JPH034635A - パケット通信ネットワーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパケット通信に利用する。本発明はパケット通
信ネットワークの診断に関する。

〔概要〕

本発明はデータをパケットに分割し転送するパケット通
信ネットワークにおいて、 診断パケットを用い、発信用端末装置、パケット交換機
、および受信用端末装置それぞれが診断パケットの内容
と、発行、通過、および到着時刻を記録し、その記録内
容を診断端末装置に集めて編集しプリント出力させるこ
とにより、少ない工数で正確にパケット通信ネットワー
クの診断を行えるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、この種のネットワーク診断はプロトコルアナライ
ザなどの検査機器を当該ネットワークに接続して伝送路
上の信号を観測したり、または伝送路を通る全ての信号
の内容を端末装置や交換機上のダンププログラムにより
端末装置や交換機に接続されているプリンタへ時系列で
出力させるものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のパケット通信ネットワークの診断は被診
断ネットワークが大規模でかつ広範囲に渡る場合、すな
わちデータの発信および受信を行う端末装置が距離的に
離れていたり、端末装置間に多数の交換機などがある場
合に、 （１）プロトコルアナライザなどの検査機器を使用する
診断では、検査機器を発信用端末から交換機へと順次接
続を変えて信号観測を巳なければならず、検査機器の移
設だけでも多くの工数を必要とし、また広い範囲で同時
刻に同時調査が必要な、例えばパケット紛失障害の調査
などの場合には検査機器を多数設置し多数の人間を配置
しても同時観測を正確に行うのは極めて困難である。

（２）端末装置や交換機上のダンププログラムで伝送路
を通る全ての信号の内容をダンプ出力する方法は、全て
の信号の内容を出力するためにそのリスト量が膨大とな
るためにあまり長（診断時間をとることができず、また
膨大な出力リストから必要な情報を探し出しそれを突き
合わせるのに多くの工数を必要とする。

などの欠点がある。

本発明はこのような欠点を除去するもので、大規模かつ
広範囲なパケット通信ネットワークであっても障害調査
、その他の診断を容易にかつ正確に実施することができ
る方式を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、多数のパケット交換機が多重化回線により結
合されたパケット通信ネットワークにおいて、このネッ
トワークに診断用パケットを送信する送信端末およびこ
の診断用パケットを受信する受信端末を備え、この診断
用パケットには診断用であることを示すフラグが設けら
れ、前記送信端末には、診断用パケットを発行した発行
時刻を記録する手段を備え、前記各パケット交換機には
、診断用パケットが通過したとき、そのパケットの内容
および通過時刻を記録する手段を備え、前記受信端末に
は、診断用パケットを受信したとき、そのパケットの内
容および受信時刻を記録する手段を備え、前記各記録す
る手段に記録されたひとつの診断用パケットについてそ
の記録内容を読出して集める手段と、この集める手段に
より集められた情報を印字出力する手段とを備えたこと
を特徴とする。

〔作用〕

診断用であることが識別できる診断用パケットが発行さ
れ通過し到着したときに、発信用端末装置、パケット交
換機、および受信用端末装置がその診断パケットの内容
と、発行、通過、到着の時刻をそれぞれ記録しておく。

その後に、その記録内容を診断端末装置に集めて編集し
てプリント出力させる。

これにより、大規模かつ広範囲なパケット通信ネットワ
ークであっても、障害調査などの診断を一個所で容易に
かつ正確に実行することができる。

〔実施例〕

次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明実施例の構成を示す図、第２図（ａ）、
（ｂ）は本発明実施例の診断パケットのフォーマットを
示す図である。

本発明実施例は、多数のパケット交換機２．３が多重化
回線６．７．８により結合されたパケット通信ネットワ
ークに、診断用パケットを送信する発信用端末装置ｌお
よびこの診断用パケットを受信する受信用端末装置４を
備え、この診断用パケットには診断用であることを示す
フラグが設けられ、送信用端末装置１には、診断用パケ
ットを発行した発行時刻を記録する手段を備え、各パケ
ット交換機２．３には、診断用パケットが通過したとき
、そのパケットの内容および通過時刻を記録する手段を
備え、受信用端末装置４には、診断用パケットを受信し
たとき、そのパケットの内容および受信時刻を記録する
手段を備え、各記録する手段に記録されたひとつの診断
用パケットについてその記録内容を読出して集める手段
と、この集める手段により集められた情報を印字出力す
る手段とを備える。

次に、このように構成された本発明実施例の動作につい
て説明する。ここでは発信用端末装置１と受信用端末装
置４との間での障害、例えば上記端末装置ｌ、４間でセ
ツションの開設ができない場合、または発行されたパケ
ットが途中で紛失するなどの問題を調べる場合について
説明する。

まず、操作者１１の指示により発信用端末装置１の記憶
装置ＩＩに格納されている診断用プログラムが動作する
。

このプログラムは第２図に示すフォーマットの診断パケ
ットをあらかじめ決められた数だけ受信用端末装置４へ
向けて発行する。発行された診断パケットの内容と発行
時刻は記憶装置１１に記録される。

診断パケットは端末回線５を経由してパケット交換機２
へ到着する。

パケット交換機２は到着したパケットが診断パケットか
否か判定し、診断パケットであればこの診断パケットの
内容と到着時刻およびパケット交換機２からの出発時刻
を記憶装置２１へ記録して宛先の端末が存在する方向の
多重化回線６へ送出する。判定の結果診断パケットでな
い場合は通常通り到着パケットを行き先に応じて多重化
回線６または７へ送出する。

パケット交換機３へ到着したパケットはパケット交換機
２と同様に診断パケットか否か判定され、診断パケット
であればその内容と到着および出発時刻が記憶装置３１
に記録され、宛先である受信用端末装置４へ端末回線９
を経由して送られる。

方通常のパケットであればその宛先に応じて回線選択が
パケット交換機３によって行われる。

受信用端末装置４に到着した診断パケットはその内容と
到着時刻が記憶装置４１に記録される。以上述べた一連
の診断動作により診断パケットのパケット通信ネットワ
ーク中での伝送履歴が採取される。

次に操作員は発信用端末装置ｌの記憶装置１１の中の編
集プログラムを起動し、順次記憶装置１１．２１．３１
．４１の記録内容をプリンタ１２へ出力する。

なお、記憶装置２１．３１．４１の記録内容は端末回線
５．９および多重化回線６を経由して発信用端末装置１
へ送られる。プリンタ１２で出力された記録内容は操作
員または専門家によって解析が行われ障害の原因究明に
利用される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、新たに診断パケッ
トを設け、この診断パケットを通信ネットワーク中のパ
ケット交換機および診断に用いる端末装置で認識できる
ようにし、診断パケットが発行され、通過、または到着
した際に診断パケットの内容と発行、通過、または到着
時刻を端末および交換機の記憶装置に自動的に記録させ
、その記録内容を診断端末中の編集プログラムでプリン
ト出力させることにより、大規模かつ広範囲なパケット
通信ネットワークであっても障害調査などの診断を１ケ
所で容易に実施することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図。 第２図は本発明実施例の診断パケットのフォーマットを
示す図。 １・・・発信用端末装置、２．３・・・パケット交換機
、４・・・受信用端末装置、５．９・・・端末回線、６
．７．８・・・多重化回線、１０・・・操作者、１１．
２１．３１．４１・・・記憶装置、１２・・・プリンタ
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数のパケット交換機が多重化回線により結合され
   たパケット通信ネットワークにおいて、このネットワー
   クに診断用パケットを送信する送信端末およびこの診断
   用パケットを受信する受信端末を備え、 この診断用パケットには診断用であることを示すフラグ
   が設けられ、 前記送信端末には、診断用パケットを発行した発行時刻
   を記録する手段を備え、 前記各パケット交換機には、診断用パケットが通過した
   とき、そのパケットの内容および通過時刻を記録する手
   段を備え、 前記受信端末には、診断用パケットを受信したとき、そ
   のパケットの内容および受信時刻を記録する手段を備え
   、 前記各記録する手段に記録されたひとつの診断用パケッ
   トについてその記録内容を読出して集める手段と、 この集める手段により集められた情報を印字出力する手
   段と を備えたことを特徴とするパケット通信ネットワーク。