JPH0343483Y2 - - Google Patents

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JPH0343483Y2
JPH0343483Y2 JP1984103824U JP10382484U JPH0343483Y2 JP H0343483 Y2 JPH0343483 Y2 JP H0343483Y2 JP 1984103824 U JP1984103824 U JP 1984103824U JP 10382484 U JP10382484 U JP 10382484U JP H0343483 Y2 JPH0343483 Y2 JP H0343483Y2
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JP
Japan
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pedestal
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small diameter
compressor
vibration
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JP1984103824U
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JPS6120940U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
「考案の目的」
【産業上の利用分野】
本考案は、振動を発生し易いコンプレツサ等の
機器を弾性的に支持する防振用台座に関するもの
で、比較的小型のコンプレツサに、特に適用性の
高い防振用台座に関するものである。
【従来の技術とその課題】
往復動コンプレツサのように振動の発生し易い
各種機器は、その支持脚や機械底部等に防振用の
ゴム状台座を取付けて、床面との間の振動絶縁を
図つている。 第7,8図はこの種の防振用台座の従来例を示
すもので、携帯用のコンプレツサ20の支持脚2
1,21…に締付ねじ23で固定されているゴム
製台座22,22…はその主要部分がむくであ
る。しかしながら、従来の防振用台座は上記のよ
うにむくであるため緩衝性に劣り、また単にゴム
材の内部減衰だけで機械振動の抑制、緩和を図る
為に広い範囲の周波数の機械振動を充分に吸収し
きれず、防振効果を充分に発揮し得ない難点を有
していた。従つて従来の簡易防振用台座によつて
携帯用コンプレツサ等を弾性的に支持しても吸収
しきれない上記機械振動が床面等に伝播して騒音
が生じたり、更にはゴム台座自体に強いがた振れ
が生じ、斯る状態の下で例えばタイル床等にコン
プレツサを置いて起動するとコンプレツサが振動
によつて移動するという事態も生じていた。 本考案は従来のこの種防振用台座が上記の如き
種々の問題点を有する点とに鑑み、騒音の吸収、
振動発生源自身の妄りな移動を未然に防止するこ
とを目的としてなされたもので、構造が簡単で、
しかも安価に量産できると共に、従来のこの種防
振用台座に比べて機械振動の吸収効率を大幅に向
上させ、もつて優れた防振効果を発揮させること
のできるコンプレツサ等の簡易防振用台座を提供
するものである。 「考案の構成」
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は球形弾性
体を以つて台座主体を形成し、この台座主体の中
心点を通る小径孔をX軸とY軸の水平方向に貫通
させ、前記X軸の小径孔とY軸の小径孔の交点に
直交させてZ軸方向にも小径孔を形成して、これ
ら3孔を縦横に三次元的に貫通させると共に、台
座主体の中心部上面に荷重点を設けるように構成
したものである。
【作用】
従つて、本考案によると、コンプレツサ等の支
持脚にこの球形弾性体である台座主体を取付ける
と、当該コンプレツサ等の荷重が台座主体の中心
部の上部点にかかつて均一な状態で圧縮変形し、
このとき、X軸、Y軸並びにZ軸方向に沿つて三
次元的に縦横に貫通させた小径孔が作用して縦向
きの小径貫通孔は横向きの小径貫通孔が均一に扁
平に押しつぶされるのと相俟つて上記圧縮変形が
助長されて球形の台座主体の下面中心部と床面と
の密着性を向上させる。従つて斯かる状態でコン
プレツサを騒動すると、台座主体の均一な弾性変
形によつてコンプレツサの振動は台座主体に均一
に吸収され、また、逆に小径貫通孔の回りを包囲
する台座主体のクツシヨン作用が台座自身の横振
れを阻止してコンプレツサを安定状態に支持す
る。 更に、コンプレツサ等の機械振動(特に周波数
の大きい微動振動)が扁平化した狭い貫通小孔に
伝播し、しかも該振動はこの狭い小径貫通孔内中
の大きな空気抵抗作用によつて著しく減衰され
る。従つて、本考案の台座主体は弾性体の扁平化
や振動の減衰など上記種々の相乗作用によつて機
械振動を効率的に吸収し、コンプレツサから床面
に伝わる振動を極小にし、コンプレツサの駆動中
の移動が防止される。
【実施例】
第1図ないし第6図に基づいて本考案の1実施
例を説明する。 第1図は斜視図、第2図は同じく正面図、第3
図は同じく底面図で、図中、1は弾性ゴム材によ
り形成した球形の台座主体である。 主体1は第5図に示すようにコンプレツサ8の
支持脚9に取付けて使用するもので、この台座主
体1がコンプレツサの荷重を受けると、第6図の
如く台座主体1の中心部の上部点から均一な状態
で荷重がかかり、主体1は弾性変形して扁平にな
るもので当該主体1の水平方向(X軸、Y軸方
向)には中心点5を通る小径孔2,3が共に貫通
している。4は上記したX軸とY軸の小径孔2,
3の交点5に直交させてZ軸方向に形成した小径
孔で、該小径孔4は小径孔2,3の交点5より上
部6(第4図において上方)が下部より小径に形
成され、この小径孔上部6が、台座主体1をコン
プレツサ8に固定するための取付ねじ7の装着部
となつている。8aは取付ねじ7の頭部に介在さ
せたワツシヤである。 次に上記実施例の作用について説明する。本例
における台座主体1はコンプレツサ8の支持脚9
に設けたねじ穴10にワツシヤ8aを添えて取付
ねじ7を螺合し、締付けて強固に取付ける。 このようにして取付けられた球形の台座主体1
の中心部の上面が、コンプレツサ8の荷重を受け
て均一状態で弾性変形し、第6図に示すように扁
平に圧縮されるが、台座主体1の上面の受荷重面
積と台座下面の床面接触面積が共に扁平に広がる
ことによつて、コンプレツサ8を安定した状態に
弾性支持する。更に、台座主体1のX軸、Y軸両
方向に貫通させた上記小径孔2,3が圧縮弾性変
形することによつて該小径孔2,3付近のクツシ
ヨン性が良好となり、台座主体1全体の緩衝作用
を助長させる。従つて、上記実施例によれば一方
ではコンプレツサ等の機械振動を減衰し、かつ、
吸収し、他方では台座主体1のクツシヨン作用で
内部減衰作用では吸収しきれない周波数の機械振
動を吸収することができる。特に、本考案のゴム
製台座は荷重による圧縮変形(たわみ)が大きく
なると、弾性体の固有振動数0が低くなり、固有
振動数0が低くなるほど、外部振動の吸収効率
が良くなるという特徴があるから、上記のように
台座主体に充分なクツシヨン性が加わると振動吸
収機能が向上する。 更に、コンプレツサ等の機械振動に混在する大
きな周波数の振動は空気中に伝播し易い為に振動
源から種々雑多な周波数を混在した機械振動が発
生しても、機械振動は悉く吸収されて床面へ伝播
するのを効果的に抑制し、振動騒音を沈静化し、
また、台座自体にがた振れすることを防止し、コ
ンプレツサ等を常に安定した状態で支持し、コン
プレツサが不用意に移動するような事態を防止す
ることができる。 「考案の効果」 本考案は台座主体が球形をなすものであるが、
それは、縦横に貫通させて形成した小径孔によつ
て部分的に中空になつており、その小径孔が振動
機器の荷重によつて弾性変形する台座そのものを
均一状態に適度に扁平化させて床面に弾性的に密
着させるようになる。 従つて本考案によれば、振動機器から床面に振
動波が伝播されることがなく、これが床面のびび
りを防止してコンプレツサ等の振動発生源と床面
との間の振動絶縁効果を確実にすると共に、振動
機器の妄りな動きを完全に防止することができ
る。更に本考案は形状が最も単純な球形であつて
構造もきわめて簡単なものであるから低コストで
量産ができ、コンプレツサ等への取付作業や交換
作業も簡単に行い得るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の防振用台座の1
実施例を示すもので、第1図は斜視図、第2図は
同じく正面図、第3図は同じく底面図、第4図は
同じく縦断正面図、第5図は同じく使用状態説明
図、第6図は第5図のA部拡大断面図、第7図は
従来例を示す使用状態説明図、第8図は第7図B
部拡大縦断面図である。 1……台座主体、2,3,4……小径孔、5…
…交点、8……コンプレツサ、9……コンプレツ
サの支持脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 球形弾性体を以つて台座主体を形成し、この台
    座主体の中心点を通る小径孔をX軸とY軸の水平
    方向に貫通させ、前記X軸の小径孔とY軸の小径
    孔の交点に直交させてZ軸方向にも小径孔を形成
    して、これら3孔を縦横に三次元的に貫通させる
    と共に、台座主体の中心部上面に荷重点を設けた
    ことを特徴とするコンプレツサ等の防振用台座。
JP10382484U 1984-07-11 1984-07-11 コンプレツサ等の防振用台座 Granted JPS6120940U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10382484U JPS6120940U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 コンプレツサ等の防振用台座

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10382484U JPS6120940U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 コンプレツサ等の防振用台座

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Publication Number Publication Date
JPS6120940U JPS6120940U (ja) 1986-02-06
JPH0343483Y2 true JPH0343483Y2 (ja) 1991-09-11

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ID=30663195

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JP10382484U Granted JPS6120940U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 コンプレツサ等の防振用台座

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JPS50121567U (ja) * 1974-03-19 1975-10-03

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JPS6120940U (ja) 1986-02-06

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