JPH0345032B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0345032B2 JPH0345032B2 JP61117618A JP11761886A JPH0345032B2 JP H0345032 B2 JPH0345032 B2 JP H0345032B2 JP 61117618 A JP61117618 A JP 61117618A JP 11761886 A JP11761886 A JP 11761886A JP H0345032 B2 JPH0345032 B2 JP H0345032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coefficient
- thermal expansion
- mol
- density
- oxide ferrite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、高密度酸化物フエライトに関し、特
に金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)と
実質的に同一の熱膨張率αを有するヘツドコア等
に用いられる高密度酸化物フエライト及びその製
造方法に関する。 [従来の技術] 一般に、高密度酸化物フエライトは、センダス
ト等の金属磁性材料との複合材として、FDD、
VTRオーデイオなどのヘツドコア等に用いられ
ている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のフエライトの熱膨張率α
は、最大値αnax=145×10-7/℃程度に過ぎず、
一方、複合材として組み合わされる金属では、熱
膨張率α=160〜170×10-7/℃と高い。このた
め、両者を接合してし用いる場合には、互いに熱
膨張率αの相違に起因する歪みの発生により、有
効な複合特性を得ることが不可能であつた。 また、従来のフエライトの製造方法では、特に
熱膨張率αの高いフエライトの場合、その磁性特
性を劣化させるばかりでなく、構成粒子間に空孔
が生じやすくなる欠点があつた。その結果、ヘツ
ド材料として用いる場合、テープ等の媒体の落と
し等の欠陥が生じる問題もある。 そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点に鑑
み、金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)
と実質的に同一の熱膨張率αを有すると共に、ヘ
ツド材料として充分な磁性特性をも有し、空孔の
少ない高密度酸化物フエライトとその製造方法を
提供することである。 [課題を解決するための手段] 本発明によれば、50〜60モル%のFe2O3及び40
〜55モル%のMnOを有する必須の主成分と、
0.02重量%以下のSiO2、0.03重量%以下のCaO、
及び1.0重量%以下のSnO2とを有する副成分とを
含み、金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/
℃)と実質的に同一の熱膨張率αであることを特
徴とする高密度酸化物フエライト組成物が得られ
る。 また、本発明によれば、50〜60モル%のFe2O3
及び40〜55モル%のMnOを有する必須の主成分
と、0.02重量%以下のSiO2、0.03重量%以下の
CaO、及び1.0重量%以下のSnO2とを有する副成
分とを添加した酸化物フエライト粉末の圧粉体
を、窒素雰囲気中で一次焼結後、不活性雰囲気中
で熱間静水圧プレスして高密度化し、金属の熱膨
張率(α=160〜170×10-7/℃)と実質的に同一
の熱膨張率αを有せしめることを特徴とする高密
度酸化物フエライトの製造方法が得られる。[実
施例] 次に本発明の実施例を比較例を参照して説明す
る。 比較例 Fe2O355モル%、MnO45モル%、ZnO5モル%
の配合比の原料を主成分とする酸化物フエライト
粉末に、0.01〜0.03wt%のSiO2、0.01〜0.03wt%
のCaOを、秤量混合し、大気中で800℃で2時間
予焼した後、ボールミルにより5時間粉砕し、バ
インダーを添加し、スプレードライヤーにて整粒
し、30×30×10mmの圧粉体にプレス成形する。そ
の後、圧粉体を1300℃で3時間、1.5%の窒素雰
囲気中で一次焼結し、更に、Arガス雰囲気中で、
1260℃、1200Kg/cm2、2時間のHIP処理を行な
い、高密度化し、追う密度酸化物フエライトのブ
ロツクを得る。このブロツクより試料を切り出し
て測定し、表−1に示す通りの値が得られた。 その結果、熱膨張率αは、金属の熱膨張率(α
=160〜170×10-7/℃)以下である。なお、SiO2
が0.3wt%の場合では、透磁率μ100kHz及び飽和
磁束密度B10の劣化が認められた。
に金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)と
実質的に同一の熱膨張率αを有するヘツドコア等
に用いられる高密度酸化物フエライト及びその製
造方法に関する。 [従来の技術] 一般に、高密度酸化物フエライトは、センダス
ト等の金属磁性材料との複合材として、FDD、
VTRオーデイオなどのヘツドコア等に用いられ
ている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のフエライトの熱膨張率α
は、最大値αnax=145×10-7/℃程度に過ぎず、
一方、複合材として組み合わされる金属では、熱
膨張率α=160〜170×10-7/℃と高い。このた
め、両者を接合してし用いる場合には、互いに熱
膨張率αの相違に起因する歪みの発生により、有
効な複合特性を得ることが不可能であつた。 また、従来のフエライトの製造方法では、特に
熱膨張率αの高いフエライトの場合、その磁性特
性を劣化させるばかりでなく、構成粒子間に空孔
が生じやすくなる欠点があつた。その結果、ヘツ
ド材料として用いる場合、テープ等の媒体の落と
し等の欠陥が生じる問題もある。 そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点に鑑
み、金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)
と実質的に同一の熱膨張率αを有すると共に、ヘ
ツド材料として充分な磁性特性をも有し、空孔の
少ない高密度酸化物フエライトとその製造方法を
提供することである。 [課題を解決するための手段] 本発明によれば、50〜60モル%のFe2O3及び40
〜55モル%のMnOを有する必須の主成分と、
0.02重量%以下のSiO2、0.03重量%以下のCaO、
及び1.0重量%以下のSnO2とを有する副成分とを
含み、金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/
℃)と実質的に同一の熱膨張率αであることを特
徴とする高密度酸化物フエライト組成物が得られ
る。 また、本発明によれば、50〜60モル%のFe2O3
及び40〜55モル%のMnOを有する必須の主成分
と、0.02重量%以下のSiO2、0.03重量%以下の
CaO、及び1.0重量%以下のSnO2とを有する副成
分とを添加した酸化物フエライト粉末の圧粉体
を、窒素雰囲気中で一次焼結後、不活性雰囲気中
で熱間静水圧プレスして高密度化し、金属の熱膨
張率(α=160〜170×10-7/℃)と実質的に同一
の熱膨張率αを有せしめることを特徴とする高密
度酸化物フエライトの製造方法が得られる。[実
施例] 次に本発明の実施例を比較例を参照して説明す
る。 比較例 Fe2O355モル%、MnO45モル%、ZnO5モル%
の配合比の原料を主成分とする酸化物フエライト
粉末に、0.01〜0.03wt%のSiO2、0.01〜0.03wt%
のCaOを、秤量混合し、大気中で800℃で2時間
予焼した後、ボールミルにより5時間粉砕し、バ
インダーを添加し、スプレードライヤーにて整粒
し、30×30×10mmの圧粉体にプレス成形する。そ
の後、圧粉体を1300℃で3時間、1.5%の窒素雰
囲気中で一次焼結し、更に、Arガス雰囲気中で、
1260℃、1200Kg/cm2、2時間のHIP処理を行な
い、高密度化し、追う密度酸化物フエライトのブ
ロツクを得る。このブロツクより試料を切り出し
て測定し、表−1に示す通りの値が得られた。 その結果、熱膨張率αは、金属の熱膨張率(α
=160〜170×10-7/℃)以下である。なお、SiO2
が0.3wt%の場合では、透磁率μ100kHz及び飽和
磁束密度B10の劣化が認められた。
【表】
実施例
Fe2O355モル%、MnO45モル%の配合比で、
比較例と同様にして、SiO20.01wt%、CaO0.02wt
%を添加した酸化物フエライト粉末に、更に、
SnO2を添加して、比較例と同様にして、予焼、
粉砕し、整粒して得られた粉末をプレス成形して
なる酸化物フエライト粉末を、1320℃で4時間、
1.5%の窒素雰囲気中で一次焼結し、さらに、Ar
ガス雰囲気中で1250℃、1000Kg/cm2、3時間、
HIP処理して高密度化し、高密度酸化物フエライ
トのブロツクを得る。これを、比較例と同様にし
てブロツクから試料を切り出し、熱膨張率α、透
磁率μ100kHzおよび飽和磁束密度B10を測定した
結果を、表−2に示した。 その結果、飽和磁束密度B10を低減すること無
く、金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)
と実質的に同一の熱膨張率が得られた。
比較例と同様にして、SiO20.01wt%、CaO0.02wt
%を添加した酸化物フエライト粉末に、更に、
SnO2を添加して、比較例と同様にして、予焼、
粉砕し、整粒して得られた粉末をプレス成形して
なる酸化物フエライト粉末を、1320℃で4時間、
1.5%の窒素雰囲気中で一次焼結し、さらに、Ar
ガス雰囲気中で1250℃、1000Kg/cm2、3時間、
HIP処理して高密度化し、高密度酸化物フエライ
トのブロツクを得る。これを、比較例と同様にし
てブロツクから試料を切り出し、熱膨張率α、透
磁率μ100kHzおよび飽和磁束密度B10を測定した
結果を、表−2に示した。 その結果、飽和磁束密度B10を低減すること無
く、金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)
と実質的に同一の熱膨張率が得られた。
【表】
なお、本発明において、添加物の量の上限を減
退したのは、実施例に示すように、その量を越え
ると急激に透磁率μ100kHzおよび飽和磁束密度
B10の値が劣化するだけでなく、金属の熱膨張率
(α=160〜170×10-7/℃)と実質的に同一の熱
膨張率αを得ることが困難となるからである。 また、HIP処理の圧力を800〜1600Kg/cm2に限
定したのは、800Kg/cm2以下の圧力では、フエラ
イトの高密度化を促す充分なHIP効果が得られ
ず、気孔が残存しやすく高密度が得られないため
であり、また、1600Kg/cm2を越えると、HIP時の
歪みが大きくなり過ぎて、時期特性が劣化するの
で好ましくないからである。 なお、Znの添加により、熱膨張率と透磁率
μ100kHzおよび飽和磁束密度B10との相関を制御
することも可能である。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明による酸化物フエ
ライトは、既存フエライト材に比較して熱膨張率
αが大きく、複合ヘツドとして用いるのに適して
いることが分かる。また、磁気特性としてもヘツ
ド材して充分な特性を有しているため、OA機器
に限らず、家庭用及び業務用のVTR用ヘツドそ
の他広汎に使用することが可能である。
退したのは、実施例に示すように、その量を越え
ると急激に透磁率μ100kHzおよび飽和磁束密度
B10の値が劣化するだけでなく、金属の熱膨張率
(α=160〜170×10-7/℃)と実質的に同一の熱
膨張率αを得ることが困難となるからである。 また、HIP処理の圧力を800〜1600Kg/cm2に限
定したのは、800Kg/cm2以下の圧力では、フエラ
イトの高密度化を促す充分なHIP効果が得られ
ず、気孔が残存しやすく高密度が得られないため
であり、また、1600Kg/cm2を越えると、HIP時の
歪みが大きくなり過ぎて、時期特性が劣化するの
で好ましくないからである。 なお、Znの添加により、熱膨張率と透磁率
μ100kHzおよび飽和磁束密度B10との相関を制御
することも可能である。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明による酸化物フエ
ライトは、既存フエライト材に比較して熱膨張率
αが大きく、複合ヘツドとして用いるのに適して
いることが分かる。また、磁気特性としてもヘツ
ド材して充分な特性を有しているため、OA機器
に限らず、家庭用及び業務用のVTR用ヘツドそ
の他広汎に使用することが可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 50〜60モル%のFe2O3及び40〜55モル%の
MnOを有する必須の主成分と、 0.02重量%以下のSiO2、0.03重量%以下の
CaO、及び1.0重量%以下のSnO2とを有する副成
分とを含み、 金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)と
実質的に同一の熱膨張率αであることを特徴とす
る高密度酸化物フエライト組成物。 2 50〜60モル%のFe2O3及び40〜55モル%の
MnOを有する必須の主成分と、 0.02重量%以下のSiO2、0.03重量%以下の
CaO、及び1.0重量%以下のSnO2とを有する副成
分とを添加した酸化物フエライト粉末の圧粉体
を、窒素雰囲気中で一次焼結後、不活性雰囲気中
で熱間静水圧プレスして高密度化し、 金属の熱膨張率(α=160〜170×10-7/℃)と
実質的に同一の熱膨張率αを有せしめることを特
徴とする高密度酸化物フエライトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61117618A JPS62278162A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 高密度酸化物フェライト組成物とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61117618A JPS62278162A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 高密度酸化物フェライト組成物とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62278162A JPS62278162A (ja) | 1987-12-03 |
| JPH0345032B2 true JPH0345032B2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=14716212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61117618A Granted JPS62278162A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 高密度酸化物フェライト組成物とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62278162A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05330906A (ja) * | 1991-03-07 | 1993-12-14 | Hitachi Ferrite Ltd | Mn―Zn系フェライト |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6049150B2 (ja) * | 1981-08-27 | 1985-10-31 | 住友特殊金属株式会社 | 低磁気損失Mn−Znフェライトの製造方法 |
| JPS5983977A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-15 | 東北金属工業株式会社 | 高密度マンガン・亜鉛フェライトの製造方法 |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP61117618A patent/JPS62278162A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62278162A (ja) | 1987-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |