JPH0344599Y2 - - Google Patents

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JPH0344599Y2
JPH0344599Y2 JP1831786U JP1831786U JPH0344599Y2 JP H0344599 Y2 JPH0344599 Y2 JP H0344599Y2 JP 1831786 U JP1831786 U JP 1831786U JP 1831786 U JP1831786 U JP 1831786U JP H0344599 Y2 JPH0344599 Y2 JP H0344599Y2
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JP
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urethane
layer
insert
console box
rrim
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JP1831786U
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JPS62129342U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車内装品の1つであるコンソール
ボツクスの性能及び設計の容易さに関するもの
で、詳しくはウレタンフオームのみで設計される
コンソールボツクスに適用し、板厚の薄肉化によ
る設計の容易さ及びコンソールボツクスとしての
性能である容量を増加させかつ風あいをそこなわ
ないよう高度なウレタンRRIMインサートを使用
したコンソールボツクスに関する。
(従来の技術) 従来のコンソールボツクス(通常フロントシー
ト間に設けられる物入れ箱)は大別して(1)PP,
ABS樹脂等の熱可塑性樹脂のみを材質としたも
の、(2)ABS,ASG(アクリロニトリル・スチレ
ン・ガラス強化)樹脂をインサートとし表皮にプ
ラスチツク系カバー層を真空成形にて接着したも
の、及び(3)硬質ウレタンフオームをインサートと
し表皮にプラスチツクカバー層を一体発泡したも
のがある。
しかしながら(1)のPP,ABS樹脂のみを材質と
したコンソールボツクスの平均板厚は約2〜3mm
と比較的薄肉ではあるが、まず製品自体の風あい
に高級感が出ず剛体材料である為、異常衝撃によ
る割れ等安全性に問題がある。
次に(2)のABS,ASG樹脂をインサートしプラ
スチツク系カバー層を接着したものはPP,ABS
樹脂のみを材質とした製品よりソフトな感触が得
られるが、カバー層が1mm程度のものが多く充分
なソフト感を得るにいたつていない。また異常衝
撃による割れ等にも安全性に問題がある。またプ
ラスチツク系表皮層及び硬質ウレタンインサート
層をもつ製品は、上記PP,ABS樹脂製品と同じ
剛性を得るため硬質ウレタンのインサート層が8
mm程度に及びコンソールボツクスの性能の1つで
ある物を入れるスペースがPP,ABS樹脂製の板
厚3〜4mmの2倍に及ぶためとりにくい。また決
められた空間にレイアウトする設計上スペースを
とることで欠点がある。また製品設計上板厚を薄
くしなければ成立しない部位においては剛性に不
安が残る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は優れた風合、ソフトな感触を有
し剛性を向上させながら板厚の薄肉化を可能にし
たコンソールボツクスを提供することにある。
また本考案の目的は設計上製品の占める空間を
十分に確保でき、また設計の容易なコンソールボ
ツクスを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はウレタンRRIMをインサートとし、ウ
レタン系表皮層との間に軟質ウレタン発泡体を間
挿材とした3層構造を有することを特徴とする風
あいの向上、板厚の薄肉化及び優れた剛性を有す
るコンソールボツクスに係る。
本考案においてはウレタンRRIM(Reinforced
Reaction Injection Molding)をインサートと
する。RRIMは強化材料の添加されたRIM法で
あり、RIMの性質改善の1つである。RIMウレ
タンの欠点である熱膨張係数の改善の為、ガラ
ス、マイカなど各種の強化材料を添加することに
より熱膨張係数を小さくしモジユラスを高めヒー
トサグ性能も向上することができる。インサート
層の板厚は約2〜4mmが好ましく、約3mm程度が
特に好ましい。
次に表皮層に約100〜300μm、好ましくは約200
〜250μmのウレタン系樹脂を採用し、従来の一般
プラスチツク系カバー層の板厚1mmを大幅に薄肉
化しフイルム層とする。表皮層の成形は従来技術
のモールドコートウレタン工法にて行うことがで
きる。
更に上記両層の間にソフトな感触を得るために
約1〜3mm、好ましくは約2mm程度の軟質ウレタ
ン中間層を設定する。
次に本考案の実施例を図面により説明する。第
1図はコンソールボツクスの1例の斜視図で、図
においてBはコンソールボツクスを示す。第2,
3,4図は第1図BのA−A断面図を示し、順に
PPまたはABS樹脂のみを材質としたコンソール
の断面、プラスチツク系カバーを表皮層に硬質ウ
レタンをインサートにしたコンソールの断面、本
考案品の断面を示す。第5図は第2図の丸印部の
拡大図であり、Pは材質PP,ABS樹脂を示す。
第6図はASG,ABS樹脂をインサートとしプラ
スチツク系カバーを表皮層として成形したもので
あり、Cはプラスチツク系カバーを示す。第7図
は第3図の丸印部分の拡大図であり、Hは硬質ウ
レタンのインサートを示し、HとCは一体発泡さ
れている。第8図は本考案品の丸印部分の拡大図
であり、Mはウレタン系樹脂層による表皮、Sは
軟質ウレタンパツド、Rは硬質ウレタンを強化し
たウレタンRRIM層である。
本考案のコンソールボツクスは例えば金型上型
に予め成形したウレタンRRIMインサートをセツ
トし、下型キヤビテイにウレタン系樹脂をモール
ドコートした後、金型を締め軟質ウレタンをイン
ジエクシヨンし製品化することができる。
(考案の効果) 本考案のコンソールボツクスは表皮層であるウ
レタン系樹脂層にて従来の一般プラスチツク系カ
バー層の板厚1mmを大幅に薄肉化することがで
き、かつ内装材の多様な表面品質(カラー、ツ
ヤ、シボ等)に対応することができる。中間層に
軟質ウレタンフオームを採用することは、それ自
体薄肉化品質に反するが、内装材の品質の1つで
ある触感の良さすなわちソフト感を得る為に設定
するものである。またインサートにウレタン
RRIMを採用することにより硬質ウレタンをイン
サートに設定した従来品と同等または同等以上の
剛性を得かつ薄肉化を達成することができる。
以上のように上記3層構造により、ソフトな感
触、異常衝撃時における安全性の確保、板厚の薄
肉化による設計の容易さ、容量の向上、剛性の向
上を図ることができる。
更に高度なウレタンRRIM工法、モールドコー
ト工法を使用しインジエクシヨン成形する為製品
品質を安定化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンソールボツクスの1例の斜視図
で、図においてBはコンソールボツクスを示す。
第2,3,4図は第1図BのA−A断面図を示
し、順にPPまたはABS樹脂のみを材質としたコ
ンソールの断面、プラスチツク系カバーを表皮層
に硬質ウレタンをインサートにしたコンソールの
断面、本考案品の断面を示す。第5図は第2図の
丸印部分の拡大図であり、Pは材質PP,ABS樹
脂を示す。第6図はASG,ABS樹脂をインサー
トとしプラスチツク系カバーを表皮層として成形
したものであり、Cはプラスチツク系カバーを示
す。第7図は第3図の丸印部分の拡大図であり、
Hは硬質ウレタンのインサートを示し、HとCは
一体発泡されている。第8図は本考案品の丸印部
分の拡大図であり、Mはウレタン系樹脂層による
表皮、Sは軟質ウレタンパツド、Rは硬質ウレタ
ンを強化したウレタンRRIM層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウレタンRRIMをインサートとし、ウレタン系
    表皮層との間に軟質ウレタン発泡体を間挿材とし
    た3層構造を有することを特徴とする風あいの向
    上、板厚の薄肉化及び優れた剛性を有するコンソ
    ールボツクス。
JP1831786U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0344599Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1831786U JPH0344599Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1831786U JPH0344599Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Publications (2)

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JPS62129342U JPS62129342U (ja) 1987-08-15
JPH0344599Y2 true JPH0344599Y2 (ja) 1991-09-19

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