JPH0343371Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0343371Y2
JPH0343371Y2 JP1983162979U JP16297983U JPH0343371Y2 JP H0343371 Y2 JPH0343371 Y2 JP H0343371Y2 JP 1983162979 U JP1983162979 U JP 1983162979U JP 16297983 U JP16297983 U JP 16297983U JP H0343371 Y2 JPH0343371 Y2 JP H0343371Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling water
cooling
cavitation
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983162979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6070722U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16297983U priority Critical patent/JPS6070722U/ja
Publication of JPS6070722U publication Critical patent/JPS6070722U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0343371Y2 publication Critical patent/JPH0343371Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、機関冷却系統中の空気室と冷却水
路とを接続する空気通路を設け、該空気通路を介
して前記空気室内の空気を冷却水路内を流れる冷
却水中に混入させるようにしたキヤビテーシヨン
エロージヨン防止装置の改良に関する。
上記キヤビテーシヨンエロージヨン防止装置
は、例えば実開昭58−33729号公報等に示されて
いるが、この装置では従来一般に空気通路を流れ
る空気をウオータポンプの負圧を利用して冷却水
路内に導入するようにしている。このようなもの
では、混入口部分に所定の負圧が得られる場合に
おいては有効であるが、機関が低速回転時(冷却
水路内の冷却水の流速は機関回転数によつて変化
し、機関が低速のときは流速は小さい)等には負
圧が小さかつたり、或いは正圧になつたりするこ
とがあり、このような場合には空気混入に問題が
あつた。
ところで、上記の如く負圧によらず、エアポン
プを用いて積極的に空気混入を行なう方法もある
が、このものは外気を導入するタイプであるた
め、過剰空気を排出する装置を必要とし、装置の
大型化及びコストアツプを来す欠点があつた。
そこでこの考案は、上述の如き問題に対処する
ことのできるキヤビテーシヨンエロージヨン防止
装置を提供するものであり、機関冷却系統中の空
気室と冷却水路とを接続する空気通路中に、冷却
水がキヤビテーシヨンを生ずる低温状態にあると
き駆動すると共にキヤビテーシヨンの発生が減少
する温度に上昇すると停止するエアポンプを介設
したものである。
なお、実願昭58−9787号(実開昭59−116529
号)には、機関冷却系統中の空気室と冷却水路と
を接続する空気通路中に、冷却水の温度に応じて
該空気通路を開閉する通路開閉弁を設けた技術が
示されているが、この技術では冷却水中に混入さ
れる空気量をコントロールすることはできても上
記の如くウオータポンプの負圧を利用して導入す
ることに変わりはないので何等問題の解決の用を
為さない。
以下、この考案の実施例を第1図に基づき説明
する。
図において、1はエンジン、2はラジエータ
(この場合縦流れ式ラジエータ)、3はウオータサ
ブタンク、4はウオータポンプ、5はサーモスタ
ツトであり、該サーモスタツト5がONすると、
ウオータポンプ4の圧送力により冷却水は前記各
エレメントを接続する冷却回路6を矢視の如く循
環する。
7は前記ウオータサブタンク3の上部空気室8
と、前記ウオータポンプ4とラジエータ2のロワ
タンク9とを接続する冷却水路10を接続して上
部空気室8内の空気を冷却水路10内に流通させ
る空気通路であり、該空気通路7中にはエアポン
プ11が介設されている。
このエアポンプ11は冷却回路6中に設置され
ている温度センサー12によつてON・OFFする
ようになつており、冷却水がキヤビテーシヨンの
生ずる低温状態にあるときONすると共に冷却水
がキヤビテーシヨンの発生が減少する温度まで上
昇するとOFFする。
従つて、冷却水がキヤビテーシヨンの生ずる低
温状態にあるとき、エアポンプ11の駆動によつ
て上部空気室8内の空気は空気通路7内を圧送さ
れ、これによりウオータポンプ4の負圧状態や冷
却水の流量等に関係なく冷却水路10内に導入さ
れる結果冷却水中に空気混入が為される。一方、
冷却水がキヤビテーシヨンの発生が減少する温度
に上昇するとエアポンプ11は停止し、これによ
り空気通路7は遮断される。
このような場合、第2図に示すようにエアポン
プ11は冷却水の温度レベルに応じた作動速度を
設定するコントローラ14で制御するようにする
と更に効果的な空気混入が為される。
第3図はラジエータ2のアツパタンク13の上
部空気室と、ウオータポンプ4とラジエータ2の
ロアタンク9とを接続する冷却水路10を接続す
る空気通路7′に適用した場合を示している。こ
の場合、エアポンプ11はアツパタンク13の上
部空気室内の空気を圧送する。
以上要するに、この考案に係るキヤビテーシヨ
ンエロージヨン防止装置は、機関冷却系統中の空
気室と冷却水路とを接続する空気通路を設け、該
空気通路を介して前記空気室内の空気を冷却水路
内を流れる冷却水中に混入させるようにしたキヤ
ビテーシヨンエロージヨン防止装置において、前
記空気通路中に、冷却水がキヤビテーシヨンを生
ずる低温状態にあるとき駆動すると共にキヤビテ
ーシヨンの発生が減少する温度に上昇すると停止
するエアポンプを介設したものであるから、実施
例で述べた如く、ウオータポンプの負圧の有無又
は負圧の大小、或いは冷却水の流量に関係なく、
前記エアポンプの圧送力によつて機関の全運転速
度域に亘つて支障なく冷却水中に空気を混入させ
ることが可能となる。同時に、閉回路内での空気
混入であるから、空気過剰の心配もなく、外気混
入方式の如き過剰空気排出装置は不要となると共
にエアポンプの圧送力は適宜選択可能であるか
ら、冷却水路への空気混入口の設置位置も任意に
設定できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の概略構成図、第2
図は同変形例の概略構成図、第3図は同異なる実
施例の概略構成図である。 図において、7,7′……空気通路、8……空
気室、10……冷却水路、11……エアポンプ、
12……温度センサー、14……コントローラで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 機関冷却系統中の空気室と冷却水路とを接続
    する空気通路を設け、該空気通路を介して前記
    空気室内の空気を冷却水路内を流れる冷却水中
    に混入させるようにしたキヤビテーシヨンエロ
    ージヨン防止装置において、前記空気通路中
    に、冷却水がキヤビテーシヨンを生ずる低温状
    態にあるとき駆動すると共にキヤビテーシヨン
    の発生が減少する温度に上昇すると停止するエ
    アポンプを介設したことを特徴とするキヤビテ
    ーシヨンエロージヨン防止装置。 (2) エアポンプは冷却水温に応じた作動速度を設
    定するコントローラによつて制御される実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のキヤビテーシヨ
    ンエロージヨン防止装置。
JP16297983U 1983-10-21 1983-10-21 キヤビテ−シヨンエロ−ジヨン防止装置 Granted JPS6070722U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16297983U JPS6070722U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 キヤビテ−シヨンエロ−ジヨン防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16297983U JPS6070722U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 キヤビテ−シヨンエロ−ジヨン防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6070722U JPS6070722U (ja) 1985-05-18
JPH0343371Y2 true JPH0343371Y2 (ja) 1991-09-11

Family

ID=30357741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16297983U Granted JPS6070722U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 キヤビテ−シヨンエロ−ジヨン防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6070722U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141940A (en) * 1975-06-02 1976-12-07 Isuzu Motors Ltd Method for reducing noises in internal combustion engine
JPS5793619A (en) * 1980-12-02 1982-06-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Device for eliminating cavitation on cylinder liner

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141940A (en) * 1975-06-02 1976-12-07 Isuzu Motors Ltd Method for reducing noises in internal combustion engine
JPS5793619A (en) * 1980-12-02 1982-06-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Device for eliminating cavitation on cylinder liner

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6070722U (ja) 1985-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0185196B1 (ko) 밀폐된 액체 순환 시스템에서의 액체의 탈기방법 및 장치
GB1229092A (ja)
JP2911008B2 (ja) 船舶推進機の水冷装置
US4457727A (en) Marine propulsion device engine cooling system
JP2884108B2 (ja) 流量制御弁
JPS61201816A (ja) エンジンの冷却装置
US5950431A (en) Tandem pump apparatus
JPH0343371Y2 (ja)
US3380466A (en) Thermostatic by-pass valves
JPS57206721A (en) Cooler for engine with controlled number of cylinders
JPH04109028A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPS5911908A (ja) 自動車ヒ−タの温水回路
JPS641461Y2 (ja)
JPS628374Y2 (ja)
JPH0988598A (ja) サーモスタット弁
JP3063140B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
US3937197A (en) Heating means for the intake system of a water-cooled combustion engine
JPS6126589Y2 (ja)
JPH0330584Y2 (ja)
JP2551837Y2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JPH0238024Y2 (ja)
US4383501A (en) Cooling system for internal combustion engine
JPH0318655Y2 (ja)
JPH0544514Y2 (ja)
JPH0717778Y2 (ja) 車両用ヒータ装置