JPH0343189B2 - - Google Patents

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JPH0343189B2
JPH0343189B2 JP62269858A JP26985887A JPH0343189B2 JP H0343189 B2 JPH0343189 B2 JP H0343189B2 JP 62269858 A JP62269858 A JP 62269858A JP 26985887 A JP26985887 A JP 26985887A JP H0343189 B2 JPH0343189 B2 JP H0343189B2
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JP
Japan
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bobbin
cam
gripping
elevating body
arm
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Yasuo Akyama
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ボビン移載装置に係り、特に精紡機
からの実ボビンをワインダへの移送コンベア上に
移載されるボビン移載装置に関する。
[従来の技術] 機械化された撚糸工場における、ボビンの糸を
巻きかえす巻取工程では、精紡機が生産した実ボ
ビンを順次ワインダに供給する必要がある。
第10図及び第11図に示すように、通常この
巻取工程の生産ラインにおいては、精紡機Sとワ
インダWとが直列状に近接されて設けられてい
る。精紡機Sで生産される精紡糸を巻き取つた実
ボビンBは、公知の一斉玉揚装置により、ライン
長手方向に沿つて形成された二本の搬送路aたる
トランスポートバンド上に固着されたペグbに一
斉に垂直支持されて、ワインダWに臨む搬送端P
まで送られ、待機される。一方ワインダWには、
閉ループ状の移送コンベアcが設けられており、
パツケージに巻き取られた後の空びんdあるいは
残糸付きボビンを搬出すると共に、実ボビンBを
各巻取ユニツトeに供給するようになつている。
そして精紡機Sに臨む所定の位置Qに、空のトレ
イを待機させて、実ボビンBを受け取るようにな
つている。
従来、実ボビン待機位置Pから空トレイ待機位
置Qまで実ボビンBを受け渡すための装置fは、
精紡機SとワインダWとの間に設けられると共
に、搬送路aの傾斜された端部に接続するガイド
シユート(図示せず)を有して構成されていた。
即ち、起立されたまま搬送されてくる実ボビンB
を転倒させて、その自重を利用してシユートに沿
つて落下させ、空トレイ待機位置Qまで移送させ
て空トレイに挿着させるようになつていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来装置fにおいては、実
ボビンBがシユートガイドの面に沿つて滑動する
ことになるため、接触する糸層表面が擦過し、糸
層を損傷させたり、また糸端が他の部材にひつか
かり、糸端が引出されてしまうという問題があつ
た。
また、搬送路aを傾斜させることで、一旦実ボ
ビンBを昇挙した後シユートへ投入することによ
り、ボビン受け渡し部分のスペース、即ちコンベ
アの傾斜分あるいはガイドシユートの傾斜分が必
要となり、図示したような精紡機SとワインダW
とを直結したシステムにおいては、移載のための
スペースが大きくなつてしまうという問題があつ
た。
そこで本発明は、実ボビンを滑動させることな
く、しかも大きなスペースを必要としないボビン
移載装置を提供すべく創案されたものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、精紡機から搬送路上に垂直に支持さ
れて移送されて待機する実ボビンを、ワインダの
移送コンベアに設けられたトレイに垂直に起立さ
せた状態で移送させて受け渡すためのボビン移載
装置において、搬送路及び移送コンベアの間に位
置された垂直軸と、この垂直軸に昇降自在に設け
られた昇降体と、この昇降体の径方向外方に延出
された旋回アームと、この旋回アームに設けられ
た実ボビンの頭部を把持するための把持手段と、
回転駆動力を伝達する主動軸に設けられた第一の
カム及びこの第一のカムにより作動して昇降体を
適宜旋回させるクランク機構を有した旋回駆動手
段と、主動軸に設けられた第二のカム及びこの第
二のカムにより作動して昇降体を適宜昇降させる
リンク機構を有した昇降駆動手段と、旋回アーム
の昇降により把持手段を作動させてその把持を解
除させる把持解除手段とを備えたものである。
[作用] 昇降駆動手段は、昇降体及び旋回アームを垂直
軸に沿つて上昇且つ降下させる。旋回駆動手段
は、精紡機の実ボビン待機位置から移送コンベア
上の空トレイ待機位置まで旋回アームを移動させ
る。把持手段は、この旋回アームに設けられてい
るので、降下して実ボビンの頭部を把持した後、
搬送路上から抜き取つて上昇且つ旋回し、移送コ
ンベアの上方に達すると、再び降下して空トレイ
に着座させる。把持解除手段は、こと着座時に把
持を解除される。これで実ボビンが移載されたこ
とになる。その後把持手段は再び上昇されて精紡
機へもどり、再び実ボビンを把持すべく降下され
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添加図面に従つて説明
する。
第1図は、本発明に係るボビン移載装置の一実
地例を示したものであり、従来同様に精紡機Sと
ワインダWとの間に設けられると共に、ハウジン
グ1内に起立されて設けられた垂直軸2と、垂直
軸2に昇降自在に設けられた昇降体3と、昇降体
3の径方向外方に延出されて設けられた旋回アー
ム4と、旋回アーム4に設けられて実ボビンBを
把持するための把持手段5と、昇降体3を適宜上
昇・降下させるための昇降駆動手段6と、昇降体
3を適宜旋回させるための旋回駆動手段7と、把
持手段5の把持を解除するための把持解除手段8
とにより主として構成されている。
ハウジング1は、ワインダW側に支持されてい
ると共に、精紡機Sの搬送路9及びワインダWの
移送コンベア10から適宜隔てられた上方に位置
されている。昇降駆動手段6と旋回駆動手段7と
は、共に駆動源たるモータ11にベルト12を介
して連結された主動軸13の回転により駆動され
るようになつていると共に、二枚のカム14,1
5等により適宜駆動力を伝達するように形成され
ている。
第2図及び第3図に示すように、把持手段5
は、旋回アーム4の先端部16に設けられている
と共に、圧縮空気により作動する把持部17を有
している。
把持部17は、実ボビンBの頭部18を上方か
ら包むような、下方に開口された椀状に形成され
ていると共に、その内側に圧縮空気により膨張・
収縮されるエア室19が形成されている。即ち、
エア室19は、圧縮空気が流入したときに膨張し
て把持部17の内側を実質的に縮径させて、実ボ
ビンBの頭部18を把持するようになつている。
把持部17の上端には、旋回アーム4の先端部
16内に進入後退可能なロツド部20が突設され
ている。そしてエア室19に圧縮空気を導くため
の空気通路21が、把持部17及びロツド部20
内に形成されている。
空気通路21は、把持部17の上下動に従つ
て、旋回アーム4内に形成された空気供給路22
に連通あるいは遮断されようになつている。この
空気供給路22は、第1図中に示した、螺旋状を
呈して上下方向に伸縮自在に旋回アーム4の未端
に備えられた空気供給管23に連結されている。
空気通路21の入口は、通常時には空気供給路2
2と離間されるようになつており、ロツド部20
が再上限まで位置されて先端部16内に進入した
ときに空気供給路22と連通し、最下限まで後退
したときにエア室19内の圧縮空気をロツド部2
0と先端部16との隙間から外方へ吐出させるよ
うになつている。
また、先端部16には、一端にローラ23を有
し、他端でロツド部20に係合されるレバ部材2
4が回動自在に支持されている。このローラ23
は、所定位置で降下されたときに、ワインダW側
に形成された当接部材25に当接するようになつ
ている。そして当接しながら相対的に上方へ押動
されると、回動軸26を中心に揺動されると共
に、ロツド部20を最下限まで移動させるように
なつている。このレバ部材24には、旋回アーム
4との間に張架されたスプリング27が設けられ
て、ローラ23を常に中間位置に、即ち空気通路
21と空気供給路22とが遮断されて、エア室1
9が密閉状態とを維持できるような位置に保持す
るようになつている。
またロツド部20を囲繞するように、スプリン
グ28が把持部17と先端部16との間に設けら
れ、ロツド部20が最上限まで進入しようとする
ときと当接を緩衝するようになつている。
以上把持手段5を説明したが、そのうちレバ部
材24、空気通路21等によつて、把持部17を
実質的に拡径させる把持解除手段8が形成されて
いることになる。
第4図及び第5図に示すように、垂直軸2は、
ハウジング1内に設けられた内枠30に、その軸
廻りに回動自在に支持されて起立されている。
昇降体3は、この垂直軸2と並行に垂下されて
ハウジング1下方まで延出された垂直アーム31
を有しており、その下端に旋回アーム4を接続さ
せている。この昇降体3は、キイ部材29を介し
て垂直軸2の軸廻りの回転のみ伝達されるボス3
2と、その外側に周設された上下二個の還体3
3,34とにより形成されている。上還体33
は、ピン35によつてボス32と一体化され、下
還体34はボス32に対して周方向に移動自在に
成されている。そして垂直アーム31は、上還体
33に固着されている。
旋回駆動手段7は、略楕円形に成形されて主動
軸13に偏心されて固着された第一のカム14
と、第一のカム14に係合された第一のレバ36
と、第一のレバ36と内枠30外に突出された垂
直軸2の上部とを結ぶクランク機構37とから成
る。
第一のカム14は、主動軸13が一回転したと
きに、第一のレバ36が一往復の揺動するように
適宜成形されており、揺動の両端位置で所定時間
停止させるようになつている。
第一のレバ36は、支点部たる回動軸39から
三方向に延出されるように形成された腕40,4
1,42を有しており、そのうち一つの腕40の
一端には力点部たるローラ43が回動自在に設け
られ、第一のカム14係合するようになつてい
る。その略反対側にある腕41は、内枠30の上
方まで延出され、作用点となる端部は略水平に設
けられたクランク機構37たるクランク腕44の
一端に枢支されている。残りの腕42は、ハウジ
ング1の底部に設けられたロツド45にスプリン
グ46を介して連結されており、常時第一のレバ
36が第一のカム14と係合されるように、下方
へ付勢されている。
クランク機構37は、2本のクランク腕44
と、クランク腕44の他端にそれぞれ連結された
扇状板47と、扇状板47に縦軸部材52を介し
て支持された爪部材48と、垂直軸2に固着され
ると共に爪部材48に係合すべく一部切欠きを有
した円板49とから成る。即ち、クランク腕44
の長手方向の復動は、円板49の回動に変換され
るようになつている。
円板49は、互いに接続されていると共に所定
の間隔を隔てて二枚同心状に設けられている。こ
のうち、第5図中に示してある円板49は、図
中、時計廻りにQからP1までの所定角度だけ回
転されるものである。その反対方向への回転(Q
からP2)は、図示しない側の円板49が並設さ
れた他方のクランク腕44により同様に回転され
るようになつている。本実施例にあつては、所定
角度として約116度に形成されており、適用され
る精紡機SとワインダWの規格や旋回アーム4の
長さに対応させて定められている。
そして、これら二枚の円板49に爪部材48を
適宜係合させるための切替手段が設けられてい
る。切替手段は、内枠に支持された切替駆動部7
0と、切替駆動部70により適宜揺動される切替
レバ71とを有しており、これらはクランク棒7
2により連結されている。
切替レバ71は、内枠30上に起立されて設け
られた回動軸73を支点部とし、この回動軸73
の上下端で上方からみて二俣状に延出された、作
用点部たるローラ74を有している。これらロー
ラ74は、どちらか一方が爪部材48の、円板4
9との係合部と反対側に係合し、円板49と離間
させるようになつている。即ち第5図でいえば、
図示されたローラ74は、爪部材48に係合され
ないことで、扇状板47からの回転駆動力を伝達
させ、他のローラ74は、この回転を妨げないよ
うに、爪部材48と円板49との係合を解除させ
るようになつている。
この係合及び係合解除は、爪部材48の揺動に
よりなされる。即ち、扇状板47は、ボス50を
介して垂直軸2の軸廻りに回動自在に形成されて
いると共に、縦軸部材52の一端を固着させてい
る。縦軸部材52の他端は、爪部材48の中央部
付近を揺動自在に支持している。そして、その軸
周に沿うコイルスプリング53を設けている。こ
のコイルスプリング53は、円板49と扇状板4
7とからそれぞれ対向するように突出されたピン
54に両端が係着されて、爪部材48が常に円板
49に対して係合位置されるように付勢してい
る。従つて切替レバ71は、この付勢力に抗して
係合解除すべく揺動されることになる。
一方、クランク機構37により回転された垂直
軸2を原位置(第5図に示した位置)にもどすた
めの回動体57が、昇降体3の上方に設けられて
いる。
第6図及び第7図に示すように、回動体57
は、上下に分割されていると共に、各々垂直軸2
の軸廻りに回動自在に設けられている。これらの
回動体57には、径方向外方に突出された鍔部5
8が形成されており、この鍔部58間に設けられ
たスプリング59によつて互いに連絡されてい
る。そして回動体57の直上に、プラケツト60
を介してボルト部材56が垂下されており、二個
の鍔部58に係合可能な長さに形成されている。
また回動体57の径方向外方の内枠30には、
鍔部58先端が水平方向で挟むように当接される
位置に、ストツパ80が設けられている。即ち、
どちらか一方の鍔部58が、ボルト部材56に係
合されて軸廻りち移動されたときに、他方がスト
ツパ80に当接して、その反対側へ付勢するよう
になつている。言い換えると、クランク機構37
により回転された垂直軸2を、逆方向に回転させ
るようになつている。
昇降駆動手段6は、瓢箪状に成形されて略中央
で主動軸13に固着された第二のカム15と、第
二のカム15に係合された第二のレバ61と、第
二のレバ61と昇降体3とを結ぶリンク機構62
とから成る。
第二のカム15は、第一のカム14の形状、即
ち旋回作動と関連を有して適宜な向きに取り付け
られている。
第4図に示したように、第二のレバ61は、略
L字状に屈曲され、支点部たる回動軸63はその
一端に位置されていると共に、力点部となるロー
ラ64がその屈曲部に設けられている。そして作
用点部たる他端は、第6図及び第7図に示したよ
うに、リンク機構62であるロツド65の一端に
回動自在に枢支されている。ロツド65の他端
は、昇降体3の下環体34に連結されており、第
二のレバ61の揺動を、垂直軸2の軸方向に沿う
移動に、即ち上昇・降下へと変換するようになつ
ている。またその連結部には重錐66が設けら
れ、下方への付勢を行うようになつている。即
ち、第二のレバ61が、常時第二のカム15に係
合するようになつている。
次に本実施例の作用を説明する。
駆動源たるモータ11が回転されると、主動軸
13、カム14,15、レバ36,61へと順次
駆動力が伝達される。第一のレバ36は、第一の
カム14によつて適宜揺動されて、クランク機構
37を経て垂直軸2を所定の角度の範囲で回転さ
せる。このときクランク腕44は、第5中右方向
へ移動され、扇状板47は時計廻りに回転され
る。爪部材48はこの回転を円板49に伝達す
る。
昇降体3は、垂直軸2の回転を、垂直アーム3
1及び旋回アーム4に伝達して、所定の旋回をさ
せる。その後、クランク腕44の左方向への移動
に伴つて、回動体57のスプリング59は、垂直
軸2を反対方向へ回転させ、旋回アーム4を原位
置に復帰させる。
旋回と同時に、第二のレバ61は、第二のカム
15によつて適宜揺動されて、リンク機構62を
経て昇降体3を垂直軸2の軸方向に沿つて上下さ
せる。即ち旋回アーム4を適宜揺動させる。
第8図及び第9図に示すように、これらの旋
回・昇降は、把持手段5の位置でいえば次のよう
に進行する。
実ボビン待機位置Pにて実ボビンBの頭部1
8を把持する。
実ボビンBを把持したままトレイから抜きと
り、上昇しかつワインダWへ旋回する。
空ボビン待機位置Qのトレイ上方に位置され
る。
下降して実ボビンBをトレイ上に着座させ、
把持を解除する。
上昇して実ボビンから離間する。
下降しかつ精紡機S側へ旋回する。
実ボビン待機位置Pの上方に位置される。
下降して実ボビンBの頭部18を把持する。
把持手段5は、上記()及びの段階で駆
動される。においては、昇降体3の下降に伴つ
て、把持部17の内側が実ボビンBの頭部18に
当接して押し上げられ、空気通路21が空気供給
路22と連通される。エア室19は圧縮空気を供
給されて膨張し、把持部17を実質的に縮径させ
て、実ボビンBを把持させる。上記において
は、昇降体3の下降途中でレバ部材24のローラ
23が当接部25によつて押し上げられ、把持部
17を下方へ移動させる。これでエア室19内の
圧縮空気は流出し、把持部17を実質的に拡径さ
せて、実ボビンBを開放する。なお、この
()あるいは以外の段階では、レバ部材24
に係合するスプリング27によつて空気通路21
が遮断され、エア室19の状態が維持され、把持
及び把持解除を断続させる。
このように、実ボビンBを糸層に接触すること
なく、頭部18を把持して移載するようにしたの
で、糸層を損傷させることがない。また起立され
た垂直軸2に沿つて、旋回昇降させるようにした
ので、装置のためのスペースを削減できる。
また、一つの駆動源によりカム14,15を介
して駆動させるようにしたので、旋回アーム4
(把持手段5)の昇降移動及び旋回移動が完全に
同期して円滑に行われ、しかも適宜カム14,1
5を交換するだけで、ワインダWと精紡機Sとの
段差や配置に応じてその昇降範囲や旋回範囲を容
易に変更でき、極めて汎用性に富む。このこと
は、例えば主動軸13の回転数を適宜変更するこ
とによつて、ワインダWの高速処理に対応する20
本/分程度の高速移載も可能になる。ただしこの
場合、カム14,15の形状は、円滑な駆動力伝
達が可能なサイクロイド曲線等により成形する等
の工夫が必要となる。
さらに本実施例にあつては、切替手段を設けて
あるので、精紡機Sの生産工程にあわせて移載が
できる。例えば実ボビンBを搬送する搬送路が
500本毎に他の搬送路へ切替わるものであれば、
それに対応させて原位置Qからの旋回位置P1
反対側P2に切替えるように、切替レバ71を揺
動させればよい。この場合、切替駆動部70を、
精紡機Sと同期させて形成すればよい。
また、旋回のもどりP→Qをスプリング59の
付勢力によつて行うので、旋回アーム4が搬送路
の上方を旋回することで懸念される安全性の問題
に対する配慮がなされている。例えば、作業者等
が戻りの際に旋回アーム4に接触しても、有害な
衝撃を与えることがない。また、その時の旋回駆
動手段7への負荷も減ぜられる。
なお、本実施例にあつては、ワインダW側と精
紡機S側とに段差がある場合として図示してある
が、同一高さの場合にあつても適用できる。この
場合、カム14,15の形状を適宜変更すること
で対応できる。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
(1) 把持手段及び旋回アームを有して垂直軸に昇
降自在に設けられた昇降体と、主動軸に設けら
れた第一のカムにより作動して昇降体を適宜旋
回させるクランク機構を有した旋回駆動手段
と、主動軸に設けられた第二のカムにより作動
して昇降体を適宜昇降させるリンク機構を有し
た昇降駆動手段と、旋回アームの昇降により把
持手段を作動させる把持解除手段とを備えたの
で、ボビン移載に際して糸層の損傷などを防止
できると共に、ガイドシユートなどが不要とな
る分だけスペースの削減が達成される。
(2) 主動軸を高速回転させることによりボビンの
高速移載が実現されて能率向上が達成されると
共に、カムの交換により昇降及び旋回移動範囲
の変更ができるので、精紡機側とワインダ側と
でボビン搬送面の段差がある場合でも容易に対
応でき、極めて汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るボビン移載装置の一実施
例を示した側面図、第2図はその一部を示した平
面図、第3図はその側面図、第4図は第1図の要
部を示した正面図、第5図はその平面図、第6図
は第4図中の細部を示した側面図、第7図は第6
図中の−線矢視断面図、第8図は作用を説明
するための側面図、第9図は作用を説明するため
のタイミングチヤート図、第10図は従来のボビ
ン移載装置を備えた巻取工程を示した平面図、第
11図はその側面図である。 図中、2は垂直軸、3は昇降体、4は旋回アー
ム、5は把持手段、6は昇降駆動手段、7は旋回
駆動手段、8は把持解除手段、13は主動軸、1
4は第一のカム、15は第二のカム、37はクラ
ンク機構、62はリンク機構である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 精紡機から搬送路上に垂直に支持されて移送
    されて待機する実ボビンを、ワインダの移送コン
    ベアに設けられたトレイに垂直に起立させた状態
    で移送させて受け渡すためのボビン移載装置にお
    いて、上記搬送路及び移送コンベアの間に位置さ
    れた垂直軸と、該垂直軸に昇降自在に設けられた
    昇降体と、該昇降体の径方向外方に延出された旋
    回アームと、該旋回アームに設けられ上記実ボビ
    ンの頭部を把持するための把持手段と、回転駆動
    力を伝達する受動軸に設けられた第一のカム及び
    該第一のカムにより作動して上記昇降体を適宜旋
    回させるクランク機構を有した旋回駆動手段と、
    上記主動軸に設けられた第二のカム及び該第二の
    カムにより作動して上記昇降体を適宜昇降させる
    リンク機構を有した昇降駆動手段と、上記旋回ア
    ームの昇降により上記把持手段を作動させてその
    把持を解除させる把持解除手段とを備えたことを
    特徴とするボビン移載装置。
JP26985887A 1987-10-26 1987-10-26 ボビン移載装置 Granted JPH01110480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26985887A JPH01110480A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 ボビン移載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26985887A JPH01110480A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 ボビン移載装置

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Publication Number Publication Date
JPH01110480A JPH01110480A (ja) 1989-04-27
JPH0343189B2 true JPH0343189B2 (ja) 1991-07-01

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ID=17478181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26985887A Granted JPH01110480A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 ボビン移載装置

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JP (1) JPH01110480A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031478A (ja) * 1983-07-30 1985-02-18 Murata Mach Ltd ボビン搬送システム

Patent Citations (1)

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JPS6031478A (ja) * 1983-07-30 1985-02-18 Murata Mach Ltd ボビン搬送システム

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JPH01110480A (ja) 1989-04-27

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