JPH0343807Y2 - - Google Patents

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JPH0343807Y2
JPH0343807Y2 JP1986011816U JP1181686U JPH0343807Y2 JP H0343807 Y2 JPH0343807 Y2 JP H0343807Y2 JP 1986011816 U JP1986011816 U JP 1986011816U JP 1181686 U JP1181686 U JP 1181686U JP H0343807 Y2 JPH0343807 Y2 JP H0343807Y2
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば自動車のエンジンルーム内に
配線されるハーネス等の線材を結束保持して、所
定パネルに固定することのできる結束クリツプに
関し、特に詳しくは別体成形の2部品から成る結
束クリツプの改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種結束クリツプとしては、実開昭57
−第171482号公報に示すものが存する。
該従来クリツプは、第3図に示す如く、ハーネ
スを抱持する細長い可撓性帯体1Aと、パネルに
取付けられる固定体1Bの2部品から成り、前者
の帯体1Aは合成樹脂で一体成形されて、図示す
る如く、自身の片側面に後述する固定体1Bの係
止爪を係合する連続歯2を備えると共に、自身の
一端部に同じく後述する固定体1Bの係止脚を挿
入するロツク孔3を備え、他方後者の固定体1B
も合成樹脂で一体成形されて、フランジ4の上部
に上記帯体1Aを自由端1a側から挿入する挿入
孔6と、帯体1Aの連続歯2に係合する弾性係止
爪7を有する頭部5を備えると共に、フランジ4
の下部に帯体1Aのロツク孔3を経てパネルの係
入孔に係着される弾性変形可能な係止脚8を備え
る構成となつている。
そして、実際の使用に際しては、第3図Aに示
す如く、可撓性帯体1Aを自由端1a側から固定
体1Bの頭部5の挿入孔6内に挿入し、両者1
A,1Bの合体状態を得て、帯体1Aでハーネス
Hを抱持した後、同図Bに示す如く、固定体1B
の係止脚8を帯体1Aのロツク孔3内に挿入す
る。
次いで、帯体1Aの自由端1a側を頭部5から
引き出し、挿入孔6内における連続歯2の所定部
分に対する係止爪7の係合を得て、ハーネスHを
確実に結束した後、固定体1Bの係止脚8をパネ
ルPの係入孔Paに係着すれば、ハーネスHは結
束保持された状態で、パネルPに確実に固定され
ることとなる。
「考案が解決しようとする問題点」 然し乍ら、従来の結束クリツプにおける可撓性
帯体1Aは、単に連続歯2にロツク孔3を備える
のみで、ハーネスHを結束するためには必ず固定
体1Bの合体を必要とするので、ハーネスHをパ
ネルPに結束固定するまでには、可撓性帯体1A
と固定体1Bを合体する作業・固定体1Bの係止
脚8を帯体1Aのロツク孔3に挿入する作業・帯
体1Aの自由端1aを引き出してハーネスHを結
束する作業、及び固定体1Bの係止脚8をパネル
Pの係入孔Paに係着する作業工程が、時間的経
過をおいて個々に独立して要求されて、現場作業
が頗る煩雑となる大きな問題点を有していた。
又、従来の結束クリツプを保管する場合でも、
可撓性帯体1Aと固定体1Bは、分離紛失しない
ように常に一緒に保管されなければならず、この
点からも不利不便とされていた。
尚、同種の結束クリツプとして、実開昭59−
191480号公報に示すものも存在するが、このクリ
ツプも、やはり、ハーネスをパネルに結束固定す
る前に、可撓性帯体と固定体の煩雑な合体作業が
必ず要求されることとなるので、作業性や保管面
においては、前記クリツプと同様な問題点を有し
ていた。
「問題点を解決するための手段」 而して、本考案は、上記従来結束クリツプの問
題点を有効に解決するために開発されたもので、
線材を抱持する可撓性帯体と、パネルに取付けら
れる固定体の2部品から成る結束クリツプを前提
として、前者の可撓性帯体は、その片側面に連続
歯を備えると共に、一端部側に該帯体を自由端部
側から挿入する挿入孔と上記連続歯に係合する弾
性係止爪を有するロツク部を一体に形成して、該
ロツク部の挿入孔内に自由端部を挿入することに
より、単独で線材を結束できる構成となし、後者
の固定体は、上記ロツク部の挿入孔から引き出さ
れた可撓性帯体の自由端部を挿入する挿入孔と該
帯体の連続歯に係合する弾性係止爪を有する頭部
と、上記パネルの係入孔に係着する係止脚とを備
え、上記帯体の自由端部との係合位置を適宜変更
して、線材を結束した可撓性帯体と合体できる構
成を採用した。
「作用」 依つて、本考案における可撓性帯体は、結束手
段たるロツク部を独自に別途備えているから、線
材の結束に際しては固定体が不要となつて、該固
定体を予め係止脚を介してパネルの係入孔に係着
しておけるので、帯体のみで線材を結束した後、
該帯体の自由端側をパネルに取付けられている固
定体の頭部に挿入するだけで、線材を結束状態の
まま確実にパネルに固定することが可能となり、
作業工程が頗る簡略化されることとなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る結束クリツプも、第1
図に示す如く、ハーネスを抱持する細長い樹脂製
の可撓性帯体11Aと、パネルに取付けられる樹
脂製の固定体11Bの2部品から成り、前者の可
撓性帯体11Aは、自身の片側面に連続歯12を
備え、後者の固定体11Bは、フランジ14の上
部に帯体11Aを自由端11a側から挿入する挿
入孔16と弾性係止爪17を有する頭部15を備
えると共に、フランジ14の下部にパネルの係入
孔に係着される弾性変形可能な係止脚18を備え
る構成となつている。
然し、特徴とするところは、可撓性帯体11A
の一端部側に、図示する如く、該帯体11Aを自
由端11a側から挿入する挿入孔20と、自身の
連続歯12に係合する弾性係止爪21とを有する
ロツク部19を一体に形成し、従来の如く固定体
を用いずとも該ロツク部19を利用して、帯体1
1A単独でハーネスを確実に結束できるように構
成したものである。
依つて、斯る構成の結束クリツプを用いて、ハ
ーネスHを結束固定する場合には、従来と異なり
ハーネスHの結束作業に先立つて、可撓性帯体1
1Aと固定体11Bとを合体させる必要がないの
で、両者11A,11Bを切り離して、第2図A
に示す如く、まず固定体11Bのみを係止脚18
を介して、予めパネルPの係入孔Paに係着して
おく一方、帯体11AでハーネスHを抱持し、該
帯体11Aの自由端11aをロツク部19の挿入
孔20内に挿入して引き出せば、挿入孔20内で
ロツク部19の係止爪21が帯体11Aの連続歯
12の所定部分と係合して、ハーネスHを帯体1
1A単独で結束することが可能となる。
従つて、後は同図Bに示す如く、ハーネスHを
確実に結束する帯体11Aの自由端11a側を、
予めパネルPに取付けられている固定体11Bの
頭部15内に挿入すれば、該頭部15の係止爪1
7が帯体11Aの連続歯12の所定部分と係合し
て、帯体11Aと固定体11Bとがここで初めて
合体するので、これによりハーネスHは極めて簡
単な作業で、結束保持状態のままパネルPに確実
に固定されることとなる。
しかも、斯るハーネスHの結束固定状態にあつ
ても、ハーネスHは可撓性帯体11Aのみで結束
されているので、固定体11Bに対する可撓性帯
体11Aの自由端部11a側の係合位置を自在に
変更すれば、結束状態にあるハーネスHの固定位
置を自由に移動させることが可能となる。
従つて、この構造上の特徴を積極的に利用すれ
ば、例え、固定体11Bの係止脚18を係着する
パネルPの係入孔Paが、ハーネスHの配線ライ
ンからなりズレていても、固定体11Bとハーネ
スHを結束する可撓性帯体11Aの位置関係をそ
の都度選択することにより、上記穿設位置のズレ
等を効果良く吸収して、ハーネスHを常に理想的
な配線ライン上で結束固定できることとなるの
で、使用上頗る好都合である。
尚、このことは、可撓性帯体11Aの全長を長
くすれば、ハーネスHの配線ラインを変更する必
要が生じたような場合にも、十分に対応すること
が可能となる。
又、上記の説明は、可撓性帯体11Aと無関係
に、固定体11Bを予めパネルPに取付けたもの
であるが、ハーネスHを単独で結束した可撓性帯
体11Aの自由端部11aを先に固定体11Bに
係合して、両者11A,11Bの合体状態を得て
から、固定体11Bを最終的にパネルPに取付け
ても、同様な作用効果が期待できることは言うま
でもない。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、上記構成の採用によ
り、従来クリツプの如く、固定体自体が線材の結
束に関わる必要が全くなくなるので、予め固定体
をパネルに取付けておき、可撓性帯体のみで線材
を結束した後、該可撓性帯体の自由端部を上記固
定体の挿入孔に挿入するだけで、線材を結束状態
のまま、即座にパネルに固定することが可能とな
つた。
従つて、本考案の結束クリツプは、従来のもの
と比較すると、作業工程の簡略化が十分に期待で
きるので、作業性の向上に大きく貢献できること
となる。
その上、本考案にあつては、線材を可撓性帯体
のみで結束できる関係で、固定体に対する可撓性
帯体の係合位置を自在に変更することが可能とな
るので、斯る自在性を積極的に利用して、固定体
と可撓性帯体の位置関係をその都度選択すれば、
例え、固定体の係止脚を係着するパネルの係入孔
が線材の配線ラインからかなりズレていても、線
材を常に理想的な配線ライン上で結束固定するこ
とが可能となり、その実用的価値は極めて甚大と
なる。
又、本考案の結束クリツプにあつては、可撓性
帯体と固定体とを常に一緒に保管する必要もない
ので、保管面でも大巾に改善されることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る結束クリツプを
示す分解斜視図、第2図A,Bは同クリツプを用
いてハーネスをパネルに結束固定する作業順を示
す斜視図及び断面図、第3図A,Bは従来の結束
クリツプとその作業過程を示す斜視図である。 11A……可撓性帯体、11a……自由端、1
1B……固定体、12……連続歯、15……頭
部、16……頭部の挿入孔、17……弾性係止
爪、18……係止脚、19……ロツク部、20…
…ロツク部の挿入孔、21……弾性係止爪、H…
…ハーネス(線材)、P……パネル、Pa……係入
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 線材を抱持する可撓性帯体と、パネルに取付け
    られる固定体の2部品から成る結束クリツプにお
    いて、 可撓性帯体は、その片側面に連続歯を備えると
    共に、一端部側に該帯体を自由端部側から挿入す
    る挿入孔と上記連続歯に係合する弾性係止爪を有
    するロツク部を一体に形成して、該ロツク部の挿
    入孔内に自由端部を挿入することにより、単独で
    線材を結束できる構成となし、 固定体は、上記ロツク部の挿入孔から引き出さ
    れた可撓性帯体の自由端部を挿入する挿入孔と該
    帯体の連続歯に係合する弾性係止爪を有する頭部
    と、上記パネルの係入孔に係着する係止脚とを備
    え、上記帯体の自由端部との係合位置を適宜変更
    して、線材を結束した可撓性帯体と合体できるよ
    うに構成したことを特徴とする結束クリツプ。
JP1986011816U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0343807Y2 (ja)

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JPS62125318U JPS62125318U (ja) 1987-08-08
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JPS62125318U (ja) 1987-08-08

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