JP2727900B2 - マスキング装置 - Google Patents

マスキング装置

Info

Publication number
JP2727900B2
JP2727900B2 JP4349262A JP34926292A JP2727900B2 JP 2727900 B2 JP2727900 B2 JP 2727900B2 JP 4349262 A JP4349262 A JP 4349262A JP 34926292 A JP34926292 A JP 34926292A JP 2727900 B2 JP2727900 B2 JP 2727900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
arm
unit
main body
transfer path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4349262A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06198230A (ja
Inventor
正純 目黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP4349262A priority Critical patent/JP2727900B2/ja
Publication of JPH06198230A publication Critical patent/JPH06198230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2727900B2 publication Critical patent/JP2727900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両へのワックス塗装
時に使用され、ワックスから車両のガラス部を保護する
マスキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の塗装工程では、前処理、下塗
りで防錆をし、中塗りで仕上が外観等の表面調整をし、
上塗りで塗装膜の耐久性とさらなる表面調整がなされて
おり、装膜の厚さは100μ程度となっている。塗装が
終わった車両は、艤装ラインに搬送されて各部品が組付
けられ、組上がった車両は検査ラインで種々の検査が行
なわれた後、輸送途中における車体の防錆や塗装面の保
護のために、ワックスを塗装されてオフラインされる。
【0003】オフラインされた車両を船などで輸送する
ときは、出荷車両をドライバーが運転して積み込むので
あるが、この時の視界確保の為に塗布されたワックスの
ガラス面への付着を防止したなればならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ガラス部であ
るフロントガラスへ包囲作業(マスキング)が、ワック
ス塗装前に行なわれていて視界確保がなされているので
あるが、このマスキングには複数の作業者が必要であ
る。
【0005】また、近年の無人化、自動化という流れの
中にあっては、塗装ライン等の作業環境の良くない場所
においても自動化ということが要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の車両に
用いられるガラス部を包囲するマスキング装置は、上記
車両の移送路に沿って摺動自在に配設された本体と、上
記本体に摺動自在に設けられた基板に回転自在に支持さ
れ、上記車両が所定部位に到達すると上記移送路上に回
動して上記車両と係合する同期アームと、上記同期アー
ムを回動させる第1回動手段とが設けられたアームユニ
ットと、上記本体に対して回転自在に支持されていて上
記車両が所定部位に到達すると上記移送路上に位置して
上記ガラス部と係合する包囲部と、上記包囲部を回動さ
せる第2回動手段とが設けられたカバーユニットと、上
記アームユニットを摺動させて上記同期アームの回動中
心と包囲部の回動中心との間隔を調整するユニット可動
手段と、上記カバーユニットを昇降させて上記包囲部の
高さを調整する昇降手段と、上記車両の種類を判別して
その種類に応じて上記ユニット可動手段と昇降手段とを
作動させる車種識別手段と、上記車両の所定部位を検出
する位置検知手段と、上記本体を初期位置に態位させる
退却手段とを具備する。
【0007】
【作用】移送路を移動する車両が車種識別手段によって
その車種が判別されると、その車両情報に応じてユニッ
ト可動手段と昇降手段が可動して、同期アームの回動中
心と包囲部の回動中心の間隔を調整すると共に、上記包
囲部の高さが調整される。つぎに、位置検知手段によっ
て車両の位置が検知されると、第1回動手段及び第2回
動手段が作動して、同期アームと包囲部が移送路上に回
動位置され、移動する車両に同期アームが係合すると共
に、そのガラス部に包囲部が当接される。同期アームが
車両と係合すると、マスキング装置が車両と同期してそ
の進行方向移動する。
【0008】
【実施例】本発明のマスキング装置を図示の実施例を用
いて説明する。図1,2において、符号1は、本発明の
マスキング装置を示す。このマスキング装置は、本体
2,アームユニット3、カバーユニット4等から主に構
成されていて、ワックス塗装エリア5(以下、「エリア
5」と記す)内の移送路6に並設されている。移送路6
内には、エリア5の設けられる施設内に敷設された一対
のコンベア7が通っていて、車両8を一定の速度で矢印
X方向に移送している。エリア5内には、図示を省略し
たが、乳白色のワックスを噴射するスプレーガンが複数
配設されていて、エリア5内を移動する車両8にワック
スを塗装する。ワックスの塗装は、コンピュータの制御
機器等で自動制御されており、塗装終了時に図示しない
制御機から終了信号を発する。
【0009】エリア5の入口側に位置する移送路6内に
は、位置検出手段として位置検知センサ9が配設されて
おり、この位置検知センサ9よりも上流側にある移送路
6の近傍には、車種識別手段10が配設されている。
【0010】位置検知センサ9は、移送路6を移動する
車両8の位置を検出してその検出信号を発し、後述する
同期アームとマスキングカバーを回動させる。車種識別
手段10は、エリア5に搬送それる車両8の車種をその
シルエット等から判別するもので、その判別結果を車種
識別信号として発して後述する昇降手段とユニット可動
手段を作動させる。
【0011】本体2の底部2aには、回転自在に支持さ
れた一対の車輪11と、図2に示す移送路6に沿って配
設される案内レール12と係合する案内脚13が設けら
れていて、案内レール12に沿って摺動自在となってい
る。
【0012】本体2の内部には、アームユニット3と、
このユニット3を移動させるユニット可動手段としての
アクチュエータ14が設けられている。アクチュエータ
14は、ピストン機構であって、その筒部14が底部2
aに固定され、可動ロッド14aの一端がアームユニッ
ト3にピン結合されている。
【0013】アームユニット3は、回転自在に支持され
たコロ15が固定される基板16、車両8のタイヤ8A
と係合する同期アーム17、同期アーム17を回動させ
る第1回動手段18から構成されていて、本体2内部に
設けられるガイド19に沿って摺動自在となっている。
【0014】同期アーム17は、丸棒鋼材をクランク状
に曲げたものであって、その基端17aが基板16に固
定された支持軸20に回転自在に支持されている。支持
軸20には、同期アーム17と一体的に回転するレバー
21が回転自在に支持されている。レバー21の自由端
21aには、ピストン機構からなるアクチュエータ22
の可動ロッド22aがピン結合されている。
【0015】すなわち、同期アーム17は、支持軸17
の回転中心線L回りに回動して、図2に実線で示す移送
路6からの退却位置と2点鎖線で示す侵入位置をとる。
同期アーム17の回動範囲は、可動ロッド22aのスト
ロークによって決められており、同期アーム17が退却
位置から移送路6に直交するまでのストローク量とされ
ている。アクチュエータ22は、位置検知センサー9か
らの検知信号によって制御される。
【0016】カバーユニット4は、本体2の上方に配設
されていて、車両8のガラス部であるフロントガラス8
Bを包囲する包囲部であるマスキングカバー23、マス
キングカバー23を回動させる第2回動手段24、一対
のガイドレール25及び昇降手段であるアクチュエータ
26とを備える。
【0017】ガイドレール25は、本体2の上面2bに
立設されていて、ユニット4の基体4aに固定される複
数の案内コロ27と係合しており、ユニット4を矢印Y
方向に摺動自在に支持している。アクチュエータ26は
ピストン機構からなっていて、その筒部26Aが基体4
aに固定されていて、可動ロッド26Bの先端が本体上
面2bに固定されている。
【0018】アクチュエータ26は、車種識別手段10
からの判別信号によってその作動が制御されている。例
えば、車種がワンボックスタイプであると、ユニット4
を図1において上方に可動させ、セダンタイプ等である
とユニット4を下方に移動させるように制御する。
【0019】マスキングカバー23は、弾性を有する枠
体23aにワックス等で溶解しないシート材23bを披
着したものであって、フロントガラス8Bより小ちい面
積とされている。
【0020】枠体23aには、ユニット底部4aに固定
された支持軸28に回転自在に支持されたアーム29
が、枠体をフロントガラス8Bと同方向に傾斜するよう
に固定している。支持軸28には、アーム29とその一
端が連結固定され、他端がピストン機構からなるアクチ
ュエータ30の可動ロッド30aとピン結合するレバー
31が回転自在に支持されている。つまり、マスキング
カバー23は、支持軸28の回動中心線L1回りに回動
され、同期アーム17同様、図2に示すように移送路6
に対して実線で示す退却位置と2点鎖線で示す侵入位置
とをとる。
【0021】マスキングカバー23の回動範囲は、同期
アーム17同様、その回動手段であるアクチュエータ3
0の可動ロッド30aのストロークによって決められて
おり、マスキングカバー23が退却位置から移送路6に
直交するまでのストローク量とされている。
【0022】ここで、ユニット可動手段としてのアクチ
ュエータ14は、車種識別手段10からの車種信号によ
ってその作動が制御される。例えば、車種がワンボック
スタイプ等のようにタイヤ8Aよりもフロントガラス8
Bが後方に位置する場合、同期アーム13の回転中心と
マスキングカバー23の回転中心との間隔Wを縮め、セ
ダンタイプ等の場合、間隔Wを図1に示すような態位と
する。
【0023】また、エリア5の入口側に位置する移送路
6の近傍には、退却手段としてのアクチュエータ32が
配設されている。このアクチュエータ32はピストン機
構であって、その筒部32aがコンベア7が敷設される
フロアに固定されている。筒部32aには、可動ロッド
32bが摺動自在に設けられていて、この可動ロッド3
2bの先端は、本体2の側板2cに固定されている。
【0024】アクチュエータ32は、本体2が矢印X方
向に移動するときに、その移動方向にフリーの状態で摺
動し、図示しない制御手段から終了信号が発すると強制
的に本体2を図1に示す初期位置へと引き戻すように制
御される。なお、各アクチュエータ14,22,26,
30,32には、制御手段の制御下に置かれるエア配管
が接続されており、各アクチュエータは、エア配管内を
通るエアによって駆動される。
【0025】このように構成されたマスキング装置1に
よると、移送路6を移動する車両8が図1に示すように
車種識別手段10に係ると、その車種が判別されて車種
識別信号が発せられる。すると、その車種識別信号に応
じてアクチュエータ14,26が作動して、アームユニ
ット3を摺動させて同期アーム17とマスキングカバー
23aの間隔Wと共に、カバーユニット4を動かしてマ
スキングカバー23aの高さが車種に応じて調整され
る。
【0026】車両8が矢印X方向に進んで図2に示すよ
うに位置検知センサー9に係ると、センサーから検出信
号が発せられてアクチュエータ22,30が作動し、同
期アーム17とマスキングカバー23aが支持軸20,
28を中心に回動する。そして、同期アーム17及びマ
スキングカバー23aが、その退却位置から侵入位置ま
で回動されて移送路6上に位置する。
【0027】さらに車両8が進むと、図3に示すよう
に、同期アーム17がタイヤ8Aの前方側と係合すると
共に、フロントガラス8Bにマスキングカバー23aが
当接される。タイヤ8Aと同期アーム17が係合する
と、車両8の移動方向即ち矢印X方向に同期アーム17
が押されることになり、装置1全体が車両8と同期して
移動し、スプレーガンによってワックスが塗装される。
この時、フロントガラス8Bは、マスキングカバー23
aによってその大半が包囲されるので、ワックスの付着
を免れる。
【0028】ワックス塗装が終了すると、制御装置から
の終了信号が発せられ、アクチュエータ22,30が作
動すると、図4に示すように同期アーム17とマスキン
グカバー23aが退却位置まで回動する。
【0029】同期アーム17とマスキングカバー23a
が退却すると、アクチュエータ32が作動して本体2を
強制的に図4に実線で示す移動位置から二点鎖線で示す
初期位置へと強制的に引き戻される。
【0030】マスキングカバー23aが取り除かれたフ
ロントガラス8Bには、図4に示すように、カバー形状
のワックス未付着部分8Cが残り、運転時のドライバー
の視野が確保される。その後、車両8は、コンベア7に
よって移送路6を矢印方向に移送されてラインオフされ
る。
【0031】このようなマスキング装置1をエリア5内
に配置したので、ワックス塗装時におけるフロトンガラ
ス8Bへのマスキングを自動的に行なうことが可能とな
る。また、同期アーム17とマスキングカバー23aの
回転中心の間隔Wを調整できるので、車種の異なる車両
8が移送される混合ラインに対応することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ワックス塗装時におけ
るガラス部へのマスキングを自動的に行なうことができ
るので、マスキング作業者の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるマスキング装置の構成
を示す概略平面図である。
【図2】本発明の一実施例であるマスキング装置の概略
側面図である。
【図3】図1に示すマスキング装置の作動状態を示す概
略平面図である。
【図4】図1に示すマスキング装置の動作終了状態を示
す概略平面図である。
【符号の説明】
1 マスキング装置 2 本体 3 アームユニット 4 カバーユニット 6 移送路 8 車両 8B ガラス部(フロントガラス) 9 位置検知手段 10 車種識別手段 14 ユニット可動手段 16 基板 17 同期アーム 18 第1回動手段 23 包囲部 24 第2回動手段 26 昇降手段 32 退却手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に形成されるガラス部を包囲するマス
    キング装置であって、 上記車両の移送路に沿って摺動自在に配設された本体
    と、 上記本体に摺動自在に設けられた基板に回転自在に支持
    され、上記車両が所定部位に到達すると上記移送路上に
    回動して上記車両と係合する同期アームと、上記同期ア
    ームを回動させる第1回動手段とが設けられたアームユ
    ニットと、 上記本体に対して回転自在に支持されていて上記車両が
    所定部位に到達すると上記移送路上に位置して上記ガラ
    ス部と係合する包囲部と、上記包囲部を回動させる第2
    回動手段とが設けられたカバーユニットと、 上記アームユニットを摺動させて上記同期アームの回動
    中心と包囲部の回動中心との間隔を調整するユニット可
    動手段と、 上記カバーユニットを昇降させて上記包囲部の高さを調
    整する昇降手段と、 上記車両の種類を判別してその種類に応じて上記ユニッ
    ト可動手段と昇降手段とを作動させる車種識別手段と、 上記車両の所定部位を検出する位置検知手段と、 上記本体を初期位置に態位させる退却手段とを具備する
    マスキング装置。
JP4349262A 1992-12-28 1992-12-28 マスキング装置 Expired - Fee Related JP2727900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4349262A JP2727900B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 マスキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4349262A JP2727900B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 マスキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06198230A JPH06198230A (ja) 1994-07-19
JP2727900B2 true JP2727900B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=18402582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4349262A Expired - Fee Related JP2727900B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 マスキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2727900B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06198230A (ja) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2246965A (en) Coating method and apparatus
JP2565634B2 (ja) 建物外壁の自動塗装方法
JP3172287B2 (ja) 塗膜欠陥検出装置
CA1340300C (en) Method for painting vehicle body
JP2727900B2 (ja) マスキング装置
JPH0872764A (ja) 生産ライン制御装置
KR19980037982A (ko) 패널 내면의 금속막 두께 측정방법
JP2836931B2 (ja) ロボットシステム
JPS6231987B2 (ja)
JP3361671B2 (ja) コーティング材料をスプレイするための方法及び装置
JP2013100180A (ja) 搬送処理装置
JPH0323324Y2 (ja)
JPH04371252A (ja) 塗装機システム
JPH0344305Y2 (ja)
CN101023340B (zh) 检查机动车车身零件喷涂的方法和装置
US20210187533A1 (en) Fluid dispensing and curing system
JPS5973077A (ja) 自動塗装装置
JP3063789B2 (ja) 工業用ロボット
JPS62234565A (ja) 塗装装置
JPS6358146B2 (ja)
JPH0433976Y2 (ja)
JPH052758U (ja) ボデーの塗装装置
JPH04225860A (ja) 塗装装置
JPS6313811Y2 (ja)
JPH0455750B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971111

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees