JP3207745U - 防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動発生源となる機器1の鉛直方向および水平方向への振れ幅を減少する防振装置3の提供。【解決手段】防振装置3は、振動発生源となる機器1の底部の外形より大きく形成されかつ機器1の底部に締結される共振ベース4と、この共振ベース4と設置床2との間に介装されかつ共振ベース4と少なくとも同一の外形に形成される吸振部材5とを含む。【選択図】図1
Description
本考案は、振動発生源となる機器の振れを抑制する防振装置に関する。
例えば特許文献1には、加振装置の装置ベースを設置床に対して防振マウントを介して設置される構成が記載されている。前記防振マウントは、前記装置ベースの底板の数ヶ所に点在するように配置されており、入力される振動を伸縮することにより吸収するようになっている。
上記特許文献1に係る従来例では、前記防振マウントにより振動を吸収する面積が少ないために、前記振動を発生する加振装置の鉛直方向および水平方向への振れ幅が増大しやすくなっていると言える。
このような事情に鑑み、本考案は、振動発生源となる機器の鉛直方向および水平方向への振れ幅を減少することを目的としている。
本考案に係る防振装置は、振動発生源となる機器の底部の外形より大きく形成されかつ前記機器の底部に締結される共振ベースと、この共振ベースと設置床との間に介装されかつ前記共振ベースと少なくとも同一の外形に形成される吸振部材とを含む、ことを特徴としている。
この構成では、前記機器が振動すると、この機器と共に前記共振ベースが振動させられることになるが、この機器の振動が共振ベースに伝達される際に、前記振動が減衰されることになる。さらに、前記共振ベースの振動が前記吸振部材に伝達されることによって当該吸振部材が前記振動を吸収、減衰することになる。これにより、前記設置床に対する振動伝達を低減できるとともに、前記機器の振動の鉛直方向および水平方向への振れ幅を減少することが可能になる。
ところで、前記共振ベースは、上下2枚とされ、上側の共振ベースと下側の共振ベースとが締結されている、構成とすることができる。
この構成では、前記2枚の共振ベースの重量が1枚とする場合に比べて増加するので、その重量増加分について前記機器から伝達される振動を減衰する効果が向上する。
また、前記上下2枚の共振ベースのうち、下側の共振ベースの外形が上側の共振ベースの外形よりも大きくされている、構成とすることができる。
この構成では、前記機器が振動すると、前記上下2枚の共振ベースが段階的に振動することになるので、前記機器から伝達される振動を減衰する効果が向上する。
本考案に係る防振装置によれば、振動発生源となる機器の鉛直方向および水平方向への振れ幅を減少することが可能になる。
以下、本考案を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本考案の一実施形態を示している。図中、1は振動発生源となる機器、2は設置床、3は防振装置である。
防振装置3は、共振ベース4と吸振部材5とを含む構成になっている。共振ベース4は、振動発生源となる機器1の底部の外形より大きく形成されていて、機器1の底部に設けられている脚部1aに締結具6を介して締結される。この締結具6は、例えばスタッドボルトとナットとを組み合わせたものとされる。
吸振部材5は、例えば防振ゴムなどの弾性体とされていて、共振ベース4と同一外形に形成されている。この吸振部材5は、共振ベース4と設置床2との間に介装されている。これにより、吸振部材5は共振ベース4の全面に接触するようになっている。
この構成では、機器1が振動すると、この機器1と共に共振ベース4が振動させられることになるが、この機器1の振動が共振ベース4を振動させるエネルギーとして変換されることによって減衰されることになる。さらに、共振ベース4の振動が吸振部材5に伝達されることによって当該吸振部材5が前記振動を吸収、減衰することになる。
このように、本考案を適用した実施形態の防振装置3によれば、機器1が発生する振動を吸収する効果が向上するので、設置床2に対する振動伝達を低減できるとともに、振動発生源となる機器1の鉛直方向および水平方向への振れ幅を減少することが可能になる。
なお、本考案は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)例えば図2に、本考案に係る防振装置の他の実施形態を示している。この実施形態では、上記実施形態で示した共振ベース4を2枚とし、上側の共振ベース4Aと下側の共振ベース4Bとが締結具7により締結されている、ことを特徴としている。
なお、締結具7は、締結具6と同様に、例えばスタッドボルトとナットとを組み合わせたものとされる。
この構成では、2枚の共振ベース4A,4Bの重量が1枚とする場合に比べて増加するので、その重量増加分について機器1から伝達される振動を減衰する効果が向上する。
(2)例えば図3に、本考案に係る防振装置のさらに他の実施形態を示している。この実施形態では、上記(1)で示した下側の共振ベース4Bの外形が上側の共振ベース4Aの外形よりも大きくされている、ことを特徴としている。吸振部材5は、下側の共振ベース4Bと同一の外形に形成されている。
この構成では、機器1が振動すると、上下2枚の共振ベース4A,4Bが段階的に振動することになるので、機器1から伝達される振動を減衰する効果が向上する。
本考案は、振動発生源となる機器の振れを抑制する防振装置に好適に利用することが可能である。
1 機器
1a 脚部
2 設置床
3 防振装置
4 共振ベース
5 吸振部材
6 締結具
7 締結具
4A 上側の共振ベース
4B 下側の共振ベース
1a 脚部
2 設置床
3 防振装置
4 共振ベース
5 吸振部材
6 締結具
7 締結具
4A 上側の共振ベース
4B 下側の共振ベース
Claims (3)
- 振動発生源となる機器の底部の外形より大きく形成されかつ前記機器の底部に締結される共振ベースと、この共振ベースと設置床との間に介装されかつ前記共振ベースと少なくとも同一の外形に形成される吸振部材とを含む、ことを特徴とする防振装置。
- 請求項1に記載の防振装置において、
前記共振ベースは、上下2枚とされ、上側の共振ベースと下側の共振ベースとが締結されている、ことを特徴とする防振装置。 - 請求項2に記載の防振装置において、
前記上下2枚の共振ベースのうち、下側の共振ベースの外形が上側の共振ベースの外形よりも大きくされている、ことを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004535U JP3207745U (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016004535U JP3207745U (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3207745U true JP3207745U (ja) | 2016-12-01 |
Family
ID=57424793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016004535U Expired - Fee Related JP3207745U (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | 防振装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3207745U (ja) |
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2016
- 2016-09-16 JP JP2016004535U patent/JP3207745U/ja not_active Expired - Fee Related
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