JPH0346483Y2 - - Google Patents

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JPH0346483Y2
JPH0346483Y2 JP960985U JP960985U JPH0346483Y2 JP H0346483 Y2 JPH0346483 Y2 JP H0346483Y2 JP 960985 U JP960985 U JP 960985U JP 960985 U JP960985 U JP 960985U JP H0346483 Y2 JPH0346483 Y2 JP H0346483Y2
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yoke
coil
cut
terminal
electromagnetic block
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JP960985U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、電磁継電器などにおける電磁石ブロ
ツクをボデイに取り付けるための電磁石ブロツク
の取付構造に関するものである。
[背景技術] 電磁継電器の組み立てにおいて、継鉄とコイル
ブロツク、鉄芯、接極子、平衡ばね等がアセンブ
ルされた電磁石ブロツクをボデイに取り付けるに
あたつては、従来第5図に示すように、L字型に
形成されている継鉄1の一片をボデイ2の壁面2
0とリブ21より突設された突部22との間に圧
入して、継鉄1の厚み方向の保持を行ない、そし
てこれだけでは落下衝撃などで抜けが発生するこ
とから、ボデイ2に形成されている孔23から接
着剤を流し込み、電磁石ブロツクの固定を行なつ
ていた。しかし、ここにおける抜け止め補強のた
めの接着剤は、まず1回目で継鉄1底面とボデイ
2との接着を、2回目で孔23の充填を行なうも
のであつて、接着剤を流し込む作業が2回必要で
あり、工程上ロスが多いものであつた。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは簡単に且つ確実に電
磁石ブロツクの固定を行なうことができる電磁石
ブロツクの取付構造を提供するにある。
[考案の開示] しかして本考案は、継鉄とコイルブロツクと鉄
芯等から構成される電磁石ブロツクにおけるコイ
ルブロツクからコイル端子を突設するとともに、
このコイル端子に切り起こし部を設け、電磁石ブ
ロツクが取り付けられるボデイに、継鉄が圧入さ
れる圧入保持部と、コイル端子が挿通されるとと
もに切り起こし部の先端縁が開口縁に係止される
端子孔とを設けたことに特徴を有するものであ
り、電磁石ブロツクにおけるコイル端子を利用し
て、圧入保持部による固定の補強のための抜け止
めを行なうようにしたものである。ここにおい
て、切り起こし部先端縁が係止される端子孔の一
端開口縁は傾斜面としておくと、切り起こし部の
先端縁の係止を容易に行なうことができるものと
なる。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。電磁石ブロツクは、前述のように種々の部品
のアセンブルで形成されるものであるが、図では
簡略化のために、L字型に形成された継鉄1と、
内部に鉄芯が貫通しているとともに外周にコイル
が巻かれるコイル枠3との2部材のみで示してい
る。そして継鉄1の一片がインサートされている
コイル枠3には、同じくコイル端子4をインサー
ト成形しているのであるが、このコイル端子4に
は切り起こし部5を設けてある。
一方ボデイ2には、継鉄1の背面が当接するこ
ととなる壁面20と、継鉄1の両側縁が入る溝を
形成するリブ21の一面に設けられて、壁面20
との間に継鉄1の厚みよりも小さい間隔を形成す
る突起部22とからなる圧入保持部が形成されて
おり、また底面にはコイル端子4が挿通される端
子孔6が設けられている。またこの端子孔6にお
けるボデイ2外面側の開口縁には、傾斜面7が形
成されている。
電磁石ブロツクのボデイ2への取り付けにあた
つては、継鉄1の一片を上記圧入保持部に圧入す
るとともに、コイル端子4を端子孔6に差し込
む。端子孔6に差し込まれたコイル端子4は、そ
の切り起こし部5の先端縁を傾斜面7に係止させ
ることから、電磁石ブロツクは抜け止めが施され
たことになる。
ここで切り起こし部5は、斜めに突出させた状
態のまま、端子孔6に差し込んで、切り起こし部
5の自己の弾性を利用して傾斜面7に係止させる
のではなく、第3図aから同図bに工程順に示す
ように、一旦切り起こして斜めに突出させた切り
起こし部5を元の状態に戻し、そしてこの状態で
端子孔6に差し込、この後、切り起こし部5を押
圧することで、傾斜面7に係止させている。傾斜
面7に係止させることによる抜け止め強度の向上
が確実になされるようにしているものであり、ま
たボデイ2底面ではなく、傾斜面7に係止させる
ことで、係止を容易に行なえるようにしているも
のである。尚、切り起こし部5の形成を周囲の抜
き落としで行なう場合には、第3図bに示す段階
からなされることになる。
切り起こし部5は単一方向に突出するものを設
けるだけでなく、第4図に示すように、互いに異
なる方向に突出するものを一対設けてもよい。
[考案の効果] 以上のように本考案においては、電磁石ブロツ
クのボデイへの取り付けを、継鉄のボデイへの圧
入に加えて、コイル端子からの切り起こし部を端
子孔の開口縁に係止することによつて行なうもの
であり、従来の接着剤による抜け止め固定に比較
して、確実に固定を行なえることはもちろん、固
定に要する作業も容易であり、またコイル端子が
押し上げられる外力が働いた時にも、電磁石ブロ
ツクが浮き上がつてしまうことがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断面図、第2図は
同上の横断面図、第3図a〜dは同上の部分断面
図、第4図は他の実施例の部分断面図、第5図は
従来例の断面図であつて、1は継鉄、2はボデ
イ、4はコイル端子、5は切り起こし部、6は端
子孔、7は傾斜面を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 継鉄とコイルブロツクを鉄芯等から構成され
    る電磁石ブロツクにおけるコイルブロツクから
    コイル端子を突設するとともに、このコイル端
    子に切り起こし部を設け、電磁石ブロツクが取
    り付けられるボデイに、継鉄が圧入される圧入
    保持部と、コイル端子が挿通されるとともに切
    り起こし部の先端縁が開口縁に係止される端子
    孔とを設けて成る電磁石ブロツクの取付構造。 (2) 端子孔はその一端開口縁に、切り起こし部の
    先端縁が係止する傾斜面を備えている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の電磁石ブロツクの
    取付構造。
JP960985U 1985-01-25 1985-01-25 Expired JPH0346483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP960985U JPH0346483Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JP960985U JPH0346483Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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Publication Number Publication Date
JPS61125005U JPS61125005U (ja) 1986-08-06
JPH0346483Y2 true JPH0346483Y2 (ja) 1991-10-01

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