JPH0344305Y2 - - Google Patents

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JPH0344305Y2
JPH0344305Y2 JP1985086467U JP8646785U JPH0344305Y2 JP H0344305 Y2 JPH0344305 Y2 JP H0344305Y2 JP 1985086467 U JP1985086467 U JP 1985086467U JP 8646785 U JP8646785 U JP 8646785U JP H0344305 Y2 JPH0344305 Y2 JP H0344305Y2
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coating
gun
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slat conveyor
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、順次搬送されている被塗装物の塗装
必要部位のみに、過不足なく塗装を施し得る塗装
装置に関する。
本考案の装置は、例えば、車両の床裏面に防錆
塗料を吹き付け塗装する装置に適用され得る。
[従来の技術] 第9図は、従来の塗装装置の一例である防錆塗
料の塗装装置を示す図である。
従来、自動車の床裏面に防錆塗装を施す場合
は、例えば第9図に示すように、塗装ブース70
内に配置したスラツトコンベア20上に自動車9
のタイヤ91を載置し、これを該コンベヤ20に
て搬送しつつ、該自動車9の下方のピツト71内
に、サポート5によつて固定的に配置された塗装
ガン10を用いて行なつていた。
しかし、かかる従来の塗装装置は、塗装必要部
位(図の場合は床裏面)のみに過不足なく塗装を
施すことが困難であつた。その理由は、以下の諸
点に求められる。
第1に、コンベア20の凹部の幅はタイヤ91
の幅よりも若干大きい。このため、タイヤ91が
コンベア20の凹部上の何処に位置するかによつ
て、固定的に配置された塗装ガン10と、塗装必
要部位との相対的位置(図の横方向の相対的位
置)がずれるからである。なお、上記凹部の幅が
若干大きい理由は、コンベア20上への自動車9
の搭載時の作業性を考慮したものである。
第2に、自動車の車幅は、車種によつて若干異
なり、タイヤ幅は車種及び仕様によつて異なる。
このため、塗装必要部位に対する塗装ガン10の
設置部位は車種によつて各異なるが、従来のよう
に塗装ガンが固定的に配置されている装置にあつ
ては、車種を考慮した塗装は困難であり、ずれを
生じ易い。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、かかる事情に鑑み案出されたもので
あり、塗装必要部位のみに過不足なく塗装を施し
得る装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段」 本考案は、車両の種類及びスラツトコンベア上
への車両の搭載位置に応じて、塗装ガンの位置を
変える塗装装置である。
第1図は、本考案の構成を概念的に示すブロツ
ク図である。
即ち本考案は、 塗装手段1(塗装ガン)と、 被塗装物9(車両)をその前後方向に搬送する
搬送手段2(スラツトコンベア)と、 検出体と、検出体を搬送手段2の搬送方向と直
交し被塗装物9のタイヤに近接する方向及び遠ざ
かる方向へ駆動する検出体駆動装置とを含み、検
出体がタイヤに当接したときの基本位置からの検
出体の変位量に関連した信号を出力する検出部3
と、 被塗装物9の車幅と、搬送手段2に載置された
被塗装物9のタイヤ幅と、検出部3からの信号と
が入力され、塗装手段1の配置位置を算出する演
算部4と、 塗装手段1を保持する保持部と、保持部を検出
部3の駆動方向と略平行に駆動する塗装ガン駆動
装置とを含み、演算部4で算出された配置位置情
報に基づき塗装手段1の位置決めを行なう位置決
め部材5と、 搬送手段2の駆動に同期して塗装手段1を駆動
する塗装制御部6と、 を有することを特徴とする塗装装置である。
演算部4及び塗装制御部6は、アナログ的電子
回路によつて構成しても良く、あるいは、デイジ
タルコンピユータを用いて構成しても良い。演算
部4は、検出部3に同期して作動される。また、
塗装制御部6による塗装手段1の駆動は、搬送手
段2に同期させる。
位置決め部材5は、塗装手段1を可動的に支持
し、演算部4からの信号に応じて、塗装手段1の
位置を可変させる。
[作用] スラツトコンベア(搬送手段2)によつて車両
(被塗装物9)が塗装位置に到達すると、検出体
駆動装置により検出体がタイヤに近接する方向へ
駆動され、検出体がタイヤに当接したときの基体
位置からの検出体の変位量に関連した信号が検出
部3から出力される。
検出部3からの出力値と、予め入力された車幅
及びタイヤ幅に関する情報とに基づき、演算部4
は、塗装ガン(塗装手段1)の配置位置を決定す
る。すると位置決め部材5では、演算部4で算出
された配置位置情報に基づいて塗装ガン駆動装置
が駆動され、塗装ガン(塗装手段1)の位置決め
を行なう。
位置決め後、塗装制御部6は、スラツトコンベ
ア(搬送手段2)に同期して塗装ガン(塗装手段
1)を駆動し、正しい位置での塗装が行われる。
[実施例] 以下、本考案を具体的な実施例に基づいて詳し
く説明する。
第2図は、本実施例の全体的構成図である。
即ち本実施例は、スラツトコンベア20によつ
て搬送されつつある自動車9の床裏面に、下方か
ら塗装ガン10を用いて防錆塗装を施す場合であ
り、前記物理量の検出は、ロータリーエンコーダ
を有する機械的接触センサ3によつて行なう場合
である。
第3図は、検出部3の構成の詳細を、第4図
は、位置決め部材5の構成の詳細をそれぞれ説明
する図である。また第5図は、スラツトコンベア
20へのタイヤ91aの搭載位置による前記変位
量の差を説明する図である。
第3図に示すように、検出部3は、先端部にボ
ールを有する検出体31と、該検出体31をロツ
ド34を介して支持しつつ前進(右方向)及び後
退(左方向)させるエアシリンダ32と、該ロツ
ド34の基本位置からの移動量を電気的信号とし
て検出するロータリーエンコーダ38とを主たる
構成要素とする。ロツド34にはステー35を介
してドツグ351が固着され、該ドツグ351に
よつてリミツトスイツチ36,37のオン−オフ
が支配される。一方、エアシリンダ32の両端部
はエア供給口321,322を有し、該エア供給
口321,322を介するエアの給排気によつて
前記前進及び後退が支配される。また、エアシリ
ンダ32はブレーキ33を有し、該ブレーキ33
のオン−オフは、エア供給口331を介するエア
の給排気によつて支配される。
第4図に示すように、位置決め部材5は、塗装
ガン10を支持するガンサポート591と、該ガ
ンサポート591を支持する固着板51と、該固
着板51をロツド54を介して前進及び後退させ
るエアシリンダ52と、該ロツド54の基本位置
からの移動量を電気的信号として検出するロータ
リーエンコーダ58とを主たる構成要素とする。
ロツド54にはステー55を介してドツグ551
が固着され、該ドツグ551によつてリミツトス
イツチ56,57のオン−オフが支配される。一
方、エアシリンダ52の両端部はエア供給口52
1,522を有し、該エア供給口521,522
を介するエアの給排気によつて前記前進及び後退
が支配される。また、エアシリンダ52はブレー
キ53を有し、該ブレーキ53のオン−オフは、
エア供給口531を介するエアの給排気によつて
支配される。
第6図は、本実施例装置の全体的作動を説明す
るフローチヤートである。また、第7図は、検出
部3の作動を説明するフローチヤートであり、第
8図は、位置決め部材5の作動を説明するフロー
チヤートである。
以下、本実施例装置の作動説明をする。
まず、自動車9のタイヤ91をスラツトコンベ
ア20の凹部に搭載し、搬送を開始する(ステツ
プ102)。
自動車が所定位置に達すると、第1リミツトス
イツチ39がオンし、パルスカウント又は計時が
開始される。また制御盤4,6のCPUは、自動
車9の車幅及びタイヤ幅を記憶する(ステツプ1
04)。
前記計時開始所定時間経過後に(設定カウント
にて)、スラツトコンベア20により、検出部3
の位置に搬送されてきた自動車9のタイヤ91を
検出部3が作動し、変位量を検出する(ステツプ
106)。
即ち、まず、エア供給口331からエアが供給
されてブレーキ33が解除される(ステツプ20
2)。
該ブレーキ33解除後、エア供給口321より
エアが供給され、エアシリンダ32のピストンは
前進(右方へ変位)する。これに伴い、ロツド3
4、検出体31も前進する。ロツド34の前進に
より、ドツグ351はリミツトスイツチ36から
離脱(リミツトスイツチ36オフ)し、所定の基
本位置に達するとリミツトスイツチ37をオンす
る。該リミツトスイツチ37のオンにより、ロー
タリーエンコーダ38は、ロツド34の移動距離
に対応するパルスの演算部4への出力を開始し、
検出体31の先端部がタイヤ91に当接して停止
すると、該パルス出力は停止される。なお本実施
例では原位置用リミツトスイツチ36、及びロー
タリーエンコーダのパルススタート用リミツトス
イツチ37を別個に用いているが、これは1つの
リミツトスイツチによつて兼用することもでき
る。リミツトスイツチ56,57についても同様
である。演算部4は入力されたパルス数より基本
位置からの移動距離を算出する(ステツプ20
4)。
該移動距離、及び前記入力されている車幅及び
タイヤ幅に基づき、演算部4は、塗装ガン10の
配置位置を算出する(ステツプ206,108)。
検出体31の停止後、エア供給口322よりエ
アが供給され、エアシリンダのピストンは後退す
る。これに伴いロツド34、したがつてドツグ3
51が後退してリミツトスイツチ36をオンし、
原位置復帰(ステツプ208)の信号がCPUに
出力されると、ブレーキ33が再び作動する(ス
テツプ210)。
検出体31の原位置復帰後、位置決め部材5に
より、塗装ガン10の位置決め及び塗装が行なわ
れる(ステツプ110)。
即ち、ブレーキ53の解除(ステツプ302)、
ガンサポート591の前進((ステツプ304)、
該前進後、所定位置での停止、及びブレーキ53
の作動(ステツプ306)、塗装(ステツプ30
8)、該塗装後のブレーキ53の解除、ガンサポ
ート591の後退、原位置復帰(ステツプ31
0)、ブレーキ53の作動(ステツプ312,1
12)が行なわれる。なお、上記において、前進
及び後退の機構は、原則として前記検出部3のエ
アシリンダと同様である。異なる点は、前進距離
がロータリーエンコーダ58によつてモニターさ
れ、演算部4によつて算出された所定値に達する
と、停止信号が該演算部4より出力され、エア供
給口521を介するエアの供給が停止されるとと
もに、ブレーキ53が作動する点である。また、
塗装は、前記第1リミツトスイツチ39の投入に
よつて計時が開始されている塗装制御部6のカウ
ンタによつて、スラツトコンベア20の搬送に同
期して行なわれる。
その後、自動車をスラツトコンベア20から取
り出す(ステツプ112)。
以上のようにして本実施例装置による塗装が行
なわれる。
本実施例装置によると、車幅、タイヤ幅、ある
いは搭載状態の差異による横方向のずれ(第5図
“D”)は、検出部3によつて検出され、該“D”
に応じて塗装ガンの位置決めが成される。また、
塗装の開始、終了、及び所定の部位での吹付け、
停止は、スラツトコンベアに同期して制御され
る。
したがつて、本実施例装置を用いると、塗装必
要部位のみに過不足なく塗装を施すことができ
る。
[効果] 以上要するに本考案は、被塗装物の大きさ及び
搬送手段上への搭載位置に関する情報を入力し、
該情報より塗装手段の配置位置を演算し、その結
果に応じて、塗装手段の位置を変えて塗装を施す
塗装装置である。
実施例に詳述したところからも明らかなよう
に、本考案の装置では、被塗装物の種類、大き
さ、及び搬送手段への搭載状態に応じて、塗装手
段が常に最適な位置に配置される。このため、塗
装必要部位のみに過不足なく塗装を施すことがで
きる。
したがつて本考案の装置は、自動車用防錆塗料
の塗装装置等として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の構成を概念的に示すブロツ
ク図である。第2図は、本考案の実施例の全体的
構成図である。第3図は、検出部3の構成の詳細
を、第4図は、位置決め部材5の構成の詳細をそ
れぞれ説明する図である。また第5図は、スラツ
トコンベア20へのタイヤ91aの搭載位置によ
る前記変位量の差を説明する図である。第6図
は、本実施例装置の全体的作動を説明するフロー
チヤートである。また、第7図は、検出部3の作
動を説明するフローチヤートであり、第8図は、
位置決め部材5の作動を説明するフローチヤート
である。第9図は、従来の塗装装置の一例である
防錆塗料の塗装装置を示す図である。 1……塗装手段、2……搬送手段、3……検出
部、4……演算部、5……位置決め部材、6……
塗装制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 塗装ガンと、 被塗装物である車両を該車両の前後方向に搬送
    するスラツトコンベアと、 検出体と、該検出体を前記スラツトコンベアの
    搬送方向と直交し前記車両のタイヤに近接する方
    向及び遠ざかる方向へ駆動する検出体駆動装置と
    を含み、該検出体が該タイヤに当接したときの基
    体位置からの該検出体の変位量に関連した信号を
    出力する検出部と、 前記車両の車幅と、前記スラツトコンベアの凹
    部に載置された該車両のタイヤ幅と、前記検出部
    からの信号とが入力され、前記塗装ガンの配置位
    置を算出する演算部と、 前記塗装ガンを保持する保持部と、該保持部を
    前記検出部の駆動方向と略平行に駆動する塗装ガ
    ン駆動装置とを含み、前記演算部で算出された配
    置位置情報に基づき該塗装ガンの位置決めを行な
    う位置決め部材と、 前記スラツトコンベアの駆動に同期して前記塗
    装ガンを駆動する塗装制御部と、 を有することを特徴とする塗装装置。
JP1985086467U 1985-06-07 1985-06-07 Expired JPH0344305Y2 (ja)

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JPS61204671U JPS61204671U (ja) 1986-12-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527082A (en) * 1978-08-17 1980-02-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd Servo device for coating apparatus

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