JPH08130559A - フレームリレー局間通信路確認装置及び方法 - Google Patents
フレームリレー局間通信路確認装置及び方法Info
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- JPH08130559A JPH08130559A JP6288592A JP28859294A JPH08130559A JP H08130559 A JPH08130559 A JP H08130559A JP 6288592 A JP6288592 A JP 6288592A JP 28859294 A JP28859294 A JP 28859294A JP H08130559 A JPH08130559 A JP H08130559A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】テスト用端末を要せずデータ通信の正常性確認
テスト中も全ての論理通信路につき通信が可能なフレー
ムリレー局間通信路確認方式を提供すること。 【構成】複数のフレームリレー局3−9が相互に接続さ
れ、フレームリレー伝送手順によりデータ通信を行うネ
ットワークにおける論理通信路の正常性を確認するた
め、正常性を確認する通信路の始点局3−9で試験フレ
ームを作成し、試験フレームのフレームヘッダにデータ
フレームと区別する試験フレーム識別子を設定して終点
局に向けて送信し、終点局までの通信路の正常性を確認
してその結果を含む試験応答フレームを作成し始点局に
対して送信することを特徴とする。
テスト中も全ての論理通信路につき通信が可能なフレー
ムリレー局間通信路確認方式を提供すること。 【構成】複数のフレームリレー局3−9が相互に接続さ
れ、フレームリレー伝送手順によりデータ通信を行うネ
ットワークにおける論理通信路の正常性を確認するた
め、正常性を確認する通信路の始点局3−9で試験フレ
ームを作成し、試験フレームのフレームヘッダにデータ
フレームと区別する試験フレーム識別子を設定して終点
局に向けて送信し、終点局までの通信路の正常性を確認
してその結果を含む試験応答フレームを作成し始点局に
対して送信することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のデータ交換機が
相互に接続され、フレームリレー伝送手段によりデータ
通信を行うネットワークにおいて、通信路の正常性を確
認するフレームリレー局間通信路確認装置及び方法に関
する。
相互に接続され、フレームリレー伝送手段によりデータ
通信を行うネットワークにおいて、通信路の正常性を確
認するフレームリレー局間通信路確認装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信路の正常性を確認するフレー
ムリレー局間通信路確認方式としては、図4及び図5に
示すようなものがあった。図4は従来のフレームリレー
ネットワークの概略構成を示す構成図、図5は従来のフ
レームリレー局間通信路確認方式に使用するフレームリ
レー交換機のブロック図である。
ムリレー局間通信路確認方式としては、図4及び図5に
示すようなものがあった。図4は従来のフレームリレー
ネットワークの概略構成を示す構成図、図5は従来のフ
レームリレー局間通信路確認方式に使用するフレームリ
レー交換機のブロック図である。
【0003】図4において、41、46、50はデータ
フレームの送受信を行うフレームリレー端末(以下、デ
ータ端末と呼ぶ)、43、44、45、48、49はデ
ータ端末41、46、50間でデータ交換を行うよう多
重化されたフレームリレー交換機又はデータ交換機(以
下、局と呼ぶ)、42、47はデータ端末41、46間
でデータ通信を行うための通信路または伝送路の正常性
を確認するテスト用端末である。
フレームの送受信を行うフレームリレー端末(以下、デ
ータ端末と呼ぶ)、43、44、45、48、49はデ
ータ端末41、46、50間でデータ交換を行うよう多
重化されたフレームリレー交換機又はデータ交換機(以
下、局と呼ぶ)、42、47はデータ端末41、46間
でデータ通信を行うための通信路または伝送路の正常性
を確認するテスト用端末である。
【0004】このような従来のフレームリレー伝送手順
によるフレームリレー交換機のネットワークにおいて
は、データ端末間でデータ通信を行うため、その間でフ
レームリレーデータ中継を行う1以上の局が伝送路を通
して相互に接続されている。このようなデータ端末間の
通信は、フレームリレー手順による論理通信路を多重化
して行われ、その各データ交換機または局には、図5に
示すように、保守端末が接続されている。
によるフレームリレー交換機のネットワークにおいて
は、データ端末間でデータ通信を行うため、その間でフ
レームリレーデータ中継を行う1以上の局が伝送路を通
して相互に接続されている。このようなデータ端末間の
通信は、フレームリレー手順による論理通信路を多重化
して行われ、その各データ交換機または局には、図5に
示すように、保守端末が接続されている。
【0005】尚、フレームリレー伝送手順の標準は、T
TC標準 JT−Q922、JT−Q933 のほか
に、ANSI標準 T1.618、T1.617(AN
SI:アメリカ規格協会)、及びITU−T勧告 Q.
922、Q.933(ITU:国際電気通信連合)に基
づく。
TC標準 JT−Q922、JT−Q933 のほか
に、ANSI標準 T1.618、T1.617(AN
SI:アメリカ規格協会)、及びITU−T勧告 Q.
922、Q.933(ITU:国際電気通信連合)に基
づく。
【0006】次に、図5を参照して、従来のフレームリ
レー交換機について詳細に説明する。図5に示すフレー
ムリレー交換機(局)において、54及び57は伝送路
とインターフェースするフレームリレーインターフェー
ス部、53は受信または送信するデータフレームをフレ
ームリレー手順において付されたフレームヘッダに従
い、対応する論理通信路に対して中継を行う中継処理部
であり、フレームリレーインターフェース部54はさら
に送信部55及び受信部56に分けられ、フレームリレ
ーインターフェース部57はさらに送信部58及び受信
部59に分けられる。
レー交換機について詳細に説明する。図5に示すフレー
ムリレー交換機(局)において、54及び57は伝送路
とインターフェースするフレームリレーインターフェー
ス部、53は受信または送信するデータフレームをフレ
ームリレー手順において付されたフレームヘッダに従
い、対応する論理通信路に対して中継を行う中継処理部
であり、フレームリレーインターフェース部54はさら
に送信部55及び受信部56に分けられ、フレームリレ
ーインターフェース部57はさらに送信部58及び受信
部59に分けられる。
【0007】また、52はデータ端末間でデータ通信を
行う伝送路または通信路の正常性をテストするためにフ
レームリレーインターフェース部54、57を制御(詳
細は後述する)する保守運用制御部、51は保守運用制
御部52に接続され伝送路の正常性確認テストに使用す
る保守端末である。各局のフレームリレーインターフェ
ース部54、57は、その局が接続する伝送路に対して
設定されるため、その数は伝送路の数に対応する。
行う伝送路または通信路の正常性をテストするためにフ
レームリレーインターフェース部54、57を制御(詳
細は後述する)する保守運用制御部、51は保守運用制
御部52に接続され伝送路の正常性確認テストに使用す
る保守端末である。各局のフレームリレーインターフェ
ース部54、57は、その局が接続する伝送路に対して
設定されるため、その数は伝送路の数に対応する。
【0008】次に、図5を参照して、図4に示す各局4
3、44、45、48、49におけるデータフレームの
中継処理について詳細に説明する。送信されてきたデー
タフレームは伝送路からフレームリレーインターフェー
ス部54の受信部56で受信され、中継処理部53に送
られる。中継処理部53においては、データフレームの
フレームヘッダ内に保持されている論理通信路識別情報
を参照して、送信先に接続されている中継先のフレーム
リレーインターフェース部57の送信部58から、この
データフレームを伝送路に対して送信する。
3、44、45、48、49におけるデータフレームの
中継処理について詳細に説明する。送信されてきたデー
タフレームは伝送路からフレームリレーインターフェー
ス部54の受信部56で受信され、中継処理部53に送
られる。中継処理部53においては、データフレームの
フレームヘッダ内に保持されている論理通信路識別情報
を参照して、送信先に接続されている中継先のフレーム
リレーインターフェース部57の送信部58から、この
データフレームを伝送路に対して送信する。
【0009】次に、データ通信の正常性を確認するテス
ト方法について説明する。今、図4に示す局43から局
45までの多重化された論理通信路のうち、データ端末
41とデータ端末46との間のデータ通信に使用する1
つの論理通信路について、データ通信路または伝送路の
正常性確認テスト方法を説明する。
ト方法について説明する。今、図4に示す局43から局
45までの多重化された論理通信路のうち、データ端末
41とデータ端末46との間のデータ通信に使用する1
つの論理通信路について、データ通信路または伝送路の
正常性確認テスト方法を説明する。
【0010】まず、データ端末41、46をそれぞれテ
スト用端末42、47に置き替える。そして、局45に
おけるテスト用端末47側の伝送路に対しインターフェ
ースするフレームリレーインターフェース側(すなわ
ち、図5のフレームリレーインターフェース部57)を
折り返し点に設定する。従って、後述するように、局4
5における局44側からの折り返し点もフレームリレー
インターフェース部57となる。そこで、両方のテスト
用端末42、47から論理通信路に対しテストデータを
送信する。
スト用端末42、47に置き替える。そして、局45に
おけるテスト用端末47側の伝送路に対しインターフェ
ースするフレームリレーインターフェース側(すなわ
ち、図5のフレームリレーインターフェース部57)を
折り返し点に設定する。従って、後述するように、局4
5における局44側からの折り返し点もフレームリレー
インターフェース部57となる。そこで、両方のテスト
用端末42、47から論理通信路に対しテストデータを
送信する。
【0011】この状態では、局45は局44側から受信
した全てのデータフレームをデータ端末46またはテス
ト用端末47へは中継せずに、局44側の伝送路に送り
返すよう動作する。また、同様に、局45はテスト用端
末47から受信したデータフレームを局44側の伝送路
に送信せずに、テスト用端末47側の伝送路に送り返す
よう動作する。この動作を折り返しと呼ぶ。
した全てのデータフレームをデータ端末46またはテス
ト用端末47へは中継せずに、局44側の伝送路に送り
返すよう動作する。また、同様に、局45はテスト用端
末47から受信したデータフレームを局44側の伝送路
に送信せずに、テスト用端末47側の伝送路に送り返す
よう動作する。この動作を折り返しと呼ぶ。
【0012】各テスト用端末42、47においては、受
信したテストデータと送信したテストデータとが一致し
ているか否かを確認し、一致していた場合は、テスト用
端末42から局45の折り返し点までの伝送路の正常性
と、テスト用端末47から局45の折り返し点までの伝
送路の正常性とがそれぞれ確認できたということにな
る。以上説明した動作は局45の保守端末51(図5)
からの指示によって行われる。
信したテストデータと送信したテストデータとが一致し
ているか否かを確認し、一致していた場合は、テスト用
端末42から局45の折り返し点までの伝送路の正常性
と、テスト用端末47から局45の折り返し点までの伝
送路の正常性とがそれぞれ確認できたということにな
る。以上説明した動作は局45の保守端末51(図5)
からの指示によって行われる。
【0013】次に、図5を参照して、局45における折
り返し動作について説明する。まず、局45における保
守端末51から保守運用制御部52に対する指示によ
り、テスト用端末47側の伝送路とインターフェースす
るフレームリレーインターフェース部57は、受信部5
9において、伝送路から受信した全てのデータフレーム
を中継処理部53には送信せずに、自己のフレームリレ
ーインターフェース部57の送信部58に送り、送信部
58からそのデータフレームを、そのまま、再び伝送路
へ送信する。
り返し動作について説明する。まず、局45における保
守端末51から保守運用制御部52に対する指示によ
り、テスト用端末47側の伝送路とインターフェースす
るフレームリレーインターフェース部57は、受信部5
9において、伝送路から受信した全てのデータフレーム
を中継処理部53には送信せずに、自己のフレームリレ
ーインターフェース部57の送信部58に送り、送信部
58からそのデータフレームを、そのまま、再び伝送路
へ送信する。
【0014】また、局44から送信され、フレームリレ
ーインターフェース部54の受信部56で受信され、テ
スト用端末47に向けて送信されるであろうデータフレ
ームについては、送信部56から中継処理部53を介し
てフレームリレーインターフェース部57の送信部58
に一旦送信されるが、そこで送信処理は行われず、受信
部59からそのまま、中継処理部53に返送される。中
継処理部53では、そのデータフレームを局44側のフ
レームリレーインターフェース部54の送信部55から
再び局44に対する伝送路に対し送信する。
ーインターフェース部54の受信部56で受信され、テ
スト用端末47に向けて送信されるであろうデータフレ
ームについては、送信部56から中継処理部53を介し
てフレームリレーインターフェース部57の送信部58
に一旦送信されるが、そこで送信処理は行われず、受信
部59からそのまま、中継処理部53に返送される。中
継処理部53では、そのデータフレームを局44側のフ
レームリレーインターフェース部54の送信部55から
再び局44に対する伝送路に対し送信する。
【0015】そのため、局45においては、局48側の
伝送路からテスト用端末47に向けられたデータフレー
ムも、局48側へ折り返されることになる。このように
して、上記従来のデータ通信の正常性確認方式において
も、データ通信の正常性は確認することができる。
伝送路からテスト用端末47に向けられたデータフレー
ムも、局48側へ折り返されることになる。このように
して、上記従来のデータ通信の正常性確認方式において
も、データ通信の正常性は確認することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4及び図5に示すような従来のフレームリレー局間通信
路確認方式においては、確認したい論理通信路以外のデ
ータフレームも折り返されてしまうため、図4におい
て、データ端末41からデータ端末46に対するデータ
通信の正常性の確認を行うために局45において折り返
しを行っている間、データ端末41とデータ端末46と
の間の全ての論理通信路のデータ通信は行うことができ
ないという問題があった。
4及び図5に示すような従来のフレームリレー局間通信
路確認方式においては、確認したい論理通信路以外のデ
ータフレームも折り返されてしまうため、図4におい
て、データ端末41からデータ端末46に対するデータ
通信の正常性の確認を行うために局45において折り返
しを行っている間、データ端末41とデータ端末46と
の間の全ての論理通信路のデータ通信は行うことができ
ないという問題があった。
【0017】また、図4において、データ端末41から
データ端末46に対するデータ通信の正常性の確認を行
うために、局45において折り返しを行っている間、デ
ータ端末46とデータ端末50との間のデータ通信も行
うことができないという問題があった。
データ端末46に対するデータ通信の正常性の確認を行
うために、局45において折り返しを行っている間、デ
ータ端末46とデータ端末50との間のデータ通信も行
うことができないという問題があった。
【0018】また、局間において、PVC状態確認手順
(TTC標準 JT−Q933(上記))等のフレーム
リレー管理プロトコルを使用しているような場合は、折
り返し設定中、フレームリレー管理プロトコルにより異
常を検出してしまうことになる。このことにより、テス
ト対象の論理通信路自体のデータ通信が異常となり、テ
ストデータが折り返されないため、障害発生点の割り出
しが困難になるという問題があった。
(TTC標準 JT−Q933(上記))等のフレーム
リレー管理プロトコルを使用しているような場合は、折
り返し設定中、フレームリレー管理プロトコルにより異
常を検出してしまうことになる。このことにより、テス
ト対象の論理通信路自体のデータ通信が異常となり、テ
ストデータが折り返されないため、障害発生点の割り出
しが困難になるという問題があった。
【0019】また、上記従来の方式では、データ端末間
の通信時におけるデータフレームの中継局経路情報を予
め確認しておかなければ、テストを実施するときの折り
返し局や折り返し点を特定することができないという問
題があった。
の通信時におけるデータフレームの中継局経路情報を予
め確認しておかなければ、テストを実施するときの折り
返し局や折り返し点を特定することができないという問
題があった。
【0020】更に、上記従来の方式では、論理通信路の
状態が時間によって変化するような場合は、折り返し設
定を継続し続けなければ、その状態変化に対応してデー
タ通信の正常性を確認することができないという問題が
あった。
状態が時間によって変化するような場合は、折り返し設
定を継続し続けなければ、その状態変化に対応してデー
タ通信の正常性を確認することができないという問題が
あった。
【0021】更にまた、上記従来の方式では、折り返し
設定中にテストデータを送信する手段と、折り返された
テストデータを解析するための手段とを確保するため、
データ端末をテスト用端末に、置き換える必要があるた
め、ネットワークシステムを煩雑にするという問題があ
った。
設定中にテストデータを送信する手段と、折り返された
テストデータを解析するための手段とを確保するため、
データ端末をテスト用端末に、置き換える必要があるた
め、ネットワークシステムを煩雑にするという問題があ
った。
【0022】本発明は、上記のような従来の方式におけ
る問題を解決するためになされたもので、データ通信の
正常性確認テストを実行する間も、確認する論理通信路
を含む全ての論理通信路についてデータ通信が可能であ
り、論理通信路の状態変化にも直ちに対応することがで
き、テスト用端末を必要とせずにデータ通信の正常性を
確認することができるフレームリレー局間通信路確認装
置及び方法を提供することを目的とする。
る問題を解決するためになされたもので、データ通信の
正常性確認テストを実行する間も、確認する論理通信路
を含む全ての論理通信路についてデータ通信が可能であ
り、論理通信路の状態変化にも直ちに対応することがで
き、テスト用端末を必要とせずにデータ通信の正常性を
確認することができるフレームリレー局間通信路確認装
置及び方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によるフレームリ
レー局間通信路確認装置は、上記の目的を達成するた
め、フレームリレー伝送手順によりデータ通信を行うネ
ットワークに接続されたフレームリレー局におけるフレ
ームリレー局間通信路確認装置であって、各々が対応す
る伝送路とインターフェースする複数のフレームリレー
インターフェース部と、フレームリレーインターフェー
ス部に接続され、受信したフレームをフレーム伝送手順
のフレームヘッダによりデータフレームと試験フレーム
とに分別する分析処理部と、分析処理部において分別さ
れた試験フレームを受信してそこに格納されている終点
局情報により終点局を確認する保守運用制御部とからな
り、ネットワークの希望する論理通信路の始点局から終
点局までその正常性を確認することを特徴とするもので
ある。
レー局間通信路確認装置は、上記の目的を達成するた
め、フレームリレー伝送手順によりデータ通信を行うネ
ットワークに接続されたフレームリレー局におけるフレ
ームリレー局間通信路確認装置であって、各々が対応す
る伝送路とインターフェースする複数のフレームリレー
インターフェース部と、フレームリレーインターフェー
ス部に接続され、受信したフレームをフレーム伝送手順
のフレームヘッダによりデータフレームと試験フレーム
とに分別する分析処理部と、分析処理部において分別さ
れた試験フレームを受信してそこに格納されている終点
局情報により終点局を確認する保守運用制御部とからな
り、ネットワークの希望する論理通信路の始点局から終
点局までその正常性を確認することを特徴とするもので
ある。
【0024】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置は、上記の目的を達成するため、試験フレ
ームに格納するべき始点局情報及び終点局情報を指示
し、始点局と終点局間の論理通信路の正常性の確認を指
示する保守端末を含み、保守運用制御部が保守端末から
の指示によりフレームリレー伝送手順による試験フレー
ムのフレームヘッダに試験フレーム識別子を格納し、試
験フレームの他の領域に始点局情報及び終点局情報を格
納することを特徴とするものである。
信路確認装置は、上記の目的を達成するため、試験フレ
ームに格納するべき始点局情報及び終点局情報を指示
し、始点局と終点局間の論理通信路の正常性の確認を指
示する保守端末を含み、保守運用制御部が保守端末から
の指示によりフレームリレー伝送手順による試験フレー
ムのフレームヘッダに試験フレーム識別子を格納し、試
験フレームの他の領域に始点局情報及び終点局情報を格
納することを特徴とするものである。
【0025】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置は、上記の目的を達成するため、終点局の
保守運用制御部により、受信した試験フレームに試験結
果情報を格納し、試験応答フレームを表示する値を格納
して試験応答フレームを作成して始点局に返送するよう
にしたことを特徴とするものである。
信路確認装置は、上記の目的を達成するため、終点局の
保守運用制御部により、受信した試験フレームに試験結
果情報を格納し、試験応答フレームを表示する値を格納
して試験応答フレームを作成して始点局に返送するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置は、上記の目的を達成するため、中継局に
おいて障害を検出したとき、保守運用制御部により、受
信した試験フレームに試験結果情報を格納し、試験応答
フレームを表示する値を格納して試験応答フレームを作
成し、始点局に返送するようにしたことを特徴とするも
のである。
信路確認装置は、上記の目的を達成するため、中継局に
おいて障害を検出したとき、保守運用制御部により、受
信した試験フレームに試験結果情報を格納し、試験応答
フレームを表示する値を格納して試験応答フレームを作
成し、始点局に返送するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0027】本発明によるフレームリレー局間通信路確
認方法は、上記の目的を達成するため、複数のフレーム
リレー局が相互に接続され、フレームリレー伝送手順に
よりデータ通信を行うネットワークにおける論理通信路
の正常性を確認するフレームリレー局間通信路確認方法
であって、正常性を確認する論理通信路の始点局におい
て、フレームリレー伝送手順に従い試験フレームを作成
し、試験フレームのフレームヘッダに対しデータフレー
ムと区別する試験フレーム識別子を設定し、正常性を確
認する論理通信路の終点局に対して試験フレームを送信
し、終点局において試験フレームを受信し、自局で管理
している論理通信路の障害情報をもとに試験応答フレー
ムを作成し、始点局に対し試験応答フレームを送信す
る、各工程からなることを特徴とするものである。
認方法は、上記の目的を達成するため、複数のフレーム
リレー局が相互に接続され、フレームリレー伝送手順に
よりデータ通信を行うネットワークにおける論理通信路
の正常性を確認するフレームリレー局間通信路確認方法
であって、正常性を確認する論理通信路の始点局におい
て、フレームリレー伝送手順に従い試験フレームを作成
し、試験フレームのフレームヘッダに対しデータフレー
ムと区別する試験フレーム識別子を設定し、正常性を確
認する論理通信路の終点局に対して試験フレームを送信
し、終点局において試験フレームを受信し、自局で管理
している論理通信路の障害情報をもとに試験応答フレー
ムを作成し、始点局に対し試験応答フレームを送信す
る、各工程からなることを特徴とするものである。
【0028】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、フレーム
リレー局において、試験フレームのフレームヘッダ以外
の領域に論理通信路識別情報を格納し、該論理通信路識
別情報に従い、確認する論理通信路の識別を行う工程を
含むことを特徴とするものである。
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、フレーム
リレー局において、試験フレームのフレームヘッダ以外
の領域に論理通信路識別情報を格納し、該論理通信路識
別情報に従い、確認する論理通信路の識別を行う工程を
含むことを特徴とするものである。
【0029】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、試験フレ
ームを中継する中継局において、該試験フレームにその
中継局を確認する中継局経路情報を格納する工程を含む
ことを特徴とするものである。
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、試験フレ
ームを中継する中継局において、該試験フレームにその
中継局を確認する中継局経路情報を格納する工程を含む
ことを特徴とするものである。
【0030】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、正常性を
確認する論理通信路の前記始点局から終点局に対し試験
フレームを連続的に送信し、送信した各試験フレームに
対する試験応答フレームを受信する工程を含み、定期的
に論理通信路の正常性を確認するようにしたことを特徴
とするものである。
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、正常性を
確認する論理通信路の前記始点局から終点局に対し試験
フレームを連続的に送信し、送信した各試験フレームに
対する試験応答フレームを受信する工程を含み、定期的
に論理通信路の正常性を確認するようにしたことを特徴
とするものである。
【0031】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、終点局に
おいて、自局で管理している論理通信路の障害情報を試
験応答フレームに格納して始点局に対し返送する工程を
含むことを特徴とするものである。
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、終点局に
おいて、自局で管理している論理通信路の障害情報を試
験応答フレームに格納して始点局に対し返送する工程を
含むことを特徴とするものである。
【0032】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、始点局に
おいて、試験フレームの送信から試験応答フレームの受
信までの時間を測定する工程を含み、その経過時間によ
り論理通信路の正常性を確認するようにしたことを特徴
とするものである。
信路確認方法は、上記の目的を達成するため、始点局に
おいて、試験フレームの送信から試験応答フレームの受
信までの時間を測定する工程を含み、その経過時間によ
り論理通信路の正常性を確認するようにしたことを特徴
とするものである。
【0033】本発明によるフレームリレー局間通信路確
認装置及び方法は、要約すると、上記の目的を達成する
ため、以下で説明する構成からなることを特徴とする。
すなわち、論理通信路の確認範囲の始点局において、フ
レームリレー伝送手順のフレームヘッダ内に試験フレー
ム識別子を格納した通信路確認用の試験フレームを作成
して論理通信路の終点局に向けて送信する。
認装置及び方法は、要約すると、上記の目的を達成する
ため、以下で説明する構成からなることを特徴とする。
すなわち、論理通信路の確認範囲の始点局において、フ
レームリレー伝送手順のフレームヘッダ内に試験フレー
ム識別子を格納した通信路確認用の試験フレームを作成
して論理通信路の終点局に向けて送信する。
【0034】試験フレームを受信した局はフレームヘッ
ダ内に試験フレーム識別子によりそれが試験フレームで
あることを識別し、更に、フレームヘッダ以外の領域に
ある論理通信路識別情報を参照して、自局宛でない試験
フレームの中継処理を実行する。その中継処理が行われ
るときには、中継局経路情報が試験フレームに付加され
る。受信した試験フレームが自局宛の場合は、試験応答
フレームを作成して、それを論理通信路の始点に向けて
送信させる。
ダ内に試験フレーム識別子によりそれが試験フレームで
あることを識別し、更に、フレームヘッダ以外の領域に
ある論理通信路識別情報を参照して、自局宛でない試験
フレームの中継処理を実行する。その中継処理が行われ
るときには、中継局経路情報が試験フレームに付加され
る。受信した試験フレームが自局宛の場合は、試験応答
フレームを作成して、それを論理通信路の始点に向けて
送信させる。
【0035】試験フレームを受信した局で、論理通信路
に何らかの異常を検出した場合は、その局で試験結果情
報を搭載した試験応答フレームを作成し、それを論理通
信路の始点局に向けて送信させる。試験応答フレームを
受信した論理通信路の始点局は試験応答フレームを解析
し、論理通信路の状態を判断する。
に何らかの異常を検出した場合は、その局で試験結果情
報を搭載した試験応答フレームを作成し、それを論理通
信路の始点局に向けて送信させる。試験応答フレームを
受信した論理通信路の始点局は試験応答フレームを解析
し、論理通信路の状態を判断する。
【0036】また、論理通信路の始点局から、試験フレ
ームを連続して送信することにより、定期的に論理通信
路の正常性の確認を行う。また、試験フレームを送信し
てから、試験応答フレームを受信するまでの時間を測定
して通常の経過時間との対比を行い、異常発生の有無の
確認を行うことができる。
ームを連続して送信することにより、定期的に論理通信
路の正常性の確認を行う。また、試験フレームを送信し
てから、試験応答フレームを受信するまでの時間を測定
して通常の経過時間との対比を行い、異常発生の有無の
確認を行うことができる。
【0037】
【作用】本発明によるフレームリレー局間通信路確認装
置及び方法は、上記のように構成して、正常性の確認を
希望する論理通信路の始点局と終点局間にデータフレー
ムの代わりに試験フレーム及び試験応答フレームを送信
してその局間の障害の有無を確認するようにしたことに
より、希望する局間における論理通信路の正常性を容易
簡単に確認することができる。
置及び方法は、上記のように構成して、正常性の確認を
希望する論理通信路の始点局と終点局間にデータフレー
ムの代わりに試験フレーム及び試験応答フレームを送信
してその局間の障害の有無を確認するようにしたことに
より、希望する局間における論理通信路の正常性を容易
簡単に確認することができる。
【0038】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、フレ
ームリレー局で管理している論理通信路の障害情報を試
験応答フレームの試験結果情報に搭載することにより、
論理通信路の状態が正常か異常かのみでなく、その他の
障害情報を詳細に確認することができる。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、フレ
ームリレー局で管理している論理通信路の障害情報を試
験応答フレームの試験結果情報に搭載することにより、
論理通信路の状態が正常か異常かのみでなく、その他の
障害情報を詳細に確認することができる。
【0039】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレームのフレームヘッダに試験フレーム識別子を載
せ、フレームヘッダ以外の領域に論理通信路識別情報を
載せて正常性を確認する論理通信路を識別するようにし
たことにより、他の論理通信路のみでなく、確認する論
理通信路を含む全ての論理通信路によるデータ通信を中
断することなく、希望する論理通信路の正常性の確認を
行うことができる。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレームのフレームヘッダに試験フレーム識別子を載
せ、フレームヘッダ以外の領域に論理通信路識別情報を
載せて正常性を確認する論理通信路を識別するようにし
たことにより、他の論理通信路のみでなく、確認する論
理通信路を含む全ての論理通信路によるデータ通信を中
断することなく、希望する論理通信路の正常性の確認を
行うことができる。
【0040】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、終点
局において、論理通信路の確認結果を始点局に通知する
ため試験応答フレームを始点局に対し送信するようにし
たことにより、データフレームを折り返すようにしてい
ないので、フレームリレー管理プロトコルを局間で使用
していても、フレームリレー管理プロトコルに影響を及
ぼすことはなく、論理通信路を通常状態を保持したま
ま、論理通信路の正常性の確認を実施することができ
る。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、終点
局において、論理通信路の確認結果を始点局に通知する
ため試験応答フレームを始点局に対し送信するようにし
たことにより、データフレームを折り返すようにしてい
ないので、フレームリレー管理プロトコルを局間で使用
していても、フレームリレー管理プロトコルに影響を及
ぼすことはなく、論理通信路を通常状態を保持したま
ま、論理通信路の正常性の確認を実施することができ
る。
【0041】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレーム上に中継局経路情報が付加されるようにしたこ
とにより、試験開始前にデータフレームの中継局経路情
報を確認しなくても、試験対象局や試験対象点の割り出
しを行なうことができる。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレーム上に中継局経路情報が付加されるようにしたこ
とにより、試験開始前にデータフレームの中継局経路情
報を確認しなくても、試験対象局や試験対象点の割り出
しを行なうことができる。
【0042】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレームを連続して送信可能としたことにより、時間の
経過と共に、論理通信路の状態が変化するような場合で
も、その時点で詳細に通信路確認の正常性を確認するこ
とができる。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレームを連続して送信可能としたことにより、時間の
経過と共に、論理通信路の状態が変化するような場合で
も、その時点で詳細に通信路確認の正常性を確認するこ
とができる。
【0043】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレーム及び試験応答フレームを使用して、正常性を確
認するべき2局間の障害の有無を確認するようにしたこ
とにより、テスト用端末を用いずに論理通信路の正常性
を確認することができる。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレーム及び試験応答フレームを使用して、正常性を確
認するべき2局間の障害の有無を確認するようにしたこ
とにより、テスト用端末を用いずに論理通信路の正常性
を確認することができる。
【0044】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレームの送信から試験応答フレームの受信までの時間
を測定してその経過時間により論理通信路の正常性を確
認するようにしたことにより、更に詳細な試験結果を得
ることができると共に、一定時間経過しても試験応答フ
レームが返らない場合、異常発生として迅速に処理する
ことができる。
信路確認装置及び方法は、上記のように構成して、試験
フレームの送信から試験応答フレームの受信までの時間
を測定してその経過時間により論理通信路の正常性を確
認するようにしたことにより、更に詳細な試験結果を得
ることができると共に、一定時間経過しても試験応答フ
レームが返らない場合、異常発生として迅速に処理する
ことができる。
【0045】
【実施例】以下、添付図面、図1乃至図3に基づき、本
発明の一実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施例におけるフレームリレー局間通信路確認装置及び方
法を実施したフレームリレーネットワークの概略構成を
示す構成図、図2は図1の実施例におけるフレームリレ
ー局間通信路確認装置及び方法を施したフレームリレー
交換機のブロック図、図3は図1及び図2の実施例にお
けるフレームリレー局間通信路確認装置及び方法に使用
する試験フレームのフォーマットを示す図である。
発明の一実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施例におけるフレームリレー局間通信路確認装置及び方
法を実施したフレームリレーネットワークの概略構成を
示す構成図、図2は図1の実施例におけるフレームリレ
ー局間通信路確認装置及び方法を施したフレームリレー
交換機のブロック図、図3は図1及び図2の実施例にお
けるフレームリレー局間通信路確認装置及び方法に使用
する試験フレームのフォーマットを示す図である。
【0046】まず、図1を参照して、本発明の一実施例
におけるフレームリレーネットワークについて説明す
る。このフレームリレーネットワークは図4に示す従来
のフレームリレーネットワークと略同一であるが、従来
のフレームリレーネットワークで使用したテスト用端末
が除去されており、本発明では使用する必要がない。ま
た、本実施例によるフレームリレーネットワークに対し
ては、従来のデータ端末41、46、50、及びフレー
ムリレー交換機43、44、45、48、49に対応す
る、データ端末1、6、10が接続されたフレームリレ
ー交換機(局)3、5、9及び他の局4、8が相互に接
続され、その各局3、4、5、8、9には、図2に示す
ように保守端末20が接続されて構成されるものとす
る。
におけるフレームリレーネットワークについて説明す
る。このフレームリレーネットワークは図4に示す従来
のフレームリレーネットワークと略同一であるが、従来
のフレームリレーネットワークで使用したテスト用端末
が除去されており、本発明では使用する必要がない。ま
た、本実施例によるフレームリレーネットワークに対し
ては、従来のデータ端末41、46、50、及びフレー
ムリレー交換機43、44、45、48、49に対応す
る、データ端末1、6、10が接続されたフレームリレ
ー交換機(局)3、5、9及び他の局4、8が相互に接
続され、その各局3、4、5、8、9には、図2に示す
ように保守端末20が接続されて構成されるものとす
る。
【0047】更に、本実施例におけるフレームリレー交
換機3、4、5、8、9に対しては、本発明の一実施例
によるフレームリレー局間通信路確認装置が実施され、
その保守運用制御部21(後述する)において、本発明
の一実施例に従い、フレームリレー伝送手順により、そ
のフレームがデータフレームではなく試験フレームか試
験応答フレームであることを識別するフレームヘッダを
有する試験フレーム又は試験応答フレームを作成する。
換機3、4、5、8、9に対しては、本発明の一実施例
によるフレームリレー局間通信路確認装置が実施され、
その保守運用制御部21(後述する)において、本発明
の一実施例に従い、フレームリレー伝送手順により、そ
のフレームがデータフレームではなく試験フレームか試
験応答フレームであることを識別するフレームヘッダを
有する試験フレーム又は試験応答フレームを作成する。
【0048】次に、図2を参照して、各局3、4、5、
8、9の内部構成である本実施例によるフレームリレー
交換機(局)の構成について説明する。図2において、
24、28は伝送路とインターフェースするフレームリ
レーインターフェース部、23、27は受信または送信
するデータフレームをフレームリレー伝送手順のフレー
ムヘッダによってデータフレームと試験フレームとに分
別する分析処理部、21は本実施例により試験フレーム
の処理を行う保守運用制御部、22はデータフレームを
中継処理する中継処理部である。
8、9の内部構成である本実施例によるフレームリレー
交換機(局)の構成について説明する。図2において、
24、28は伝送路とインターフェースするフレームリ
レーインターフェース部、23、27は受信または送信
するデータフレームをフレームリレー伝送手順のフレー
ムヘッダによってデータフレームと試験フレームとに分
別する分析処理部、21は本実施例により試験フレーム
の処理を行う保守運用制御部、22はデータフレームを
中継処理する中継処理部である。
【0049】また、フレームリレーインターフェース部
24は送信部25と受信部26とに分けられ、フレーム
リレーインターフェース部28は送信部29と受信部3
0とに分けられる。保守運用制御部21には保守端末2
0が接続される。尚、各局3、4、5、8、9のフレー
ムリレーインターフェース部24、28及び分析処理部
23、27は各局3、4、5、8、9が接続する伝送路
の数に応じて備えられる。
24は送信部25と受信部26とに分けられ、フレーム
リレーインターフェース部28は送信部29と受信部3
0とに分けられる。保守運用制御部21には保守端末2
0が接続される。尚、各局3、4、5、8、9のフレー
ムリレーインターフェース部24、28及び分析処理部
23、27は各局3、4、5、8、9が接続する伝送路
の数に応じて備えられる。
【0050】以下、図1乃至図3を参照して、図1に示
すデータ端末1が接続された局3からデータ端末6が接
続された局5に対する論理通信路を通るデータ通信の正
常性を確認する確認方法について説明する。ここで、デ
ータ端末1からデータ端末6に対するデータ通信は、局
3から局4、局4から局5に対する多重化された論理通
信路の1つを使用して行うものとする。従って、本実施
例による論理通信路の正常性の確認はその順に行われる
(後述する)。ここで、図1に示す局3を図2のフレー
ムリレー交換機に当てはめると、データ端末1がフレー
ムリレーインターフェース部24を通して局3に接続さ
れ、局4がフレームリレーインターフェース部28を通
して局3に接続される。以下、同様にして局3から局5
まで接続されることになる。
すデータ端末1が接続された局3からデータ端末6が接
続された局5に対する論理通信路を通るデータ通信の正
常性を確認する確認方法について説明する。ここで、デ
ータ端末1からデータ端末6に対するデータ通信は、局
3から局4、局4から局5に対する多重化された論理通
信路の1つを使用して行うものとする。従って、本実施
例による論理通信路の正常性の確認はその順に行われる
(後述する)。ここで、図1に示す局3を図2のフレー
ムリレー交換機に当てはめると、データ端末1がフレー
ムリレーインターフェース部24を通して局3に接続さ
れ、局4がフレームリレーインターフェース部28を通
して局3に接続される。以下、同様にして局3から局5
まで接続されることになる。
【0051】まず、図2に示す局3において、その保守
端末20により、正常性を確認したい論理通信路の始点
及び終点を指定して、論理通信路の確認を行うよう指示
する。保守端末20から指示を受けた保守運用制御部2
1は、伝送するフレームがデータフレームではなく、試
験フレームであることを分析処理部23、27で識別で
きるような値をフレームリレー伝送手順のフレームヘッ
ダ、すなわち、試験フレーム識別子31(図3で後述す
る)に設定する。
端末20により、正常性を確認したい論理通信路の始点
及び終点を指定して、論理通信路の確認を行うよう指示
する。保守端末20から指示を受けた保守運用制御部2
1は、伝送するフレームがデータフレームではなく、試
験フレームであることを分析処理部23、27で識別で
きるような値をフレームリレー伝送手順のフレームヘッ
ダ、すなわち、試験フレーム識別子31(図3で後述す
る)に設定する。
【0052】ここで、図3を参照して、本実施例に使用
する試験フレームフォーマットの構成について説明す
る。図3に示す試験フレームフォーマットは試験フレー
ム及び試験応答フレームのどちらにも使用可能である。
図3において、31はその値により受信したデータがフ
レームリレーのデータフレームか保守運用制御を行う試
験フレームかを区別する試験フレーム識別子であり、フ
レームヘッダ(図3)に設定される。
する試験フレームフォーマットの構成について説明す
る。図3に示す試験フレームフォーマットは試験フレー
ム及び試験応答フレームのどちらにも使用可能である。
図3において、31はその値により受信したデータがフ
レームリレーのデータフレームか保守運用制御を行う試
験フレームかを区別する試験フレーム識別子であり、フ
レームヘッダ(図3)に設定される。
【0053】また、32は試験フレームかまたは試験応
答フレームかを識別するフレーム種別、33は確認する
論理通信路の始点(起動局)を示す始点情報、34は確
認する論理通信路の終点(対象局)を示す終点情報、3
5は試験フレーム/試験応答フレームを各局の保守運用
制御部21で中継処理が行えるように伝送する論理通信
路情報をのせる論理通信路識別情報、36は試験応答フ
レームにおいて試験結果を示す試験結果情報、37は試
験フレームがどの局経路をたどって中継されたかを確認
するために使用する中継局経路情報である。
答フレームかを識別するフレーム種別、33は確認する
論理通信路の始点(起動局)を示す始点情報、34は確
認する論理通信路の終点(対象局)を示す終点情報、3
5は試験フレーム/試験応答フレームを各局の保守運用
制御部21で中継処理が行えるように伝送する論理通信
路情報をのせる論理通信路識別情報、36は試験応答フ
レームにおいて試験結果を示す試験結果情報、37は試
験フレームがどの局経路をたどって中継されたかを確認
するために使用する中継局経路情報である。
【0054】また、保守運用制御部21は、試験フレー
ム識別子31の設定に続き、フレーム種別32に試験フ
レームであることを示す値と、確認する論理通信路の始
点情報33及び確認する論理通信路の終点情報34と、
中継処理に必要な論理通信路識別情報35とをのせて試
験フレームを作成する。試験フレームの送信先は、指定
された始点情報33及び終点情報34を参照して決定さ
れる。
ム識別子31の設定に続き、フレーム種別32に試験フ
レームであることを示す値と、確認する論理通信路の始
点情報33及び確認する論理通信路の終点情報34と、
中継処理に必要な論理通信路識別情報35とをのせて試
験フレームを作成する。試験フレームの送信先は、指定
された始点情報33及び終点情報34を参照して決定さ
れる。
【0055】各局において、フレームヘッダの試験フレ
ーム識別子31のフィールドに設定されたそれぞれ異な
る値により、それがデータフレームであるか試験フレー
ムまたは試験応答フレームであるかを識別する。始点
(起動局)情報33には、確認範囲の始点を表すアドレ
スを格納し、終点(対象局)情報34には、確認範囲の
終点を表すアドレスを格納する。また、論理通信路識別
情報35のフィールドを用いて確認する論理通信路を識
別する。
ーム識別子31のフィールドに設定されたそれぞれ異な
る値により、それがデータフレームであるか試験フレー
ムまたは試験応答フレームであるかを識別する。始点
(起動局)情報33には、確認範囲の始点を表すアドレ
スを格納し、終点(対象局)情報34には、確認範囲の
終点を表すアドレスを格納する。また、論理通信路識別
情報35のフィールドを用いて確認する論理通信路を識
別する。
【0056】試験結果情報36のフィールドは試験フレ
ームでは使用せず、試験応答フレームにおいてのみ使用
するので、試験フレームでは内容を問わない。中継局経
路情報37のフィールドは、試験フレームがどの経路を
たどって中継されたかを確認するために使用するもの
で、試験フレームを中継した局が自局管理している経路
情報を順に格納していく。
ームでは使用せず、試験応答フレームにおいてのみ使用
するので、試験フレームでは内容を問わない。中継局経
路情報37のフィールドは、試験フレームがどの経路を
たどって中継されたかを確認するために使用するもの
で、試験フレームを中継した局が自局管理している経路
情報を順に格納していく。
【0057】このようにして、局3において作成された
試験フレームは局4側の分析処理部27へ送られる。分
析処理部27では、この試験フレームをフレームリレー
インターフェース部28に送り、そこで試験フレームは
送信部29からフレームリレー伝送手段に従い局4へ送
信される。
試験フレームは局4側の分析処理部27へ送られる。分
析処理部27では、この試験フレームをフレームリレー
インターフェース部28に送り、そこで試験フレームは
送信部29からフレームリレー伝送手段に従い局4へ送
信される。
【0058】ここで、局4を図1でみると、局4は一方
のインターフェース側では、フレームリレーインターフ
ェース部24を介して局3に接続され、他方のインター
フェース側では、フレームリレーインターフェース部2
8を介して局5に接続される。
のインターフェース側では、フレームリレーインターフ
ェース部24を介して局3に接続され、他方のインター
フェース側では、フレームリレーインターフェース部2
8を介して局5に接続される。
【0059】試験フレームを受信した局4のフレームリ
レーインターフェース部24は、この試験フレームを分
析処理部23へ送る。分析処理部23はフレームリレー
伝送手順のフレームヘッダ内に試験フレーム識別子31
が格納されていることにより、このフレームが試験フレ
ームであることを認識し、試験フレームを保守運用制御
部21へ送る。保守運用制御部21では、試験フレーム
の終点情報34を解析し、終点情報34と自局識別情報
とが一致しないことにより、この試験フレームは自局宛
でないことを認識する。
レーインターフェース部24は、この試験フレームを分
析処理部23へ送る。分析処理部23はフレームリレー
伝送手順のフレームヘッダ内に試験フレーム識別子31
が格納されていることにより、このフレームが試験フレ
ームであることを認識し、試験フレームを保守運用制御
部21へ送る。保守運用制御部21では、試験フレーム
の終点情報34を解析し、終点情報34と自局識別情報
とが一致しないことにより、この試験フレームは自局宛
でないことを認識する。
【0060】次に、保守運用制御部21は試験フレーム
内の論理通信路識別情報35を参照して次の中継先を割
り出す。中継先情報により試験フレーム内の論理通信路
識別情報35を書換え、局4における経路情報を試験フ
レーム内の中継局経路情報37にのせ、局5側の分析処
理部27へ送信する。分析処理部27ではこの試験フレ
ームをフレームリレーインターフェース部28に送信
し、試験フレームは送信部29からフレームリレー伝送
手順に従い、局5へ送信される。
内の論理通信路識別情報35を参照して次の中継先を割
り出す。中継先情報により試験フレーム内の論理通信路
識別情報35を書換え、局4における経路情報を試験フ
レーム内の中継局経路情報37にのせ、局5側の分析処
理部27へ送信する。分析処理部27ではこの試験フレ
ームをフレームリレーインターフェース部28に送信
し、試験フレームは送信部29からフレームリレー伝送
手順に従い、局5へ送信される。
【0061】このとき、局4において、中継先の状態に
何らかの障害を検出していたとすると、保守運用制御部
21において試験応答フレームを作成し、局3へ送信す
る。試験応答フレームも上記のように図3に示すフォー
マットにより作成する。ただ、試験フレームと異なると
ころは、受信した試験フレームのうち、フレーム種別3
2のフィールドと、試験結果情報36のフィールドの値
を書換え、中継局経路情報37のフィールドに自局の経
路情報を加えることにより、試験応答フレームを作成す
る。
何らかの障害を検出していたとすると、保守運用制御部
21において試験応答フレームを作成し、局3へ送信す
る。試験応答フレームも上記のように図3に示すフォー
マットにより作成する。ただ、試験フレームと異なると
ころは、受信した試験フレームのうち、フレーム種別3
2のフィールドと、試験結果情報36のフィールドの値
を書換え、中継局経路情報37のフィールドに自局の経
路情報を加えることにより、試験応答フレームを作成す
る。
【0062】フレーム種別32のフィールドには、それ
が試験応答フレームであることを識別する値を格納す
る。又、試験結果情報36のフィールドには検出した障
害、または障害がないことを識別する値を格納する。局
4において、中継先の状態に何らかの障害が検出されて
いないととすると、試験フレームは送信部29からフレ
ームリレー伝送手順に従い局5へ送信される。
が試験応答フレームであることを識別する値を格納す
る。又、試験結果情報36のフィールドには検出した障
害、または障害がないことを識別する値を格納する。局
4において、中継先の状態に何らかの障害が検出されて
いないととすると、試験フレームは送信部29からフレ
ームリレー伝送手順に従い局5へ送信される。
【0063】ここで、局5を図1でみると、局5はフレ
ームリレーインターフェース部24を介して局4に接続
され、フレームリレーインターフェース部28を介して
データ端末6に接続される。局5の保守運用制御部21
では、試験フレームの終点情報34を解析し、終点情報
34と自局識別情報とが一致するとこの試験フレームが
自局宛のものであることを認識する。このとき、試験応
答フレームを作成し局4側の分析処理部23へ送信す
る。
ームリレーインターフェース部24を介して局4に接続
され、フレームリレーインターフェース部28を介して
データ端末6に接続される。局5の保守運用制御部21
では、試験フレームの終点情報34を解析し、終点情報
34と自局識別情報とが一致するとこの試験フレームが
自局宛のものであることを認識する。このとき、試験応
答フレームを作成し局4側の分析処理部23へ送信す
る。
【0064】試験応答フレームは上記同様の手順に従
い、図3に示すフォーマットにより作成する。局5から
送信された試験応答フレームも試験フレームと同様の手
順により局3に到達する。局3のフレームリレーインタ
ーフェース部28で受信された試験応答フレームは上記
と同様な手順に従い、保守運用制御部21に送信され
る。保守運用制御部21では、受信した試験応答フレー
ムの試験結果情報36と中継局経路情報37とを解析し
て、その試験結果を保守端末20に通知する。
い、図3に示すフォーマットにより作成する。局5から
送信された試験応答フレームも試験フレームと同様の手
順により局3に到達する。局3のフレームリレーインタ
ーフェース部28で受信された試験応答フレームは上記
と同様な手順に従い、保守運用制御部21に送信され
る。保守運用制御部21では、受信した試験応答フレー
ムの試験結果情報36と中継局経路情報37とを解析し
て、その試験結果を保守端末20に通知する。
【0065】また、局3の保守運用制御部21は保守端
末20からの指示により、同一局に対し、一定時間間隔
で、連続して試験フレームを送信する。このとき、試験
フレーム送信毎に、応答待ちタイマを起動し、保守運用
制御部21において、各試験フレームに対する試験応答
フレームが返るまでの時間を測定する。そして、その結
果を試験応答フレームの受信毎に保守端末20に通知す
る。このとき、応答待ちタイマ内に試験応答フレームが
戻ってこない場合は、試験対象の論理通信路に何らかの
障害が発生しているものと判断して、その結果を保守端
末20に通知し、試験応答フレームが返らないときでも
試験結果を得ることができる。
末20からの指示により、同一局に対し、一定時間間隔
で、連続して試験フレームを送信する。このとき、試験
フレーム送信毎に、応答待ちタイマを起動し、保守運用
制御部21において、各試験フレームに対する試験応答
フレームが返るまでの時間を測定する。そして、その結
果を試験応答フレームの受信毎に保守端末20に通知す
る。このとき、応答待ちタイマ内に試験応答フレームが
戻ってこない場合は、試験対象の論理通信路に何らかの
障害が発生しているものと判断して、その結果を保守端
末20に通知し、試験応答フレームが返らないときでも
試験結果を得ることができる。
【0066】このように、本実施例によれば、多重化さ
れた論理通信路のうちの1個についての正常性を通常の
データ通信に影響を与えることなく確認することができ
る。その上、本発明は、テスト用端末を使用する必要な
く論理通信路の正常性を確認することができる。
れた論理通信路のうちの1個についての正常性を通常の
データ通信に影響を与えることなく確認することができ
る。その上、本発明は、テスト用端末を使用する必要な
く論理通信路の正常性を確認することができる。
【0067】尚、本実施例では、正常性を確認したい論
理通信路の始点及び終点の指定と、同一局に対して一定
時間間隔で定期的に試験フレームを送信する指示を保守
端末から行い、その結果を保守端末で収集するようにし
ているが、このような確認の指示及び結果の収集は他の
機能で行うようにしてもよい。
理通信路の始点及び終点の指定と、同一局に対して一定
時間間隔で定期的に試験フレームを送信する指示を保守
端末から行い、その結果を保守端末で収集するようにし
ているが、このような確認の指示及び結果の収集は他の
機能で行うようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によるフレームリレー局間通信路
確認装置及び方法は、以上説明したように、正常性の確
認を希望する論理通信路の始点局と終点局間にデータフ
レームの代わりに、試験フレーム識別子及び論理通信路
識別情報を載せた試験フレーム及び試験応答フレームを
送信してその局間の障害の有無を確認するようにしたこ
とにより、確認する論理通信路を含む全ての論理通信路
によるデータ通信を中断することなく、希望する局間に
おける論理通信路の正常性を容易簡単に確認することが
できる。
確認装置及び方法は、以上説明したように、正常性の確
認を希望する論理通信路の始点局と終点局間にデータフ
レームの代わりに、試験フレーム識別子及び論理通信路
識別情報を載せた試験フレーム及び試験応答フレームを
送信してその局間の障害の有無を確認するようにしたこ
とにより、確認する論理通信路を含む全ての論理通信路
によるデータ通信を中断することなく、希望する局間に
おける論理通信路の正常性を容易簡単に確認することが
できる。
【0069】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、終点局
において、論理通信路の確認結果を始点局に通知するた
め試験応答フレームを始点局に対し送信するようにした
ことにより、データフレームを折り返すようにしていな
いので、フレームリレー管理プロトコルを局間で使用し
ていても、フレームリレー管理プロトコルに影響を及ぼ
すことはなく、論理通信路を通常状態を保持したまま、
論理通信路の正常性の確認を実施することができる。
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、終点局
において、論理通信路の確認結果を始点局に通知するた
め試験応答フレームを始点局に対し送信するようにした
ことにより、データフレームを折り返すようにしていな
いので、フレームリレー管理プロトコルを局間で使用し
ていても、フレームリレー管理プロトコルに影響を及ぼ
すことはなく、論理通信路を通常状態を保持したまま、
論理通信路の正常性の確認を実施することができる。
【0070】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、フレー
ムリレー局で管理している論理通信路の障害情報を試験
応答フレームの試験結果情報に搭載することにより、論
理通信路の状態が正常か異常かのみでなく、その他の障
害情報を詳細に確認することができる。
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、フレー
ムリレー局で管理している論理通信路の障害情報を試験
応答フレームの試験結果情報に搭載することにより、論
理通信路の状態が正常か異常かのみでなく、その他の障
害情報を詳細に確認することができる。
【0071】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、試験フ
レーム及び試験応答フレーム上に中継局経路情報が付加
されるようにしたことにより、試験開始前に中継局経路
が不明の場合、データフレームの中継局経路情報を確認
しなくても、試験対象局や試験対象点の割り出しを行な
うことができる。
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、試験フ
レーム及び試験応答フレーム上に中継局経路情報が付加
されるようにしたことにより、試験開始前に中継局経路
が不明の場合、データフレームの中継局経路情報を確認
しなくても、試験対象局や試験対象点の割り出しを行な
うことができる。
【0072】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、試験フ
レームを連続して送信可能としたことにより、時間の経
過と共に、論理通信路の状態が変化するような場合で
も、その時点で詳細に通信路確認の正常性を確認するこ
とができ、試験フレームの送信から試験応答フレームの
受信までの時間を測定してその経過時間により論理通信
路の正常性を確認するようにしたことにより、更に詳細
な試験結果を得ることができると共に、一定時間経過し
ても試験応答フレームが返らない場合、異常発生として
迅速に処理することができる。
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、試験フ
レームを連続して送信可能としたことにより、時間の経
過と共に、論理通信路の状態が変化するような場合で
も、その時点で詳細に通信路確認の正常性を確認するこ
とができ、試験フレームの送信から試験応答フレームの
受信までの時間を測定してその経過時間により論理通信
路の正常性を確認するようにしたことにより、更に詳細
な試験結果を得ることができると共に、一定時間経過し
ても試験応答フレームが返らない場合、異常発生として
迅速に処理することができる。
【0073】また、本発明によるフレームリレー局間通
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、試験フ
レーム及び試験応答フレームを使用して、正常性を確認
するべき2局間の障害の有無を確認するようにしたこと
により、テスト用端末を用いずに論理通信路の正常性を
確認することができる。
信路確認装置及び方法は、以上説明したように、試験フ
レーム及び試験応答フレームを使用して、正常性を確認
するべき2局間の障害の有無を確認するようにしたこと
により、テスト用端末を用いずに論理通信路の正常性を
確認することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるフレームリレー局間
通信路確認装置及び方法を実施したフレームリレーネッ
トワークの概略構成を示す構成図
通信路確認装置及び方法を実施したフレームリレーネッ
トワークの概略構成を示す構成図
【図2】図1の実施例におけるフレームリレー局間通信
路確認装置及び方法を施したフレームリレー交換機のブ
ロック図
路確認装置及び方法を施したフレームリレー交換機のブ
ロック図
【図3】図1及び図2の実施例におけるフレームリレー
局間通信路確認装置及び方法に使用する試験フレームの
フォーマットを示す図
局間通信路確認装置及び方法に使用する試験フレームの
フォーマットを示す図
【図4】従来のフレームリレーネットワークの概略構成
を示す構成図
を示す構成図
【図5】従来のフレームリレー局間通信路確認方式に使
用するフレームリレー交換機のブロック図
用するフレームリレー交換機のブロック図
1、6、10 データ端末 3、4、5、8、9 フレームリレー局(交換機) 20 保守端末 21 保守運用制御部 22 中継処理部 23、27 分析処理部 24、28 フレームリレーインターフェース部 25、29 送信部 26、30 受信部 31 試験フレーム識別子 32 フレーム種別 33 始点情報 34 終点情報 35 論理通信路識別情報 36 試験結果情報 37 中継局経路情報 41、46、50 データ端末 42、47 テスト用端末 43、44、45、48、49 フレームリレー局(交
換機) 51 保守端末 52 保守運用制御部 53 中継処理部 54、57 フレームリレーインターフェース部 55、58 送信部 56、59 受信部
換機) 51 保守端末 52 保守運用制御部 53 中継処理部 54、57 フレームリレーインターフェース部 55、58 送信部 56、59 受信部
Claims (10)
- 【請求項1】フレームリレー伝送手順によりデータ通信
を行うネットワークに接続されたフレームリレー局にお
けるフレームリレー局間通信路確認装置であって、 各々が対応する伝送路とインターフェースする複数のフ
レームリレーインターフェース部と、 前記フレームリレーインターフェース部に接続され、受
信したフレームをフレーム伝送手順のフレームヘッダに
よりデータフレームと試験フレームとに分別する分析処
理部と、 前記分析処理部において分別された試験フレームを受信
してそこに格納されている終点局情報により終点局を確
認する保守運用制御部とからなり、 前記ネットワークの希望する論理通信路の始点局から終
点局までその正常性を確認することを特徴とするフレー
ムリレー局間通信路確認装置。 - 【請求項2】前記試験フレームに格納するべき始点局情
報及び終点局情報を指示し、前記始点局と終点局間の論
理通信路の正常性の確認を指示する保守端末を含み、 前記保守運用制御部は前記保守端末からの指示により前
記フレームリレー伝送手順による試験フレームのフレー
ムヘッダに試験フレーム識別子を格納し、前記試験フレ
ームの他の領域に前記始点局情報及び終点局情報を格納
することを特徴とする請求項1記載のフレームリレー局
間通信路確認装置。 - 【請求項3】前記終点局の保守運用制御部は、受信した
試験フレームに試験結果情報を格納し、試験応答フレー
ムを表示する値を格納して試験応答フレームを作成し、
前記始点局に返送するようにしたことを特徴とする請求
項1または2記載のフレームリレー局間通信路確認装
置。 - 【請求項4】前記保守運用制御部は、中継局において障
害を検出したとき、受信した試験フレームに試験結果情
報を格納し、試験応答フレームを表示する値を格納して
試験応答フレームを作成し、前記始点局に返送するよう
にしたことを特徴とする請求項1、2または3記載のフ
レームリレー局間通信路確認装置。 - 【請求項5】複数のフレームリレー局が相互に接続さ
れ、フレームリレー伝送手順によりデータ通信を行うネ
ットワークにおける論理通信路の正常性を確認するフレ
ームリレー局間通信路確認方法であって、 前記正常性を確認する論理通信路の始点局において、前
記フレームリレー伝送手順に従い試験フレームを作成
し、 前記試験フレームのフレームヘッダに対しデータフレー
ムと区別する試験フレーム識別子を設定し、 前記正常性を確認する論理通信路の終点局に対して前記
試験フレームを送信し、 前記終点局において前記試験フレームを受信し、自局で
管理している論理通信路の障害情報をもとに試験応答フ
レームを作成し、前記始点局に対し前記試験応答フレー
ムを送信する、各工程からなることを特徴とするフレー
ムリレー局間通信路確認方法。 - 【請求項6】前記フレームリレー局において、前記試験
フレームのフレームヘッダ以外の領域に論理通信路識別
情報を格納し、該論理通信路識別情報に従い、確認する
論理通信路の識別を行う工程を含むことを特徴とする請
求項5記載のフレームリレー局間通信路確認方法。 - 【請求項7】前記試験フレームを中継する中継局におい
て、該試験フレームにその中継局を確認する中継局経路
情報を格納する工程を含むことを特徴とする請求項5ま
たは6記載のフレームリレー局間通信路確認方法。 - 【請求項8】前記正常性を確認する論理通信路の前記始
点局から終点局に対し前記試験フレームを連続的に送信
し、送信した各試験フレームに対する試験応答フレーム
を受信する工程を含み、定期的に論理通信路の正常性を
確認するようにしたことを特徴とする請求項5、6また
は7記載のフレームリレー局間通信路確認方法。 - 【請求項9】前記終点局において、自局で管理している
論理通信路の障害情報を試験応答フレームに格納して前
記始点局に対し返送する工程を含むことを特徴とする請
求項5、6、7または8記載のフレームリレー局間通信
路確認方法。 - 【請求項10】前記始点局において、前記試験フレーム
の送信から試験応答フレームの受信までの時間を測定す
る工程を含み、その経過時間により論理通信路の正常性
を確認するようにしたことを特徴とする請求項5、6、
7、8または9記載のフレームリレー局間通信路確認方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6288592A JPH08130559A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | フレームリレー局間通信路確認装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6288592A JPH08130559A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | フレームリレー局間通信路確認装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130559A true JPH08130559A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17732256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6288592A Pending JPH08130559A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | フレームリレー局間通信路確認装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08130559A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010016692A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Allied Telesis Holdings Kk | 通信システムおよびその通信試験方法 |
US8305909B2 (en) | 2005-03-08 | 2012-11-06 | Fujitsu Limited | Network information analyzing method and apparatus |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6288592A patent/JPH08130559A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8305909B2 (en) | 2005-03-08 | 2012-11-06 | Fujitsu Limited | Network information analyzing method and apparatus |
JP2010016692A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Allied Telesis Holdings Kk | 通信システムおよびその通信試験方法 |
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