JPH034825A

JPH034825A - アップライト形電気掃除機

Info

Publication number: JPH034825A
Application number: JP13815289A
Authority: JP
Inventors: Hideo Abe; 阿部　秀男
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1989-05-31
Filing date: 1989-05-31
Publication date: 1991-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、小形タイプの吸込口体を用いたアップライト
形電気掃除機に関する。

（従来の技術）アップライト形電気掃除機は、第６図に示すように、図
示しない電動送風機およびこの電動送風機に連通ずる図
示しない集塵室を内部に設けた掃除機本体１と、この掃
除機本体１の上部に突設されたハンドル２と、前記掃除
機本体１の下部に集塵室と連通して接続され床面上に接
地される吸込口体３とを備えている。

この第６図に示す電気掃除機の場合、大形タイプの吸込
口体３を用いているため、収納時などにおいて掃除機本
体１を床面上に立てて置いた状態でも姿勢が安定して倒
れにくいなどの利点がある。しかし、大きく重いため、
掃除時の吸込口体の走行性が悪く、アップライト形電気
掃除機本来の軽快感を損なうものであった。

また、小形タイプの吸込口体を用いた電気掃除機の場合
、小さく軽いため、掃除時の吸込口体の走行性が良好で
軽快感を得られる利点がある。

しかし、掃除機本体をそれ自身で床面上に立てて置くこ
とができなかったり、床面上に立てて置けたとしても姿
勢が非常に不安定で倒れやすかった。

そのため、掃除機本体から突出させたスタンドを床面上
に接地させ、このスタンドと吸込口体とで掃除機本体を
支持することにより、掃除機本体を床面上に立てて置い
た状態での姿勢を安定させるようにした構造がある。

（発明が解決しようとする課題）前記のように、小形タイプの吸込口体を用いたアップラ
イト形電気掃除機では、掃除機本体から突出させたスタ
ンドを床面上に接地させ、このスタンドと吸込口体′と
で掃除機本体を支持することにより、掃除機本体を床面
上に立てて置いた状態での姿勢を安定させるようにした
構造があるが、この掃除機本体を立てて置いた状態のま
まで、掃除場所や収納場所などの目的の場所まで運ぶ運
搬時において、床面上の吸込口体を走行させて行けば電
気掃除機全体を持ち上げることなく容易に運ぶことがで
きるが、床面上に接地するスタンドがあるため、このス
タンドが走行抵抗となると共にスタンドで床面を傷付け
ることになり、従って、電気掃除機全体を持ち上げて運
ばなければならなかった。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、掃除場
所や収納場所などの目的の場所まで運ぶ運搬時において
、掃除機本体を床面上に立てて置いた状態のまま吸込口
体を走行させて容易に運ぶことができるアップライト形
電気掃除機を提供することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、電動送風機およびこの電動送風機に連通ずる
集塵室を内部に設けた掃除機本体と、この掃除機本体の
上部に突設されたノ＼ンドルと、前記掃除機本体の下部
に集塵室と連通して接続され床面上に接地される吸込口
体とを備えたア・ツブライト形電気掃除機において、前
記吸込口体の後部に、この吸込口体から後方に突出して
床面上に接地される滑走体を設け、かつ、前記掃除機本
体の下部に、前記滑走体に係合して掃除機本体を支持す
るスタンドを進退可能に設けたものである。

（作用）本発明では、掃除時において、吸込口体を床面に接地し
、ハンドルを挟持して掃除機本体を支持しつつ、吸込口
体を床面上において走行移動させる。このとき、滑走体
が床面に接地し、吸込口体の後部側を支持する。

また、収納時など″において、掃除機本体を立てて置く
には、掃除機本体の下部からスタンドを突出させ、この
スタンドの先端部を滑走体に係合させる。これにより、
掃除機本体は、吸込口体とスタンドとによって支持され
、立てて置いた状態での姿勢が安定する。

そして、このように、掃除機本体を立てて置いた状態の
ままで、掃除場所や収納場所などの目的の場所まで運ぶ
運搬時においては、掃除機本体をそのまま押して進めれ
ば、吸込口体が床面上を走行する共に滑走体が床面上を
走行し、容易に運ぶことができる。

（実施例）以下、本発明の一実施例の構成を第１図ないし第４図を
参照して説明する。

第１図および第２図において、１１はケース状の掃除機
本体で、この掃除機本体１１の内部には、下部側に電動
送風機１２が配設され、この電動送風機１２の上部側に
電動送風機１２の吸気側に連通ずる集塵室１３が形成さ
れている。また、掃除機本体１１の外部には、電動送風
機１２の排気側に連通ずる排気口１４が側面に設けられ
、集塵室１３を開閉する蓋体１５が正面に設けられ、電
源コード１６が上部側から引き出されている。

また、２１は長い棒状のハンドルで、把手部２２を有す
る上端部が掃除機本体１１の上面後部側から突出されて
いると共に、下端部が掃除機本体１１の内部に上下方向
に摺動可能に侵入され、掃除機本体１１の上方に伸縮可
能としており、例えば最も伸ばした状態および最も縮め
た状態で図示しないロック機構によってロックがかかり
、掃除機本体１１の側面に設けられたロック解除ボタン
２３の押動操作によりロックが解除され、伸縮が許容さ
れる。

また、３１は吸込口体で、下部ケース３２と上部ケース
３３とが上下に組合わされ、その下面前縁部に沿って吸
込口３４が開口形成されており、この吸込口３４の内側
に回転ブラシ３５が回転可能に架設されていると共に、
吸込口３４の後縁部に沿ってブラシ３６が突設され、ま
た、下部ケース３３の前端左右両側に一対の車輪３７が
それぞれ回転自在に軸着されている。さらに、この吸込
口体３１の後部中央には吸込口３４に連通ずる第１の回
動管３８が前後方向に所定範囲内で回動自在に軸着され
、この第１の回動体３８に第２の回動体３９が回動自在
に連結され、そして、第２の回動体３９が掃除機本体１
１の下部に連結され、掃除機本体ＩＩの内部に設けられ
ている図示しない通気路を介して集塵室１３に連通され
ている。

前記吸込口体３１の後端中央部から滑走体４１が突設さ
れ、この滑走体４１は、弾性を有する金属などからなる
帯状の滑走支持板４２と、この滑走支持板４２の先端に
回転自在に取付けられた車輪４３とを有している。この
滑走支持板４２は、吸込口体３１の下部ケース３３に固
定され後方に略水平に伸びる水平板部４４の後端に、傾
斜立上げ片４５、水平片４６および傾斜立上げ片４７か
ら略凸状に折曲された弾性板部４８が設けられており、
この弾性板部４８の水平片４６の上面に上方へ開口する
リングからなる受部４９が設けられていると共に、傾斜
片４７の先端に軸受部５０が設けられている。また、車
輪４３は、滑走支持板４２の軸受部５０に回転自在に軸
受は支持された回転軸５１の両端部にそれぞれ取付けら
れている。

前記掃除機本体１１の下面後部側からスタンド５５が突
設され、このスタンド５５は、前記ハンドル２１の伸縮
動作に連動して進退するようにしている。

すなわち、ハンドル２１を掃除機本体１１の上方へ伸ば
すと、掃除機本体１１内にスタンド５５が引き込まれて
収納され、一方、ハンドル２１を掃除機本体１１内に挿
入して縮めると、掃除機本体１１の下部からスタンド５
５が突出され、その先端部を前記滑走体４１の受部４９
の内側に係合可能としている。

次に、この実施例の作用を説明する。

掃除時には、ハンドル２１を伸ばし、吸込口体３１を被
掃除面である床面Ａに接地し、ハンドル２１の挾持部２
２を挟持して掃除機本体１１を支持しつつ、吸込口体３
Ｉを床面Ａ上において走行移動させる。

そして、掃除機本体１１の電動送風機１２の駆動により
、吸込口体３１の吸込口３４から吸い込まれた塵埃は、
掃除機本体１１の集塵室１３に導入され、この集塵室１
３内に装着された集塵袋内に捕捉されて溜められる。

このとき、滑走体４１は、第２図および第３図のように
、車輪４３が床面Ａに接地し、滑走支持体４２の弾性板
部４８がその弾性によって立ち上がった状態にあり、吸
込口体３１の後部側を支持している。

従って、床面Ａ上を走行される吸込口体３１は、前側の
車輪３７と後方に離間した滑走体４１の車輪４３とによ
って略水平姿勢に保たれ、床面Ａ上での走行安定性がよ
くなり、しかも、吸込口３４や回転ブラシ３５と床面Ａ
との関係も一定となり、床面Ａの掃除を均一に行なうこ
とができる。

一方、収納時などにおいて、掃除機本体１１を立てて置
くには、ハンドル２１を掃除機本体ｌｌ内に挿入して縮
め、掃除機本体１１の下部からスタンド５・５を突出さ
せ、このスタンド５５の先端部を滑走体４１の受部４９
に係合する。

これにより、第４図に示すように、掃除機本体１１の重
量がスタンド５５を介して滑走体４１・の弾性板部４８
に加わり、この滑走体４１の弾性板部４８は立ち上がり
高さが低くなるように弾性変形し、車輪４３を取付けた
弾性板部４８の先端側が後方へ向かって伸びる。そのた
め、滑走体４１は、車輪４３が吸込口体３１から後方に
より大きく離れて掃除機本体１１の重心よりも後方へ大
きく突出し、吸込口体３１が浮き上がって掃除機本体１
１が後方に倒れるのを防止する。

従って、掃除機本体１１は、吸込口体３１とこの吸込口
体１１の後方に離反して車輪４３が接地された滑走体４
１とで支持され、立てて置いた状態での姿勢が安定する
。しかも、滑走体４１は一対の車輪４３を左右方向に離
反して取付けているため、掃除機本体１１を立てて置い
た状態での姿勢をより安定させることができる。

また、このように、掃除機本体１１を立てて置いた状態
のままで、掃除場所や収納場所などの目的の場所まで運
ぶ運搬時においては、掃除機本体１１をそのまま押して
前方または後方へ進めれば、吸込口体３１の車輪３７が
床面Ａ上を走行する共に滑走体４１の車輪４３が床面Ａ
上を走行するため、電気掃除機全体を持ち上げたり、床
面Ａを傷付けることなく、容易に運ぶことができ、しか
も、上述のように、掃除機本体１１を立てて置いた状態
での姿勢が安定しているため、走行状態での姿勢も安定
している。

なお、滑走休日は、第５図に示すように、弾性板部４８
の傾斜立上げ片４７の先端に円弧状に湾曲させた滑走部
６１を設け、この滑走部６１を床面Ａに接地させて走行
させるようにしてもよく、床面Ａをスムーズに滑走でき
る構造であればよい。

また、スタンド５５は、前記実施例のようにハンドル２
１の伸縮操作に連動して掃除機本体１１の下部から進退
する構造に限られず、独立した操作で掃除機本体１１の
下部から進退できるようにしてもよく、さらに、掃除機
本体１１から軸方向に摺動して進退する構造に限られず
、例えば、スタンド５５の一端を掃除機本体１１にヒン
ジで回動可能に連結し、掃除時には掃除機本体１１の背
面に装着しておき、収納時にはスタンド５５の他端側を
回動させて掃除機本体１１の下部から突出させるように
してもよい。

また、滑走体４１とスタンド５５との係合は、その係合
時にロックすると共に解除操作によりロックを解除する
構造を採ってもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、収納時など掃除機本体を立てて置く場
合は、掃除機本体の下部からスタンドを突出させ、この
スタンドの先端部を滑走体に係合させることにより、掃
除機本体を吸込口体とスタンドとで支持して立てて置い
た状態での姿勢を安定させることができ、そして、この
ように、掃除機本体を立てて置いた状態のままで、掃除
場所や収納場所などの目的の場所まで運ぶ運搬時におい
ては、掃除機本体をそのまま押して進めれば、吸込口体
が床面上を走行する共に滑走体が床面上を走行するため
、電気掃除機全体を持ち上げたり、床面を傷付けること
なく、容易に運ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアップライト形電気掃除機の一実施例
を示す斜視図、第２図はその一部を切り欠いた側面図、
第３図および第４図は滑走体の斜視図、第５図は本発明
の他の実施例を示す滑走体の斜視図、第６図は大形タイ
プの吸込口体を用いたアップライト形電気掃除機の斜視
図である。１１・・掃除機本体、１２・・電動送風機、１３・・集
塵室、２１・・ハンドル、３Ｉ・・吸込口体、４１・・
滑走体、５５・・スタンド、Ａ・・床面。１聾Ｉ」

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電動送風機およびこの電動送風機に連通する集塵
室を内部に設けた掃除機本体と、この掃除機本体の上部
に突設されたハンドルと、前記掃除機本体の下部に集塵
室と連通して接続され床面上に接地される吸込口体とを
備えたアップライト形電気掃除機において、前記吸込口
体の後部に、この吸込口体から後方に突出して床面上に
接地される滑走体を設け、前記掃除機本体の下部に、前
記滑走体に係合して掃除機本体を支持するスタンドを進
退可能に設けたことを特徴とするアップライト形電気掃除機。