JPH05138698A - 金型ガス抜装置 - Google Patents

金型ガス抜装置

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JPH05138698A
JPH05138698A JP30150791A JP30150791A JPH05138698A JP H05138698 A JPH05138698 A JP H05138698A JP 30150791 A JP30150791 A JP 30150791A JP 30150791 A JP30150791 A JP 30150791A JP H05138698 A JPH05138698 A JP H05138698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
air
mold
gas
resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30150791A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kotabe
泰 小田部
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】成形を重ねても、溶融した樹脂が発生したガス
が液化してエアベントやキャビティ内に付着することが
なく、成形品の品質が低下することを防止する。 【構成】キャビティ12に連通してガス抜スリット13
が形成され、樹脂をキャビティ12に充填する時にキャ
ビティ12内の空気及び発生したガスを排出する。樹脂
はキャビティ12内の空気に妨げられることなく、円滑
に充填される。また、上記ガス抜スリット13と連通す
るように上記金型10を貫通してエアベント21が形成
される。該エアベント21は、一端がバキュームポンプ
16に連通され、他端21aが大気に開放される。バキ
ュームポンプ16は、キャビティ12内の空気及びガス
を吸引するとともに、エアベント21の他端21aから
大気中の空気を吸引する。したがって、エアベント21
は大量の空気の流れが形成され、キャビティ12内から
排出されたガスがエアベント21内に滞留することがな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型ガス抜装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内で加熱され、かつ、流動化された樹脂を高圧で射
出し、金型のキャビティ内に充填し、その中で冷却し、
固化又は硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出
すようにしているが、上記キャビティ内には充填時に空
気が存在しており、樹脂の充填に伴い空気を排出する必
要がある。そのため、キャビティに連通する空気の逃げ
道(エアベント)を設けるようにしている。
【0003】ところが、上記キャビティ内に充填された
樹脂が発生したガスはエアベントに進入し、該エアベン
トにおいて液化してしまう。したがって、1週間又は2
週間間隔で定期的に金型を分解し、清掃を行う必要があ
る。そこで、上記エアベントに進入したガスを強制的に
排出するためにバキュームポンプを設けるようにしたも
のが提供されている。
【0004】図2は従来の金型ガス抜装置の断面図であ
る。図において、10は金型、10aは可動プラテン1
1aに固定された可動金型、10bは固定プラテン11
bに固定された固定金型、12は上記可動金型10aと
固定金型10b間に形成されたキャビティである。13
は上記キャビティ12に連通するように形成されたガス
抜スリット、14は該ガス抜スリット13に連通して形
成されるエアベント、15はバキュームホース、16は
バキュームポンプである。
【0005】上記金型10のキャビティ12内に溶融し
た樹脂を充填するためにシリンダ17が設けられる。該
シリンダ17はノズル部17aと加熱シリンダ部17b
から成り、該加熱シリンダ部17b内にスクリュ18が
回転自在、前後進自在に配設される。19は上記加熱シ
リンダ部17bとスクリュ18間に樹脂を供給するため
のホッパである。
【0006】上記構成の金型ガス抜装置において、スク
リュ18を回転させながら後退させると、ホッパ19か
ら加熱シリンダ部17b内に落下した樹脂が、スクリュ
18に形成された溝に沿って前進する。加熱シリンダ部
17bには図示しないヒータが配設されていて、該ヒー
タによって上記樹脂は溶融され、ノズル部17a内のス
クリュ18の前端に溜められる。
【0007】このようにして計量が行われると、次に、
スクリュ18は前進させられ、溶融した樹脂はノズル部
17aから射出され、キャビティ12内に充填される。
ところで、上記キャビティ12が密閉されていると、樹
脂が充填される時にキャビティ12内の空気や、樹脂が
発生したガスによって樹脂の充填が妨げられてしまう。
そこで、キャビティ12内の空気及び発生したガスを外
に排出するため、上記キャビティ12に連通するように
ガス抜スリット13が形成され、樹脂の充填前にバキュ
ームポンプ16を駆動させ、ガス抜スリット13、エア
ベント14及びバキュームホース15を介してキャビテ
ィ12内の空気及びガスを排出しておき、その後充填を
行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の金型ガス抜装置においては、バキュームポンプ16
によって吸引することができる空気量はキャビティ12
内の容積に相当するだけのものであって少量であり、空
気及びガスを十分に排出することができない。したがっ
て、時間の経過と共にエアベント14においてガスが液
化し、粉状物20が蓄積されてしまう。そして、粉状物
20が多くなると上記エアベント14を閉鎖してしま
い、樹脂がキャビティ12内に充填される時、キャビテ
ィ12内の空気及びガスを十分に排出することができな
くなって、その分樹脂の充填が困難になり、不良品が成
形されてしまう。
【0009】また、キャビティ12内にも粉状物20が
蓄積されることがあり、成形品の表面に付着して成形品
の外観を損なってしまう。本発明は、上記従来の金型ガ
ス抜装置の問題点を解決して、成形を重ねても、樹脂が
発生したガスが液化してエアベントやキャビティ内に付
着することがなく、成形品の品質が低下することのない
金型ガス抜装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の金
型ガス抜装置においては、固定金型と可動金型から成
り、両者間にキャビティを形成した金型が設けられ、該
キャビティに連通してガス抜スリットが形成される。該
ガス抜スリットは、樹脂をキャビティに充填する時にキ
ャビティ内の空気及び樹脂が発生したガスを排出する。
【0011】また、上記ガス抜スリットと連通するよう
に上記金型を貫通してエアベントが形成される。該エア
ベントは、一端が真空源に連通され、他端が大気に開放
される。
【0012】
【作用】本発明によれば、上記のように固定金型と可動
金型から成り、両者間にキャビティを形成した金型が設
けられ、該キャビティ内に溶融した樹脂が充填される。
上記キャビティに連通してガス抜スリットが形成され、
該ガス抜スリットは、樹脂をキャビティに充填する時に
キャビティ内の空気及び樹脂が発生したガスを排出す
る。したがって、樹脂はキャビティ内の空気に妨げられ
ることなく、円滑に充填される。
【0013】また、上記ガス抜スリットと連通するよう
に上記金型を貫通してエアベントが形成される。該エア
ベントは、一端が真空源に連通され、他端が大気に開放
される。真空源は、キャビティ内の空気及びガスを吸引
するとともに、エアベントの他端から大気中の空気を吸
引する。したがって、エアベント内には大量の空気の流
れが形成され、キャビティ内から排出されたガスがエア
ベント内に滞留することがなくなる。
【0014】したがって、エアベント内に粉状物が蓄積
することがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の金型ガス抜装置
の断面図である。図において、10は金型、10aは可
動プラテン11aに固定された可動金型、10bは固定
プラテン11bに固定された固定金型、12は上記可動
金型10aと固定金型10b間に形成されたキャビティ
である。
【0016】上記金型10のキャビティ12内に溶融し
た樹脂を充填するためにシリンダ17が設けられる。該
シリンダ17はノズル部17aと加熱シリンダ部17b
から成り、該加熱シリンダ部17b内にスクリュ18が
回転自在、前後進自在に配設される。19は上記加熱シ
リンダ部17bとスクリュ18間に樹脂を供給するため
のホッパである。
【0017】上記構成の金型ガス抜装置において、スク
リュ18を回転させながら後退させると、ホッパ19か
ら加熱シリンダ部17b内に落下した樹脂は、スクリュ
18に形成された溝に沿って前進する。加熱シリンダ部
17bには図示しないヒータが配設されていて、該ヒー
タによって上記樹脂は溶融され、ノズル部17a内のス
クリュ18の前端に溜められる。
【0018】このようにして計量が行われると、次に、
スクリュ18は前進させられ、溶融した樹脂はノズル部
17aから射出され、キャビティ12内に充填される。
ところで、上記キャビティ12が密閉されていると、樹
脂が充填される時にキャビティ12内の空気や、樹脂が
発生したガスによって樹脂の充填が妨げられてしまう。
そこで、キャビティ12内の空気及びガスを外に排出す
るため、上記キャビティ12に連通するようにガス抜ス
リット13が形成される。
【0019】そして、該ガス抜スリット13に連通する
ようにエアベント21が形成される。該エアベント21
は上記可動金型10aを貫通して形成され、一端がバキ
ュームホース15を介してバキュームポンプ16に連通
させられ、他端21aが大気に開放されている。また、
上記エアベント21は大気に開放された他端21aとガ
ス抜スリット13間に絞り22を備えている。
【0020】上記構成の金型ガス抜装置において、図示
しない型締装置が操作され、可動プラテン11aが移動
して可動金型10aと固定金型10bを当接し、型閉じ
が行われ、続いて型締めが行われる。その後、上記バキ
ュームポンプ16を作動すると、上記エアベント21、
ガス抜スリット13及びキャビティ12内の空気が吸引
され、キャビティ12内が負圧になる。
【0021】次に、上記ノズル部17aが前進し、固定
プラテン11bにノズルタッチが行われた後、スクリュ
18が前進させられ、溶融した樹脂がキャビティ12内
に充填させられる。この時、キャビティ12内の空気
は、上記バキュームポンプ16によってガス抜スリット
13、エアベント21及びバキュームホース15を介し
て吸引され、キャビティ12内から排出される。また、
樹脂の充填時に発生したガスはキャビティ12内に滞留
することなく、空気と同様に吸引される。
【0022】また、バキュームポンプ16が作動してい
る間は絞り22を介して空気が吸引され、上記エアベン
ト21内に常時空気流が形成される。したがって、大気
中の空気と共にガスを吸引することができ、エアベント
21を流れる空気の量が増加し、エアベント21に蓄積
する粉状物を除去することができる。その後、キャビテ
ィ12内に充填された樹脂は冷却され、冷却が完了する
と型締装置が操作されて型開きが行われ、成形品が取り
出される。この時、上記バキュームポンプ16が停止さ
せられる。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、固定金型と可動金型から成り、両者間にキャビ
ティを形成した金型が設けられ、該キャビティ内に溶融
した樹脂が充填される。上記キャビティに連通してガス
抜スリットが形成され、該ガス抜スリットは、樹脂をキ
ャビティに充填する時にキャビティ内の空気及び樹脂が
発生したガスを排出する。したがって、樹脂はキャビテ
ィ内の空気に妨げられることなく、円滑に充填され、不
良品が成形されることがなくなる。
【0025】また、上記ガス抜スリットと連通するよう
に上記金型を貫通してエアベントが形成される。該エア
ベントは、一端が真空源に連通され、他端が大気に開放
される。真空源は、キャビティ内の空気及びガスを吸引
するとともに、エアベントの他端から大気中の空気を吸
引する。したがって、エアベント内には大量の空気流が
形成され、キャビティ内から排出されたガスがエアベン
ト内に滞留することがなくなる。
【0026】したがって、エアベント内に粉状物が蓄積
することがなく、キャビティ内の空気やガスを十分に排
出することができる。また、エアベントが常時十分な量
のガスを吸引するため、キャビティ内に粉状物が蓄積す
ることがなく、成形品の表面に粉状物が付着して品質が
低下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型ガス抜装置の断面図である。
【図2】従来の金型ガス抜装置の断面図である。
【符号の説明】
10 金型 10a 可動金型 10b 固定金型 12 キャビティ 13 ガス抜スリット 16 バキュームポンプ(真空源) 21 エアベント 21a 他端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)固定金型と可動金型から成り、両
    者間にキャビティを形成した金型と、 (b)該キャビティに連通して形成され、充填時にキャ
    ビティ内の空気及び発生したガスを排出するためのガス
    抜スリットと、 (c)該ガス抜スリットと連通するように上記金型を貫
    通して形成され、一端が真空源に連通され、他端が大気
    に開放されるエアベントを有することを特徴とする金型
    ガス抜装置。
JP30150791A 1991-11-18 1991-11-18 金型ガス抜装置 Withdrawn JPH05138698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30150791A JPH05138698A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 金型ガス抜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30150791A JPH05138698A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 金型ガス抜装置

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JPH05138698A true JPH05138698A (ja) 1993-06-08

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ID=17897753

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JP30150791A Withdrawn JPH05138698A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 金型ガス抜装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204