JPH0664838U - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH0664838U
JPH0664838U JP751293U JP751293U JPH0664838U JP H0664838 U JPH0664838 U JP H0664838U JP 751293 U JP751293 U JP 751293U JP 751293 U JP751293 U JP 751293U JP H0664838 U JPH0664838 U JP H0664838U
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JP
Japan
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exhaust
screw cylinder
gas component
screw
molding material
Prior art date
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Pending
Application number
JP751293U
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English (en)
Inventor
信宏 小倉
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】十分な量のガス成分を吸引し、排気効率を向上
させる。 【構成】スクリュー12がスクリューシリンダ11内に
回転自在にかつ進退自在に配設され、該スクリューシリ
ンダ11の後方に材料計量管14が取り付けられる。そ
して、該材料計量管14は区画部材によって区画されて
成形材料を供給する材料供給部14b、及びガス成分を
排出する排気部14cを有する。また、材料計量管14
の上方に配設され、成形材料を前記材料供給部14bに
供給するホッパー17、前記材料供給部14bとホッパ
ー17の間に配設されたスライドシャッタ16、前記排
気部14cに連通して配設され、ガス成分を排出する排
気ライン22及び前記排気部14cと排気ライン22の
間に配設された排気弁23を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高温下で気化しやすい成分を含む材料のための射出成形機に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スクリューシリンダ内で加熱され溶融させられた成形材料を高圧で射出 して金型のキャビティ内に充填(じゅうてん)し、冷却して固化させ、続いて金 型を開いて成形品を取り出すようにした射出成形機においては、高温下で気化し やすい添加剤やオリゴマーを含有する高分子材料(ポリマー)、ガラス繊維など を含有する複合材料等を溶融し可塑化する際に水蒸気、気体等のガス成分が成形 材料から発生する。
【0003】 このガス成分を除去することなく射出成形を行うと、ガス成分がスクリューシ リンダ内で膨張して射出ノズルの先端から成形材料が流出(ドルーリング現象) したり、成形が不安定になったりして不良品発生率が高くなってしまう。 そこで、スクリューシリンダ内において発生したガス成分を除去するため、ベ ントスクリューを用いたベント式の射出成形機が提供されている。このベント式 の射出成形機においては、スクリューシリンダ内を成形材料が固形状態にある供 給部、半溶融状態にある圧縮部、及び溶融状態にある計量部から成るスクリュー 機能を1本のスクリューで直列に2ステージ化し、第2ステージの供給部にベン ト口を設けてスクリューシリンダ内を大気に開放するか、又は負圧化することに よってガス成分を除去するようになっている。
【0004】 この場合、予備乾燥を必要とする成形材料を使用して射出成形する場合でも予 備乾燥工程を省略することができるだけでなく、シルバーストリーク(銀条)の ない成形品を得ることができる。また、金型の表面にやに状の粘液が付着するこ とがなくなるため、光沢があり寸法にばらつきが発生することのない安定した成 形品を得ることができるとともに、混練効果が良好になるので品質が向上し、顔 料の分散もよく色むらのない成形品を得ることができる。そして、乾燥機やホッ パードライヤが不要となり、成形材料の移動に伴うごみの混入がなく、電力の節 減も可能となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のベント式の射出成形機においては、供給部、圧縮部 及び計量部から成るスクリュー機能を1本のスクリューで直列に2ステージ化し ているので、スクリューが長くなり、射出成形機の寸法も大きくなって専用機化 してしまうだけでなく、コストが上昇してしまう。
【0006】 また、第1ステージと第2ステージの間で可塑量のバランスを良好にとらなけ ればならず、例えば、第1ステージの可塑量が第2ステージの可塑量より多い場 合、溶融した成形材料がベント口から流出してしまう。したがって、成形条件の 範囲が狭くなり、適用することができる成形材料や成形品が限られてしまう。 そこで、スクリューシリンダの後方に材料計量管及びホッパーを設け、また、 前記材料計量管に連通して排気ラインを設けるとともに、前記材料計量管と排気 ラインに負圧を発生させてガス成分を吸引し、排出するようにした射出成形機が 考えられる。
【0007】 ところが、前記排気ラインは材料計量管の上部に設けられるため、実際にガス 成分を除去する必要がある箇所から離れた位置で、しかも、材料計量管内のペレ ット状の成形材料を介してガス成分を吸引することになる。したがって、十分な 量のガス成分を吸引することができず、排気効率が低下してしまう。 本考案は、前記従来の射出成形機の問題点を解決して、十分な量のガス成分を 吸引することができ、排気効率を向上させることができる射出成形機を提供する ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 そのために、本考案の射出成形機においては、スクリューシリンダと、該スク リューシリンダ内において回転自在にかつ進退自在に配設されたスクリューと、 前記スクリューシリンダの後方に取り付けられた材料計量管を有する。そして、 該材料計量管は区画部材によって区画され、スクリューシリンダ内に成形材料を 供給する材料供給部、及び成形材料から発生したガス成分を排出する排気部を形 成する。
【0009】 また、材料計量管の上方に配設され、成形材料を前記材料供給部に供給するホ ッパーと、前記材料供給部とホッパーの間に配設されたスライドシャッタと、前 記排気部に連通して配設され、スクリューシリンダ内において発生したガス成分 を排出する排気ラインと、前記排気部と排気ラインの間に配設された排気弁を有 する。
【0010】
【作用】
本考案によれば、前記のように射出成形機は、スクリューシリンダと、該スク リューシリンダ内において回転自在にかつ進退自在に配設されたスクリューと、 前記スクリューシリンダの後方に取り付けられた材料計量管を有する。そして、 該材料計量管は、区画部材によって区画されてスクリューシリンダ内に成形材料 を供給する材料供給部、及び成形材料から発生したガス成分を排出する排気部を 備える。成形材料は、材料計量管の材料供給部を介してスクリューシリンダ内に 供給され、加熱され溶融させられる。
【0011】 また、材料計量管の上方に配設され、成形材料を前記材料供給部に供給するホ ッパーと、前記材料供給部とホッパーの間に配設されたスライドシャッタと、前 記排気部に連通して配設され、スクリューシリンダ内において発生したガス成分 を排出する排気ラインと、前記排気部と排気ラインの間に配設された排気弁を有 する。
【0012】 したがって、スクリューシリンダ内で成形材料から発生したガス成分は材料計 量管の排気部を通って上昇し、排気弁によって制御され、排気ラインを介して排 出される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の実施例を示す射出成形機の概略図である。 図において、11は所定部分に加熱手段を有し、ペレット状の成形材料を加熱 して溶融させるスクリューシリンダ、12は該スクリューシリンダ11内におい て回転自在にかつ進退自在に配設されたスクリュー、13は前記スクリューシリ ンダ11の端部においてスクリューシリンダ11とスクリュー12の間をシール しスクリューシリンダ11内を気密に保つグランドパッキンであり、容易に脱着 することができる構造としてある。
【0014】 また、14は前記スクリューシリンダ11の後方にあって、計量工程において 成形材料を一定量ずつ落下させて供給するとともに成形材料から発生したガス成 分を排出するための筒状の材料計量管である。該材料計量管14は前記スクリュ ー12の近傍から垂直に立ち上げて配設され、落下した成形材料が各フライト間 の溝内に進入するようになっている。前記材料計量管14は内部に区画部材とし ての区画壁14aが配設され、該区画壁14aによって材料供給部14bと排気 部14cが形成される。なお、前記区画部材として区画壁14aのほかパイプな どを使用することもできる。
【0015】 また、15はレベル検出器であり、材料計量管14の材料供給部14bに配設 され、材料供給部14b内の成形材料のレベルを検出して材料供給信号を出力す る。該材料供給信号は、例えば成形材料の供給を開始したり停止する場合に出力 される。 図示しない制御装置は、前記レベル検出器15から材料供給信号を受けて、材 料計量管14内の成形材料のレベルが低下したときにスライドシャッタ16を開 放し、成形材料のレベルが上昇したときにスライドシャッタ16を閉鎖する。
【0016】 17は前記材料計量管14の上に前記スライドシャッタ16を介して配設され 、材料計量管14に供給する成形材料を蓄えるホッパーである。該ホッパー17 には、成形材料を供給するための材料供給ライン18、及びホッパー17内の空 気を排出するための空気排出ライン19が接続されている。前記ホッパー17、 材料供給ライン18及び空気排出ライン19はオートローダを構成する。
【0017】 そして、22はスクリューシリンダ11内において成形材料から発生したガス 成分を吸引し強制的に排出するための排気ライン、23は前記材料計量管14の 排気部14cと排気ライン22の間にあって吸引されたガス成分の排出を制御す るための排気弁であり、図示しない空圧パイロット電磁弁によって操作される。 また、25は前記排気ライン22に配設される空気冷却器、26は負圧を発生 して前記排気ライン22にガス成分を吸引するルーツブロワ、27は排出された ガス成分内の固形成分を分離し除去するサイクロンである。
【0018】 前記構成の射出成形機において、射出工程の開始時から計量工程の完了時まで の間、スクリューシリンダ11内におけるスクリュー12の圧縮部及び供給部の 圧力を負圧にし、成形材料が可塑化される間において気化しやすいオリゴマーや 各種添加剤の気化を促進し、発生したガス成分を前記排気部14cを介して排出 する。
【0019】 このように、スクリューシリンダ11内で成形材料から発生したガス成分は材 料計量管14の排気部14cを通って上昇し、排気弁23によって制御され、排 気ライン22を介して排出される。すなわち、該排気ライン22は前記排気部1 4cを介してスクリューシリンダ11内に臨んでいるため、ガス成分を除去する 必要がある箇所に近接した位置で、しかも、成形材料を介することなく直接ガス 成分を吸引することができる。その結果、十分な量のガス成分を吸引することが でき、排気効率を向上させることができる。
【0020】 前記排気弁23及びスライドシャッタ16は次のように制御される。 図2は本考案の射出成形機のタイムチャートである。 前記材料計量管14(図1)は、前述したように成形材料を一定量ずつ落下さ せて供給するとともに成形材料から発生したガス成分を排出するものであり、二 つの操作をするために排気弁23及びスライドシャッタ16が設けられる。該ス ライドシャッタ16は、材料供給部14b内の成形材料が空杯状態になり、レベ ル検出器15の材料供給信号がオンになると開放され、成形材料の供給が開始さ れる。
【0021】 成形材料は、設定された材料供給期間が経過した後図示しない遅延タイマの計 時を開始し、該遅延タイマがタイムアップするまで供給される。すなわち、スラ イドシャッタ16は、樹脂が供給されている期間及びその直後に作動する遅延タ イマがタイムアップするまで開放される。 一方、排気弁23は、スライドシャッタ16の開放時に閉鎖され、それ以外は 開放される。そして、この間ルーツブロワ26は連続運転させられる。
【0022】 前記排気ライン22を介してルーツブロワ26によって吸引されたガス成分は 、空気冷却器25に導かれ、冷却水によって冷却される。そして、冷却されたガ ス成分はルーツブロワ26に送られるが、該ルーツブロワ26の入口側は負圧で あるのに対して出口側は大気に開放されている。したがって、大気圧下でガス成 分は固化又は液化する。これによって得られた固体成分又は液体成分はサイクロ ン27において補集され分離される。
【0023】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づい て種々変形することが可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものでは ない。
【0024】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば射出成形機は、スクリューシリン ダと、該スクリューシリンダ内において回転自在にかつ進退自在に配設されたス クリューと、前記スクリューシリンダの後方に取り付けられた材料計量管を有す る。そして、該材料計量管は、区画部材によって区画されてスクリューシリンダ 内に成形材料を供給する材料供給部、及び成形材料から発生したガス成分を排出 する排気部を備える。
【0025】 また、材料計量管の上方に配設され、成形材料を前記材料供給部に供給するホ ッパーと、前記材料供給部とホッパーの間に配設されたスライドシャッタと、前 記排気部に連通して配設され、スクリューシリンダ内において発生したガス成分 を排出する排気ラインと、前記排気部と排気ラインの間に配設された排気弁を有 する。
【0026】 したがって、スクリューシリンダ内で成形材料から発生したガス成分は材料計 量管の排気部を通って上昇し、排気弁によって制御され、排気ラインを介して排 出される。すなわち、該排気ラインは材料計量管の排気部を介してスクリューシ リンダ内に臨んでいるため、ガス成分を除去する必要がある箇所に近接した位置 で、しかも、成形材料を介することなく直接ガス成分を吸引することができる。 その結果、十分な量のガス成分を吸引することができ、排気効率を向上させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す射出成形機の概略図であ
る。
【図2】本考案の射出成形機のタイムチャートである。
【符号の説明】
11 スクリューシリンダ 12 スクリュー 14 材料計量管 14a 区画壁 14b 材料供給部 14c 排気部 16 スライドシャッタ 17 ホッパー 22 排気ライン 23 排気弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)スクリューシリンダと、 (b)該スクリューシリンダ内において回転自在にかつ
    進退自在に配設されたスクリューと、 (c)前記スクリューシリンダの後方に取り付けられ、
    区画部材によって区画されてスクリューシリンダ内に成
    形材料を供給する材料供給部、及び成形材料から発生し
    たガス成分を排出する排気部を形成した材料計量管と、 (d)該材料計量管の上方に配設され、成形材料を前記
    材料供給部に供給するホッパーと、 (e)前記材料供給部とホッパーの間に配設されたスラ
    イドシャッタと、 (f)前記排気部に連通して配設され、スクリューシリ
    ンダ内において発生したガス成分を排出する排気ライン
    と、 (g)前記排気部と排気ラインの間に配設された排気弁
    を有することを特徴とする射出成形機。
JP751293U 1993-02-26 1993-02-26 射出成形機 Pending JPH0664838U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101315408B1 (ko) * 2012-01-30 2013-10-08 문광필 실린더 가스배출장치 일체형 사출기
KR101325185B1 (ko) * 2012-01-30 2013-11-07 문광필 사출 성형용 실린더 가스배출장치

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JP4100829B2 (ja) * 1999-07-14 2008-06-11 キヤノン株式会社 トナーの製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970527