JPH034649B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、縫製技術分野に利用され、特に、上
下に重ね合わせた生地片の所定個所を点接着して
自動的に襠止めする生地片の接着装置に関する。

従来の技術及びその問題点 略同一形状に裁断した生地片を重ね合わせた状
態で縫着する場合、例えばブリーフ等男性下着の
前身頃に縫着される襠部等は、生地片の一方を
表、他方を裏向きにして重ね合わせ、前股上と前
股下との間に縫着することによつていわゆる前明
きを形成している。この種の生地片は、柔軟性に
富み形状変化し易いので、縫着前に両生地片を重
ね合わせる際、両生地片が位置ずれしないよう
に、複数箇所を襠止めしておく必要がある。とこ
ろで、近年、生地片の裁断、重ね合わせの作業を
自動ライン化しようとする動きがあり、本出願人
もそのような提案を特願昭60−247688号（特開昭
62−106792号）において提案した。

しかしながら、生地片の裁断や重ね合わせは自
動化できても、２つの生地片の襠止めは自動化し
難しいという問題点が残されていた。即ち、適正
な重ね合わせがなされても、前記ブリーフ等の場
合、少なくとも襠部の周囲を複数箇所襠止めする
必要があるので、生地片の重ね合わせ部を自動的
に点縫合するのは極めて困難であり、襠止めには
依然手作業を必要としていた。また、重ね合わせ
た生地片を点接着等により自動的に襠止めする試
みがなされているが、前記襠部等は一般に所定の
曲率に裁断されており、襠止めに際しては前明き
を避けて襠部の周囲を接着しなければならず、接
着位置の位置決めが極めて困難であつた。さら
に、生地片は柔軟性に富み、かつ、変形し易いた
めに、適正な重ね合わせがなされていても、搬送
ライン中で僅かに位置ずれする場合が多く、従つ
て、適正な襠止めを実現するには再度手作業等に
より位置ずれを修正しなければならず、完全な自
動化は実現し難しいという欠点があつた。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決すべくなされたも
ので、上下に重ね合わせた生地片の所定の位置を
自動接着する装置であつて、上部生地片の一部を
持ち上げて上部と下部生地片の間を開口する開口
形成と、前記開口部の上部生地片部分を移動して
下部生地片との重ね合わせ位置を微調整する修正
手段と、前記重ね合わせた生地片の所定位置を接
着する接着手段と、前記開口形成手段、修正手段
および接着手段を生地片の搬送方向ならびにそれ
と交叉する方向に移動して生地片の接着位置を設
定する位置決め手段とを備えてなることを要旨と
するものである。

作 用 上下に重ね合わせた生地片が搬送台上に載置さ
れると、生地片の接着装置側に搬送される。位置
決め手段が駆動すると、開口形成手段、修正手
段、および接着手段が生地片の搬送方向および搬
送方向に直交する方向に移動し、接着点の位置決
めがなされる。位置決め後、開口形成手段が作動
すると、上部生地片が持ち上げられて上下両生地
片の間に開口を生じさせる。修正手段が作動する
と、持ち上げられた上部生地片が移動し、下部生
地片と上部生地片との重ね合わせが調整される。
接着手段が駆動すると、重ね合わせた生地片の所
定位置が点接着される。

以下、実施例を挙げて本発明を説明する。

実施例 本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明す
る。

第１図は、生地片の接着装置の全体を示す斜視
図、第２図は、同装置の要部を示す斜視図であ
る。この実施例に適用される生地片ｂは、ブリー
フ等の前身頃に縫着される襠部で、上部生地片b₁
と下部生地片b₂とが略同一形状に裁断されてい
る。

生地片の接着装置は、縫製機の自動化ラインに
配置された搬送台１の両側部に１対配設されてお
り、主要部として位置決め手段２、開口形成手段
３、修正手段４および接着手段５を具備してい
て、把持機構６および制御部７等が付設されてい
る。

なお、以下の説明においてＹ軸とは生地片の搬
送方向で、第１図乃至第３図における左右方向、
Ｘ軸とは前記Ｙ軸と直交する方向（図中の上下方
向）、前とは図中の右側、後とは図中の左側、左
とは図中の上方、図中の右とは図中の下方を意味
するものとする。また、搬送台の左右両側に配設
された生地片の接着装置は、左右同一であるの
で、以下、図面において右側の装置について説明
する。

搬送台１は、Ｙ軸方向に延設されており、搬送
モータ１ａ、複数プーリ１ｂ，１ｃおよび搬送ベ
ルト１ｄ等を具備していて、略中央部に生地片の
接着装置が配設されている。搬送モータ１ａは、
搬送台１の前端１ｅ近傍に固定され、この搬送モ
ータのシヤフト端部が搬送台１の側壁に軸支され
ている。このシヤフトには、所定間隔を有してプ
ーリ１ｂ，１ｂが２個並設される一方、搬送台１
の後端１ｆ側の両側壁に軸支されたシヤフトにも
プーリ１ｃ，１ｃが並設されている。そして、互
いに対向する各プーリ間１ｂ，１ｃには、生地片
ｂの密着が容易な針布を有する搬送ベルト１ｄ，
１ｄが緊張されていて、搬送モータ１ａの駆動に
より生地片ｂのサイズ、例えばＭ、Ｌ寸等に応じ
て、生地片ｂを接着位置に所定距離だけ搬送可能
な構成となつている。

位置決め手段２は、搬送された生地片ｂの接着
位置を設定するもので、Ｙ軸モータ２ａ、Ｘ軸モ
ータ２ｂ等からなり、前記搬送ベルト１ｄの略中
央に配置されている。Ｙ軸モータ２ａは搬送台１
の略中央部に固定され、このモータ２ａのプーリ
と前記搬送ベルト１ｄに並行し、搬送台１の後端
１ｆ側に軸支されたプーリとの間にベルト２ｃが
緊張されている。そして、このベルト２ｃの直線
部には、略矩形状で搬送ベルト１ｄ側に面して凹
状の切欠き２ｅを有するＹ軸プレート２ｄの下面
の一部が係止され、Ｙ軸モータ２ａの駆動により
Ｙ軸プレート２ｄをＹ軸方向に移動可能にしてい
る。また、Ｙ軸プレート２ｄの上面には、逆Ｌ字
状に折曲されたＹ軸クレーム２ｆの端部が固定さ
れ、このＹ軸フレーム２ｆにＸ軸プレート２ｇが
載置され、Ｙ軸フレーム２ｆ上を摺動可能となつ
ている。

Ｘ軸モータ２ｂは、前記Ｙ軸モータ２ａの近傍
に固定され、このモータ２ｂのプーリと前記搬送
ベルト１ｄに直交し、Ｙ軸プレート２ｄ側に固定
されたプーリとの間にベルト２ｈが緊張されてい
る。そして、このベルト２ｈの直線部には、略矩
形状で前記Ｙ軸プレート２ｄより上方に配設され
たＸプレート２ｇの下面の一部が係止され、Ｘ軸
モータ２ｂの駆動によりＸ軸プレート２ｇをＸ軸
方向に移動可能にしている。また、Ｘ軸プレート
２ｇには貫通孔が穿設され、この貫通孔に後述の
接着手段５の超音波振動子５ａが嵌合されて保持
されている。なお、この超音波振動子５ａの上部
には、上端が後述の開口形成手段３、修正手段４
に連結されたＸ軸アーム２ｉの下端が固着されて
おり、Ｙ軸モータ２ａおよびＸ軸モータ２ｂの駆
動により、接着手段５、開口形成手段３、および
修正手段４を連動させて接着位置を設定できるよ
うになつている。

開口形成手段３は、上部生地片b₁と下部生地片
b₂との間に開口を生じさせるもので、固定針布３
ａおよび可動針布３ｄと、複数のシリンダ３ｃ，
３ｄ，３ｅ等からなり、前記搬送ベルト１ｄの側
部で位置決め手段２の上方に配置されている。固
定および可動針布３ａ，３ｂは、第３図に示すよ
うに、各々略矩形の支持板の下面に、固定針布３
ａ側が逆く字状で、可動針布３ｂ側がく字状に折
曲された針を植毛したワイヤブラシ状の針布を一
体形成している。そして、固定針布３ａの上面に
は、搬送台１に立設された固定シリンダ３ｃのロ
ツド端部が固着されていて、上下動可能となつて
いる。一方、可動針布３ｂ側面には、搬送ベルト
１ｂに並行して配設された可動シリンダ３ｄのロ
ツド端部が固着されていて、Ｙ軸方向に移動可能
となつている。また、この可動シリンダ３ｄのロ
ツドには、前記固定シリンダ３ｃの近傍に立設さ
れた上下動シリンダ３ｅのロツド端部が固定さ
れ、各シリンダの駆動により、上部生地片を上方
に持ち上げて下部生地片との間に開口を生じさせ
る構成となつている。なお、固定および可動針布
３ａ，３ｂの上方には、投光部と受光部を備えた
フオトセンサ３ｆが立設されており、上部生地片
b₁の持ち上げ状態を検知するようになつている。

修正手段４は、上部生地片b₁を移動して上下両
生地片b₁，b₂の重ね合わせを修正するもので、ス
テツピングモータ４ａとフレーム４ｂ等からな
り、前記開口形成手段３の上方に配置されてい
る。ステツピングモータ４ａは、搬送台１の上部
に固定され、このモータ４ａのプーリと前記固定
シリンダ３ｃの近傍に軸支されたプーリとの間
に、ベルト４ｃが緊張されている。フレーム４ｂ
は、略三角形状で開口形成手段３側の先端部が、
前記固定シリンダ３ｃおよび上下動シリンダ３ｅ
に各々固定される一方、ステツピングモータ４ａ
側の後端部が前記ベルト４ｃの直線部に係止され
ていて、ステツピングモータの回転駆動により前
記開閉手段３をＸ軸方向に移動して開口した上下
部生地片b₁，b₂の端縁b₃，b₄の重ね合わせ状態を
微調整可能となつている。

接着手段５は、重ね合わせた上下部生地b₁，b₂
の所定位置を点接着するもので、超音波振動子５
ａと接着テープ送り機構５ｂ等からなり、前記位
置決め手段２の近傍に配置されている。超音波振
動子５ａは略円筒状で、上部に所定の曲率のテー
パ面を有する指数関数形ホーン５ｃが取り付けら
れている。そして、このホーン５ｃの直上には、
ポイントセツテイングシリンダ５ｄが立設されて
いて、このシリンダ５ｄのロツド５ｅ端部とホー
ン５ｃ先端との間に前記上下部生地片b₁，b₂を挾
持して点接着するようにるなつている。

なお、このホーン５ｃとポイントセツテイング
シリンダ５ｄとは、前記Ｘ軸アーム２ｉによつて
連結されており、このＸ軸アーム２ｉは調音波振
動子５ａを保持するＸ軸プレート２ｇとともに、
超音波振動子５ａ駆動時の振動を吸収可能となつ
ている。

接着テープ送り機構５ｂは、前記超音波振動子
５ａの側方に配置され、ナイロンや合成樹脂材等
からなる接着テープを巻回するリール５ｆと、こ
のリール５ｆから接着テープを左方向に送りだす
フイードシリンダ５ｇと、送り出し長さを設定す
る位置決めシリンダ５ｈと、接着テープの終端を
検出するテープエンドフオト５ｉ等を具備し、前
記両生地片b₁，b₂の開口に接着テープを挿入する
構成となつている。

把持機構６は、搬送された上下部生地片b₁，b₂
を所定位置で保持するもので、サバキプレート６
ａとアンダープレート６ｂ等からなり、前記搬送
ベルト１ｄの上下に配設されている。サバキプレ
ート６ａは長方形の板で、縦幅を生地片の長さに
略等しく形成されている。そして、上面には搬送
ベルト１ｄの上方に立設されたサバキプレートシ
リンダ６ｃのロツド端部が固着されていて、該シ
リンダ６ｃの駆動により搬送された上下部生地片
b₁，b₂の中心部を押圧し、上部生地片b₁の持ち上
げ時における左右の位置ずれを防止可能となつて
いる。

アンダープレート６ｂは、略矩形状で上面には
ブラシ状のカミケル針布６ｂが一体形成されてい
る。そして、下面には搬送ベルト１ｄの下方に配
設されたアンダプレートシリンダ６ｅのロツド端
部が固着されていて、該シリンダ６ｃの駆動によ
り搬送ガイド（図示せず）面に出没し、上部生地
片b₁が持ち上げられた際、下部生地片b₂を密着保
持して上昇するのを防止する構成になつている。

制御部７は、生地片ｂの接着工程を自動制御す
るもので、コンピユーターを主体としており、第
１図に示すラインセンサ８を具備している。この
ラインセンサ８は、ラインカメラを備え搬送台１
の後端１ｆ側で搬送ベルト１ｄの上方に配置さ
れ、検出視野内を通過する上下部生地片b₁，b₂の
サイズ、形状および重ね合わせ状態を検出し、制
御部７に検出信号を送出するようになつている。
なお、前記制御部７は、このラインセンサ８の信
号を受けて、前記位置決め手段２、開口形成手段
３、修正手段４、接着手段５および把持機構６等
各部に制御信号を送出し、搬送された上下部生地
片b₁，b₂の所定箇所を自動的に点接着して、次段
の処理工程に搬出させる制御を行うようになつて
いる。

次に、本実施例の接着作業工程について説明す
る。

搬送台１の後端１ｆ側の搬送ベルト１ｄ，１
ｄ上に、予め重ね合わせられた上下部の生地片
b₁，b₂が載置され、搬送モータ１ａの駆動によ
り前端１ｅ側に搬送されると、ラインセンサ８
により上下部生地片b₁，b₂のサイズ、形状およ
び重ね合わせ状態等が認識され、検出信号が順
次制御部７に送出される。そして、上下部生地
片b₁，b₂の第１接着点が接着手段５の近傍に搬
送されると、搬送モータ１ａは停止する。

制御部７が前記検出信号に基づいて適正接着
点を演算処理すると、位置決め手段２に操作信
号を出力し、Ｙ軸モータ２ａおよびＸ軸モータ
２ｂを駆動してＹ軸プレート２ｄを切欠き２ｅ
の幅に規制される範囲内でＹ軸方向に移動させ
ると共に、Ｘ軸プレート２ｇをＸ軸方向に移動
させ、接着手段５、開口形成手段３および修正
手段４を第１接着点の所定位置に配置する。

サバキプレートシリンダ６ｃが駆動すると、
サバキプレート６ｃが下降して上部生地片b₁の
上面に当接し、この生地片b₁の中心を略全長に
亘つて押圧する。

アンダープレートシリンダ６ｅが駆動する
と、アンダープレート６ｂが上昇して下部生地
片b₂の端縁b₄に当接し、かつ密着する。

固定シリンダ３ｃよび上下動シリンダ３ｅが
同時に駆動すると、固定および可動針布３ａ，
３ｂが下降して上部生地片b₁の端縁b₃近傍に当
接し、上部生地片b₁を下方へ僅かに押圧する。
これにより、上下部生地片b₁，b₂が把持され
る。

可動シリダ３ｄを駆動してロツドを後退させ
ると、可動針布３ｂが生地片ｂの搬送方向に移
動し、固定および可動針布３ａ，３ｂ間の上部
生地片b₁が僅かに緊張されて、両針布３ａ，３
ｂに引つかけられた状態で保持される（第３図
参照）。

固定および上下動シリンダ３ｃ，３ｅを復動
させると、固定および可動針布３ａ，３ｂが上
昇し、両針布に保持された上部生地片b₁が持ち
上げられる。このとき、下部生地片b₂は、アン
ダープレート６ｂに密着して保持されているの
で、上部生地片b₁と下部生地片b₂の各端縁b₃，
b₄間には所定幅の開口が生じる。このとき、フ
オトセンサ３ｆによつて上部生地片b₁の保持状
態が検知され、保持不能の場合は、再度上部生
地片b₁の持ち上げ操作が行われる。

上下部生地片b₁，b₂の重なり状態に応じ、修
正用パルス信号が供給されてステツピングモー
タ４ａが駆動すると、上部生地片b₁が持ち上げ
られた状態でＸ軸方向に移動し、下部生地片b₂
の端縁b₄の直上に上部生地片b₁の端縁b₃が位置
調整されて上下部の生地片b₁，b₂の重なり状態
が修正される。

フイードシリンダ５ｇおよびシリンダ５ｈが
駆動すると、上下部生地片b₁，b₂の開口に接着
テープ端部が挿入される。

固定シリンダ３ｃ、上下動シリンダ３ｅおよ
び移動シリンダ３ｄを駆動し、固定および可動
針布３ａ，３ｂを下降させると共に、可動針布
３ｂと逆方向に移動して上部生地片b₁の緊張を
解除し、上部生地片b₁と下部生地片b₂との開口
を閉じて接着テープを挾持する。

ポイントセツテイングシリンダ５ｄを駆動し
て超音波振動子５ａのホーン５ｃ先端と、ロツ
ド５ｅ端部との間に上下部生地片b₁，b₂を挾持
する。

超音波振動子５ａに通電すると、振動摩擦熱
により接着テープが溶融し、上部生地片b₁と下
部生地片b₂とが点接着すると共に、接着テープ
の端部がカツトされる。

ポントセツテイングシリンダ５ｄを復動して
ロツド５ｅを上昇させると共に、サバキプレー
トシリンダ６ｃおよびアンダープレートシリン
ダ６ｅを下降して上下部生地片b₁，b₂の挾持を
解除する。

搬送モータ１ａを駆動して搬送ベルト１ｄを
前端１ｅ側に移動させ、上下部生地片b₁，b₂の
第２接着点を前記接着手段５の近傍に位置させ
る。なお、接着作業は、搬送台１の左側に配置
の接着装置においても同一操作で並行して行わ
れ、上下部生地片b₁，b₂の両端縁が点接着され
ている。

続いて、第２接着点の接着作業が完了する
と、上下部生地片b₁，b₂は、所定間隔を有して
本例では４個所が点接着され、いわゆるブリー
フの前明きを除いた端縁近傍が正確に襠止めさ
れる。井戸、搬送台１の前端１ｅ側に生地片ｂ
が搬送されると共に、次の生地片ｂが搬入され
て自動接着が繰り返される。

なお、本実施例はブリーフ等を点接着によつて
襠止めする場合について説明したが、下着等に限
らず、衣類等の生地片を重ねて縫着する場合の襠
止めに広く適用できることは勿論である。

発明の効果 以上の説明から理解できるように、本発明の生
地片の接着装置によれば、生地片の襠止め作業等
において、上下に重ね合わせた生地片の上部生地
片を持ち上げて両生地片の一部に開口を生じさ
せ、この開口に接着材等を挿入して上下両生地片
の所定個所を点接着するので、少なくとも２枚重
ねた生地片の接着作業を自動化することが可能と
なる。また、上下の生地片の開口時に、重ね合わ
せを微調整して位置ずれを自動修正するので、手
作業による位置ずれの修正が回避されると共に、
生地片の接着を正確に行うことができる。さら
に、生地片のサイズに応じて接着個所を自動設定
し、しかも複数個所を略同時に接着できるので、
生地片の襠止め作業が高速化され、縫製工程の作
業性が飛躍的に向上する等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す生地片の接着
装置の斜視図、第２図は同装置の要部を示す斜視
図、第３図は生地片の開口動作を示す作用説明図
である。 １……搬送台、２……位置決め手段、３……開
口形成手段、４……修正手段、５……接着手段、
７……制御部、８……ラインセンサ、ｂ……生地
片。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上下に重ね合わせた生地片の所定の位置を自
   動接着する装置であつて、上部生地片の一部を持
   ち上げて上部と下部生地片の間を開口する開口形
   成と、前記開口部の上部生地片部分を移動して下
   部生地片との重ね合わせ位置を微調整する修正手
   段と、前記重ね合わせた生地片の所定位置を接着
   する接着手段と、前記開口形成手段、修正手段お
   よび接着手段を生地片の搬送方向ならびにそれと
   交叉する方向に移動して生地片の接着位置を設定
   する位置決め手段とを備えてなることを特徴とす
   る生地片の接着装置。