JPH0345860Y2 - - Google Patents
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- JPH0345860Y2 JPH0345860Y2 JP1985042150U JP4215085U JPH0345860Y2 JP H0345860 Y2 JPH0345860 Y2 JP H0345860Y2 JP 1985042150 U JP1985042150 U JP 1985042150U JP 4215085 U JP4215085 U JP 4215085U JP H0345860 Y2 JPH0345860 Y2 JP H0345860Y2
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- JP
- Japan
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- pair
- electric motor
- seat
- swinging
- transmission means
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は車両用シート、特にシートクツシヨン
の前後部の高さをそれぞれ調節可能な車両用シー
トに関する。
の前後部の高さをそれぞれ調節可能な車両用シー
トに関する。
〔従来技術〕
この種の車両用シートの一形式として、車両の
フロアまたはこのフロアに組付けた左右のシート
トラツクに突設した左右のブラケツトに上下動可
能に組付けた各揺動アームにシートクツシヨンの
前後部の左右両側を支持するとともに、前方の左
右一対の揺動アームと後方の左右一対の揺動アー
ムとをそれぞれ独立的に上下方向に揺動させる揺
動操作機構を設けてなり、同揺動操作機構の作動
により前記シートクツシヨンの前後部の高さをそ
れぞれ調節可能とした車両用シートがある。
フロアまたはこのフロアに組付けた左右のシート
トラツクに突設した左右のブラケツトに上下動可
能に組付けた各揺動アームにシートクツシヨンの
前後部の左右両側を支持するとともに、前方の左
右一対の揺動アームと後方の左右一対の揺動アー
ムとをそれぞれ独立的に上下方向に揺動させる揺
動操作機構を設けてなり、同揺動操作機構の作動
により前記シートクツシヨンの前後部の高さをそ
れぞれ調節可能とした車両用シートがある。
しかして、かかる車両用シートにおいては、前
記揺動操作機構が前方の左右一対の揺動アームを
揺動させる第1の機構と後方の左右一対の揺動ア
ームを揺動させる第2の機構とにより構成されて
いて、これら両機構のそれぞれの操作ノブ等を選
択的に操作することによりシートクツシヨンの前
後部の高さを選択的に調節するものである。
記揺動操作機構が前方の左右一対の揺動アームを
揺動させる第1の機構と後方の左右一対の揺動ア
ームを揺動させる第2の機構とにより構成されて
いて、これら両機構のそれぞれの操作ノブ等を選
択的に操作することによりシートクツシヨンの前
後部の高さを選択的に調節するものである。
本考案はこの種形式の車両用シートにおいて、
そのシートクツシヨンの前後部の高さをスイツチ
の切換操作のみにより選択的に調節可能とするこ
とを意図し、かつかかる機能を有する揺動操作機
構を簡単な構造で構成することを意図している。
そのシートクツシヨンの前後部の高さをスイツチ
の切換操作のみにより選択的に調節可能とするこ
とを意図し、かつかかる機能を有する揺動操作機
構を簡単な構造で構成することを意図している。
本考案はこれらの課題を解決すべく、この種形
式の車両用シートにおける揺動操作機構を、一対
の出力軸を備えた正逆回転可能な電動モータと、
この電動モータの各出力軸の回転を直線方向の往
復動に変換して前記各一対の揺動アームにそれぞ
れ伝達する一対の伝達手段と、これら各伝達手段
と前記電動モータの各出力軸間にそれぞれ介装さ
れ同電動モータの正逆回転に応じて前記各出力軸
のいずれかを前記各伝達手段のいずれかに選択的
に連結する一対のクラツチ手段とにより構成して
いる。
式の車両用シートにおける揺動操作機構を、一対
の出力軸を備えた正逆回転可能な電動モータと、
この電動モータの各出力軸の回転を直線方向の往
復動に変換して前記各一対の揺動アームにそれぞ
れ伝達する一対の伝達手段と、これら各伝達手段
と前記電動モータの各出力軸間にそれぞれ介装さ
れ同電動モータの正逆回転に応じて前記各出力軸
のいずれかを前記各伝達手段のいずれかに選択的
に連結する一対のクラツチ手段とにより構成して
いる。
これにより、本考案においては、電動モータを
スイツチの切換操作により選択的に正転、逆転さ
せることができ、例えば電動モータの正転時には
一方のクラツチ手段の作用にて電動モータの一方
の出力軸と一方の伝達手段のみが連結され、同出
力軸の回転が直線方向の往復動に変換されて前方
の一対の揺動アームが上下方向に揺動する。この
結果、シートクツシヨンの前部が上下方向に移動
してその高さが調節される。また、例えば電動モ
ータの逆転時には他方のクラツチ手段の作用にて
電動モータの他方の出力軸と他方の伝達手段のみ
が連結され、同出力軸の回転が直線方向の往復動
に変換されて後方の一対の揺動アームが上下方向
に揺動する。この結果、シートクツシヨンの後部
が上下方向に移動してその高さが調節される。
スイツチの切換操作により選択的に正転、逆転さ
せることができ、例えば電動モータの正転時には
一方のクラツチ手段の作用にて電動モータの一方
の出力軸と一方の伝達手段のみが連結され、同出
力軸の回転が直線方向の往復動に変換されて前方
の一対の揺動アームが上下方向に揺動する。この
結果、シートクツシヨンの前部が上下方向に移動
してその高さが調節される。また、例えば電動モ
ータの逆転時には他方のクラツチ手段の作用にて
電動モータの他方の出力軸と他方の伝達手段のみ
が連結され、同出力軸の回転が直線方向の往復動
に変換されて後方の一対の揺動アームが上下方向
に揺動する。この結果、シートクツシヨンの後部
が上下方向に移動してその高さが調節される。
従つて、本考案によれば、当該シートに着座し
たドライバー等が体格に応じてシートクツシヨン
の前後部の高さをスイツチの切換操作のみにより
調節することができる。また、本考案によれば、
かかる機能を有する揺動操作機構の駆動源を1個
の電動モータにより構成しているので、前後用の
駆動源を採用して揺動操作機構を構成する場合に
比しその構造が簡単になる。
たドライバー等が体格に応じてシートクツシヨン
の前後部の高さをスイツチの切換操作のみにより
調節することができる。また、本考案によれば、
かかる機能を有する揺動操作機構の駆動源を1個
の電動モータにより構成しているので、前後用の
駆動源を採用して揺動操作機構を構成する場合に
比しその構造が簡単になる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図には本考案の主要部である揺動操作
機構の概略構成が示され、また第2図には同操作
機構を備えた車両用フロントシートが示されてい
る。当該フロントシートにおいては、シートクツ
シヨンSが第2図および第3図に示すように左右
一対のシートトラツク11,12のアツパレール
11a,12aに突設した各ブラケツト13a,
13b,14a,14bに、前方の左右一対の揺
動アーム15a,15bおよび後方の左右一対の
揺動アーム16a,16bを介して支持されてい
る。前方の各揺動アーム15a,15bは両ブラ
ケツド13a,13bに回転可能に支持した連結
ロツド17bの両端部に固着されていて、前方へ
上方傾斜して延びている。シートクツシヨンSの
前部両側は各揺動アーム15a,15bおよび各
ブラケツト13a,13bの長孔に挿入した段付
ボルト18a,18bを介して各揺動アーム15
a,15bに支持されている。また、後方の各揺
動アーム16a,16bは各ブラケツト14a,
14bに回転可能に支持した連結ロツド17aの
両端部に固着されていて、後方へ上方傾斜して延
びている。シートクツシヨンSの後部両側は各揺
動アーム16a,16bおよび各ブラケツト14
a,14bの長孔に挿入した段付ボルト18c,
18dを介して各揺動アーム16a,16bに支
持されている。これにより、各揺動アーム15
a,15bは連結ロツド17bの回動により上下
方向に揺動してシートクツシヨンSの前部を上下
動させ、また各揺動アーム16a,16bは連結
ロツド17aの回動により上下方向に揺動してシ
ートクツシヨンSの後部を上下動させる。これら
各連結ロツド17a,17bは揺動操作機構20
により正逆回動して、各揺動アーム15a,15
b,16a,16bを上下方向に揺動させる。
るに、第1図には本考案の主要部である揺動操作
機構の概略構成が示され、また第2図には同操作
機構を備えた車両用フロントシートが示されてい
る。当該フロントシートにおいては、シートクツ
シヨンSが第2図および第3図に示すように左右
一対のシートトラツク11,12のアツパレール
11a,12aに突設した各ブラケツト13a,
13b,14a,14bに、前方の左右一対の揺
動アーム15a,15bおよび後方の左右一対の
揺動アーム16a,16bを介して支持されてい
る。前方の各揺動アーム15a,15bは両ブラ
ケツド13a,13bに回転可能に支持した連結
ロツド17bの両端部に固着されていて、前方へ
上方傾斜して延びている。シートクツシヨンSの
前部両側は各揺動アーム15a,15bおよび各
ブラケツト13a,13bの長孔に挿入した段付
ボルト18a,18bを介して各揺動アーム15
a,15bに支持されている。また、後方の各揺
動アーム16a,16bは各ブラケツト14a,
14bに回転可能に支持した連結ロツド17aの
両端部に固着されていて、後方へ上方傾斜して延
びている。シートクツシヨンSの後部両側は各揺
動アーム16a,16bおよび各ブラケツト14
a,14bの長孔に挿入した段付ボルト18c,
18dを介して各揺動アーム16a,16bに支
持されている。これにより、各揺動アーム15
a,15bは連結ロツド17bの回動により上下
方向に揺動してシートクツシヨンSの前部を上下
動させ、また各揺動アーム16a,16bは連結
ロツド17aの回動により上下方向に揺動してシ
ートクツシヨンSの後部を上下動させる。これら
各連結ロツド17a,17bは揺動操作機構20
により正逆回動して、各揺動アーム15a,15
b,16a,16bを上下方向に揺動させる。
揺動操作機構20(以下操作機構という)は第
1図および第3図に示すように、正逆回転可能な
電動モータ21、一対のウオームギヤ装置22,
23、一対のワンウエイクラツチ24,25、一
対の第1リンク26a,26b、第2リンク27
a,27bおよび第3リンク28a,28bによ
り構成されている。
1図および第3図に示すように、正逆回転可能な
電動モータ21、一対のウオームギヤ装置22,
23、一対のワンウエイクラツチ24,25、一
対の第1リンク26a,26b、第2リンク27
a,27bおよび第3リンク28a,28bによ
り構成されている。
電動モータ21は同軸的な一対の出力軸21
a,21bを備え、第1図に示す切換スイツチ
SWの切換操作により非駆動状態から正転、逆転
状態に選択的に切換えられる。ウオームギヤ装置
において、第1ウオームギヤ装置22はギヤボツ
クス22a内にウオーム22bとこれに噛合する
ウオームホイール22cとを収容してなるもの
で、ウオーム22bは電動モータ21の第1出力
軸21aに第1ワンウエイクラツチ24を介して
連結され、またウオームホイール22cはそのシ
ヤフトに固定した第1リンク26aを介して第2
リンク27aに連結されている。第2リンク27
aは、その前端を第1リンク26aに回動可能に
支持しかつその後端を連結ロツド17a上に固定
した第3リンク28aに支持することにより、第
1リンク26aと第3リンク28aとを連結して
いる。また、第2ウオームギヤ装置23はギヤボ
ツクス23a内に第1ウオームギヤ装置22のウ
オーム22b、ウオームホイール22cと同様の
ウオームおよびウオームホイールを収容してなる
もので、第1ウオームギヤ装置22と同様ウオー
ムは電動モータ21の第2出力軸21bに第2ワ
ンウエイクラツチ25を介して連結され、かつウ
オームホイールはそのシヤフトに固定した第1リ
ンク26bを介して第2リンク27bに連結され
ている。第2リンク27bは、その後端を第1リ
ンク26bに回動可能に支持しかつその前端を連
結ロツド17b上に固定した第3リンク28bに
支持することにより、第1リンク26bと第3リ
ンク28bとを連結している。
a,21bを備え、第1図に示す切換スイツチ
SWの切換操作により非駆動状態から正転、逆転
状態に選択的に切換えられる。ウオームギヤ装置
において、第1ウオームギヤ装置22はギヤボツ
クス22a内にウオーム22bとこれに噛合する
ウオームホイール22cとを収容してなるもの
で、ウオーム22bは電動モータ21の第1出力
軸21aに第1ワンウエイクラツチ24を介して
連結され、またウオームホイール22cはそのシ
ヤフトに固定した第1リンク26aを介して第2
リンク27aに連結されている。第2リンク27
aは、その前端を第1リンク26aに回動可能に
支持しかつその後端を連結ロツド17a上に固定
した第3リンク28aに支持することにより、第
1リンク26aと第3リンク28aとを連結して
いる。また、第2ウオームギヤ装置23はギヤボ
ツクス23a内に第1ウオームギヤ装置22のウ
オーム22b、ウオームホイール22cと同様の
ウオームおよびウオームホイールを収容してなる
もので、第1ウオームギヤ装置22と同様ウオー
ムは電動モータ21の第2出力軸21bに第2ワ
ンウエイクラツチ25を介して連結され、かつウ
オームホイールはそのシヤフトに固定した第1リ
ンク26bを介して第2リンク27bに連結され
ている。第2リンク27bは、その後端を第1リ
ンク26bに回動可能に支持しかつその前端を連
結ロツド17b上に固定した第3リンク28bに
支持することにより、第1リンク26bと第3リ
ンク28bとを連結している。
第1ワンウエイクラツチ24は、第4図aに示
すように駆動部材24a、被駆動部材24bおよ
び複数の連結部材24cにより構成されている。
駆動部材24aは外周に多数の係合歯を有する円
柱状のもので、電動モータ21の第1出力21a
とスプライン嵌合して円筒状の被駆動部材24b
の内部に回転可能に収容されている。被駆動部材
24bは第1ウオームギヤ装置22のウオーム2
2bとスプライン嵌合していて、その内周に等間
隔に設けた複数の係合凹所に各連結部材24cを
収容している。各連結部材24cは断面半月状の
もので、駆動部材24aが同図矢印A方向に回転
した場合には駆動部材24aの係合歯部と係合し
て駆動部材24aを被駆動部材24bに連結し、
かつ駆動部材24aが同図矢印B方向に回転した
場合にはその歯部に対する係合が解除されて駆動
部材24aの被駆動部材24bに対する連結を遮
断する。このため、第1ワンウエイクラツチ24
は電動モータ21の矢印A方向への回転(仮に正
回転とする)時にのみその第1出力軸21aを第
1ウオームギヤ装置22のウオーム22bにトル
ク伝達可能に連結する。
すように駆動部材24a、被駆動部材24bおよ
び複数の連結部材24cにより構成されている。
駆動部材24aは外周に多数の係合歯を有する円
柱状のもので、電動モータ21の第1出力21a
とスプライン嵌合して円筒状の被駆動部材24b
の内部に回転可能に収容されている。被駆動部材
24bは第1ウオームギヤ装置22のウオーム2
2bとスプライン嵌合していて、その内周に等間
隔に設けた複数の係合凹所に各連結部材24cを
収容している。各連結部材24cは断面半月状の
もので、駆動部材24aが同図矢印A方向に回転
した場合には駆動部材24aの係合歯部と係合し
て駆動部材24aを被駆動部材24bに連結し、
かつ駆動部材24aが同図矢印B方向に回転した
場合にはその歯部に対する係合が解除されて駆動
部材24aの被駆動部材24bに対する連結を遮
断する。このため、第1ワンウエイクラツチ24
は電動モータ21の矢印A方向への回転(仮に正
回転とする)時にのみその第1出力軸21aを第
1ウオームギヤ装置22のウオーム22bにトル
ク伝達可能に連結する。
一方、第2ワンウエイクラツチ25も第1ワン
ウエイクラツチ24と同様のもので、駆動部材が
電動モータ21の第2出力軸21bにスプライン
嵌合しかつ被駆動部材が第2ウオームギヤ装置2
3のウオームにスプライン嵌合している。従つ
て、第2ワンウエイクラツチ25は第1ワンウエ
イクラツチ24に対しては前後逆向きとなり、電
動モータ21の矢印B方向への回転(仮に逆回転
とする)時にのみその第2出力軸21bを第2ウ
オームギヤ装置23のウオームにトルク伝達可能
に連結する。
ウエイクラツチ24と同様のもので、駆動部材が
電動モータ21の第2出力軸21bにスプライン
嵌合しかつ被駆動部材が第2ウオームギヤ装置2
3のウオームにスプライン嵌合している。従つ
て、第2ワンウエイクラツチ25は第1ワンウエ
イクラツチ24に対しては前後逆向きとなり、電
動モータ21の矢印B方向への回転(仮に逆回転
とする)時にのみその第2出力軸21bを第2ウ
オームギヤ装置23のウオームにトルク伝達可能
に連結する。
このように構成した当該フロントシートにおい
ては、電動モータ21の被駆動時両ウオームギヤ
装置22,23の逆転不能機能により各リンク2
6a〜28a,26b〜28bを介して各揺動ア
ーム15a,15b,16a,16bは静止し、
シートクツシヨンSを静止状態に保持している。
ては、電動モータ21の被駆動時両ウオームギヤ
装置22,23の逆転不能機能により各リンク2
6a〜28a,26b〜28bを介して各揺動ア
ーム15a,15b,16a,16bは静止し、
シートクツシヨンSを静止状態に保持している。
この状態で切換スイツチSWの操作により電動
モータ21を正回転させると、第1ワンウエイク
ラツチ24の作用により第1出力軸21aと第1
ウオームギヤ装置22のウオーム22bのみがト
ルク伝達可能に連結する。このため、第1出力軸
21aの回転が減速されて第1リンク26aを介
して第2リンク27aに伝達され、第2リンク2
7aにて前後方向の往復動に変換される。このた
め、連結ロツド17aが第3リンク28aを介し
て前後方向に回動されて各揺動アーム16a,1
6bを同時に上下方向に揺動する。この結果、シ
ートクツシヨンSの後部の高さが順次上下動し、
電動モータ21を停止させることにより所望の高
さに調節される。
モータ21を正回転させると、第1ワンウエイク
ラツチ24の作用により第1出力軸21aと第1
ウオームギヤ装置22のウオーム22bのみがト
ルク伝達可能に連結する。このため、第1出力軸
21aの回転が減速されて第1リンク26aを介
して第2リンク27aに伝達され、第2リンク2
7aにて前後方向の往復動に変換される。このた
め、連結ロツド17aが第3リンク28aを介し
て前後方向に回動されて各揺動アーム16a,1
6bを同時に上下方向に揺動する。この結果、シ
ートクツシヨンSの後部の高さが順次上下動し、
電動モータ21を停止させることにより所望の高
さに調節される。
また、電動モータ21を逆回転させると、第2
ワンウエイクラツチ25の作用により第2出力軸
21bと第2ウオームギヤ装置23のウオームの
みがトルク伝達可能に連結する。このため、第2
出力軸21bの回転が減速されて第1リンク26
bを介して第2リンク27bに伝達され、第2リ
ンク27bにて前後方向の往復動に変換される。
このため、連結ロツド17bが第3リンク28b
を介して前後方向に回動されて各揺動アーム15
a,15bを同時に上下方向に揺動する。この結
果、シートクツシヨンSの前部の高さが順次上下
動し、電動モータ21を停止させることにより所
望の高さに調節される。
ワンウエイクラツチ25の作用により第2出力軸
21bと第2ウオームギヤ装置23のウオームの
みがトルク伝達可能に連結する。このため、第2
出力軸21bの回転が減速されて第1リンク26
bを介して第2リンク27bに伝達され、第2リ
ンク27bにて前後方向の往復動に変換される。
このため、連結ロツド17bが第3リンク28b
を介して前後方向に回動されて各揺動アーム15
a,15bを同時に上下方向に揺動する。この結
果、シートクツシヨンSの前部の高さが順次上下
動し、電動モータ21を停止させることにより所
望の高さに調節される。
従つて、当該フロントシートに着座したドライ
バー等は切換スイツチSWの操作のみでシートク
ツシヨンSの前後部の高さを自己の体格に応じて
調節することができる。また、かかる機能を有す
る操作機構20においては、駆動源を1個の電動
モータ21とする構成になつているため、前後両
用の駆動源を採用する場合に比し構造が簡単にな
る。
バー等は切換スイツチSWの操作のみでシートク
ツシヨンSの前後部の高さを自己の体格に応じて
調節することができる。また、かかる機能を有す
る操作機構20においては、駆動源を1個の電動
モータ21とする構成になつているため、前後両
用の駆動源を採用する場合に比し構造が簡単にな
る。
なお、第4図b〜eにはワンウエイクラツチの
変形例が示されている。これら各図は第4図aに
対応するもので、第4図b,cに示すワンウエイ
クラツチ24A,24Bにおいては、連結部材2
4d,24eの形状、これらを収容する係合凹所
の形状を除き第1ワンウエイクラツチ24と同様
に構成されている。これら連結部材のうち、連結
部材24dは断面略台形に形成され、かつ連結部
材24eは球形に形成されている。また、第4図
d,eに示すワンウエイクラツチ24C,24D
においては、特に駆動部材24f,24gの形状
および連結部材24h,24iの形状を異にして
いる。各駆動部材24f,24gにおいては複数
のカム溝を備え、また連結部材24h,24iは
1または複数の球状のもので各カム溝に収容され
ている。これら各ワンウエイクラツチ24A〜2
4Dは使用状態により第1または第2ワンウエイ
クラツチ24,25と同様に機能する。
変形例が示されている。これら各図は第4図aに
対応するもので、第4図b,cに示すワンウエイ
クラツチ24A,24Bにおいては、連結部材2
4d,24eの形状、これらを収容する係合凹所
の形状を除き第1ワンウエイクラツチ24と同様
に構成されている。これら連結部材のうち、連結
部材24dは断面略台形に形成され、かつ連結部
材24eは球形に形成されている。また、第4図
d,eに示すワンウエイクラツチ24C,24D
においては、特に駆動部材24f,24gの形状
および連結部材24h,24iの形状を異にして
いる。各駆動部材24f,24gにおいては複数
のカム溝を備え、また連結部材24h,24iは
1または複数の球状のもので各カム溝に収容され
ている。これら各ワンウエイクラツチ24A〜2
4Dは使用状態により第1または第2ワンウエイ
クラツチ24,25と同様に機能する。
第1図は本考案の主要部である揺動操作機構の
概略構成図、第2図は同操作機構を備えたフロン
トシートの概略側面図、第3図は同操作機構の拡
大斜視図、第4図a〜eはワンウエイクラツチの
複数例を示す断面図である。 符号の説明、11,12……シートトラツク、
15a,15b,16a,16b………揺動アー
ム、17a,17b……連結ロツド、20……揺
動操作機構、21……電動モータ、22,23…
…ウオームギヤ装置、24,25……ワンウエイ
クラツチ、26a〜28a,26b〜28b……
リンク。
概略構成図、第2図は同操作機構を備えたフロン
トシートの概略側面図、第3図は同操作機構の拡
大斜視図、第4図a〜eはワンウエイクラツチの
複数例を示す断面図である。 符号の説明、11,12……シートトラツク、
15a,15b,16a,16b………揺動アー
ム、17a,17b……連結ロツド、20……揺
動操作機構、21……電動モータ、22,23…
…ウオームギヤ装置、24,25……ワンウエイ
クラツチ、26a〜28a,26b〜28b……
リンク。
Claims (1)
- 車両のフロアまたはこのフロアに組付けた左右
のシートトラツクに突設した左右のブラケツトに
上下動可能に組付けた各揺動アームにシートクツ
シヨンの前後部の左右両側を支持するとともに、
前方の左右一対の揺動アームと後方の左右一対の
揺動アームとをそれぞれ独立的に上下方向に揺動
させる揺動操作機構を設けてなり、同揺動操作機
構の作動により前記シートクツシヨンの前後部の
高さをそれぞれ調節可能とした車両用シートにお
いて、前記揺動操作機構を、一対の出力軸を備え
た正逆回転可能な電動モータと、この電動モータ
の各出力軸の回転を直線方向の往復動に変換して
前記各一対の揺動アームにそれぞれ伝達する一対
の伝達手段と、これら各伝達手段と前記電動モー
タの各出力軸間にそれぞれ介装され同電動モータ
の正逆回転に応じて前記各出力軸のいずれかを前
記各伝達手段のいずれかに選択的に連結する一対
のクラツチ手段とにより構成したことを特徴とす
る車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985042150U JPH0345860Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985042150U JPH0345860Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61158523U JPS61158523U (ja) | 1986-10-01 |
JPH0345860Y2 true JPH0345860Y2 (ja) | 1991-09-27 |
Family
ID=30552632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985042150U Expired JPH0345860Y2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0345860Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0751098B2 (ja) * | 1988-09-05 | 1995-06-05 | 天龍工業株式会社 | 基台に対する被作動部材の駆動装置 |
JP2005304959A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 電動調整型チェア |
JP6483304B1 (ja) * | 2018-03-23 | 2019-03-13 | 日本金銭機械株式会社 | 搬送装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5747226A (en) * | 1980-07-21 | 1982-03-18 | Remmerbach Guenter | Seat, particularly, seat for automobile |
-
1985
- 1985-03-23 JP JP1985042150U patent/JPH0345860Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5747226A (en) * | 1980-07-21 | 1982-03-18 | Remmerbach Guenter | Seat, particularly, seat for automobile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61158523U (ja) | 1986-10-01 |
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