JPH0343873Y2 - - Google Patents

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JPH0343873Y2
JPH0343873Y2 JP5965685U JP5965685U JPH0343873Y2 JP H0343873 Y2 JPH0343873 Y2 JP H0343873Y2 JP 5965685 U JP5965685 U JP 5965685U JP 5965685 U JP5965685 U JP 5965685U JP H0343873 Y2 JPH0343873 Y2 JP H0343873Y2
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reinforcing beam
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【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ この考案は、合成樹脂板に補強梁を組合わせた
リアパーセルに関する。
≪考案の概要≫ 補強梁の端部開口にエンドキヤツプを嵌合する
とともに、該エンドキヤツプの本体側当接端に樹
脂の廻り込み防止用の庇を介在した。庇により、
補強梁の端部とエンドキヤツプの接合端に本体側
樹脂が侵入固着することを防止し、樹脂収縮に伴
うエンドキヤツプの補強梁に対するスライドを可
能とした。
≪従来の技術≫ 第3図に従来の複合樹脂製リアパーセルの補強
樹脂構造を示す。
図におけるリアパーセルは、木粉等を混合した
ポリプロピレン複合樹脂板からなる本体1の裏面
に、長尺状の補強梁2を配置し、該補強梁2を本
体1と同一組成の樹脂からなる被覆体3で覆い、
被覆体3の周囲を本体1に一体化している。
補強梁2は鋼板製の矩形状パイプであり、その
端部には合成樹脂製のエンドキヤツプ4が嵌合さ
れている。
以上の構成のリアパーセルは、コールドプレス
成形型上で、前記本体1を構成する半溶融状の複
合樹脂板の所定位置に補強梁2および被覆体3を
構成する半溶融状の複合樹脂板を設置し、成形型
を閉じることによつて、プレス圧で一体化した状
態に成形される。
≪考案が解決しようとする問題点≫ 補強梁2の端部は、同図aの如く被覆体3によ
つて閉じられる。本体1および被覆体3はプレス
成形中あるいは成形後の冷却によつて、矢印に示
す補強梁2の長さ方向に沿つて樹脂収縮する。こ
の応力が補強梁2に及ぼすことを防止するため、
エンドキヤツプ4を補強梁2内にスライドさせる
ようになついる。
しかし、実際には同図bの如く、エンドキヤツ
プ4の部分にプレス圧により樹脂の余肉aが入り
込み、エンドキヤツプ4の動きを阻止する。収縮
樹脂が補強梁2との間で相対的滑りを生じている
場合には補強梁2は剛体として作用し、樹脂収縮
によつては本体1に反りなどの変形を起さない。
しかし、エンドキヤツプ4の動きが阻止される
と、補強梁2は両端が閉じられ、収縮応力により
湾曲したり端部を突き破つてしまい、製品歩留り
の低下原因となる。
≪問題点を解決するための手段≫ この考案は、以上の問題点を解決するためにな
されたもので、エンドキヤツプに庇を固定し、該
庇が少なくとも前記補強梁および前記エンドキヤ
ツプの端部を囲む上面板、側面板および端面板か
ら構成したことを特徴とする。
≪作用≫ エンドキヤツプに固定した庇が補強梁およびエ
ンドキヤツプの端部を囲む上面板、側面板および
端面板を有することから、プレス成形時の樹脂の
余肉がエンドキヤツプと補強梁間に廻り込むこと
がなく、樹脂収縮に伴うエンドキヤツプの補強梁
に対するスライドが可能となる。
≪実施例≫ 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図はこの考案に係る補強梁の端部を示す分
解斜視図、第2図は同補強梁を用いたリアパーセ
ルの補強構造を示す部分断面図である。
図において、10は鋼板製の断面矩形状をなす
補強梁、12は補強梁10の端部開口に嵌合する
合成樹脂製エンドキヤツプ、14はエンドキヤツ
プ12に固定される庇である。
エンドキヤツプ12は蓋12Aと、蓋12Aの
後部に一体に設けられた嵌合筒部12Bとからな
つている。嵌合筒部12Bは段差12Cが形成さ
れ、補強梁10に対する嵌合位置をこの段差12
Cにより規制している。つまりプレス成形時には
プレス圧力により、嵌合筒部12Bが補強梁10
内に入り込んでしまい易いが、段差12Cの存在
により移動する規制するようになつている。
庇14は鋼板等のプレス成形体からなるもの
で、補強梁10およびエンドキヤツプ12の端部
を囲う上面板14A,側面板14Bおよび端面板
14Cと、上面板14Aの先端に延設された庇部
14Dとからなつている。
側面板14Bおよび端面板14Cには夫々一対
の係止用切欠14E,14Fが形成されている。
各切欠14E,14Fに対応してエンドキヤツ
プ12の蓋12Aの端面および側部には夫々一方
向に傾斜した係止爪12A−1,12A−2が突
設され、図に示す状態から庇14を蓋12Aに嵌
め込むと各係止爪12A−1,12A−2に切欠
14E,14Fが弾発的に嵌合し、抜け止めされ
る。
以上の構成の補強梁10は、第2図の如く本体
20を構成する樹脂板と被覆体22を構成する樹
脂板間で覆われた状態で一体にプレス成形され
る。そして、庇14の上面板14Aは、エンドキ
ヤツプ12の蓋12Aと段差12Cとに挟まれた
部位に本体20を構成する樹脂板が侵入するのを
防止している。また、両側面板14Bは、エンド
キヤツプ12の側面部に、本体20を構成する樹
脂板が侵入するのを防止している。端面板14C
はエンドキヤツプ12の先端部に本体20を構成
する樹脂板が侵入するのを防止している。更に、
庇部14Dは、前記端面板14Cとエンドキヤツ
プ12の蓋12Aとの接合部(第1図においてエ
ンドキヤツプ12の先端下部の庇14の端面板1
4Cとの間に形成される〓間部)に本体20を構
成する樹脂板が侵入するのを防止している。した
がつて、端面板14Cとエンドキヤツプ12の蓋
12Aとの接合部に〓間がなければ、庇部14D
は必ずしも必要としない。
なお、被覆体22はエンドキヤツプ12まで覆
うものでなく、補強梁10の端部ぎりぎりに止ま
つている。したがつて、被覆体22の樹脂収縮は
本実施例では問題とはならない。
そして、被覆体22に替えて、本体20の表面
に同時に積層成形されるカーペツト24の端部を
裏面に廻してエンドキヤツプ12の部分でテント
状に張り込むことにより端部露出部分を目隠しし
ている。
また、本体20を構成する樹脂はプレス成形時
にエンドキヤツプ12とカーペツト24間に形成
された隙間に入り込もうとするが、これは庇14
の上面板14Aから突出する庇部14Dにより阻
止され、エンドキヤツプ12に対する樹脂の直接
の付着がない。
よつて、本体20および被覆体22を構成する
樹脂は冷却による樹脂収縮によつて、補強梁10
の長さ方向に相対的な滑りを生ずるため、得られ
たリアパーセルには反りが生ずることがないもの
となる。
なお、以上の実施例は被覆体22に替えてカー
ペツト24により補強梁10の端部を覆うように
したが、被覆体で端部を覆う構成とした場合には
エンドキヤツプの被覆体との接合端にも庇部を設
けることが必要である。
≪効果≫ 以上実施例で説明したように、この考案では、
プレス成形時において、リアパーセルの本体また
は被覆体を構成する樹脂がエンドキヤツプに付着
することがないため、その後の樹脂収縮による反
りや補強梁端部の突き破り現象がなく、製品歩留
りを向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る補強梁の端部を示す分
解斜視図、第2図は同補強梁を用いたリアパーセ
ルの補強構造を示す部分断面図、第3図は従来の
リアパーセルの補強構造を示し、図aは理想的状
態を示す部分断面図、図bは実際の状態を示す部
分断面図である。 10……補強梁、12……エンドキヤツプ、1
4……庇、14A……上面板、14B……側面
板、14C……端面板、20……本体、22……
被覆体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体を構成する半溶融状の合成樹脂板と、被覆
    体を構成する半溶融状の合成樹脂板間に、端部開
    口にエンドキヤツプを嵌合した長尺状の補強梁を
    配置し、コールドプレス成形により補強梁を合成
    樹脂板間で覆つた状態に一体化した自動車用リア
    パーセルであつて、前記エンドキヤツプに庇を固
    定し、該庇が少なくとも前記補強梁および前記エ
    ンドキヤツプの端部を囲む上面板、側面板および
    端面板から構成したことを特徴とする自動車用リ
    アパーセル。
JP5965685U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0343873Y2 (ja)

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JP5965685U JPH0343873Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JP5965685U JPH0343873Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JPS61176042U JPS61176042U (ja) 1986-11-01
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