JPH0349864Y2 - - Google Patents

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JPH0349864Y2
JPH0349864Y2 JP1984150257U JP15025784U JPH0349864Y2 JP H0349864 Y2 JPH0349864 Y2 JP H0349864Y2 JP 1984150257 U JP1984150257 U JP 1984150257U JP 15025784 U JP15025784 U JP 15025784U JP H0349864 Y2 JPH0349864 Y2 JP H0349864Y2
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JP
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molding material
injection
degassing
hole
chamber
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JP1984150257U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、可塑化シリンダの径よりか径の大き
い脱気チヤンバー内に可塑化計量された成形材料
を射出することにより、該成形材料内に含まれて
いる有害な揮発性ガス、空気等を取り除くことが
できる射出装置に関する。
「従来の技術」 射出プランジヤーと可塑化シリンダを直角に結
合したプランジヤー式射出成形装置が知られてい
るが、この装置は可塑化シリンダの前方にトービ
ードを内蔵しており、可塑化された材料が射出シ
リンダ内に注入すると、該注入圧により射出プラ
ンジヤーは後退し、しかるのち射出プランジヤー
の前進により成形材料はノズル部をへて金型内に
射出する。
ところが、可塑化シリンダの前方に注入された
成形材料が発生する揮発性ガス、空気の脱気が充
分に行われていないため成形製品にシルバースト
リーク(銀条)の条痕が形成され、外観欠点をと
もなうものである。
また、従来のスクリユ式射出装置はホツパから
の材料は自重によつて加熱シリンダ内に落下し、
スクリユの回転によつて溶融混練されつゝその溝
にそつてシリンダ先端部におくられると、加熱シ
リンダ先端部に成形部材のストツクにともないス
クリユが後方に押し戻される。
しかるのち、射出装置後部の射出シリンダによ
つてスクリユに射出力が加えられ、スクリユは射
出プランジヤーとなつてその先端部ノズル部から
金型内に直接射出する。
このタイプも成形材料内の水分や揮発分を取り
除くことは、きわめて難しい。
有害な水分や揮発性ガスを除去するものとして
例えばベント式射出装置が知られている。
該ベント式射出装置は第1ステージと第2ステ
ージ間にスクリユ溝の深さを大きくした長いスク
リユを使用し、加熱シリンダの略中央で成形材料
の圧力が低下するのを利用し、これによつて水分
や揮発性ガスが気化し、中央部に設けたペント口
よりそのまゝ大気中へ排出するか、あるいは真空
ポンプによつて強制的に排出するものである。
これら欠点を補うべく種々開発されたその1つ
例えば特公昭58−50185号公報に記載されたもの
は射出充填時に樹脂通路のわずかな間隙がガス抜
きを行うところに特長を有するが、溶融樹脂を充
填する時間は数秒から10数秒というきわめて短い
時間内にて行うため満足な効果を期待できない。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、金型に射出される成形材料より発生
する揮発性ガス、水分あるいは空気等が製品の表
面もしくは外面に近い層中に流動方向に沿つて銀
白色の条痕、フローマーク、ウエルドライン等を
形成するのを防止すべく、材料を金型に直接ある
いは樹脂通路をへて充填するのでなく、一応脱気
されたチヤンバー内射出せしめ、しかるのち、該
チヤンバー内にて脱気せしめ、金型内に再度射出
することにより射出成形製品の不良を皆無ならし
むる射出装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 予め脱気された減圧チヤンバー内に可塑化計量
された成形材料が射出プランジヤーを介して射出
されることにより、該成形材料内に含まれている
空気、ガス等を脱気するための前記減圧チヤンバ
ーを備えた射出装置において、該チヤンバーの径
が可塑化加熱シリンダの径よりか大きく形成され
ると共に該減圧チヤンバーの成形材料流入口側に
スリツト状の貫通孔が形成され、他方脱気側には
外部と連通可能な脱気用貫通孔が略同一水平線上
に形成され、該水平線上の両貫通孔上方に上記射
出プランジヤーが配され、該脱気用貫通孔にパイ
プの一端が連結され、該パイプの他端が真空装置
に連結されてなることを特徴とする射出装置を提
供することにある。
「作用」 射出プランジヤーを上昇限まで上昇せしむる
と、略同一水平線上に形成された脱気用貫通孔と
材料流入口が開口する。
この状態で切換弁を開通し、真空ポンプによつ
てチヤンバー内の空気を排出せしめて、該減圧チ
ヤンバー内を負圧の状態にする。
しかるのち、該減圧チヤバー内が所定の負圧状
態に達すると、前記可塑化加熱シリンダのスクリ
ユは射出プランジヤーとなつて減圧チヤンバー内
にスリツト状の貫通孔をへて成形材料を射出し、
該減圧チヤンバー内に垂直に落下することにより
成形材料に含まれている空気、揮発性ガスのみが
前記脱気用貫通孔を通じて脱気される。
ついで、減圧チヤンバー内の射出プランジヤー
は下降して金型内に射出する。
このとき、減圧チヤンバーの脱気用貫通孔と流
入口が閉鎖される。
「実施例」 図に基づいて本考案の好適例を説明する。
図はプランジヤー式射出装置に対して直角にス
クリユ式射出装置を配設したものである。
なお、スクリユ式射出装置の駆動機構並びにプ
ランジヤー式射出装置の駆動機構と型締装置につ
いての図示説明は省略する。
100はスクリユ射出装置で、該装置100は
可塑化加熱シリンダ101、スクリユ102、ス
クリユ回転装置(図示せず)、推力受けと射出シ
リンダおよびラム106と前記可塑化加熱シリン
ダ101の先端には成形材料の流入口103を設
け、後方にホツパー104を設ける。
105は可塑化加熱シリンダ101の外周にセ
ツトした加熱用バンドヒータである。
200はプランジヤー式射出装置で、該装置は
加熱シリンダ201と、その先端にはノズル部2
02を有し、該加熱シリンダ201内を上昇、若
しくは下降する射出プランジヤー203を嵌合す
る。
該加熱シリンダ201の側壁には前記スクリユ
式射出成形装置の加熱シリンダ101の先端の流
入口103に合致する成形材料流入口にスリツト
状の貫通孔204並びに該貫通孔204と同一水
平線上に位置すべく脱気用貫通孔205を形成す
る。
該加熱シリンダ201内の減圧チヤンバー20
6は前記可塑化加熱シリンダ101の径よりか大
きい径を有するように形成されている。
207は真空ポンプで、該真空ポンプ207と
前記減圧チヤンバー206間には切換弁208を
介してパイプ213の一端を前記加熱シリンダ2
01の脱気用貫通孔205に連結し、他端を真空
ポンプ207側に連結する。
209は加熱シリンダ201の外周にセツトし
た加熱用バンドヒータである。
210は射出プランジヤー203を下降せしむ
るラムである。
211,212は加圧液体の給排管(図示せ
ず)を連結せしむる出入口である。300は金型
を示す。
「効果」 射出プランジヤー203が上昇限に達した時点
で、真空ポンプ207側の切換弁208の作動と
相まつて加熱シリンダ201内の減圧チヤンバー
内206の空気は排出される。
空気の排出(脱気)により負圧状態の前記減圧
チヤンバー内206にスリツト状の貫通孔204
をへて成形材料を射出せしむると、該成形材料内
に含まれている空気、水分あるいは揮発性ガスは
チヤンバー206外へ脱気される。
ついで、チヤンバー206内の射出プランジヤ
ー203は下降開始して金型300内に射出成形
する。
従つて、射出成形製品の表面には外観をそこな
うが如きの条痕、フローマーク、ウエルドライン
等の如きものは全くなくなり、製品の不良を皆無
ならしむることができる本考案特有の効果を奏す
る。
また、成形材料より脱気するので溶融温度を高
くすることができ、成形サイクルのスピードアツ
プを可能ならしめた。
なお、本考案装置は上記実施例に限定されるも
のでなく、例えばトランスフア成形に応用できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案装置の一部を省略した概略全体図で
ある。 204:成形材料流入口用貫通孔、205:脱
気用貫通孔、206:減圧チヤンバー、207:
真空ポンプ、213:パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予め脱気された減圧チヤンバー206内に可塑
    化計量された成形材料が射出プランジヤー203
    を介して射出されることにより、該成形材料内に
    含まれている空気、ガス等を脱気するための前記
    減圧チヤンバー206を備えた射出装置におい
    て、該チヤンバー206の径が可塑化加熱シリン
    ダ101の径よりか大きく形成されると共に該減
    圧チヤンバー206の成形材料流入口側にスリツ
    ト状の貫通孔204が形成され、他方脱気側には
    外部と連通可能な脱気用貫通孔205が略同一水
    平線上に形成され、該水平線上の両貫通孔20
    4,205上方に上記射出プランジヤー203が
    配され、該脱気用貫通孔205にパイプ213の
    一端が連結され、該パイプ213の他端が真空装
    置207に連結されてなることを特徴とする射出
    装置。
JP1984150257U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPH0349864Y2 (ja)

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JPS6167116U JPS6167116U (ja) 1986-05-08
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JPH0270416A (ja) * 1988-09-06 1990-03-09 Nissei Plastics Ind Co プリプラ式射出成形機
JP5246934B2 (ja) * 2008-09-05 2013-07-24 株式会社名機製作所 射出成形機

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JPS4915827U (ja) * 1972-05-13 1974-02-09
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