JPH03502586A - コポリ(アリーレンスルフィド)及びそれらの製造方法 - Google Patents
コポリ(アリーレンスルフィド)及びそれらの製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
コポリ(アリーレンスルフィド)及びそれらの製造方法本発明は、コポリ(アリ
ーレンスルフィド)及び元素硫黄の存在下におけるショート芳香族化合物の加熱
によるそれらの製造方法に関する。
ポリ(アリーレンスルフィド’) (PAS)樹脂は、良好な耐熱性、特異な不
溶性、化学環境に対する抵抗性及び固有耐燃性を有する熱硬化性−熱可塑性高分
子物質である。PAS樹脂はさらに、良好な電気絶縁性を存し、そのため電気及
び電子用途についてそれらを理想的なものとする。化学崩壊に対するそれらの優
れた抵抗性により、パイプ、タンク、ポンプ及び他の装置用の塗料のような、有
機溶媒及び強鉱酸を含む化学環境の下で使用するのに理想的になる。
ポリ(フェニレンスルフィド) (PPS)は、P−ジクロロベンゼンを硫化ナ
トリウムと極性有機溶媒中で反応させてppsと副生成物塩化ナトリウムとを生
成することによって一般的に製造される製品である。この方法はMacallu
−重合法として知られており、基本法は米国特許第2,513.188号及び第
2.583,941号に開示されている。Macalium重合法の改良はこの
方法において触媒としてN−へロアミドを加えることを含む(米国特許第3,2
85,882号) 。Macallum重合はクロロ芳香族化合物のみを使用す
る。
Macallum法において形成されるppsは、10,000〜40.000
のオーダーのあまり大きくない分子量のみを有し、溶融粘度が比較的低い。より
高分子量のものは、ppsを酸素の存在下で加熱することによって得られうる。
加熱の間に、酸化、架橋及び連鎖延長を伴う種々の化学反応によってppsの分
子量は増大する。これらの硬化反応によって、分子量はあまり増加させずに固有
脆性及び低下した延伸能を有するポリマーを生ずる。さらに、硫化ナトリウム及
び硫化水素ナトリウムのような硫化物及び/または硫化水素塩の存在下における
重合によって製造されるPPSはポリマー中に無機塩が残存する。これらの残留
塩は、たとえば、出発原料からの塩素または硫化物とナトリウムカチオンとの組
合せから生じる塩化ナトリウム及び硫化ナトリウムである。ポリマー中にこれら
の残留塩が存在するため、ポリマーの腐食性が増し、ポリマーの延伸または紡糸
特性が劣化する可能性がある。残留塩はまた、延伸繊維を破壊し、さらに紡糸口
金孔の閉塞及び目詰まりの原因となる可能性がある。
Macallu−法によって製造されるポリ(アリーレンスルフィド)に関する
別の問題は、電気的性質に対する残留塩の作用である。残留塩の存在によって、
高絶縁特性を必要とする用途には有害となる増大した水分吸収及び電気活性を有
するポリマーが住じる。広範な抽出が、Macallua+法によって製造され
るPPSの基量を減じるが、これらの塩の完全な除去は商業的には実行不可能で
ある。
Macallum法によって製造されるPPSに関する別の問題はこれらのポリ
マーの結晶化速度が速いことである。いくつがの用途は速い結晶化速度を必要と
するが、多くの用途ははるかに遅い結晶化速度を必要とする。これらのポリマー
はジスルフィド単位をほとんど含まない。
米国特許第4,645.826号は、最初に5〜3.000ポアズの溶融粘度を
有するプレポリマーを製造し、次いで液液二相重合を行うことによって「超高分
子量」線状PASを製造する方法を開示している。ジクロロ芳香族化合物のみが
開示され、プレポリマーは通常のアルカリ金属硫化物を用いて形成される。
「超高分子量」ポリマーは敵方ポアズもの溶融粘度を有する。
プレポリマーはアルカリ金属硫化物の存在下における標準Macallum法に
よって形成される。従って、生成されるポリマーには、前述の残留塩分に関する
課題が存在するであろう。
これらのポリマーはまた、ジスルフィド単位をほとんど含まないとも考えられる
。
米国特許第4,645,825号はまた、ジクロロ芳香族またはジブロモ芳香族
化合物を用い且つ通常のアルカリ金属硫化物またはヒドロスルフィドの存在下で
重合させることによって製造されるポリ(アリーレンスルフィド)を開示してい
る。この方法では比較的高い分子量及び溶融粘度を有するポリマーが製造できる
が、ポリマー中に残留無機塩が存在するため、腐食特性が劣り、紡糸及び延伸能
が低い。これらのポリマーはまた、ジスルフィド単位をほとんど有さないと考え
られる。
我々は、アルカリ金属をほとんど含まず且つ調整可能な結晶化速度を有するポリ
(アリーレンスルフィド)の製造に使用できる方法を見い出した。この発明の方
法を用いて製造されるポリマーは、その工程においてポリマーの製造に使用され
るアルカリ金属が全く使用されないので、事実上アルカリ金属をほとんど含まな
い。出願者らは特定の理論に限定されたくないが、この方法を用いて製造される
コポリマーの可変的な結晶化速度はポリマー鎖中の少量の(−A−S−S−)ま
たはジスルフィド構造単位の存在によると考えられる。従って、この方法によっ
て製造されるポリマーはコポリマーであると考えられる。コポリマー中における
これらのジスルフィドの存在は、ガラス転移温度、耐溶剤性、耐熱性及び酸化安
定性のようなポリマーの他の重要な特性にあまり影響を与えない。
本発明の方法によって製造されるコポリマー中の構造単位の主要な部分は(−A
−S−)単位であり、(−A−5−5−)またはジスルフィド構造単位の数は(
−A−S−)構造単位の数に比較して少ない。一般に、(−八−5−5−)単位
の数は(−八−S−>単位と(−A−S−5−)単位の数の総数を基準として0
.5〜0.001の範囲にある。従って、本発明の方法によって製造されるコポ
リマーは(−A−5−) +−,t(−A−S−S−)X(上式中、Xは0.5
〜0.01の範囲にある)として示すことができる。(−A−S−)及び(−A
−S−5−)構造単位の配列順は、分子鎖全体にわたってランダムであると考え
られる。Xが0.5〜0.2の範囲にある場合には、Aがp−フェニレンである
ときに得られるポリマーは非晶質で容易には結晶化できない。Xが0.2〜0.
1の範囲にある場合には、得られるポリマーは熱的に結晶化でき、230〜26
0°Cの結晶融点を有する。Xが0.1〜0.05の範囲にある場合には、得ら
れるポリマーは中程度の結晶化速度を有し、結晶化されたポリマーは高結晶融点
(280〜290″C)までアニールし、増加する結晶化速度を表す、各々、ま
すます低い及び高い温度のTch (加熱時結晶化温度)及びTcc (冷却時
結晶化温度)を示すことができる。Xが0.05〜0.001の範囲にある場合
には、Xの減少と共に結晶化速度が急速に増加する。
以下の表は、ポリ(フェニレンスルフィド)の結晶化速度に対するジスルフィド
構造単位の影響をより明白に示す:x−h−Tcc Tch Ts+
T1ム旦皿工L0.25 88 − − 2380.14
90 2510.12 94 − − 255
132秒0.10 92 168 2430.064 94
142 231 2800.055 95 140 226 2
780.049 95 126 240 2800.000 91 1
26 242 278 12秒ポリマー鎖の大きさは便宜上、鎖中の各種の
構造単位の総数として表すことができる。従って、本発明の方法によって製造さ
れるコポリ(アリーレンスルフィド)ハ、より具体的には構造
(上式中、重合度nは、300°Cにおける溶融粘度測定によって測定される場
合には少なくとも200、好ましくは少なくとも400、より好ましくは500
〜5,000の範囲内にある)に対応するものとして示すことができる。Aがp
−フェニレンである場合の重合度は、関係式log(n)=1473+0.28
73 x log(溶融粘度)[溶融粘度はポアズで測定]を用いて計算できる
。
本発明の方法においては、構造
I −A−1
(上式中、Aは二価のアリーレン基である)に対応するショートアリーレン化合
物を元素硫黄と反応させて(−A−S−)構造単位及び(−A−S−5−)構造
単位を有する実質的に線状のコポリ(アリーレンスルフィド)を生成スる。
本方法において使用できるショート芳香族化合物としては、2個のヨウ素置換基
を有する未置換または置換芳香族炭化水素が挙げられる。適当なショート芳香族
化合物としては炭化水素芳香族類、窒素含有芳香族類、硫黄含有芳香族類及び酸
素含有芳香族類が挙げられる。代表的な炭化水素芳香族類としては、ベンゼン及
びビフェニルならびにナフタレン及びアントラセンのような縮合環芳香族類が挙
げられる。代表的な硫黄含有芳香族類としては、たとえば、チオフェン及びベン
ゾチオフェンが挙げられる。代表的な窒素含有芳香族類としてはピリジン及びキ
ノリンが挙げられる。適当な酸素含有芳香族類は、たとえば、フラン、ジベンゾ
フランなどである。
本発明に使用するのに適当な置換ショート芳香族化合物としては、芳香族スルホ
ン、ジアリールエーテル、ジアリールカルボニル、ジアリールスルフィドなどが
挙げられる。
芳香族出発原料は1以上のアルキル基、好ましくは炭素原子数1〜6のアルキル
基で置換されていてよい。特に好ましいアルキル基は、メチル、エチル、プロピ
ル及びブチル基である。置換基の立体配置に制限はない、たとえば、置換基はヨ
ウ素保持炭素に隣接した炭素上にあってもよいし、またはヨウ素を担持する炭素
からさらに離れた炭素上にあてっもよい。
芳香族化合物上の別の置換基としては、フェニル、ハロゲン、ヒドロキシ、ニト
ロ、アミノ、C1−6アルコキシ、ならびにカルボキシレート及びカルボン酸置
換基、ならびにアリールスルホン及びアリールケトフカ1゛挙げられる。
好ましいショート芳香族化合物は、未置換であるかまたは前記置換基のいずれか
で置換されることのできるショートベンゼン、ショートナフタレン、ショートビ
フェニル、ショートジフェニルエーテル及びショートトルエンである。
本発明に適当な特定のショート芳香族化合物としては、p−ショートベンゼン、
m−ショートベンゼン、p、p’ −ショートビフェニル、m、P′−ショート
ビフェニル、p、p’−ジョードフェニルスルホン、p、p’ショートジフェニ
ルエーテル、2,6−ショートナフタレン及びp、p’−ショートベンゾフェノ
ンが挙げられる。P−ショートベンゼン、p、p’−ショートビフェニル及びp
、p’−ショートジフェニルエーテルが最も好ましい。
本発明のショート芳香族出発原料は、任意の適当な方法によって製造できる。た
とえば、ショート芳香族化合物は、標硫黄は、元素硫黄として反応させ、元素硫
黄にとって可能な標準型のいずれかから成ることができる。すなわち、硫黄はそ
の同素体変態ヰのいずれか、たとえば、正斜方系シクロオクタ硫黄(S8)また
は任意の他の環状元素硫黄、たとえば、6〜12個の硫黄原子を有するシクロ硫
黄種のいずれかの形で存在できる。さらに、任意の結晶型の硫黄がこの反応に使
用できる。意外にも、元素硫黄中の不純物はこの重合反応の効率または選択性に
影響を与えるようではない。98%より純度の低い硫黄を使用してもよいが、硫
黄は、98%〜100%の純度を有するのが好ましい。硫黄中の不純物の存在に
対する感受性のこのような欠如は、高純度の硫黄を必要とせず且つそれに伴う経
費が不要であるため、商業的方法として使用する場合にはこの方法にとって有利
である。
本発明の方法において、硫黄はショート芳香族化合物と反応して、元素ヨウ素を
排除し、そして以下に示すようにPASを形成する。
nAr1z+ns −(−Ar−3−)、、’−,nlzポリマーの形成は、
ショート芳香族化合物及び硫黄の相対化学量論には感受性ではない。従って、過
剰の硫黄または過剰のショート芳香族化合物がこの重合方法において使用できる
。過剰の硫黄を使用する場合にはポリマー中にいくつかのジスルフィド結合が観
察される。硫黄の量が減少すると最終ポリマー中のジスルフィド結合の量が減少
する。ショート芳香族化合物が過剰に存在する場合には、過剰のショート芳香族
化合物が最終重合の間に除去される場合には、高重合体への重合がさらに起こり
得る。
重合反応は、好ましくは溶媒の不存在下において硫黄とショート芳香族化合物と
を単に加熱して反応させることによって実施する。これらの条件下において、シ
ョート芳香族化合物自体は溶融した硫黄に対する溶媒として作用するため、容易
且つ完全な反応を可能にする、実質的に均質な溶液を形成する。
別の実施態様において、ショート芳香族化合物は反応条件に不活性な、すなわち
、ヨウ素及び硫黄との反応に不活性な有機溶媒中に溶解させることができる。た
とえば、芳香族炭化水素、ジアリールスルフィド、ジアリールエーテル及びジア
リールスルホンのような高沸点不活性芳香族溶媒が好ましい。重合されるショー
ト芳香族化合物に対応する溶媒を用いるのが好ましい。すなわち、たとえば、ジ
ョードヘンゼンと硫黄との重合においては溶媒としてヘンゼン、トルエンまたは
ナフタレンを使用できる。
本発明の重合反応を固相重合によって行うこともできる。
固相重合によってきわめて高い分子量及び溶融粘度が達成できる。初期溶融重合
(または溶液重合)を行った後、生成物を固体状態に冷却する。減圧下または不
活性ガス流下において固体状態でさらに加熱して重合することによって分子量が
驚異的に増大し、100.000を越えるi重量平均分子量が達成できる。固相
重合または溶融重合プロセスの間には、実質的に架橋が起こらないことに注目す
ることが重要である。固相重合後に生成される分子量が極めて高いコポリマーは
、なお実質的に線状であって、優れたフィルム及び繊維形成能を有する。
ショート芳香族化合物と硫黄との重合反応を通じて元素ヨウ素が生成され、反応
溶融液もしくは溶液または固体から発生する。元素ヨウ素の除去は重合反応の完
結のための促進力を提供する。大気圧もしくは過圧において反応塊上または反応
塊中に窒素もしくはアルゴンのような不活性ガスまたは空気流を通過させること
によって、または反応装置に減圧を適用することによってヨウ素を除去できる。
元素ヨウ素は回収して、商品としてまたは別の化学的方法の反応体として使用で
きる。PAS及び元素ヨウ素は共に有用な商業的化学製品であるので、従って、
この反応は無駄な反応生成物をもたらさない。
重合反応は、一般に175°Cより高温において行う。反応は175°Cより低
温において行うことができるが、重合反応ははるかに遅い。重合反応に温度の特
定の上限はなく、ショート芳香族化合物の分解温度より低い任意の温度において
行うことができる。特定のショート芳香族化合物の場合には400°Cより窩戻
を使用できるが、はとんどの重合反応の場合、175〜400’Cの範囲の温度
が適当である。特に好ましい温度範囲は180〜350°Cである。
反応は、一般に少なくとも30分間行い、10時間までまたはそれ以上続け、理
論的には無限大に近い反応時間が可能である。正確な反応時間はショート芳香族
化合物、方法の工学的要件ならびに目的生成物の特定の分子量、粘度及び物理学
的性質によって決まるであろう。
重合反応は、回分反応容器中で実施してもよいし、または半連続法もしくは連続
法で実施してもよい。反応混合物の攪拌は任意であるが、攪拌は重合物の生成及
び収率に役立つ。
反応混合物の攪拌は、任意の公知の方法、たとえば、機械的攪拌によって、また
は反応混合物に不活性ガス流を通過させることによって実施できる。
好ましい実施態様では、重合反応はショート芳香族化合物及び硫黄を連続段階反
応器中で合し、連続式に実施して反応溶融液を形成する。窒素またはアルゴンの
ような不活性ガスを好ましくは向流方向で溶融液に通過させ、これによって、反
応溶融液の攪拌及び混合を行い、同時に、発生する元素ヨウ素を除去し且つそれ
を反応器から洗い流す。あるいは、反応器に減圧を適用して、元素ヨウ素が発生
するにつれてそれを除去する。反応は回分条件下でも同様によく進行し、また、
回分法と連続法との組合せも本発明の範囲内で良好であると考えられることに注
意されたい。
本発明の方法によって製造されるコポリマーは、ベレット、繊維及び成形品のよ
うな種々の造形品の製造に有用である。
ポリマーは射出成形及び溶融紡糸のような常法によってこれらの造形品に製造で
きる。
反応中にはアルカリ金属含有材料がないので、ポリマーマトリックス中にはアル
カリ金属がほとんど存在しない。典型的には、コポリ (アリーレンスルフィド
)の重量に基づき100万当たり 100重量部未満、好ましくは100万当た
り10重量部未満のアルカリ金属が存在する。アルカリ金属がほとんど存在しな
いことにより、ポリマーの溶融加工能、特に繊維への溶融紡糸能が増大する。
本発明の方法によって製造されるコポリ(アリーレンスルフィド)、特にコポリ
(フェニレンスルフィド)は、ジスルフィド結合の存在により、結晶化速度が調
整できる。ジスルフィド結合の濃度は、広範囲に変化させることができ、ポリマ
ーの他の望ましい特性を不当に犠牲にすることはなく結晶化速度は技術的な応用
に適するように容易に調整できる。さらに、極めて速い結晶化速度が望ましい用
途の場合には、結晶化速度は通常の核形成剤、たとえば、タルク、テレフタル酸
、シリカなどを添加することによって一層増大できる。
発明の他の特徴は、以下の代表的な実施態様の説明に沿って明白になるものであ
り、それらの実施態様は発明の説明のために記載するものであって、発明を限定
するものではない。
例1〜17に記載した反応は、ドライアイス中で冷却された受は器及び減圧ジャ
ケット付きVigreuxカラムを具備した攪拌フラスコ中で実施した。使用し
た温度/圧力分布は230°C/120 )ルで3時間、230°C/4トルで
さらに1時間、次いで1時間温度を250°Cに上げ、最後に最後の1〜3時間
温度を280〜300°Cに上げる。これらのポリマーの繊維形成能はポリマー
溶融液からストランドを延伸することによって確かめた。いくつかのポリマーを
試験して、Xの値またはポリマー鎖中の(−A−S−)構造単位及び(−A−5
−S−)構造単位の数を求めた。いくつかの場合、百万当たりのアルカリ金属の
重量部及び結晶化速度を測定した。
ポリ(アリーレンスルフィド)の重量に基づく百万当たりのアルカリ金属の重量
部を原子吸光分析によって測定した。
結晶化速度は、示差走査熱量計によってハーフタイムを、または問題のポリマー
のTcc及びTchをポリフェニレンスルフィドホモポリマーのTcc及びTc
hと比較することによって求めた。DSC分析は全て、N2下で20°C/分の
走査速度で行った。
重合度(n)は、溶融粘度を測定して関係式log(n)・1.473+0.2
873Xlog(溶融粘度)を適用することによって求めた。
溶融粘度はRheoietrics Mechanical Spectrom
eter (Model[IMS−7220)上で300°C及び25ラジアン
/秒において測定した。
サンプルは全て真空オーブン中で予備乾燥し、空気下で行った。
X値が中位のX値では、元素分析及び存在する過剰の硫黄に基づく計算によって
求めた。X値が低位の値では、全てのスルフィド結合をスルホン酸に酸化する濃
硝酸によるポリマーの消化によって測定できる。スルホン酸の滴定によって存在
するジスルフィドの量が求められる。
■上
P−ショートベンゼン200.0グラムと元素硫黄20.0グラム(3,0%過
剰)とを前述のようにして反応させた。硬質のガラス状ポリマーが得られ、これ
は硬質の折り目形成性フィルムに成形できた。得られた繊維は切断することなく
節取りできた。この物質はlOOoCにおいて1,2.4−トリクロロベンゼン
中に不溶であり、210’Cにおいてクロロナフタレン中に2時間にわたってゆ
っくり溶解させた。成形したフィルムの赤外スペクトルは基準ポリ (フェニレ
ンスルフィド)の赤外スペクトルと同一であった。ポリマーの元素分析は実験式
(C6H4S1. +。)と一致した。ポリマーの収量は60グラムであった。
アルカリ金属含量は<5 ppmであった。ポリマーは熱的に結晶化可能であり
、To+が243°Cであり、Tgが91.4°Cであり且つTchが168°
Cであった(第1サイクル)ox値は0.10であった。溶融粘度は20,00
0 Pであって、551のn値を生じた。
非晶質成形フィルムは、1.331 g /ccの密度を有し、890pPlの
総ヨウ化物を含んでいた。熱重量分析法による475°Cの減量は、5%である
ことが示された(空気及びN2中、10℃/分で走査)。
拠2
2.6−ショートナフタレン50.0グラムと元素硫黄4.35グラム(3,0
%過剰)とを前述のようにして反応させた。硬質でガラス状の脆いポリマーが得
られた。DSCからTgが182°Cであることがわかった。アルカリ金属含量
は< 5 ppmであった。
貫主
4.4′−ショートビフェニル50.0グラムと元素硫黄4.06グラム(3,
0%過剰)とを前述のようにして反応させた。2時間後、反応混合物は固体にな
った。反応を250°Cにおいてさらに2時間続け、次いで生成物を除去し、そ
して粉化した。
次いで、粉末を250°Cにおいて24時間、固相重合した。この粉末は、45
0°Cにおいて溶融成形した時に折り目形成性フィルムを生じた。
拠t
p−ショートベンゼン205.0グラムと硫黄20.0グラム(0,25%過剰
)とを前述のようにして反応させた。得られたポリマーは、長い繊維に延伸した
り、折り目形成性フィルムに成形できた。この物質は測定されたTgが88〜9
1℃であった。
貫i
4.4′−ショートジフェニルエーテル211.0クラムと硫黄16.0グラム
(硫黄の理論りとを例1に記載したようにして反応させた。非常に強靭なガラス
状のポリマー98グラムが得られた。この物質の測定されたTgは100°Cで
あった。
■旦
p−ショートベンゼン205.0グラム、ヨードニトロベンゼン0.10グラム
及び硫黄10゜0グラム(理論値の50%)を、最終真空が<1トルである以外
は前述のようにして反応させた。
重合条件下で多量のP−ショートベンゼンが留去された。最終ポリマーは極めて
粘稠であって、折り目形成性成形フィルムを生成した。ポリマー収量は31.9
グラムであった。DSCからTgが94“Cであることがわかり:非晶質フィル
ムの密度は1.34グラム/ccであった。
貫ユ
p−ショートベンゼン153.7グラム(0,466モル)、4.4’−ショー
トビフェニル63.1グラム(0,155モル)、硫黄20.0グラム及びp−
ヨードニトロベンゼン0.10グラムを例6と同様にして重合させた。この物質
は、強靭で折り目形成性のフィルムを生じ、測定されたTgは125°Cであっ
た。最終ポリマーは400ppmの総ヨウ化物を含んでいた。
貫主
p−ショートベンゼン102.5グラム(0,31モル)、4.4’−ショート
ビフェニル1.26.14グラム(0,31モル)、硫黄20.0グラム(0,
62モル)及びP−ヨードニトロベンゼン0.1グラムを例6と同様にして重合
させた。この物質は、折り目形成性フィルムを生成し、測定されたTgは152
°Cであった。このポリマーに関して予想される元素分析はC=73.95%、
H=4.11%であった。実測値C=72.26%、)(=4.05%。
倒」−
p−ショートベンゼン51.25グラム(0,155モル)、m−ジョードヘン
ゼン51.25グラム(0,155モル)硫黄10.0グラム(0,311−1
: ル) 及U p−ヨードニトロベンゼン0.1グラムラ例6と同様にして重
合した。この物質は、脆いフィルムを生成し、測定されたTgは68°Cであっ
た。これらのフィルムの赤外分析はメタ置換ベンゼン独特の777及び876c
l’のピーク及びバラ置換ベンゼン独特の812cm=のピークを示した。
±判
p−ショートベンゼン205.0グラム、硫黄19.0グラム(理論値の95%
)及びP−ヨードニトロベンゼン0.10グラムヲ例6と同様にして重合させた
。最終ポリマーは強靭な折り目形成性フィルムを生成した。成形されたフィルム
の赤外分析はバラ置換ベンゼン特有の、812CI11−’に特徴的な強いピー
クを示し、メタ置換ベンゼン特有の777及び876cl’のピークは検出され
なかった。赤外スペクトルは、Ryton(商品名>p−6の成形されたフィル
ムの赤外スペクトルと区別できなかった。このことから、重合の間に芳香族化合
物の実質的に位置の定まらない異性化が起こることが示される。
炎旦
P−ショートベンゼン200.0グラム、硫黄19.5グラム(0,3%iM剰
) 及ヒ1 、3−ショート−5−二トロベンゼン0.4グラムを例6と同様に
して重合した。溶融液から長い繊維を引っ張ることができ、成形されたフィルム
は、強靭で折り目形成性であり、熱的に結晶化可能であった。DSC分析によっ
てTgが94°Cで、Tmが255°Cであることがわかった(第1サイクル)
。300°Cにおける溶融粘度は、70,000 Pであり、7330重合度(
n)を生じた。ガラスからの結晶化のハーフタイムは120°Cにおいて135
秒、130°Cにおいて132秒、140°Cにおいて130秒、160°Cに
おいて120秒であった。DSCからTccまたはTchがないことがわかった
。元素分析からC=64.30%、H=3.68%、I =646ppm 、
Cr= 9ppo+ 、 N1=14ppra 、Fe=110ppmである
ことがわかった。このポリマーに関する実験式は、CB)14S1. lzであ
り、x=0.12である。
桝■
市販Ryton P−6のサンプルを分析した。 300’Cにおける溶融粘
度は770 Pであった。DSC分析からTgが91.0”C,Ta+ (第2
サイクル)が278°C,Tm(第1サイクル)が282°C,Tch−126
°C,Tcc = 242°Cであることがわかった。ガラスからの結晶化のハ
ーフタイムは120°Cにおいて24秒、130°Cにおいて12秒であった。
Ryton P−4のサンプルは300°Cにおいて3500 Pの溶融粘度を
有しており、DSCの挙動はRyton P−6と同様であった。熱重量分析法
は500″Cにおいて5%の減量を示した。(空気及び窒素中で10°C/分に
おいて走査)9元素分析から、C=66.37%、H=3.70%、C1=0.
20%、Na=0.13%、K=48ppm 、 Ca=326ppm、 Mg
=149ppm、 Fe=40ppta 。
N1=11ppa+ 、 Cr= 6 ppmであり、灰を含まない場合の実験
式CaHaS+、。0に対応することがわかった。ジスルフィド構造単位(X)
のモルフラクションはo、oooである。
帆
p−ショートベンゼン410.0グラム(1,24モル)、硫黄38.0グラム
(1,19モル)及びp−ヨードニトロベンゼン0.2グラムを、最終反応温度
が25°Cである以外は例6と同様にして重合させた。得られたポリマーは脆い
フィルムに成形できた。DSCからTgが85°Cであることが示された。
仙
例13で得られたポリマー80グラムを粗砕し、トルエンと接触させることによ
って結晶化した。乾燥後、固体ポリマーを4つの部分に分け、210″Cにおい
て3.6.12及び24時間減圧下で固相重合した。これらのサンプルについて
300°Cにおいて溶融粘度を測定した。結果を以下の表に示す=3 5
566 354 88°C230°C62,253,56,233670
0337888℃ 234’C63,313,58,1751213151、
45388°C238°C61,943,52,25224184405008
8’C242’C61,853,55,25にれらのポリマーはDSC条件下に
おいてTccまたはTchを示さず、結晶化が困難なポリマーと一致していた。
乳2塁
p−ショートベンゼン410.0グラム(1,24モル)、硫黄38.0グラム
(1,19モル)及びP−ヨードニトロベンゼン0.2グラムを、最終温度が2
75°Cである以外は例6と同様にして重合させた。得られたポリマーは、溶融
粘度が300°CにおいてIL4.50ポアズであった。ポリマーは175°C
において熱的に結晶化し、次いで、210°Cにおいて21時間固相重合させた
。
得られたポリマーは300°Cにおける溶融粘度が40,180ポアズであり、
n値が625であった。ポリマーはTgが90.2°C,Tmが251°Cで、
第2サイクルにおいてはTccまたはTchを示さなかった。元素分析から、C
= 64.00%、H=3.65%であることがわかり、弐C6H4S1. +
4と一致し:従って、このポリマー中においてx =O,14であった。
別几
p−ショートベンゼン410.0グラム(1,24モル)、硫黄38.0グラム
(1,19モル)及びP−ヨードニトロベンゼン0.2グラムを、例6と同様に
して重合させた(最終温度300’C)。
ポリマーは測定された溶融粘度が300°Cにおいて48,830ポアズであっ
た。例15と同様な固相重合によって、300°Cにおける溶融粘度が130,
900ポアズで、且つn値が877であるポリマーが得られた。最終ポリマーは
Tgが89.1°(:、Tmが250°Cであり、第20SCサイクルにおいて
はTchまたはTccを有さなかった。元素分析から、C=63.97 、H=
3.69であり:従って、ポリマーに関してx =0.135であることがわか
った。
虹
P−ショートベンゼン410.0グラム、硫黄38.0グラム及びショートニト
ロベンゼン0.8グラムを、最終反応温度が250°Cである以外は例6と同様
にして重合させた。冷却時に低分子量のポリマーが結晶化した。このプレポリマ
ーのDSC分析から、Tgが73°C,Tmが248°C,Tch(加熱時結晶
化温度)が175゛Cであることがわかった。プレポリマーを粉砕して、260
°Cにおいて16時間固相重合した。得ろれた固相重合ppsは、測定されたT
gが94°C,Tmが288°C1300°Cにおける溶融粘度が69、080
ポアズ、n値が730であった。
佃
p−ショートベンゼン410.0グラム(1,24モル)、硫黄34.00クラ
ム(1,06モル)及びショートニトロベンゼン0.80グラムを、最終重合温
度が250°Cである以外は例と同様にして重合させた。冷却時に低分子量のポ
リマーが結晶化し、第2サイクルのTgが84.5’C,Tchが162.6°
C,Tmが272°C,Tccが197°Cであった。このポリマー10グラム
を粉砕して311III+の篩を通過させ、次いで減圧下で240°Cにおいて
23時間、固相重合させた。得られたポリマーは第1サイクルのTmが285.
3°Cであり、第2サイクルのTgが94.7°C,Tchが170.5°C,
Tmが267.3°C及びTccが177.8°Cであった。元素分析から、C
= 65.58%、H=3.56%、であることがわかり、これは式C6H4S
1.。、7と一致していた。このポリマーに関して、X=0.057゜
iff
例18のプレポリマー10グラムを減圧下、260″Cにおいて25時間、固相
重合させた。得られたポリマーは第1サイクルのTgが101°C,Tmが28
8°C1第2サイクルのTgが98.5°(:、Tchが145.4°(:、T
+++が265.4°C及びTccが198.8°Cであった。
阻
P−ショートベンゼン410.0グラム、硫黄36.0グラム及びショートニト
ロベンゼン0.80グラムを、最終重合温度が250゛Cである以外は例6と同
様にして反応させた。冷却時に急速に結晶化するこのポリマーは、第2サイクル
のTgが78°C,Tchが135°C,、Tmが271″(、Tccが212
°Cであった。粉砕したポリマーを240°Cにおいて20時間固相重合させる
ことによって、第1サイクルのTmが284°C2第2サイクルのTgが95.
4°C,Tchが171.6°C,To+が271’C及びTccが189°C
のポリマーが得られた。300°Cにおける溶融粘度は107,900ポアズで
あり、分子量179,270及び重合度(n )830に対応していた。
貫肚
p−ショートベンゼン410.0グラム、硫黄36.00グラム及びショートニ
トロベンゼン0.80グラムを、最終重合温度300°Cを用いて例6と同様に
して反応させた。得られた高分子量のポリマーは冷却時に結晶化した。減圧下、
240°Cにおいて20時間固相重合することによって、7g98.1’C及び
Tm 280°Cのポリマーを得た。300°Cにおける溶融粘度は410,0
69ポアズであり、分子量263,000及び重合度(n)1,218に対応し
てp−ジョードヘンゼン410.0グラム、硫黄32.00グラム及びショート
ニトロベンゼン0.80グラムを、最終重合温度が250°Cである以外は例6
と同様にして反応させた。粉砕後、プレポリマーを減圧下で260°Cにおいて
24時間固相重合させた。
得られたポリマーは、第1サイクルのTmが291.8°C1第2サイクルのT
gが94°C,Tchが126°C5Ta+が279.5°C%TCCが240
.0°Cであった。元素分析によって、C= 65.73%、H=3.57%で
あることがわかり、これは実験式C6H4S1.。4.及びXO,049に対応
していた。
■益
p−ショートベンゼン410.0グラム、硫黄32.00グラム及びショートニ
トロベンゼン0.80グラムを、最終重合温度が300°Cを用いて例6と同様
にして反応させた。冷却時に高粘度のポリマーが急速に結晶化し、強靭な成形フ
ィルムが得られた。
このポリマーのDSCから、第1サイクルのTl11が278°C1第2サイク
ルのTgが94.1”C,Tchが142.1”C5Tmが279.8°(、T
ccが230.9°Cであることがわかった。元素分析から、C=65.46%
、H=3.53%であることがわかったが、これは実験式C6H4S1.。、4
に対応し、Xは0.064である。
尉且
例22からの粉砕したポリマー10グラムを減圧下、260°Cにおいて24時
間、固相重合させた。得られたポリマーは第1サイクルのTmが284.2°C
であり、第2サイクルの’rgが95.0’C。
Tchが140.3°C,Tmが278.3’C,Tccが226.2°Cであ
った。
元素分析によってCが65.66%、Hが3.49%であることがわかったが、
これは実験式C6H,S、、。55に対応し、Xは0.055である。
前記の教示に鑑みて本発明の多くの改良及び変更が可能なことは明白である。従
って、添付した請求の範囲の範囲内ならば、ここに特に記載した以外の方法で発
明を実施できることが理解される。
国際調査報告
国際調査報告
υS 81i1037112
S^ 25358
Claims (20)
- 1.ジヨード芳香族化合物と元素硫黄との混合物をポリマー形成温度において反 応させることを含んで成る、構造、[(−A−S−)1−x(−A−S−S−) x]n(上式中、Aは二価の置換または未置換芳香族基であり、xは0.5〜0 .001の範囲にあり、そしてnは少なくとも200である)に対応するコポリ (アリーレンスルフィド)の製造方法。
- 2.前記ジヨード芳香族化合物が炭化水素芳香族類、硫黄含有芳香族類、窒素含 有芳香族類及び酸素含有芳香族類からなる群より選ばれる請求項1記載の方法。
- 3.前記ジヨード芳香族化合物が炭素原子数1〜6の1個または複数個のアルキ ル基で置換された請求項2記載の方法。
- 4.前記ジヨード芳香族化合物がフェニル、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ア ミノ、C1〜6アルコキシ、カルボキシレート、カルボン酸、アリールスルフィ ド及びアリールケトン基からなる群より選ばれた一員で置換された請求項1記載 の方法。
- 5.前記ジヨード芳香族化合物がジヨードベンゼン、ジヨードナフタレン、ジヨ ードビフェニル及びジヨードトルエンからなる群より選ばれる請求項1記載の方 法。
- 6.前記ジヨード芳香族化合物がp−ジヨードベンゼン、m−ジヨードベンゼン 、p,p′ジヨードビフェニル、p,p′ジヨードジフェニルエーテル、及び2 ,6−ジヨードナフタレンである請求項1記載の方法。
- 7.前記反応工程を175℃より高温で行う請求項1記載の方法。
- 8.前記反応工程を175〜400℃の温度で実施する請求項7記載の方法。
- 9.前記反応工程を180〜350℃の温度で行う請求項8記載の方法。
- 10.前記反応工程を不活性溶媒の存在下で行う請求項1記載の方法。
- 11.前記反応工程が固相重合である請求項1記載の方法。
- 12.前記反応工程を連続法として行い、且つ前記反応混合物に不活性ガスを通 過させる請求項1記載の方法。
- 13.p−ジヨードベンゼンと元素硫黄との混合物を180〜350℃の範囲の 温度において反応させることを含んで成る構造 [(−A−S−)1−x(−A−S−S−)x]n(上式中、Aは二価の未置換 フェニレンであり、xは0.5〜0.01の範囲にあり、そしてnは少なくとも 400である)の構造に対応するコポリ(アリーレンスルフィド)の製造方法。
- 14.構造 [(−A−S−)1−x(−A−S−S−)x]n(上式中、Aは二価の置換ま たは未置換芳香族基であり、xは0.5〜0.01の範囲にあり、nは少なくと も200である)に対応するコポリ(アリーレンスルフィド)。
- 15.nが少なくとも400である請求項14記載のコポリ(アリーレンスルフ ィド)。
- 16.前記芳香族基がフェニレンである請求項14記載のコポリ(アリーレンス ルフィド)。
- 17.前記芳香族基が未置換フェニレンまたはビフェニレン基である請求項16 記載のコポリ(アリーレンスルフィド)。
- 18.前記芳香族基が未置換フェニレンである請求項17記載のコポリ(アリー レンスルフィド)。
- 19.nが500〜5,000の範囲にある請求項14記載のコポリ(アリーレ ンスルフィド)。
- 20.構造 [(−A−S−)1−x(−A−S−S−)x]n(上式中、Aは二価の置換ま たは未置換フェニレン基であり、xは0.5〜0.001の範囲にあり、そして nは少なくとも400である)に対応するコポリ(アリーレンスルフィド)。
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