる。
【0025】
また、この実施の形態1の構造によれば、リングギヤ30がその外周側にストッパ部32eを有するので、係るストッパ部32eを弁ハウジング3の図外の凹部に嵌合収容することにより、リングギヤ30の回転を適切に阻止できる。
【0026】
実施の形態2.
前記実施の形態1では絞弁2とモータ8とがリングギヤ30を介して弁軸5の径方向および出力軸12の径方向への移動を阻止された形態であるが、リングギヤ30の周壁31aを弁ハウジング3とモータハウジング9より離した形態でも良い。
【0027】
実施の形態3.
前記実施の形態1ではリングギヤ30を固定したが、モータ8が電力駆動しない時に、リングギヤ30または支持体21の一方がアクセルペダル24と一緒に動くアクセルレバーより可動する形態でも良い。
【0028】
実施の形態4.
前記実施の形態1では合成樹脂結合用手段として貫通孔31d,3eを設けたが、係る合成樹脂結合用手段は切起しまたは突起でも良い。
【0029】
実施の形態5.
前記実施の形態1ではストッパ部32eを弁ハウジング3に嵌合したが、ストッパ部32eをモータハウジング9に形成した図外の凹部に嵌合収容するか、または、ストッパ部32eを弁ハウジング3とモータハウジング9との双方に嵌合しても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、次のような効果を奏する。リングギヤが剛性の有る芯体とこの芯体に対して型成形された合成樹脂製の歯部とを一体に備えたので、リングギヤの形状や重量を変更せずに、リングギヤの嵌め合い精度を落とすことなく、コストを下げることができる。芯体が太陽歯車と同軸状に装着されるための中心孔部を有するので、リングギヤと太陽歯車とを同軸状に簡単に配置できる。芯体が内部空間を形成する弁ハウジングの内周面とモータハウジングの内周面との双方に内接嵌合する周壁を有するので、絞弁とモータとがリングギヤを介して弁軸や出力軸の径方向への移動を阻止した状態に適切に固定できる。芯体が歯部との一体化を向上する貫通孔を備えたので、リングギヤの小型化が図れる。歯部がモータハウジングに接触する嵌合部を芯体の中心孔部の外周面に有するので、リングギヤとモータハウジングとの固定を向上できる。歯部が弁ハウジングまたはモータハウジングに嵌合収容されてリングギヤの周方向の回転を阻止するためのストッパ部を有するので、リングギヤが弁ハウジングとモータハウジングとに周方向への回転を阻止状態に適切に固定できる。
【0031】
請求項2の発明によれば、芯体が金属製であるので、芯体の入手が容易である効果がある。
【0032】
請求項3の発明によれば、芯体が絞り加工により形成されたので、リングギヤの嵌め合い精度がより向上する効果がある。
【0033】
請求項4の発明によれば、芯体と歯部とが芯体を歯部の成形型の成形空間への配置後に歯部の成形材料を充填固化することにより一体化されたので、コストをより一層下げることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る内燃機関の絞弁制御装置を一部切欠して示す側面図である。
【図2】 同実施の形態1に係る芯体を示す斜視図である。
【図3】 同実施の形態1に係るリングギヤの成形工程を示す断面図である。
【図4】 図5のA−A線断面図である。
【図5】 同実施の形態1に係るリングギヤの正面図である。
【図6】 同実施の形態1に係るリングギヤの背面図である。
【図7】 従来の内燃機関の絞弁制御装置を一部切欠して示す側面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関、2 絞弁、3 弁ハウジング、4 吸気通路、5 弁軸、
6 弁体、8 モータ、9 モータハウジング、12 出力軸、
15 内部空間、16 歯車機構、17 太陽歯車、19 遊星歯車、
30 リングギヤ、31 芯体、31a 周壁、31c 中心孔部、
32 歯部、32a 内歯部、32f 嵌合部。
Claims (4)
- 内燃機関への吸入空気量を調整する絞弁の弁ハウジングとアクセルペダルの操作量に応じて出力軸を回転させるモータのモータハウジングとが突き合わされたことにより形成される内部空間に、出力軸の回転を絞弁の弁軸に伝達するための太陽歯車と内歯タイプのリングギヤとこれらの歯車に噛合う遊星歯車とからなる歯車機構を備えた内燃機関の絞弁制御装置において、リングギヤが剛性の有る芯体とこの芯体に対して型成形された合成樹脂製の歯部とを一体に備え、芯体は周壁を有する皿状の底部の中央に芯体を太陽歯車と同軸状に装着するために背面側に膨出した中心孔部と、底部の中心孔部の周囲に形成した貫通孔とを備え、歯部は芯体の周壁の内周面に沿い形成された内歯部と、内歯部より芯体の底部の前面に接触して延設された面部と、芯体の周壁の外周面に弁ハウジングまたはモータハウジングの少なくとも一方に嵌合収容されてリングギヤの周方向の回転を阻止するために突出されたストッパ部と、芯体の中心孔部の外周面にモータハウジングのロータを回転可能に格納した収容部の孔壁面に接触するために形成された嵌合部とを備え、芯体の周壁が内部空間を形成する弁ハウジングのモータハウジングと突き合わさる側の内周面とモータハウジングの弁ハウジングと突き合わされる側の開口内周面との双方に内接嵌合し、歯部の面部と嵌合部とが芯体の貫通孔に充填された歯部を構成する合成樹脂で互いに結合され、歯部の内歯部とストッパ部とが芯体の周壁を内側から外側に乗り越えた歯部を構成する合成樹脂で互いに結合されたことを特徴とする内燃機関の絞弁制御装置。
- 芯体が金属製であることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の絞弁制御装置。
- 芯体が絞り加工により形成されたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の絞弁制御装置。
- 芯体と歯部とが芯体を歯部の成形型の成形空間への配置後に歯部の成形材料を充填固化することにより一体化されたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の絞弁制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14629598A JP3789641B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 内燃機関の絞弁制御装置 |
US09/178,475 US6092506A (en) | 1998-05-27 | 1998-10-26 | Throttle valve controller for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14629598A JP3789641B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 内燃機関の絞弁制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336572A JPH11336572A (ja) | 1999-12-07 |
JP3789641B2 true JP3789641B2 (ja) | 2006-06-28 |
Family
ID=15404456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14629598A Expired - Lifetime JP3789641B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 内燃機関の絞弁制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6092506A (ja) |
JP (1) | JP3789641B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3727483B2 (ja) * | 1999-03-30 | 2005-12-14 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関の絞弁制御装置 |
US6378841B1 (en) * | 1999-10-29 | 2002-04-30 | Larry R. Russell | Quarter-turn rotary plug valve with seats reciprocable during operation |
DE10003452A1 (de) * | 2000-01-27 | 2001-08-09 | Sig Positec Bergerlahr Gmbh & | Elektromotor mit Umlaufgetriebe |
JP3866899B2 (ja) * | 2000-04-06 | 2007-01-10 | 株式会社日立製作所 | 内燃機関のスロットル弁制御装置及び自動車 |
JP2002357133A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の絞り弁制御装置 |
JP2005180250A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Mitsubishi Electric Corp | 吸気絞り装置 |
JP4637932B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2011-02-23 | 三菱電機株式会社 | 電子制御スロットルボディ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3081648A (en) * | 1958-12-11 | 1963-03-19 | Gen Motors Corp | Compound epicyclic gear mechanism |
JPS60184456U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-06 | 三菱電機株式会社 | 歯車 |
JPH027262Y2 (ja) * | 1984-09-04 | 1990-02-21 | ||
JPS61165656A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | 固定化酵素薄膜の形成法 |
JPS6182046A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-04-25 | Mitsubishi Electric Corp | 遊星歯車減速装置 |
DE3821023A1 (de) * | 1988-06-22 | 1989-12-28 | Bosch Gmbh Robert | Andrehvorrichtung fuer brennkraftmaschinen |
JPH0665854A (ja) * | 1992-08-20 | 1994-03-08 | Unitika Ltd | 遮光性を有する織物の製造方法 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP14629598A patent/JP3789641B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1998-10-26 US US09/178,475 patent/US6092506A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6092506A (en) | 2000-07-25 |
JPH11336572A (ja) | 1999-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4146714B2 (ja) | 減速機付き電動機 | |
JP3727483B2 (ja) | 内燃機関の絞弁制御装置 | |
JP3789641B2 (ja) | 内燃機関の絞弁制御装置 | |
JPH0953553A (ja) | 遊星歯車減速機構 | |
JP2004162679A (ja) | 電動式スロットルボデー | |
JP3541924B2 (ja) | モールドモータ | |
US4715243A (en) | Planetary reduction gear having a molded ring gear | |
US20010044351A1 (en) | Power transmission device of engine | |
JP2006017005A (ja) | 内燃機関用スロットル装置 | |
JP4969873B2 (ja) | 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法 | |
JP3325184B2 (ja) | 遊星減速形スタータのヨークの製造装置および製造方法 | |
JP3696732B2 (ja) | 電動式スロットルバルブ装置 | |
JPH0320141A (ja) | 遊星歯車減速装置 | |
JP2001303979A (ja) | 内燃機関の吸気量制御装置及びその製造方法 | |
JPH0534214Y2 (ja) | ||
JP2007151355A (ja) | マグネットロータおよびそのマグネットロータを備えた可動磁石式計器、そのマグネットロータを備えたステッピングモータ | |
JP3565712B2 (ja) | モールドモータ | |
JP2003090392A (ja) | 遊星歯車装置及び減速機付きモータ装置 | |
JP7539288B2 (ja) | 吸気制御装置の製造方法 | |
JP4391635B2 (ja) | 電動自転車用動力ユニット | |
JP3570582B2 (ja) | 自動車用スタータ及びその取り付け方法 | |
JP3406748B2 (ja) | 自動二輪車用ミッションケースのカバー装置 | |
JPH11311108A (ja) | 回転位相差可変装置用ハウジング、回転位相差可変装置用ロータ、回転位相差可変装置および製造方法 | |
JP2009287743A (ja) | 減速機付モータ | |
US6332793B1 (en) | Cable reel |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |