JP2001101758A - ディスクの記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスクの記録及び/又は再生装置

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JP2001101758A JP27629099A JP27629099A JP2001101758A JP 2001101758 A JP2001101758 A JP 2001101758A JP 27629099 A JP27629099 A JP 27629099A JP 27629099 A JP27629099 A JP 27629099A JP 2001101758 A JP2001101758 A JP 2001101758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の振動により、ディスクを載せたトレイ
が振動するのを防止する。 【解決手段】 ディスクを載せるトレイ2のガイド孔2
iにガイド支柱23を挿通して6枚のトレイ2を昇降自
在に重ねて設け、最上部のトレイ2にはバネ受け2jを
設け、天井板と底板との間に設けたバネガイド26を囲
繞するコイルバネ24の下部をバネ受け2jの内部に収
容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数枚のディスクを
収容して記録・再生を行なうディスクの記録及び/又は
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声を再生する目的で車両に搭載される
ディスクの記録及び/又は再生装置としては、ディスク
プレーヤがある。このディスクプレーヤは、複数枚のC
D(コンパクトディスク)をマガジンに収納し、マガジ
ン単位でまとめて複数枚のCDを一度に交換する方式に
なっている。このため、大形化するので本体部分をトラ
ンク内に収容する一方、車室内には操作に必要な部分の
みが設置されている。しかし、車両の走行中にCDを交
換すことはできず、停車してトランクを開けて行なうこ
とが必要になり、面倒である。
【0003】このため、近年では車室内に収容する車載
用のディスクプレーヤが開発されている。車載用のディ
スクプレーヤは複数枚のCDを収容できるものが要求さ
れており、車室内のインダッシュの定められた空間に収
容される。従って、車載用のディスクプレーヤを小形化
することが重要な課題となっている。
【0004】この車載用のディスクプレーヤとしては、
例えば1DINサイズ等と呼ばれる一定の寸法の略直方
体の形状の筺体(ケース)内に例えば6枚のCDを個別
に載せるトレイを6枚重ねてディスク収納部を構成し、
6枚のCDは個別に挿入と排出とが可能であって、6枚
のCDのうちの一枚を順次に選択して再生できるように
構成されている。
【0005】ディスク収納部は例えば6枚のトレイをガ
イド支柱を介して昇降自在に重ね合わせて構成されてお
り、再生する際には、選択されたCDが載った選択トレ
イ及びそれよりも上方のトレイを全て上昇させ、選択ト
レイの下に形成した空間に、ディスクに装着して回転さ
せるためのターンテーブル及び光学ピックアップユニッ
トを挿入してディスクの再生を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両の振動
がトレイに伝わるため、トレイが振動し、ディスクの再
生に悪影響を与える。
【0007】そこで本発明は、斯かる課題を解決したデ
ィスクの記録及び/又は再生装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの請求項1に係るディスクの記録及び/又は再生装置
の構成は、ディスクを載せるための複数のディスク載置
手段を、支持手段を介して移動自在に重ねてディスク収
納部を構成し、選択されたディスクを載せた選択ディス
ク載置手段及び選択ディスク載置手段よりも一方側のデ
ィスク載置手段を一方側へ移動させて選択されたディス
クの少なくとも片面側に空間を形成する空間形成手段を
設けたディスクの記録及び/又は再生装置において、最
も一方側の前記ディスク載置手段に取り付けられた付勢
手段によって全てのディスク載置手段を他方側へ向かっ
て付勢するようにしたことを特徴とし、請求項2に係る
ディスクの記録及び/又は再生装置の構成は、請求項1
において、前記付勢手段としてコイルバネを用いるとと
もに前記最も一方側のディスク載置手段にバネ受けを設
け、当該バネ受けにおける受け部の位置を少なくとも前
記最も一方側の選択ディスク載置手段より他方側のディ
スク載置手段に至る位置に設定したことを特徴とし、請
求項3に係るディスクの記録及び/又は再生装置の構成
は、請求項1において、前記支持手段は支持支柱を備
え、該支持支柱と、ディスク駆動手段を前記空間形成手
段によって形成された空間に回動して移動するときの回
動支柱とを、共通の基板に設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディスクの記
録及び/又は再生装置の実施の形態を説明する。
【0010】この実施の形態は、音声を再生するディス
クプレーヤに本発明を適用したものである。 (A)ディスクプレーヤの構造の全体構成 図1〜図11に示すようにディスクプレーヤは大きく分
けて外観形状を形成するケース1と、ケース1内の前面
側に配置されるとともにCDを収納するディスク収納部
3と、ケース1の前面板1aの挿脱口4に設けられると
ともに、ディスク収納部3内へCDを挿入したり排出し
たりするための移送手段5と、移送手段5の前面側に設
けられるとともに前面板1aの挿脱口4を開閉する開閉
手段6と、ケース1内の背面側に配置されるとともにデ
ィスク収納部3内のCDのうちのいずれか一枚を選択し
て再生する再生手段7と、ディスク収納部3の背面側の
左右に設けられるとともに排出しようとするCDを移送
手段5へ向かって押し出す押出手段8と、ケース1の左
右の側板1b,1cの外側に主として設けられるととも
に、ディスク収納部3や再生手段7等を操作するための
操作手段9とで構成される。
【0011】前記の再生手段7は、昇降するピックアッ
プ昇降台10の両側に配置されるとともにディスク収納
部3内の複数のCDのうちの選択されたCDの上下に空
間を形成するための空間形成手段11と、ピックアップ
昇降台10の上に回動自在に設けられた下アーム13と
上アーム12とによって構成されるとともに前記空間に
入り込んで選択されたCDを挟持する挟持手段14と、
前記下アーム13に取り付けられるとともに挟持したC
Dを回転駆動するディスク駆動手段15と、前記下アー
ム13に設けられるとともに回転するCDから情報を読
み取るピックアップユニット16と、CDを挿脱するた
めの状態である挿脱モードとCDを再生するための状態
である再生モードとのうちの再生モードのときにのみ前
記移送手段5の駆動力を挟持手段14へ伝えて回動させ
る回動力供給手段17と、挟持手段14がCDを挟持す
る時期を設定する規制手段18とで構成されている。 (B)ケース まず、ケース1について説明する。ケース1は前面板1
aと側板1b,1cと天井板1dと底板1eとで構成さ
れ、背面は開放されている。そして、側板1b,1cと
底板1eとは一体化されている。 (C)ディスク収納部 図3(a)に示すように、ディスク収納部3はディスク
載置手段としての6枚のトレイ2と6枚のトレイ2を載
せたディスク昇降台22とによって構成されており、ケ
ース1内の前面側には支持手段として鉛直方向に沿う4
本のガイド支柱23の両端が基板としての底板1e,天
井板1dに結合して支持されている。
【0012】トレイ2は図4に示すように薄いアルミ板
2aの両側の上面に樹脂2bを貼着して形成されてい
る。夫々の樹脂2bの中間部と背面側には側方へ突出す
る一対のピン2c,2dが形成されており、前面側のも
のは長く、背面側のものは短い。樹脂2bの高さはCD
の厚さと略同一の厚さに設定されており、樹脂2bの上
面にはアルミ板2aとの間にCDを挟むための板バネ2
eの前面側が固着されている。板バネ2eの背面側の内
側にはCDを押える押え部2fが形成される一方、背面
側の外側には後述する分離カム82の下面によって下方
へ押さえられる受け部2gと、後述する上段嵌入部82
jの下面によって上方へ向かう力を受ける受け部2hと
が形成されている。夫々の樹脂2bの前面側及び背面側
には、前記ガイド支柱23を挿通するためのガイド孔2
iが樹脂2b及びアルミ板2aを貫通して形成されてい
る。アルミ板2aの両面におけるCDの外周面近傍が当
接する部分には円弧に沿って図示しない緩衝材が貼着さ
れている。最上段のトレイ2における樹脂2bの両端に
は、図3(a)にも示すように天井板1dと最上段のト
レイ2との間に設ける付勢手段としてのコイルバネ24
を受けるための円筒形のバネ受け2jが一体的に形成さ
れ、図3(b)に示すようにバネ受け2jの下端が内側
へ少し突出して受け部2kが形成され、受け部2kでコ
イルバネ24の下端を受けるようになっている。これ
は、長いバネを用いることによって圧縮長さが大きくな
っても圧縮に要する荷重があまり大きくならないように
するために設けられている。
【0013】一方、ディスク昇降台22は、左右端を上
方へ屈曲させた形状に形成されている。水平な部分には
前記ガイド支柱23を挿通するためのガイド孔22aが
形成され、左右の鉛直な部分の外側にはディスク昇降台
22を昇降させるための一対のピン22bが水平方向へ
突出させて固着されている。これらの一対のピン22b
は、ケース1の側板1b,1cに夫々形成された2本の
鉛直スリット25に挿通されてケース1の外へ突出して
いる。
【0014】前記ディスク昇降台22と6枚のトレイ2
とが、これらのガイド孔22a,2iにガイド支柱23
を挿通させることで昇降自在に支持されている。そし
て、ケース1の天井板1d,底板1eには4本のバネガ
イド26の上端,下端が固着され、夫々のバネガイド2
6はバネ受け2jに挿通されている。そして、バネガイ
ド26を囲繞するようにして設けられた付勢手段として
のコイルバネ24の下端がバネ受け2jの下端の前記受
け部に当接している。 (D)移送手段 図2に示すように、移送手段5は、ケース1の前面板1
aに設けられている。前面板1aには挿脱口4が形成さ
れている。挿脱口4には駆動軸30と従動軸31とが回
転自在に支持されている。駆動軸30の両端は回転自在
に前面板1aに取り付けられている。従動軸31の両端
は前面板1aの側面に鉛直方向へ長く形成された長孔3
2に挿通されている。駆動軸30,従動軸31の中間部
を支持するため、図5に示すように下方への移動が拘束
された樹脂軸受33の背面側の溝33aに駆動軸30の
中間部の小径部が回転自在に嵌め込まれる一方、図示し
ない一対のガイド突起と一対のガイド溝とを介して昇降
自在な樹脂軸受34の背面側の溝34aに従動軸31の
中間部の小径部が回転自在に嵌め込まれている。従動軸
31には樹脂からなる一対のローラ35が取り付けら
れ、駆動軸30にはゴムからなる一対のローラ36が取
り付けられ、いずれも図示しない止め輪により軸心方向
へのスライドが拘束されている。従動軸31の両端には
円周溝が形成され、前面板1aの側面に固着されたバネ
掛ピン37と円周溝の部分とには、従動軸31を駆動軸
30へ向かって付勢するためのバネ38の両端が係合し
ている。
【0015】前記駆動軸30を駆動するための手段につ
いて説明する。図6に示すように、駆動軸30の右端に
は歯車39が固着され、右側板1cの内側には歯車40
と、歯車41と、相互に一体化した歯車42,43が回
転自在に支持されている。底板1eの上には歯車43に
噛み合うウォーム44と歯車45とが一体となって回転
自在に支持され、底板1eに取り付けた移送用モータ4
6の出力軸に固着したウォーム47が歯車45と噛み合
っている。
【0016】ローラ35,36によるCDの挿入が完了
したのちに更に数ミリメートルだけCDを押し込む操作
が自動的に行なわれるようにするため、図2,図5に示
すように押込手段48が設けられている。前面板1aに
おける挿脱口4の上下には三対の長孔状のガイド孔4
9,50,51が水平方向に沿って形成されている。前
面板1aの背面側の左右には一対のスライド台52が設
けられ、スライド台52に固着された3本のガイドピン
53,54,55が前記ガイド孔49,50,51に抜
取不可能に挿通されている。夫々のスライド台52にお
ける背面側には鉛直軸56を介して樹脂製の縦ローラ5
7が回転自在に支持されている。一対のスライド台52
を相互に接近する方向へ付勢するため、前面板1aに形
成されたバネ掛部58とスライド台52に形成されたバ
ネ掛部59との間には押込バネ60が設けられている。
【0017】縦ローラ57が配置された高さ位置のCD
は縦ローラ57によって水平方向の位置決めがなされる
が、縦ローラ57よりも下方及び上方のCDの位置決め
は図5のように底板1eに立設された位置決めロッド6
1,62と天井板1dに垂下するように取り付けられた
図示しない一対の位置決めロッド(位置決めロッド6
1,62の延長線上に配置され、位置決めロッド61,
62との間には挿脱されるCDの通る空間が形成されて
いる)により行われている。 (E)開閉手段 前面板1aの挿脱口4を開閉する開閉手段6について説
明する。図2に示すように前面板1aの前面側にはシャ
ッタ64が昇降自在に設けられている。シャッタ64に
はCDを通過させるための開口部64aが形成され、シ
ャッタ64が上昇すると開口部64aの中間高さ位置が
ローラ35,36の境界位置を占めて「開」になる一
方、シャッタ64が下降すると「閉」になる。
【0018】即ち、前面板1aの左右には上下で一対の
ガイドピン65が立設される一方、シャッタ64には鉛
直方向へ長い一対のガイド孔64bが形成され、ガイド
孔64bに挿通されたガイドピン65の先端には止め輪
が嵌合されている。シャッタ64が上昇して「開」にな
ったときにのみ一対のスライド台52の間隔が大きくな
り得るようにするため、中央近傍の一対の前記ガイドピ
ン54が他のガイドピン53,55よりも長く設定さ
れ、ガイドピン54を挿通するためのL字形のガイド孔
64cがシャッタ64に形成されている。このガイド孔
64cの上面には、何らかの理由で一対の縦ローラ57
どうしの間隔を押し広げてCDが無理に排出されたとき
にはシャッタ64が強制的に上昇させられて「開」にな
るようにするため、ガイドレール部64dが形成されて
いる。
【0019】次に、シャッタ64を開閉するためのリン
ク機構について説明する。断面形状が略L字形の左右ス
ライド板66の前面及び下面に左右方向へ長いガイド孔
66aが形成される一方、当該ガイド孔66aへ挿通さ
れたガイドピン67が前面板1a,底板1eに固着され
ている。シャッタ64の両側の下部にはカム孔64eが
形成される一方、左右スライド板66の前面側の両端に
はスライドピン66bが固着され、スライドピン66b
がカム孔64eに挿通されている。左右スライド板66
の下面と底面1eの下面とには図17(b)に示すよう
に下方へ突出するバネ掛部66c,68が形成され、両
者間には復帰バネ69が掛けられている。底板1eの左
下面には前後方向へスライド自在に前後スライド板70
が設けられている。即ち、前後スライド板70に一対の
ガイド孔70aが形成される一方、ガイド孔70aに挿
通した図示しない頭付ピンが底板1eに固着されてい
る。略L字形のレバー72の屈曲部が図5のように固定
軸73を介して回動自在に底板1eの下面に取り付けら
れ、レバー72の先端には長孔72a,72aが夫々形
成されている。そして、左右スライド板66,前後スラ
イド板70に固着されたピン66d,70bが長孔72
a,72aに遊嵌されている。前後スライド板70には
後述する外スライダ140によって押圧される被押圧部
70cが形成されている。 (F)再生手段 再生手段7は、ディスクプレーヤの奥行寸法をできるだ
け小さくするため、ディスク収納部3の背後に接近して
配置されている。再生手段7における挟持手段14は図
2に示すようにピックアップ昇降台10の上に搭載され
ているので、最初にピックアップ昇降台10について説
明する。
【0020】ピックアップ昇降台10は水平板とその両
側の鉛直板とを一体に形成したものであり、水平板の前
面側にはCDがはい入り込むように円弧状の切欠部10
aが形成されている。夫々の鉛直板にはピックアップ昇
降台10を昇降させるための一対のピン77が水平方向
へ突出させて固着されている。一対のピン77は同一高
さに配置され、前記ディスク昇降台22の一対のピン2
2bよりも短くなっている。これらのピン77は、ケー
ス1の側板1b,1cに形成された一対の鉛直スリット
78に挿通されてケース1の外へ突出している。
【0021】空間形成手段 図2に示すように、ピックアップ昇降台10における両
側の鉛直板の内側には、上下方向へ重なり合うトレイ2
の間へ挿入して選択されたCDの上下に空間を形成する
空間形成手段11として、樹脂からなる分離カム82が
前後方向へスライド自在に設けられている。即ち、ピッ
クアップ昇降台10における鉛直板の前面側上部にガイ
ド孔10aが形成されるとともにガイド孔10aに挿通
された頭付ガイドピン82aが分離カム82に固着され
る一方、図3(a)に示すように分離カム82の下部に
ガイド孔82bが形成されるとともにガイド孔82bに
挿通された図2の頭付ガイドピン10bが鉛直板の前後
方向での中間位置に固着されている。
【0022】分離カム82は前記トレイ2へ向かって挿
入し、トレイ2における両側の4本のピン2c,2dを
押し上げることによってトレイ2を安定して支持しかつ
再生するCDが載ったトレイ2の上下に空間を形成する
ものである。分離カム82は、前後方向の長さの異なる
2枚の板にスリットを形成して貼り合せたような形状に
なっており、分離カム82をトレイ2の両側へ滑り込ま
せることにより、前面側はトレイ2の一対の長いピン2
cを上動させ、背面側は一対の短いピン2dを上動させ
るように構成されている。
【0023】即ち、以下のように構成されている。選択
されたCDを載せる選択トレイ2及びこれより上方のト
レイ2を上動させるために一対の第一分離制御部82c
1,82c1が形成され、夫々の第一分離制御部82c1
の上方には選択トレイ2よりも上方のトレイ2だけを上
動させるための第二分離制御部82c2,82c2が形成
されている。そして、第一分離制御部82c1と第二分
離制御部82c2との間には選択トレイ2のみを保持す
る第三分離制御部82dが夫々形成され、第一分離制御
部82c1と第二分離制御部82c2と第三分離制御部8
2dとで分離制御部を構成している。選択トレイ2より
も上方のトレイ2のピン2c,2dの位置を保持する上
面82fと、選択トレイ2よりも下方のトレイ2のピン
2c,2dの位置を保持しかつ板バネ2eの受け部2g
を押さえ込む位置制限手段としての下面82hとが分離
カム82の移動方向に沿って形成されている。
【0024】選択トレイ2及び選択トレイ2より上のト
レイ2のピン2c,2dは第一,第二分離制御部82c
1,82c2の前進によって押し上げられるため、本来は
例えばθ=45゜等の一定の値に設定される。しかし、
ここではコイルバネ24を圧縮しながらトレイ2が上昇
することになり、トレイ2の位置が高くなるほどコイル
バネ24の圧縮量が大きくなってトレイ2を押し上げる
際に加わる負荷が大きくなる。換言すればコイルバネ2
4の圧縮の初期の段階では負荷が小さい。このため、図
21(a)に示すように第一,第二分離制御部82
1,82c2の上部は例えばθ1=45゜とする一方、
下部は例えばθ2=60゜とし、両者の中間部を弧状の
面により形成することで負荷が一定になるようにしてい
る。
【0025】次に第三分離制御部82d,82dについ
て説明する。第三分離制御部82d,82dは、上段嵌
入部82j,82jと、中段嵌入部82k,82kと、
下段嵌入部82m,82mとで構成されている。上段嵌
入部82j,82jは選択トレイ2の上下に空間を形成
するためのものであり、中段嵌入部82k,82kは選
択トレイ2及び選択CDを共に降下させて下アーム13
のターンテーブル97上に選択CDを載せるためのもの
であり、下段嵌入部82m,82mは選択トレイ2のみ
を再び降下させて選択トレイ2を選択CDから離すため
のものである。
【0026】挟持手段 空間形成手段11により形成された選択CDの上下の空
間へ向かって回動させて選択CDを挟持する挟持手段1
4について説明する。ピックアップ昇降台10の左側に
は下アーム13と上アーム12との基端部が回動自在に
取り付けられている。即ち、以下のようになっている。
図8に示すように下アーム13には中空軸86の下端近
傍が固着され、この中空軸86の下端がピックアップ昇
降台10を回動自在に貫通し、抜け止めのために中空軸
86の下端には平座金93と止め輪94とが取り付けら
れている。そして、上アーム12の基端部には銅合金か
らなるスリーブ87が貫通して固着され、スリーブ87
に中空軸86が挿通されることにより下アーム13に対
して上アーム12が平行な状態で、降下して選択CDが
挟持されるようになっている。中空軸86の上端には平
座金88が挿通されるとともに止め輪が取り付けられて
おり、平座金88とスリーブ87との間には上アーム1
2を下方へ付勢する挟持バネ89が設けられている。ま
た、中空軸86まわりに下アーム13と上アーム12と
が相対的に回動することなく同期して一体的に回動する
ように、図7に示すように下アーム13に立設した摺動
ピン90が上アーム12に形成した孔91に摺動自在に
挿通されている。挟持手段14が回動したときに下アー
ム13上の後述するターンテーブル97とCDとの位置
決めの精度を上げるため、ピックアップ昇降台10上の
中空軸86の中には基板としての底板1eに立設した支
柱92が挿通されている。
【0027】ディスク駆動手段 下アーム13の先端上面にはディスク駆動手段15が設
けられている。即ち、図7に示すようにスピンドルモー
タ96が取り付けられ、スピンドルモータ96の出力軸
にはCDの中央の孔へ嵌まり込むターンテーブル97が
取り付けられている。一方、上アーム12の先端近傍に
は図34に示すように支持板98の一端が固着され、他
端には円形の孔が形成されている。そして、樹脂によっ
て形成されるとともに円板の下面に円に沿って畝状の凸
部を形成したチャックプレート99が上方から孔に回転
自在に嵌め込まれている。このチャックプレート99
は、上アーム12の下面に一端が固着された図示しない
バネ板の他端により抜け止めされている。CDはターン
テーブル97とチャックプレート99によって保持され
る。
【0028】ピックアップユニット 下アーム13の上面には、図9のようにピックアップユ
ニット16も搭載されている。ピックアップユニット1
6の構成を以下に説明する。下アーム13と一体に形成
されたガイドレール161を介して光ピックアップ16
2が下アーム13の長さ方向に沿って移動自在に設けら
れている。そして、光ピックアップ162をガイドレー
ル161に沿って往復移動させるための手段が設けられ
ている。下アーム13の上面には一対の軸受部材163
を介してねじ軸164が回動自在に支持され、光ピック
アップ162の図示しないめねじ部がねじ軸164に螺
合している。このねじ軸164には前記スリーブ87の
近傍に固定した走査用モータ165の出力軸が連動連結
されている。即ち、ウォームホイール166とねじ歯車
167とを一体化した歯車168が回転自在に支持さ
れ、出力軸のウォーム169がウォームホイール166
に噛み合う一方、ねじ軸164に取り付けられたねじ歯
車170がねじ歯車167に噛み合っている。
【0029】回動力供給手段 前記移送用モータ46の駆動力で挟持手段14を回動さ
せるための回動力供給手段17の構成を以下に説明す
る。ケース1の左の側板1bの内側には図6のように歯
車列103が設けられている。即ち、歯車列103は、
歯車103a〜103hによって構成されている。一
方、前記駆動軸30の左端にも歯車104が固着されて
いる。左の側板1bの内側には、鉛直方向へ移動自在に
プレート105が設けられている。即ち、プレート10
5の上部には鉛直方向へ長いガイド孔105aが形成さ
れ、ガイド孔105aに挿通されたガイドピン106
(図28参照)が左の側板1bに固着されてガイドピン
106には止め輪が取り付けられている。プレート10
5の下部とケース1の底板1eとにはバネ掛け部105
b,107が形成され、プレート105を下方へ付勢す
る復帰バネ108が両者間に設けられている。プレート
105には前記歯車103hの軸109(側板1bに固
着されている)を挿通する逃げ孔105cが形成されて
おり、軸109にはレバー110の基端部が回動自在に
取り付けられている。このレバー110の先端にはレバ
ー110を貫通する移動軸111が固着され、移動軸1
11には歯車103hと噛み合う歯車112が回転自在
に取り付けられている。プレート105における逃げ孔
105cの上方にはカム孔105dが形成され、移動軸
111の貫通端部がカム孔105dに挿通されている。
つまりプレート105を上動させると、カム孔105d
が上動し、カム孔105dに挿通されている移動軸11
1は前面側へ移動することから、移動軸111に取り付
けられた歯車112が、駆動軸30の歯車104とも噛
み合うことになる。このプレート105を上動させるた
め、レバー113の中間部がピン114を介して左の側
板1bの内側に回動自在に支持され、レバー113の一
端がピン115を介して回動自在にプレート105の下
部に結合されている。レバー113の他端はディスク昇
降台22のピン22bが挿通される左の側板1bの一対
のガイド孔25の前面側のものの下部に臨んでいる。つ
まり、ディスク昇降台22が最下位置にきて再生モード
になると、ピン22bがレバー113の他端を下方へ押
して歯車112が歯車104と噛み合う。
【0030】次に、歯車列103の最上部の歯車103
aと挟持手段14の下アーム13とが以下のようにして
連動連結されている。図2に示すように前後方向へ長い
鉛直部と鉛直部の背面側に一体に形成された水平部とか
らなるスライドバー116が設けられている。スライド
バー116における鉛直部の両端近傍には一対のガイド
孔116aが形成され、図5のように一対のガイド孔1
16aに挿通された一対のガイドピン117が左の側板
1bの内側に固着されるとともに止め輪が取り付けられ
ている。このようにして前後方向へスライド自在なスラ
イドバー116における前面側の下部にはラック116
bが形成されて前記歯車103aと噛み合う一方、背面
側の水平部の先端には下方へ突出する係合ピン116c
の上端が固着されている。この係合ピン116cは、図
7のように前記下アーム13の基端部に一体に形成され
るとともに上アーム12の高さまで延長した水平部の長
孔13aに遊嵌されている。この長孔13aは図9のよ
うにスリーブ87の軸心を通りかつスリーブ87と直角
な半径方向の直線に沿って長く形成されている。
【0031】ディスクプレーヤには、ディスク収納部3
内にCDを挿入したり排出したりする挿脱モードの状態
と、CDを再生する再生モードの状態との2つの操作状
態があり、前者の場合は挟持手段14は図30のように
B位置を占め、後者の場合は図31のようにA位置を占
める。B位置とA位置との間での挟持手段14の回動は
前記のように回動力供給手段17を介して行なわれる。
しかし、選択CDと下アーム13上のターンテーブル9
7との位置決めを高精度に行なう必要があるので、図1
0の位置決め手段118が設けられている。
【0032】位置決め手段118の構造を以下に説明す
る。図9,10に示すように下アーム13における中空
軸86の近傍には、下方へ向かって突出する位置決めピ
ン119の上端が固着されている。一方、挟持手段14
が回動するときに位置決めピン119が移動する範囲と
対応する部分のピックアップ昇降台10には円弧孔10
cが形成され、円弧孔10cに位置決めピン119が遊
嵌されている。ピックアップ昇降台10には下方へ突出
してバネ掛け部10dが形成され、バネ掛け部10dと
位置決めピン119との間にはトグルバネ120の両端
が掛けられている。挟持手段14がB,A位置を占める
ときに位置決めピン119が占める位置をb,a位置と
すると、b,aの中間点であるc位置が位置決めピン1
19の運動の方向が変わる変曲点であり、c位置と対応
する位置に前記バネ掛け部10dが配置されている。
【0033】規制手段 前記挟持手段14の上アーム12は前記挟持バネ89に
より下方へ付勢されており、図7のようにこの挟持バネ
89の付勢力で上アームが降下する時期を設定するため
の規制手段18が設けられている。即ち、以下のように
構成されている。
【0034】ピックアップ昇降台10の上面であって前
記挟持手段14と分離カム82との間には円筒板124
が立設されている。この円筒板124はスリーブ87を
中心とする円筒の一部である部分円筒を形成しており、
図32,図33のように円筒板124には周方向に長い
水平部125aと軸方向に長い鉛直部125bとからな
るL字形のガイド孔125が形成されている。一方、上
アーム12の基端部にはスリーブ87を中心とする半径
方向の外側へ向かって突出するガイドピン12aが固着
され、ガイドピン12aはガイド孔125に挿入されて
いる。このため、図7において挟持手段14が待機位置
のB位置を占めるときと、B位置から再生位置のA位置
を占める直前まではガイドピン12aがガイド孔125
の水平部125aに位置するため、挟持バネ89の付勢
力が加わっていても上アーム12は降下することなく挟
持手段14は開の状態を維持する一方、挟持手段14が
A位置にくると、ガイドピン12aが鉛直部125bに
位置するため、挟持バネ89の付勢力で上アーム12が
降下してガイドピン12aも鉛直部125bの下端まで
下がることになる。
【0035】挟持手段14が図7のA位置まで回動して
ガイドピン12aがガイド孔125の鉛直部125bま
で回動してきても直ちに挟持手段14が挟持動作をせず
に、指令を与えて初めて挟持動作するようにするため、
ガイドピン12aの下動を一時的に規制する第一規制手
段と、規制後に前記分離カム82が前進し、選択CD及
び選択トレイ2が降下して前記ターンテーブル97の上
に載ったときに規制を解除して選択CDを挟持させる第
二規制手段が設けられている。即ち、以下のように構成
されている。前記ピックアップ昇降台10の上面であっ
て前記円筒板124と前記分離カム82との間には図
7,図30に示すように軸受板126が分離カム82と
平行に立設されている。軸受板126の内側には図7に
示すように回動軸129を介して回動自在に拘束アーム
127の中間部が支持され、拘束アーム127の前面側
には外側へ向かって突出するピン127aが固着され、
背面側は内側へ向かって曲げられてガイド孔125の鉛
直部125bに臨んでいる。そして、図30に示すよう
にこの拘束アーム127の背面側を下方へ向かって付勢
するバネ128が設けられている。一方、拘束アーム1
27の前面側のピン127aは図32のように分離カム
82の内側下部に形成されたカム溝82rに遊嵌されて
いる。このカム溝82rにおける背面側の上部には逃げ
部が形成されており、分離カム82が前面側へ移動して
選択トレイ2のピン2c,2dが中段嵌入部82k,8
2kにはいるとピン127aがカム溝82rの逃げ部に
逃げ得る状態となって拘束アーム127がバネ128に
より回動し、挟持バネ89の付勢力により上アーム12
が降下するように設定されている。 (G)押出手段 押出手段8はケース1の内部の左右に設けられている。
これらは略同一の構成なので一方についてのみ説明す
る。図1,図19に示すように、回動することによって
CDを押し出すための押出レバー132が、ケース1の
天井板1dから下方へ突出する固定軸133に回動自在
に取り付けられている。押出レバー132の高さは前記
ローラ35,36の間の高さと同一に設定されている。
そして、固定軸133を囲繞するようにして設けられた
復帰バネ134の両端が、押出レバー132に形成され
たバネ掛け部132aと天井板1dに形成されたバネ掛
け部とに掛けられている。一方、今までに述べた分離カ
ム82の前面側へ移動することによる空間形成の作用と
は反対の方向である背面側へ移動することで押出レバー
132が回動するように構成されている。即ち、以下の
ようになっている。図7に示すように前記軸受板126
の外側には前後方向へ一定量だけスライド自在にプレー
ト135が設けられている。つまり、軸受板126に一
対のガイド孔126aが形成される一方、夫々のガイド
孔126aに挿通したガイドピン135aがプレート1
35に固着されている。プレート135の前面側端は内
側へ折り曲げられて押出レバー132と一体の被押圧部
132bと係合しうるようになっており、背面側端は外
側へ折り曲げられて分離カム82の背後へ向かって突出
している。 (H)操作手段 最後に、操作手段9について説明する。この操作手段9
は、挿脱モードのときにはディスク昇降台22を昇降さ
せて各段のトレイ2上のCDの挿脱を可能にし、更には
前記開閉手段6を開いたり押出手段8を動作させたり
し、再生モードのときにはディスク昇降台22を最下位
置に保持した状態でピックアップ昇降台10を昇降させ
て選択されたCDを選択し、更には空間形成手段11を
動作させかつ規制手段18を動作させる。
【0036】図2,図11に示すようにケース1の左右
の側板1b,1cの外側には、前後方向へスライド自在
に内スライダ139と外スライダ140とが設けられて
いる。左右対称なので、一方について説明する。内,外
スライダ139,140の上下にガイド孔139a,1
40aが形成され、側板に固着したガイドピン158,
159がガイド孔139aとガイド孔140aとの双方
に挿通され、ガイドピン158,159には止め輪が取
り付けられている。内スライダ139の背面側には、鉛
直スリット78から突出するピックアップ昇降台10の
一対のピン77を6段階に昇降させるための一対の階段
スリット141が形成されている。内スライダ139の
前面側には、鉛直スリット25から突出するディスク昇
降台22の一対のピン22bを6段階に昇降させるため
の一対の階段スリット142が形成されるとともに夫々
の階段スリット142の下には再生モードのときにディ
スク昇降台22を最下位置に保持してピックアップ昇降
台10のみを昇降させるための床面スリット143が連
続して形成されている。一方、外スライダ140には長
いピンであるディスク昇降台22の一対のピン22bが
入り込むスリットのみが形成されている。即ち、一対の
ピン22bを階段スリット142内に入れて上下動させ
るための四角形状の一対の挿脱モード用スリット144
と、床面スリット143内に入れて最下位置に保持する
ための水平線状の一対の再生モード用スリット145
と、外スライダ140をいずれかの方向へスライドさせ
ることによりテーパ面146a,146bによりピン2
2bを上動又は下動させて一対の階段スリット142と
床面スリット143との間で一対のピン22bの位置を
入れ替えるための45゜に傾斜した切換用スリット14
6とが連通して形成されている。再生モード用スリット
145どうしの上下方向の位置を同一にすると、スリッ
トどうしが重なって連通してしまうことから、再生モー
ド用スリット145,挿脱モード用スリット144,床
面スリット143,階段スリット142と、これらに挿
入するピン22bの高さが相互に異なっている。
【0037】外スライダ140の背面側の上部は内側へ
向かって直角に曲げられ、突出部140bが形成されて
いる。外スライダ140と共にこの突出部140bが移
動できるように、内スライダ139及び側板1bの背面
側には逃げ切欠139b,逃げスリット147が形成さ
れている。ピックアップ昇降台10と共に昇降する分離
カム82の高さ位置に拘らず分離カム82が外スライダ
140と一体にスライドさせられるようにするため、図
2のように分離カム82の背面側の外側の面には鉛直方
向沿って係合溝82sが形成され、当該係合溝82sに
突出部140bがスライド自在に嵌め込まれている。ま
た、左側の外スライダ140における前面側にはケース
1の底板1eの下へ向かって折り曲げて係合部140c
が形成されている。この係合部140cは、外スライダ
140が背面側へスライドする際に前記被押圧部70c
を背面側へ押圧し、復帰バネ69の付勢力に拘してシャ
ッタ64を開くようになっている。
【0038】次に、前記の内スライダ139,外スライ
ダ140の右側のものと左側のものとを同期して同時に
スライドさせるための駆動機構について説明する。図
2,図6に示すようにケース1の底板1eの下であって
背面側には二対の軸受を介して2本の連結軸148,1
49が回転自在に支持されている。夫々の連結軸14
8,149の両端にはピニオン150,151が固着さ
れ、これらのピニオン150,151は内スライダ13
9,外スライダ140の背面側の下部に形成されたラッ
ク139c,140dと噛み合っている。連結軸14
8,149には歯車152,153が固着されており、
この歯車152,153には操作用モータ154,15
5が個別に連動連結されている。即ち、以下のようにな
っている。ケース1内の背面側の右側に配置されている
前記軸受板126の内側の上下位置に操作用モータ15
5,154が取り付けられ、これらのモータ155,1
54の出力軸が軸受板126の内側に設けた2組の減速
手段156,157を介して歯車152,153に連動
連結されている。
【0039】次に、斯かるディスクプレーヤの作用を説
明する。
【0040】(I)作用の全体構成 ディスクプレーヤの作用は、ディスク収納部3へのCD
の挿入とディスク収納部3からのCDの排出と、ディス
ク収納部3にストックされた複数のCDのうちの一枚を
選択して再生するCDの再生との3つの作用によって構
成される。
【0041】(J)CDの挿入 CDをディスク収納部3へ挿入する場合は、トレイ2に
付されている番号(上から下へ向かって1〜6の番号が
付されている)を選択して図示しない番号ボタンの例え
ば「2」のボタンを押したのちに図示しない挿入ボタン
を押す。操作用モータ154の出力軸の回転が減速手段
156,連結軸148に伝わり一対の内スライダ139
がスライドする動きと、操作用モータ155の出力軸の
回転が減速手段157,連結軸149に伝わり一対の外
スライダ140がスライドする動きとが別個独立に行わ
れる。外スライダ140の一対の挿脱モード用スリット
144内に一対のピン22bが入り込んで、例えば図1
2のように一対のピン22bが挿脱モードにおけるモー
ド切換位置にあるときにボタンが押されると、内スライ
ダ139が後退することにより図13(a)に示すよう
に一対のピン22bが階段スリット142の下から2番
目まで上昇してそれと共にディスク昇降台22も上昇し
て上から2番目のトレイ2上のCDが押出レバー132
の高さに設定される。なお、このとき、ピックアップ昇
降台10も同時に上昇するが、これは不要な動きとな
る。内スライダ139を更に後退させれば、ピン22b
と共にピックアップ昇降台10が上昇し、順次に3〜6
番目のトレイ2が押出レバー132の高さになる。
【0042】次に、図13(a)の待機位置から挿脱モ
ード用スリット144の前後方向での中間位置にピン2
2bが来るまで外スライダ140が後退すると、外スラ
イダ140の係合部140cが底板1eの下で図2に示
す被押圧部70cを背面側へ押圧するため、前後スライ
ド板70の動きがレバー72を介して左右スライド板6
6へ伝わり、復帰バネ69の付勢力に抗して左右スライ
ド板66が左方へ移動し、シャッタ64が上昇して図1
7(b)のように挿脱口4が開放される。
【0043】以上の動作によりシャッタ64が開き、前
記のように既に上から2番目のトレイ2が押出レバー1
32と同一高さになっているので、図17(a)のよう
に上下のローラ35,36の間へCD171を挿入しよ
うとすると、シャッタ64の手前中央に配置した図示し
ないセンサがCD171を検出し、移送用モータ46が
回転を始める。移送用モータ46の回転力が歯車を介し
てローラ36に伝わるため、図18のようにバネ38に
よりローラ36へ付勢されるローラ35との間にCD1
71が噛み込まれ、ローラ35,36の回転によってC
Dは上から2番目のトレイ2の上に挿入されるが、CD
171がローラ35,36から離れた状態までしか挿入
されないので、残りの数mmは押込バネ60によって中
央方向へ付勢される一対の縦ローラ57により押し込ま
れる。CD171はトレイ2上では一対の板バネ2eの
押さえ部2fによりトレイ2上に保持される。CD17
1がローラ35,36から離れると、図示しないリミッ
トスイッチが動作して移送用モータ46の回転が止まる
と同時に外スライダ140が前進して図13(a)の待
機位置へ戻るため、背後側へ向かって押圧されていた被
押圧部70cが開放され、復帰バネ69の作用でシャッ
タ64が閉じる。
【0044】一対のピン22bが階段スリット142の
他の高さ位置(下から1,3〜6番目)を占める場合も
上記と同じ動作でCDを挿入できる。
【0045】(K)CDの排出 CDをディスク収納部2から排出する場合は例えば
「2」の番号ボタンと排出ボタンとを押す。すると挿入
時と同様に例えば図12の挿脱モードの切換位置から図
13(a)の待機位置へピン22bが移動し、上から2
番目のトレイ2上のCDが押出レバー132の高さに設
定される。そして前記と同様に図13(b)の位置にピ
ン22bが来るまで外スライダ140が後退するとシャ
ッタ64が開く。ここまでの動作はCDの挿入時と全く
同じである。
【0046】次に、図14に示すように挿入モード用ス
リット144の前面側にピン22bが来るまで外スライ
ダ140が更に後退すると、図19に示すように外スラ
イダ140の背後側の突出部140bを介して外スライ
ダ140と連動する分離カム82が後退し、分離カム8
2の背面がプレート135の背後側を押して後退させ
る。すると、プレート135の前面側が押出レバー13
2の被押圧部132bを背面側へ押し、押出レバー13
2が回動して上から2番目のCD171の両側を押し出
す。排出ボタンを押すと同時に移送用モータ46が回転
してローラ35,36は既に回転しているので、押し出
されたCD171が図20のようにローラ35,36間
に挟まれて排出される。排出によりCD171が落下す
るのを防止するため、CD171の背面側の一部がロー
ラ35,36に挟まれているときに図示しないリミット
スイッチがこれを検出し、移送用モータ46の回転が停
止する。このあとは手動でCD171を一対のローラ3
5,36間から抜き取ることになる。CD171が抜き
取られたことを図示しないセンサが検出すると、外スラ
イダ140が前進し、ピン22bが図14の位置から図
13(a)の待機位置へ戻る。
【0047】すると、分離カム82からプレート135
へ加わっていた背面側への力が除去されるため、押出レ
バー132は復帰バネ134の付勢力により回動して図
19(a)に実線で示す元の位置へ復帰し、続いてCD
の挿入後と同様にシャッタ64が閉じる。
【0048】一対のピン22bが階段スリット142の
他の高さ位置(下から1,3〜6番目)を占める場合も
上記と同じ動作でCDを排出できる。
【0049】(L)CDの再生 CDの再生を行うには、選択されたCDの番号を付した
番号ボタンの例えば「2」のボタンと再生ボタンとを押
す。すると、前記の図13(a)の状態から内スライダ
139が前進することにより図12のようにピン22b
が挿脱モード用スリット144の最下位置まで降下して
モード切換位置に来た後、外スライダ140が前進す
る。すると、切換スリット146の上テーパ面146b
(図11(c)参照)が押圧されることによってピン2
2bが降下して内スライダ139の床面スリット143
へ移動すると同時に、このピン22bは外スライダ14
0の再生モード用スリット145内へ移動して図15
(a)のように再生モードに切り換わる。この切り換え
時には、ピックアップ昇降台10の一対のピン77は階
段スリット141の最下位置に止まったままである。こ
のときのピン22bの位置は、再生モードにおける挿脱
モードへの切換位置であり、この状態から外スライダ1
40を後退させると切換スリット146の下テーパ面1
46aが押圧されることによってピン22bが上昇して
図12のように前記の挿脱モードにおけるモード切換位
置へ戻ることができる。
【0050】図15(a)に示すピン22bの外スライ
ダ140に対する位置はモード切換位置であるだけでな
くピックアップ昇降台10の高さのみを変えて再生する
CDを選択するCD選択位置でもある。つまり、図15
(a)の位置から内スライダ139のみを後退させれ
ば、一対のピン22bは相対的に床面スリット143の
中を前進するように見えて実際には鉛直スリット25の
最下位置に保持されるためディスク昇降台22は最下の
再生位置から動くことはないが、他方の一対のピン77
は外スライダ140に隠れて見えないが相対的に階段ス
リット141に沿って上昇するように見えて実際には鉛
直スリット78の中を段階的に上昇する。つまり、内ス
ライダ139を後退させることにより床面スリット14
3の位置に付された番号1〜6の位置に一対のピン22
bを位置させると、一対のピン77は上下方向に付され
た番号1〜6の高さまで昇降し、当該番号のCDを再生
できる状態となる。図15(a)は6番のCDを再生で
きる状態であり、図15(b)は1番のCDを再生でき
る状態である。
【0051】ここでは前記のように2番のCDが選択さ
れているので、図16(a)に示すように一対のピン7
7が上から2番目の位置まで上昇する。以上の動作で再
生するCDが再生しうる状態になり、以後の動作は何番
のCDが選ばれた場合も同じであり、外スライダ140
の動きと移送用モータ46の駆動によって動作する。
【0052】再生する2番のCDが選択された図16
(a)の待機状態の後の作用を以下に説明する。図16
(b)の外スライダ140上のD位置をピン22bが占
めるときつまりは図16(a)の状態は待機状態であ
り、このとき分離カム82は図22の位置にあり、外ス
ライダ140が前進してピン22bが第一段階としてE
位置に来ると、分離カム82が前進して図21(a)の
ように上から2段目と3段目とのトレイ2のピン2d同
士の間へ分離カム82の背面側の下部先端が入り込み
(ピン2cについても前面側の下部先端が入り込んで、
以下ピン2dと同様の作用となる)、第二段階としてピ
ン22bがF位置に来ると上から2段目のトレイ2のピ
ン2dが第一分離制御部82c1を摺動して上段嵌入部
82jの上に載り、分離カム82の上部先端が上から1
段目と2段目とのトレイ2のピン2d同士の間へ入り込
んで図23の状態となり、第三段階としてピン22bが
G位置に来ると、上から1段目のトレイ2のピン2dは
第二分離制御部82c2を摺動して分離カム82の上面
82fに載る。このため、第三段階でピン22bがG位
置にくると、図24のように上から2番目の選択トレイ
2の上と下とに空間が形成される。
【0053】ピン22bが図16(b)のG位置まで来
たことが図示しないセンサにより検出されると、移送用
モータ46が回転を開始する。前記のように再生モード
に切り換わったときに一対のピン22bが床面スリット
143内に入り込んで回動力供給手段17のレバー11
3を下方へ押した状態になっているので、図28(a)
の状態からレバー113がピン114を中心として反時
計方向へ回動し、プレート105が上昇してレバー11
0が軸109を中心に時計方向へ回動し、図28(b)
のように歯車112が歯車103hに噛み合いながら歯
車104とも噛み合う状態に既になっている。従って、
移送用モータ46の回転が駆動軸30と歯車列103と
を介してラック116bを有するスライドバー116に
伝わり、図29のようにスライドバー116が後退す
る。するとスライドバー116の背面側下部の係合ピン
116cが長孔13aに遊嵌されていることから挟持手
段14が前面側へ向かって回動し、図10(a)の位置
決めピン119が変曲点であるc位置を越えると、トグ
ルバネ120の付勢力が反対方向へ作用して図10
(b)のように位置決めピン119がa位置まで回動
し、図24に示すように選択されたCD2の上下に上ア
ーム12,下アーム13と共にチャックプレート99,
ターンテーブル97が入り込む。これを平面図で示す
と、図30の状態から図31の状態になる。挟持手段1
4の回動を検出する図示しないリミットスイッチにより
移送用モータ46の回転が止まる。
【0054】第四段階としてピン22dが図16(b)
のHの位置に来るまで外スライダ140が前進すると、
選択トレイ2のピン2dが中段嵌入部82kの中へ降下
するため、選択トレイ2及び選択CDが降下して図25
のように選択CDがターンテーブル97の上に載る。ま
た、これと略同時に外スライダ140と共に分離カム8
2が前進することによって規制手段18が動作し、挟持
バネ89の作用によって挟持手段14の上アーム12が
下動し、選択されたCDがターンテーブル97とチャッ
クプレート99との間に挟持される。即ち、挟持の作用
を詳述すると以下のようになる。ピン22bがGの位置
にあって挟持手段14が待機位置Bを占めるときは図3
2のようにガイドピン12aはガイド孔125の水平部
125aに位置し、挟持手段14が再生位置Aを占める
ときは図21(b),図33(a)のようにガイドピン
12aはガイド孔125の鉛直部125bに移動する
が、ピン127aは分離カム82のカム溝82rの逃げ
部へは逃げられないためにガイドピン12aは拘束アー
ム127の背面側に阻止されて降下できない。次に、ピ
ン22bがH位置まで移動すると、分離カム82も前進
するために図21(b),図33(b)に示すようにピ
ン127aはカム溝82rの逃げ部へ逃げることが可能
になり、バネ128で付勢される拘束アーム127のピ
ン127aが分離カム82のカム溝82rの逃げ部へ向
かって上動し、拘束アーム128の背面側が下がる。こ
のため、図34のように挟持バネ89によって付勢され
ていた上アーム12が降下して前記のように選択CD1
71が挟持される。
【0055】底板1eに立設した支柱92を把持手段1
4の回動中心である中空軸86に挿通することで挟持手
段14の回動中心は底板1eの上で高精度に位置決めさ
れ、かつトグルバネ120で位置決めピン119をピッ
クアップ昇降台10に押圧した状態で保持するので、タ
ーンテーブル97,チャックプレート99は円周方向の
軌跡上で高精度に位置決めされる。一方、CD171が
載るトレイ2を案内するガイド支柱23も支柱92と同
様に底板1e上に立設されているため、CD171も底
板1eの上で高精度に位置決めされている。従って、再
生されるCDの中心と、ターンテーブル97の中心と、
チャックプレート99の中心とが高精度で一致し、CD
171の挟持が確実に行われる。
【0056】最後の第五段階としてピン22bが図16
(b)のI位置に来るまで外スライダ140が前進する
と、図21(a)のように選択トレイ2のピン2dが下
段嵌入部82mまで降下し、それまでは選択CD171
と接触していた選択トレイ2が図26のように降下して
選択CD171から離れると同時に、図27のように選
択CD171を押さえていた板バネ2eの受け部2hが
分離カム82の背面側の上段嵌入部82jの下面に押さ
れて押し上げられ選択CD171を開放する。このとき
選択トレイ2より下方のトレイ2は分離カム82の下面
82hによって押さえられており、選択トレイ2より上
方のトレイ2はコイルバネ24によって下方へ付勢され
ているので、車両の振動する影響を受けてトレイ2が振
動するのが防止される。
【0057】以上のようにして選択CDが挟持手段14
に挟持されたあとは、挟持手段14が図31のようにA
位置に保持された状態でCDの再生が行われる。まずス
ピンドルモータ96が回転するとターンテーブル97を
介してCDが回転する。次にピックアップユニット16
の走査用モータ165が回転するとその回転がねじ軸1
64に伝わり、光ピックアップ162がねじ軸164に
沿ってCDの半径方向の内側から外側へ向かって移動
し、CDの再生が行われる。
【0058】CDの再生が行われた後はねじ軸164が
逆回転して光ピックアップ162が元の位置へ戻ると走
査用モータ165の回転が停止し、スピンドルモータ9
6の回転も停止する。その後は前記と逆の手順で外スラ
イダ140が後退し、分離カム82も後退する。そし
て、図21(b)に示すようにピン127aがH位置か
らG位置へ戻ると、図33(b)の位置にあった拘束ア
ーム127のピン127aが図33(a)のように分離
カムの逃げ部から外れて下動し、拘束アーム127の背
面側が上がる。このため、挟持手段14から外側へ向か
って突出するガイドピン12aがガイド孔125の鉛直
部125bに沿って押し上げられ、挟持手段14は回動
し得る状態になる。このあとは図示しないセンサがガイ
ドピン12aの上動したことを検出し、移送用モータ4
6が前記とは逆方向へ回転して挟持手段14が背面側へ
回動する。そして、図10(b)のb位置を占めていた
位置決めピン119が変曲点であるc位置を越えると、
トグルバネ120の付勢力が反対方向へ作用して図10
(a)のように位置決めピン119がb位置まで回動
し、挟持手段14は待機位置であるB位置へ戻る。挟持
手段14の回動を検出する図示しないリミットスイッチ
により移送用モータ46の回転は止まる。挟持手段14
は待機位置Bに位置していてもトグルバネ120により
背面側へ付勢されているので、両車の振動による影響を
受けることはない。このあと、外スライダ140が後退
してピン22bが図16(b)の待機位置Dまで戻る
と、分離カム82も後退して第1〜3番目のトレイ2の
全てが降下し、6枚のトレイ2が分離されない図22の
状態に戻る。
【0059】上から2番目以外の他のCDを再生する場
合は、図16(a)の状態から内スライダ139を前進
又は後退させて図中の内スライダ139に付された1,
3,4,5,6のいずれかの位置へピン22bを相対的
に移動させたのちに、外スライダ140をスライドさせ
て図16(b)の外スライダ140上のD〜Iの位置を
ピン22bに順次合わせることにより、前記と同じ動作
を繰り返すことができる。
【0060】なお、本実施の形態はディスクの記録及び
/又は再生装置を音声の再生のためのディスクプレーヤ
に適用した場合について示したが、音声の記録用の装置
あるいは記録及び再生用の装置、又は音声に限らず映像
の記録及び/又は再生のための装置に適用してもよい。
また、トレイの重なる方向が鉛直方向である場合として
示したが、トレイの重なる方向を水平方向にすることも
できる。更に、ディスクの大きさは12cmのものを用
いるが、8cm等の他の大きさのものにも適用できる。
【0061】また更に、本実施の形態では圧縮バネを設
けたが、最上部のトレイ2とディスク昇降台22との間
に引張バネを設けるようにしてもよい。また更に、圧縮
バネは4本のガイド支柱23を囲繞するように設けても
よい。また更に、ディスク載置手段として本実施の形態
では図3(a),図4のトレイを用いたが、図中に二点
鎖線で示す部分を切断し、アルミ板2aのうちのCDの
外周部が載る両端部のみを残して中央部を除去した一対
の載置片を用いることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
に係るディスクの記録及び/又は再生装置によればディ
スク載置手段を他方側へ付勢する付勢手段を設けたの
で、車両の振動がディスク載置手段に伝わっても再生
時、非再生時に拘わらずディスク載置手段が振動するこ
とはない。従って、ディスクの再生が適正に行われる。
【0063】請求項2に係るディスクの記録及び/又は
再生装置によれば最も一方側のディスク載置手段よりも
他方側の離れた位置に受け部を配置したので、長い圧縮
バネを用いることができ、これにより圧縮長さが大きく
なっても圧縮に要する荷重が小さくて済む。
【0064】請求項3に係るディスクの記録及び/又は
再生装置によれば、ディスクが載るディスク載置手段の
支柱と、挟持手段を回動自在に支持する支柱とを共通の
基板に固着したので、ターンテーブルの中心とディスク
の中心とが高精度で一致し、ディスクの挟持が確実に行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態を示すディスクプレーヤの外観斜視図。
【図2】ディスクプレーヤの分解斜視図。
【図3】(a)はディスクプレーヤにおけるディスク収
納部の分解斜視図、(b)はトレイの要部を一部破断し
て示す斜視図。
【図4】ディスクプレーヤにおけるディスク収納部に係
り、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図5】ケースの前面側の内部を背面側から見た斜視
図。
【図6】移送手段及び回動力供給手段等の分解斜視図。
【図7】再生手段の斜視図。
【図8】挟持手段の要部断面図。
【図9】ピックアップユニットの平面図。
【図10】位置決め手段に係り、(a)は挟持手段が待
機位置に位置決めされた場合の背面図、(b)は再生位
置に位置決めされた場合の背面図。
【図11】操作手段に係り、(a)はピックアップ昇降
台及びディスク昇降台の正面図、(b)は内スライダの
正面図、(c)は外スライダの正面図。
【図12】CDの挿入,排出を行うための挿脱モード状
態であってモード切換位置を示す操作手段の作用説明
図。
【図13】上から2番目のCDを挿脱する場合に係り、
(a)は2番目のCDが選択された待機状態の操作手段
の作用説明図、(b)はシャッタが開いた状態の操作手
段の作用説明図。
【図14】上から2番目のCDを排出する場合における
押出レバーが回動した状態の操作手段の作用説明図。
【図15】CDの再生を行うための再生モード状態に係
り、(a)は上から6番目のCDを再生する場合の操作
手段の作用説明図、(b)は上から1番目のCDを再生
する場合の操作手段の作用説明図。
【図16】上から2番目のCDを再生する場合に係り、
(a)はピンがD位置の待機状態にあるときの操作手段
の作用説明図、(b)はピンがI位置の再生状態にある
ときの操作手段の作用説明図。
【図17】CD挿入時のディスクプレーヤに係り、
(a)は平面図、(b)は正面図。
【図18】CD挿入時のディスクプレーヤの側面断面
図。
【図19】CD排出時の押出手段に係り、(a)は平面
図、(b)は正面図。
【図20】CD排出時の押出手段の側面断面図。
【図21】分離カムの作用に係り、(a)はトレイの動
きとの関係を示す作用説明図、(b)はピンとの関係を
示す作用説明図。
【図22】分離カムがトレイの分離を始める前の状態を
示す側面図。
【図23】分離カムにより、トレイが2分離された状態
を示す側面図。
【図24】分離カムにより、トレイが3分離された状態
を示す側面図。
【図25】トレイが3分離された後に選択トレイのみが
降下して選択CDがターンテーブル上に載り挟持手段に
挟持された状態を示す側面図。
【図26】選択CDが挟持手段に挟持された後に選択ト
レイのみが再び降下して選択CDから離れた状態を示す
側面図。
【図27】再生時に選択トレイの板バネが上がって選択
CDが開放された状態を示す説明図。
【図28】回動力供給手段に係り(a)は回動力が供給
されない状態の作用説明図、(b)は供給される状態の
作用説明図。
【図29】回動力が挟持手段に供給されている状態を示
す作用説明図。
【図30】挟持手段が待機位置を占める状態を示す作用
説明図。
【図31】挟持手段が再生位置を占める状態を示す作用
説明図。
【図32】挟持手段が待機位置を占めるときの規制手段
の状態を示す作用説明図。
【図33】挟持手段が再生位置を占めるときの規制手段
に係り、(a)は挟持を阻止している状態を示す作用説
明図、(b)は阻止を解除した状態を示す作用説明図。
【図34】規制手段による阻止の解除により挟持手段が
CDを挟持した状態を示す作用説明図。
【符号の説明】
1…ケース、2…トレイ、2j…バネ受け、3…ディス
ク収納部、11…空間形成手段、12…上アーム、13
…下アーム、14…挟持手段、23…ガイド支柱、24
…コイルバネ、86…中空軸、92…支柱、97…ター
ンテーブル、99…チャックプレート、171…ディス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 隆行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 高 義輝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 濱 透 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D072 AB22 AB35 BB39 BG02 BG10 BH05 BH17 EB06 EB15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載せるための複数のディスク
    載置手段を、支持手段を介して移動自在に重ねてディス
    ク収納部を構成し、選択されたディスクを載せた選択デ
    ィスク載置手段及び選択ディスク載置手段よりも一方側
    のディスク載置手段を一方側へ移動させて選択されたデ
    ィスクの少なくとも片面側に空間を形成する空間形成手
    段を設けたディスクの記録及び/又は再生装置におい
    て、 最も一方側の前記ディスク載置手段に取り付けられた付
    勢手段によって全てのディスク載置手段を他方側へ向か
    って付勢するようにしたことを特徴とするディスクの記
    録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段としてコイルバネを用いる
    とともに前記最も一方側のディスク載置手段にバネ受け
    を設け、当該バネ受けにおける受け部の位置を少なくと
    も前記最も一方側の選択ディスク載置手段より他方側の
    ディスク載置手段に至る位置に設定した請求項1に記載
    のディスクの記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 前記支持手段は支持支柱を備え、該支持
    支柱と、ディスク駆動手段を前記空間形成手段によって
    形成された空間に回動して移動するときの回動支柱と
    を、共通の基板に設けた請求項1に記載のディスクの記
    録及び/又は再生装置。
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