JPH043115Y2 - - Google Patents

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JPH043115Y2
JPH043115Y2 JP1985073890U JP7389085U JPH043115Y2 JP H043115 Y2 JPH043115 Y2 JP H043115Y2 JP 1985073890 U JP1985073890 U JP 1985073890U JP 7389085 U JP7389085 U JP 7389085U JP H043115 Y2 JPH043115 Y2 JP H043115Y2
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gasket
glass
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アルミサツシ、合成樹脂サツシ及び
金属と合成樹脂との複合サツシ等の建築用サツシ
窓の障子パネルのガラスを、障子の框へ装着する
際に、ガラスの縁部と框との間へ嵌装する、水
密、気密保持用の合成樹脂材又は合成ゴム材で造
つた、金属サツシ等の寒冷地用ガスケツトに関す
る考案である。
(従来の技術) 本出願前、アルミサツシ等の窓のガラス障子に
使用するガスケツトに於て盗難防止用の窓枠パツ
キングには第5図に示す様に断面U字形ガスケツ
トの両側基部A部分を硬質或いは半硬質の合成樹
脂材又はゴム材で形成し、少くとも、ガラスの縁
部を押へる舌片部Bと連結部Cを含む他部を軟質
材で形成した考案が、例へば実開昭48−8937号公
開公報、実開昭57−205386号公開公報に開示さ
れ、亦、硬質合成樹脂から成るU形断面のパツキ
ング基材の全長に亙つて、パツキング基材の両側
壁の外側縁部に、軟質弾性材から成る密着片を連
続突設した考案が、例へば実開昭49−39460号公
報に開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 処が、第5図の構造の場合は、障子の框の凹部
へガスケツトを装着する際、ガスケツトの両側基
部Aが硬質或いは半硬質の合成樹脂材又はゴム材
であると、例へ連結部Cが軟質材であつても両側
基部Aに柔軟性が無い為、框の対向凸出フレーム
への嵌込が悪い他、U字形ガスケツトの嵌着部E
をガラスの周囲へ巻付け、框の凹部へ装着する
際、連結部Cが軟質であると其の装着前にガスケ
ツトの両側基部が軟質部を境にして外側へ傾いて
ガラスから外れ、嵌込作業を妨げる事に成る。
尚、一般に使用している軟質の塩化ビニール材の
みで成形したU字形ガスケツトは寒冷期にはガス
ケツトが硬く成り嵌込作業がしにくゝ成る他、経
年変化に依つてガスケツトが収縮し易く、亦、ガ
ラスへガスケツトを巻付けて装着する際に、ガス
ケツトを引張ると伸び易く、伸びた状態で施工し
た場合には、施工後収縮するので、ガスケツトの
突合せ部分に、隙間が生じ、そこから雨水や、風
や、塵埃が侵入して、水密性、気密性を損う事に
成る。亦実開昭57−205386号公報の場合は、下端
の連結片が、軟質の底部を構成し、硬質の固定部
が、その両側に併立しているので、外側へ固定部
が開き易く、その為上部の軟質の係止片へ、硬質
のパネル当接片を配備してガラスを挟着ける補助
部材が、必要に成る等の問題点が有り、亦、実公
昭49−39460号公報の場合は、文言としてU形断
面の硬質パツキング基材と称するものが、図面で
はU形とは程遠い浅い溝と四分の一円形断面の両
側部から成るガラス当接部を形成しているので、
この部分へ、ガラスの縁部を当てて軟質の密着片
によりサツシの凹部へ押込むと、硬質のパツキン
グ基体がサツシの凹部へ密嵌するので、嵌込まれ
たガラス等の板状壁には、殆自由度が無い上、軟
質の密着片とサツシとは単に圧接力によつて係止
している丈けの関係にあるので、板状壁の保持に
安定性を欠く等の問題点が有る。本考案の目的
は、寒冷地に於ける冬期でも素材が硬化せずに、
組立施工性に優れ、然も収縮率が低く、尚且、ガ
ラスの周縁へ巻付ける際の喰付きの良好な、金属
サツシ等の寒冷地用ガスケツトを提供する事にあ
る。
(課題を解決するための手段) 以下、本考案の構成を、図面に示した本考案の
実施例を参照して説明する。第1図に於て、Gは
塩化ビニール等の合成樹脂材料に、適宜の成分及
び量の可塑材を配合し、加熱熔融して加圧下で、
押出成型等の成型手段によつて、連続した長尺の
押出型材として造出するか、又は合成ゴム系の素
材を使用し、上記仝様の押出型材に造出したガス
ケツトで、押出成型に際し、硬質及び軟質の素材
を、別個の型から供給し、成型直後に両者を接合
して複合型材として造出したり、一方の型材に対
してモールドする事により複合型材にする。1は
ガスケツトGの左右一対の高弾性軟質側壁で、硬
度48([JIS K 6301の5]に規定するスプリング
式硬さ試験機による測定値、以下同様)程度の軟
質材を使用して、高い弾性と柔軟性を持たせ、双
方の高弾性軟質側壁1を併立させてある。1aは
その内側、1bはその外側、1cはその底部で、
上記併立する内側1aによつて、ガラス装着部D
を形成する。次に、2は上記高弾性軟質側壁1の
双方の内側1aの全体と、接合密着する、チヤン
ネル状の低弾性硬質連結体で、硬度80程度の半硬
質又は硬度90程度の硬質の合成樹脂材、合成ゴム
材によつて、厚さが2〜3mm程度の薄肉に造り、
その対向する低弾性硬質挟着片2aは、上記高弾
性軟質側壁1の、後記の舌片6の下縁に達する高
さで、内側1aの全体に接合密着し、その双方の
下縁を、厚さが2〜3mm程度の薄肉の低弾性硬質
連結片2bで連結する事によつて、内側1aに、
舌片6の下部から上記低弾性硬質連結片2bの上
面に達する、基底部3bの断面が角形の、深いガ
ラス挟着溝3aを、低弾性硬質連結体2によるチ
ヤンネル状の空間によつて、前記ガラス装着部D
の略全体に亙り形成する。4は上記の深いガラス
挟着溝3a側へ、斜め下向きに複数個、高弾性軟
質側壁1と一体に、成型の際造出した平行舌片、
5は上記一対の高弾性軟質側壁1の上部に形成し
た露出部で、ガスケツトGをサツシの框10へ嵌
込んだ後、ガラスとサツシとの間に少し傾斜した
細幅の帯状面として露出する。6は上記露出部5
の内側5aに突出させた舌片、7はアルミ合金等
の金属材料の押出型材を、組合せて組立てた、窓
の障子の框10の、後記のガスケツト装着凹溝1
1の入口両側の係止突条12を係止する、露出部
6の下縁の框係止段部、8は上記框係止段部7と
共に、框10の上記係止突条12を下方から支承
する係止条片である。次に第2図に於て、9はア
ルミサツシ、合成樹脂サツシ、及びアルミと合成
樹脂の複合サツシ等の、窓の戸障子に嵌込むパネ
ルのガラス、9aはその周縁の縁部である。次に
第3図に於て、10は上記サツシの窓の、戸障子
の上下及び左右の夫々の框、11は上記框10の
内側の周縁へ、成型の際、一帯に形成したガスケ
ツト装着凹溝、12は上記ガスケツト装着凹溝1
1の入口両側に、対向して通しで、一体に形成し
た係止突条である。次に第4図に示すものは、第
1図の実施例と異る態様の実施例であり、第1図
の対向する薄肉の低弾性硬質挟着片2aの高さ
を、双方の高弾性軟質側壁1の平行舌片4の下縁
に止め、必要に応じ突縁2cを設け、底部1cと
接合する事によつて、底部3bの断面が角形の、
低弾性硬質連結体2による浅いガラス縁挟着溝3
cを、前記ガラス装着部Dの下部に形成してある
事の他は、第1図の態様と同じである。
(作用) 上記の部分構造を具備する本考案の作用を説明
すると、第1図及び第4図の断面構造及び断面形
状の、連続した長尺の柔軟な押出材として造出し
た、塩化ビニール等の硬度及び弾性の異る複合合
成樹脂材の接合密着体から成るガスケツトGを、
アルミサツシ等の窓の戸障子のパネルのガラス9
の全周縁の和の長さに切断し、その一端のガラス
縁挟着溝3a又は3cを、ガラス9の縁部9aへ
宛行つて押込み、基底部3bを当接させ、順次、
縁部9aの全周にガスケツトGを巻付け、最後に
ガスケツトGの、双方の端部の端面を突合せ、
且、巻付けたガスケツトGが、部分的に伸びたり
弛んでいたり、又は縮んでいたり為ていない様
に、全長に亙つて良く均し、ガラス9の縁部9a
へ馴染ませて巻付ける。その際、本考案のガスケ
ツトGは、その基部の低弾性硬質連結体2が、半
硬質又は硬質の合成樹脂材等である為に、その長
手方向の両側に接合密着して併立した高弾性軟質
側壁1が、夫々外側へ倒掛る様な事態を引起す事
は無く、ガラス9の縁部9aの両側面を、高弾性
軟質側壁1の平行舌片4及び舌片6によつて、具
合良く支承し、挟着できる。即ち、ガラス縁挟着
溝3a又は3cの溝幅と、ガラス9の板厚との関
係を、適宜に選定し、ガラス9の縁部9aへ、ガ
スケツトGのガラス縁挟付溝3a又は3cを、そ
の基底部3bを当接する迄、嵌込む際、ガラス面
を高弾性軟質側壁1の平行舌片4で、多少圧着す
る程度に設定すれば、従来のガスケツトの様に、
軟質の側壁が外側に倒れ易く、巻付けたガスケツ
トが外れ、取付作業に支障を及ぼす事は無い。そ
して本考案では、高弾性軟質側壁1に接合密着さ
せた低弾性硬質弾性体2の、対向する双方の低弾
性硬質挟着片2aの、適度の硬さ及び弾性によつ
て、嵌込口に当たるガスケツトGの対向する露出
部5の隙間Cが、常に定間隔で確保され、亦、巻
付け後の縁部9aからの脱落を確実に防止でき
る。尚、第1図に示す低弾性硬質挟着片2aで
は、高弾性軟質側壁1の舌片6の下縁に達する高
さ迄、薄肉の低弾性硬質挟着片2aが配備してあ
るので、寒冷地でのガスケツトGの低温による硬
化及び収縮を防止して、家屋内外の温度差による
結露水の影響を排除する為、特に柔軟性の高い高
弾性軟質側壁1及びその平行舌片4、並びに露出
部5の舌片6を使用した場合、そのガラス9への
装着の際の取扱で有利である。但し、平行舌片4
の基部の肉厚が薄いので、成型及びガラス9への
嵌込みの際に、低弾性硬質挟着片2aを破損しな
い様注意が必要である。尚、寒冷度が比較的低い
場合には、第4図に示す前記平行舌片4の下縁に
止まる高さの低弾性硬質挟着片2aを使用して、
高弾性軟質側壁1の柔軟度を少し減らしたガスケ
ツトGにしても、実用上差支は無く、製造上も楽
に成る。そして、ガスケツトGを巻付けたガラス
9を、第3図に示す様に、框10のガスケツト装
着凹溝11へ嵌込み、同時にガスケツトGの露出
部5の下縁の框係止段部7及び係止条片8を、框
10の係止突条12へ係止する事によつて、框1
0へのガラス9の装着を終了するが、その際も、
高弾性軟質側壁1が硬度48程度の軟質な為、その
弾性によつて、比較的容易に変形するので、装着
が円滑に進められ、亦、装着後平行舌片4等によ
る水密、気密作用も充分であり、尚、基底部3b
が角(かど)の丸いU形でなく、角形なので、平
坦面が広く、多種類のガラス9の厚みの変化に対
応できる。亦、第1図の深いガラス縁挟着溝3a
のタイプは広い面積の重量のあるガラスに適し、
第4図の浅いガラス縁挟着溝3cのタイプは小形
で軽量のガラスに適しているとも言える。
(考案の効果) 上記の構造及び作用を具備する本考案のガスケ
ツトGは、低弾性硬質挟着片2aと低弾性硬質連
結片2bとの低弾性で硬質の機能により、ガラス
9の縁部9aへの巻付きが良く、且、巻付けた後
で外れず、框10への装着の際も高弾性軟質側壁
1の弾性的な変形により、寒冷地でも容易に実施
でき、低温による収縮も極めて少ない。そして、
低弾性硬質連結体2により、施工の際にガスケツ
トGを引張つても伸難いので、施工直後又は経年
変化による収縮が少なく、ガスケツトGの両端
の、突合せ箇処に隙間を生じ、水密性、気密性を
損う事が無い。亦、基底部3bが角形なので多種
のガラス厚に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のガスケツトの、一部
を横断面で示した斜視図、第2図は戸障子のガラ
スの縁部へ、本考案のガスケツトを装着した状態
の横断面図、第3図は第2図の状態のガラスを、
戸障子の框へ嵌込んだ状態を示す要部の横断面
図、第4図は第1図と異る態様の本考案実施例の
ガスケツトの横断面図、第5図は従来例のガスケ
ツトの一例の横断面図である。 図の主要な部分を表す符号の説明、G……ガス
ケツト、1……高弾性軟質側壁、2……低弾性硬
質連結体、2a……低弾性硬質挟着片、2b……
低弾性硬質連結片、C……隙間、D……ガラス装
着部、3a……深いガラス縁挟着溝、3b……基
底部、3c……浅いガラス縁挟着溝、4……平行
舌片、5……露出部、6……舌片、7……框係止
段部、8……係止条片、9……ガラス、9a……
(ガラス9の)縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬度48程度の軟質の合成樹脂材等の押出成型体
    で造り、露出部5の内側に舌片6を、内側1aに
    複数の斜め下向きの平行舌片4を、外側1bに框
    係止段部7及び係止条片8とを具備する、左右一
    対の併立する高弾性軟質側壁1と、この双方の併
    立する高弾性軟質側壁1の、底部1cの内側1a
    又は内側1a全体に接合密着する、硬度80度程度
    の半硬質又は硬度90程度の硬質の合成樹脂材等の
    押出成型体で造つた、併立する低弾性硬質挟着片
    2a、及びこの併立する両者の下端を連結する低
    弾性硬質連結片2bから成る、厚さが2〜3mm程
    度のチヤンネル状の低弾性硬質連結体2、とから
    成る金属サツシ等の寒冷地用ガスケツト。
JP1985073890U 1985-05-18 1985-05-18 Expired JPH043115Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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