JPH0350344Y2 - - Google Patents

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JPH0350344Y2
JPH0350344Y2 JP8174486U JP8174486U JPH0350344Y2 JP H0350344 Y2 JPH0350344 Y2 JP H0350344Y2 JP 8174486 U JP8174486 U JP 8174486U JP 8174486 U JP8174486 U JP 8174486U JP H0350344 Y2 JPH0350344 Y2 JP H0350344Y2
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JP
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duct
exhaust
air supply
vertical
flow path
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JP8174486U
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JPS62192148U (ja
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  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一本の竪ダクトを複数の流路に分割
可能にした流体搬送用ダクトに関する。
〔従来の技術〕
室内空気の汚染が恕限量を越えるのを防止する
ためには、常に新鮮な空気を室内に導入して換気
を行なうことが必要である。そして、一般に小建
築物或いは開口の大きい建築物では自然換気で充
分であるが、密閉度の高い室内や大建築物、或い
は多くの人々の集まる場所や工場ではフアンを用
いて強制的に通風することが必要であり、今日、
大建築物や工場等では、建物の一部に大きなフア
ンを設置し、このフアンによりダクトを介して室
内の汚れた空気を吸引すると共に室内に新鮮な空
気を送風して室内の給気と排気を併用して行なう
平衡式換気法による給排気装置が施されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 然し乍ら、斯かる従来の平衡式換気法による竪
ダクトのダクトペースは、第8図に示すように給
気用の竪ダクトaと排気用の竪ダクトb双方を設
置するスペースが必要とされ、而も、竪ダクトb
から伸びる排気用の水平ダクトcが給気用の竪ダ
クトaと交差するため、斯様な水平ダクトcを配
管し得るスペースを余分に要することもあつて、
双方の竪ダクトa,bを内蔵し、且つ竪ダクトa
と交差する水平ダクトc等を設置できる広いスペ
ースを確保せざるを得なかつた。
更に、高層建築物には、建築基準法によつて室
内dから特別避難階段eへ移る緩衝地帯としての
付室fに排煙設備を設ける必要があるが、従来の
給排気装置では上述の如くそのダクトスペースに
広いスペースを要するため、特別避難階段eのス
ペースが規制され、広いスペースを確保すること
ができないといつた不具合があつた。
このように、従来、平衡式換気法による給排気
装置は広いスペースを確保する必要があるため、
建築物の設計上、他の空間スペースを広く確保す
るうえで制限があつた。
尚、図に於いて、gは給気用の水平ダクト、h
は付室fへの進入扉である。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、
少ないダクトスペースで給排気等を可能として、
建築物の設計上の自由度を向上させた流体搬送用
ダクトを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するために本考案は、流路を
形成する外郭と、流路を複数に分割するためのセ
パレータとからなり、該セパレータがスパイラル
状である構成としたものである。
〔考案の作用〕
本考案によれば、セパレータによつて流路が複
数に分割されているから、各流路に異なつた流体
を各別に送ることができる。また、セパレータが
スパイラル状であるから、流体の取出口及び取入
口を同一方向にセツトすることができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第7図は本考案を給排気装置に適用
した一例を示すものである。
図に於て、1は室内2の壁3の裏側に配置され
た給排気用の竪ダクトで、この竪ダクト1は室内
2の上下階に位置する各部屋の壁の裏側に延長さ
れている。そして、この竪ダクト1には、壁3に
ガラリ4が開口して室内2に給気する給気用の水
平ダクト5と、天井6の裏に配管されてガラリ7
が天井6に開口する排気用の水平ダクト8が夫々
取り付けられている。更に、この竪ダクト2内に
は、第5図に示す如くスパイラル状の内壁9がそ
の長手方向(空気の流路方向)に設けられてお
り、この内壁9によつて流路が二分され、給気用
の水平ダクト5が取り付く竪ダクト1内に給気側
流路10が、また、上記水平ダクト8が取り付く
竪ダクト1内には、排気側流路11が夫々形成さ
れている。尚、図示しないが、室内2の上下階に
位置する各部屋に装置される給排気装置は、本実
施例と同一構造であり、また、上記竪ダクト1
は、建物の一部に設置したフアンに連通してい
る。そして、給気側流路10及び排気側流路11
の容量は、第8図に示す給排気用の竪ダクトa,
bと略同一となつている。
本実施例はこのように構成されているから、第
7図の如くフアンによつて送風された新鮮な空気
12は、竪ダクト1の給気側流路11を通つて各
部屋2に配管された給気用の水平ダクト5を介し
て部屋2に給気されることとなる。また、部屋2
内の汚れた空気13は、フアンによつてガラリ7
から排気用の水平ダクト8を介して竪ダクト1の
排気側流路11に吸引され、外部に排出されるこ
ととなる。
このように、本実施例によれば、従来の給排気
用の竪ダクトa,bと略同一容量の給排気流路を
一本の竪ダクト1で賄うことができるので、従来
の如く2本の竪ダクトを内蔵する広いダクトスペ
ースを確保する必要がなくなつた。また、構造
上、水平ダクト5,8を一つの竪ダクト1から同
一方向に取り付けることができるので、第6図の
如く従来技術に比し、竪ダクト1を迂回して排気
用の水平ダクト8を配置するダクトスペースを確
保する必要がなくなり、また、特別避難階段14
に広いスペースを確保することができることとな
つた。
従つて、建築物の設計上、平衡式換気法による
給排気装置に広いスペースを確保する必要がなく
なり、他の空間スペースを広く確保することが可
能となつた。
また、上記水平ダクト5及び水平ダクト8が取
り付く竪ダクト1をユニツト化することによつ
て、メンテナンスの簡素化、ダクトのコストダウ
ンが可能となる。
尚、本実施例の竪ダクトは、断面矩形状とした
が、断面円形状の竪ダクトを用いてもよいこと勿
論である。
また、本考案は、気体に限らず、例えば2種の
往路、復路を必要とする流体の搬送用パイプにも
適用できる。
〔考案の効果〕
このように本考案によれば、広いダクトスペー
スを確保する必要がなくなり、建築物の設計上、
他の空間スペースを広く確保することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る給排気装置の部
分斜視図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は第1図の−線断面図、第4図は第1図
の−線断面図、第5図は竪ダクトの縦断面
図、第6図は本考案の実施例に係る給排気装置を
装備した建物の部分平面図、第7図は本考案の実
施例に係る給排気装置の機能を示す断面図、第8
図は従来の給排気装置を装備した建物の部分平面
図である。 1……竪ダクト、2……室内、3……壁、4,
7……ガラリ、5,8……水平ダクト、9……内
壁、10……給気側流路、11……排気側流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流路を形成する外郭と、流路を複数に分割する
    ためのセパレータとからなり、該セパレータがス
    パイラル状であることを特徴とする流体搬送用ダ
    クト。
JP8174486U 1986-05-29 1986-05-29 Expired JPH0350344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8174486U JPH0350344Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8174486U JPH0350344Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62192148U JPS62192148U (ja) 1987-12-07
JPH0350344Y2 true JPH0350344Y2 (ja) 1991-10-28

Family

ID=30933756

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8174486U Expired JPH0350344Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

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JP (1) JPH0350344Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS62192148U (ja) 1987-12-07

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