JPH0350096B2 - - Google Patents

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JPH0350096B2
JPH0350096B2 JP57041919A JP4191982A JPH0350096B2 JP H0350096 B2 JPH0350096 B2 JP H0350096B2 JP 57041919 A JP57041919 A JP 57041919A JP 4191982 A JP4191982 A JP 4191982A JP H0350096 B2 JPH0350096 B2 JP H0350096B2
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JP
Japan
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idle
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learned value
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JP57041919A
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Toshiaki Isobe
Nobuyuki Kobayashi
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D31/00Use of speed-sensing governors to control combustion engines, not otherwise provided for
    • F02D31/001Electric control of rotation speed
    • F02D31/002Electric control of rotation speed controlling air supply
    • F02D31/003Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアイドリング時のエンジン回転数、即
ちアイドル回転数の制御方法、特にフイードバツ
ク制御中のアイドルスピードコントロールバルブ
の制御値を学習するアイドル回転数制御方法に関
するものである。
近年、エネルギー事情の悪化に伴つて自動車の
低燃費化の要求が高まり、又排出ガス規制の強化
にも相まつて様々な方法が提案された。その方法
の一つにアイドル回転数をエンジンのおかれた各
種の条件、例えば吸気温やエンジン冷却水温等に
応じて緻密に制御する方法がある。
この方法は通常アイドルスピードコントロール
システム(以下ISCという)と称され、アイドル
時にスロツトルバルブのバイパス路に流れる空気
量を調節し、アイドル回転数を目標値、即ち目標
回転数にフイードバツク制御しようとするもので
ある。
そして、上記したISCにおいては、フイードバ
ツク制御中のアイドルスピードコントロールバル
ブ(以下単にISCVと呼ぶ)の制御値を学習値と
して記憶し、この学習値を次回フイードバツク制
御開始時のISCVの制御値として使用する、いわ
ゆる学習制御が行われていた。
しかしながら、単にフイードバツク制御中の
ISCVの制御値を記憶する場合、パワーステアリ
ングが作動する等の外乱によつてISCVの制御値
が理想とする値と異なつている事もあり、アイド
リングの度にアイドル回転数が変化しアイドリン
グが安定しないという問題があつた。
本発明の目的はこの様な問題を解決したアイド
リング回転数制御方法を提供することにある。
かかる目的は、前回のアイドル回転数制御の結
果に基づいて記憶した学習値を初期値として、フ
イードバツク制御によつてアイドルスピードコン
トロールバルブを通過する空気量を制御すると共
に、実アイドル回転数と目標アイドル回転数との
偏差に応じて、該偏差が解消する方向へ前記初期
値としての学習値を補正するアイドル回転数の制
御方法であつて、前記アイドル回転数についての
偏差と、フイードバツク制御の結果としての制御
値が学習値に対して有する偏差との対応関係を判
断し、制御値が学習値に対して有する偏差に起因
して前記アイドル回転数についての偏差が生じて
いるという対応関係が判断された場合は、前記学
習値の補正を行わないことを特徴とするアイドル
回転数の制御方法によつて達成される。
この本発明のアイドル回転数の制御方法によれ
ば、前回のアイドル回転数制御の結果に基づいて
記憶された学習値を初期値としてフイードバツク
制御を行うから、内燃機関の固有の傾向や経年変
化等に対応した制御を速やかに実行することがで
きる。
ところで、こうした学習値が用いられてもなお
実アイドル回転数が目標アイドル回転数とずれた
制御となる場合がある。例えば電子制御装置に対
する静電気等の影響により学習値が破壊されてし
まう場合や、内燃機関のオーバーホールなどによ
つて内燃機関の状態が学習値を記憶した状態と異
なる様に調整される場合などには、学習値が適切
でなくなつてこうした偏差が発生することが考え
られる。
そこで、本発明においては、こうした場合に
は、実アイドル回転数と目標アイドル回転数との
偏差に応じて、該偏差が解消する方向へ学習値を
補正するという構成を採用した。従つて、次回の
アイドル回転数のフイードバツク制御において
は、この補正された学習値が制御の初期値とな
り、常に適切な制御を実行することができる。
一方、学習値は適切であるにも係わらずこうし
た偏差が生じる場合がある。それは、例えばパワ
ーステアリング操作等の外乱が加わつた場合であ
る。この様な場合には、フイードバツク制御にお
ける制御値は学習値から大きくくずらさなければ
ならなくなる。つまり、その結果として実アイド
ル回転数と目標アイドル回転数との間に偏差が生
じているのであつて、これは学習値が不適切だか
ら生じているのではない。
従つて、このアイドル回転数についての偏差
が、フイードバツク制御の結果としての制御値が
学習値に対して有する偏差と対応する場合は、今
回実行中の制御において、パワーステアリング操
作等の外乱の影響により制御値が学習値から大き
くずれたための結果であり、学習値が不適切な訳
ではないと判断することができる。そこで、本発
明においては、こうした場合には学習値の補正を
行わないこととしているのである。
この結果、本発明のアイドル回転数の制御方法
によれば、内燃機関の固有の傾向や経年変化に対
応し、しかも、今回限りの外乱による影響を除去
した学習値によつて、常に安定したアイドル回転
数制御を実行することができる。
以下に本発明を、一実施例を挙げて図面と共に
説明する。
まず第1図は本発明方法が適用されるエンジン
及びその周辺装置を表わす説明図である。
1はエンジン本体、2はピストン、3は点火プ
ラグ、4は排気マニホールド、5は排気マニホー
ルド4に備えられ、排ガス中の残存酸素濃度を検
出する酸素センサ、6はエンジン本体1の吸入空
気中に燃料を噴射する燃料噴射弁、7は吸気マニ
ホールド、8は吸気マニホールド7に備えられ、
エンジン本体1に送られる吸入空気の温度を検出
する吸気温センサ、9はエンジン冷却水の水温を
検出する水温センサ、10はスロツトルバルブ、
11はスロツトルバルブ10に連動し、スロツト
ルバルブ10の開度に応じた信号を出力するスロ
ツトルポジシヨンセンサ、12はスロツトルバル
ブ10をバイパスする空気通路であるバイパス
路、13はバイパス路12の開口面積を制御する
ISCV、14は吸入空気量を測定するエアフロー
メータ、15は吸入空気を浄化するエアクリーナ
をそれぞれ表わしている。
又16は点火に必要な高電圧を出力するイグナ
イタ、17は図示していないクランク軸に連動し
上記イグナイタ16で発生した高電圧を各気筒の
点火プラグ3に分配供給するデイストリビユー
タ、18はデイストリビユータ17内に取り付け
られ、デイストリビユータ17の1回転、即ちク
ランク軸2回転に24回のパルス信号を出力する回
転角センサ、19はデイストリビユータ17の1
回転に1回のパルス信号を出力する気筒判別セン
サ、20は電子制御回路、21はキースイツチ、
22はスタータモータをそれぞれ表わしている。
更に23はエンジン冷間時に、スロツトルバル
ブを迂回して流れる空気の通路、即ちフアースト
アイドル用バイパス路を示している。そして24
は前記フアーストアイドル用バイパス路23を通
る空気量を制御するエアバルブを示している。
尚、エアバルブ24はエンジン冷間時に暖機運転
に必要なエンジン回転数を確保するためにフアー
ストアイドル用バイパス路23を開くように作動
する。
次に第2図は電子制御回路20のブロツク図を
表わしている。
30は各センサより出力されるデータを制御プ
ログラムに従つて入力及び演算すると共に、
ISCV13等の各種装置を作動制御等するための
処理を行うセントラルプロセシングユニツト(以
下単にCPUと呼ぶ)、31は前記制御プログラム
及び初期データが格納されるリードオンメモリ
(以下単にROMと呼ぶ)、32は電子制御回路2
0に入力されるデータや演算制御に必要なデータ
が読み書きされるランダムアクセスメモリ(以下
単にRAMと呼ぶ)、33はキースイツチ21が
オフされてもエンジン作動に必要なデータを保持
するよう、バツテリによつてバツクアツプされた
バツクアツプランダムアクセスメモリ(以下単に
バツクアツプRAMと呼ぶ)、34は図示してい
ない入力ポートや、必要に応じて設けられる波形
整形回路、各センサの出力信号をCPU30に選
択的に出力するマルチプレクサ、アナログ信号を
デジタル信号に変換するA/D変換器等が備えら
れた入力部をそれぞれ表わしている。35は図示
していない入力ポート等の他に出力ポートが設け
られ、その他必要に応じてISCV13等をCPU3
0の制御信号に従つて駆動する駆動回路等が備え
られた入・出力部を表し、36はCPU30、
ROM31等の各素子、入力部34及び入・出力
部35を結び各種データが送られるバスラインを
表わしている。
次に第3図は本実施例のフイードバツク学習制
御の制御プログラムを示すフローチヤート、第4
図は第3図における「ガード処理」ルーチンの制
御プログラムを示すフローチヤート、第5図はキ
ースイツチ21がオンされた時にまず行われる
「学習値強制セツト」ルーチンを示すフローチヤ
ートをそれぞれ表わす。
以下に各フローチヤートに沿つて本実施例の動
作を説明する。
まず第3図において、キースイツチ21がオン
され、所定のタイミングで「フイードバツク(以
下単にF/Bと呼ぶ)学習制御」ルーチンの処理
が開始され、ステツプ41にてISCのF/B制御
を行うに適する条件であるか否か、即ちスロツト
ルポジシヨンセンサ11より出力される信号によ
りスロツトルが全閉である旨、図示していない車
速センサより車速が零である旨等の条件(以下単
にF/B条件と呼ぶ)を満足するか否かが判定さ
れた判定結果が「NO」であれば46に示す「ガ
ード処理」ルーチンに移行し、判定結果が
「YES」であれば、ステツプ42に示すF/B制
御の為の処理に移行する。
ステツプ42では、バツクアツプRAM33内
に既に記憶されている学習値DGを制御値Dとし
てISCV13に出力する。するとISCV13は制御
値Dに応じた開度に維持され、その結果バイパス
路12を通過する空気量が制御されて空気量に応
じたアイドル回転数に制御される。またこの時の
回転数NEが目標値NFと異なる時は、当該目標
値NFにアイドル回転数に近づけるべくISCV1
3の制御値Dを増減する処理を行う。
次にステツプ43では、アイドル回転数NEが
「目標値NF+α(α>0)」以上であるか否かが
判定され判定結果が「YES」であればステツプ
44に移り、制御値Dと学習値DGとの大小が判
定され、「D≦DG」であれば学習値DGから補正
値G1を減算し、減算した結果を新たな学習値
DGとして記憶し、その後46に示す「ガード処
理」ルーチンに移行し、一方「D>DG」ならば
学習値DGに何の補正を行う事なく「ガード処
理」ルーチン46に移行する。
そしてステツプ43において、アイドル回転数
NEが「NF+α」より小であればステツプ47
において、更にアイドル回転数NEと目標回転数
NFとの大小が比較される。このステツプ47に
おいて「NE≧NF」と判定された場合は、ステ
ツプ44における処理と同様、制御値Dと学習値
DGの大小判定を行い、「D≦DG」であれば学習
値DGから補正値G2を減算し、減算した結果を
新たな学習値DGとして記憶して「ガード処理」
ルーチン46に移行し、またステツプ48にて
「D>DG」と判定されたならば学習値DGに何の
補正を行う事なく「ガード処理」ルーチン46に
移行する。
そしてまた、ステツプ47において「NE<
NF」と判定された場合はステツプ50にて
「NE≧NF−α」であるか否かが判定される。こ
のステツプ50で「YES」と判定された場合は
次のステツプ51で制御値Dと学習値DGの大小
が判定され、「D<DG」と判定されたならば、
「ガード処理」ルーチン46の処理に移り、判定
結果が「NO」、即ち「D≧DG」ならば学習値
DGに補正値G2を加算し、加算した結果を新た
な学習値DGとして記憶した後に「ガード処理」
ルーチン46の処理に移行する。
更にステツプ50においてエンジン回転数NE
が「目標回転数NF−α」よりも小であると判定
されたならば、ステツプ53に移り、ステツプ5
1と同様に「D<DG」であるか否かが判定さ
れ、判定結果が「YES」ならば「ガード処理」
ルーチン46に移行し、ステツプ53において判
定結果が「NO」であれば学習値DGに補正値G
1を加算し、加算した結果を新たな学習値DGと
して記憶した後「ガード処理」ルーチン46に移
行する。
そして、それぞれの場合において「ガード処
理」ルーチン46で後述する如き「ガード処理」
を実行後に本ルーチンの処理を終了する。
以上説明した本ルーチンの処理を更に詳述すれ
ば、エンジン回転数をNF+α、NF、NF−αで
区分される4つの部分に区分し、更にそれぞれの
区分において制御値Dが学習値DGより大きい区
分と小さい区分の合計8通りの区分に場合分けし
ている。これらの区分を図示すれば第6図の〜
に示す如くになる。
そして、の区分では制御値DがF/B制御の
結果、学習値DGより大きくされているので、学
習値DGに対して補正を行うことなくそのままの
値を維持する。しかしの区分では、「制御値D
≦学習値DG」であり、また「アイドル回転数
NE≧目標値NF+α」の関係、即ちF/B制御
によつてアイドル回転数NEが目標値NFにαを
加えた値より更に高く、しかもその時の制御値D
が、記憶されている学習値DG以下の関係にある
場合、次回の始動後初めてのF/B制御時の
ISCV13の制御値Dの初期値とされる学習値
DGは、既に記憶されている値では大きすぎるこ
ととなる。この様な学習値DGをそのまま再始動
時の初期の制御値として用いれば、アイドル回転
数が高すぎることもある。この為ステツプ45に
おいて学習値を補正値G1だけ減少させている。
そしての区分、即ち「制御値DG≦学習値
DG」でアイドル回転数NEが「NF≦NE<NF+
α」の関係を満たすときは、の区分と同様にス
テツプ49にて学習値DGを補正値G2だけ減少
させている。尚、ここで補正値G1,G2は「G
1>G2」の関係にあり、F/B制御によつて増
大したアイドル回転数に対応して、学習値を補正
する補正値の大きさを変えている。
またの区分については、前記したの区分と
同様に学習値DGに対して補正を行うことなくそ
のままの値を維持する。
次にの区分、即ち「制御値D≧学習値DG」
でかつアイドル回転数NEが「NF>NE≧NF−
α」の関係を満たすときは、学習値DGは制御値
D以下であることから、次回の始動後初めての
F/B制御時のISCV13の制御値Dの初期値と
される学習値DGが小さすぎて次回のF/B制御
で回転が低すぎるか、エンジンストールを起こす
可能性がある。その為DGの値をステツプ52に
て補正値G2だけ増大させている。しかしアイド
ル回転数NEはの区分と同じであつても「DG
>D」の関係にあるの区分では、学習値DGの
補正を行うことなくそのままの値を維持する。
そしてに示すように「制御値D≧学習値
DG」でかつアイドル回転数NEが「NE<NF−
α」の関係を満たすときはの区分の場合と同
様、学習値DGをステツプ54にて補正値G1だ
け増大させている。アイドル回転数NEがの区
分と同じでも「DG>D」の関係にあるの区分
では、の区分と同様に学習値DGに対して補正
を行うことなくそのままの値を維持する。
即ち、本ルーチンにおいてはステツプ42に示
すF/B制御の結果、上述した〜の区分の如
く制御値Dと異なる値となり、かつアイドル回転
数NEが目標値NFより異なる値となつた時に、
それぞれの区分に示す場合に対応してG1もしく
はG2で示す補正値を学習値DGに加算あるいは
減算して新たな学習値DGを算出し、しかる後、
新たに算出した学習値DGの「ガード処理」を行
つている。
次に46に示す「ガード処理」ルーチンについ
て説明する。「ガード処理」ルーチンにおいては
ステツプ45,49,52または54にて新たに
算出した学習値DGがある一定の範囲内に無い
時、学習値DGを強制的に当該範囲の上限または
下限の値に置き変えて、学習値DGが無制限に増
大もしくは減少するのを防ぐ為の処理を行う。以
下第4図に沿つて「ガード処理」ルーチンを説明
する。まずステツプ60において学習値DGが上
限値DGMAXより小さいか否かが判定され、判
定結果が「NO」、即ち学習値DGが上限値
DGMAX以上の値であればステツプ62にて学
習値DGを上限値DGMAXに示す値として、本ル
ーチンの処理を終え、また判定結果が「YES」、
即ち学習値DGが上限値DGMAXを越えないとき
は、次ステツプ61にて学習値DGが下限値
DGMINより大きいか否かが判定される。そして
判定結果が「NO」、即ち学習値DGが下限値
DGMIN以下の場合はステツプ63にて学習値
DGを下限値DGMINに示す値として本ルーチン
の処理を終え、また判定結果が「YES」、即ち学
習値DGが下限値DGMIN以上の値であれば学習
値DGをそのままの値に維持して本ルーチンの処
理を終える。
即ち本ルーチンは、学習値DGに上限・下限の
ガードを設ける処理を行うものである。尚、上限
のガードを設ける処理を行うものである。尚、上
限値DGMAX、下限値DGMINはエンジン本体1
やISCV13のバラツキを考慮した平均的な上限
値、下限値が設定される。
次に第5図に示す「学習値強制セツト」ルーチ
ンについて説明する。
本ルーチンはキースイツチ21がオンされた時
に行われる処理で、まずステツプ70にてバツク
アツプRAM33のスタンバイビツトがセツトさ
れているか否かが判定される。そして判定結果が
「YES」、即ちスタンバイビツトがセツトされて
いればステツプ71に移行し学習値DGにエンジ
ン本体1やISCV13の平均的な特性から定まる
制御値DMを学習値DGとしてバツクアツプRAM
33内にストアして本ルーチンの処理を終え、ま
たステツプ80にて判定結果が「NO」、即ちス
タンバイビツトがセツトされていなければバツク
アツプRAM33内の学習値DGはそのままで本
ルーチンの処理を終える。
尚、ステツプ71で学習値DGとしてストアさ
れる値DMは、やや高めの値の方がより確実でエ
ンジンストールを起こす可能性が少ないことから
DM+βとしても良い。
ここでバツクアツプRAM33のスタンドバイ
ビツトについて説明すれば、例えばバツテリが完
全に放電したり、バツテリの交換時にバツテリ電
極を外した時、バツクアツプRAM33へのバツ
クアツプ電源の供給が断たれるので同RAM33
内に記憶され保持された学習値DGが消失する。
この様なときにバツクアツプ電源が切れバツクア
ツプRAM33内には正しいデータが記憶されて
いない旨の情報をCPU30に出力する為にバツ
クアツプRAM33には特別の信号線端子が設け
られ、その信号線に高、低二値のスタンバイ信号
を出力している。この信号線がスタンバイビツト
として使用される。尚、ISCV13が故障して交
換した場合、バツクアツプRAM33内に記憶さ
れた学習値DGは、交換後のISCV13に適した
値でないことが多いのでこの様な場合にもスタン
バイビツトをセツトしても良い。
以上説明した「学習値強制セツト」ルーチンで
は、バツクアツプRAM33内のデータが消失し
た場合等F/B制御を繰り返し行つて(通常十分
間程アイドリングする必要がある)最適学習値
DGを算出しなくても、毛平均的な学習値DGを
強制的に設定できるので、適切なアイドル回転数
により早く制御することができる。
以上詳述したように、本発明のアイドル回転数
制御方法は、前回のアイドル回転数制御の結果に
基づいて記憶した学習値を初期値として、フイー
ドバツク制御によつてアイドルスピードコントロ
ールバルブを通過する空気量を制御すると共に、
実アイドル回転数と目標アイドル回転数との偏差
に応じて、該偏差が解消する方向へ前記初期値と
しての学習値を補正するアイドル回転数の制御方
法であつて、前記アイドル回転数についての偏差
と、フイードバツク偏差の結果としての制御値が
学習値に対して有する偏差との対応関係を判断
し、制御値が学習値に対して有する偏差に起因し
て前記アイドル回転数についての偏差が生じてい
るという対応関係が判断された場合は、前記学習
値の補正を行わないことを特徴としている。
つまり、第1に本発明のアイドル回転数の制御
方法によれば、学習値に基づき、内燃機関の固有
の傾向や経年変化等に対応した制御を速やかに実
行することができる。しかも、この学習値はアイ
ドル回転数が目標回転数と一致する方向へ補正さ
れて常に内燃機関の固有の傾向や経年変化等を反
映することができる。その上、今回のアイドル回
転数についての偏差のが、例えばパワーステアリ
ング操作等の外乱が加わつた場合の様な特別の事
情に基づく場合は学習値の補正を行わないことと
している。
従つて、本発明のアイドル回転数の制御方法に
よれば、内燃機関の固有の傾向や経年変化に対応
し、しかも、今回限りの外乱による影響は除去さ
れた学習値によつて、常に安定したアイドル回転
数制御を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法が適用される一実施例のエ
ンジン及びその周辺装置を表わす説明図、第2図
は電子制御回路を示すブロツク図、第3図は本実
施例のF/B学習制御ルーチンのプログラムを示
すフローチヤート、第4図は同じくガード処理ル
ーチンのプログラムを示すフローチヤート、第5
図は同じく学習値強制セツトルーチンを示すフロ
ーチヤート、第6図は第3図に示すF/B学習制
御ルーチンの処理内容を示す説明図である。 13…ISCV、21…キースイツチ、33…バ
ツクアツプRAM。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前回のアイドル回転数制御の結果に基づいて
    記憶した学習値を初期値として、フイードバツク
    制御によつてアイドルスピードコントロールバル
    ブを通過する空気量を制御すると共に、 実アイドル回転数と目標アイドル回転数との偏
    差に応じて、該偏差が解消する方向へ前記初期値
    としての学習値を補正するアイドル回転数の制御
    方法であつて、 前記アイドル回転数についての偏差と、フイー
    ドバツク制御の結果としての制御値が学習値に対
    して有する偏差との対応関係を判断し、 制御値が学習値に対して有する偏差に起因して
    前記アイドル回転数についての偏差が生じている
    という対応関係が判断された場合は、前記学習値
    の補正を行わないことを特徴とするアイドル回転
    数の制御方法。
JP4191982A 1982-03-16 1982-03-16 アイドル回転数制御方法 Granted JPS58158343A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585452A (ja) * 1981-07-02 1983-01-12 Isuzu Motors Ltd 電子制御エンジンのアイドル回転数制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS585452A (ja) * 1981-07-02 1983-01-12 Isuzu Motors Ltd 電子制御エンジンのアイドル回転数制御方法

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JPS58158343A (ja) 1983-09-20

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