JPS604319Y2 - レコ−ドプレ−ヤのインシユレ−タ - Google Patents

レコ−ドプレ−ヤのインシユレ−タ

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Publication number
JPS604319Y2
JPS604319Y2 JP18322479U JP18322479U JPS604319Y2 JP S604319 Y2 JPS604319 Y2 JP S604319Y2 JP 18322479 U JP18322479 U JP 18322479U JP 18322479 U JP18322479 U JP 18322479U JP S604319 Y2 JPS604319 Y2 JP S604319Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
coil spring
damper rubber
foot
record player
Prior art date
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Expired
Application number
JP18322479U
Other languages
English (en)
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JPS5699135U (ja
Inventor
敬一 堀
Original Assignee
パイオニア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by パイオニア株式会社 filed Critical パイオニア株式会社
Priority to JP18322479U priority Critical patent/JPS604319Y2/ja
Publication of JPS5699135U publication Critical patent/JPS5699135U/ja
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Publication of JPS604319Y2 publication Critical patent/JPS604319Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレコードプレーヤに対し、外部からの振動を遮
断してハウリングを防止するようにしたインシュレータ
の改良に関する。
従来、この種インシュレータとしては、ダンパーゴムだ
けで構成した簡単なものから、コイルスプリング単体の
もの、コイルスプリングとダンパーゴムとを併用したや
)高級なものまで多種に亘るが、一般的に二重インシュ
レータと称ばれるものでも、第一のインシュレータは単
純にレコードプレーヤの重量を支えるだけの足の役目を
はたすだけであった。
このために、例えばコイルスプリングだけで構成された
インシュレータハ、fo(最低共振周波数で、以下fo
と記す)を低く設定できる半面、Q(最低共振周波数f
oにおける共振の度合を表わす定数で、以下Qと記す)
が高、くなり、極端な場合はサージングを生じて、振動
がいつまでも減衰せず、fo付近での外乱に弱い欠点が
あった。
又、ダンパーゴムだけで構成されたインシュレータは、
ダンパーゴムのクリープの問題によって、秒の下限が1
0Hz位が限度であると共に、Qが低ためにfo付近で
の外乱に対しては強いが、foを低く設定できないため
に、遮断特性があまり良好ではないという難点があった
更に、コイルスプリングとダンパーゴムとを併用した構
成のインシュレータでは、前記両者の中間の特性を示し
レコードプレーヤ用としては適するが、その特性には限
界があり、遮断特性は一□dB10ctで、Qは10〜
15dB程度であった。
そこで、本考案は上記のような欠点を解決すべく、イン
シュレータを三重構造とすることによって、fOにおけ
るQが大幅に低下すると共に遮断特性の優れたものを得
るのが目的である。
以下、本考案を図示の実施例によって詳記すると、第1
図は本考案に係るインシュレータの断面図にして、図中
、Aはフット(インシュレータ軸)1で構成された第1
インシユレータで、フット1は内部損失の大きなダンパ
ーゴムにより形成されており、ネジ2によりパネル3に
固定して該パネル3を支承する。
Bは第2インシュレータで、該インシュレータBは、上
記のフット1の外側に巻装されたコイルスプリング4と
で構成されており、5は平ワツシヤで、該ワッシャ5は
フット1に上下動自在に遊嵌されて、コイルスプリング
4の上端と接している。
Cは第3インシユレータで、該インシュレータCは、コ
イルスプリング6と鐘形状のダンパーゴム7とを並設し
た構成で、その上端を前記の平ワツシヤ5に係止して吊
下状態とし下端にはターンテーブル用モータとトーンア
ームを取り付けるアンダーボード8を係止して、該ボー
ド8を床9からフロートしている。
10はフット1の下端に設けられた合成樹脂フェルト等
からなるコンタクトピースである。
次に、本考案の作用について述べると、先ず、床9から
アンダーボード8に伝わる振動成分は、第1インシユレ
ータAであるフット1によって遮断され、次いで、第2
インシユレータBのコイルスプリング4によって遮断さ
れ更に、第3インシユレータCのスプリング6とダンパ
ーゴム7とによって遮断されるのである。
而して、上記の状態において、フット1は硬質のダンパ
ーゴムで形成されているので、そのfoは10〜20H
z程度となり、インシュレータとして作用するのは10
〜20Hz以上である。
そして、10H2以下の振動に対しては、コイルスプリ
ング4で構成した第2インシユレータBと、コイルスプ
リング6と鐘形状のダンパーゴム7゛とで構成した第3
インシユレータCとが作用するので、この両インシュレ
ータB、Cのfoを10Hz以下に設定するのである。
そこで、仮に、第2.第1インシユレータB、 Cのf
oを夫々同一の周波数fo’に設定すると、今、床振動
として、fo’なる振動がフット1に伝わると、第2イ
ンシユレータBが振動を始め、続いて第3インシユレー
タCを加振するがこのとき、第3インシユレータCは、
いわゆる吸振器として作用するからfo’における振幅
レベルは、1個のインシュレータのときに比べて減少す
る。
これを第2図に示す振動伝達特性を参照して説明するに
、従来例の単にダンパーゴムとコイルスプリングとのみ
で構成されたインシュレータではイで示すようにfo’
におけるQも大きく、遮断特性も5dB/coとゆるや
かであるのに対し、本考案に係るインシュレータでは
fo Iにおいては吸振器として作用し、それ以上の周
波数においては、2重、3重のインシュレータとして作
用するのでfo’からf2までは口で示すようにl水種
10ctの、f2以上では八で示すように18dB10
ctの急峻な遮断特性を示すことになる。
尚、f2は第1インシユレータAのfoである。
本考案は叙上のように、パネル3を支承するフット1を
内部損失の大きなダンパーゴムで形成した第1インシユ
レータAと、上記のフット1の外側に巻装したコイルス
プリング4とからなる第2インシユレータBと、上記コ
イルスプリング4の上端から吊り下げられアンダーボー
ド8を床9からフロートさせる・ようにしたコイルスプ
リング及び鐘形状のダンパーゴム7とからなる第3イン
シユレータCとにより構成したものである。
従って、本考案に係るインシュレータは、fO付近では
吸振器となるので、Qが大幅に低下し、又、遮断特性も
急峻となり優れた防振効果を発揮し、これによって、ハ
ウリングマージンが大幅に向上し、S/Nの良好なるレ
コードプレーヤを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るインシュレータの縦断面図で、第
2図は同インシュレータの振動伝達特性を示す。 1・・・・・・フット、3・・・・・・パネル、4,6
・・・・・・コイルスプリング、5・・・・・・平ワツ
シヤ、7・・・・・・ダンパーゴム、訃・・・・・アン
ダーボード、9・・・・・・床、A・・・・・・第1イ
ンシユレー汐、B・・・・・・第2インシユレータ、C
・・・・・・第3インシユレータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)パネルを支承するフットを内部損失の大きなダン
    パーゴムで形成した第1インシユレータと、上記のフッ
    トの外側に巻装したコイルスプリングとからなる第2イ
    ンシユレータと、上記コイルスプリングの上端から吊り
    下げられアンダーボードを床からフロートさせるように
    したコイルスプリング及び鐘形状のダンパーゴムトから
    なる第3インシユレータとにより構成したことを特徴と
    するレコードプレーヤのインシュレータ。
  2. (2)上記実用新案登録請求の範囲第1項の記載におい
    て、第2インシユレータと第3インシユレータの最低共
    振周波数を同−又は近接させるようにしたことを特徴と
    するレコードプレーヤのインシュレータ。
JP18322479U 1979-12-28 1979-12-28 レコ−ドプレ−ヤのインシユレ−タ Expired JPS604319Y2 (ja)

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JPS5699135U JPS5699135U (ja) 1981-08-05
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JP2001101758A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Sony Corp ディスクの記録及び/又は再生装置

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