JPH01201817A - フロッピーディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はフロッピーディスクドライブ装置の設計、製造
、試験に当たって必要となる磁気ヘッドのトラック幅測
定用フロッピーデスクに関する。

（従来の技術） 従来フロッピーディスクドライブ装置（以下ドライブ装
置と呼ぶ）の設計、製造、試験に当たって、トラック位
置、インデックス位置、アジマス等の測定用フロッピー
ディスクが製造され、常用されてきた。しかしながら、
高い寸法精度の要求される磁気ヘッドのトラック幅に関
しては、測定を簡易化するための専用フロッピーディス
クがなかった。

従って従来では、顕＠鏡等を用いて光学的に磁気ヘッド
のトラック幅の測定を行っていたため、磁気ヘッドをド
ライブ装置に組込んだ後では磁気ヘッドのトラック幅の
測定を行うことが不可能であった。

近年フロッピーディスクはパーソナルコンピューター等
の記録媒体としてその重要性を増し、線記録密度及びト
ラック密度の向上による大容量化が年々進んでおり、こ
れに伴いドライブ装置に用いる磁気ヘッドは狭ギャップ
化、狭トラツク化し、磁気ヘッドのギャップ長及びトラ
ック幅に増々高い寸法精度が要求されている。

また、実際フロッピーディスクに記録を行う時、記録し
たい部分゛以外にも磁化が生じてしまったり、あるいは
再生時に再生したい部分以外の磁界がもれて入ってくる
。このため光学的に測定したトラック幅と実効トラック
幅とが異なってしまう。

そこで磁気ヘッドの実効トラック幅の測定は、フロッピ
ーディスクに被測定ヘッドで実際に記録を行った後、フ
ロッピーディスクの半径方向に対する被測定ヘッドの位
置を変えながら繰返し再生を行い、それぞれの被測定ヘ
ッドの位置に対する再生出力をプロットして実効トラッ
ク幅を算出していた。

（発明が解決しようとする課題） 上述したような方法でトラック幅を算出するのは非常に
手間がかかるだけでなく、磁気ヘッドをドライブ装置に
組込んだ侵、磁気ヘッドのトラック半径を変えながら繰
返し再生を行うといったことは非常に困難な場合が多い
。

そこで本発明は、磁気ヘッドをドライブ装置に組込んだ
後でも、磁気ヘッドのトラック幅の算出が容易に行なえ
るトラック幅測定用フロッピーディスクを提供すること
を目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のフロッピーディスクは半径方向に対する記録位
置または半径方向に対する記録幅が一定の割合で変化し
た信号が記録されていることを特徴とする。

（作　用） 上述したようなトラック幅測定用フロッピーディスクに
は、一定割合で半径方向に対する記録位置または半径方
向に対する記録幅が減少おるいは僧加するような信号が
記録されている。これを用いることによって被測定ヘッ
ドはドライブ装置に組込まれたままで再生出力信号の出
力波形を測定することにより、再生出力信号の増減の割
合から容易に実効トラック幅の測定ができる。

（第１の実施例） 次に、本発明の第１の実施例を図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の第１の実施例を模式的に示したもので
あり゛、トラック幅測定用の３．５インチのフロッピー
ディスク１を示したものである。

このフロッピーディスク１には最外周のトラックから、
フロッピーディスクの半径方向に対する記録幅が２００
μｍで、３．６度毎にフロッピーディスクの半径方向に
対する記録位置が２μｍづつ減少した記録信号５が最内
周のトラックまで段階的に記録されている。第１図では
模式的に示しであるため記録信号５が一周で最内周のト
ラックとなっているが、実際には螺旋状に何周にもわた
って記録されている。

次にこのフロッピーディスクの製造方法を説明する。一
般にディスク装置は一定速度で回転しており、本実施例
では１回転するのに２００ｍ５ｅｃである。こ゛のため
３．６度毎と２　ｍ５ｅｃ毎とは同等であり、最外周の
トラックから磁気ヘッドを２　ｍ５ｅｃ走行させるたび
にフロッピーディスクの半径方向に対する記録位置を２
μｍずつ減少させ、これを繰り返して最内周のトラック
まで一定出力の信号を記録していく。

このようにして記録していくことにより、３゜６度毎に
フロッピーディスクの半径方向に対する記録位置が２μ
ｍずつ減少した信号が記録される。

またここで使用する磁気ヘッドの幅は次の通りである。

一般に磁気記憶容量１ＭＢ及び２ＭＢの３．５インチフ
ロッピーディスクのトラック幅はＪＩＳでは１１５±８
μｍと決められているため、被測定ヘッドの幅が極端に
大きかったりあるいは小さかったりすることはない。従
って信号を記録する際に用いる磁気ヘッドのトラック幅
は１８０μｍ程度のもので十分である。また大容量化の
ためにトラック幅を狭くしたヘッドについても上述と同
様の方法で測定可能である。

このようにして磁気ヘッドのトラック幅測定用のフロッ
ピーディスクは容易に製造することができる。

そしてトラック幅の測定は次のようにして行なう。

まず前述したフロッピーディスクを用いて、フロッピー
ディスク１の任意の位置に被測定ヘッドを設置して再生
出力を観測する。

第２図は上述したフロッピーディスク１上に記録された
記録信号５を示し、横軸に時間、縦軸にフロッピーディ
スクの半径方向に対する記録位置をとってグラフ上に書
き表したものである。

斜線で示した部分はフロッピーディスク上の任意の位置
の被測定磁気ヘッドの通過する位置１１を表し、２　ｍ
５ｅｃ毎に段階的に２μｍずつフロッピーディスクの最
内周のトラックに近づいてずれている部分がフロッピー
ディスクに記録された記録信＠５を示している。

ここで被測定磁気ヘッドの通過する位置１１と記録信号
５の交わった部分が再生され、オシロスコープ等でその
再生出力波形を観測することができる。

そして第３図は第２図における再生出力波形を示したも
のである。

このような再生出力を見ることによって被測定ヘッドの
トラック幅は次のように計算される。

フロッピーディスク１上の任意の位置の磁気ヘッドの再
生出力は記録信号５と交わらない時は出力波形は現われ
ず、記録信号５と交わるにつれて出力波形は徐々に大き
くなる。そして記録信号５上に被測定ヘッドのトラック
幅すべてが入る時は再生可能な最大の出力をとる。この
ような状態に必る時はこの出力を維持しつづけ、被測定
ヘッドのトラック幅が記録信号５からずれるに従って、
その出力波形は徐々に減少して再生出力は再び○になる
。

さてトラック幅の算出方法でおるが、その−例を示すと
次のようでおる。前述の出力波形から再生出力がＯから
現われ始めた時点を１１、最大出力になる時点をｔ３と
し、またフロッピーディスクの半径方向に対して記録位
置がずれる時間をΔｔ、Δを時間毎にフロッピーディス
クの半径方向に対して記録位置のずれる距離を八ｒとす
ると、被測定ヘッドのトラック幅Ｗは、 Ｗ＝　＜Δｒ／Δｔ）Ｘ　（ｔ　３−ｔ　１）で求める
ことができる。

この算出方法は、フロッピーディスクに段階的に記録さ
れた半径方向に対する記録幅に対して、被測定ヘッドの
トラック幅が小さいと仮定した場合の方法でおる。通常
ではこの方法で十分であるが、被測定ヘッドのトラック
幅がフロッピーディスクに段階的に記録された記録幅よ
り大きい場合、上述の計算方法による被測定トラック幅
は常にフロッピーディスクに段階的に記録された記録幅
と等しくなってしまい、上述の計算方法は使えない。

そこで上記の方法による計算値がフロッピーディスクに
段階的に記録された記録幅と等しくなった場合、最大出
力から減少しはじめる時点をｔ４として被測定トラック
幅Ｗは、 Ｗ＝　（Δｒ／Δｔ）Ｘ　（ｔ　４−ｔ　１）で求める
ことができる。

また測定の精度を向上させたい場合、再生出力が最大出
力の５０％になる時点を１２、そして再生出力が再び５
０％になる時点をｔ５とすると、被測定ヘッドのトラッ
ク幅Ｗは Ｗ＝　（Δｒ／Δｔ）Ｘ　［（ｔ　３−ｔ　２）　＋（
ｔ　５−ｔ　４）　］ で求めることができる。

上述したようなフロッピーディスク１を用いることによ
って、被測定ヘッドがドライブ装置が組込まれた後でも
、被測定ヘッドによる再生出力波形を見ることによって
任意の位置にある被測定ヘッドの実効トラック幅を容易
に測定することができる。

なおここでは段階的にフロッピーディスクの半径方向に
対する記録位置が一定の割合で変化した信号が記録され
たフロッピーディスクを用いたが、第４図に示すように
連続的にフロッピーディスクの半径方向に対する記録位
置が一定の割合で変化した信号が記録されたものであっ
てもよい。

この他にもフロッピーディスクの最内周のトラックから
信号を記録しはじめ、徐々にフロッピーディスクの半径
方向に対する記録位置を最外周に移動させてもよい。

（第２の実施例） 次に本発明の第２の実施例を第５図を参照して説明する
。

ここでも３．゛５インチのフロッピーディスクを例にと
って説明すると、フロッピーディスクの半径方向に対す
る記録幅が２００μｍから３．６度毎に２μｍずつ減少
し、トラック−周でフロツピ−デイ゛スクの半径方向に
対する記録幅がＯとなるように記録信号５が記録されて
いる。

次にこのフロッピーディスクの製造方法であるが、１ト
ラツク上にフロッピーディスクの半径方向に対する記録
幅が徐々に減少する記録信号５が記録されている。

そしてこの記録信号５は次のようにして記録する。

このフロッピーディスクの任意のトラックに比憶容１１
ＭＢ及び２ＭＢの３．５インチのフロッピーディスクに
用いる磁気ヘッドのトラック幅が１１５±８μｍと決め
られており、また本実施例で使用するドライブ装置はに
２００　ｍ５ｅｃで磁気ヘッドがトラックを一周してい
る。このため１周のトラックにフロッピーディスクの半
径方向に対する記録幅が３．６度毎に２μｍずつ減少し
最終的には出力Ｏとなる信号を記録したいため、２００
μｍのトラック幅のものを用いて記録を行なう。

そして記録信号５のフロッピーディスクの半径方向に対
する記録幅が３．６度毎に２μｍ減少するように、記録
した信号のトラック幅の外周あるいは内周にそって、２
　ｍ５ｅｃ毎にフロッピーディスクの半径方向に対する
記録位置を２μｍずつ増加又は減少させながら直流消去
にて太いトラック幅で記録された信号のトラック幅を除
々に削っていく。

このようにして記録された信号のフロッピーディスクの
半径方向に対する記録幅が段階的に小さくなっていくフ
ロッピーディスクを作製することができる。

そこでこのようなフロッピーディスクを用いて被測定磁
気ヘッドで再生を行う。第６図は上述したフロッピーデ
ィスク上に記録された記録信号５を示し、横軸に時間、
縦軸にフロッピーディスクの半径方向に対する記録位置
をとってグラフ上に書き表したものである。斜線で示し
た部分はフロッピーディスク上の任意の位置の被測定ヘ
ッドの通過する位置１１を表し、２　ｍ５ｅｃ毎に段階
的に２μｍずつ記録信号５の幅が減少している部分がフ
ロッピーディスクに記録された記録信号５を示している
。

ここで被測定ヘッドと記録信号５の交わった部分が再生
され、オシロスコープ等でその再生出力波形を観測する
ことができる。

そして第７図は第６図における再生出力波形を示したも
のである。

このような再生出力波形を見ることによって被測定ヘッ
ドのトラック幅は次のように計算される。

その計算方法の一例を示すと次のようである。

最初は被測定ヘッドのトラック幅に比べて記録された信
号の幅のほうがはるかに大きいため再生出力１００％を
保持しているが、ある時点からその再生出力は低下して
いく。そこで再生出力１００％から減少しはじめる時点
を１１、再生出力Ｏ％となる時点をｔ２とし、フロッピ
ーディスクの半径方向に対して記録幅が変化する時間を
Δｔ。

Δを時間毎にフロッピーディスクの半径方向に対して記
録幅が減少する距離をΔｒとすると、被測定ヘッドのト
ラック幅Ｗは、 Ｗ＝　（八ｒ／Δｔ）Ｘ　（ｔ　２−ｔ　１）で求める
ことができる。

このように従来ドライブ装置に磁気ヘッドが組込まれた
優では不可能であった磁気ヘッドのトラック幅の測定が
オシロスコープ等の安価な機器で、フロッピーディスク
の再生出力１００％から減少しはじめ再生出力Ｏ％とな
るまでにかかった時間を測定するだけで容易に磁気ヘッ
ドのトラック幅の測定が行なえるようになった。

また光学的に測定する磁気ヘッドのトラック幅に比べて
実効のトラック幅が測定できることから、今後の磁気ヘ
ッドのギャップ長及びトラック幅の増々高い寸法精度の
要求に応えることがより可能となる。

ここではフロッピーディスクの半径方向に対する記録幅
が段階的に変化するものを示したが、連続的に変化して
もよく、またこの記録幅は増加してもよいことは言うま
でもない。

また１トラツクに限ることなく槽数トラックに同様の信
号が記録されていてもよい。

なお上記の２つの実施例では３．５インチのフロッピー
ディスクを例にとったが、これにかぎることなく５．２
５インチでも８インチでもあらゆる大きさのフロッピー
ディスク及び磁気ディスク−股に利用できる。

［発明の効果］ 上述してきたように本発明のフロッピーディスクを用い
ることによって、磁気ヘッドのトラック幅を光学的に測
定することに比べて、実効の値が測定でき、また被測定
磁気ヘッドをドライブ装置に組込んだ後でも容易に測定
することが可能となる。またオシロスコープ等の安価な
機器を用いるだけでおりコストの面でも非常に有用でお
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例のフロッピーディスクを
模式的に示す正面図、第２図は第１図における記録面を
一直線状に示した模式図、第３図は本発明の第１の実施
例のフロッピーディスクの被測定ヘッドによる再生出力
を示す図、第４図は本発明の第１の実施例のフロッピー
ディスクの変形例を模式的に示した正面図、第５図は本
発明の第２の実施例のフロッピーディスクを模式的に示
す正面図、第６図は第５図における記録面を一直線状に
示した模式図、第７図は本発明の第２の実施例のフロッ
ピーディスクの被測定ヘッドによる再生出力を示す図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 半径方向に対する記録位置または半径方向に対する記録
   幅が一定の割合で変化した信号が記録されていることを
   特徴とした フロッピーディスク。