JPH0349135B2 - - Google Patents

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JPH0349135B2
JPH0349135B2 JP23356583A JP23356583A JPH0349135B2 JP H0349135 B2 JPH0349135 B2 JP H0349135B2 JP 23356583 A JP23356583 A JP 23356583A JP 23356583 A JP23356583 A JP 23356583A JP H0349135 B2 JPH0349135 B2 JP H0349135B2
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JP
Japan
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sheet
sample
temperature
humidity
reference pulse
Prior art date
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JP23356583A
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English (en)
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JPS60125930A (ja
Inventor
Norinobu Tamura
Shigeru Ootani
Minoru Morita
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TEIJIN MEMORII MEDEIA KK
Original Assignee
TEIJIN MEMORII MEDEIA KK
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は、シート状試料の温湿度特性の測定方
法、特にフレキツブルデイスク及びその基板の温
湿度特性の測定に好適な測定方法に関する。
〔従来技術〕
パソコンや各種OA機器等、現代の情報機器の
中で、その入出力端末機としてのフロツピーデイ
スクドライブ(FDD)の需要は内外で急増して
おり増加の一途をたどつている。このFDD及び
それに使用される媒体(フロツピーデイスク)要
求されているのは記憶容量の増大化と形状の小型
化の方向である。この前者の要求に対応する一つ
として、TPI(Track per Inch)の増加による高
密度化があるが、この場合に問題となるのがドラ
イブ、媒体系におけるオフトラツク量である。
特に媒体によるものは、全体的な温湿度膨脹に
よる寸法変化とその異方性とがあり、その厳重な
管理が要求されており、従つてその特性が正確に
且つ迅速に測定できる測定方法が要望されてい
る。
これに対し、特開昭57−128806号公報にはイメ
ージセンサにより試料の自由端縁の位置を検出す
る光学的方法が開示されている。また、IEEE
Transactionson Magnetics Vol Mag−17、No.
6、P2748〜P2750には、隣接する二つのトラツ
クに同一の基準パルス信号を記録しておき、該ト
ラツクに対応した所定のスキユー角度の一対のコ
アギヤツプを有する再生ヘツドにより再生し、両
トラツクの再生信号の位相差に基いてフロツピデ
イスクの温湿度特性を測定する磁気的方法が開示
されている。この方法はフロツピデイスクを使用
状態に近い状態で評価できる優れたものである
が、基準状態の測定が安定しないという問題があ
つた。また、種々の要因により測定精度の再現性
が良くない問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、前述の磁気的方法の改良を目的とし
たもので、安定した且つ再現性の良いシート状試
料の温湿度特性の測定方法を目的としたものであ
る。
〔発明の構成及び作用〕
上述の目的は以下の本発明により達成される。
すなわち本発明は、シート状試料を用いて磁気
デイスクを形成し、基準の温湿度条件下で隣接す
る二つのトラツクに同一の基準パルス信号を記録
し、一対のコアギヤツプを同じ値の正負のスキユ
ー角度でトラツクの夫々に対応して設けた再生ヘ
ツドにより所定の温湿度条件下で再生し、両トラ
ツクの再生信号の位相差に基いてシート状試料の
温湿度特性を測定するシート状試料の温湿度特性
の測定方法において、二つのトラツクに基準パル
ス信号をその周期以下の所定の位相差を有するよ
うに記録することを特徴とするシート状試料の温
湿度特性の測定方法である。
上述の構成により、安定した測定が得られ、更
に、前記再生の磁気デイスクの回転数が200〜
700rpm、基準パルス信号の周期が2〜32μsec、
スキユウ角度の値が4〜50度の範囲で測定するこ
とにより、感度良く再現性の良い測定ができる。
又、特にフロツピーデイスク及びその基板であ
る高分子樹脂シートの温湿度特性の測定に適した
ものである。
なお、上述の温湿度特性とは具体的に試料の温
度膨脹係数、湿度膨脹係数を云う。
以下、本発明の詳細を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の測定原理の説明図である。
第1図aにおいて、1はシート状試料の磁気デ
イスクで、NとN+1はその隣接したトラツクで
ある。2は読み書き(R/W)用のヘツドであ
り、二つのトラツクN,N+1を同時に記録再生
できるように二つのコアA,Bが所定間隔で設け
てある。そしてコアA,BのギヤツプGa,Gb
は、図示の通り、大きさが同じで向きが反対のス
キユー角度θで磁気デイスク1の半径方向から傾
けた対称な構成となつている。
第1図bはコアA,Bで記録する基準パルス信
号SA,SBであり、同じ周期Tで同期した同一信
号となつている。従つて、基準の温湿度条件でこ
の基準パルス信号SA,SBを磁気デイスク1のト
ラツクN,N+1に記録し、同じ条件で再生する
と図示のものと同じ同期した信号がコアA,Bか
ら得られる。
ところが、基準と異なつた所定の例えば試料の
膨脹側の温湿度条件で再生すると以下のようにな
る。すなわち、かかる条件下では磁気デイスク1
は第1図aに一点鎖線で示す如くΔl′だけ膨脹す
る。従つて、トラツクN,N+1も所定量Δlだ
け外側へ変位し二点鎖線で示す位置になる。一
方、ヘツド2はかかる条件変化下ではその変化が
無視できる部材で支持されているとすれば、その
位置は変化しない。そこで、その再生信号RA,
RBは、第1図cに示すようにコアAに対してコ
アBの信号RBが位相φだけ遅れた信号となる。
この位相差φは、磁気デイスク1の膨脹と比例関
係にあり、よつてこの位相差φを検出することに
より磁気デイスク1の温湿度による変化量が測定
できる。その上に、測定は基準パルス信号SA,
SBのパルス毎になされるので、磁気デイスク1
の全周の前記変化量の分布が測定でき、よつて試
料の異方性についても正確に測定できる。
ところで、上述の測定は具体的には第2図、第
3図に示す装置によつて実施される。
第2図は上述の測定を実施する測定装置のドラ
イブ部の要部の側断面図、第3図は該測定装置の
測定回路のブロツク図である。
ドライブ部は、市販のフロツピーデイスクドラ
イブ装置を用い、そのヘツド2の取付けを改良し
たものである。すなわち、図において、10はア
ルミ板、鋼板等からなる支持台で、ヘツド2は図
示の通り取着部材11を介してスピンドル部12
と共通の支持台10上に設けて、ヘツド2の温湿
度の変化による位置変化が小さく且つその変化量
を正確に測定できるようにしてある。12aは駆
動モータ、12bはスピンドル、12cはスピン
ドルハブ、12dはコレツトで、磁気デイスク1
を保持回転駆動するようになつている。
そして、コアA,Bからの再生信号RA,RB
は、アンプ21A,21Bで増巾され、波形整形
回路22A,22Bにより第1図b,cに示す所
定の巾のパルスに整形される。次いで、両再生信
号RA,RBは、フリツプフロツプ回路からなる
位相差検出回路23に入り、位相差φを巾とした
パルス列からなる位相差信号Dに変換される。位
相差信号Dは積分回路24に入り第1図eに示す
位相差信号Dのパルス巾すなわち位相差φに比例
した高さHの三角波からなるアナログ出力信号O
に変換される。この出力信号を記録計に記録し、
その包絡線を求めれば、試料の温湿度変化による
寸法変化量を異方性を含めて測定できる。
ところで、基準パルス信号SA,SBを同期して
記録しておくと、再生を含めた測定回路の条件の
微小変動のため、基準の条件での再生信号RA,
RBにおいては、コアAの再生信号RAとコアB
の再生信号RBとの同期が前後するため、位相差
信号Dが大巾に変動することが明らかとなつた。
本発明は、前述の通り基準パルス信号SA,SB
に予め位相差を与えて記録し、上記変動をなくす
ものである。すなわち、具体的には基準パルス信
号SAに対して基準パルス信号SBを第1図bに示
す如く予め決めた位相遅れLだけ遅延させて記録
するのである。すると、再生信号RA,RBの位
相差φは、基準の温湿度条件において位相遅れL
となるのみで、その他は全く前述と同様であり、
従つて、全く同様に測定できる。そして、基準の
温湿度条件においても、位相遅れLが存在するた
め、前述の測定回路の微小変動の位相差φへの影
響は位相遅れLを中心とした微小変動となり、安
定した測定ができる。
また、理論的な検討から磁気デイスク1の変位
量Δlと出力信号Oの高さHとの間には次式が成
立することが導かれる。
Δl=K・N・l0・T/tanθH なお、上式において、Kは比例定数、Nはスピ
ンドル回転数、Tは基準パルス信号の周期、l0
基準の温湿度条件でのスピンドル12bとヘツド
2との距離、θはギヤツプのスキユウ角度の絶対
値である。
上式より、同じ変位量Δlに対しても測定出力
信号Oの高さHは測定条件に大きく影響される。
特に精度良く且つ再現性の良い測定条件を試料に
ポリエチレンテレフタレートを用いて検討したと
ころ、下記条件の範囲内で測定する必要があるこ
とが見出された。
すなわち、スピンドル従つて磁気デイスクの回
転数Nが200〜700rpm、基準パルス信号の周期T
が2〜32μs、スキユウ角度θの絶対値が4〜50度
の範囲である。
ところで、測定に際しては以下のようにすると
少ない測定回数で試料の温湿度特性具体的には温
度膨脹係数及び湿度膨脹係数を測定することがで
きる方法がある。
すなわち、基準状態より温度、湿度共に異なる
第1の状態で変位量の測定を行ない、次に両状態
と温度、湿度が異なる第3の状態で変位量の測定
を行ない、下式により温度膨脹係数αT及び湿度
膨脹係数αHを求めれば良い。
αT=Δl1ΔH2−Δl2ΔH1/l0(ΔT1ΔH2−ΔT2ΔH1
) αH=Δl1ΔT2−Δl2ΔT1/l0(ΔT2ΔH1−ΔT1ΔH2
) 上式において、Δl1,Δl2は基準状態に対する第
1、第2の状態での変位量、ΔT1,ΔT2は基準状
態と第1、第2の状態との温度差、ΔH1,ΔH2
は基準状態と第1、第2の状態の湿度差である。
なお、変位量Δl、温度膨脹係数αT、湿度膨脹
係数αH等の測定出力信号Oからの算出は検量線
図等を実験的に定めることにより簡単にできる。
また位相差φ即ちパルス巾Dをコンピユータに直
接読み込み、データ処理するようにすれば、アナ
ログ変換された出力Oよりも精度が高く、高速処
理の自動測定装置が実現できる。
以上の通り、本発明は磁気デイスクの状態で試
料の温湿度特性具体的には温度及び湿度の膨脹係
数の安定且つ精度の良い測定を可能としたもので
あり、フロツピ−デイスクの基板に用いられる高
分子樹脂シートの評価及び品質管理、あるいはフ
ロツピ−デイスク自体の品質管理に特に有効に適
用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の測定原理の説明図、第2図は
本発明を実施する測定装置のドライブ部の要部の
側断面図、第3図は該測定装置の測定回路のブロ
ツク図である。 1:磁気デイスク、2:ヘツド、12:スピン
ドル駆動部、20:測定回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状試料を用いて磁気デイスクを形成
    し、基準の温湿度条件下で隣接する二つのトラツ
    クに同一の基準パルス信号を記録し、一対のコア
    ギヤツプを同じ値の正負のスキユー角度でトラツ
    クの夫々に対応して設けた再生ヘツドにより所定
    の温湿度条件下で再生し、両トラツクの再生信号
    の位相差に基いてシート状試料の温湿度特性を測
    定するシート状試料の温湿度特性の測定方法にお
    いて、二つのトラツクに基準パルス信号をその周
    期以下の所定の位相差を有するように記録するこ
    とを特徴とするシート状試料の温湿度特性の測定
    方法。 2 前記再生の磁気デイスクの回転数が200〜
    700rpm、基準パルス信号の周期が2〜32μsec、
    スキユー角度の値が4〜50度の範囲で測定する特
    許請求の範囲第1項記載のシート状試料の温湿度
    特性の測定方法。 3 前記シート状試料が高分子樹脂シートである
    特許請求の範囲第1項若しくは第2項記載のシー
    ト状試料の温湿度特性の測定方法。
JP23356583A 1983-12-13 1983-12-13 シ−ト状試料の温湿度特性の測定方法 Granted JPS60125930A (ja)

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CN106018458B (zh) * 2016-05-12 2018-10-30 燕山大学 一种差温轧制的热模拟方法

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