JPH0345647A - ポリエステル原料およびその製造方法 - Google Patents

ポリエステル原料およびその製造方法

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JPH0345647A
JPH0345647A JP2179401A JP17940190A JPH0345647A JP H0345647 A JPH0345647 A JP H0345647A JP 2179401 A JP2179401 A JP 2179401A JP 17940190 A JP17940190 A JP 17940190A JP H0345647 A JPH0345647 A JP H0345647A
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polyester
dispersant
weight
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inert particles
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JP2179401A
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Hermann Dr Dallmann
ヘルマン、ダールマン
Andreas Dr Ferdinand
アンドレアス、フェルディナント
Siegfried Dr Janocha
ジークフリート、ヤノチャ
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/01Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、均一に分散した無機および/または有機性不
活性粒子を含むポリエステル原料に関する。また、本発
明は、その原料の製造方法、およびこの原料から製造し
た成形品、特に−軸または二軸延伸し、熱硬化させたフ
ィルムに関する。
背景技術 ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートおよび
/またはポリエチレンナフタレート製二軸延伸フィルム
は、その優れた特性、例えば引っ張り強度、引き裂き強
度、弾性、係数、透明度、化学的および熱的安定性、等
により、多くの工業分野で広く使用されている。例えば
、その様なフィルムは複写分野において、コンデンサー
用の誘電体として、オーディオテープ、ビデオテープお
よびコンピュータテープおよびフロッピーディスクの様
な磁気記録媒体用の基材フィルムとして、および熱転写
テープ、等として使用されている。
各種の応用分野に対して、ポリエステルフィルムは、原
料組成物または特定の工程技術により、フィルム製造の
際に通常設定される望ましい特性に応じて、それぞれの
必要条件を満たしていなければならない。
フィルムの表面構造は、そのフィルムの製造および処理
過程における滑りおよび摩耗特性を決定する要因となる
ので、特に重要である。特に磁気テープの基材フィルム
の場合は、表面上の好ましく無い凹凸や不規則性が、こ
の表面に後から塗布する磁気層における情報消失につな
がり、その情報担体の有用性が制限されることがあるの
で、均一で良好な滑り性および高い耐摩耗性の他に、表
面の均質性が特に強く要求される。
先行技術では、特定の粒度分布を持つ無機および/また
は有機性不活性粒子を配合することによって、上記の欠
点を克服または改善する試みがなされている。単独でも
、他の一つと組み合わせて使用することもできる。この
種の不活性粒子の例としては、Ca CO3、T I 
O2、S t O2、^1 0   B a S O4
、Z r 02、リン酸カル23ゝ シウム、カオリン、および天然および合成のケイ酸塩が
ある。特に興味深いのは、とりわけ、ヨーロッパ特許第
EP−A−0,261,278およびEP−A−0,2
36,945号に記載されている球状金属酸化物、およ
びEP−A−0,125,482号に記載されている極
めて狭い粒度分布を持つ有機性不活性粒子である。
一般に、不活性粒子は、グリコール性分散物またはマス
ターバッチによってポリエステルに配合することができ
る。グリコール性分散物による不活性粒子の配合には、
その原料から製造した成形品、特にフィルムの品質に悪
影響を与える多くの欠点がある。不活性粒子のゲルコー
ル性分散物の安定性は、その粒子の種類および粒径によ
り様々に制限される。これは不活性粒子の沈降、および
それに伴う凝集体の形成を引き起こす。凝集体の形成は
、粗粒分の除去に必要な濾過作業に悪影響を及ぼす。こ
の問題を解決する試みとしては、不活性粒子の表面処理
、および分散剤の使用、および/または使用直前までグ
リコール性分散物を攪拌することが挙げられる。もう一
つの欠点は、グリコール性分散物を高温の反応混合物に
配合しなければならないことである。
この温度衝撃も同様に凝集体の形成を引き起こすことが
ある。
このグリコール性分散・物性に代わって、不活性粒子は
、上に述べた様に、フィルム製造時にマスターバッチに
より配合することもできる。しかし、凝集体を含まない
マスターバッチを調製するには、高性能の混合装置を導
入することが必要であり、その上、熱応力によるポリエ
ステルの劣化をできるだけ防がなければならない。高価
な混合装置を使用したとしても、高分散シリカまたは単
分散S i 02粒子の様な特定の不活性粒子を凝集体
無しに配合するのは非常に困難である。不活性粒子を確
実に均質分散させるには、さらに特定の最大濃度をも管
理しなければならない。そのため、工程を経済的に実行
する可能性が著しく損なわれる。
従って、本発明の目的は、不活性粒子が均一に分散して
いるが、分散物により不活性粒子を配合するために起こ
る凝集体の形成を避け、配合時の熱応力によるポリエス
テルの劣化も回避した、ポリエステル原料を提供するこ
と、である。
この目的は、80〜99,998ffiffi%のポリ
エステル、0.001〜10重量%の、平均粒子径が0
.02〜5ミクロンの不活性粒子、および0.001〜
10重量%の、ポリエステルと相容性があり融点が20
0℃未満、好ましくは120℃未満である分散剤を含む
、冒頭に説明した様なポリエステル原料により達成され
る。
最も広い意味で、本発明は、80〜99.998重量%
のポリエステル、0.001〜10重量%の、平均粒子
径が0.02〜5ミクロンの不活性粒子、および0.0
01〜10重量%の、ポリエステルと相容性があり融点
が200℃未満である分散剤を含む、ポリエステル原料
およびポリエステルフィルムの両方に関する。
また、最も広い意味で、本発明は、不活性粒子の平均粒
子径が0.02〜5ミクロンであり、分散剤がポリエス
テルと相容性があり融点が200℃未満であることを特
徴とする、不活性粒子を分散剤と均一に混合することに
より、ポリエステル中に不活性粒子を均質に分散させる
ための方法にも関する。
好ましい実施形態の説明 本発明では、ポリエステルは、tli独重縮重縮合体び
共重縮合体、種類の異なったポリエステルの混合物、お
よびポリエステルと他の重合体との混合物、および必要
であれば樹脂との混合物でよい。
ポリエステルは、ZnSMg5Ca、Mn。
LiまたはGeの塩の様なエステル交換反応触媒および
リン化合物の様な安定剤を使ったエステル交換反応方法
によるか、または直接エステル化方法のどちらかで調製
できる。アンチモン化合物は、エステル交換反応方法お
よび直接エステル化方法の両方に、重縮合触媒として使
用できる。ポリエステルの還元比粘度(RS V)は、
0.60〜0.90dl/gの範囲内である。
適当なポリエステルの例としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、または2,6−ナフタレンジカルボン酸と2
〜10個の炭素原子を持つグリコールとの重縮合物があ
る。その様な重縮合物から作られるポリエステルは、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ−1゜4−シクロヘキシレン−ジメチレンテレ
フタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレンジカルボ
キシレートまたはポリエチレンp−ヒドロキシベンゾエ
ートでよい。
ポリエステルの30モル%まではコモノマーでよく、グ
リコールおよび/または酸成分を変えることができる。
酸成分として、共ポリエステルは、とりわけ、アジピン
酸、グルタル酸、コハク酸、セバシン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、5−スルホイソフタル酸ナトリウム、また
はトリメリド酸の様な多官能酸を含むことができる。
ポリエステル混合物は、ポリエステル単独重合体類、ポ
リエステル共重合体類、またはポリエステル単独重合体
類および共重合体類を含むことができる。これらの例と
しては、ポリエチレンテレフタレート/ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチ
レンイソフタレート、またはポリエチレンイソフタレー
ト15スルホイソフタル酸ナトリウムの混合物を挙げる
ことができる。
ポリエステルの伸展性またはその機械的特性を改良する
ため、またはそのポリエステルで作る成形品の特殊な表
面構造を作るためにポリエステルに配合または混合する
ことができる重合体の例としては、とりわけ、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペンテン、そ
れ自体けん化してあってもよいエチレン/酢酸ビニル共
重合体の様なポリオレフィン単独重合体またはポリオレ
フィン共重合体、イオノマー、ポリアミド、ポリラクト
ン、ポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン、
ポリスルホンがある。これらの物質は、この原料または
フィルムの製造中に、ポリエステルに配合することがで
きる。
ポリエステルと混合できる樹脂は、天然または合成の低
分子量樹脂でよい。これらの樹脂は、軟化点がASTM
 E28により測定して60〜180℃の範囲にあるの
が好ましい。数多くの低分子量樹脂の中で、炭化水素樹
脂、特に石油樹脂、スチレン樹脂、シクロペンタジェン
樹脂およびテルペン樹脂が好ましい。
不活性粒子滑り剤の他に、本発明のポリエステルは、と
りわけ、有機性滑り剤、潤滑剤、核生成剤、酸化防止剤
、熱安定剤、帯電防止剤(例えばアルキルスルホン酸ま
たはスルホン化ポリオキシアルキレン)を含むこともで
きる。ポリエステルフィルムの滑り性および摩耗性の両
方に好ましい影響を持つ添加剤は、長鎖モノカルボン酸
およびそれらのエステルまたはエステルワックス塩、例
えばバルミチン酸塩、ステアリン酸塩またはモンタン酸
塩である。
不活性粒子の例としては、冒頭に述べた、平均粒子径が
約0.02〜約5ミクロンの無機性および有機性粒子で
ある。公知の方法により特に狭い粒度分布に調節できる
、重合体および/またはSiOTiOZrOおよびA 
I 2032ゝ     2ゝ     2 の様な金属酸化物およびそれらの酸化物の混合物から成
る、本質的に球状の粒子が好ましい。ウッズら、ジャー
ナルオプペイントテクノロジー、第40巻、No、52
7.545頁(1968)によれば、粒度分布は、粒子
直径の重量平均(D w )と粒子直径の数平均(Dn
)の商により示される。
本発明に使用する好ましい不活性粒子の場合、この商は
1.5未満の値、特に好ましくは1.2未満である。
本発明に係わるポリエステル原料に第三の成分として含
ま、れ、不活性粒子のための分散剤とじて作用し、室温
で粘性または固体である添加剤は、ポリエステルとの相
容性の観点から選択する。適当な分散剤としては、ポリ
エステルの成分、例えばテレフタル酸、イソフタル酸の
ジメチルエステル、低分子量ポリエステル、ポリアルキ
レングリコール、テレフタル酸とアジピン酸から作られ
る共ポリエステル、およびワックス、即ちエステルワッ
クスおよびパラフィンワックス、天然および合成低分子
量樹脂、ポリシロキサン、ポリオレフィン、ポリアミド
、等、および使用する量で、本発明に係わるポリエステ
ルから作られる成形品の特性に影響を与えない、または
好ましい影響をさらに与える様な、すべての物質を使用
できる。上記の分散剤は、単独でも、他の分散剤と組合
わせても使用できる。
分散剤の適正に関する決定的なパラメータは、その極性
と固化温度、およびそれらと関連して分散剤の分子量で
ある。極性は、有機性分散剤の化学成分により影響を受
けることがある。不活性粒子の安定した分散液を調製す
るには、分散した粒子の極性と同等の極性を持つ分散剤
を選択するのがよい。多かれ少なかれ親水性を示すS 
i O2粒子には、比較的極性が高い分散剤を使用する
のが有利であるのに対し、西独特許筒DE−A−3,6
16,133号に記載する様な、疎水性がより高い変性
S I O2粒子には非極性分散剤が適している。
分散剤の分子量は、数百から数十万であるが、300〜
600,000の範囲内が好ましい。
分散物は、不活性粒子の合成後、例えば粒度分布が狭い
球状金属酸化物粒子を調製した後、反応媒体を置き換え
るゾル−ゲル処理、およびそれに続く、でき上がった粒
子をポリアルキレングリコールの様な特定の薬剤中で、
高温で分散させることによって、調製することができる
不活性粒子および安定した分散物の調製工程を互いに連
結させることができない場合は、不活性粒子を公知の方
法で溶融分散剤に配合することによって、安定した分散
物を調製することができる。
分散物中の不活性粒子の濃度は、0.1〜70重量%、
好ましくは20〜60重量%の範囲内である。この混合
物は再溶融できるので、取り扱い易い形態、例えばフレ
ーク、顆粒、等に転換できる。
特に、分散物は、好ましくは融点が200℃未満、より
好ましくは120℃未満であり、室温では粘性がある、
または固体である。
グリコール性分散物と比較して、本発明に係わる混合物
の本質的な利点は、貯蔵寿命に事実上制限が無く、不活
性粒子のグリコール性分散物を使用する場合の上記の欠
点が無く、使用前に不活性粒子のグリコール性分散物を
形成するための工程を必要としない点である。
グリコール性分散物と同様に、不活性粒子と分散剤の混
合物を、原料調製のどの段階でも、好ましくはエステル
交換反応の前または後、あるいは反応混合物の粘度が未
だ低い、重縮合の開始時に加えることができる。これに
よって、マトリックス中に不活性粒子を良好に分散させ
ることができる。混合物を最初に溶融する必要があるの
で、グリコール性分散物を加える時に起こる凝集体の形
成に部分的に伴う温度衝撃は生じない。
あるいは、不活性粒子と、ポリエステルに対して相容性
がある分散物との混合物は、ポリエステルが完成した後
、および成形品、例えばフィルムの製造中に、ポリエス
テルに加えることもできる。
この方法は、数時間の重合期間の間に分解する傾向があ
る他の添加剤を、不活性粒子と同時にポリエステルに配
合する場合に有利である。本発明に係わるポリエステル
原料は、ある程度その場で、即ち成形品製造の最中に押
出し機の中で調製される。
成形品、特に二軸延伸フィルムを、本発明に係わるポリ
エステル原料から効果的に製造することができる。その
フィルムは押出しにより製造する。
不活性粒子および分散剤を含む成形ポリエステル材料は
、押出しにより、前フィルムを形成し、冷却ロール上で
冷却する。この冷却したフィルムは続いて、重合体のガ
ラス転移温度から160℃の間の温度で、好ましくは4
〜30の引っ張り率で、長さ方向および/または横方向
に引伸し、続いて約150℃〜240℃の温度で熱硬化
させる。長さ方向および横方向の延伸工程の回数および
順序は、決まったものではなく、必要条件により異なる
。個々の、即ち「長さ方向」および「横方向」の延伸作
業は、−段階以上で行なう。
長さ方向と横方向に同時に延伸することも同様に可能で
ある。
引っ張り工程で得られるフィルムは、一方向だけの強度
を持つ(−軸延伸)ことも、両方向に釣り合った機械的
特性を持つ(釣り合ったフィルム)ことも、あるいは横
方向または長さ方向に特に強い(高張力フィルムまたは
超高張力フィルム)場合もある。
フィルムは単層でも多層でもよいし、対称的または非対
称的な構造を持つ場合もある。配合の異なった重合体、
組成のはっきりした重合体およびはっきりしていない重
合体、または化学的組成は同じだが、分子量および粘度
が異なる重合体を共押出しにより組み合わせることも可
能である。
本発明に係わる原料から調製したフィルムは、技術的用
途、例えばコンデンサー、磁気記録媒体用に、剥離フィ
ルムまたはエンボッシングフィルムの様な複写用途に、
および包装用途にも使用できる。
以下に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例中に示すパラメータは、特に次の様にして求めた
1、 RSv(ii!:この値は還元比粘度を表わし、
DIN53728、第2葉により測定した。
2、耐摩耗性二本発明のフィルムの耐摩耗性は、12.
5m+s幅の細長いフィルムを、第一のクリニングロー
ル、次いで摩擦ロール、続いて測定ローラーとして作用
する2本のゴムロール上を、一定速度および一定の張力
で通過させる装置を使用して試験した。ゴムロール上の
荷重は、そのフィルムの耐摩耗性の尺度になる。
1(非常に耐摩耗性が高い)〜6(フィルムの摩耗性が
非常に高い)の測定標準を比較に使用した。
3、F5長さ方向値:この値は、5%伸長におけるフィ
ルムの引き裂き強度を示す。測定は、DIN53455
により行なった。
4、弾性係数二弾性係数は、DIN53457によりi
DI定した。F5値および弾性係数は、ツヴイック14
45型装置を使用して、測定長1100a、フィルム幅
15111!I、および引っ張り速度10n+m/m 
fn (弾性係数)または100mm/a1nで測定し
た。表に示す値は5回の測定の平均値である。
5、摩擦係数:摩擦係数は、フィルムの滑りを示し、D
IN53375に応じて示す。
6、Ra値:Ra値は、フィルムの表面凹凸を、その凹
凸プロファイルRの中心線からの全距離の算術平均とし
て表わす。測定は、DIN4768により、西独ゲッチ
ンゲンのファインプルーフ有限会社販売の、Perth
ometer SP6表面測定装置を使用して行なった
。表に示す値は6回の測定から、平均を出す時に最高値
を除外して計算した。測定した個々の部分の最大炎は、
それぞれ0.08關であった。
実施例1 ポリエステル原料を、テレフタル酸ジメチルおよびエチ
レングリコールから、通常の方法で、エステル交換反応
触媒として酢酸マンガン、重合触媒として三酸化アンチ
モン、および安定剤として亜リン酸を使用して調製した
。このポリエステルは、RSV値が0.81dl/gで
あった。このポリエステル原料は、1,500ppmの
、直径約0.5ミクロン、粒子直径の重量平均(D w
 )と粒子直径の数平均(Dn)の商が1,2である、
単分散した球状S 102粒子、およびさらに300p
pa+の、直径約0.7ミクロンで、類似の特性を持つ
単分散した球状S i 02粒子を含んでいた。
エステル交換反応の後、球状5i02粒子を、それぞれ
の場合、平均分子量が950〜1.050(PEG10
0O)で、固化温度が35℃〜40℃のポリエチレング
リコールとの50ffi量%の混合物の形で加えた。
この得られた原料を使用し、顆粒を押出し機中で融解し
、溝ダイスを通して高度に磨いた冷却ロール上にこの材
料を押出し、得られた無定形前フィルムを二段階ロール
で、107℃〜115℃の温度で長さ方向に4.2倍に
引伸ばし、続いて約95℃の温度で、回転クリップチェ
ーンを使用して、横方向に3.6倍に引伸ばして、12
ミクロン厚の二軸延伸フィルムを製遺した。
第1図の、斜めに銀を蒸着した後、6°の角度で撮影し
たSEM顕微鏡写真から分かる様に、このフィルムは、
上記の方法で配合したS iO2粒子の良好な分布を示
している。このフィルムの物理特性を第1表に示す。
実施例2 1、 500pp11の、直径約0.5ミクロンで、単
分散した球状S t O2粒子、および300ppmの
、直径が約0.7ミクロンで、単分散した球状S i 
02粒子を含む実施例1に記載するポリエチレン原料を
、押出し機中で乾燥後160℃で融解し、溝ダイスを通
して、高度に磨きあげた、表面温度が約25℃の冷却ロ
ール上に押出した。この厚さが約32ミクロンの無定形
前フィルムをロールで、約100℃の温度で長さ方向に
3.8倍に引伸ばし、幅出しフレーム中で約110℃の
温度で、横方向に4倍に引伸ばし、続いて200℃で5
秒間熱硬化させた。得られた約2ミクロン厚のフィルム
の物理特性をやはり第1表に示す。
実施例3 49重量部の、融点が約65℃の4−ステアリン酸ペン
タエリトリトール、および51重量部の単分散した、直
径約250nmの球状SiO2粒子の混合物を、ポリエ
チレンの重量に対して1重量%の割合で、添加剤を含ま
ないポリエチレン原料に加え、2本スクリュー押出し機
中で混合した。
球状SiO粒子は、単分散した球状5102粒子の量が
1. 750ppImになる様に、加熱した押出し機中
で、添加剤を含まないポリエチレン原料と均質に混合し
た。得られた溶融混合物を、表面温度が約25℃の磨い
た冷却ロール上に押出した。
この前フィルムを、ロールを使用して2段階で、約10
7℃〜115℃の温度で長さ方向に引っ張り率4で引伸
ばし、さらに幅出しフレーム中で約95℃で、横方向に
3.8倍に引伸ばした。次いで、このフィルムを再び長
さ方向に引っ張り率169で引伸ばし、200℃で約5
秒間熱硬化させた。第2図の、斜めに銀を蒸着した後、
6″の角度で撮影したSEMi微鏡写微小写真かる様に
、得られたフィルムは、良好なSiO2粒子の分布を示
している。この、約9ミクロン厚のフィルムの物理特性
を同様に第1表に示す。
第1表 実施例 凹凸Ra(nm) ヘイズ(%) 静止摩擦 滑  リ  摩  擦 耐摩耗性 F5値(N//1lll) 長さ方向 横  方  向 2】 2 8 3 4 0 0 7 0 1.14 25 85 124   1、20   110 実施例4 実施例】ε同様な方法でポリエステル原料を調製したが
、これは、エステル交換反応の前に、49重量%のPE
G100Oおよび511重部のS io 2粒子の混合
物の形で加えた、直径0.9ミクロンの球状S i O
2粒子を約0. 5重量%含んでいる。この原料を使用
1.て190ミクロン厚の前フィルムを製造し、それを
ブルツクナーー力ロフレーり上で、95.5℃の温度で
、両方向同時に3.6倍に引伸ばしノ5.。第3図は、
そこに示す条件Fでホメル(HollIllel)装置
を使用(、て撮影17た、約14ミクロ゛/・厚のこの
フィルムの表面を示し、第4図は、酸素/アルゴンで腐
食させた(20分間)後のフィルム表面のSEM顕微鏡
写真を示す。第3図および第4図とも、原料中の良好な
S io 2粒子分布を示17ている。フィルムの凹凸
は0.25關の距離で61nmであった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第4図は、本発明の実施例で得ら
れたフィルム表面の粒子構造を示す顕微鏡4真、第3図
は、本発明の実施例で得られたフィルム表面のホメル装
置T 20 D Cで撮影した構造を示す説明図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、80〜99.998重量%のポリエステル、0.0
    01〜10重量%の平均粒子径が0.02〜5ミクロン
    の不活性粒子、およびポリエステルと相容性であって融
    点が200℃未満である分散剤を0.001〜10重量
    %含むことを特徴とする無機および/または有機不活性
    粒子含有ポリエステル原料。 2、該ポリエステルを、ポリエチレンテレフタレート、
    ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘ
    キシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン2,
    6−ナフタレンジカルボキシレート、ポリエチレンp−
    ヒドロキシベンゾエートおよびそれらの混合物から成る
    グループから選択することを特徴とする、請求項1記載
    のポリエステル原料。3、該不活性粒子を、CaCO_
    2、TiO_2、SiO_2、Al_2O、BaSO_
    4、リン酸カルシウム、天然ケイ酸塩、合成ケイ酸塩、
    架橋重合体、およびそれらの混合物から成るグループか
    ら選択することを特徴とする、請求項1記載のポリエス
    テル原料。4、該分散剤が、ポリエステルの一つ以上の
    成分を含むことを特徴とする、請求項1記載のポリエス
    テル原料。 5、該ポリエステル成分を、テレフタル酸、イソフタル
    酸のジメチルエステル、ポリアルキレングリコール、共
    ポリエステル、低分子量ポリエステル、およびそれらの
    混合物から成るグループから選択することを特徴とする
    、請求項4記載のポリエステル原料。 6、該分散剤を、ワックス、エステルワックス、低分子
    量樹脂、ポリシロキサン、ポリオレフィン、ポリアミド
    、およびそれらの組み合わせから成るグループから選択
    することを特徴とする、請求項1記載のポリエステル原
    料。 7、該分散剤が該不活性粒子の極性と類似の極性を有す
    ることを特徴とする、請求項4記載のポリエステル原料
    。 8、該分散剤の分子量が約300〜600,000であ
    ることを特徴とする、請求項1記載のポリエステル原料
    。 9、90〜99.8重量%のポリエステル、0.1〜5
    .0重量%の不活性粒子および0.1〜5.0重量%の
    相容性がある分散剤から成ることを特徴とする、請求項
    1記載のポリエステル原料。 10、平均粒子径が0.02〜5ミクロンの不活性粒子
    を、ポリエステルと相容性があり融点が200℃未満で
    ある分散剤との混合物の形で加えることにより、該不活
    性粒子を混合することを特徴とする、ポリエステル原料
    中に不活性粒子を均一に分散させるための方法。 11、該混合物が30〜70重量%の該不活性粒子、お
    よび70〜30重量%の該分散剤を含むことを特徴とす
    る、請求項10記載の方法。 12、該ポリエステル原料が、80〜99.998重量
    %の該ポリエステル、0.001〜10重量%の該不活
    性粒子、および0.001〜10重量%の分散剤から成
    ることを特徴とする、請求項10記載の方法。 13、該分散剤が、該不活性粒子の極性と同様の極性を
    有することを特徴とする、請求項10記載の方法。 14、該分散剤の分子量が約300〜600,000で
    あることを特徴とする、請求項12記載の方法。 15、該分散剤を、テレフタル酸、イソフタル酸のジメ
    チルエステル、低分子量ポリエステル、ポリエチレング
    リコール、共ポリエステル、ワックス、低分子量樹脂、
    ポリシロキサン、ポリオレフィン、ポリアミド、および
    それらの混合物から成るグループから選択することを特
    徴とする、請求項10記載の方法。 16、A)80〜99.998重量%のポリエステル、 B)0.001〜10重量%の、平均粒子径が0.02
    〜5ミクロンの不活性粒子、および C)0.001〜10重量%の、ポリエステルと相容性
    があり、融点が200℃未満である分散剤 から成ることを特徴とする、テープとしてまたは包装等
    に使用するためのポリエステルの延伸フィルム。 17、該分散剤が、ポリエステルの一つ以上の成分を含
    むことを特徴とする、請求項16記載のフィルム。 18、該ポリエステルの成分を、テレフタル酸、イソフ
    タル酸のジメチルエステル、およびポリエチレングリコ
    ールから成るグループから選択することを特徴とする、
    請求項16記載のフィルム。 19、該分散剤を、低分子量樹脂、低分子量ポリエステ
    ル、ポリシロキサン、ポリオレフィン、ワックス、およ
    びそれらの混合物から成るグループから選択することを
    特徴とする、請求項16記載のフィルム。 20、該分散剤が該不活性粒子の極性と同様の極性を有
    することを特徴とする、請求項16記載のフィルム。 21、該分散剤の分子量が約300〜600,000で
    あることを特徴とする、請求項20記載のフィルム。
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