JPH0344933Y2 - - Google Patents

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JPH0344933Y2
JPH0344933Y2 JP938686U JP938686U JPH0344933Y2 JP H0344933 Y2 JPH0344933 Y2 JP H0344933Y2 JP 938686 U JP938686 U JP 938686U JP 938686 U JP938686 U JP 938686U JP H0344933 Y2 JPH0344933 Y2 JP H0344933Y2
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JP
Japan
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case
pin
movable case
movable
plate key
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JP938686U
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JPS62120669U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、抽斗等に用いる錠前に関するもの
である。
〔従来の技術〕
シリンダ錠は、スピンドルのキー孔にキーを差
し込み、そしてキーにより下ピンを押し上げなが
ら外筒に上ピンを押し戻すと共に、スピンドルの
外周にシヤーラインを合致させる。
その結果、キーと共にスピンドルを回動させる
ようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一方において、キー孔に操作部材を差し込んで
下ピンと共に上ピンを押し上げ、他方において外
筒とスピンドルとの間の間隙に薄板を差し込み、
そして上記押し上げた下ピンと上ピンとの突き合
せ間に上記薄板を押し込む繰り返しによりシヤー
ラインを一致させることができるので、簡単に解
錠できる問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は取
付けケースと、この取付けケース内の上下に組み
込んだ下縁開放の固定ケース及び上縁が開放し、
かつ前後方向にスライドする可動ケースと、この
可動ケース内の前後間に降下停止時に上端が上記
可動ケースの上縁よりも低い位置となるよう昇降
自在に組み込んだ所要数の並列下ピンと、固定ケ
ース内の前後間に各下ピンの上端に下端を当接さ
せると共に、下ピンの降下時に共に降下して固定
ケースの下縁と可動ケースの上縁とを跨ぐよう昇
降自在に設けた上ピンと、取付けケース及び可動
ケースの両前端壁に板キーが差し込めるよう設け
た貫窓と、板キーの片面先端から末端に向け設け
た溝と、差し込んだ板キーの先端が可動ケースの
末端に当接したとき押し上げられた下ピンの上端
が上記可動ケースの上縁に合致するよう上記下ピ
ンから突出させて溝に嵌入するよう設けた突起
と、可動ケースの末端から突出させて取付けケー
スの後壁に貫通させると共に、押し出しにともな
い錠装置を解錠させる作用片とで構成したもので
ある。
〔作用〕
貫窓に板キーを挿入して上記板キーを押し込む
と、板キーの溝に突起が順次嵌入し、そして可動
ケースの末端に板キーの先端が当接したときに
は、それぞれの下ピンが押し上げられて、共に上
ピンを上昇させる。
このとき、それぞれの上ピンと下ピンとのシヤ
ーラインは、可動ケースの上縁に一致するので、
可動ケースのスライド阻止の拘束が解除される。
しかして、板キーを押し込むと、可動ケースが
前進して、共に押し出される作用片により錠装置
を解除させる。
板キーを引き戻すと、可動ケースを後退させ、
そして上記可動ケースの後退が終了すると、板キ
ーのみが引き抜かられる。
このとき、下ピンと共に上ピンが降下するの
で、シヤーラインが不揃いになつて上ピンにより
可動ケースのスライドを阻止する。
〔実施例〕
図において、1は取付けケースである。
上記の取付けケース1は、図示の場合机Aの前
端壁aの貫孔a′に嵌装し、そして前端壁aに取付
けケース1のフロント壁1′をスポツト溶接等で
固着する。
また取付けケース1内の上下には、下縁が開放
する固定ケース2と、上縁が開放し、かつ前後方
向にスライドする可動ケース3とが組み込まれて
いる。
上記の固定ケース2は、取付けケース1にビス
止め或はスポツト溶接等で固着するようにした
が、取付けケース1に仕切壁を配置して設けても
よい。
さらに、可動ケース3内の前後間には、降下停
止時上端が上記可動ケース3の上縁よりも低い位
置となる昇降自在の並列下ピン4が組み込まれて
いる。
また、固定ケース2内の前後間には、下ピン4
の上端に下端を当接させると共に、下ピン4の降
下時に共に降下して固定ケース2の下縁と可動ケ
ース3の上縁とを跨ぐよう昇降自在の並列上ピン
5が組み込まれている。
6は取付けケース1のフロント壁1′と可動ケ
ース3の前端とに一致させて設けた貫窓で、この
貫窓6には、板キー7が差し込まれる。
また、板キー7の片面には、先端縁から末端方
向に向く溝8が設けられている。
さらに、それぞれの下ピン4には、可動ケース
3の末端に板キー7の先端を当接させたときそれ
ぞれの下ピン4を押し上げるよう溝8に嵌入する
突起9が設けられている。
上記それぞれの突起9は、溝8の形状に沿わせ
て高低があり、突起9と溝8とによつて押し上げ
られたそれぞれの下ピン4の上端は、可動ケース
3の上縁に合致させるようになつている。
10は可動ケース3の末端から連なつて取付け
ケース1の末端壁に貫通させた作用片である。
なお、図示のように溝8の先端を八字状に広げ
ておくことにより突起9の嵌入が容易になる。
図中14は上ピン5及び下ピン4のガイドであ
る。
この考案に係る錠前は、以上の構成であつて、
次に解錠方法を説明する。
貫窓6から板キー7を差し込むと、板キー7の
溝8に嵌入する突起9により下ピン4を押し上
げ、そして可動ケース3の末端に板キー7の先端
が当接したとき、第3図で示したように各下ピン
4と共に各上ピン5を押し上げて、上記下ピン4
と上ピン5とのシヤーラインを可動ケース3の上
縁に合致させるので、可動ケース3のスライド阻
止の拘束が解除される。
その結果、板キー7と共に可動ケース3を前進
させて、突き出す作用片10にロツド11を介し
連結してある錠片12を第6図時計方向に回動さ
せて抽斗Bの片bと上記錠片12との掛止を解除
する。
次に施錠に際し板キー7を引き抜くと、可動ケ
ース3を後退させるので引き戻す作用片10とロ
ツド11とによつて錠片12を第6図反時計方向
に回動させ、そして錠片12に片bが掛止するよ
うにし、板キー7の引き抜きにともない下ピン4
と上ピン5とが共に降下して、第1図で示したよ
うに可動ケース3のスライドを阻止する。
〔効果〕 以上のように、この考案に係る錠前によれば、
板キーの差し込みにともない上記板キーの溝に嵌
入する突起により下ピンを上昇させ、そして上ピ
ンも共に上昇させてシヤーラインを一揃えるよう
にしてあるので、外ケースとスピンドルとの間に
薄板を差し込んでシヤーラインを揃えて解錠され
るような不都合をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る錠前の一部切欠側面
図、第2図は同上の横断平面図、第3図はシヤー
ラインを揃えた縦断側面図、第4図は第3図X−
X線に沿う断面図、第5図は作用片を押し出した
一部切欠側面図、第6図は錠片の作用を示す平面
図である。 1……取付けケース、2……固定ケース、3…
…可動ケース、4……下ピン、5……上ピン、6
……貫窓、7……板キー、8……溝、9……突
起、10……作用片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付けケースと、この取付けケース内の上下に
    組み込んだ下縁開放の固定ケース及び上縁が開放
    し、かつ前後方向にスライドする可動ケースと、
    この可動ケース内の前後間に降下停止時に上端が
    上記可動ケースの上縁よりも低い位置となるよう
    昇降自在に組み込んだ所要数の並列下ピンと、固
    定ケース内の前後間に各下ピンの上端に下端を当
    接させると共に、下ピンの降下時に共に降下して
    固定ケースの下縁と可動ケースの上縁とを跨ぐよ
    う昇降自在に設けた上ピンと、取付けケース及び
    可動ケースの両前端壁に板キーが差し込めるよう
    設けた貫窓と、板キーの片面先端から末端に向け
    設けた溝と、差し込んだ板キーの先端が可動ケー
    スの末端に当接したとき押し上げられた下ピンの
    上端が上記可動ケースの上縁に合致するよう上記
    下ピンから突出させて溝に嵌入するよう設けた突
    起と、可動ケースの末端から突出させて取付けケ
    ースの後壁に貫通させると共に、押し出しにとも
    ない錠装置を解錠させる作用片とから成る錠前。
JP938686U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0344933Y2 (ja)

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JPS62120669U JPS62120669U (ja) 1987-07-31
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