JPH0422670Y2 - - Google Patents

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JPH0422670Y2
JPH0422670Y2 JP1985051246U JP5124685U JPH0422670Y2 JP H0422670 Y2 JPH0422670 Y2 JP H0422670Y2 JP 1985051246 U JP1985051246 U JP 1985051246U JP 5124685 U JP5124685 U JP 5124685U JP H0422670 Y2 JPH0422670 Y2 JP H0422670Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、一般家具、仏壇、飾り棚等に設け
られた引出しを施錠するための引出し用施錠具に
関する。
〔従来の技術〕
従来、家具タンスや仏壇等の引出しに重要な
物、書類等を入れたい場合、他人からは簡単に見
られないように引出しに何らかの施錠を設けてい
るが、この施錠を外観上も見えないようにする方
法として実公昭8−5337号公報による安全施錠装
置が公知である。
上記公報による施錠装置は、上下複数段の引出
しの外枠内側の両側面に垂直なガイド溝を設け、
この両ガイド溝に垂直部材をそれぞれ摺動自在に
嵌合し、垂直部材の内側には各引出しに対応する
突起を設け、上段突起は上段引出しの両側面に設
けた曲折状の摺動溝に嵌合し、下段突起は下段引
出しの底裏に設けた凹部に嵌合するように設けら
れ、上段引出しを引き出すことによつて垂直部材
が下降すると下段突起は引出しと引出し間の水平
部材の両側に設けた凹部へと移動し、解錠される
ように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来の施錠装置では主
構成部材である突起を有する垂直部材は左右別々
に設けられ、両者は連結されていないからそれぞ
れ別々に作用する。そして、解錠、施錠は上段引
出しを引出すことによりその側面の曲折状の摺動
溝を上段突起が移動しその水平レベルが上下する
ことによつて行なわれるため、曲折状の摺動溝に
対して上段突起が必らずしもスムースに摺動しな
い。
さらに、垂直部材の突起は、内部構造を知らな
い者が無理に作用させると折れてしまう虞れがあ
り、安全確実とは言い難い。
この考案は、かかる現状に鑑みてなされたもの
であり、その目的は引出し操作の順序によつて施
錠、解錠ができ、作用がスムーズで安全確実しか
も極めてシンプルな構成の引出し内蔵式の引出し
用施錠具を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決する手段としてこの考案は、
上下複数段の引出しの外枠内側両側面に垂直なガ
イド溝を設け、この両ガイド溝に摺動自在に嵌合
せる垂直部材をその下端で水平部材により連結し
たロツク部材と、引出し用棚板の下に設けた引出
し板とを備え、引出し板の奥端部とロツク部材の
水平部材下端とを互いに向い合う半円弧状にそれ
ぞれ形成し、引出しの底裏面には引出し板を押し
込みロツク部材を持ち上げた位置でロツク部材の
水平部材が嵌合する切欠きを形成した引出し用施
錠具の構成としたものである。
〔作用〕
ロツク部材はガイド溝内を上下方向に自由に移
動できる。引出し及びその下の引出し板を所定収
納位置に押し込んだ状態ではロツク部材は引出し
板によりガイド溝中を上方に移動して、その水平
部材が引出し下面に設けた切欠きに嵌合してお
り、これによつて引出しはその前方に引き出そう
としてもロツクされたまゝで引き出すことができ
ない。
引き出しを引き出したいときには、まず引出し
板を引き出しロツク部材の施錠を開放することに
よつて引出しを前方に引き出すことができる。所
定位置に収納するときは、上記順序と逆に操作す
ることによつて簡単に施錠することができる。
ロツク部材により上記のように引出しを施錠、
解錠する場合、ロツク部材はガイド溝に嵌合する
垂直部材がガイド溝で摺動自在に案内されること
によつてスムースに上下する。垂直部材の下端が
水平部材で連結されているためロツク部材全体が
ガイド溝内でこじられることも防止され、安全確
実で繰り返し使用できる。
〔実施例〕
以下この考案の実施例について添付図を参照し
て詳細に説明する。
第1図及び第2図は、この考案による施錠具を
備えた引出しの縦面図及び横断面図である。
図において1は引出し、2はガイド溝、3はロ
ツク部材、4は引出し板、5は棚板、6は引出し
外枠、7は引出し1の切欠きである。
引出し1は通常の引出しと同じ箱形のものであ
る。この実施例では第2図に示すように3つの引
出し1が設けられている。引出しの外側は外枠6
で囲まれているが、各引出しの間にもこれに相当
する壁が外枠6として設けられている。この外枠
6の側面6cの内側面には、後で説明する所定位
置にガイド溝2が設けられている。さらにこのガ
イド溝2に摺動自在に嵌合せる2つの垂直部材3
aと両垂直部材3aの下端でこれらを連結する水
平部材3bから成るロツク部材3が設けられてい
る。
引出し1の下には棚板5があり、この棚板5は
その両側部が外枠6の側面6c間に水平に固定さ
れている。さらにこの棚板5と外枠6の底部6b
との間に引出し板4が設けてある。
引出し1と引出し板4の奥行き長さは外枠6の
背面6aに当接したときその前面が平面状に揃う
大きさにする。棚板5の奥行き長さは引出し1を
安定して水平に保持するに充分な程度とし、この
実施例では全長の略2/3の長さを採用してい
る。前述したガイド溝の刻設位置は上記棚板5の
すぐ後方に設ける。これはロツク部材3の水平部
材が上下動する際に棚板に干渉しないようにする
ためである。
引出し板4の奥端部とロツク部材3の水平部材
3bの下端面は互いに向い合う方向に半円弧状に
形成する。これは引出し板4をスライドさせて押
し込んだとき、その奥端部の曲面を前記水平部材
3bの曲面に対して摺動しつゝロツク部材3を容
易にスムースに持ち上げることができるようにす
るためである。また、前記水平部材3bの上面は
引出し板4で持ち上げられたとき引出し1の下面
より上に、引出し板4を引き出して外枠6の内側
底面上に下がるとその上面は引出し1の下面より
下に来るような寸法に形成する。
さらに前記ガイド溝に対応する位置において、
押し込まれた引出し1の下面にロツク部材3の水
平部材3bが嵌合する切欠き7を設ける。
以上のように構成したこの実施例の作用につい
て説明する。
引出し1及び引出し板4を前面がフラツトに面
一となるように押し込んだ状態では、ロツク部材
は引出し板4によりその上面上に持ち上げられ、
引出し1の下面に形成された切欠き7に嵌合して
引出し1をロツクしている。従つてこの状態で引
出し1のみを引き出そうとしてもロツクが外れな
いため、引き出すことができない。ロツクを外す
ためには、まず引出し板4のつまみを引いて前方
に引き出す。するとロツク部材3は下方に移動
し、外枠6の底部6bの上面上に当接し、この時
ロツク部材3の水平部材3bの上面は引出し1の
下面より下に来るように構成されているから、引
出し1はロツク部材3に拘束されることなく引き
出すことができる。
反対に、引出し1を最初のロツク状態にするに
はまず引出しを所定収納位置まで押し込み、次に
引出し板4を同じく押し込む。この時、引出し板
の奥端部は半円弧状の曲面として形成され、かつ
ロツク部材3の水平部材3bの下面も同様に半円
弧状に形成されているから曲面による摺動をし
つゝ引出し板4を押圧する力によりロツク部材3
は上方に押し上げられる。引出し板4の上面に完
全に乗り上げるとロツク部材3はその板厚の距離
を持ち上げられ、この時前記水平部材3bの上面
が引出し1の切欠き7内に嵌合する。こうして最
初のロツクの状態に戻る。
第4図は上述した構成の引出し用施錠具を仏壇
の引出しに取り付けた応用例を示す。仏壇の引出
しには遺言書等の重要書類を入れることがあり、
図示の3つの引出しのうち両側の2つにこの施錠
具を設け、中央の引出しには設けないものとする
と、書類の重要度に応じて使い分けることがで
き、極めて便利である。
〔効果〕
以上詳述したように、この考案による引出し用
施錠具は、簡単なロツク機構を引出しの下部に設
け、引出しの操作順序を覚えるだけで特定の人だ
けに施錠、解錠ができ、外観を損うことなくまた
外観上施錠具が設けられていることを知られずに
引出しの中に入れる物の重要度に応じて使い分け
ることができる。
又、ロツク部材の作用は極めてスムースであ
り、安全確実で繰り返し使用してもロツク部材が
こじられることも極めてシンプルな構成の引出し
用施錠具が得られる。
前記実施例においては仏壇に応用される場合の
みを図示したが、これ以外にもタンス、装飾棚等
の家具一般にも広く応用できることは当業者であ
れば明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による引出し用施錠具の主縦
断面図、第2図は第1図の線−で断面した横
断面図、第3図は作用を説明する図、第4図はこ
の引出し用施錠具を仏壇に応用した応用例を示す
図である。 1……引出し、2……ガイド溝、3……ロツク
部材、4……引出し板、6……外枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下複数段の引出しの外枠内側両側面に垂直な
    ガイド溝を設け、この両ガイド溝に摺動自在に嵌
    合せる垂直部材をその下端で水平部材により連結
    したロツク部材と、引出し用棚板の下に設けた引
    出し板とを備え、引出し板の奥端部とロツク部材
    の水平部材下端とを互いに向い合う半円弧状にそ
    れぞれ形成し、引出しの底裏面には引出し板を押
    し込みロツク部材を持ち上げた位置でロツク部材
    の水平部材が嵌合する切欠きを形成したこと特徴
    とする引出し用施錠具。
JP1985051246U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH0422670Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985051246U JPH0422670Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985051246U JPH0422670Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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Publication Number Publication Date
JPS61168267U JPS61168267U (ja) 1986-10-18
JPH0422670Y2 true JPH0422670Y2 (ja) 1992-05-25

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ID=30570114

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JP1985051246U Expired JPH0422670Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5661484B2 (ja) * 2011-01-20 2015-01-28 村角工業株式会社 プレパラート収納ケース

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JPS61168267U (ja) 1986-10-18

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