JPH0345873Y2 - - Google Patents

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JPH0345873Y2
JPH0345873Y2 JP9267087U JP9267087U JPH0345873Y2 JP H0345873 Y2 JPH0345873 Y2 JP H0345873Y2 JP 9267087 U JP9267087 U JP 9267087U JP 9267087 U JP9267087 U JP 9267087U JP H0345873 Y2 JPH0345873 Y2 JP H0345873Y2
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JP
Japan
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box
panel
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glove box
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JP9267087U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、リツドの前部にボツクス本体が一
体的に構成されるビン型のグローブボツクスの構
造に関する。
【従来の技術】
グローブボツクスの中でも、リツドと収納部と
して機能するボツクス本体とが一体構成され、両
者が一体となつてインストルメントパネル開口に
対して開閉動を行うビン型のグローブボツクス
は、一般的に、樹脂成形により作製されることは
良く知られているところであるが、最近において
は、生産性の向上が図られ、また設計自由度も高
くなるといつた利点をもつ次のような製造方法
(以下、これを本明細書においてインテグラルヒ
ンジ利用製法という。)が広く普及している。 すなわち、第3図に示すように、リツドaの前
面にボツクス本体bの両側壁部c,cおよび底壁
部dが一体に形成された本体部eと、インテグラ
ルヒンジfを介して上記底壁部dの前端に一体的
に連結された前壁構成パネルgとをもつグローブ
ボツクス組み立て体hを一体成形により形成す
る。そして、上記前壁構成パネルgを、インテグ
ラルヒンジfを支点として(図において時計回り
に)回動させて、仮想線で示すようにその両側縁
を上記両側壁部c,cの前端に衝き合わせた後、
ねじ止めなどして両者を固定することにより、リ
ツドaの前部にボツクス本体bが一体構成された
グローブボツクスを作製するものである。
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、インストルメントパネルiの構造
上、これの奥部に配設されるハーネスHなどの内
蔵物の位置が、第4図および第5図に示すよう
に、インストルメントパネル開口の奥方におい
て、グローブボツクスの閉位置におけるボツクス
本体bの位置と重なる場合がある。このような場
合、グローブボツクスは、上記ハーネスHとの干
渉を避けなけばならないため、設計変更の必要が
生じるが、この場合、通常は、第5図に示すよう
に、ボツクス本体bの側壁部cにボツクス本体b
の内方に入り込んだ凹陥部jを設けることによ
り、ボツクス本体bが上記ハーネスHと干渉する
ことが無いようにしている。 ところが、上記インテグラルヒンジ利用成形法
で作製するグローブボツクスでは、グローブボツ
クス組み立て体hが、第3図および第4図におい
て矢印A,Aに示すような金型M1,M2の成形方
向をもつて成形されるため、側壁部cに、上記凹
陥部jを設けることはできない。このため、イン
テグラルヒンジ利用作製法により作製されるグロ
ーブボツクスの場合、第4図に仮想線で示すよう
に、ボツクス本体bの側壁部cの形成位置を車幅
方向においてインストルメントパネル開口の内方
にずらすことにより、上記ハーネスHとの干渉が
起きないようにしていた。 しかしながら、側壁部cの位置をインストルメ
ントパネル開口の内方にずらした場合には、上記
ハーネスHに関する問題に対処し得る代わりに、
後述するような看過し難い別の問題が派生するた
め、グローブボツクスの作製にあたつて、上記ハ
ーネス等の内蔵物との干渉が問題になる場合に
は、生産性の向上が望めるなどの利点をもつイン
テグラルヒンジ利用作製法の利用が見送られるこ
とが多かつた。すなわち、ボツクス本体bの側壁
部cとインストルメントパネルiの開口側縁との
隙間が大きくなるため、グローブボツクスの開時
に上記隙間からインストルメントパネル奥部に配
設された内蔵物が見えて、車室内の見栄えが著し
く損なわれるのである。また、側壁部全体をボツ
クス本体bの内方側に寄せることになるから、ボ
ツクス本体bの容積が小さくなり、グローブボツ
クスの収容能力が低下させられる。 この場合、車室内の美観の悪化を阻止する方策
として、インストルメントパネルiの開口側縁の
車幅方向位置を、ボツクス本体bの側壁部cの位
置に合わせてインストルメントパネル開口の内方
にずらすことが考えられる。しかし、これでは、
インストルメントパネル側において大幅な設計変
更を迫られコストの高騰は避けられないため、上
記方策の採用には消極的にならざるを得ない。 本考案は、以上のような事情に鑑み考え出され
たもので、ビン型のグローブボツクスをインテグ
ラルヒンジ利用作製法を利用して作製するにあた
つて、ボツクス本体をインストルメントパネル奥
部に配設される内蔵物と干渉することがないよう
に形成した場合でも、車室内の美観の悪化を招く
ことなく、また、ボツクス本体の容積の減少を極
力抑えることができるように構成されたグローブ
ボツクスの構造を提供することをその目的とす
る。
【問題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案のグローブボ
ツクスの構造は、 リツド7の前面にボツクス本体8の両側壁部
9,9および底壁部10が一体に形成された本体
部4と、インテグラルヒンジ6を介して上記底壁
部10の前端に一体的に連結された前壁構成パネ
ル5とを備えたグローブボツクス組み立て体3を
一体成形により形成するとともに、上記前壁構成
パネル5を上記インテグラルヒンジ6を支点して
回動させてその両側縁を上記両側壁部9,9の前
端に衝き合わせ状に固定することにより組み立て
られ、リツド7の前部においてボツクス本体8が
一体構成されて、これらがインストルメントパネ
ル開口1aに対して開閉動するようになされたグ
ローブボツクス2であつて、 上記ボツクス本体8の側壁部9を、その前端の
前後方向位置が上方につれて後方に後退するよう
に形成する一方、 上記ボツクス本体8の前壁部11の側端部を、
上記ボツクス本体8の上記側壁部9よりもインス
トルメントパネル開口の内方に入り込んだ位置か
ら前後方向後方に延出する側壁パネル構成部12
と、この側壁パネル構成部12の後端から折れ曲
がつてインストルメントパネル開口の外方に延び
て、外側縁部を上記側壁部9の前端に衝き合わさ
れる凹陥部構成パネル部13とをもつて構成した
ことを特徴としている。
【作用および効果】
すなわち、本考案のグローブボツクスの構造で
は、第1図に示すように、ボツクス本体8の前壁
部11の外側端部を構成し、かつ側壁部9の前端
に外側縁部を衝き合わされる凹陥部構成パネル部
13の前後方向位置が、上下につれて後方に後退
している。そして、この凹陥部構成パネル部13
の内側縁部が、側壁部9の車幅方向位置よりイン
ストルメントパネル開口1aの内方に所定幅ずれ
た位置において前後方向に延出する側壁パネル構
成部12の後端部にまで延びているとともに、ボ
ツクス本体8の前方コーナ部が、側壁パネル構成
部12と凹陥部構成パネル部13とによつて構成
されているのである。したがつて、ボツクス本体
8の前方コーナ部が、この部位に凹陥部を形成し
た場合と同じように、ボツクス本体8の内方に入
り込む凹状部をもつて構成されることになるか
ら、従来のようにインストルメントパネル1の奥
部に配設されるハーネスHなどの位置がボツクス
本体8の前方コーナ部の位置と重なる場合でも、
グローブボツクス2と上記ハーネスHとの干渉は
回避される。 ところで、本考案では、ボツクス本体8の側壁
部9の車幅方向位置にインストルメントパネル開
口1aの内方にずらすことなく、ボツクス本体8
と上記ハーネスHの干渉を避けうるように構成し
ている。したがつて、インストルメントパネル1
の開口側縁とボツクス本体8の側壁部9との隙間
が拡大させられることは無いので、グローブボツ
クス2の開時に上記隙間からインストルメントパ
ネル奥部の内蔵物が見えて車室内の見栄えが損な
われるような不都合は起こらないとともに、ボツ
クス本体8の容積の減少も極力抑えることができ
る。また、上記凹陥部構成パネル部13および側
壁パネル構成部12は、第2図に示すように、前
壁部11すなわちグローブボツクス組み立て体3
における前壁構成パネル5に形成されるものであ
るから、インテグラルヒンジ利用作製法によりグ
ローブボツクスを製造する場合でも、何ら問題な
く、凹陥部構成パネル部13および側壁パネル構
成部12を設けうる。 以上のように、本考案では、インテグラルヒン
ジ利用作製法により作製するグローブボツクス2
において、インストルメントパネル奥部に配され
る内蔵物の位置が、グローブボツクスの閉位置に
おけるボツクス本体8の位置と重なる場合でも、
車室内の美観を悪化させることなく、また、グロ
ーブボツクスの収容能力を低下させることなく、
ボツクス本体8が上記内蔵物と干渉しないように
構成することができる。したがつて、本考案によ
り、ボツクス本体8と上記内蔵物との干渉が問題
になる場合でも、グローブボツクスの作製にあた
つて、生産性を向上させることができ、また設計
の自由度も高くなるなどの利点を備えたインテグ
ラルヒンジ利用作製法の利用を断念する必要がな
くなる。さらに、本考案の実施にあたつては、イ
ンテグラルヒンジ利用作製法において使用する金
型の形状に若干の変更を加えるだけでよいから、
コストの増加を僅かで済む。
【実施例の説明】
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
を参照しながら具体的に説明する。 本考案に係るグローブボツクスの構造は、リツ
ド7とボツクス本体8とが一体構成されたビン型
のグローブボツクス2に関するものであり、ま
た、本例では、グローブボツクス2の作製は、一
般的なインテグラルヒンジ利用作製法を利用し
て、次の工程を踏んで行つている。 すなわち、第2図に示すように、リツド7の前
面にボツクス本体8の両側壁部9,9および底壁
部10が一体に形成された本体部4と、上記底壁
部9の前端にインテグラルヒンジ6を介して連結
された前壁構成パネル5とを備えたグローブボツ
クス組み立て体3を一体成形により形成する。そ
して、上記前壁構成パネル5を、インテグラルヒ
ンジ6を支点として第2図において矢印R方向に
回動させて、その両側縁部をボツクス本体8の両
側壁部9,9の前端に衝き合わせた後、所定部を
ねじ止めするなどして前壁構成パネル5を両側壁
部9,9に固定する。これにより、第1図に示す
ように、リツド7の前部にボツクス本体8が一体
的に構成されたグローブボツクス2が完成され
る。 さて、本例では、第1図および第2図に示すよ
うに、ボツクス本体8の一方の側壁部9を、その
前端の前後方向位置が側壁部9,9の中央部高さ
付近まで上方につれて前後方向後方に後退するよ
うに、そして、中央部高さより上方においては、
上記の最後方にまで後退した前後位置をもつて前
端が上方に延びるように形成している。これに対
して、前壁部11の上記一方の側壁部9に対応す
る側端部を、上記一方の側壁部9の車幅方向位置
よりインストルメントパネル開口1aの内方に所
定幅ずれた位置において、前後方向後方に延びる
側壁パネル構成部12と、この側壁パネル構成部
12の後端から折れ曲がつてインストルメントパ
ネル開口1aの外方に延びる凹陥部構成パネル部
13とをもつて構成している。そして、上記凹陥
部構成パネル部13は、上記一方の側壁部9の前
端と対応した前後方向位置を有しているととも
に、その外側縁部を上記一方の側壁部9の前端に
衝き合わされてこれに固定されている。なお、言
うまでもなく、凹陥部構成パネル部13は、その
下端が上記インテグラルヒンジ6を介して底壁部
10の前端に一体的に連結されている。 以上のように構成される本例のグローブボツク
スの構造では、グローブボツクス前方の一方のコ
ーナ部が、上記凹陥部構成パネル部13と側壁パ
ネル構成部12とで規定されることになるから、
「作用および効果」の欄で既述したように、ボツ
クス本体8の上記コーナ部とインストルメントパ
ネル奥部に配されたハーネスHとの位置が重なる
場合でも、両者が干渉するような問題が起こらな
い。また、ハーネスHとの干渉の問題を解決する
にあたつては、ボツクス本体8の側壁部9の車幅
方向位置をインストルメントパネル開口1aの内
方に移動させるような手段を講じていないので、
車室内の美観の悪化を防止するために、リツド7
およびインストルメントパネル1の開口部におい
て設計変更を迫られるようなことも一切無い。 なお、本考案の範囲は、上述した実施例に限定
されるものではない。たとえば、側縁パネル構成
部および凹陥部構成パネル部を、インストルメン
トパネルの構造に応じて、ボツクス本体の前壁部
の両側壁部に設けるようにしても良い。また、側
壁パネル構成部および凹陥部構成パネル部の形状
においても種々設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグローブボツクスをイン
ストルメントパネルの奥方から見た斜視図、第2
図は本考案に係るグローブボツクスの組み立て前
の状態を示す斜視図、第3図ないし第5図は従来
例およびその問題点を説明する断面図である。 1……インストルメントパネル、1a……イン
ストルメントパネル開口、2……グローブボツク
ス、3……グローブボツクス組み立て体、4……
本体部、5……前壁構成パネル、6……インテグ
ラルヒンジ、7……リツド、8……ボツクス本
体、9……側壁部、10……底壁部、11……前
壁部、12……側壁パネル構成部、13……凹陥
部構成パネル部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リツド7の前面にボツクス本体8の両側壁部
    9,9および底壁部10が一体に形成された本体
    部4と、インテグラルヒンジ6を介して上記底壁
    部10の前端に一体的に連結された前壁構成パネ
    ル5とを備えたグローブボツクス組み立て体3を
    一体成形により形成するとともに、上記前壁構成
    パネル5を上記インテグラルヒンジ6を支点して
    回動させてその両側縁を上記両側壁部9,9の前
    端に衝き合わせ状に固定することにより組み立て
    られ、リツド7の前部においてボツクス本体8が
    一体構成されて、これらがインストルメントパネ
    ル開口1aに対して開閉動するようになされたグ
    ローブボツクス2であつて、 上記ボツクス本体8の側壁部9を、その前端の
    前後方向位置が上方につれて後方に後退するよう
    に形成する一方、 上記ボツクス本体8の前壁部11の側端部を、
    上記ボツクス本体8の上記側壁部9よりもインス
    トルメントパネル開口の内方に入り込んだ位置か
    ら前後方向後方に延出する側壁パネル構成部12
    と、この側壁パネル構成部12の後端から折れ曲
    がつてインストルメントパネル開口の外方に延び
    て、外側縁部を上記側壁部9の前端に衝き合わさ
    れる凹陥部構成パネル部13とをもつて構成した
    ことを特徴とする、グローブボツクスの構造。
JP9267087U 1987-06-16 1987-06-16 Expired JPH0345873Y2 (ja)

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JPS641044U JPS641044U (ja) 1989-01-06
JPH0345873Y2 true JPH0345873Y2 (ja) 1991-09-27

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ID=30954582

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