JPH0350057B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、カーテンウオールの施工方法、特
に方立てを使用したカーテンウオールの施工方法
に関するものである。

〔従来技術〕

従来の方立てを使用したカーテンウオールの施
工方法としては、方立てと無目を使用したノツク
ダウン工法が一般的である。

この施工方法は、方立てと無目をグリツト状に
組み立てて構造躯体に取り付け、これをカーテン
ウオールユニツトの張設枠として使用する方法で
ある。

しかし、上記張設枠は、これに嵌め込むカーテ
ンウオールユニツトの大きさに合わせて精度よく
組み立てなければならないので、その組立作業に
手間がかかるという問題があつた。

また、精度よく組み立てた筈の張設枠でも、現
場施工であるため、多少の誤差が生ずることは避
けられず、したがつて、カーテンウオールユニツ
トの張設枠への嵌め込みがむずかしかつた。大抵
の場合、カーテンウオールユニツトを上下左右へ
動かしながら、場合によつては、無理な力を加え
ながら嵌め込まなければならなかつた。

このため、カーテンウオールユニツトを嵌め込
むさいの作業が煩雑で作業性が悪く、したがつ
て、時間がかかるので、作業能率も悪かつた。

〔発明の目的〕

この発明は、このような従来の問題を解決する
ためになされたもので、建物の正面から搬入した
カーテンウオールユニツトを上げまたは下げると
いう操作によつて、またカーテンウオールユニツ
トを取り付けるブラケツトを上げ下げするという
操作によつて、カーテンウオールを方立てに取り
付けることができ、したがつて、作業性と作業能
率のよいカーテンウオールの施工方法を提供する
ことを目的とする。

〔発明の構成〕

この発明によるカーテンウオールユニツトの施
工方法は、次の２つの発明を含むものである。

第１発明は、構造躯体の外側面の下部腰壁部に
パネル壁、その上部の上部腰壁部に腰壁枠、さら
にその上部の開口部に開口部枠をそれぞれ取り付
けるカーテンウオールの施工方法であつて、次の
７つの工程を備えたものである。

(1) 構造躯体のスラブにブラケツトを介して複数
本の方立てを取り付ける第１工程。

(2) 取り付けた各方立ての両側面であつて、上部
腰壁部の下端部に対応する位置に一対の第１ブ
ラケツトを、上部腰壁部の上端部に対応する位
置に一対の第２ブラケツトをそれぞれ取り付け
る第２工程。

(3) 各方立ての両側面であつて、下部腰壁部の下
端部に対応する位置に一対の第３ブラケツトを
上下移動、かつ位置決め可能に取り付けるとと
もに、一対の第３ブラケツトを構造躯体にブラ
ケツトを介して上下移動、かつ位置決め可能に
取り付ける第３工程。

(4) 開口部枠を、あらかじめ上方へ移動させた第
３ブラケツトと第２ブラケツトとの間に搬入
し、下方へ降ろして、その下部係合部を第２ブ
ラケツトに係合し、ついで、その上部係合部
に、第３ブラケツトを下方へ移動させて係合
し、これを固定することによつて、方立てに取
り付ける第４工程。

(5) 上部腰壁部に張設する腰壁枠の下部係合部と
下部腰壁部に張設パネル壁の上部係合部とを係
合する係合受枠を第１ブラケツトに取り付ける
第５工程。

(6) 腰壁枠を、その上部係合部を開口部枠の下部
係合受部に係合し、その下部係合部を係合受枠
の係合受部に係合することによつて、方立てに
取り付ける第６工程。

(7) パネル壁を、その上部係合部を係合受枠の係
合受部に係合し、その下部係止部を階下の開口
部枠の上枠の係止部に緊締係止することによつ
て、方立てに取り付ける第７工程。

第２発明は、構造躯体の外側面の上部腰壁部と
下部腰壁部に腰壁枠、その上部の開口部に開口部
枠をそれぞれ取り付けるカーテンウオールの施工
方法であつて、次の５つの工程、すなわち第１発
明における第１工程〜第４工程を主要部とし、こ
のほかに第５工程を備えたものである。

ここにいう第５工程は、腰壁枠を、その上部係
合部を開口部枠の下部係合受部に係合し、その下
部係合部を階下の開口部枠の上部係合受部に係合
することによつて、方立てに取り付ける工程であ
る。

〔実施例〕

最初に、第１発明の実施例を第１〜１３図によ
つて説明する。

第１図はその実施例の施工方法によつて張設さ
れたカーテンウオールの一部正面図、第２図は同
カーテンウオールの縦断面を模式的に示したもの
で、複数本ある方立て部分に共通である。第３〜
６図は第２図の主要部の横断面を示したものであ
る。第７図、第８図および第９図は、それぞれ第
２図におけるY₁部分、Y₃部分およびY₂部分の拡
大詳細図である。第１０〜１３図は、それぞれ第
３〜６図の拡大詳細図である。

まず、実施例の説明に先だつて、この実施例の
施工方法によつて張設されたカーテンウオールの
構造について説明する。

図において、Ｓはスラブ、ＧはこのスラブＳを
支持する梁であつて、両者Ｓ，Ｇが構造躯体を構
成している。ＨはブラケツトB₁を介して梁Ｇを
取り付けた方立てである。ここにいうブラケツト
B₁は、第７図に示すように、方立てＨにボルト
１で取り付けたプレートブラケツト２と、梁Ｇに
溶接したフアスナー３と、両者２，３をボルト４
ａ，４ｂによつて接合するフアスナー４とより構
成されている。

b₁，b₁は、方立てＨの左右両側面であつて、ス
ラブＳ（後述する上部腰壁部K₁の下端部）に対応
する位置に取り付けた一対の第１ブラケツト、
b₂，b₂は、同じく方立てＨの左右両側面であつ
て、後述する上部腰壁部K₁の上端部に対応する
位置に取り付けた一対の第２ブラケツトである。
この第２ブラケツトb₂，b₂は、第９図および第１
３図に示すように、ボルト５で取り付けてある。
第１ブラケツトb₁，b₁も、同様に取り付けてあ
る。

b₃，b₃は方立てＨの左右両側面であつて、後述
する下部腰壁部K₃の下端部、すなわち天井６に
対応する位置に取り付けた一対の第３ブラケツト
であり、B₂はこれらの第３ブラケツトb₃，b₃を、
フアスナー７とともに梁Ｇに取り付けるブラケツ
トである。なお、このブラケツトB₂とフアスナ
ー７とは溶接とボルト７ａで接合されており、フ
アスナー７は梁Ｇに溶接によつて取り付けられて
いる。

第３ブラケツトb₃，b₃は、第８図のように、こ
れに設けた上下方向へ長い２つの第１調整孔８，
８において、方立てＨにボルト９，９で上下移
動、かつ位置決め可能に取り付けられている。ま
た、第３ブラケツトb₃，b₃は、第８図に示すよう
に、これに設けた上下方向へ長い１つの第２調整
孔１０において、ブラケツトB₂にボルト１１で
上下移動、かつ位置決め可能に取り付けられてい
る。したがつて、ボルト９を緩めた状態では、方
立てＨに対して第３ブラケツトb₃，b₃を第１調整
孔８，８の範囲で上下へ移動させることができ、
ボルト９を緊締したときは所望の位置に固定でき
るようになつている。また、ボルト１１を緩めた
状態では、ブラケツトB₂に対して第３ブラケツ
トb₃，b₃を₃を第２調整孔１０の範囲で上下へ移
動させることができ、緊締すれば所望の位置に固
定できるようになつている。ただし、ここで、第
３ブラケツトb₃，b₃を移動させる場合は、方立て
Ｈがあらかじめ構造躯体に固定されているので、
前記ボルト９も同時に緩めておく必要がある。

なお、この実施例では、第１調整孔８，８と第
２調整孔１０をいずれも第３ブラケツトb₃，b₃に
設けたが、前者８，８を方立てＨに、後者１０を
ブラケツトB₂に設けるようにしてもよい。

以下の説明では、第２図に示すように、第１ブ
ラケツトb₁，b₁と第２ブラケツトb₂，b₂の間を上
部腰壁部K₁とし、第２ブラケツトb₂，b₂と第３
ブラケツトb₃，b₃の間を開口部K₂とし、第３ブ
ラケツトb₃，b₃と第１ブラケツトb₁，b₁の間を下
部腰壁部K₃とする。

Ｆは、第７図に示すように、ブラケツトb₁，b₁
にアングルピースｐを介してねじｎで方立てＨ，
Ｈの間に取り付けた係合受枠で、後述する腰壁枠
Ugとパネル壁Upを取り付けるためのものであ
る。

この係合受枠Ｆには、第７図のように、腰壁枠
Ugの下部嵌合片１５を嵌合する嵌合溝１４と、
パネル壁Upの上部嵌合片１７を嵌合する嵌合溝
１６が設けられている。

Umは開口部K₁に張設した開口部枠、Ugは上
部腰壁部K₁に張設した腰壁枠、Upは下部腰壁部
K₃に張設したパネル壁で、いずれもこの発明に
いうカーテンウオールユニツトである。

開口部枠Umは、あらかじめ上方へ移動させた
第３ブラケツトb₃，b₃と第２ブラケツトb₂，b₂の
間に搬入して、これを下方へ下げ、第９図のよう
に、その下端部に設けた嵌合片１２を第２ブラケ
ツトb₂，b₂に嵌め、ついで、第８図のように、開
口部枠Umの上端部に設けた嵌合溝１３に、上方
へ移動させておいた第３ブラケツトb₃，b₃を下方
へ下げて、その嵌合片ｔを嵌め、しかるのち、ボ
ルト９，９を緊締することによつて、方立てＨに
取り付けてある。

腰壁枠Ugは、開口部枠Umと係合受枠Ｆの間
に搬入して下方へ下げ、その上部鈎形掛止片１８
を、第９図のように、開口部枠Umの下端部に設
けた下部掛止溝１９に掛止し、その下部嵌合片１
５を、第７図のように、係合受枠Ｆの嵌合溝１４
に嵌合し、しかるのち、取付片１５ｂを係合受枠
Ｆにビス１５ａで固定することによつて、方立て
Ｈに取り付けてある。

パネル壁Upは、開口部枠Umと係合受枠Ｆの
間に搬入してから上方へ上げ、その上部嵌合片１
７を係合受枠Ｆの嵌合溝１６に嵌め、その取付片
２０を開口部枠Umの上枠の突片２１にボルト２
２で固定することによつて、方立てＨに取り付け
てある。

なお、ｃはシーラント、ｄはカーテンボツクス
である。また、上記嵌合片１２、嵌合溝１３およ
び係合受枠Ｆは、その左右（幅）方向の長さが方
立てＨの内規寸法と同じであると、ブラケツト
b₁，b₂，b₃と干渉して、これに取り付けることが
できないので、干渉しない範囲で上記方向の長さ
が短くしてある。

以上が、この実施例の施工方法によつて張設さ
れるカーテンウオールの構造であるが、次に、こ
のカーテンウオールの施工方法について説明す
る。

この施工方法は、次の７つの工程を備えたもの
である。

第１工程は、構造躯体である梁Ｇにブラケツト
B₁を介して複数本の方立てＨを取り付ける工程
である。第２工程は、梁Ｇに取り付けた各方立て
Ｈの左右両側面であつて、スラブＳ（上部腰壁部
K₁の下端部）に対応する位置に一対の第１ブラ
ケツトb₁，b₁を、同じく左右両側面であつて、上
部腰壁部K₁の上端部に対応する位置に一対の第
２ブラケツトb₂，b₂をそれぞれ取り付ける工程で
ある。

第３工程は、同じく各方立てＨの左右両側面で
あつて、天井６（下部腰壁部K₃の下端部）に対
応する位置に一対の第３ブラケツトb₃，b₃をボル
ト９で上下移動、かつ位置決め可能に取り付ける
とともに、これら一対の第３ブラケツトb₃，b₃
を、構造躯体である梁Ｇにフアスナー７を介して
取り付けたブラケツトB₂に、ボルト１１で上下
移動、かつ位置決め可能に取り付ける工程であ
る。

第４工程は、開口部枠Umを、あらかじめ上方
へ移動させてボルト９で仮止めした第３ブラケツ
トb₃，b₃と第２ブラケツトb₂，b₂との間に搬入し
て、これを下方へ下げ、その下端部の嵌合片１２
を第２ブラケツトb₂，b₂に嵌合し、ついで、開口
部枠Umの上端部の嵌合溝１３に、上方へ上げて
おいた第３のブラケツトb₃，b₃を下方へ下げ、そ
の嵌合片ｔを嵌める。そして、第３ブラケツト
b₃，b₃を方立てＨにボルト９，９で固定し、第３
ブラケツトb₃，b₃とブラケツトB₂をボルト１１
で固定する工程である。

第５工程は、腰壁部K₁に張設する腰壁枠Ugの
下部嵌合片１５を嵌める嵌合溝１４と下部腰壁部
に張設するパネル壁Upの上部嵌合片１７を嵌め
る嵌合溝１６とを有する係合受枠Ｆを第１ブラケ
ツトb₁，b₁に取り付ける工程である。

第６工程は、上部腰壁部K₁に張設するガラス
壁枠Ugを、その上部鈎形掛止片１８を開口部枠
Umの下部掛止溝１９に掛止し、その下部嵌合片
１５を係合受枠Ｆの嵌合溝１４に嵌めることによ
つて、方立てＨに取り付ける工程である。

第７工程は、パネル壁Upを、開口部枠Umと
係合受枠Ｆの間に搬入して上方へ上げ、その上部
嵌合片１７を係合受部Ｆの嵌合溝１６に嵌め、そ
の取付片２０を開口部枠Umの上枠の突片２１に
ボルト２２で固定することによつて、方立てＨに
取り付ける工程である。

なお、上記各工程の番号は、工程の順序を示す
ものではない。例えば、方立てＨを構造躯体に取
り付ける前に、あらかじめ、これに第１ブラケツ
トb₁，b₁と第２ブラケツトb₂，b₂を取り付けても
よい。両ブラケツトb₁，b₂の方立てＨにおける位
置関係は、スラブＳの間隔、上部腰壁部K₁の高
さによつて、一義的に定まるからである。また、
開口部枠Umを取り付ける前に、係合受枠Ｆを第
１ブラケツトb₁，b₁に取り付けておいてもよい。
両者Umと係合受枠Ｆは互に無関係に取り付ける
ことができるからである。

次に、作用を説明する。

上記実施例における開口部枠Umは、上述のよ
うに、第２ブラケツトb₂，b₂と第３ブラケツト
b₃，b₃の間に搬入して下方へ下げるという操作で
第２ブラケツトb₂，b₂に取り付けることができ、
一旦上方に上げた第３ブラケツトb₃，b₃を下方へ
下げるという操作で同ブラケツトb₃，b₃に取り付
けることができる。

また、腰壁枠Ugは、開口部枠Umとその下の
係合受枠Ｆとの間に搬入して下方へ下げるという
操作で取り付けることができる。パネル壁Upは、
開口部枠Umとその上の係合受枠Ｆとの間に搬入
して上方へ上げるという操作で取り付けることが
できる。

また、上記実施例における開口部枠Um、腰壁
枠Ugおよびパネル壁Upの各カーテンウオールユ
ニツトは、上げるか下げるかの操作、あるいは第
３ブラケツトb₃，b₃を上げ下げするという操作に
よつて取り付けることができる。つまり、各カー
テンウオールユニツトUm，Ug，Upを可成りの
ゆとりをもつて上下左右に移動させることができ
る。このため、各ブラケツトb₁，b₂，b₃の取付精
度は現場施工のレベルでよく、特にそれ以上の精
度を必要としない。

次に、第２発明の実施例を説明する。

この実施例は、５つの工程を備えたものであ
る。そのうちの第１工程〜第４工程は第１発明の
実施例におけると同じである。第５工程は、第１
発明の実施例における第５、第６の両工程に代る
もので、腰壁枠K₁と下部腰壁部K₃とに１枚の腰
壁枠を張設する工程である。この点で第１発明の
実施例と異なる。したがつて、ここでは第５工程
についてのみ説明する。

第１４図と第１５図は、この第２発明の実施例
によるカーテンウオールを示したもので、第１４
図はその腰壁枠の張設構造の要部を模式的に示し
た第２図相当図であり、第１５図はその詳細図で
ある。

図において、第１〜１３図と同一ないし相当部
分には同符号が付してある。Ug′は上部腰壁部K₁
と下部腰壁部K₃とに張設する腰壁枠で、２３は
その上端部に設けた上部鈎形掛止片、２４はその
下端部に設けた下部嵌合片である。Um′は開口部
枠で、２５はその上端部に設けた上部嵌合溝、２
６はその下端部に設けた下部掛止溝である。

このような構造となつているので、腰壁枠
Ug′を方立てＨに取り付ける場合は、これを上下
の開口部枠Um′，Um′の間に搬入して、下方に下
げ、上部鈎形掛止片２３を開口部枠Um′の下部掛
止溝２６に掛止し、下部嵌合片２４を開口部枠
Um′の上部嵌合溝２５に嵌合する。この工程は、
この発明における上記第５工程の内容をなすもの
である。

この実施例の場合は、腰壁枠Ug′を上述のよう
に、上下の開口部枠Um′，Um′の間に搬入して下
方に下げるという操作で、上部腰壁部K₁と下部
腰壁部K₃の両部位に同時に取り付けることがで
きる。この点で第１発明の実施例と異なる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、第１発明および第２発明
によれば、方立てにブラケツトを介してカーテン
ウオールユニツトを取り付ける構造になつてい
て、従来のように無目を使用する構造になつてい
ないので、同ユニツトを方立てに取り付ける際に
は、ブラケツトを上げ下げするか、同ユニツトを
上下のブラケツトの間に搬入して上げ下げすれば
よい。このため、ブラケツトの方立てへの取付精
度が現場施工レベルであつても、カーテンウオー
ルユニツトを簡単に取り付けることができる。

したがつて、両発明によれば、カーテンウオー
ルを施工する際の作業性と作業能率が向上する。

また、第２発明によれば、上部腰壁部と下部腰
壁部に１つの腰壁枠を取り付けるので、作業能率
がより一層向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１発明の実施例の施工方法により施
工したカーテンウオールの正面図、第２図は第１
図の−断面を模式的に示した図、第３図、第
４図、第５図および第６図は、それぞれ第２図の
−，−，−および−断面図、第
７図、第８図および第９図は、それぞれ第２図の
Y₁部分、Y₃部分およびY₂部分の拡大詳細図、第
１０図、第１１図、第１２図および第１３図は、
それぞれ第３図、第４図、第５図および第６図の
拡大詳細図、第１４図は第２発明の実施例の施工
方法により施工したカーテンウオールの要部断面
を模式的に示したもので、第２図に対応するも
の、第１５図は第１４図の拡大詳細図である。 Ｓ……スラブ、Ｇ……梁、Ｈ……方立て、b₁…
…第１ブラケツト、b₂……第２ブラケツト、b₃…
…第３ブラケツト、B₁，B₂……ブラケツト、
Um，Um′，Um……開口部枠、Ug，Ug′……
腰壁枠、Up，Up′……パネル壁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 構造躯体の外側面の下部腰壁部にパネル壁、
   その上部の上部腰壁部に腰壁枠、さらにその上部
   の開口部に開口部枠をそれぞれ取り付けるカーテ
   ンウオールの施工方法であつて、構造躯体のスラ
   ブにブラケツトを介して複数本の方立てを取り付
   ける工程と、取り付けた各方立ての両側面であつ
   て、上部腰壁部の下端部に対応する位置に一対の
   第１ブラケツトを、上部腰壁部の上端部に対応す
   る位置に一対の第２ブラケツトをそれぞれ取り付
   ける工程と、各方立ての両側面であつて、下部腰
   壁部の下端部に対応する位置に一対の第３ブラケ
   ツトを上下移動、かつ位置決め可能に取り付ける
   とともに、一対の第３ブラケツトを構造躯体にブ
   ラケツトを介して上下移動、かつ位置決め可能に
   取り付ける工程と、開口部枠を、あらかじめ上方
   へ移動させた第３ブラケツトと第２ブラケツトと
   の間に搬入し、下方へ降ろして、その下部係合部
   を第２ブラケツトに係合し、ついで、その上部係
   合部に、第３ブラケツトを下方へ移動させて係合
   し、これを固定することによつて、方立てに取り
   付ける工程と、上部腰壁部に張設する腰壁枠の下
   部係合部と下部腰壁部に張設パネル壁の上部係合
   部とを係合する係合受枠を第１ブラケツトに取り
   付ける工程と、腰壁枠を、その上部係合部を開口
   部枠の下部係合受部に係合し、その下部係合部を
   係合受枠の係合受部に係合することによつて、方
   立てに取り付ける工程と、パネル壁を、その上部
   係合部を係合受枠の係合受部に係合し、その下部
   係止部を階下の開口部枠の上枠の係止部に緊締係
   止することによつて、方立てに取り付ける工程と
   を備えたカーテンウオールの施工方法。 ２ 構造躯体の外側面の上部腰壁部と下部腰壁部
   に腰壁枠、その上部の開口部に開口部枠をそれぞ
   れ取り付けるカーテンウオールの施工方法であつ
   て、構造躯体のスラブにブラケツトを介して複数
   本の方立てを取り付ける工程と、取り付けた各方
   立ての両側面であつて、上部腰壁部に上縁部に対
   応する位置に一対の第２ブラケツトを取り付ける
   工程と、各方立ての両側面であつて、下部腰壁部
   の下端部に対応する位置に一対の第３ブラケツト
   を上下移動、かつ位置決め可能に取り付けるとと
   もに、これら一対の第３ブラケツトを構造躯体に
   ブラケツトを介して上下移動、かつ位置決め可能
   に取り付ける工程と、開口部枠を、あらかじめ上
   方へ移動させた第３ブラケツトと第２ブラケツト
   との間に搬入し、下方へ降ろして、その下部係合
   部を第２ブラケツトに係合し、ついで、その上部
   係合部に第３ブラケツトを下方へ移動させて係合
   し、これを固定することによつて、方立てに取り
   付ける工程と、腰壁枠を、その上部係合部を開口
   部枠の下部係合受部に係合し、その下部係合部を
   階下の開口部枠の上部係合受部に係合することに
   よつて、方立てに取り付ける工程とを備えたカー
   テンウオールの施工方法。