JPH03501684A - Hiv抗原の製法およびその系 - Google Patents

Hiv抗原の製法およびその系

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JPH03501684A JP51073289A JP51073289A JPH03501684A JP H03501684 A JPH03501684 A JP H03501684A JP 51073289 A JP51073289 A JP 51073289A JP 51073289 A JP51073289 A JP 51073289A JP H03501684 A JPH03501684 A JP H03501684A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 HIV抗原の製法およびその系 記載 関連出願に対する相互引照 本願は係続中の1988年5月6日出願の特許出願第191.229号、198 8年6月13日付出願の特許出願第206,499号および1988年10月1 4日付出願の特許出願第258,016号のCIP出願に係り、従ってこれら特 許出願の開示を本願の参考文献として加えてお(。
鼓五丘立 本発明は、組換えHIVp24タンパクおよび/またはHIVp24−gp4L 融合タンパクをコードするDNAセグメント並びに該DNAセグメントを含む組 換えDNA (rDNA)に関するものである0本発明は、本発明のrDNAで 形質転換した細胞およびHIVp 24−gp41融合タンパクの製法をも意図 する。
l置皿1量 ヒト免疫不全ウィルス(H’IV)は後天性免疫不全症候群(AIDS)の作因 であると考えられている。このHIVプロウィルスゲノムの核酸配列が推断され 、かつ該ウィルスゲノム内の様々なタンパクコード化領域の位置が決定されてい る。
本発明で最も興味のあることは、咳HIVゲノムの従来からgagtl域として 知られている部分である。このgagtrM域は、開裂しかつ処理して3種の成 熟タンパクp17、p24およびptsに類別されるプリカーサタンパクをコー ドすると考えられている。
HIVp24タンパクは約24,000の見掛けの相対的分子量を有し、かつ当 分野においてf(IVココア原として知られている。というのは、これがウィル スカプシドを形成するからである。
HIVのp24抗原は特に興味あるものである。というのは、研究により、感染 体中における抗−HIV抗体形成(セロコンバージョン)の最初の証拠が、P2 4抗原により誘発された抗体、即ち抗−p24抗体の出現であることが示された からである。更に、最近の研究は、P24タンパクが抗−p24抗体の検出以前 においてさえ血液サンプル中に検知できることを報告している。
従って、P24タンパクまたは抗−p24抗体いずれかの存在の検出は、最も初 期におけるHIV感染の検出に対する最良の方法であると考えられる。
更に、二〇P24抗原は、完全に発現したAIDSへの移行を伴う患者の臨床状 態の悪化を示す、患者中の抗−p24抗体の減少に伴って感染個体の血液中に再 度出現する。かくして、p’ 2’ 4抗原は治療中の患者の有効な診断マーカ ーとして使用できる。
抗−p24抗体検出用のイムノアツセイの開発は、免疫反応性の不純物を本質的 に含まないHIVp24タンパクを十分な量で製造することが困難であることに より制限されている。患者サンプル中に存在する抗体と免疫反応する不純物の存 在は低いアッセイ特異性および感度並びに誤った正の結果の増加をもたらす。
現在、血液サンプル中の抗−P24抗体をアッセイする場合、当技術は、典型的 に、HIVp24タンパク処方物中における不純物の存在を、該不純物を含有す る処方物で予め該サンプルを吸収させることにより克服している0例えば、Do wbenko等(Proc。
Nat、1. Acad、 Sci、 Ll、S、A、 、1985. 82.  pl)、7748−7752)は、呈、延、中にHIVP24融合タンパクを 生成するのに組換えDNAを用いる方法を報告している。しかし、免疫親和性に 基き精製したP24融合タンパク処方物は、E、uタンパク抽出物でテストされ る血液サンプルを予め吸収させておくことが必要とされる程に多量の旦、ユニタ ンパク不純物を含んでいた。
同様に、Steimer等(Virol、、1986 、 lii、 PI)、 283−290)は不完全HI V p 24の旦、ユニ中での製造を報告して いる。この不完全p24は硫安沈殿およびゲル濾過による分別を利用して、不純 物含有E、aタンパクから単離されて、I)24抗原処方物とされ、その純度は 99%以上であると託戦されている。しかし、EL T SA法でこのp24抗 原処方物を用いて抗−p24抗体を検出するためには、依然として血液サンプル を旦。
11タンパクで予め吸着させることを必要とした。1986年7月9日付公開の 欧州特許出願第85309454.8 (公開第0187041号)もE、2i 中でのHIvp24融合タンパクの表現を開示している。
遺伝子操作された1、ユニを用いて、不純物旦、二丈タンパクを本質的に含まな いHIVp24抗原処方物を生成するに係る2つの難点は、組換え法で生成され たタンパクが不溶性であること、およびその収率の低いことである。例えば、D owbenko等(上記文献) 、Ghvayeb等(DNA、1986. i 、 pp、93−99)およびShoeman等(Anal、 Bioche+ *、 、 1987 * −L玉」−、PI)。
370−379)は、1.ユニ中で生成されたHIVp24融合タンパクが、こ の産生バクテリア内に不溶性凝集物じ封入体゛)として蓄積されることを報告し ている。この凝集体(これらはこのバクテリアの電子顕微鏡写真では顆粒として 見ることができる)は、細胞の溶M(崩壊)および遠心処理後のベレント画分中 に回収された0次いで、このペレットからのタンパクの可溶化は、強力な変性剤 での処理を必要とした。
形質転換されたバクテリアからの組換えタンパクの収量は、その翻訳速度に直接 関連している。組換えタンパクは全翻訳過程における最も遅い段階よりも迅速に 合成することはできない、翻訳開始、延長および終止はすべてDNA配列のみか らその効率を予想することのできない段階であることがわかっている。
例えば、Steimer等(上記文献)は、アミノ末端をもつ不完全HIVp2 4タンパクをコードするrDNA中の開始コドンAUGの3つのヌクレオチド5 ′を変化させることの、翻訳効率に及ぼす作用を調べた結果を報告している。1 irDNAのこのtJl b’5が調べられたのは、これが翻訳開始(リポソー ム結合)サイトの決定の関与しているからである。 Steimer等は、翻訳 開始の効率が数種のファクタの組合せに依存しており、該リポソーム結合領域の DNA配列からは予測し得ないことを見出した。
1皿二以1 本発明は第1のヌクレオチド塩基配列と第2のヌクレオチド塩基配列とを含み、 該第1のヌクレオチド塩基配列がその3′末端において該第2のヌクレオチド塩 基配列の5′末端に結合しているDNAセグメントを目的とする。この第1の配 列は以下の式:%式% で表されるヌクレオチド塩基配列をもつ。該第2の配列は組換えHIVp24タ ンパクをコードするヌクレオチド塩基配列をもつ。
本発明は、DNAセグメントに機能し得るように結合したベクタを含む組換えD NAをも目的とする。該DNAセグメントは3′末端で機能し得るように第2の ヌクレオチド塩基配列の5′末端に結合した第1のヌクレオチド塩基配列を含む 。この第1の配列は以下の式: %式% で表されるヌクレオチド塩基配列をもつ、該第2の配列は組換えHIVp24タ ンパクをコードするヌクレオチド塩基配列をもつ。
本発明は、第1B図に示された残基lから約257までのアミノ酸残基配列をコ ードするDNAセグメント、第1C図に示された残基1〜258のアミノ酸残基 配列をコードするDNAセグメントまたは第1E図に示された残基1〜283の アミノ酸残基配列をコードするDNAセグメントをも目的とする。好ましくは、 このDNAセグメントは第1B、ICまたはI已に示された特定のヌクレオチド 塩基配列をもつ。
また、本発明は、本発明のDNAセグメントに機能し得るように結合したベクタ 、好ましくは表現ベクタを含む組換えDNA分子をも目的とする。好ましい組換 えDNA分子はpGEXp24gp4i、pGEXp24gp41−2またはp GEXp 24gp41−L2である。
第1B図に示された残基1または2乃至約257までの、第1C図に示された残 基1または2乃至約258までのあるいは第1E図に示された残基1または2乃 至約283までのアミノ酸残基配列をもつHIVp24−gp41融合タンパク も本発明の目的の一つである。
更に、本発明の組換えDNA分子で形質転換された細胞の培養物および該培養物 を用いた本発明の該組換えH1Vp24またはHIVp24−gp41U合タン パクの製法も本発明の目的である。
また、本発明は組換えHIVp24タンパクを含む組成物をも目的とする。この 組成物は更に(a)原核抗原および(b)他のHIV関連タンパクを本質的に含 まないことにより特徴付けられる。
更に別の本発明の目的は、少なくとも一度のアッセイを実施するのに十分な量で 、本発明の組換えHIVE)24タンパク組成物を、別々の包装された試薬とし て含むキット型の診断系を提供することである。
もう一つの態様において、本発明は本発明のHIVp24−gp41融合タンパ クを含むキット型の診断系をも目的とする。好ましくは、この診断系は固体マト リックスに固定化されたHIVp24−gp41融合タンパクを含む。
更に、本発明は少なくとも一つのHIV抗原p24およびgp41に対する抗体 の存在につき、体液サンプルを7フセイする方法を目的とする。この方法は、該 体液サンプルと本発明のHIVp24−gp41融合タンパクとを混合すること により、免疫反応混合物を形成することを含む。この免疫反応混合物を存在する あらゆる抗体が該融合タンパクと免疫反応して免疫反応生成物を形成するのに十 分な時間維持する。この免疫反応生成物が検出された際には、これは抗−HIV p24および/または抗−HIVgp41抗体の存在を表す、好ましくは、この 融合タンパクは、この方法を実施する際に固体マトリックスに固定されている。
もう一つの態様において、本発明は製薬上許容される担体中に治療上有効量の組 換えHIVp24タンパクを含む接種物Q nocuIum)を提供する。この 接種物は本質的に(a)原核抗原および(b)他のHIV関連タンパクを含まな い。
更に、HIV惑染の治療法にも係り、この方法は本発明の接種物を投与すること を含む。
図面の簡単な説明 パネルLA、IB、IC,IDおよびIEを含む第1図は、本発明の好ましいD NAセグメントのヌクレオチド塩基配列を示す。
この塩基配列は便宜的に左から右に、かつ5′末端から3′末端方向に、単一文 字ヌクレオチド塩基コード(A−アデニン;T−る。第1図のすべてのパネルに おいて、ヌクレオチド塩基1〜4はシャインダルガルノ (Shine−Dal garno)配列(Shine等、 Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A 、 1974.1上、p13 42)を表し、塩基1〜15はリポソーム結合サイトを規定し、かつ塩基16〜 690は組換えHIVp24タンパクの構造遺伝子の大部分を規定している。
第1図のずぺてのパネルに図示された構造遺伝子の読取枠は、該遺伝子がコード するクンバクの推定されたアミノ酸残基配列を、各アミノ酸残基をコードする3 つの文字(対応表)が各残基をコードする3つの塩基(コドン)上に直接位置す るように該ヌクレオチド配列上方に配置することにより示されている。この残基 配列は便宜的に左から右に、即ちアミン末端からカルボキシ末端の方向に示され ている。最右端の残基および塩基の各アミノ酸残基およびヌクレオチド塩基配列 中の位置は図の右側の余白に数値で示されている。好ましいm換えHIV−関連 タンパクのDNAでコードされたアミノ酸残基配列は各タンパクをコードする構 造遺伝子上方に示されている。
夫々パネルIA〜1B(各パネルは連続の番号が付された一連の紙面に示されて いる)中の塩基15〜718.15〜793.15〜796.15〜1021お よび15〜821により表わされるヌクレオチド塩基配列は好ましいDNAセグ メントを表し、各々は制限エンドヌクレアーゼNde+で開裂することにより生 成するヌクレオチド塩基配列に相補的な5′コード化ストランド末端、即ちNd el付着末端および制限エンドヌクレアーゼ13a+sHIで開裂して生成する ヌクレオチド塩基配列に相補的な3′コード化ストランド末端、即ちBamHI 付着末端をもつ。
パネルIAに図示された組換えHIVp24タンパクは残基1〜232に対応す るアミノ酸残基配列を含む。
パネルIBに示されたH I Vp 24−gp41融合タンパク(p24−A 5)は、アミノ末端HT V p 24ポリペプチド部分(残基1〜225に対 応)、中間HI Vgp41ポリペプチド部分(残基226〜248に対応)、 Gly−Proジペプチドリンカ一部分(残基249〜250に対応)およびカ ルボキシ−末@HTVp24ポリペプチド部分(残基251〜257に対応)を 含んでいる。
パネルICに示されたHIVp24−gp41−28合タンパクは、残基1〜2 25に対応するアミノ末端HIVp24ポリペプチド部分、残基226〜249 に対応する中間HIVgp41ポリペプチド部分、残基250〜251に対応す るGly−Proジペプチドリンカ一部分および残基252〜25Bに対応する カルボキシ末端HIVI)24ポリペプチド部分を含んでいる。
バネ/l/IDに示されたHIVp24−gp41−1.2,1.1融合クンバ ク(p24−As−A2−A5−A5)は、残基1〜225に対応するアミノ− 末端HIVp24ポリペプチド部分、残基226〜248.251〜274.2 77〜299および302〜324に対応する4種の中間HIVgp41ポリペ プチド部分、残基249−250.275〜276.300〜301および32 5〜326に対応する4つのGly−Proジペプチドリンカ一部分および残基 327〜333に対応するカルボキシ−末端HIVp24ポリペプチド部分を含 む。
バネ/L’lEで示されたHIVp24−gP41−1.2融合クンバク(p2 4−A5−A2)は残基1〜225に対応するアミノ−末端HIVp24ポリペ プチド部分、残基226〜248および251〜274に対応する2つの中間H rVgp41ポリペプチド部分、残基249−250および275〜276に対 応する2つのGly−Proジペプチド部分および残基277〜283に対応す るカルボキシ−末端HIVp24ポリペプチド部分を含む。
第2図、パネルA(シート2人−1および2A−2>は旦、2ユ中で組換えHI Vp24タンパクを表現するpGEXp24−組換えDNAの樹立工程を示す。
この樹立法により取扱われかつ作製された組換えDNAは本図において円で示さ れている。この樹立は以下の実施例1で詳しく述べるように、本図の円を接続す る矢印で示されたような一連の工程に従って進められる。標識点即ち使用した制 限酵素認識サイトは該円と交叉する線分で円上に示されている0個々の遺伝子の 相対的位置およびその転写方向は咳円内の標識矢印で示されている。
第2図パネルBは、一本の下線を施したアミノ酸残基配列(ペプチドA5)をコ ードするオリゴヌクレオチドを、pGEXp24のHIVp24構造遺伝子内に 位置するPpuMI制限サイトで結合することによる、組換えDNAプラスミド pGEXp24gp41の樹立を示す、この結合は、第1B図に示された、機能 可能にpGEX7ベククに結合され、かつ同様に第1B図に示されたHIVp2 4−gp41融合タ7パ’)<残基1〜257)をコートする構造遺伝子の形成 に導く。
第3図はpGEXp 24プラスミドを含むバクテリア細胞溶解液の5DS−P AGEの結果を示す。細胞は42℃にて0分(レーン1)、0.5時間(レーン 2)、1時間(レーン3)および2時間(レーン4)維持した。
第4図は、HTV−1gagからの精製組換えp24ポリペプチドのSDSゲル 電気泳動の結果を示す、レーンAは低分子量標準物質を含み、分子量は左側余白 にキログルトンで示されている(カタログlb 161,030 ;バイオラド 、リッチモンド、CA)、 レーンBおよびCは夫々12および24μgの本発 明の木質的に純粋な組換えHIVp24タンパクを含む。
第5図は、実施例3Eに記載するように、pGEXp24プラスミドで形質転換 したE、2JLの5DS−PAGEゲルを用いたウェスタンプロット法の結果を 示す、42℃で誘発した後、細胞溶解液を0分(レーン1)、30分(レーン2 )、1時間(レーン3)および2時間(レーン4)において潤製した。
第6図は、本発明の組換えHIVp24タンパクおよびHIVp24−gp41 融合タンパクのカルボキシ末端を示す、本図の上方では、ポリペプチドA5およ びA2のアミノ末端からカルボキシ末端までのアミノ酸残基配列を左から右の方 向に描写している。
その下方では、本発明の5種のHIV抗原、即ち組換えHI V p24タンパ ク(p24)並びにHIV融合タンパクp24gp41、p24gp41−2、 p24gp41−1.2およびp24gp41−1.2,1.1のカルボキシ末 端のアミノ酸残基配列を描写した。
1里fl槻笠粁載 A、fJi ヱLl: 本明細書で同定したすべてのアミノ酸残基は天然のL−配置にある。
標準ポリペプチド命名法(J、 l1io1. ChegA、。
1969.2土1.pρ、3557−59)に従って、アミノ酸残基の略称は以 下の対応表に示す通りである。
対応表 Y Tyr L−チロシン G Gly グリシン F Phe L−フェニルアラニン M Met L−メチオニン A Ala L−アラニン S Ser L−セリン 1 11e L−イソロイシン L Leu L−ロイシン T’ Thr L−スレオニン V Vat L−バリン P Pro L−プロリン K Lys L−リジン HHis L−ヒスチジン Q G、1n L−グルタミン E Glu L−グルタミン酸 W Trp L−)リブトファン RArg L−アルギニン D Asp L−アスパラギン酸 N Asn L−アアバラギン CCys L−システィン すべてのアミノ酸残基配列、典型的に本明細書で“残基配列゛と呼ぶものは、本 明細書では左から右への配向が公知のアミノ末端からカルボキシ末端への方向に ある式で表されていることに注意すべきである。
ス久之土天ヱ: 糖部分(ペントース)、リン酸および含窒素複素環式塩基から なるDNAまたはRNAの単量体単位である。
該塩基はグリコシド炭素(ペントースの1′炭素)を介して咳1唐部分に結合し ており、また塩素と糖との組合せはヌクレオシドである。このヌクレオシドがペ ントースの3′または5′位置に結合したリン酸根を含む場合、これはヌクレオ チドと呼ばれる。機能可能に結合したヌクレオチド配列は、本明細書において典 型的に、“塩基配列°と呼ばれ、ここでは左から右への配向が5′−末端から3 ′−末端への公知の方向にあるような式で表される。
M1対−Ω且と: 二本鎖DNA分子におけるアデニン(A)とチミン(T)あ るいはシトシン(C)とグアニン(G)との結合対を意味する。
B、DNAセ゛ ン 生体において、タンパクまたはポリペプチドのアミノ酸残基配列は、遺伝子コー ドを通して直接該タンパクをコードする構造遺伝子のデオキシリボ核酸(DNA )配列に関連している。従って、構造遺伝子はアミノ酸残基配列、即ち該遺伝子 のコードするタンパクまたはポリペプチドで定義できる。
遺伝子コードの重要なかつ周知の特徴はその重複性である。即ち、タンパクを作 るのに使われるアミノ酸の殆どに対し、1以上のコード化ヌクレオチドトリプレ ット(コドン)が特定の1つのアミノ酸残基をコード即ち指定できる。従って、 い(つかの異るヌク1/オチド配列は一つの特定のアミノ酸残基配列をコードし 得る。このようなヌクレオチド配列は機能上等価であると考えられる。というの はこれらはあらゆる生物において同一のアミノ酸残基配列の製造をもたらすから である。場合によっては、プリンまたはピリミジンのメチル化変性体を所定のヌ クレオチド配列中に組込むことができる。しかし、このようなメチル化はいずれ にしてもコード関係に何等影響しない。
−態様において、本発明のDNAセグメントはリポソーム結合サイトを規定する 第1のヌクレオチド塩基配列を含み、しかも以下の式: %式% で示される配列をもつ、この第1の配列はその3′末端において機能可能に第2 のヌクレオチド塩基配列の5′末端に結合しており、該第2の塩基配列は組換え HIVp24タンパクを表現することのできる構造遺伝子を規定する。好ましい DNAセグメントは第1A図に示された塩基位置1〜711または718の塩基 配列によって表される塩基配列をもつ。更に、好ましいDNAセグメントは該構 造遺伝子の3′−末端に機能可能に結合した塩基配列(2つの燃接する終止シグ ナルを表す塩基配列)TAATAAをも含む、好ましい態様において、結合した 際の第1および第2ヌクレオチド塩基配列の長さは約711塩基以上、より好ま しくは約10,000塩基以上である。更に、本発明のDNAセグメントは、H IVゲノムのgagti域によってコードされる他のいかなるタンパク、あるい はその抗原的に同一と考えられる部分をもコードしない。
本明細書で使用する用語“担換えHIVp24タンパク′とは長さが約231ア ミノ酸残基に相当するタンパクであつて、天然産の成vQHIVp24タンパク と相同のアミノ酸残基配列をもつタンパクを意味する。ヌクレオチド塩基の残基 16〜1Bは第1図のすべてのパネルに示したように末端メチオニン残基をコー ドして、周知の如<、A T Cコドンにおけるタンパクの翻訳開示を容易にす る。しかし、表現タンパクの大部分において、このメチオニンはタンパク翻訳中 に切り取られ、プロセッシングされてアミノ酸残基2 (プロリン)で始まるク ンバクが生成する。組換えHIVp24タンパクは水溶性であり、かついかなる HIVp17またはp15抗原決定基をも表現しないものとして更に4!徴付け られる。好ましい組換えHrvp24タンパクのアミノ酸残基配列はその残基2 〜232が第1A図に示されている。
もう一つのByにおいて、本発明のDNAセグメントは、HIVp24−gp4 1融合タンパクを表現し得る構造遺伝子を規定するヌクレオチド塩基配列を含む 、用語“HIVp 24−gp41融合タンパク”とはカルボキシ末端において ペプチド結合を介してHIVgp41ポリペプチド部分に機能し得るように結合 したアミノ末端HIVp24ポリペプチド部分をもつクンバクを意味する。
このHIVp24ポリペプチド部分は第1B図に示した残基約2から約225ま での配列に対応するアミノ酸残基配列をもつ、その表現された型のHIVp24 −gρ41融合タンパクは、残基2(プロリン)で始まるアミノ酸残基配列をも ち、咳残基配列のアミノ末端メチオニン残基は翻訳中に切り取られ、表現された HIVp24タンパクについて上記したようにプロセッシングされる。
このHIVgp41ポリペプチド部分は、抗−HIVgp41抗体と免疫反応し 得るポリペプチド、即ちHIVgp41抗原性を表示するポリペプチド(HI  Vgp41−抗原性ポリペプチド)に対応するアミノ酸残基配列をもつ、H■V gp41抗原性を表すポリペプチドは当分野で周知である。例えば、Co5an dの米国特許第4,629゜783号、Wang等の米国特許第4,735,8 96号および Kennedy等の5cience、1986. iil、 p p、1556 1559を参照のこと。
H1vp24−gp41融合タ融合タンパクツーHI Vgp41ポリペプチド 部分は第1B図に示された残基226から248までの配列または第1C図に示 された残基226から249までの配列によって表されるアミノ酸残基配列をも つ。
−態様において、HIVp24−gp41融合タンパクは1以上のHIVgp4 1ポリペプチド部分を、例えば第1D図に示された残基226から324までの 配列または第1E図の残基226から274までの配列によって表される2つの 異るHTVgp41ポリペプチド部分の組合せとして含む。
好ましい11において、本発明のHIVp24−gp41融合クンバクのHIV gp41ポリペプチド部分は少なくとも10個のアミノ酸残基、かつ約35以下 のアミノ酸残基を含み、好ましくは約15〜約35残基に相当する長さをもつ。
好ましいGLJにおいて、HIVp24ポリペプチド部分をコードする、本発明 のHIVp 24−gp41融合クンバクコードDNAセグメントの該当部分は 、第1B図の約残基1から約225までのアミノ酸残基配列をコードする配列、 およびより好ましくは第1B図の塩基16〜690の塩基配列に対応す、るヌク レオチド塩基配列をもつ。
好ましい態様において、HIVgp41ポリペプチド部分をコードする、本発明 のHIVp24−gp41融合タンパクコードDNAセグメントの該当部分は、 第1B図の残基226〜248、第1C図の残基226〜249、第1D図の残 基226〜324、または第1E図の残基226〜274のアミノ酸残基配列を コードする配列に対応するヌクレオチド塩基配列をもつ、より好ましくは、塩基 配列の点で83 HI V gp 41ポリペプチド部分をコードする該DNA の部分は第1B図の塩基691〜759、第1C図の塩基691〜762、第1 D図の塩基691〜987、または第1E図の塩基691〜837の配列に相当 するヌクレオチド塩基セグメントをもつ。
最も好ましくは、本発明のHIVp 24−gp41融合タンパクをコードする DNAセグメントは、(1)第1B図の塩基1〜786、塩基15〜786.1 6〜786.1〜793.15〜793、または16〜793、(2)第1C図 の塩基1〜789.15〜789.16〜789.1〜796.15〜796、 または16〜796、(3)第1D図の塩基1〜1014.15〜1014.1 6〜1014.1〜1021.15〜1021、または16〜1621、あるい は(4)第1E図の塩基1〜864.15〜864.16〜864.1〜871 .15〜871、または16〜871の配列に対応するヌクレオチド塩基配列を もつ。
好ましい態様において、本発明のDNAセグメントは相補的DNAセグメントに 結合して、二本鎖DNAセグメントを形成している。好ましくは、本発明の二本 鎖D N A’上セグメント約800塩基対以上、好ましくは約5000以上、 より好ましくは約10,000以上の塩基対を含む、更に、本発明の二本鎖DN Aセグメントはその末端のいずれかまたは両方に一本鎖付着尾部をもつ。
本発明のDNAセグメントはHIV−感染体から得た単離ウィルスから容易に調 製でき、あるいは化学的方法、例えばMettcucci等のホスホトリエステ ル法(J、 Ar+c、 Chme、 Soc、+ 1981 。
上JLL、I) 3185) (この開示を本発明の参考文献とする)によって 容易に合成できる。勿論、該構造遺伝子部分の化学的合成によって、単に適当な 塩基を、天然のアミノ酸残基をコードする塩基と置換するだけで任意の所定の変 更を行うことが可能である。
しかし、第1A、IB、IC,IDまたは18図に示したセグメントに等価な配 列を含むDNAセグメントが好ましい。
C0皿且主且に人立王 本発明は、更に機能できるようにベクタに結合した本発明のDNAセグメントを 含む組換えDNA (rDNA)をも提供する。
本発明の好ましいrDNAは、適合性ホスト内で組換えHIVp24タンパクま たはHIVp24−gp41融合タンパクを直接表現することができるものとし て特徴付けられる。“直接表現”なる用語は、該タンパクの成熟ポリペプチド鎖 が、大きな翻訳されたプリカーサタンパクから2またはそれ以上の末端アミノ酸 残基をタンパク分解により切り取るのとは対照的に、翻訳のみによって形成され ることを意味する0本発明の好ましいrDNAは夫々・ 第2Aおよび2B図に 示されたr DNAプラスミドpGEXp24およびp GEX p 24gp 41並びに実施例IBで記載するr DNAプラスミドpGEXp24gp41 −2およびpGEXp24gp41−1,2である。
本発明の組換えDNA分子は、本発明のDNAセグメントにベクタを機能可能に 結合することにより得ることができる。
本明細書で使用する用語“ベクタ”とは細胞内で自己複製し得るDNA分子を意 味し、これに他のDNAセグメントを°機能可能に結合して、付着したセグメン トの複製が可能となる。HIVp24タンパクまたはHIVp24−gp41融 合タンパク構造遺伝子の表現を可能とするベクタはここでは°表現ベクタ”とい う。
かくして、組換えDNA分子(rDNA)は、自然界では通常−諸に見出される ことのない少なくとも2種のヌクレオチド配列を含むハイブリッドDNAである 。
本発明のDNAセグメントを機能可能に結合するベクタの選択は、当分野で周知 の如く、直接型まれる機能性、例えばクンバク表現および形質転換すべきホスト 細胞に依存する。これらは組換えDNA分子の樹立技術において固有の制限であ る。しかし、本発明の意図するベクタは少なくとも複製を行うことができ、かつ 好ましくはベクタに機能可能に結合しているDNAセグメントに含まれルXs  ′1tJi換えHIVp24タンパクまたはHIVp24−gp41融合タンパ クの表現をも行うことができる。
好ましい態様において、本発明で意図するベクタは原核レプリコン(ori)、 即ち形質転換される原核ホスト細胞、例えばバクテリアホスト細胞中で直接自己 複製でき、かつ染色体外に該組換えDNA分子を維持できる能力をもつDNA配 列を含む。このようなレプリコンは当分野で周知である。更に、原核レプリコン を含むこれらの態様はまた、表現により典型的に形質転換すべきバクテリアホス トに薬剤耐性を与える遺伝子をも含む、典型的なバクテリア薬剤耐性遺伝子はア ンピシリンまたはテトラサイクリン耐性をこれに付与するものである。
原核レプリコンを含むこれらベクタは、また形質転換すべきバクテリアホスト細 胞、例えば旦、二見内で組換えHIVp24構造遺伝子またはHIVp 24− gp41融合タンパクの表現(転写並びに翻訳)を行うことのできる原核プロモ ータをも含むことができる。プロモータは、RNAポリメラーゼの結合並びに転 写の発生を可能とするDNA配列により形成される表現制御要素である。バクテ リアホストと適合するプロモータ配列は、典型的には、本発明のDNAセグメン トの挿入に対して有利な制限サイトを含むプラスミドベクタ中に与えられている 。このようなベクタプラスミドの典型例はBiorad Laboratori es (リッチモンド、CA)から入手できるpUc8、pUc9、pBR32 2およびpBR329;並びにPharmacia (ピスカクウェイ、N、J 、’)から入手できるpPLおよびpKK223である。
相補的付着性末端を介して機能可能にDNAセグメントをベクタに結合するため の多数の方法が開発されている0例えば、相補的ホモポリマートラクト(tra cts)を挿入すべきDNAセグメントおよびベクタDNAに加えることができ る。このベクタおよびDNAセグメントを、次に咳相補的ホモポリマー尾部間で 水素結合により結合させて、&1ltAえDNA分子を形成する。
1以上の制限サイトを含む合成リンカはDNAとベクタとを接合するもう一つの 方法を与える。前に記載したようにエンドヌクレアーゼ制限消化により生成した DNAセグメントはバタテリオファージT4DNAポリメラーゼまたは旦、ユ、 、lDNAポリメラーゼIで処理される。これら酵素はその31 + 5 /エ キソヌクレアーゼ分解活性により突出する3′一本鎖末端を除き、かつ凹状の3 ′末端を、その重合活性により満たす。従って、この活性の組合せは、平滑末端 をもつDNAセグメントを生成する0次に、この平滑末端をもつセグメントは酵 素の存在下で大過剰のリンカ−分子と共にインキュベートされる。該酵素はバク テリオファージT4DNAリガーゼなどの、平滑末端をもつDNA分子の連結を 触媒することのできるものである。か(して、この反応の生成物はその端部にポ リマーリンカ配列を担持するDNAセグメントである。次いで、これらのDNA セグメントを適当な制限酵素で開裂し、かつiff D N Aセグメントの末 端と相容性の末端を生成する酵素で開裂された表現ベクタに連結する。
様々な制限エンドヌクレアーゼサイトを含む合成リンカは、Internati onal Biotechnologies社にューヘブン、CN)を含むいく つかの供給元から市販品として入手できる。
本発明は、また上記の組換えDNA分子に等価なRNAにも開本発明は、同様に 本発明の組換えDNA分子、好ましくは組換えHI vp 245’7ハクまた はHIVp 24−gp41融合タンハクを表現し得るr DNAおよびより好 ましくはr DNAプラスミドpGEXp 24、pGEXp 24gp41、 p GEXp 24gp41−2またはpGEXp24gp41−1.2で形質 転換された原核ホスト細胞にも係る。バクテリア細胞は、好ましくは原核ホスト 細胞であり、かつ典型的にはE、lの菌株、例えばBethesdaResea rch Laboratories社(Bet、hesda、 MD)から入手 できる旦。
2i株DJ(5などである。適当なホスト細胞の、本発明の組換えDNA分子に よる形質転換は、周知の方法で達成できるが、これは典型的に使用するベクタの 型に応して変化する。原核ホスト細胞の形質転換については、例えばCohen 等のProc、 Natl、 Acad。
Sci、LISA、1972. 69. 9. 2110およびl’1ania tis等のMo1euclar Cloning、 A Laboratory  Maa++nal、 1982. Co1d Spring)Iarbor  Laboratsry社(コール1′スプリング、ハーバ−NY)を参照のこと 。
首尾よく形質転換された細胞、即ち本発明の組換えDNA分子を含む細胞は周知 の技術で同定できる。例えば、本発明のrDNAの導入により得られる細胞はク ローン化して、モノクローナルコロニーを生成できる。これらコロニ・−からの 細胞を収穫し、溶菌し、そのDNA含有物を5outhernによって記載され たような方法(J、 Mo1. Bio+、、1975. 98. p、503 )またはBerent等の方法(Biotech、、1985. 3. p、2 08)を利用してrDNAの存在につき検査することができる。
rDNAの存在の直接アンセイ以外にも、MA r D N AがHI Vp2 4を表現できる場合には、周知の免疫学的方法で確認することもできる。例えば 、表現ベクタで首尾良く形質転換された細胞はHIVコア(p 24)抗原性を 表すタンパクを生成する。形質転換された可能性のある細胞のサンプルを収穫し 、該抗原に特異的な抗体を用いてHIV、P24の存在につきアッセイする。こ のような抗体は当分野で周知である。
かくして、形質転換されたホスト細胞自体に加えて、本発明はまたこれら細胞の 培養物、好ましくはモノクローナル培養物(クローン的に均一)あるいは栄養培 地中でのモノクローナル培養により得られる培養物をも目的とする。好ましくは 、この培養物もHIVp24抗原性を示すタンパク、より好ましくは水溶性HI Vp24を含む。
形質転換ホスト細胞を培養するのに有用な栄養培養は当分野で周知であり、数箇 所の製造元から得ることができる。
E0MJpLL且土N」エー2虹二JJLLL社育叉ツバ久皇製悲 本発明のもう一つの局面は本発明の組換えHIVp24およびHI Vp 24 −gp41融合タンパクの製法に係る。
本発明の方法は、必然的に、紐換えHIVp24タンパクまたはHI”i’p2 4−gρ41融合タンパクを表現し得る本発明の紐換えDNAで形質転換された ホスト細胞、好ましくは旦、ユニ細胞を含む栄養培地を含有する培養物の培養開 始を伴う、この培養は、該形質転換細胞がm換えHI V p 24タンパクま たはH#Vp24−gp41融合クンバクを表現するのに十分な時間続けられる 。次に、表現されたタンパクを該培養物から回収する。
しかし、当分野で周知の如く、回収した該表現タンパクは、細胞プロセンシング のために初期翻訳生成′!#五に存在したアミノ−末端メチオニン残基を典型的 には含まない。
培養物からの表現タンパクの回収法は当分野で周知であり、周知の生化学的手法 を用いた該培養物のタンパク含有部分の分画を含む0例えば、ゲル濾過、ゲルク ロマトグラフィー、限外濾過、電気泳動、イオン交換、アフィニティクロマトグ ラフィーなどタンパクの分画のために公知の方法が該培養物中に見出される表現 タンパクの単離のために利用できる。更に、免疫化学的方法、例えばイムノアフ ィニティ法、免疫吸着法などは周知の方法で実施ンバクおよ HTV −A5’ i血l炭ともう一つの態様において、本発明は木質的に原核抗原(即ち、ホスト 細胞特異的抗原)および他のHIV−関連タンパク両者を含まないHIVp24 タンパクを含有する組成物を目的とする。
1本質的に含まない”なる用語は、HIVp24タンパク対原核抗原または他の HIV−関連タンパクの比が少なくとも1000:1、好ましくは10.000  : 1であることを意味する。
組換えタンパク処方物中の汚染タンパクの存在およびその量は周知の方法で測定 できる。好ましくは、この組成物のサンプルをドテシル硫酸ナトリウム−ポリア クリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)で処理して、該組換えタンパク を存在するあらゆる不純物タンパクから分離する。このサンプル中に存在するタ ンパクの量の比を、次いで当分野で周知のデンシトメトリーソフトレーザ走査法 によりて決定する。これについては、Guiliau等のAnal、 Bioe hem、+ 1983 +上1主、 pp、 277−287を参照のこと。
好ましくは、この組成物中に存在するHIVp24タンパクは第1A図の残基1 または2〜232で表されるアミノ酸残基配列を有する。
HIVp 24−gp41融合タンパクは、本発明においては、アミノ末端から カルボキシ末端までの、第1B図に示された残基1または2から約248まで、 第1C図に示された残基1または2から約249まで、第1D図に示された残基 1または2から約324まで、あるいは第1E図に示された残基1または2から 約274までに対応するアミノ酸残基配列をもつものとされる。好ましいHIV p 24−gp41融合タンパクは第1B図の残基1または2から約257まで 、第1C図の残基1または2から約258まで、第1D図の残基1または2から 約333まで、あるいは第1E図の残基1または2から約283までの残基配列 に対応する、好ましくはこれと同一の配列をもつ。また、本発明はHIVp24 −gp41融合タンパクを含有する組成物にも関する。
本発明の好ましいHIV抗原は、アミノ酸残基配列において、第1A図の残基1 または2から224まで(即ち、p24由来の部分)の配列に対応する共通のア ミノ末端部分をもち、かつ異るカルボキシ末端をもち、好ましくはHIVgp4 1エピI・−プを免疫学的に模倣(milIlicking)できるアミノ酸残 基配列を含む。例えば、好ましいHIVp 24−gp41融合タンパクは意図 した数個のカルボキシ末端もつものとして、第6図に示されている。好ましいF l[において、このHIVp24−gp41融合タンパクは、分子内Cys−C ys結合のために、非還元型にあり、即ち実質的にスルフヒドリル基を含まない 。
好ましい組成物において、以下に記載するようなHIVp24タンパク、HIV p24−gp41融合クンバクまたはHIVp24−A5複合体は製薬上許容さ れる担体中に存在する。
ここで使用する“製薬上許容される°なる語は、哺乳動物に投与した場合に胃障 害、めまいなどのアレルギー反応または類似の面倒な反応を起こさない分子状物 質並びに組成物をいうものとする。製薬上許容される担体はこの処方の意図した 用途に応じて様々な形状をとることができる。いずれにしても、この組成物は少 なくとも約0.001%〜約99%の組換えH+Vp24タンパク、HTVp  24−gp41融合タンパクまたはHIVp24−A5複合体を活性成分として 含み、典型的には約10μg/−なる濃度で含む。
一例として、本発明の組換えHIVp24タンパクは減面懸濁液または溶液、あ るいは適当な保存剤を含む等張処方物などの液状組成物形状で使用できる。
本発明)Mi換えHI Vp 24タフバク、HIVp24−gp41融合タン パクまたはHIVp24−A5複合体はリポソームとして使用することもできる 。当分野で公知であるように、リポソームは、一般に燐脂質あるいは他の脂質物 質から誘導される。リポソームは水性媒体中に分散された単層または多一層永和 液晶により形成される。任意の非毒性の生理的に許容される、かつ代謝性のリポ ソーム形成性脂質が使用できる。リポソーム形の本発明の組成物は、本発明(7 )HfVp24タンパク、HIVp 24−gp41融合タンパクまたはHIV p24−A5以外に、安定剤、保存剤、賦形側などを含むことができる。好まし い脂質はリン脂質およびホスファチジルコリン(レシチン類)(天然並びに合成 )である。
リポソームの形成法は当分野で公知である0例えば、Prescott。
Ed、 ’Methods +nCe1l B+ology” 、 1976、  vol X■p33以後、アカデミツクブレス刊、ニューヨークNYを参照。
哺乳動物中に抗−p24抗体を誘導するのに存用な組成物は本発明(7)HI  Vp 2497ハ’)、HI Vp 24−gp41融合タンパクまたばHIV p24−A5複合体を含み、これらは中和された製薬上許容される塩として該組 成物に処方されている。製薬上許容される塩は酸付加塩(ポリペプチドまたは抗 体分子の遊離アミノ基と共に形成される)を含み、これらは、例えば塩酸または リン酸などの無機酸、酢酸、修酸、酒石酸、マンデル酸などの有機酸によって形 成される。遊離カルボン酸基で形成される塩も、例えばナトリウム、カリウム、 アンモニウム、カルシウムまたは第二鉄水酸化物などの無機塩基、トリメチルア ミン、2−エチルアミノエタノール、ヒスチジン、プロカインなどから誘導でき る。
HIVp24タンパク−1HIVp24gp41融合タンパク−またはHIVp 24−A5複合体含有組成物は、例えば単位投与量を注射するなどの非経口経路 で投与される。本発明で用いる組成物に関連して使用される場合、用語“単位投 与量”とは、ヒトに対する単位投薬体として適した物理的に別々の単位を意味し 、各単位は必要な担体と共に、所定の治療効果を得るべく計算された有効物質の 所定量を含む。
この組成物は投薬処方に適した方法で、かつ治療上有効な量で投与される。投与 すべき量は治療すべき対象、該対象の免疫系の該有効成分の利用能および必要と される免疫応答の程度に応じて変化する。投与すべき活性成分の正確な量は医師 の判断に依存し、かつ患者毎に異る。しかし、適当な投与量の範囲は、投与経路 に応じて、体重1 kg当たり組換えHIVX)24タンパク、HIVp24− gp41融合タンパクまたはHIVp24−A5複合体1〜10μg程度である 。典型的に、ヒト成人の単位投与量は、腸管外注射で投与した場合には100〜 200μgである。
上記の担体成分に加えて、ここに記載の薬理処方物は必要に応じて、1つ以上の 追加の担体成分、例えばバインダ、界面活性剤、増量剤、滑剤、保存剤(酸化防 止剤を含む)などおよびレシピエンドの血液に対し等張性を該処方物に付与する ために含められる物質をも含存し得る。
C,HIV 24−A5 ” 本発明はアミノ酸残基側鎖を介してA5と記されるポリペプチドに機能可能に結 合したHIVp24タンパクを含む抗原性複合体にも関する。ポリペプチドA5 は以下の式で示されるアミノ酸残基配列をもつ。
Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−11e−Trp−Gly− Cys−5er−G ly−Lys−Leu−11e−Cys−Thr−Thr −A la−Va 1− Pro−Trp−Asn−Cys。
ポリペプチドA5は、そのアミノ酸残基配列として、HIVgp41アミノ酸残 基配列の一部を含み、がっHIVP24−A5複合体として使用する場合には、 目的のHIVp24タンパクへの機能的結合を容易にするために、カルボキシ末 端において、上記式に示されたシスティン(Cys)残基をも含む。
アミノ酸残基側鎖を介して機能的にポリペプチドを結合する方法は当分野におい て周知であり、様々な側鎖上での1以上の官能基を介しての結合を含み、各ポリ ペプチド主鎖を与えるが、これは共有結合で結合(カップリング)し、しがも少 なくとも1つの側鎖だけ離れている。
有用な側鎖官能基はε−アミノ基、βまたはγ−カルボキシル基、チオ基(−3 H)、および芳香族環(例えば、チロシンおよびヒスチジン)を含む。上記官能 基の各々を用いてポリペプチドを結合する方法はErlanger+ Metb od of Enzymology+ 1980 。
70、 P、85 ; Auramees等+ 5cand、 J、Immun al、+ 1978 。
主、別冊7. pp、 7−23 ;およびNe5lov等の米国特許第4゜4 93、795号に記載されている。これら文献を本発明の参考文献とする。更に 、サイト−特異的カップリング反応(Rod well等。
Bfotech、、1985,3. ρI)、889−894)は、眩ポリペプ チドの生物学的活性が実質的に減衰しないように実施することができる。
更に、当分野で周知の如く、HIVp24およびポリペプチドA5は両者ともそ の本来の形で使用することもでき、あるいはりジン残基のサクシニル化あるいは システィン−チオラクトンとの反応によってその官能基含有率を変えることがで きる。スルフヒドリル基を2−イミノチオランまたは3−(3−ジチオピリジル )プロピオネートのN−ヒドロキシサクシンイミドエステルとの反応またはアミ ノ官能基によりポリペプチドに組込むこともできる。
このポリペプチドもヘキサメチレンジアミンまたは他の同様なサイズの2官能性 分子などのスペーサアームを導入して変性して連結を容易にすることができる。
HIVp24タンパクとポリペプチドA5とのカップリングのための連結を形成 する上で特に有用なものとしては多数の複素二官能性試薬があり、これらは一つ の官能基端部でジスルフィド結合を形成し、かつ他方の端部でペプチド結合を形 成する。その例はN−サクシンイミジル−3−(2−ピリジルジチオ)−プロピ オネート(SPDP)を含む、この試薬はそれ自身と一つのタンパク中のシステ ィン残基との間にジスルフィド結合を形成し、かつリジン上のε−アミノ基また は他方のクンバクの他の遊離アミノ基を介してアミド結合を形成する。様々なこ の種のジスルフィド/アミド結合形成試薬が知られている。これについては、例 えばfllun、 Rev、、1982 、 JJ=* P。185を参照のこ と、他の二官能性カップリング試薬はジスルフィド結合よりもむしろチオエーテ ル結合を形成する。多くのこれらのチオエーテル結合形成試薬が市販されており 、その例は6−マレイミドカプロン酸、2−ブロモ酢酸、2−ヨード酢酸、4− (N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボン酸などの反応性エステ ルを包含する。これらをサクシンイミドまたは1−ヒドロキシ−2−二トロー4 −スル、+7i15ナトリウム塩と結合することによりそのカルボキシル基を活 性化できる。本発明の方法に特に好ましいカップリング剤はサクシンイミジルー 4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート(SMC C) (PiPrce社、ロンクツオード、ILから入手できる)である、この 例示はすべてを網羅するものではなく、かつ名を挙げた化合物の変性体も勿論使 用できる。
ポリペプチドA5は当ポリペプチド技術の当業者には公知の任意の技術によって 合成できる。化学的合成法、例えば固相マリフィールド−型合成法が、純度、抗 原特異性、望ましがらぬ副生成物を含まないこと、製造が容易であること等の理 由から、好ましい、また、Marrif 1elc1等のJ、 Am、 Che +*、 Soc、+ 1963. 85+pp、2149−2154に記載の方 法、およびBough ton等のJut、 J、Pept、、 Prot、  Res、+ 1980 、工6. pp、311−320に記載の方法に従って 実施できる。利用できる多くの技術の優れた概説は、固相ペプチド合成について はJ、M、 Steward & J、D。
Young、″5olid Phage Peft1de 5ynthesis ”、 M、)1. Freeman社刊、サンフランシスコ、1969 HM、  Bodauszky等、’ PeptideSynthesis”、 Joh r Wiley & 5ons社、第2版、1976;およびJ、Meienh ofer+”)lormonal Proteins & Pept、1des ”+ 1983 、 2 。
p 46 、 Academic Press にューヨーク)に、また古典的 な溶液合成についてはE、 5chroder & K、 Xubke、 ”T he peptides″+1965+土、 Acodemic Press  にューヨーク)にみることができる。これらを本発明の参考文献とする。
H−並逝至 本発明のキット形式にある診断系は、少なくとも1回のアッセイに対して十分な 量で、本発明のHIVp24タンパク、HIVp24−gp41融合タンパクま たはHIVp24−A5複合体を別々に包装された試薬として含む、この包装さ れた試薬の使用のための指針も典型的には包含される。
“使用の指針”は典型的には、試薬濃度あるいは少なくとも1回のアッセイ法に 必要なパラメータ、例えば混合すべき試薬とサンプルとの相対量、試薬/サンプ ル混合物の維持時間、温度、緩衝条件などを記述する明確な表示を含む。
好ましい態様において、本発明の診断系は更に標識、即ち組換えHI V p  24タンパクを含む複合体の形成を信号で与えることのできる指示手段をも含む 。
ここで用いる1標iJ (label)”および1指示手段(indicati ngllleans) ”は、その様々な文法上の形式において、直接または間 接的に検知し得る複合体の存在を示す信号の発生に関与する原子団または分子団 を意味する。°インビボ”標識または指示手段はヒトの身体内で有用なものであ る。あらゆるFtfiまたは指示手段が、本発明の抗体またはモノクローナル抗 体組成物の一部である表現されたタンパク、ポリペプチドまたは抗体分子に結合 もしくはこれに組込まれ、あるいは別々に使用され、かつこれら原子団または分 子団は単独でもしくは付随的な試薬との組合せで使用できる。
このような標識はそれ自体臨床診断化学で周知であり、新規なタンパク法および /または系と共に用いられる限りにおいてのみ本発明の一部を構成する。
標識の結合、即ちポリペプチドおよびタンパクの標識は当分野で周知である0例 えば、ハイブリドーマから作られた抗体分子は、培地中の一成分として与えられ た放射性同位体含有アミノ酸の代謝による組込みを通して標識できる0例えば、 Ga1fre等のMeth。
Evz)v+o1.、 1981. 73. pp、3〜46参照、活性化官能 基を介してクンバクを複合化もしくは結合する方法が特に有用である。
これについては、例えばAurameas等の5cand、 J、 Immun al、+号を参照のこと。
この診断系は、また、好ましくは別々に包装されたものとして、特異的結合剤を も含むことができる。“特異的結合剤”は本発明の試薬種を選択的に結合し得る 分子状物であるが、それ自体は本発明のタンパク表現生成物、ポリペプチドまた は抗体分子ではない、特異的結合剤の例は抗体分子、補体タンパクまたはそのフ ラグメント、タンパクAなどである。好ましくは、この特異的結合分子は、本発 明の組換えタンパクが複合体の一部として存在する場合にはこれと結合できる。
好ましい態様において、該特異的結合剤は標識されている。しかし、この診断系 が標識されていない特異的結合剤を含む場合、この試薬は典型的には増幅手段ま たは試薬として使用される。これらの態様において、該標識された特異的結合剤 は、この増幅手段が試薬種含有複合体に結合している場合、特異的に該増幅手段 を結合できる。
本発明の診断用キットは“ELISA”フォーマットで使用されて、血清、血漿 または唾液などの体液サンプル中の抗−H[Vl)2A抗体の存在およびその量 を検知できる。“ELISA”とは酵素結合抗体法を意味し、ここでは固層に結 合した抗体または抗原と、酵素−抗原または酵素−抗体複合体とを使用してサン プル中に存在する抗原または抗体を検知しかつその量を定量する。
ELISA法についての記載はり、 P、 5ites等の′″Ba5ic a ndClinical Immunology+ 第4版の第22章(Lang e MedicalPublications of has A1tos+  CA)、1982および米国特許第3.654,090号、同第3,850,7 52号および同第4,016,043号に見出せる。これらを本発明の参考文献 とする。
かくして、好ましいBmにおいて、本発明のHIVp24タンパク、)(IVp 24−gP41融合クンバクまたはHIVp24−A5複合体は固体マトリック スに固定して、固体担体とし、目的とする診断系において別途包装されたものと することができる。
試薬は典型的には該固体マトリックスに水性媒質からの吸着により固体されるが 、他の当業者にとって周知の固定法を用いることもできる。
有用な固体マトリックスは当分野で周知であり、その例としてはPharmac ia Fine Chemicals (ビスカタウエイ、NJ)から5EPH ADEXなる名称で入手できる架橋デキストラン、アガロース、Abbott  1.aboratories (ノースジカゴ、IL)から入手できる径約1μ 〜約5imのポリスチレンビーズ、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、架橋ポリア クリルアミド、ニトロセルロース−あるいはナイロン主体のウェブ、例えばシー ト、ストリップまたはパドル(pacldle)あるいはポリスチレン製または ポリ塩化ビニル製などのマイクロクイタブレートのウェル、チューブまたはプレ ートなどを挙げることができる。
ここに記載する任意の診断系のHIVp24タンパク、HIVp24−gp41 融合クンバク、p24−A5複合体、標識特異的結合剤または増幅剤は溶液、液 状分散体または実質的に乾燥した粉末(例えば、凍結乾燥状態にあるもの)とし て提供できる。上記指示手段が酵素である場合、この酵素の基質も診断系の別の 包装に与えることができる。上記のマイクロクイタブレートなどの固体担体およ び1種以上のパンファーも本発明の診断系の別途包装要素として含むことができ る。
ここで、診断系に関連して述べる包装体は診断系で通常使用されているものであ る。このような包装はガラスまたはプラスチック(例えばポリエチレン、ポリプ ロピレンおよびポリカーボネート)製のビン、バイアル、プラスチックおよびプ ラスチックホイルを積層したエンベロープなどである。
去旌斑 以下の実施例は例示の目的でのみ与えられるものであり、本発明の範囲を同等限 定するものではない。
L二■蓮入 HTLVIIIBのpHXB2CGプラスミドクローンからのgag領域(Na tional Cancer In5titute (ベテスダ、MD)のDr 。
Robert Ga1loから入手)をプラスミドpHXB 2CGのEcoR V制限酵素消化により単離し、得られた2、86kbのフラグメントを単離し、 連結により変性pUC8ベクタ(pUC8NR)のEc。
RVサイトに挿入してプラスミドpUCGAGを作製した(第2A図の工程1参 照)。
このプラスミド(pLJCGAG)は、以下の一連の手続きに従って変異誘発さ れて、gagのp24構造遺伝子の開始点において、ATG翻訳開始コドンとN del制限酵素サイト(CATATG)とを生成した(第2A図の工程2に概説 した)、旦、LLのメチル化欠損dam−株(NEB)にpUCGAGを形質転 換した後、C1alおよびPstl制限酵素で切断することによりp24アミノ 末端ニおい”CRE I) U CG A OD N A中にギャップを形成し て、p24アミノ末端から小さなりNA上セグメント失われたギャップをもつp UCGAGを形成した。制限酵素EcoR1で切断した10μgのpUCGAG と10μgのギャップをもつpUCGAGDNAを1%アガロースゲル上での電 気泳動に付し、これらのDNAフラグメントを夫々別々にエレクトロエリューシ ョン(electroelution)により (ISCO(リンカン、NE) 社からのモデル1750サンプル濃縮器を使用)、分離し、併合し、フェノール −クロロホルム50150混合物で2度抽出し、酢酸ナトリウム(最n t74 度100.mM)と3容のエタノールとを加えて沈殿させた。
沈殿したDNAを遠心処理により集め、水に25μg/−なる濃度に再懸濁させ た。同体積のアニール用バンフy−(80%ホルムアミド、100mM)リス、 pH8,0,25mMEDTA)を加えた後、該再懸濁したDNAを5分間沸騰 させて変性し、かつ37℃にて30分間アニールした。このアニール処理したD N、Aを等量の水で希釈し、上記の如くエタノール中で沈殿させて、沈殿したア ニール処理されたDNAを形成した。
このNdelおよびATG配列を、以下の合成オリゴヌクレオチドを用いて、p 24遺伝子のアミノ末端に機能可能に結合させた。
5’ CCAAAATTACCATATGCCAATCGTGCAGAAC3’ このオリゴヌクレオチドの5′末端の10個のヌクレオチドと3′末端の9個の ヌクレオチドはHTLVII[BDNA配列(ライスコンシン大学の遺伝子デー タベース)と相同である。介在するヌクレオチドは、該オリゴヌクレオチド内お よびp−,2i内でのこれら配列の発現中にこの配列から作られると思われるR NA内における2次的構造の形成を最小化するように選ばれる。
上記オリゴヌクレオチド(ファルマシアジーヌアセンブラー(Pharmaci a Gene As5enbler)上で合成された)40ピコモルを(↑、  Maniat4s、 E、 F、 Fr1tsch & J、Sambrook によるMolecularCloning、 1982. I)、125 (コ ールドスプリングハーバ−ラボラトリ−)に記載の文献のように)ホスホリル化 し、上記の沈殿させアニール処理したD N A、 2.5μgと混合した0次 いで、この混合したDNAを65℃で5分間加熱してアニールし、リガーゼバッ フ1−中(op、cit、、 p 474)で1時間に亘り室温まで冷却した。
沈殿させアニールした上記のDNAとアニールしたオリゴヌクレオチドをもつギ ャップのある鋳型とを含む、得られたDNA分子(即ちギャップをもつ鋳型)は 、リガーゼバッファー中で、25、μmo1の各デオキシヌクレオチドトリホス フェート、50μmo1のアデノシン三リン酸および旦、ユ、、1DNAポリメ ラーゼのクレノフラグメンl−1単位並びにT4DNAリガーゼ5単位の存在下 で15℃にて3時間インキュベートすることによりインビトロで修復した。
大腸菌のJM83株のコンピテント細胞への形質転換の後に、バクテリアコロニ ーをニトロセルロース上に置いた後に放射性ラベルされたオリゴヌクレオチドへ のハイブリッド形成によりスクリーニングした(前出、250〜251,313 〜329頁)。
p24遺伝子のアミノ末端配列のための下記のプラスミドDNA配列(pUcp 40.第2A図)を与える単一コロニーを、この手順により分離した。
Met Pro lie Vat ・・・5 ’ taccat ATG CC A ATCGTG ・・・3 ’p40と呼ばれるp24−p1515融ンパク をエンコードし、上記変異誘発により作られたNde1制限酵素サイトとgag 遺伝子のカルボキシ末端側のEcoRVサイトとの間に位置するpUcp40か らのDNAフラグメントが、先ずプラスミドp UCp 40をNdel及びE coRVで消化し、次にアガロースゲル上での分離、分離されたフラグメントの 抽出及び沈殿によって単離された。
プラスミドpGEX7DNAは、Ndel及びEcoRVでの消化により線状化 された。プラスミドpGEX7は、1988年6月9日にアメリカン タイプ  カルチュア コレクシラン(ATCC)にプラスミドPHAGE38として寄託 されてATCC寄託番号40464を与えられたバクテリア表現ベクターである 。
このプラスミドは、ラムダバクテリオファージプロモーター(PL ) 、その 温度怒受性すブレンサーのための遺伝子(CI857>、共通バクテリアリポソ ーム結合サイト及び複製の開始点(ori)を含む。
Ndel及びEcoRVでのpGEX7の消化は、二つの線状フラグメントの製 造を結果し、その一つはamp’及びCl857遺伝子及び複製の開始点を含み かつNdel及びEcoRV粘着末端を有する。pUcp40の上記のp40遺 伝子含有Nde I / EeoRV制限フラグメントは次に、p GEX 7  Ndel/EcoRV amp’遺伝子含有フラグメントにそれらの夫々のN del及びEcoRV末端を介してリゲートされて、プラスミドpGEXp 4 0を形成した(ステップ3.第2A図)。
p15をエンコードするpGEXp40の配列は、酵素PpuMI及びBanH Iでの制限消化によりプラスミドpGEXp40から除かれた。その後、p24 遺伝子の3′末端が、PpuMI及びBamHI制限酵素サイト及び翻訳終止コ ドンを含む下記の二つの合成オリゴヌクレオチド(合成リンカ−)を組込むこと によって、第2A図中のステップ4でまとめて示すように再構成された。
5’GACCCGGCCATAAGGCAAGAGTTTTGTAATAAG  3’3’ GGCCGGTATTCCGTTCTCAAAACATTATTCC TAG 5’得られるrDNAプラスミド(pGEχp24)は、p24のカル ボキシ末端の下記の配列をエンコードする。
Pro Gly )Iis Lys Ala Arg Vat Leu * 章 5 ’ GA CCCGGCCAT AAG GCA AGA GTT TTG  TAA TAA G 3 ’即ちrDNAプラスミドpGEXp24は、両セ グメント上に存在するNdel及びBamH1粘着末端を介して機能可能に結合 された第−及び第二の二本鎖DNAセグメントを含む、第一のセグメントは、組 換えHIVp24タンパク構造遺伝子を含み、そのNdel末端(5′コーデイ ング鎖末端)の塩基15からそのBaaHT末端(3′コーデイング鎖末端)の 塩基718までの第1A図により示されるヌクレオチド塩基配列を有する。第二 のセグメントは、表現ベクターであり、pGEX7のアンピシリン耐性(amp ゝ)遺伝子含有Nde I / BamHI制限フラグメントである。
B0wム ンバ ゴー゛する ゛告゛ −q製造pGEXp 24gp41 : 実施例IAで作ったプラスミドpGEXp24を制限酵素PpuMIで消化して 、PpuMI粘着末端を持つ線状化されたpGEXp 24DNAセグメントを 形成した。
PpuMI粘着末端を有し、HIVgl)41エピトープを免疫学的に模倣する ことができるアミノ酸残基配列(ポリペプチドA5)をコードするDNAセグメ ントを、線状化されたpGEXp24DNAにリゲートして、組換えDNAプラ スミドpGEXp24gり41を形成した。リゲーションの結果として、プラス ミドpGEXp24gp41は、塩基16から塩基786まで第1B図に示すよ うなヌクレオチド塩基配列により定義される)(lVp24−gl)41融合タ ンパク(p24−A5)構造遺伝子を含む、即ち、pGEXp 24gp41は 、両セグメンI・上に存在するNdel及びBamHI粘着末端を介して機能可 能に結合された第−及び第二の二本鎖D N Aセグメン)・を含むプラスミド である。第一のセグメントは、HIVp 24−gp41融合タンパクをエンコ ードする構造遺伝子を含み、そのN+]el末端(5′コーデイング鎖末#A) の塩基15からそのBanHI末端(3′コーデイング鎖末端)の塩基793ま での第1B図で示すヌクレオチド塩基配列を有する。
第二のセグメントは、プラスミドpGEX7のa…p1遺伝子含有Nde I  / BamHI II限フラグメントである。 HI Vp 24−gp41融 合クンバク構造遺伝子は、pGEX7表現コントロール要素たとえばラムダプロ モーターに機能可能に結合され、従って相容性バクテリアホストがp GEX  p 24gp41により形質転換された時に表現される。
pGEXp24gp41−2:PpuMI粘着末端を持つ線状化されたpGEX p24DNAセグメントを、pGEXp24gρ41について上述したように作 った。PpuMI粘着末端を持ち、H1■タイプ2 (HIV−2)エピトープ を免疫学的に模倣できるアミノ酸残基配列(ポリペプチドA2)をコードするD NAセグメントが、線状化されたpGEXp 24DNAにリゲートされて、組 換えプラスミドpGEXp24gp41−2を形成した。リゲーションの結果と して、プラスミドpGEXp 24gp41 2は、塩基16から塩基789ま で第1C図に示すようなヌクレオチド塩基配列により定義されるHXVp24− gp41−2融合タンパク(p24−A2)構造遺伝子を含む、即ち、pGEX p24g+)41−2は、両セグメント上に存在するNdel及びBamH1粘 着末端を介して機能可能に結合された第−及び第二の二本鎖DNAセグメントを 含むプラスミドである。第一のセグメントは、H1Vp24−gp41−2融合 クンバクをエンコードする構造遺伝子を含み、そのNdeI末端(5′コーデイ ング鎖末端)の塩基15からそのBawHI末端(3′コーデイング鎖末端)の 塩基796までの第1C図で示すヌクレオチド塩基配列を存する。第二のセグメ ントは、プラスミドPGEX7のamp’遺伝子含有Ndel/BamHI制限 フラグメントである。HIVp24−gp41−2融合タンパク構造遺伝子は、 PGEX7表現コントロール要素たとえばラムダプロモーターに機能可能に結合 され、従って相容性バクテリアホストがpcEXP24gP41 2により形質 転換された時に表現される。
C,ボ1ペプチド鴇゛シ ・1ム ンパク コードする ′告這倣王立袈遣 pGEXp24gp41−1.2,1,1 :実施例IBにおいて作ったプラス ミドp CEX P 24gp4’l及びp GEX p 24gp41−2を 夫々側々に、制限酵素AvaI[で完全に消化して、夫々の場合にAvaII粘 着末端を有し、HIVgp41エピトープを免疫学的に模倣できるアミノ酸残基 配列(本明細書で夫々ポリペプチドA5及びA2と呼ぶ)を夫々コードする二本 鎖DNAセグメントを作った。ポリペプチドA5又はポリペプチドA2をコード するDNAセグメントは夫々、ポリアクリルアミドゲルで電気泳動に付され、各 DNAセグメントは実施例IA記載のようにエレクトロエリューションによりゲ ルから分離され、沈澱された。
ポリペプチドA5及びA2をコードする沈澱されたDNAセグメントは、上で作 られたPpuMIにより線状化されたpcExp24]NAセグメントと混合さ れ、三つの混合されたDNAセグメントはリゲートされて、同じ粘着末端を総て 持つ三つのDNAセグメントのリゲーシッンにより可能なように、使用セグメン トの種々の組合せを持つプラスミドを形成した。形成されたプラスミドが大腸菌 中に形質転換され、夫々上述のように単離された。
単離したプラスミドを次に、制限酵素消化及び1%アガロース上での電気泳動に より特徴づけた。PvuIIで消化されたプラスミドは、pGEp24DNA部 分に一度開裂され、ポリペプチドA5をコードするDNAセグメントに一度開裂 されたが、ポリペプチドA2をコードするDNAセグメントに開裂されなかった 。HpAtで消化されたプラスミドは、それらがポリペプチドA2をコードする DNAセグメントを含む場合には、開裂した。ポリペプチドA5、A2又は両者 をコードするDNAセグメントを含むプラスミドは、それらの開裂パターンに基 づいて選択され、前述のように単離され°た0次に、単離されたプラスミドの夫 々について核酸塩基配列を、サンガー(Sanger)ジデオキシシーケンシン グ法を用いて決定して、形成された塩プラスミドに存在する組み合されたDNA セグメントの構造を検証した。
一つの形成されたプラスミドpGEXp24gp41 1,2゜1.1は、塩基 16から塩基1014までの第1D図に示すようなヌクレオチド塩基配列により 定義されるHIVp24−gp41−1.2,1.1融合タンパク CP 24 −A5−A2−A5−A5)構造遺伝子を含む。即ち、pGEXp24gp41 −1.2゜1.1は、両セグメント上に存在するNdel及びBamHI粘着末 端を介して機能可能に結合された第−及び第二の二本鎖DNAセグメントを含む プラスミドである。第一のセグメントは、HIVp24−gp41−1.2,1 .1融合タンパクをエンコードする構造遺伝子を含み、そのNdel末端(5′ コーデイング鎖末端)の塩基15からそのBamHI末端(3′コーデイング鎖 末端)の塩基1021までの第1B図で示すヌクレオチド塩基配列を有する。第 二のセグメントは、プラスミドpGEX7のamp’遺伝子含有Nde I /  BanHI制限フラグメントである。HIVp24−gp41−1.2,1. 1融合クンバク構造遺伝子は、p GEX 7表現コントロール要素たとえばラ ムダプロモーターに機能可能に結合され、従って相容性バクテリアホストがpG EX p24gp41−1.2,1.1により形質転換された時に表現される。
pGEXp 24gP41−1,2 :実施例IBにおいて作ったプラスミドp GEXp 24gp41−2を制限酵素Hpal及びBaaHIで完全に消化し て、Hpal及びBawl粘着末端を有する二本鎖DNAセグメントを作った。
二つのDNAセグメントの小さい方は、消化混合物から実施例IA記載のように ゲル電気泳動、エレクトロエリューシッン及び沈澱により分離された。
実施例ICにおいて作ったプラスミドp GEX p 24gp41−1.2, 1.1は同様にHpal及びBaaHIで消化され、得られた二つのDNAセグ メントの大きい方を同様に分離した。pGEXp24gp41−2から分離した 小さなりNA上セグメント、pGEXp24gp41−1.2.1.1から分離 した大きなりNA上セグメントを等モル比で混合し、リゲートして、作られたプ ラスミド中に各DNAセグメントの一つを持つプラスミドpGEXp24gp4 1−1.2を形成した。
リゲートされたプラスミドは大腸菌中に形質転換され、個々に分離され、上記の ように制限酵素消化及び電気泳動により特徴づけられた。プラスミドpGEXp 24gp41−1.2.1.1は塩基16から塩基864まで第1E図に示すよ うなヌクレオチド塩基配列により定義されるHIVp24−gp41−1.2融 合タンパク(p 24−A5−A2)構造遺伝子を含む、即ち、pcEXp24 gp41−1.2は、両セグメント上に存在するNdel及びBamHI粘着末 端を介して機能可能に結合された第−及び第二の二本鎖DNAセグメントを含む プラスミドである。第一のセグメントは、HI Vp24−gp41−1. 2 融合タンパクをエンコードする構造遺伝子を含み、そのNdel末端(5′コー デイング鎖末端)の塩基15からそのBamHT末端(3′コーデイング鎖末端 )の塩基793までの第1B図で示すヌクレオチド塩基配列を存する。第二のセ グメントは、プラスミドpGEX7のampゝ遺伝子含有Nde I / Ba mHT制限フラグメントである。HIVp24−gp41−1. 2融合タンパ ク構造遺伝子は、pGEX7表現コントロール要素たとえばラムダプロモーター に機能可能に結合され、従って相客性バクテリアホストがpGEXp24gρ4 1−1. 2により形質転換された時に表現される。
ポリペプチドA5の別の組合せを有する別のHIV関連p24−gP41融合タ ンパク構造遺伝子が作られた。また更に、pGEXp24gp41−1.2.1 .1について上記した方法を用いてポリペプチドA5とポリペプチドA2の組合 せを作ることができる。たとえば、一般的表記pGEXp24gp41−Xを1 寺つ組換えDNAプラスミドが作られた。ここでXは、−1,1,−1゜1.1 又は−1,1,1,1,1であり、夫々融合タンパクp24−A5−A5、p2 4−A5−A5−A5又はp24−A5−A5−A5に対応する。
ラムダプロモーター(p L)を含むプラスミドは通常、DNAの取扱いの間に 興味の遺伝子製品の表現を最小にするために、バクテリオファージラムダのリソ ゲンを含むバクテリアの株中に担持される。実施例1で記載したp、CEX7に 基づくプラスミドは総て、大腸菌のMM294株のリソゲン中に担持された。p GEX7のラムダプロモーターからの表現は、非怒染バクテリアホスト(たとえ ばATCC#27325としてATCC、ロックビル、メリーランド州から入手 できる大腸菌株W3110)中にプラスミドを移すこと及び42℃でのC!リプ レンサータンパクの失活によって実証することができる。W3110中のpGE Xp24プラスミドは、50μg/−アンピシリンを含むLurjaブロス(C ;IBCOラボラトリーズ、グランド アイランド、ニューヨーク州)中で30 ℃で一夜成長させ、翌朝に新鮮なブロスで1/100希釈した。5500nで0 .5の光学密度に達した後、培養物を、連続的な激しい振とう下に42℃の水浴 に移した。培養物の密度を種々の時点で測定し、不連続pHドデシル硫酸すトリ ウム/ポリアクリルアミドゲル上での電気泳動(SDS−PAGE)によるバク テリアクンバクの表現の分析のために細胞サンプルを取り出した。p240表現 の分析のこのタイプの例を第3図に示す、コーマシー(Coomassie)ブ リリアントブルーで着色されたタンパクの濃度から、42℃で2時間の誘導の後 にp24は全細胞タンパクの10〜20%を成すことが判る。
アボット(Abbott) ラボラトリーズにより作られたHTLVm抗原テス トを用いての、これらバクテリア中で忰られたp24の掘度の分析は、p24が バクテリアタンパク■当り4.3X10”抗原単位で作られたことを示す(ロー リ−(Lowry)アッセイにより測定して)。
B、(TV −=ム ンバノ ゴー゛告゛ −王5811 pGEXp 24gp417:形質転換された大腸菌株W3110を、実施例2 A記載のように誘導及び培養した。組換え的に作ったp24−gp41融合クン バクは、下記のように形質転換細胞培養物から単離された。
3、 で れた えHlv 24 ンバクの 1と立扼 組換えHIVp24の精製を4 ”Cで行った。総てのバッファーは室温で作り 、使用前に4°Cに冷却した。Trisバッファーは、Tris塩基(トリス〔 1ニトロキシメチ5ル〕アミノメタン)から作り、HCfで適当なPi(に調節 した0組換えHIVp24タンパク組成物のタンパク濃度は、理論的アミノ酸組 成から計算される0、 1%溶液についての1.29光学密度単位−〇−1の吸 光係数を用いて決定した(D、B、 ウェトラウファ−,アドバンスト プロテ ィンケミストリー、1962,17:303−390)、、’P24組成物の純 度は、ラエムリ(ネイチア、1971,2278680−685)の手順に従い 5DS−PAGE (12,5%アクリルアミド)に付されたサンプルのコーマ シー ブリリアント ブルーR−250着色により評価した。
A、 汐”び’M\ 実施例IA記載のように作られたpGEXp24で形質転換された大腸菌(W3 110)細胞(17g)を、0.1Mリン酸すトリウム(NaHzPOaから作 り、N a O)IでpH7,oに調り 、5mMEDTA、5mMベンズアミ ジン−)1cj2,0.5mMフェニルメチルスルホニルフルオライド、及びl Xl0−’MペプスタチンA(シグマケミカル社、セントルイス、ミズリー州) を含むバッファー85−中に懸濁した。P!濁物を、フレンチ圧力細胞プレス( カタログ番号FAO73,SLMインスツルメンツ社、アーバン、イリノイ州) に16.000psiで二度通し、得た均−物を遠心分離(18,0OOxg、 40分間)に付した。遠心分離からの上澄(7M)を集め、タイプ70.1 t iミロ−ターベックマン インスツルメンツ。
フレルトン、カリフォールニア州)を用いてL7−55tH遠心分離器で100 ,0OOx gで1時間再び遠心分離した。この段階で組換えHIVP24タン パクは可溶であり、上澄み中に留る。
B、硫 アンモニウム゛ 次に30%飽和までの固体硫酸アンモニウムを、超遠心分離からの上澄み(75 威)に加え、塩を溶解させた後に溶液を30分間撹拌した。?A濁物を12,0 00 x gの遠心分離に20分間付した。
得たペレットを、100mMτris−HCRを含むバッフy −(pi(8, 5)の15m1中に溶解した。この溶液を、25 mM Tris−HCj!を 含むバッファー(pH8,0) 41に対して5時間透析した。
C,アニオン六 クロマトクーフィー 25 mM Tris−HCf 、 pH8,0で平衡化したDEAEセファロ ーズ(ファルマシア、ビスカタウェイ、ニューシャーシー州)のカラム(2,5 X18c+s)に透Fi″物を供給した(lIdZ分)、サンプルの供給に続い て、カラムを5力ラム体積量の平衡バッファーで洗った(2戚/分)0組換えp 24を、平衡バッファー(2d/分)中の50mM NaCj!でカラムから溶 出した。P24(67,4■〕を含んだアニオン変換カラムからの溶出物のpH を固体Na)1.PO,で6゜8に調節し、姐換えp24を30%飽和までの固 体硫酸アンモニウムの添加により沈澱させた。塩の溶解に続いて、溶液を30分 間撹拌し、組換えP24を含む沈澱物を遠心分離(12,000x g 。
30分間)により集めた。
D、ヱ土4里 硫酸アンモニウム沈澱物を100mM Tris−H(1(pH,5) 10d に溶解し、50+sM Tris−)ICj!!と200mM NaC1を含む バッファー(pH8,0)で予め平衡化したセファクリルS−200(ファルマ シア)のカラム(2,5X 90cm)でのクロマトグラフィ(0,5m1/分 )に付した0組換えP24を含む百分(4d)をプールしく44m1) 、5D S−PAGEによる分析に付した(第4図)。
夫々12及び24μgのタンパクを与えられたゲルレーンのコーマシー着色の後 に、汚染物質は見られなかった(第4図)、その後の、木質的に純粋な組換えH IVp24タンパクの貯蔵は、−20°Cで行われた。
E、ウェス −ンブロ・ト pGEXp24rDNAで形質転換された大腸菌における組換えHIVp24タ ンパクの表現をfIv2するために、実施例2において12.5%5DS−P、 6C;Eにより分離された組換えP24タンパクを含む細胞タンパクは、ウェス ターンプロット法を用いて分析に付された。トウビンら、 Proc、 Nat l、 Acad、 Set、 USA+ 75:4350−4354 (197 9)参照。
簡単に云えば、タンパクは5DS−PAGEゲルからニトロセルロースへ電気泳 動的に移された。得たプロット(面相−固定化抗原)は次に、エイズ患者からの HIVコア抗原陽性血清の1:100希釈物と免疫反応させた。
第5図に示すこのウェスタンプロット分析の結果は、免疫反応性組換えHIVP 24タンパクが、cTリプレッサータンパクの熱失活による表現の誘導の30分 後に、形質転換された大腸菌において検出できるレベルで産生されたことを示す 。
4、九゛ノ え)(IV 24− 41 ンハ/7(7) ”HIVp24 g p41融合タンパクP24−A5(7)精製は4°Cで行った。総てのバッファ ーは室温で作られ、使用前に4°Cに冷却された。このバフファーはTris塩 基から作り、BC2で適当なp)Iに調節した。単離したp24−A5は、理論 的アミノ酸組成から計算される0、 1%溶液についての1.56光学密度単位 −Ω゛lの吸光係数を用いて定量した(D、B、Wetlaufer、 Adv 、 ProteinChem、、191152.17 :303−390)−p 24−A5の純度は、Laem+sli (Nature、1971. 227  : 680−685)の手順に従い5DS−PAGE (12,5%アクリル アミド)に付されたサンプルのコーマシー ブルー染色により評価した。
A、 胞汐−び・當7・、一 実施例IB記載のように作られたpGEXp24gp41で形質転換された大腸 菌(W3110)細胞(16g)を、0.1 M T) ン酸ナトリウム(Na HzPO4から作り、NaOHでpH7,、Oにlitり、5IIMEDTA、 5mMベニ/ズアミジ7−HCjl!、0.5 mM7 J、 ニル) ’r) Ltスルホニルフルオライド(PMSF)、及びI X 10−’Mペプスタチ ンA(シグマ ケミカル社)を含むバッファー80m1中に懸濁した。懸濁物を 、フレンチ圧力細胞プレス器(セルカタログ番号FA073.SLMインスッル メンツ社) ニ16,000 psi テ三度通し、得た均−物を遠心分離(1 B、000x g、40分間)に付した。遠心分離からのペレット(2,4g) を採り、0.1 Mリン酸ナトリウム(pH7,0) 、5mMEDTA及び5 mMベンズアミジン−HO2を含むFEBバッファー5Mに再懸濁した。懸濁物 を上記のように遠心分離した。得たペレット(1,7g)を、50mMTris −HCI!、、3M尿素、0.5+nMPMSF及びI X l O−’Mヘプ スクチンAを含むバッファー(pH8,5)80mに再懸濁した。懸濁物を4℃ で14時間撹拌し、次に上記のように遠心分離に付した。上澄みを集め、251 1M Tris−FICfを含むバッフy −(pH7,8) 2 ftに対し て3時間透析し、次にベンクマンL7−55超遠心分離器(タイプ70.1Ti ローター)で100.000x gで1時間の遠心分離に付した。
B、左上左上ヌ クロマトグーフィー 実施例4Aの超遠心分離から作った上澄みを集め、2M酢酸でpns、oに円節 した。この物質を2m11酢酸ナトリウム(pH5,0)21に対して透析した (三度)、透析物を、0Mセファローズ(ファルマシア;251酢酸ナトリウム (pH5,0)で平衡化された)のカラム(2,5X15cm)に供給した(1 −7分)、サンプルの供給に続いて、カラムを5力ラム体積量の平衡パンファー で洗った(2−7分)、平衡バッファー中のNaCIIの直線的勾配(11゜N aC1の0〜400mM)でカラムからHI Vp 24−gp41融合タンパ クが溶出された。95%より高い純度(SDS−PAGEにより測定)で融合タ ンパクを含む百分をプールし、−80℃で貯蔵した。
5、 ’HIV 24 ンハクー″ HIV41ボIペプチドコンシュ゛−トの 8.仲 実施例3Dで作った実質上純粋な組換えHIVp24タンパクの3−(約0.6 16+Iv)を、1mMMgC1’を含む0.2 Mリン酸ナトリウムバッファ ー(pH8,5)の31に対して48時間透析した。
エタノール中の5PDP (ファルマシア)の10+aM溶液を調製し、これは 280nmで0.045の光学密度を存した。0.8 M NaC0の200μ iを5PDP溶液に混合し、10分後に吸光度を測定した。このように処理した 5PDP溶液のエステル(活性化5PDP)濃度は、9.66mMに対応すると 計算された。
組換えHIvp 24−spDP誘導体を調製するために、2■の組換えHI  Vp 24クンバク(0,0083μモル)を活性化5PDPの0.42μモル (上記の5PDP溶液の43μm)で室温で15分間処理した。サンプルをpd loカラムに供給し、2−の溶出物を集めることによって、セファデックスG− 10クロマトグラフイにより脱塩を行った。置換の程度は、組換えHIVp24 タンパクの1モル当り約3.4モルのチオールであると計算された。
チオール化された組換えHIVp24タンパク調製物にA5ポリペプチドを機能 可能に結合するために、0.162gモルのペプチドをチオール化タンパク(P 24ポリペプチド1モル当り約3.5モルのペプチド)と混合し、混合物を4度 で一夜インキュベート(維持)した、インキュベーションを室温(約20″C) で8時間続けた後に、343nmでの溶液の吸光度を測定したところ、0.35 であった。これは、3.8モルのチオール化P24が加水分解されて、組換えH IVp’24−A5ポリペプチドコンジュゲー)(p24−A5コンジュゲート )を作ったことを示す。
対照として、組換え)(IVp24タンパクの代りにウシ血清アルブミン(BS A)を用いてBSA−A5コンジュゲートを上記の手順で調製した。
6、 A ア・セイ EL T SA 抗原を、洗ったプラスチックマイクロタイターウェル(ヌンクマイクロウェル  モジュール、カタログ番号468667)に吸着した。夫々実施例3,4.5及 び5で作った抗原p24.p24−A5融合タンパク、p24−A5コンジュゲ ート又はBSA−A5コンジュゲートを、501炭酸ナトリウム、pH9,5及 び150mM NaCj!の1−当り10μg含む?8液をウェルに加え、室温 で1時間維持した。このコーティング溶液を取去り、リン酸塩緩衝生理塩水(P BS:水溶液51中に40 g NaCj2. 1 g KHzPOa 。
5、7 g Na*HPOa、1 g KCfl、1 g NaN5)中の3% ウシ血清アルブミン(BSA、百分■、シグマ ケミカルズ)の溶液で室温で一 夜インキュベートすることによって、ウェル上の非特異的結合サイトをブロック した。ブロックした後、プレートを水で三度すすぎ、放置乾燥し、もってブロッ クされた固相固定化抗原を形成した。
エイズ患者血清、正常なヒト血清、及び精製したH I V組換えp24タンパ クに対して向けられたラビット抗血清の希釈物を固相固定化抗原と混合すること によってEL I SAアッセイを行った。血清は、0.05%Tween界面 活性剤及び0.1%BSAを含むPBS (PTBバッファー)で希釈した。免 疫反応混合物を37℃で1時間維持して免疫反応生成物形成させた後に、ウェル をPBSlo、05%↑−een20で三度洗った0次に各ウェルに、ラベルと してアルカリホスファターゼ(シグマff1A−3150)にカップルされたヤ ギ抗ヒトIgG又はラベルとしてベータガラクトシダーゼ(ファルマシア)にカ ップルされたヒツジ抗ラビット免疫グロブリンの1:1000希釈物(PTBパ ンファー中)を加えた。該第二の抗体と共に37℃で30分間インキュベーショ ン後に、アルカリホスファターゼがラベルとして用いられた場合には、0.05 %Tweenを含むPBSでウェルを三度洗い、10%トリエタノールアミン( pf+9.8 ) 、1 mM MgCj! tのバッファー中のパラニトロフ ェニルホスフェート(シグマ)を各ウェルに加工、ウェルを室温に30分間維持 した。ベータガラクトシダーゼがラベルとして用いられた場合には、1001リ ン酸塩バツフアー、pH7中のオルトニトロフェニルガラクトシド(シグマ)の 4μg/ ratを各ウェルに加え、ウェルを37℃に2時間維持した。酵素反 応の程度は、バイオラド分光光度計を用いて405n−におけるマイクロウェル 中溶液の光学密度を読み取ることによりモニターした。
これら研究の結果を表1に示す。
表1 組換えHtvp24タンパク、HIVp24 gp41融合クンバク及びHIV p 24−gp41コンジユゲートを用いたEL I SAアンセイの結果 、2 血清 p24−A5 p24−A5 BSA−A5サンプル 正常 x:so 1:160 1:320 1:4013690 1 8 80  1 : 10240 1 H 5120 1 : 5120F666−4 1  : 80 1 : 10240 1 : 10240 1’: 10240F 666−6 a:oo 1:80 1 :so 1:408015 1 : 8 0 1 : 20480 1 : 10240 1 : 102408036  1 : 80 1 : 10240 1 : 10240 1 : 10240 8055 1 H 40 8057 1 : 80 1 : 10240 1 : 10240 1 :  10240ラビツト 抗−p24 1 : 64000 1 : 640001:血清サンプルは始め に1=20に希釈され、次に連続的に2倍に希釈された。抗血清の滴定の終点は 、光学密度の読みが0. 1より下に下ったときである.正常−健康な異性愛の ヒトからの血清.ラビント抗ーp24ー組換えH I V p2 4タンパクで 免疫化されたラビットからの血清。
2:固相固定化抗原は以下の通り:組換えH X V p 2 4タンパク(9 24)、組換えH I vp 2 4−ホIJへ7’チl’A5タンパク(p2 4−A5融合)、組換えHIVp24タンパク−ポリペプチドA5コンジュゲー ト(p 2 4 −A5コンジュゲ−1・)、及びウシ血清アルブミン−A5コ ンジュゲー)(BSA.−A5コンジュゲート)3:検出できる力価なし 表1の結果は、組換えHIVp24−A5融合タンパク及び組換えHIVp24 −A5コ7ジsゲ )が、組換えH I V p 2 4タンパク単独よりも抗 HIV抗体の検出において敏感であったことを示している.加えて、五つのエイ ズ患者血清のうちの二つにおいて、組換えHIVp24−A5融合タンパクが、 組換えHIVp24−A5コンジュゲート又はBSA−A5コンジュゲートより も抗HIV抗体の検出において敏感であった.このことは、融合タンパクに比べ てコンジュゲート上には免疫反応に利用できるHIVgp41エピトープ(A5 ポリペプチド)が約4倍も多くあることを考えると、特に驚ろくべきことである 。
7、′ からの えH■■ 24− 41タンパクのN−1明記した事項を除い て実施例4と同様の手順によって、Ii I VP24−gp41融合タンパク p24−A5も精製した。
実施例IB記載のようにして調製したp GEX p 2 4gp4 1で形質 転換された大腸菌(W3110)細胞(50g)を、0.17%(W/V)リソ ゛チーム(シグマ、グレードI)を含む!Q濁バッフy−(0.1Mリン酸ナト リウムpH7.0.5mMEDTA,5m1つベンズアミジン−HCj!,0. 5+mMPMSF)の250d中に組機ホモゲナイザ−(15鴫のプローブを備 えられたポリトロン)を用いて懸濁した。懸濁物を撹拌下に22“Cに40分間 維持し、次に4℃に冷却した.冷却した懸濁物をフレンチプレスに通し、遠心分 離した(18,000x gi 4 0分間)。得たべ1/ツト(6.4g)を 150dのPEBバンフプーに再懸濁し,、遠心分離した(18, 000xg ,30分間)、得たベレフトを、1 0 0ml’l Tris−HCj!、3 M尿素及び10mMジチオスレイトールを含むバッファー(p)18.5)10 0mlに懸濁した。懸濁物を4℃で1時間攪拌し、次に45Tiローター(ベン クマン)中で35.00O rpmで40分間遠心分離した.得た上澄みを集め 、0.1Mリン酸ナトリウム及び30%飽和硫酸アンモニウムを含むパンファー (pH6. 5 ) 4 12に対して透析し、次に18,000 x gで2 0分間遠心分離した.得たベレットを、0、1Mリン酸ナトリウム、5+nME DTA,6MグアニジンHCl及び10mMメルカプトエタノールを含むバッフ ァー(pH’7. 0 > 3 5−に再懸濁して、グアニジン融合タンパク溶 液を形成した。
グアニジン?容液を、6Mグアニジンl(Cj! % 5 0d Tris 、 !mMEDTA及び10+cMメルカプトエタノールを含むS−200パンフア ー(pl+7.0)で予め平衡化したセファクリルS−200 (ファルマシア )のカラム(5.OX90cm)に供給した。次にカラムにS−200バツフア ーを供給したとき、溶出した画分を集め、各両分を280nmでの吸光度(A2 80)についてモニターして、タンパク含量を測定した。溶出したクンバクのピ ークを含む両分をプールし、I S mM Tris−HC It 、 pH  8. 5及び3M尿素を含むバッファーを用いて0.5のA280まで希釈した ,各々のプールしたピークを、実施例2人!!il!載のようにSDS−PAG Eで分析して、精製したH IVp 2 4−gp4 1融合タンパクを含むプ ールされた両分を同定した。融合タンパクを含むプールを4時間透析し、次に3 M尿素を含む1 5 mM Tris−)IC l 、 pH 8. 5の41 に対して14時間透析して、尿素を含む透析された融合タンパク溶液を形成した .透析された溶液を次に、1 51nM Tris−HCIV(pH8.5)に 対して4時間透析して、透析された融合クンバクを形成した。該タンパクは、ス ルフヒドリル基を実質上含まなかった. 1111ち、タンパクは非還元形であ った。
透析された融合タンパクを、1 5mM Tris−lick (pH8. 5  )で予め平衡化されたDEAE−セファローズ(ファルマシア)のカラム(2 .6X20の)に供給した(2−7分)。サンプルの供給に続いて、1 0mM  NaC1を含む平衡バッファーの2力ラム体積量でカラムを洗つた(2d/分 )。平衡パンファー中のNaC A’勾配(lj!. NaC1の10〜30+ eM)でカラムから)llVp24−gll+41融合タンパクが溶出された. 95%より高い純度(S D S −PAGEで測定)で融合タンパクを含む百 分をプールして、DEAEjKIされた融合タンパクを形成した。
DEAE−セフ10−ズカラムからのプールした百分のpHを、20%酢酸を加 えることにより5.5に19節し、次に25m11酎酸ナトリウムを含むバッフ ブー(pH5.0)4Jに対して透析した。透析物を次に、ベンクマンL7ー5 5遠心分離器中でタイプ45−Tiローターで40.00O rpmで1時間遠 心分離した.得た上澄みを、25mM酢酸ナトリウムを含むパンファーpHs. oで予め平衡化したCM−セファローズCL−6B (ファルマシア)のカラム (2.6XIQix)に供給した(2−7分)、サンプルの供給に続いて、3  0+M Na(Jを含む平衡バッファー200−でカラムを洗った(2−7分) 。平衡パンファー中のNaC 1の直線的勾配(1 1!。
NaC 1の30〜2りOIIM)でカラムからH IVp 2 4 −gp4  1融合タンパクが溶出された。95%より高い純度(SAS−PAGEで測定 )で融合タンパクを含む両分をプールし、−20℃で貯蔵して、CM単離された 融合タンパクを形成した。
8、 か゛の えHIV 24− 41−2 7バクノ製 下記の事項を除いて実施例7の手順に従って、HTVp24−gp41−2融合 タンパクp24−A2を精製した。
実施例IB記載のように調製したpGEXp24gp41−2で大腸菌を形質転 換した。形質転換した細胞により表現されたp24−gp41−2融合タンパク を次に、実施例7記載のように単離して、DEAE単離されたタンパクを形成し た。
9、 か゛の えHIV 24− 41−1 2 ンバタ立1製 下記の事項を除いて実施例7の手順に従って、HIVp24−gp41−1.2 融合タンパクp24−A5−A2を精製した。
実施例IB記載のように調製したpC;EXp24gp41−1゜2で大腸菌を 形質転換し、次にグアニジン再懸濁工程を介して実施例7記載のように処理して 、単離されたH IVp 24−gp41−1.2融合タンパクを含むグアニジ ン融合タンパクを形成した。
108、±ム 酊、ア・セイ EL I SA抗原p24、又は実施例3.7. 8及び9で夫々調製された融合タンパクp24−A5.p24−A2又はp24 −A5−A2の一つを用いて、実施例6記載のようにEL I SAを行った。
EL I SA研究の結果を表2に示す。
表2 組換えHIVp24タンパク及びHIV融合タンパクp24−gp41、p 2 4−gp41−2又はp24−gp41−1.2を用いたELISAアフセイの 結果 ? 血清 p24−A5 p24−A2 p24−A5−A213690 1 :  900 1 : 8100 1 : 900 1 : 8100F666−4  1 : 400 1 : 10800 1 : 400 1 : 10800I IV−2 2A 18100 i:3oo 1:2700 1:27002B 1:100  1:300 1:2700 1:2700ラビツト l:81000 1:8 1000 1:81000 1:81000抗−p24 ラビット コ 1 : 9000 1 : 3000抗−gp+n、旧v1 ラビット 1 : 1000 1 : 100抗−gp41. HIV−2 1:血清サンプルは初めに1 : 100に希釈され、次に連続的に3倍に希釈 された0滴定の終点は、光学密度の読みが0.2より下に下ったときである。サ ンプル13690及びF666−4は確認されたHIV−1感染を持つエイズ患 者から得た。サンプル2A及び2Bは確認されたHIV−2惑染を持つエイズ患 者から得た。ラビ7)抗p24=u換えp24で免疫化したラビットからの血清 。
ラビット抗gp41、HI V −1−B S A ニ) 7 ’; ユデート されたA5ペプチドで免疫化されたラビ7)からの血清、ラビット抗gp41. HIV−2=BSAに:t:/シュゲートされたA2ペプチドで免疫化されたラ ビットからの血清。
2:固相固定化抗原は以下の通り:組換えHIVp24タンパク(p 24)  、組換えHIVp24−ポリペプチドA5タンパク(p24−A5融合)、組換 えHIVp24タンパク−ポリペプチドA2タンパク(p24−A2融合)、組 換えHIVp24−ポリペプチドA5及びA2タンパク(p24−A5−A2融 合)。
3:検出できる力価なし 表2の結果は、組換えHIV融合タンパクp24−As、p24−A2及びp2 4−A5−A2が、組換えp24タンパク単独よりも抗HIV抗体の検出におい て敏感であったことを示している。
加えて、A2ポリペプチドを含む融合タンパクに比べて、A5ポリペプチドを含 む融合タンパクを用いる抗HIV−1抗体のより敏感な検出によりタイプ特異性 が示される。同様に、A5ポリペプチドを含む融合タンパクに比べて、A2ポリ ペプチドを含む融合タンパクを用いて抗HIV−2抗体を検出すると、増大され た感度が観察される。
以上の記載及び実施例は、例示を意図するものであって、限定と解されるべきで はない0本発明の精神及び範囲内で更に別の変化が可能であり、当業者には明白 であろう。
ヘさ へさ へロ への への こD Cく ご\ 」 9.i型口 66゜2− 1−1 42.7− 、、− 21.5−1− FIG、 4 !? 国際調査報告 1IIl#Aml’ll”ll1ie@kun*1+*、p(:)/rSε9

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.第1のヌクレオチド塩基配列と、第2のヌクレオチド塩基配列とを含み、該 第1のヌクレオチド塩基配列はその3′来端において該第2のヌクレオチド塩基 配列の5′末端に機能可能に結合しており、該第1の配列は以下の式: 【配列があります】 で表されるヌクレオチド塩基配列を有し、かつ該第2の配列は組換えHIVp2 4タンパクをコードするヌクレオチド塩基配列を有することを特徴とするDNA セグメント。
  2. 2.該第2の配列が第1A図に示された残基1〜232のアミノ酸残基配列をコ ードする請求の範囲第1項記載のDNAセグメント。
  3. 3.該配列が第1A図に示された残基1〜711のヌクレオチド塩基配列をもつ 請求の範囲第2項記載のDNAセグメント。
  4. 4.第1B図の残基1〜257、第1C図の残基1〜258または第1E図の残 基1〜283で示した配列で表わされるアミノ酸残基配列をコードするヌクレオ チド塩基配列をもつDNAセグメント。
  5. 5.第1B図の塩基16〜786、第1C図の塩基16〜789または第1E図 の塩基16〜864に示された配列で表わされるヌクレオチド塩基配列をもつD NAセグメント。
  6. 6.DNAセグメントに機能可能に結合されたベクタを含み、該セグメントが第 1のヌクレオチド塩基配列と第2のヌクレオチド塩基配列とを含み、該第1の配 列はその3′末端において該第2の配列の5′末端に機能可能に結合しており、 該第1の配列が以下の式: 【配列があります】 で示されるヌクレオチド塩基配列を有し、かつ該第2の配列が組換えHIVp2 4タンパクをコードするヌクレオチド塩基配列をもつことを特徴とする組換えD NA。
  7. 7.該第2の配列が第1A図の残基1〜232で表されるアミノ酸残基配列をコ ードする請求の範囲第6項記載の組換えDNA。
  8. 8.該第2の配列が第1A図の塩基1〜711または718で表されるヌクレオ チド塩基配列をもつ請求の範囲第7項記載の組換えDNA。
  9. 9.DNAセグメントに機能可能に結合したベクタを含み、該DNAセグメント が、第1B図の残基1〜257、第1C図の残基1〜258または第1E図の残 基1〜283に示された配列で表されるアミノ酸残基配列をもつHIVp24− gp41融合タンパクをコードする構造遺伝子を規定していることを特徴とする 組換えDNA分子。
  10. 10.該ベクタが表現ベクタであり、かつ該分子が適合性ホスト内で核融合タン パクを表現し得る請求の範囲第9項記載の組換えDNA分子。
  11. 11.DNAセグメントに機能可能に結合したベクタを含み、該DNAセグメン トが第1B図の塩基1〜793、第1C図の塩基1〜796または第1E図の塩 基1〜871に示された配列により表されるヌクレオチド塩基配列をもつことを 特徴とする組換えDNA分子。
  12. 12.pGEXp24gp41、pGEXp24gp41−2およびpGEXp 24gp41−1,2からなる群から選ばれることを特徴とする組換えDNA分 子。
  13. 13.該ベクタが表現ベクタであり、かつ、該分子が適合性ホスト内で該融合タ ンパクを表現し得る請求の範囲第11項記載の組換えDNA分子。
  14. 14.請求の範囲第6、9または11項のいずれかに記載の組換えDNA分子に より形質転換された原核ホスト細胞を含む栄養培地を包含する形質転換細胞培養 物。
  15. 15.a)請求の範囲第6項記載の組換えDNAで形質転換されたホスト細胞を 含有する栄養培地を含む栄養物の培養を開始し、b)該培養物を、該ホスト細胞 が該組換えHIVp24タンパクを表現するのに十分な期間培養状態に保ち、お よびc)該培養物から該組換えHIVp24タンパクを回収する工程を含む、組 換えHIVp24タンパクの製法。
  16. 16.該組換えDNAが第1A図の残基1〜232で示されるアミノ酸残基配列 をコードするヌクレオチド塩基配列をもつ請求の範囲第15項記載の方法。
  17. 17.a)請求の範囲第9または11項に記載の組換えDNA分子で形質転換し たホスト細胞を含む栄養培地を包含する栄養物の培養を開始し、 b)該培養物を、該ホスト細胞がHIVp24−gp41融合タンパクを表現す るのに十分な時間培養状態に保ち、およびc)該培養物から該融合タンパクを回 収する工程を含むHIVp24−gp41融合タンパクの製法。
  18. 18.組換えHIVp24タンパクを含み、本質的に(a9原核抗原および(b )他のHIV−関連タンパクを実質的に含まない組成物。
  19. 19.該組換えHIVp24タンパクが第1A図の残基2〜232で表されるア ミノ酸残基配列をもつ請求の範囲第18項記載の組成物。
  20. 20.少なくとも一回のアッセイを実施するのに十分な量で、請求の範囲第18 項記載の組成物を含む、キット形の診断系。
  21. 21.該組成物が固体マトリックスに固定化されており、かつ核組換えHIVp 24タンパクが第1A図の残基2〜232で表されるアミノ酸残基配列をもつ請 求の範囲第20項記載の診断系。
  22. 22.第1B図の残基2〜257、第1C図の残基2〜258または第1E図の 残基2〜283に示された配列で表されるアミノ酸残基配列をもつHIVp24 −gp41融合タンパクを含む、キット形状の診断系。
  23. 23.該融合タンパクが固体マトリックスに固定化されている請求の範囲第22 項記載の診断系。
  24. 24.第1B図の残基2〜257、第1C図の残基2〜258または第1E図の 残基2〜283に示された配列で表されるアミノ酸残基配列を有するHIVp2 4−gp41融合タンパク。
  25. 25.少なくとも1つのHIV抗原p24およびgp41に対する抗体の存在に つき体液サンプルをアッセイする方法において、a)該体液サンプルとHIVp 24−gp41融合タンパクとを混合することにより免疫反応混合物を形成する 工程、ここで該融合タンパクは第1B図の残基2〜257、第1C図の残基2〜 258または第1E図の残基2〜283に示された配列で表されるアミノ酸残基 配列をもつ; b)該免疫反応混合物を、存在する該抗体すべてが該融合タンパクと免疫反応し て免疫反応生成物を形放するのに十分な期間維持する工程、および c)形辰された該免疫反応生成物の存在およびその結果としての該抗体の存在を 検出する工程 を含むことを特徴とする上記方法。
  26. 26.該融合タンパクが固体マトリックスに固定化されている請求の範囲第25 項記載の方法。
  27. 27.製薬上許容されるキャリヤ中に治療上有効な量の組換えHIVp24タン パクを含み、本質的に(a)原核抗原および(b)他のHIV−関連タンパクを 含まないことを特徴とする接種物。
  28. 28.該組換えp24タンパクが第1A図の残基2〜232で表されるアミノ酸 残基配列をもつ請求の範囲第27項記載の接種物。
  29. 29.製薬上許容されるキャリヤ中に治療上有効な量の組換えHIVp24タン パクを含む接種物を投与することを含み、該接種物が本質的に(a)原核抗原お よび山地のHIV−関連タンパクを含まないことを特徴とするHIV感染の治療 法。
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